JP2010137589A - 物品収納ボックス及び物品収納ボックスの取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベース材の裏面1N側に取り付けられて意匠面1Mに開口する物品収納ボックスであって、所定の壁部11を開閉自在に構成し、壁部11を開いた状態で壁部11の内面11Nを滑り止めシート20で覆い、壁部11を閉じて、壁部11と、この壁部11に隣接する隣接壁部12,13とで滑り止めシート20の周縁部を挟持してある。
【選択図】図3
Description
ベース材の裏面側に取り付けられて前記ベース材の意匠面に開口する物品収納ボックス及び物品収納ボックスの取り付け構造に関する。
ベース材の裏面側に取り付けられて前記ベース材の意匠面に開口する物品収納ボックスであって、
所定の壁部を開閉自在に構成し、
前記壁部を開いた状態で前記壁部の内面を滑り止めシートで覆い、
前記壁部を閉じて、前記壁部と、この壁部に隣接する隣接壁部とで前記滑り止めシートの周縁部を挟持してある点にある。(請求項1)
そして、壁部の内面に静電植毛を施す手段に比べると生産コストを低廉化することができる。
また、前記所定の壁部を成形型で成形する場合、壁部が開いた状態に成形することができる。その結果、前記所定の壁部のうち、ベース材の開口部側の壁部部分を、残りの壁部部分に対して立ち上がらせて、ベース材の開口部の開口周縁部に接続することができる。
これにより、走行中の加速時などに物品が脱落することを防止することができるとともに、物品を取り出すときに、ベース材の開口部の開口周縁に物品が引っかかりにくくすることができる。またリブを介して、開口部の開口周縁に物品を案内する構造に比べると、リブに手が触ることがないから、手触り感が気になることがなくて商品性を向上させることができる。
さらに、前記壁部と、この壁部に隣接する隣接壁部とで滑り止めシートの周縁部を挟持してあるから、滑り止めシートの周縁部が物品の収納空間に見えることがなくなって見栄えを良くすることができる。
しかも、接着剤などで滑り止めシートを壁部の内面に貼着する手段に比べると、接着剤の材料コストが不要になるとともに、接着剤の塗布作業が不要なって生産コストを低廉化することができる。
(請求項1)
前記所定の壁部と前記隣接壁部とに、物品の収納空間外で互いに係合する係合部と被係合部を各別に設けてあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記所定の壁部と前記隣接壁部とを薄肉ヒンジ部を介して連結することで、前記所定の壁部を開閉自在に構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記所定の壁部は底壁であり、
前記底壁のうち前記ベース材の開口部側の第1底壁部分を前記開口部から遠い側ほど下方に位置するように傾斜させ、
前記第1底壁部分の下端部に一体に連なる残りの第2底壁部分を水平方向に沿わせ、
前記第1底壁部分の前記開口部側の端部を前記開口部の下側開口周縁部に滑らかに接続するように形成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記滑り止めシートに、物品の収納空間外に突出する突出片を形成して、この突出片に貫通孔を形成し、
前記底壁の周縁部に、前記貫通孔に挿通させる位置決めピンを突設してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記ベース材は自動車のインストルメントパネルであり、
請求項1〜5のいずれか一つに記載の物品収納ボックスを前記インストルメントパネルの意匠面とは反対側の裏面側に取り付けてあると、自動車のインストルメントパネルに対する物品収納ボックスの取り付け構造において、上記請求項1〜5のいずれか一つの構成による作用と同様の作用を奏することができる。(請求項6)
小さな物品用であっても滑り止めシートで壁部を簡単に覆うことができ、生産コストを低廉化でき、物品を取り出すときに、インストルメントパネルの開口部の開口周縁に物品を引っかかりにくくすることができ、商品性を向上させることができる物品収納ボックス及び物品収納ボックスの取り付け構造を提供することができた。
また、例えばリブを介して、前記開口部22の下側開口周縁部22Sに物品50を案内する構造に比べると、リブに手が触ることがないから、手触り感が気になることがなくて商品性を向上させることができる。
(1) 前記薄肉ヒンジ部17を前記底壁11の幅方向の一端部と側壁12の下端部との間に設けてあってもよい。
(2) 前記所定の壁部(開閉自在に構成する壁部)は底壁以外の壁部であってもよい。
(2) 本発明は、自動車のインストルメントパネル以外のベース材にポケットを取り付ける取り付け構造にも適用することができる。
1M 意匠面
1N 裏面
10 ポケット(物品収納ボックス)
11 所定の壁部(底壁)
11N 壁部の内面
12 隣接壁部(側壁)
13 隣接壁部(奥壁)
17 薄肉ヒンジ部
18 係合部(係合爪)
19 被係合部(係合孔)
20 滑り止めシート
21 突出片
21H 貫通孔
22 ベース材の開口部
22S 下側開口周縁部
31 第1底壁部分
32 第2底壁部分
S 物品の収納空間
P ピン
Claims (6)
- ベース材の裏面側に取り付けられて前記ベース材の意匠面に開口する物品収納ボックスであって、
所定の壁部を開閉自在に構成し、
前記壁部を開いた状態で前記壁部の内面を滑り止めシートで覆い、
前記壁部を閉じて、前記壁部と、この壁部に隣接する隣接壁部とで前記滑り止めシートの周縁部を挟持してある物品収納ボックス。 - 前記所定の壁部と前記隣接壁部とに、物品の収納空間外で互いに係合する係合部と被係合部を各別に設けてある請求項1記載の物品収納ボックス。
- 前記所定の壁部と前記隣接壁部とを薄肉ヒンジ部を介して連結することで、前記所定の壁部を開閉自在に構成してある請求項1又は2記載の物品収納ボックス。
- 前記所定の壁部は底壁であり、
前記底壁のうち前記ベース材の開口部側の第1底壁部分を前記開口部から遠い側ほど下方に位置するように傾斜させ、
前記第1底壁部分の下端部に一体に連なる残りの第2底壁部分を水平方向に沿わせ、
前記第1底壁部分の前記開口部側の端部を前記開口部の下側開口周縁部に滑らかに接続するように形成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載の物品収納ボックス。 - 前記滑り止めシートに、物品の収納空間外に突出する突出片を形成して、この突出片に貫通孔を形成し、
前記底壁の周縁部に、前記貫通孔に挿通させる位置決めピンを突設してある請求項4記載の物品収納ボックス。 - 前記ベース材は自動車のインストルメントパネルであり、
請求項1〜5のいずれか一つに記載の物品収納ボックスを前記インストルメントパネルの意匠面とは反対側の裏面側に取り付けてある物品収納ボックスの取り付け構造。
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