JP5209551B2 - 車載用機器のボルト締結部構造 - Google Patents
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Description
この種の車載用機器のボルト締結部構造においては、インストルメントパネルの内面側に、車体側ブラケットがインパネリインホースメントに固定された状態で配置される。
一方、インストルメントパネルの機器装着部に嵌込まれる車載用機器の側面には、インストルメントパネルの側壁部表面に沿って張り出される取付ブラケットが設けられる。
そして、取付ブラケット及びインストルメントパネルの側壁部の表面側から締結ボルトを通して車体側ブラケットにねじ込むことで、インストルメントパネルの機器装着部に車載用機器が取り外し可能に締結されるようになっているのが一般的である。
このため、作業者の片方の手によって締結ボルトを保持できるスペースをインストルメントパネルに確保する必要があり、この場合には、インストルメントパネルの手前側表面の意匠が制約される。
また、磁力を有する工具を用いることでこの工具から締結ボルトが離脱することを防止することができるが、この場合には、使用工具が制約される。
前記インストルメントパネルと前記取付ブラケットとのいずれか一方の部材には、前記締結ボルトを脱着する際、工具から前記締結ボルトが離脱したときに前記締結ボルトを受け止めるボルト受け部が形成されていることを特徴とする。
これとは逆に、締結ボルトを車体側ブラケットから離脱することことで、インストルメントパネルの機器装着部から車載用機器が取り外される。
前記したように車体側ブラケットに対し締結ボルトを脱着する際、工具から締結ボルトが離脱したときにはボルト受け部によって締結ボルトが受け止められる。
このため、工具から離脱した締結ボルトが床面上に落下したり、紛失する不具合を防止することができると共に、ボルト受け部に受け止められた締結ボルトを、再度、車体側ブラケットにねじ込む作業が容易となる。
ボルト受け部には、締結ボルトの転がりを抑制する凹条部が形成されていることを特徴とする。
ボルト受け部は、取付ブラケットのボルト孔に向けて締結ボルトのねじ部を前進する際に締結ボルトを前進案内する案内部として機能するように、ボルト締結部の下方に接近して配置されていることを特徴とする。
インストルメントパネルの機器装着部の側壁部表面のうち、上部表面が奥側に凹み、下部表面が手前側に突出した段差状に形成され、
前記側壁部表面の段差面をボルト受け部としていることを特徴とする。
ボルト受け部の少なくとも片側には、前記ボルト受け部に向けて下傾する傾斜面を有する突条部が形成されていることを特徴とする。
図1〜図3に示すように、インストルメントパネル20には、オーディオ、カーナビ等の車載用機器40に対応する機器装着部21が形成されている。
インストルメントパネル20の機器装着部21の左右には、中空状の側壁部22が形成され、その側壁部22の表面のうち、上部表面23aが奥側に凹み、下部表面23bが手前側に突出した段差状に形成されると共に、その段差面は、後に説明するボルト受け部31をなすと共に、手前側が低く奥側に向かってしだいに高くなる緩やかな傾斜面をなしている。
そして、上部表面23aには、側壁部22のボルト受け部31に接近する位置、及び下部表面23bの上部の上部寄り部分には、ボルト孔24、25がそれぞれ貫設されている。
取付ブラケット50には、そのブラケット基板51から横方向へ直角状に折り曲げられて上部取付片52と下部取付片55とがそれぞれ形成されている。
また、機器装着部21の手前側から車載用機器40が嵌め込まれたときには、取付ブラケット50の上部取付片52及び下部取付片55が、インストルメントパネル20の側壁部22の上部表面23a及び下部表面23bに沿ってそれぞれ張り出されている。
そして、上部取付片52及び下部取付片55には、上部表面23a及び下部表面23bのボルト孔24、25に合致するボルト孔53、56がそれぞれ貫設されている。
この実施例1において、インストルメントパネル20の側壁部22の段差面をボルト受け部31としている。
また、ボルト受け部31には、締結ボルト60の転がりを抑制する円弧溝状、U溝状、V溝状等の凹条部32が形成されている。
また、凹条部32は手前側から奥側に向けて延びると共に、段差面(ボルト受け部31)に平行して手前側が低く奥側に向かってしだいに高くなる緩やかな傾斜面をなしている。
さらに、ボルト受け部31は、取付ブラケット50の上部取付片52のボルト孔53に向けて締結ボルト60のねじ部を前進する際に締結ボルト60を前進案内する案内部として機能するように、ボルト締結部(例えば、上部表面23aのボルト孔24)の下方に接近して配置されている。
また、この実施例1において、凹条部32内に受け止められた締結ボルト60が転がらないようにするために、少なくとも、締結ボルト60の最大径寸法(例えば、締結ボルト60が座付きボルトである場合には座板部の最大径寸法、通常の六角ボルトである場合にはボルト頭部の二面幅寸法)よりも凹条部32の幅寸法を小さく設定し、締結ボルト60を二点支持(接触)で支持することが望ましい。
また、凹条部32は、手前側から奥側に向かって幅寸法がしだいに狭くなるテーパ状に形成することが望ましい。この場合には、締結ボルト60を上部表面23aのボルト孔24に向けて良好に前進案内することができると共に、合成樹脂材によってインストルメントパネル20を型成形する際の成形が容易となる。
したがって、インストルメントパネル20の機器装着部21の手前側から車載用機器40を嵌め込んだ状態において、車載用機器40の取付ブラケット50の上部及び下部の取付片52、55の各ボルト孔24、25と、インストルメントパネル20の側壁部22の上部及び下部の表面23a、23bの各ボルト孔53、56の手前側からそれぞれ締結ボルト60を通し、これら締結ボルト60を上下の車体側ブラケット10、11の両固定片15、16のナット17、18にそれぞれねじ込むことで、インストルメントパネル20の機器装着部21に車載用機器40が締結されて装着される。
これとは逆の手順で操作し、締結ボルト60を上下の車体側ブラケット10、11の両固定片15、16からそれぞれ離脱することことで、インストルメントパネル20の機器装着部21から車載用機器40が取り外される。
このため、工具80から離脱した締結ボルト60が床面上に落下したり、紛失する不具合を防止することができると共に、凹条部32に受け止められた締結ボルト60を、再度、車体側ブラケット10にねじ込む作業が容易となる。なお、下部の車体側ブラケット11に対し締結ボルト60を脱着する際には、作業者の片方の手によって締結ボルト60を保持した状態で行うことができる。
例えば、前記実施例1においては、機器装着部21の側壁部22の段差面とボルト受け部31としたが、取付ブラケット50にボルト受け部を形成することも可能である。
また、車載用機器40としては、オーディオ、カーナビの他、ヒーターコントロール、ヒューズボックス、ステアリングシャフト等であってもこの発明を実施可能である。
20 インストルメントパネル
21 機器装着部
22 側壁部
23a 上部表面
24 ボルト孔
31 ボルト受け部
32 凹条部
50 取付ブラケット
52 上部取付片
53 ボルト孔
Claims (5)
- インストルメントパネルの内面側に車体側ブラケットが配置され、前記インストルメントパネルの機器装着部に嵌込まれる車載用機器の側面に、前記インストルメントパネルの側壁部表面に沿って張り出される取付ブラケットが設けられ、前記取付ブラケット及び前記インストルメントパネルの側壁部の表面側から締結ボルトを通して前記車体側ブラケットにねじ込むことで前記車載用機器を取り外し可能に締結するボルト締結部において、
前記インストルメントパネルと前記取付ブラケットとのいずれか一方の部材には、前記締結ボルトを脱着する際、工具から前記締結ボルトが離脱したときに前記締結ボルトを受け止めるボルト受け部が形成されていることを特徴とする車載用機器のボルト締結部構造。 - 請求項1に記載の車載用機器のボルト締結部構造であって、
ボルト受け部には、締結ボルトの転がりを抑制する凹条部が形成されていることを特徴とする車載用機器のボルト締結部構造。 - 請求項1又は2に記載の車載用機器のボルト締結部構造であって、
ボルト受け部は、取付ブラケットのボルト孔に向けて締結ボルトのねじ部を前進する際に締結ボルトを前進案内する案内部として機能するように、ボルト締結部の下方に接近して配置されていることを特徴とする車載用機器のボルト締結部構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載用機器のボルト締結部構造であって、
インストルメントパネルの機器装着部の側壁部表面のうち、上部表面が奥側に凹み、下部表面が手前側に突出した段差状に形成され、
前記側壁部表面の段差面をボルト受け部としていることを特徴とする車載用機器のボルト締結部構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載用機器のボルト締結部構造であって、
ボルト受け部の少なくとも片側には、前記ボルト受け部に向けて下傾する傾斜面を有する突条部が形成されていることを特徴とする車載用機器のボルト締結部構造。
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