JP6065228B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、電線の端末に設けられ、機器のケースに装着されるコネクタとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。
このコネクタは、電線が後方に引き出された合成樹脂製のコネクタハウジングと、コネクタハウジングを覆った状態でケースに固定されるシールドシェルとを備えて構成されている。コネクタハウジングの後端部内には、電線とコネクタハウジングの間をシールするシール部材が収容されており、このシール部材は、コネクタハウジング内に装着されるシールリテーナによって後方に抜け止めされている。また、シールリテーナは、電線を支持する部分がシールドシェルの後端に設けられた開口から後方に突出した形態をなしており、この電線を支持する部分から電線が後方に引き出されている。
特開2011−175775号公報
ところで、例えば、コネクタと、コネクタの後方に配される周辺機器との間のスペースが狭い場合には、電線の曲げ角度が急になることから、コネクタにおいて、ケースの外側に配される部分の前後方向の短尺化が求められている。このため、電線を支持する部分の前後方向の長さを短尺化し、電線を支持する部分全体をシールドシェル内に収容することで、ケースの外側に配される部分の前後方向の短尺化を図ることが検討されている。
しかしながら、電線を支持する部分がシールドシェル内に配置されると、電線を屈曲させた際に、電線がシールドシェルの端部などに接触して電線が損傷してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線が損傷することを防ぐことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、電線の端末に設けられ、機器のケースに装着されるコネクタであって、前記電線が引き出される合成樹脂製のハウジングと、前記ハウジングを覆って前記電線を開口から引き出した状態で前記ケースに固定される金属製のシールドブラケットと、前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングと前記電線との間をシールするシール部材と、前記電線を支持した状態で前記シールドブラケット内に配されるように前記ハウジングに装着され、前記シール部材を抜け止めする合成樹脂製のバックリテーナと、前記バックリテーナにおける前記電線から離れた位置に設けられ、前記シールドブラケットの前記開口から外方に突出する電線保護部とを備え、前記バックリテーナは、前記電線を囲んで支持する複数の支持部と、互いに隣り合う前記支持部を連結する複数の連結部とを有しており、前記電線保護部は、前記複数の支持部および前記複数の連結部の外周縁部に一続きに連なって形成されているところに特徴を有する。
このような構成のコネクタによると、電線を支持する部分がシールドブラケット内に配されており、シールドブラケットの開口から電線保護部が外方に突出しているから、電線をシールドブラケットに接触させることなく、電線を屈曲させることができる。これにより、電線がシールドブラケットに接触して損傷することを防ぐことができる。
また、シールドブラケット内において電線が支持された部分を支点に電線を屈曲させることができるから、コネクタから引き出された電線の曲げ角度を緩やかにすることができ、電線の負担を軽減することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記電線保護部は、前記バックリテーナに一体に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、バックリテーナとは別に電線保護部を別途設ける必要がないから、コネクタの部品点数が増加することを防ぐことができる。
前記電線保護部は、前記シールドブラケットの前記開口の縁部に沿って設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、電線が何れの方向に屈曲された際にも、電線が電線保護部に接触し、シールドブラケットに接触するなどして電線が損傷することを防ぐことができる。
前記ハウジングは、前記電線を後方に引き出す電線引出部を有しており、前記シールドブラケットの前記開口の縁部には、内向きに突出することで、前記電線引出部の後端部に当接し、前記ハウジングに対して前記シールドブラケットを前止まりさせる前止まり部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、電線が引き出された電線引出部の周囲には、シールドブラケットの前止まり部が配され、この前止まり部によって電線が損傷する虞があるから、バックリテーナに電線保護部を設けることは、特に有効である。
本発明によれば、電線が損傷することを防ぐことができる。
コネクタを斜め前から視た斜視図 コネクタを斜め後から視た斜視図 コネクタの背面図 図3のA−A線断面図 コネクタから後方に引き出された電線が上方に屈曲された状態を示す断面図であって、図3のB−B線の断面に相当する断面図 図3のC−C線断面図 バックリテーナを斜め後方から視た斜視図 バックリテーナの背面図 同側面図 上下に開いたバックリテーナを斜め後から視た斜視図
<実施形態>
本発明の一実施形態について図1乃至図10を参照して説明する。
本実施形態は、車両に搭載される機器の金属製のケースCに装着されるコネクタ10を例示している。なお、以下の説明において、上下方向とは、図3における上下方向を基準とし、左右方向とは図3における左右方向を基準とする。また、前後方向とは、図4および図5の左右方向を基準とし、ケースCに装着される側を前側として説明する。
コネクタ10は、図4および図5に示すように、電線Wの端末に接続される複数の端子20と、複数の端子20を保持し、複数の電線が後方に引き出されるハウジング30と、ハウジング30の後部を覆った状態でケースCに固定されるシールドブラケット50とを備えて構成されている。
各端子20は、金属板材にプレス加工を施すことによって形成されている。また、各端子20は、図1、図5および図6に示すように、板厚方向に貫通する丸孔21Aを有してケースC内に設けられた機器(図示せず)に接続される機器側接続部21と、電線Wに接続される電線接続部22と、機器側接続部21と電線接続部22とを前後方向に繋ぐ繋ぎ部23とを備えて構成されている。
電線Wは、芯線W1を絶縁被覆W2で覆った構成とされている。電線Wの端末は、絶縁被覆W2を皮剥ぎすることで芯線W1が露出した状態となっており、露出した芯線W1に端子20の電線接続部22が圧着されることで電線Wの端末に端子20が接続されている。
ハウジング30は、図1、図4乃至図6に示すように、合成樹脂製であって、前後方向に長く左右方向に横長の扁平形状をなしている。ハウジング30の前後方向略中央部から前側部分は、ケースCに設けられた取付孔C1に挿入可能な挿入部31とされ、ハウジング30の挿入部31よりも後側部分は、複数(本実施形態では3本)の電線Wが後方に引き出される電線引出部32とされている。
挿入部31の外周面には、シールリング34が装着された装着溝33が周設されている。挿入部31が取付孔C1内に挿入されると、図4および図5に示すように、シールリング34が取付孔C1の内周面に密着し、挿入部31と取付孔C1の内周面との間がシールされる。
電線引出部32は、図4および図5に示すように、挿入部31よりも上下方向に拡径された形態をなしており、ケースCの取付孔C1よりも上下方向に大きい形態とされている。電線引出部32の上下面には、電線引出部32の径方向内側に向かって弾性変位可能な複数のロック片35が設けられている。各ロック片35は、電線引出部32の外面から電線引出部32の延出方向に沿うように後方に向かって延出された片持ち状に形成されている。各ロック片35の後端部には、外側に向けて突出することで、後述するシールドブラケット50の筒状部51を後方から係止する係止爪35Aが設けられている。
電線引出部32における各ロック片35の内側には、図3および図4に示すように、ロック片35が内側に過度撓みすることを防ぐ過度撓み防止壁36が設けられている。過度撓み防止壁36は、ロック片35の延出方向に沿うように前後方向に延びた形態をなしており、ロック片35が内側に向かって弾性変位した際に、ロック片35と過度撓み防止壁36とが当接することで、ロック片35が過度撓みすることを防止し、ロック片35が損傷することを防いでいる。
ハウジング30内には、図4乃至図6に示すように、電線Wに接続された複数の端子20が後方から個別に収容される複数(本実施形態では3つ)のキャビティ37が挿入部31と電線引出部32とに亘って設けられている。
各キャビティ37は、ハウジング30を前後に貫通した形態をなしており、キャビティ37内には、端子20の機器側接続部21を挿入部31から前方に突出させた状態で端子20が収容されている。また、各キャビティ37の上面には、図5に示すように、前方に向かって片持ち状に延びるランス38が形成されており、このランス38が端子20の繋ぎ部23に設けられたランス孔23Aに嵌まり込むことで端子20がキャビティ37内に保持されている。
各キャビティ37の後端部には、図4乃至図6に示すように、各電線Wに外嵌されたゴム栓24が収容されている。これらのゴム栓24は、電線引出部32内に収容されるとキャビティ37内に設けられた前止まり突部39によって前止まりされる。また、前止まりされたゴム栓24は、電線Wの外周面とキャビティ37の内周面とに密着し、ハウジング30と電線Wとの間がシールされている。
電線引出部32におけるゴム栓24の後方には、電線引出部32内に後方から挿入されることでゴム栓24を後方に抜け止めする合成樹脂製のバックリテーナ40が装着されている。
バックリテーナ40は、図7乃至図10に示すように、一対の半割体41を上下方向に互いに組み付けて構成されており、各半割体41の一方の端部が互いにヒンジ42によって連結されている。また、バックリテーナ40は、各電線Wを支持する複数(本実施形態では3つ)の支持部43と、複数の支持部43を左右方向に横並びに一体に連結する連結部44とを備えて構成されている。
支持部43は、電線Wを全周に亘って囲む略円形状に形成されており、一対の半割体41を互いに組み付けると、図3および図5に示すように、支持部43が電線Wを上下から挟み込んで支持するようになっている。支持部43の前面には、図5に示すように、ゴム栓24の後端面に当接する当接リブ45が設けられている。当接リブ45は、電線Wの外周面に沿うように円弧状に形成されており、バックリテーナ40が電線引出部32内の正規の位置まで挿入されるとゴム栓24の後端面に当接し、ゴム栓24が後方に移動することを防止する。
つまり、ゴム栓24が、当接リブ45と電線引出部32の前止まり突部39とによって前後方向に移動することが防がれる。これにより、ゴム栓24が前後にずれたり、ゴム栓24が傾いたりすることに起因して電線Wと電線引出部32との間のシール性が低下することを抑制することができるようになっている。
支持部43の上下両端部には、図5に示すように、電線引出部32の上下に設けられた係止孔32Aに係止可能な係止突起43Aが設けられている。電線引出部32に対してバックリテーナ40を正規の位置まで挿入すると、係止突起43Aが係止孔32Aに嵌まり込み、バックリテーナ40が電線引出部32に固定される。
連結部44は、図3、図7乃至図10に示すように、左右方向に真っ直ぐ延びた形態をなしており、一対の半割体41が互いに組み付けられると、互いに隣り合う円形の支持部43の相手側の端部同士を連結した状態となる。連結部44の後端面は、支持部43の後端面と面一となるように形成されており、バックリテーナ40が電線引出部32に固定されると、図5に示すように、支持部43および連結部44の後端面は、電線引出部32の後端開口縁部とほぼ面一に配置されるようになっている。
シールドブラケット50は金属製であって、図1、図2および図6に示すように、筒状をなす筒状部51と、筒状部51の前端から左右方向両側に張り出した一対の取付片52とを備えて構成されている。
各取付片52は平板状をなし、各取付片52には、上下一対のボルト挿通孔52Aが板厚方向に貫通して設けられている。ボルト挿通孔52Aには、図示しない固定ボルトが挿通可能とされており、固定ボルトをボルト挿通孔52Aに挿通してケースCに締め込むことによりシールドブラケット50をケースCに固定されると共に、電気的に接続されるようになっている。
筒状部51は、図3に示すように、左右方向に横長の長円形筒状をなしている。筒状部51の外周面には、ハウジング30の電線引出部32から後方に引き出された複数の電線Wを一括して覆う筒状の編組線(図示せず)が装着可能とされている。筒状部51の外周に編組線を被せ、さらにその外側から環状のかしめリングRをかしめ付けることにより、編組線が筒状部51に電気的に接続されるようになっている。
筒状部51の後端開口51Aの縁部における電線引出部32のロック片35と対応する位置には、図4に示すように、ロック片35の係止爪35Aによって後方から係止される被係止部53が設けられている。筒状部51内に電線引出部32を前方から挿入する過程において、被係止部53に係止爪35Aが乗り上げることでロック片35が内側に弾性変位し、電線引出部32が筒状部51に対して正規の位置まで挿入されると、ロック片35が弾性復帰し、被係止部53が係止爪35Aに後方から係止される。これにより、シールドブラケット50が電線引出部32に対して後方に抜け止めされた状態に保持される。
一方、筒状部51の前止まりについては、図5に示すように、筒状部51の後端開口51Aの縁部に設けられた前止まり部54が電線引出部32の後端開口に後方から当接することで、シールドブラケット50がハウジング30に対して前止まりされるようになっている。詳細には、前止まり部54は、図3および図5に示すように、被係止部53が設けられた部分を除く筒状部51の後端開口51Aの縁部に設けられており、筒状部51の後端開口51Aの縁部から内向きに屈曲して被係止部53よりも内側に張り出した形態をなしている。また、前止まり部54の内周形状は、図4乃至図6に示すように、電線引出部32の後端開口とはほぼ同一とされている。そして、筒状部51に対して電線引出部32が正規の位置まで挿入されると、前止まり部54が電線引出部32の後端開口に後方から当接し、シールドブラケット50が電線引出部32に対して前止まりされるようになっている。
さて、バックリテーナ40の支持部43および連結部44における後端面の外周縁部には、図2乃至図6に示すように、後方に突出する電線保護部46が設けられている。
電線保護部46は、図2乃至図10に示すように、各半割体41の外周縁部に沿うように複数の支持部43および複数の連結部44の後端面において左右方向に一続きに連なって形成されており、図5および図6に示すように、シールドブラケット50の筒状部51における前止まり部54よりも後方に突出した形態とされている。また、電線保護部46の電線W側の角部は面取りされた曲面46Aとされている。
つまり、電線保護部46は、バックリテーナ40の外周縁部にほぼ全周に亘って形成されており、バックリテーナ40が電線引出部32に装着された状態では、図3に示すように、ロック片35を避けるようにして、筒状部51の前止まり部54の内側縁に沿うように配置されている。
また、支持部43および連結部44において一対の半割体41を組み合わせる際の合わせ位置には、図9および図10に示すように、支持部43および連結部44の前側と後側とで合わせ面が上下にずれた突当部47が上下に一対設けられており、電線保護部46に対して大きな力がかかった際に、突当部47同士が前後上下に当たり合うことで、一対の半割体41が互いに位置ずれすることを抑制することができるようになっている。
本実施形態のコネクタ10は、以上のような構成であって、続いてその作用効果を説明する。
まず、コネクタ10の組み立て方法について簡単に説明する。
ゴム栓24およびシールドブラケット50に電線Wを先通し、電線Wの端末において絶縁被覆W2を皮剥ぎすることで芯線W1を露出させる。そして、この露出した芯線W1に端子20の電線接続部22を圧着し、各電線Wの端末に端子20を接続する。
次に、これら端子20をハウジング30の後方から各キャビティ37内に挿入し、挿入部31から機器側接続部21が突出したところで、繋ぎ部23のランス孔23Aにランス38が嵌まり込んで端子20がキャビティ37内に保持される。
端子20がキャビティ37内に保持されたところで、先通ししたゴム栓24を電線引出部32内に挿入する。そして、各電線Wを支持部43によって上下から挟み込むようにしてバックリテーナ40を各電線Wに組み付け、バックリテーナ40を電線引出部32内に後方から装着することで、ゴム栓24が抜け止めされる。
次に、電線Wに先通ししたシールドブラケット50の筒状部51によって電線引出部32の外周を覆うように、筒状部51内に電線引出部32を前方から挿入する。筒状部51に対して電線引出部32が正規の位置まで挿入されると、前止まり部54が電線引出部32の後端開口に後方から当接し、シールドブラケット50が電線引出部32に対して前止まりされる。
また、筒状部51に対して電線引出部32を挿入する過程で、筒状部51の被係止部53に電線引出部32のロック片35における係止爪35Aが乗り上げ、電線引出部32が筒状部51に対して正規の位置まで挿入されると、ロック片35が弾性復帰し、被係止部53が係止爪35Aに後方から係止される。これにより、シールドブラケット50が電線引出部32に対して前後方向に抜け止めされた状態に保持され、コネクタ10が完成する。
次に、このコネクタ10を機器のケースCに固定するには、ケースCの取付孔C1にハウジング30の挿入部31を挿入し、シールドブラケット50の取付片52をケースCの外面に接触させる。そして、固定ボルトをボルト挿通孔52Aに挿通し、ケースCに締め込むことでシールドブラケット50がケースCに固定されると共に電気的に接続される。
ところで、例えば、コネクタ10を装着するケースCの後方スペースが狭い場合には、各電線Wを支持するバックリテーナ40における支持部43の位置を支点に各電線Wを急な角度に屈曲させて外方に引き出す場合がある。
ここで、仮に、支持部から後方に引き出された電線と筒状部の前止まり部との間に何も介在するものがないと、電線を急な角度に屈曲させた際に、電線が前止まり部の端部に直接接触することになる。そして、車両の振動によって電線が振動すると、前止まり部の端部と電線とが擦れて電線が損傷してしまう。
ところが、本実施形態によると、電線引出部32に対してシールドブラケット50が保持されると、バックリテーナ40の電線保護部46が筒状部51における前止まり部54よりも後方に突出した状態となると共に、電線保護部46がロック片35を避けるようにして前止まり部54の内周縁に沿うように全周に亘って配置された状態となる。
つまり、各電線Wを支持する支持部43の位置を支点に電線Wを急な角度に屈曲させて電線Wを上下左右の何れの方向に引き出す場合においても、図5に示すように、電線Wは電線保護部46の曲面46Aに当接し、電線Wがシールドブラケット50の前止まり部54に接触することがない。これにより、電線Wがシールドブラケット50に当接することに起因して損傷することを防ぐことができる。また、電線保護部46は、バックリテーナ40に一体に設けられているから、例えば、バックリテーナ40とは別に電線保護部を別途設ける必要がなく、コネクタ10の部品点数が増加することを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によると、電線Wを支持する支持部43をシールドブラケット50の筒状部51内に配置し、バックリテーナ40の支持部43および連結部44の後端面に電線保護部46を設けたから、ケースCの外側に配される部分の前後方向の長さを短尺化しつつ、電線Wを損傷させることなく電線Wを急な角度に曲げて引き出すことができる。また、電線保護部46の電線W側の角部に曲面46Aを設けているから、電線Wが損傷することを確実に防ぐことができる。
また、電線Wを支持する支持部43の位置がシールドブラケット50の筒状部51内に配置されているから、電線Wが支持された部分を支点に電線Wをシールドブラケット50の筒状部51内において屈曲させることができる。これにより、コネクタ10から後方に引き出された電線Wの曲げ角度を緩やかにし、電線Wの負担を軽減することができる。
また、本実施形態によると、挿入部31よりも拡径した電線引出部32に対してシールドブラケット50を前止まりさせるために、電線引出部32の後端開口縁に当接する前止まり部54を筒状部51の後端開口51Aの縁部に設け、その結果、電線引出部32から後方に引き出された電線Wの周囲には、前止まり部54が配されている。すなわち、筒状部51の後端開口51Aの縁部に前止まり部54を設けるような場合、バックリテーナ40に電線保護部46を設けることは、特に有効である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、バックリテーナ40の支持部43および連結部44に左右方向に一続きとなる電線保護部46を形成した構成としたが、参考例として、例えば、支持部にのみに電線保護部を形成する構成としてもよく、支持部および連結部に電線保護部を間欠的に形成する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、バックリテーナ40の支持部43および連結部44の後端面に電線保護部46を一体に形成した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、バックリテーナ40に別体の電線保護部46を装着する構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、電線引出部32に対してシールドブラケット50を前止まりさせるために、電線引出部32の後端開口縁に当接する前止まり部54を筒状部51の後端開口51Aの縁部に設けた構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、電線引出部32に対してシールドブラケット50を前止まりさせるための前止まり部を別途形成し、筒状部51の後端縁部が真っ直ぐ後方に延びた構成にしてもよい。

(4)上記実施形態では、電線引出部32から3本の電線が後方に引き出された構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、電線引出部から後方に引き出される電線は何本であってもよい。
(5)上記実施形態では、電線Wがハウジング30から後方に引き出された構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、電線がハウジングから上方や下方に引き出されてもよく、ハウジングから側方に引き出される構成であってもよい。
(6)上記実施形態では、各電線Wに外嵌されたゴム栓24を抜け止めするバックリテーナ40に電線保護部46を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、複数の電線を一括して挿通させる一括ゴム栓を抜け止めするバックリテーナに電線保護部を設けた構成としてもよい。
10:コネクタ
24:ゴム栓(シール部材)
30:ハウジング
32:電線引出部
40:バックリテーナ
46:電線保護部
50:シールドブラケット
51A:後端開口(開口)
54:前止まり部
C:ケース
W:電線

Claims (4)

  1. 電線の端末に設けられ、機器のケースに装着されるコネクタであって、
    前記電線が引き出される合成樹脂製のハウジングと、
    前記ハウジングを覆って前記電線を開口から引き出した状態で前記ケースに固定される金属製のシールドブラケットと、
    前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングと前記電線との間をシールするシール部材と、
    前記電線を支持した状態で前記シールドブラケット内に配されるように前記ハウジングに装着され、前記シール部材を抜け止めする合成樹脂製のバックリテーナと、
    前記バックリテーナにおける前記電線から離れた位置に設けられ、前記シールドブラケットの前記開口から外方に突出する電線保護部とを備え
    前記バックリテーナは、前記電線を囲んで支持する複数の支持部と、互いに隣り合う前記支持部を連結する複数の連結部とを有しており、
    前記電線保護部は、前記複数の支持部および前記複数の連結部の外周縁部に一続きに連なって形成されているコネクタ。
  2. 前記電線保護部は、前記バックリテーナに一体に設けられている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記電線保護部は、前記シールドブラケットの前記開口の縁部に沿って設けられている請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングは、前記電線を後方に引き出す電線引出部を有しており、
    前記シールドブラケットの前記開口の縁部には、内向きに突出することで、前記電線引出部の後端部に当接し、前記ハウジングに対して前記シールドブラケットを前止まりさせる前止まり部が設けられている請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のコネクタ。
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