JP4803452B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来、防水コネクタの一例として、特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、互いに嵌合可能な雄ハウジングと雌ハウジングとを備えている。雌ハウジングは、雌端子を挿入可能なキャビティが形成された端子収容部と、この端子収容部の周りを取り囲む外筒部とを備え、端子収容部の外周面にはゴムリングが嵌着されている。
そして、両ハウジングが嵌合されると、雄ハウジングのフード部が雌ハウジングのゴムリングと外筒部との間に入り込み、ゴムリングがフード部と端子収容部との間に挟圧された状態で密着して両ハウジング間がシールされ、全てのキャビティが一括して防水されるようになっている。
ところが、上記のような構造では、端子収容部の外周にゴムリングの配設スペースを確保しなければならず、その分コネクタが軸方向と直交する方向に大型化してしまうという不都合がある。
そこで、端子収容部の外周にゴムリングを装着する替わりに、端子収容部の前側(雄ハウジングとの嵌合方向前側)にシート状をなすシール部材を装着してコネクタの小型化を図ったものが知られている(例えば特許文献2)。
シール部材はシール材ホルダの後面に固着され、シール材ホルダが端子収容部の前側に装着されると、シール部材が端子収容部の前面に密着するようになっている。一方、雄ハウジングの前面(雌ハウジングとの嵌合方向前側の面)には、前方へ突出する雄端子の根元部分を覆う突出部が形成されている。
そして、両ハウジングを嵌合させると、突出部がシール材ホルダに形成された貫通孔を貫通してシール部材に形成された嵌着孔に圧入され、突出部が嵌着孔に全周にわたって密着することで、雌ハウジングの各キャビティが防水されるようになっている。
特開2005−183342公報 特開2006−147248公報
しかしながら、上記のような構造では、両ハウジング同士がゴムリングを介して全周にわたって密着する先のものに比べ、両ハウジング同士の相対的な振動が生じやすくなり、端子同士が擦れ合って金メッキが剥がれるといった、いわゆる微摺動摩耗を生じるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール部材を端子収容部の前側に装着して小型化を図った防水コネクタにおいて、ハウジング同士の相対的な振動を抑制し、端子同士の微摺動磨耗を防止することが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のハウジングと、前記一対のハウジングのうち一方のハウジングに収容され、同一方のハウジングから他方のハウジングとの嵌合方向へ突出し、この他方のハウジング内に収容された他方の端子と接続可能な一方の端子と、前記他方のハウジングに設けられ、前記他方の端子を収容可能なキャビティを備えるとともに、前記一方の端子をこのキャビティ内に挿通可能な端子挿通孔を備えた端子収容部と、前記端子収容部における前記一方のハウジングとの嵌合方向前側の面に装着され、同前側の面のうち前記端子挿通孔の形成された領域にわたって密着可能とされたシール部材と、前記シール部材のうち前記端子挿通孔に対応する位置において同シール部材を前記嵌合方向へ貫通する嵌着孔と、前記他方のハウジングに設けられ、前記シール部材の前記一方のハウジングとの嵌合方向前側を覆う蓋壁部と、前記蓋壁部のうち前記嵌着孔に対応する位置において同蓋壁部を前記嵌合方向へ貫通する貫通孔と、前記一方のハウジングのうち前記一方の端子が突出する面に形成され、同一方の端子の根元部分の外周を覆って突出し、前記貫通孔を貫通可能であるとともに前記嵌着孔に圧入されて同嵌着孔に全周にわたって密着可能な外形形状をなす突出部と、前記突出部の後側部分の外周面もしくは前記貫通孔の内周面から前記嵌合方向と直交する方向に突設されて、前記内周面もしくは前記外周面に密着するがた詰め部と、を備えるとともに、記突出部の後側部分しくは前記貫通孔の径方向における前記がた詰め部の突出高さは、前記がた詰め部の全突出端が押し潰された場合においても、前記突出部の前側部分と前記シール部材とが全周にわたって密着することで前記キャビティ内を防水できる突出高さとされているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記がた詰め部は、前記突出部の外周面もしくは前記貫通孔の内周面における周方向の間隔が均等となる位置に複数設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記がた詰め部は、少なくとも前記突出部もしくは前記貫通孔の軸線を挟んだ対角位置に一対配されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記がた詰め部は、前記貫通孔の貫通方向全長にわたって延設されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
一対のハウジングが嵌合すると、一方の端子と他方の端子とが接続するとともに、一方のハウジングに形成された突出部が他方のハウジングの蓋壁部に形成された貫通孔を貫通して端子収容部の前側の面に装着されたシール部材の嵌着孔に圧入される。そして、突出部は嵌着孔に全周にわたって密着し、キャビティ内の防水が図られる。また、突出部の外周面もしくは貫通孔の内周面に突設されたがた詰め部によってがた止めがなされ、もってハウジング同士の相対的な振動が抑制される。
したがって、シール部材を端子収容部の前側に装着して小型化を図った防水コネクタにおいて、ハウジング同士の相対的な振動を抑制し、端子同士の微摺動磨耗を防止することが可能となる。また、端子同士の接続位置に近い蓋壁部の貫通孔位置においてがた止めがなされるから、微摺動磨耗の防止が効果的になされる。
<請求項2の発明>
複数のがた詰め部によってバランスよくがた詰めされるから、確実に両ハウジング同士の相対的な振動が抑制され、もって端子同士の微摺動磨耗が防止される。
<請求項3の発明>
突出部が一対のがた詰め部に挟み付けられるようにして貫通孔とのがた止めがなされるから、より確実に相対的な振動が抑制される。
<請求項4の発明>
貫通孔と突出部とは、貫通孔の貫通方向全長にわたって密着するから、一部分のみが密着する場合に比べてより確実にがた止めがなされる。したがって、さらに確実にハウジング同士の相対的な振動が抑制される。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4によって説明する。
本実施形態における防水コネクタCは、図1に示すように、互いに嵌合可能な雄ハウジング10(本発明の一方のハウジングに該当する)と雌ハウジング20(同他方のハウジングに該当する)とを備えている。以下、両ハウジング10,20における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
雄ハウジング10は、電気機器の側壁から突設し、前方へ開口する略筒状をなすフード部11を備えている。フード部11は、前方から雌ハウジング20が内嵌可能な形状とされている。フード部11の上面における幅方向中央位置には、雌ハウジング20に設けられたロックアーム24が係止可能なロック突部12が設けられている。
また、雄ハウジング10は、フード部11の奥面13から前方(雌ハウジング20との嵌合方向)へ突出する複数本の雄タブ14(本発明の一方の端子に該当する)を備えている。雄タブ14は上下二段にわけられて幅方向に複数並列されている。雄タブ14の突出部分のうち略前半部分は、後述する雌端子金具40(本発明の他方の端子に該当する)の本体部41内に差し込まれてこの雌端子金具40と導通接続される接続部14Aとされている。
雄ハウジング10の奥面13(雄タブ14が突出する面)には、各雄タブ14の根元部分(接続部14Aよりも後方の部分)の外周を個別に覆って前方へ突出する突出部15が全雄タブ14の位置に形成されている。各突出部15はそれぞれ各雄タブ14の全周を覆い、その外形形状は略円形状をなしている(図4参照)。そして、各突出部15には、それぞれがた詰め部16が設けられている。このがた詰め部16については後ほど詳しく説明する。
雌ハウジング20は、雌端子金具40を収容可能な端子収容部20Aと、この端子収容部20Aの前側に装着されるフロントホルダ20Bとを備え、全体として若干横長の略扁平形状をなしている(図2参照)。
端子収容部20Aには、雌端子金具40を後方から挿入可能なキャビティ21が上下2段にわかれて幅方向に複数並列されている。各キャビティ21の天井壁には、前方に延びる片持ち状をなし、その前端部が雌端子金具40に係合して雌端子金具40の抜け止めを図るランス22が形成されている。
雌端子金具40は、所定の展開形状に打ち抜いた金属板に曲げ加工などを施すことにより形成され、雄タブ14の接続部14Aを差し込み可能な略箱形をなす本体部41と、電線Wの端末に圧着接続される圧着部42とを前後に繋げた構成とされている。
本体部41には、底壁の前端から後方へ折り返された片持ち状をなす弾性接触片43が設けられている。弾性接触片43は略山形をなし、天井壁との間で雄タブ14の接続部14Aを挟圧状態に保持可能とされている(図3参照)。なお、天井壁には、ランス22が係止可能な係止部44が設けられている。
各電線Wの被覆には、それぞれ電線用ゴム栓45が装着されている。電線用ゴム栓45がそれぞれ各キャビティ21の後端部の内周面に密着することで、各キャビティ21内への後方からの水の浸入が防がれている。
端子収容部20Aの前壁における各キャビティ21に対応する位置には、雄タブ14の接続部14Aを前方から各キャビティ21内に挿通可能な端子挿通孔23が形成されている。
端子収容部20Aの上面における幅方向の略中央位置には、ロックアーム24が設けられている。ロックアーム24は、支持部24Aを中心としてシーソー状に傾動可能とされている。
また、端子収容部20Aの上面におけるロックアーム24の支持部24Aより前側位置には、上側係合突起25が設けられ、下面における上側係合突起25よりも若干前側の位置には下側係合突起26が設けられている。この上下両係合突起25,26は、後述するフロントホルダ20Bと係合するものである。
端子収容部20Aの前側には、防水用のシール部材27を備えたフロントホルダ20Bが装着されている。フロントホルダ20Bは合成樹脂製であって、全体として端子収容部20Aの前側を被覆可能なキャップ状をなし、端子収容部20Aの前面を覆う壁状の蓋壁部28と、この蓋壁部28の周縁から後側に延びる周壁部29とを備えている。
蓋壁部28の後面には、端子収容部20Aの各キャビティ21の上側に差し込まれて各キャビティ21の天井壁の前端部分を構成する突片31が複数形成されている。各突片31は、ランス22の直前位置に達する長さ寸法を備えている。
また、蓋壁部28には、各キャビティ21と対応した位置(突片31の下側位置)に、蓋壁部28を前後方向(壁厚方向)へ貫通する突出部挿入孔32(本発明の貫通孔に該当する)が形成されている。各突出部挿入孔32は、雄ハウジング10の各突出部15が貫通可能な形状とされている。
周壁部29は、端子収容部20Aの前端部に外嵌可能な形状をなしている。この周壁部29の上部における後端寄り位置には、端子収容部20Aの上側係合突起25に係合可能な係合孔33が形成され、周壁部29の下部における後端部には、下側係合突起26に係合可能な係合突部34が形成されている。上側係合突起25と係合孔33および下側係合突起26と係合突部34とがそれぞれ係合することにより、フロントホルダ20Bが端子収容部20Aに対して正規の取り付け状態に保持される。
なお、雌ハウジング20の外周面には、図2に示すように、複数の突部35が形成されている。複数の突部35は、雌ハウジング20が雄ハウジング10のフード部11に内嵌されると押し潰された状態になり、両ハウジング10,20同士をがた付きにくくするものである。
フロントホルダ20Bに装着されたシール部材27は、ゴム等の弾性部材によりシート状に形成されたものであり、蓋壁部28の後面に、その略全域にわたって固着されている。シール部材27は、フロントホルダ20Bと端子収容部20Aとが正規の取り付け状態にあるときには、端子収容部20Aの前面(一方のハウジングとの嵌合方向前側の面)に密着した状態となる。
シール部材27における蓋壁部28の各突出部挿入孔32に対応した位置には、シール部材27を前後方向(嵌合方向)に貫通する嵌着孔36が形成されている。そして、各突出部挿入孔32、各嵌着孔36および各端子挿通孔23は、それぞれ前後方向に連通した状態に配される。各嵌着孔36の内周面には、その前後方向の前側寄り位置において全周にわたって内方に突出する突条36Aが形成されている。この突条36Aは、嵌着孔36に圧入される各突出部15に全周にわたって密着可能とされている。そして、各突出部15と各嵌着孔36とが密着することにより、雄ハウジング10と雌ハウジング20とのシールがなされ、端子挿通孔23からの各キャビティ21内への水の浸入が防がれる。このように、防水コネクタCは、端子収容部20Aの前側にシール部材27を装着して防水を図っているから、端子収容部20Aの外周にリング状のシール部材27を装着して防水を図る場合に比べて小型化が実現されている。
なお、シール部材27における各突片31に対応した位置には、各突片31が後方へ貫通可能な突片挿通孔37が貫通形成されている。
さて、雄ハウジング10の各突出部15の外周面には、それぞれがた詰め部16が突設されている。がた詰め部16は、図4に示すように、各突出部15の上下左右に1箇所ずつ、つまり各突出部15の軸線を挟んだ対角位置(上下および左右)に一対ずつ2組が配されている。言い換えると、がた詰め部16は、各突出部15の全周をほぼ均等に4分割する位置に配されている。
各がた詰め部16の前後方向の断面形状は、半円形状をなしている。そして、各突出部15が各突出部挿入孔32に挿入されると、全がた詰め部16の突出端が押し潰されるようにして各突出部挿入孔32の内周面に密着するようになっている。
また、各がた詰め部16は、各突出部15の後側部分(根元部分)に設けられている。各がた詰め部16は、各突出部15の突出方向(前後方向)に延び、その前後方向寸法は、突出部挿入孔32の前後方向寸法(蓋壁部28の壁厚寸法)とほぼ等しい寸法とされている(図3参照)。すなわち、各がた詰め部16は、各突出部挿入孔32の貫通方向の全長にわたって延設されている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
最初に両ハウジング10,20を嵌合させる。まず、雌ハウジング20を雄ハウジング10のフード部11に内嵌可能な位置に合わせ、雄ハウジング10側に少しずつ押し込んでいく。すると、雄タブ14の各接続部14Aが、それぞれ対応する各突出部挿入孔32と嵌着孔36とを通過して各端子挿通孔23から各キャビティ21内に差し込まれていき、各突出部15は、各突出部挿入孔32から各嵌着孔36へ差し込まれていく。
そして、両ハウジング10,20が正規嵌合に至ると、図3に示すように、雄タブ14の各接続部14Aは、各キャビティ21内に収容されている各雌端子金具40の本体部41に差し込まれてそれぞれ弾性接触片43と天井部との間に入り込んで導通状態になる。また、各突出部15は、その前端部が各嵌着孔36に圧入されて全周にわたって各突条36Aに密着し、雄ハウジング10と雌ハウジング20とのシールがなされ、各キャビティ21内に水が浸入することが防がれる。各突出部15の後端部は、それぞれがた詰め部16を押し潰すようにして各突出部挿入孔32に嵌入し、各突出部15が各突出部挿入孔32に対してがたつきなく嵌め込まれ、両ハウジング10,20の相対的な振動が防止される。そして、ロックアーム24とロック突部12とが係合して両ハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされる。なお、両ハウジング10,20が正規嵌合状態にあるときには、雌ハウジング20の各突部35が押し潰された状態となっており、この突部35によっても両ハウジング10,20同士のがた付きが抑えられる。
そして、この防水コネクタCが振動を受けた場合には、各突出部15が各突出部挿入孔32に対してがたつきなく嵌め込まれ、両ハウジング10,20同士の相対的な振動が抑制されているから、雄タブ14と雌端子金具40とが擦れあって微摺動摩耗を生じることが防止される。
また、全突出部15の位置においてこのようながた止めがなされているから、振動が厳しい状況下での使用においても両ハウジング10,20同士の相対的な振動が確実に抑えられる。
さらに、雄タブ14の根元部分を覆う突出部15が雌ハウジング20に対してがた止めされているので、雄タブ14自体が雌ハウジング20に対してがた止めされた状態と同等であり、もって雄タブ14の接続部14Aと雌端子金具40の本体部41との微摺動磨耗が確実に防止される。
また、突出部挿入孔32は雄タブ14と雌端子金具40との接続位置に非常に近い位置にあり、そのような位置でハウジング10,20同士のがた止めがなされるから、微摺動磨耗の防止が効果的になされる。
そして、がた詰め部16は、各突出部15の全周をそれぞれ4分割する位置にあるから、各突出部15は一方に偏って押し付けられるのではなく、四方にバランス22よく押し付けられた状態になる。したがって、防水コネクタCの振動方向がどのような方向であっても確実にがた止めがなされ、両ハウジング10,20同士の相対的な振動が確実に抑制される。
また、各突出部15は、上下左右に一対ずつ配されたがた詰め部16に生じる反力によって挟み付けられた状態になるから、確実に突出部挿入孔32とのがた止めがなされる。
また、各突出部挿入孔32と各突出部15とは、各突出部挿入孔32の前後方向全長にわたって密着するから、一部分のみが密着する場合に比べてより確実にがた止めがなされる。
以上説明したように本実施形態によれば、雄ハウジング10と雌ハウジング20とが嵌合すると、雄タブ14と雌端子金具40とが接続するとともに、雄ハウジング10に形成された突出部15が雌ハウジング20の蓋壁部28に形成された突出部挿入孔32を貫通して端子収容部20Aの前側の面に装着されたシール部材27の嵌着孔36に圧入される。そして、突出部15は嵌着孔36に全周にわたって密着し、キャビティ21内の防水が図られる。また、突出部15の外周面に突設されたがた詰め部16によってがた止めがなされ、もってハウジング10,20同士の相対的な振動が抑制される。
したがって、シール部材27を端子収容部20Aの前側に装着して小型化を図った防水コネクタCにおいて、ハウジング10,20同士の相対的な振動を抑制し、雄タブ14と雌端子金具40との微摺動磨耗を防止することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、フロントホルダ20Bが端子収容部20Aに取り付けられることによってシール部材27が端子収容部20Aの前面に密着するようになっているが、これに限らず、シール部材は別の手段によって端子収容部の前面に密着するようにされていてもよい。また、シール部材の前側の蓋壁部は、端子収容部とは別体ではなく、一体に設けられるものであってもよい。
(2)上記実施形態では、がた詰め部16は突出部15側に設けられているが、これに限らず、突出部挿入孔側に設けられていてもよい。
(3)上記実施形態では、がた詰め部16は、各突出部15の全周をほぼ均等に4分割する位置に設けられているが、これに限らず、例えば3分割以下もしくは5分割以上する位置に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、がた詰め部16は、上下左右に1箇所ずつ、各突出部15の軸線を挟んだ対角位置に配されているが、これに限らず、がた詰め部はどのような位置に配されていてもよく、例えば、突出部の上側に1箇所、下側に2箇所配されていてもよい。
(5)上記実施形態では、各がた詰め部16の前後方向寸法は、突出部挿入孔32の前後方向寸法とほぼ等しい寸法とされているが、これに限らず、その前後方向寸法は、突出部挿入孔の前後方向寸法より小さい寸法であっても大きい寸法であってもよい。
本実施形態における防水コネクタの嵌合前の状態を表す側断面図 雌ハウジングの正面図 防水コネクタの正規嵌合状態を表す側断面図 各突出部挿入孔に各突出部が挿入された状態を表す正断面図
符号の説明
C…防水コネクタ
10…雄ハウジング(一方のハウジング)
13…奥面(一方の端子が突出する面)
14…雄タブ(一方の端子)
15…突出部
16…がた詰め部
20…雌ハウジング(他方のハウジング)
20A…端子収容部
23…端子挿通孔
27…シール部材
28…蓋壁部
32…突出部挿入孔(貫通孔)
36…嵌着孔
40…雌端子金具(他方の端子)

Claims (4)

  1. 互いに嵌合可能な一対のハウジングと、
    前記一対のハウジングのうち一方のハウジングに収容され、同一方のハウジングから他方のハウジングとの嵌合方向へ突出し、この他方のハウジング内に収容された他方の端子と接続可能な一方の端子と、
    前記他方のハウジングに設けられ、前記他方の端子を収容可能なキャビティを備えるとともに、前記一方の端子をこのキャビティ内に挿通可能な端子挿通孔を備えた端子収容部と、
    前記端子収容部における前記一方のハウジングとの嵌合方向前側の面に装着され、同前側の面のうち前記端子挿通孔の形成された領域にわたって密着可能とされたシール部材と、
    前記シール部材のうち前記端子挿通孔に対応する位置において同シール部材を前記嵌合方向へ貫通する嵌着孔と、
    前記他方のハウジングに設けられ、前記シール部材の前記一方のハウジングとの嵌合方向前側を覆う蓋壁部と、
    前記蓋壁部のうち前記嵌着孔に対応する位置において同蓋壁部を前記嵌合方向へ貫通する貫通孔と、
    前記一方のハウジングのうち前記一方の端子が突出する面に形成され、同一方の端子の根元部分の外周を覆って突出し、前記貫通孔を貫通可能であるとともに前記嵌着孔に圧入されて同嵌着孔に全周にわたって密着可能な外形形状をなす突出部と、
    前記突出部の後側部分の外周面もしくは前記貫通孔の内周面から前記嵌合方向と直交する方向に突設されて、前記内周面もしくは前記外周面に密着するがた詰め部と、
    を備えるとともに、
    記突出部の後側部分しくは前記貫通孔の径方向における前記がた詰め部の突出高さは、前記がた詰め部の全突出端が押し潰された場合においても、前記突出部の前側部分と前記シール部材とが全周にわたって密着することで前記キャビティ内を防水できる突出高さとされていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記がた詰め部は、前記突出部の外周面もしくは前記貫通孔の内周面における周方向の間隔が均等となる位置に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記がた詰め部は、少なくとも前記突出部もしくは前記貫通孔の軸線を挟んだ対角位置に一対配されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記がた詰め部は、前記貫通孔の貫通方向全長にわたって延設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の防水コネクタ。
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