JP2017157417A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2017157417A
JP2017157417A JP2016039588A JP2016039588A JP2017157417A JP 2017157417 A JP2017157417 A JP 2017157417A JP 2016039588 A JP2016039588 A JP 2016039588A JP 2016039588 A JP2016039588 A JP 2016039588A JP 2017157417 A JP2017157417 A JP 2017157417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electric wire
rubber plug
shield shell
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016039588A
Other languages
English (en)
Inventor
豪 ルイ
Go Louis
豪 ルイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2016039588A priority Critical patent/JP2017157417A/ja
Publication of JP2017157417A publication Critical patent/JP2017157417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】止水部材を抜け止めしつつ、ハウジングの小型化を図ると共に、コネクタの組立作業性を向上させる。【解決手段】本明細書によって開示されるコネクタは、防水コネクタ10であって、電線Wの端末に接続された端子20を収容するハウジング40と、ハウジング40を覆う金属製のシールドシェル80と、電線Wを挿通させた状態でハウジング40に設けられたゴム栓収容部47内に収容され、ゴム栓収容部47の内周面と電線Wの外周面とに密着する弾性材からなるゴム栓60とを備え、シールドシェル80は、ゴム栓60を収容方向後方から係止する後壁83を有している構成とした。【選択図】図6

Description

本明細書によって開示される技術は、防水コネクタに関する。
例えば、シールドシェルを有する防水コネクタとして、特開2012−3882号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。
この防水コネクタは 電線の端末に接続された端子を収容するハウジングと、ハウジングを覆うシールドシェルと、ハウジング内に収容されるゴム栓と、ハウジング内においてゴム栓を抜け止めするリアホルダとを備えて構成されており、ゴム栓は、ハウジングの内周面と電線の外周面とに密着することでハウジングと電線との間を止水している。
特開2012−3882号公報
ところで、この種の防水コネクタによると、ゴム栓などの止水部材を抜け止めするリアホルダがハウジング内に収容されるため、ハウジングがリアホルダを収容する領域分だけ大型化してしまう。また、電線が挿通されるリアホルダが分割できない環状に構成されている場合、リアホルダに対して電線を先通しする必要があるため、コネクタの組立作業性が低下してしまう。
本明細書では、止水部材を抜け止めしつつ、ハウジングの小型化を図ると共に、コネクタの組立作業性を向上させる技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、防水コネクタであって、電線の端末に接続された端子を収容するハウジングと、前記ハウジングを覆う金属製のシールドシェルと、前記電線を挿通させた状態で前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングの内周面と前記電線の外周面とに密着する弾性材からなる止水部材とを備え、前記シールドシェルは、前記止水部材を収容方向後方から係止する係止部を有している構成とした。
このような構成によると、ハウジングと電線とに密着することでハウジングと電線との間を止水する止水部材を、ハウジングを覆うシールドシェルの係止部によって後方から係止して抜け止めするから、例えば、止水部材を後方から係止する係止部材をハウジング内に別途設ける場合に比べて、止水部材を抜け止めしつつ、係止部材を収容する領域分だけハウジングを小型化することができる。
また、このような構成によると、止水部材を後方から係止する係止部材を別途設ける必要がないから、部品点数を削減することができると共に、コネクタの組立作業性を向上させることができる。
本明細書によって開示される防水コネクタは、以下の構成としてもよい。
前記ハウジングは、前記シールドシェルを保持する保持部を有しており、前記係止部は、前記シールドシェルが前記保持部によって保持された状態で前記止水部材を収容方向後方から押圧している構成としてもよい。
このような構成によると、ハウジングの保持部によってシールドシェルが保持されると、止水部材が係止部によって後方から押圧されて圧縮され、止水部材のハウジングおよび電線に対する密着性を向上させることで、ハウジングと電線との間のシール性を向上させることができる。
前記シールドシェルは、前記ハウジングから後方に引き出される前記電線を挿通する挿通部を有しており、前記止水部材は、前記ハウジング内に配されるシール部と、前記シール部の後方に設けられ、前記電線と前記挿通部との間に配される電線保護部とを有している構成としてもよい。
例えば、ハウジングから後方に導出された電線が挿通部に挿通され、挿通部から引き出された電線が引き出し方向と交差する方向に屈曲される場合、挿通部と電線との間に何も設けられていないと、電線が挿通部の端部に押し付けられることで、電線の被覆が損傷する虞がある。
ところが、本実施形態によると、電線と挿通部との間に電線保護部が配されているから、挿通部の端部に電線が接触して損傷することを抑制することができる。また、電線保護部は、弾性材によって構成されているから、例えば、剛性の高い樹脂によって電線保護部を構成する場合に比べて、さらに電線が損傷することを抑制することができる。
本明細書によって開示される技術によれば、止水部材を抜け止めしつつ、ハウジングの小型化を図ると共に、コネクタの組立作業性を向上させることができる。
防水コネクタの斜視図 同正面図 同平面図 同背面図 図2のA−A線断面図 図2のB−B線断面図 図2のC−C線断面図 防水コネクタの分解斜視図 ハウジングにシールドシェルが装着される直前の状態を示す断面図であって、図6の断面に相当する断面図
<実施形態>
本明細書に開示された技術における一実施形態について図1から図9を参照して説明する。
本実施形態は、車両に搭載される機器の図示しないケースに取り付けられる防水コネクタ10を例示している。なお、以下の説明において、上下方向とは図2における上下方向を基準とする。また、前後方向とは、図3における左右方向を基準とし、図示左側を前側、図示右側を後側として説明する。
防水コネクタ10は、図6から図8に示すように、電線Wの端末に接続された端子20と、一対の端子20を幅方向に並べた状態で収容するハウジング40と、電線Wが挿通された状態でハウジング40に収容されるゴム栓(「止水部材」の一例)60と、ハウジング40を覆うシールドシェル80とを備えて構成されている。
電線Wは、図6、図7および図9に示すように、導電性に優れた金属素線からなる芯線W1を、絶縁性を有する被覆W2によって覆って構成されている。
端子20は、導電性に優れた金属板材をプレスなどによって加工することにより形成されている。また、端子20はケース内に設けられた図示しない相手方端子と接続される端子接続部21と、端子接続部21の後方に設けられた電線接続部23と、端子接続部21と電線接続部23とを前後方向に繋ぐ繋ぎ部22とを備えて構成されている。
端子接続部21は、図7に示すように、前端が丸みを帯びた平板状に形成されている。端子接続部21の前端部には、板厚方向に丸孔状に貫通するボルト挿通孔24が設けられており、端子接続部21の後端部には、板厚方向に略矩形状に貫通するランスホール25が設けられている。
電線接続部23は、図7に示すように、底板23Aの幅方向両側縁に設けられた一対のワイヤバレル26を有しており、電線Wの端末において被覆W2から露出した芯線W1に一対のワイヤバレル26を圧着させることで、電線Wの端末に端子20が電気的に接続されている。
繋ぎ部22は、図6に示すように、端子接続部21の後端縁から斜め下後方に延びる平板状をなしており、繋ぎ部22の後端縁に電線接続部23が連設されている。
ハウジング40は、合成樹脂製であって、図8に示すように、幅方向に横長な筒状をなしている。ハウジング40の内部には、図7に示すように、前後方向に貫通する一対のキャビティ41が幅方向に並んで設けられており、各キャビティ41の前端部における上壁41Aには、図6に示すように、斜め前方に向かって片持ち状に延びる端子係止部42が設けられている。
端子係止部42は、基端部を支点に上方に向かって弾性変位可能とされており、端子係止部42の前端部には、下方に突出する突出係止部42Aが設けられている。端子係止部42は、キャビティ41内に後方から挿入される端子20に押圧されることで上方に向かって弾性変位するようになっており、端子20がキャビティ41の正規の位置に至ると、突出係止部42Aが端子20のランスホール25内に嵌まり込むことで弾性復帰する。そして、ランスホール25の前側内周面25Aと突出係止部42Aとが前後方向に係止することで、端子20がハウジング40のキャビティ41内に保持されている。
ハウジング40の前後方向略中央部よりも前側は、図6から図8に示すように、機器のケースに設けられた図示しない取付孔に嵌合される嵌合部43とされており、嵌合部43は、図2に示すように、正面から視ると、幅方向に広い長円形状をなしている。嵌合部43の外周面には、図5から図7および図9に示すように、径方向外側に突出するシール装着部44が周設されている。シール装着部44の前後方向中央部は、全周に亘って凹状に凹んでおり、この凹んだ部分には、シールリング45が装着されている。シールリング45は、取付孔に嵌合部43が嵌合された際に、取付孔の内周面とシール装着部44とに全周に亘って密着してケースと嵌合部43との間をシールするようになっている。
ハウジング40の嵌合部43よりも後側は、図6、図7および図9に示すように、端子20に接続された電線Wが前後方向に挿通される電線挿通部46とされており、電線挿通部46の後端からは一対の電線Wが後方に引き出されている。
また、電線挿通部46の後端部には、図6および図9に示すように、電線Wに外嵌されたゴム栓60が後方からそれぞれ収容される一対のゴム栓収容部47が設けられている。
各ゴム栓収容部47は、キャビティ41の後端部が上下方向に拡幅されることで電線挿通部46の後端面46Aに丸孔状に開口して設けられている。ゴム栓収容部47の前壁は、ゴム栓60の収容方向と直交する形態の前止まり部48とされており、ゴム栓60が前止まり部48に後方から当接することで前止まりされるようになっている。
一方、ゴム栓60は、ゴム材などの弾性材によって形成されており、ハウジング40を形成する合成樹脂に比べて、弾性に優れている。また、ゴム栓60は、図6から図9に示すように、ゴム栓収容部47内に収容されるゴム栓本体(「シール部」の一例)61を有しており、ゴム栓本体61は、図8に示すように、電線Wが挿通可能な電線挿通孔62を有する環状に形成されている。
電線挿通孔62の内周面には、図8に示すように、複数条の内周リップ63が前後方向に並んで周設されており、各内周リップ63は、電線挿通孔62内に電線Wが挿通されると、電線Wの外周面に全周に亘って密着する。
また、ゴム栓本体61の外周面には、複数条の外周リップ64が前後方向に並んで周設されており、各外周リップ64は、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47内に収容されると、ゴム栓収容部47の内周面47Aに全周に亘って密着する。したがって、電線Wに外嵌されたゴム栓60のゴム栓本体61がゴム栓収容部47内に収容されると、図6および図7に示すように、ハウジング40と電線Wとの間がゴム栓60によってシールされるようになっている。
シールドシェル80は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属からなり、ダイキャストによって形成されている。また、シールドシェル80は、図6、図7および図9に示すように、ハウジング40の電線挿通部46の外周面を覆う筒状のシェル本体81と、シェル本体81の外周面に設けられた一対の固定部82とを備えて構成されている。
シェル本体81は、ハウジング40の電線挿通部46よりも一回り大きくて幅方向に横長な長円形筒状をなしており、シェル本体81の幅方向両端部に板状の固定片82がそれぞれ設けられている。
固定片82は、シェル本体81から径方向外側に延出した形態とされており、固定片82には、板厚方向である前後方向に貫通する貫通孔82Aが設けられている。
シェル本体81の内側には、図6から図9に示すように、電線挿通部46が前方から嵌合されて収容される収容空間81Aが設けられており、この収容空間81Aの前後方向の長さ寸法L1は、図9に示すように、ハウジング40の電線挿通部46の前後方向の長さ寸法L2とほぼ同じに設定されている。
シェル本体81の後端縁には、図5から図7に示すように、シェル本体81の後端部を塞ぐように電線挿通部46の後端面46Aと前後方向に対向する後壁(「係止部」の一例)83が設けられている。この後壁83には、図6および図7に示すように、一対の各芯シールド接続部84が連設されており、各芯シールド接続部84は、前後方向に貫通する円筒状をなしている。
各芯シールド接続部84の内径は、図4、図6および図7に示すように、電線Wの外径よりも大きく形成されており、電線挿通部46から後方に引き出された一対の電線Wがそれぞれの各芯シールド接続部84に挿通されてシールドシェル80から後方に引き出されるようになっている。そして、各芯シールド接続部84の外周面には、後方に引き出された電線Wを覆う図示しない編組線がシールド接続されるようになっている。
また、シェル本体81の上下方向両側の面には、図5に示すように、シェル本体81を内外に貫通する係止孔85がそれぞれ設けられている。係止孔85は、図3に示すように、略矩形状をなしている。
一方、ハウジング40の電線挿通部46における上下方向両側の面には、図5に示すように、係止孔85に係止する保持片(「保持部」の一例)49がそれぞれ設けられている。
これらの保持片49は、電線挿通部46から離れるように径方向外側(上下方向)に延びた後、後方に延びる片持ち状に形成されており、保持片49の後端部には、係止孔85に対してシェル本体81の内側から嵌まり込み可能な係止突起49Aが径方向外側に向けて突設されている。
また、各保持片49は、電線挿通部46に近づく方向に弾性変位可能とされており、各保持片49は、電線挿通部46がシェル本体81の収容空間81A内に挿入される際に、係止突起49Aがシェル本体81の内周面に当接することで、弾性変位する。そして、電線挿通部46が収容空間81A内の正規の位置に至ると、図5に示すように、係止突起49Aが係止孔85に嵌まり込むことで保持片49が弾性復帰する。これにより、係止突起49Aと係止孔85の前側内面85Aとが前後方向に係止することで、シールドシェル80がハウジング40に保持されるようになっている。
さて、ゴム栓60におけるゴム栓本体61の前後方向の長さ寸法L3は、図9に示すように、ゴム栓収容部47の前後方向の長さ寸法L4よりも前後方向にやや大きくなるように設定されている。したがって、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47に後方から挿入され、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47の前止まり部48に当接して前止まりされた状態では、ゴム栓収容部47からゴム栓本体61が後方にやや突出した状態となる。
そして、この状態のまま、シールドシェル80のシェル本体81の収容空間81A内にハウジング40の電線挿通部46を収容すると、図9に示すように、電線挿通部46が収容空間81A内の正規の位置に至る直前で、ゴム栓本体61の後端面がシェル本体81の後壁83に前方から当接する。
そして、さらに、電線挿通部46をシェル本体81内に押し込むと、ゴム栓本体61がシェル本体81の後壁83に収容方向後方から押圧されて前後方向に圧縮されることで、電線挿通部46がシェル本体81内の正規の位置に至り、保持片49の係止突起49Aと係止孔85の前側内面85Aとが前後方向に係止することで、ゴム栓本体61が前後方向に圧縮された状態のまま保持される。言い換えると、ゴム栓本体61がシェル本体81の後壁83によって後方から係止され、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47内に抜け止めされた状態に保持される。
また、ゴム栓本体61が前後方向に圧縮されると、ゴム栓本体61が径方向に逃げようとすることで、ゴム栓本体61の内周リップ63と外周リップ64とが径方向にさらに圧縮される。
一方、ゴム栓本体61の電線挿通孔62の後端開口縁には、図6、図7および図9に示すように、前後方向に貫通する円筒状の筒状部(「電線保護部」の一例)65が連設されている。筒状部65の外径は、図4、図6および図7に示すように、シールドシェル80の各芯シールド接続部84の内径よりも小さく、かつ電線Wの外径よりも大きく形成されており、筒状部65の前後方向の長さ寸法は、各芯シールド接続部84の前後方向の長さ寸法よりも前後方向に長くなるように設定されている。
つまり、シールドシェル80がハウジング40に保持された状態では、図6および図7に示すように、筒状部65がシールドシェル80の各芯シールド接続部84から後方に突出した状態となり、筒状部65が電線Wとシールドシェル80の各芯シールド接続部84との間に配されるようになっている。
本実施形態は、以上のような構成であって、続いて、防水コネクタ10の組み立て手順を簡単に説明すると共に、防水コネクタ10の作用および効果について説明する。
まず、防水コネクタ10の組み付けにあたり、ハウジング40のシール装着部44にシールリング45を装着し、ゴム栓60およびシールドシェル80に電線Wを先通ししておく。
次に、電線Wの端末において芯線W1を露出させ、端子20の電線接続部23を芯線W1に圧着することで、電線Wの端末に端子20を接続する。
電線Wに端子20が接続されたところで、ハウジング40のキャビティ41に端子20をそれぞれ挿入し、端子20がキャビティ41の正規の位置に至ると、端子係止部42の突出係止部42Aがランスホール25に嵌まり込むことで、端子20がハウジング40のキャビティ41内に保持される。
次に、ハウジング40のゴム栓収容部47内にゴム栓60のゴム栓本体61を後方から挿入し、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47の前止まり部48に当接することで、前止まりされる。ここで、前止まりされたゴム栓60は、ゴム栓収容部47からゴム栓本体61が後方にやや突出している。
そして、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47から後方にやや突出した状態のまま、シールドシェル80のシェル本体81の収容空間81A内にハウジング40の電線挿通部46を収容するようにしてハウジング40にシールドシェル80を組み付ける。
すると、この組み付け過程では、電線挿通部46が収容空間81A内の正規の位置に至る直前で、図9に示すように、ゴム栓本体61の後端面がシェル本体81の後壁83に前方から当接する。
このまま、さらにシールドシェル80をハウジング40に対して押し付ける(電線挿通部46をシェル本体81内に押し込む)と、ゴム栓本体61がシェル本体81の後壁83に後方から押圧されて前後方向に圧縮される。
そして、電線挿通部46がシェル本体81内の正規の位置に至ると、図5に示すように、保持片49の係止突起49Aと係止孔85の前側内面85Aとが前後方向に係止することで、シールドシェル80がハウジング40に保持され、防水コネクタ10が完成する。このとき、ゴム栓本体61は、図6および図7に示すように、前後方向に圧縮された状態で保持されると共に、筒状部65がシールドシェル80の各芯シールド接続部84から後方に突出した状態となり、筒状部65が電線Wとシールドシェル80の各芯シールド接続部84との間に配される。
以上のように、本実施形態によると、ハウジング40にシールドシェル80を装着すると、ゴム栓収容部47の内周面と電線Wの外周面とに密着したゴム栓60のゴム栓本体61が、シールドシェル80におけるシェル本体81の後壁83に後方から押圧されるようにして係止され、ゴム栓本体61がゴム栓収容部47内に抜け止めされた状態に保持される。
つまり、本実施形態によると、シェル本体81の後壁83を、ゴム栓60の抜け止め部材として機能させているから、例えば、ゴム栓収容部内においてゴム栓を後方から係止するゴム栓押さえを別途設ける場合に比べて、ゴム栓60を抜け止めしつつ、ゴム栓押さえを収容する領域分だけハウジング40を前後方向に小型化することができる。
また、本実施形態によると、ゴム栓60を後方から係止するゴム栓押さえを別途設ける必要がないから、部品点数を削減することができると共に、防水コネクタ10の組み立て作業工数を削減することができる。これにより、防水コネクタ10の組立作業性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、ゴム栓本体61がシェル本体81の後壁83に後方から押圧されて前後方向に圧縮され、ゴム栓本体61が径方向に逃げようとすることで、ゴム栓本体61の内周リップ63と外周リップ64とが径方向にさらに圧縮されるから、ゴム栓収容部47内におけるゴム栓本体61のハウジング40および電線Wに対する密着性が向上し、ハウジング40と電線Wとの間のシール性を向上させることができる。
ところで、シールドシェルの各芯シールド接続部から後方に引き出された電線が、電線の引き出し方向と交差する方向に屈曲される場合、各芯シールド接続部の後端開口縁と電線との間に何も設けられていないと、電線が各芯シールド接続部の後端開口縁に押し付けられることで、電線の被覆が損傷する虞がある。
ところが、本実施形態によると、各芯シールド接続部84からゴム栓60の筒状部65が突出しており、各芯シールド接続部84と電線Wとの間に筒状部65が配されているから、各芯シールド接続部84の後端開口縁84Aに電線Wが接触して損傷することを抑制することができる。また、本実施形態によると、筒状部65は弾性材によって構成されているから、例えば、剛性の高い樹脂によって筒状部を構成する場合に比べて、電線Wが損傷することを確実に抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、ゴム栓本体61が前後方向に圧縮された構成にした。しかしながら、これに限らず、ゴム栓本体の前後方向の長さ寸法とゴム栓収容部の収容空間における前後方向の長さ寸法をほぼ同じ寸法にすることで、ゴム栓本体が前後方向に圧縮されない構成にしてもよい。
(2)上記実施形態では、電線Wにゴム栓60を個別に外嵌させる構成にした。しかしながら、これに限らず、ゴム栓を、複数の電線を挿通する一括ゴム栓として構成してもよい。
(3)上記実施形態では、端子20をハウジング40の端子係止部42によって係止して保持する構成にした。しかしながら、これに限らず、端子をハウジング内にインサート成形により埋設することで、端子をハウジングによって保持する構成にしてもよい。
10:防水コネクタ
20:端子
40:ハウジング
46:電線挿通部(「挿通部」の一例)
49:保持片(「保持部」の一例)
60:ゴム栓(「止水部材」の一例)
61:ゴム栓本体(「シール部」の一例)
65:筒状部(「電線保護部」の一例)
80:シールドシェル
83:後壁(「係止部」の一例)
W:電線

Claims (3)

  1. 電線の端末に接続された端子を収容するハウジングと、
    前記ハウジングを覆う金属製のシールドシェルと、
    前記電線を挿通させた状態で前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングの内周面と前記電線の外周面とに密着する弾性材からなる止水部材とを備え、
    前記シールドシェルは、前記止水部材を収容方向後方から係止する係止部を有している防水コネクタ。
  2. 前記ハウジングは、前記シールドシェルを保持する保持部を有しており、
    前記係止部は、前記シールドシェルが前記保持部によって保持された状態で前記止水部材を収容方向後方から押圧している請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記シールドシェルは、前記ハウジングから後方に引き出される前記電線を挿通する挿通部を有しており、
    前記止水部材は、前記ハウジング内に配されるシール部と、前記シール部の後方に設けられ、前記電線と前記挿通部との間に配される電線保護部とを有している請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
JP2016039588A 2016-03-02 2016-03-02 防水コネクタ Pending JP2017157417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016039588A JP2017157417A (ja) 2016-03-02 2016-03-02 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016039588A JP2017157417A (ja) 2016-03-02 2016-03-02 防水コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017157417A true JP2017157417A (ja) 2017-09-07

Family

ID=59809946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016039588A Pending JP2017157417A (ja) 2016-03-02 2016-03-02 防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017157417A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101882391B1 (ko) * 2018-02-21 2018-07-26 제일전기공업 주식회사 방수용 전선연결장치
JP2018181831A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 シール部材および電気コネクタ
JP2019125470A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
WO2019142759A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
WO2020261953A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 住友電装株式会社 コネクタ
EP3955392A1 (en) 2020-08-13 2022-02-16 Yazaki Corporation Connector

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7072406B2 (ja) 2017-04-03 2022-05-20 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 シール部材および電気コネクタ
JP2018181831A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 シール部材および電気コネクタ
CN111656622A (zh) * 2018-01-16 2020-09-11 株式会社自动网络技术研究所 连接器
WO2019142762A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
WO2019142759A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP2019125471A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
US11201432B2 (en) 2018-01-16 2021-12-14 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector
JP2019125470A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
KR101882391B1 (ko) * 2018-02-21 2018-07-26 제일전기공업 주식회사 방수용 전선연결장치
WO2020261953A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30 住友電装株式会社 コネクタ
CN114041247A (zh) * 2019-06-28 2022-02-11 住友电装株式会社 连接器
EP3955392A1 (en) 2020-08-13 2022-02-16 Yazaki Corporation Connector
US11769960B2 (en) 2020-08-13 2023-09-26 Yazaki Corporation Connector with improved terminal locking device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017157417A (ja) 防水コネクタ
JP5417954B2 (ja) 防水コネクタ
JP6065228B2 (ja) コネクタ
JP2016012422A (ja) コネクタ
JP5477653B2 (ja) 機器用コネクタ
JP2008300199A (ja) コネクタ
US9887486B2 (en) Connector
US20200343668A1 (en) Connector
JP2019169244A (ja) 防水コネクタ
US9478897B2 (en) Waterproof connector
JP2007103044A (ja) シールドコネクタ
JP5440437B2 (ja) 電線の端末構造
JP2018092855A (ja) ゴムカバー付きコネクタ
JP2018160315A (ja) 防水コネクタ
JP2015065039A (ja) コネクタ
JP6014464B2 (ja) パッキン装着構造及びコネクタ
JP2009277377A (ja) コネクタ
JP6194848B2 (ja) コネクタ
JP6037233B2 (ja) 防水コネクタ
JP2013165019A (ja) コネクタ
JP2017098193A (ja) 防水コネクタ
JP6915552B2 (ja) コネクタ
JP2016048603A (ja) 端子金具およびコネクタ
JP2006066208A (ja) 防水コネクタ
JP2014089806A (ja) コネクタ及びシール部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200507