JP6049361B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、テープやコードあるいはヒーター線などの紐状素材を本縫いによって布地に縫い付ける形式のミシンにおいて、紐状素材が巻装されたボビンを針棒の上方に配置してボビンの大型化を可能としたミシンに関する。
従来より、上下に駆動される針棒と、針棒の下端部に取付けられた縫針と、針棒と同軸心上に組付けられ、その軸心回りの回転が自由な回転体と、この回転体に取付けられて縫針の針元位置へ紐状素材を案内するガイドとを備え、刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて回転体を回転制御し、針元への紐状素材の案内方向が適正となるようにガイドの向きを変更しつつ、この紐状素材を本縫いにより布地に縫い着ける形式のミシンが知られている。このような従来公知のミシンの典型例においては、紐状素材が巻装されたボビンは回転体に設けられており、回転体の回転制御によってガイドとともにボビンも回転されるようになっている。しかしながら、このようにボビンを回転体と共に回転させる構成では、その大きさが制約されてボビンを大型とすることが不可能であった。
この問題を解決するために、下記特許文献1には前記形式のミシンにおいて、紐状素材が巻装されたボビンを針棒の上方に配置し、かつ、回転体と共に回転させないように構成することで、ボビンの大型化を可能としたミシンが開示されている。このように紐状部材が巻装されたボビンを針棒の上方に配置することによって、ボビンの大型化が可能となり、ボビンに大量の紐状部材を巻装することができることとなる。この場合、ボビンは回転制御されないため、特許文献1では、ミシンヘッドの前面にブラケットを介して紐状素材を通す可撓性のチューブが固定してある。このチューブの先端は前記回転体に固定したホルダアームに固定され、ガイドの後方に配置される。これにより、回転体の回転に伴い、チューブの先端はガイドとともに刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて回転され、該チューブに通した紐状素材はガイドを介して縫針の針元位置に適正に導かれることができる。なお、チューブは回転体の回転制御に追従できるように十分な長さを有しており、大きく弛んだ状態となっている。
特開2005-144056号公報
上記特許文献1に開示されたミシンによれば、チューブの先端をガイドとともに回転制御されるようにし、このチューブに紐状素材を通してガイドへと導くようになっている。しかしながら、チューブは回転制御に追従できるように十分な長さを有して大きく弛んだ状態となっているため、このチューブに紐状素材を通すことが面倒であり、煩雑であった。また、このチューブが回転されるとき、弛んだチューブが周辺の部材に当たることがありうる。チューブが周辺の部材に当たっても紐状素材の供給には何ら問題はないが、当てられた部材の塗装が剥がれたり、チューブに傷が付いて耐久性が落ちる、という不具合があった。また、回転体(ガイド)を360°以上回転させるとチューブがミシンヘッドに絡む可能性があるため、回転体(ガイド)を360°以上回転させないような刺繍模様の刺繍データを用いる必要があり、形成できる刺繍模様が制限されることとなる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、紐状素材が巻装されたボビンを回転体と共に回転させないようにした構成において、ボビンから繰り出した紐状素材を回転するガイド先端部に適切に導くことができるようにした構成を提供しようとするものである。
本発明に係るミシンは、ミシンヘッドにおいて上下駆動可能に支持された針棒と、前記針棒の下端部に取付けられた縫針(30)と、前記針棒と同軸心上に組付けられ、その軸心回りの回転が自由な回転体(32)と、前記回転体(32)と共に回転するように構成され、前記縫針(30)の針元位置へ紐状素材を案内するガイド先端部(35)とを備え、刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて前記回転体(32)を回転制御し、針元への紐状素材の案内方向が適正となるように前記ガイド先端部(35)の向きを変更しつつ、この紐状素材を本縫いにより被縫製物に縫い着けるように構成されたミシンであって、ミシンヘッドの上方に配置され、前記紐状素材が巻装されたボビン(2)と、前記ガイド先端部(35)の上方に位置し、前記回転体(32)と共に回転するように構成された環状案内体(37)であって、円筒部(37b)と、該円筒部(37b)の下端に設けられたフランジ部(37c)と、前記紐状素材を通すために前記フランジ部(37c)に設けられた開口(37d)とを含む前記環状案内体(37)と、前記環状案内体(37)と共に回転しないように該環状案内体(37)の周囲をカバーし、かつ前記ボビン(2)から繰り出された前記紐状素材を通し入れる通し口(38e)を有するカバー部材(38)とを備え、前記ボビン(2)から繰り出された前記紐状素材が前記カバー部材(38)の前記通し口(38e)を通って前記環状案内体(37)内に導かれ、更に前記フランジ部(37c)に設けられた前記開口(37d)を通って前記ガイド先端部(35)に導かれることを特徴とする。なお、括弧内に示した符号は、後述する実施例における図面参照番号を示し、理解を容易にするための単なる参考として示すものである。
この構成により、ボビン(2)から繰り出された紐状素材が通し入れられるカバー部材(38)は回転することなく、環状案内体(37)が回転体(32)と共に回転し、該環状案内体(37)の開口(37d)を通ってガイド先端部(35)へと出ていく紐状素材は、該ガイド先端部(35)の向きの変更(回転)に追従して、適正にその向きを変更する(回転する)。この場合、紐状素材は、回転体(32)の回転に従い環状案内体(37)の円筒部(37b)に巻き掛けられ、あるいは、巻き掛けたときとは逆方向の回転に従い環状案内体(37)の円筒部(37b)から巻きほどかれる。従って、カバー部材(38)の内側において、紐状素材は、乱れることなく、安定して、環状案内体(37)の円筒部(37b)に巻き掛けられ、または、ほどかれる。この構成によれば、回転体(32)すなわちガイド先端部(35)を360°以上回転して紐状素材が環状案内体(37)の円筒部(37b)に一回転以上巻き掛けられたとしても何ら問題はないため、回転体(32)すなわちガイド先端部(35)を360°以上回転するような刺繍データを適用して縫い動作を行うことができ、形成できる紐状素材刺繍模様の自由度が向上することとなる。また、チューブを用いることなく紐状素材をガイド先端部(35)に適正に導くことができるため、チューブに紐状素材を通すという面倒な手間がかからず、紐状素材のセットを容易に行うことができる。また、チューブが周辺の部材に当たることによる不具合が一切生じない。
本発明の一実施例に係る刺繍ミシンの一部(1つのミシンヘッドとその関連部分)を示す正面図。 図1に示した刺繍ミシンの左側面図。 図2に示したボビンの支持部分を示すボビン軸径方向断面図。 紐状素材を案内するための環状案内装置を断面で表した、ミシンヘッド下方部の左側面図。 環状案内装置の分解斜視図。 環状案内装置の概略平面図。
図1は本発明の一実施例に係るミシン(刺繍ミシン)の一部(1つのミシンヘッドHとその関連部分)を示す正面図であり、図2はその左側面図である。このミシンのミシンフレーム1の前面には複数個のミシンヘッドHが一定の間隔で配置してあるが、本実施例では説明を理解し易くするために1つのミシンヘッドHのみが示してある。
ミシンフレーム1の前面にはミシンヘッドHが配設してあるとともに、ミシンヘッドHの上方には紐状素材Aが巻装されたボビン2が配置してある。ボビン2は、ミシンフレーム1に固定された一対の支持部材3、3に両端が支持されたボビン軸4に設けてある。左側(図1において)の支持部材3には、ボビン2の下方部へ延びる支持プレート5が固定してある。支持プレート5の基端部には駆動プーリ6が配設してあり、駆動プーリ6は支持部材3に固定された駆動モータ7のモータ軸に固定してある。支持プレート5の先端部には従動プーリ8が回転可能に設けてあり、従動プーリ8と駆動プーリ6には丸ベルト9が掛け渡してある。従動プーリ8は支持プレート5の先端部に回転可能に支持されたシャフト10の一端に固定してあり、シャフト10の他端には滑り止め部材が巻かれた回転プーリ11が固定してある。回転プーリ11はボビン2の左側フランジの下端に当接しており、駆動モータ7の駆動によって回転プーリ11が回転されるとボビン2も回転されることとなり、これに応じて紐状素材Aがアクティブにボビン2から繰り出される。
図3はボビン軸4の径方向に沿う断面図によりボビン2の支持部分を示すものである。この図より明らかなように、ボビン2の後方には一対の支持部材3、3に両端が固定された支持ロッド12が設けてある。支持ロッド12には一対の揺動プレート(揺動部材)13、13が設けてある。各揺動プレート13には掛け部13aが形成してあり、この掛け部13aを支持ロッド12に掛けて該揺動プレート13を揺動自在に吊り下げてある。一対の揺動プレート13、13の各下端には1つの案内ロッド14の各端部がそれぞれ固定してあり、該案内ロッド14でその下端部が連結された一対の揺動プレート13、13が一体的に揺動する。なお、支持ロッド12には、一対の揺動プレート13、13の外側に左右位置を規制するカラー15、15が固定してある。この案内ロッド14に、図3に示すようにボビン2から繰り出した紐状素材Aを掛け渡して、後述するガイド部材16へと導くようになっている。
揺動プレート13、13は、常には自重によって図3に示す案内ロッド14が真下の揺動位置にあり、紐状素材Aをボビン2から一定量余分に引き出した状態で、該紐状素材Aを保持するようになっている。しかし、紐状素材Aが急激に消費されることで、ボビン2の回転による紐状素材Aのアクティブな繰り出しが間に合わないときには、該紐状素材Aがガイド部材16の方向に引っ張られることにより該紐状素材Aに加わる張力に応じて、揺動プレート13、13が図3において右側に揺動し、該紐状素材Aを前記一定量余分に引き出した状態を解消するように動作する。これにより、前記一定量分の紐状素材Aがガイド部材16の方向に速やかに供給されるようになっている。後述するように、環状案内体37の円筒部37bは比較的大きな径を持つため、紐状素材Aが該円筒部37bに巻き掛けられるときは、実際の縫いに消費される紐状素材Aの分量よりも多い分量(円筒部37に巻き掛けられる分だけ多い量)の紐状素材Aをボビン2から繰り出す必要がある。そのような場合に、上記のような構成の揺動プレート(揺動部材)13、13は、急激に消費される紐状素材Aを直ちに補うように、該紐状素材Aを供給するよう動作する。
図1、図2に示すように、ボビン2の下方には、紐状素材Aを案内するガイド部材16が設けてある。ガイド部材16は、両支持部材3、3にそれぞれ固定された一対のガイドベース17、17に固定してある。ガイド部材16には、その上端部および略中間部で、背面より少し離れた位置に案内ロッド18、19が固定してある。この案内ロッド18、19とガイド部材16の背面との間に紐状素材Aを案内するようになっている。ガイド部材16の下方にはロッド20が設けてあり、ロッド20の両端は一対の揺動アーム21、22の下端部に固定してある。揺動アーム21、22はそれぞれガイドベース17に揺動自在に支持してある。左側の支持部材3には、左側の揺動アーム21の揺動を検出する検出器が設けてある。左側の支持部材3には駆動モータ7の駆動を制御するタイマ23が設けてある。そして、揺動アーム21、22が揺動されたときにタイマ23にて設定された時間だけ駆動モータ7が駆動されるようになっている。ガイド部材16の前面には略U字状の取付板24が固定してあり、取付板24の下端部中央にはガイドカラー25が固定してある。ミシンヘッドHの前面にはガイドブラケット26が固定してある。ガイドブラケット26には、前方に延びた前方部の先端にガイドカラー27が固定してあるとともに、下方に延びた下方部の下端にガイドカラー28が固定してある。そして、ガイド部材16に案内された紐状素材Aを、ロッド20の奥側に当接させた後にガイドカラー25、27、28に通して導くようになっている。
ミシンヘッドHは周知の構成からなっていてよい。すなわち、ミシンヘッドHは、上下駆動可能に支持された針棒(図では隠れている)と、該針棒の下端部に取り付けられてミシン主軸29の回転によって針棒とともに上下に往復駆動される縫針30とを有しており、この縫針30の上下動と針板31の下方に設けられた図示しない釜の回転によって周知の本縫いが行われる。
図4は、ミシンヘッドHの下方部を示した左側面図で、ミシンヘッドHの下方部に設けた環状案内装置36を断面図で表している。針棒の同軸心上には、その軸心回りの回転が自由な回転体32と、回転体32とともに回転するとともに縫針30の上下動に連動して上下動する布押え体33が設けてある。回転体32には、縫針30の上下動に対し所定のタイミングで回動されるガイドレバー34が設けてあり、ガイドレバー34の下端には紐状素材Aを針元へ案内するガイド先端部35が固定してある。そして、刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて回転体32を回転制御して紐状素材Aの案内方向が適正となるようにガイド先端部35の向きを変更しつつ、ガイドレバー34を縫針30の一往復毎に針元位置の左右に回動して、紐状素材Aを所謂チドリ縫いによって布地(被縫製物)に縫い付けるようになっている。
本発明に従って提案される環状案内装置36は、ボビン2から繰り出された紐状素材Aをガイド先端部35へと導く。図5には環状案内装置36の分解斜視図が示してある。環状案内装置36は、前記ガイド先端部35の上方に位置して前記回転体32と共に回転するように構成された環状案内体37と、該環状案内体37に対して相対的に回転可能に対峙し、該環状案内体37の周囲をカバーするカバー部材38とを備えている。環状案内体37は、円筒部37bと、該円筒部37bの下端に設けられたフランジ部37cとを含む。フランジ部37cは円筒部37bよりも大径である。円筒部37bの内部は中空部37aとなっていて、該中空部37a内に前記回転体32を装着し、該回転体32に該円筒部37bを固定する。フランジ部37cには、紐状素材Aを通すための開口37dが設けられており、該開口37dにはガイドカラー39が取り付けられていて、紐状素材Aは該ガイドカラー39に通される。
図6には環状案内装置36の概略平面図が示してある。この図より明らかなように、環状案内体37は、その中空部37aに回転体32を位置させて、回転体32に固定された取付プレート42に2本の取付ネジ43にて固定してある。カバー部材38は、天板38aを有する円筒状で、天板38aには環状案内体37の円筒部37bの上端部が嵌合する抜き孔38bが形成してある。カバー部材38は、抜き孔38bに環状案内体33の円筒部37bを嵌合して、環状案内体37のフランジ部37c上に載置してある。カバー部材38の天板38aには2つの係合孔38c、38dが形成してあり、この係合孔38c、38dにはミシンヘッドHに固定した2つの規制部材40、41のそれぞれの先端部40a、41aが係合している。これにより、カバー部材38は回転と上方への移動が規制されることとなり、環状案内体37が回転体32と共に回転するとき、カバー部材38は回転しない。カバー部材38の側周面には紐状素材を通す通し口38eが形成してある。なお、通し口38eの左右には、カバー部材38の内部を確認するための窓孔38fが複数形成してある。
図4に示すように、ボビン2から繰り出されてガイドカラー28まで通された紐状素材Aを、カバー部材38の通し口38eから通し入れ、環状案内体37のフランジ部37cのガイドカラー39(開口37d)に通して環状案内装置36の外に出す。環状案内装置36(開口37d)から出された紐状素材Aはガイドレバー34のガイド先端部35に通して縫針30の針元位置へと導かれる。
本実施例において、紐状素材Aを布地に縫い付ける作業について説明する。まず、紐状素材Aを巻装収納したボビン2から引き出した紐状素材Aを、手作業により上述のように供給経路の各部に通して、縫針30の針元位置へと導く。このように紐状素材Aを所定通りセットした状態で刺繍縫い運転を開始し、布地を所定の刺繍データに基づきXY方向へ移動制御するとともに、縫針30を上下に駆動して図示しない釜とによって周知の縫いを行う。布押え体33は、縫針30の上下動に対して所定のタイミングで上下動されて布押えの機能を果たす。ガイドレバー34は縫針30の一往復毎に針元位置の左右に回動して、ガイドレバー34のガイド先端部35により針元位置へ案内されている紐状素材Aは左右に振られることとなり、紐状素材Aは、所謂チドリ縫いによって順次布地に縫い付けられる。回転体32は、刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて回転され、ガイド先端部35がミシンヘッドHの相対的な進行方向の前面に位置するように制御される。ここまでの各部の動作は、公知の動作と同様である。
本実施例においては、この回転体32とともに環状案内体37も回転され、フランジ部37cのガイドカラー39に通した紐状素材Aがガイド先端部35を介して縫針30の針元位置へ適正に案内される。このとき、環状案内体37は回転体32とともに回転するが、カバー部材38は回転しないため、環状案内体37の回転に応じて、紐状素材Aは環状案内体37の円筒部37bに適宜巻き掛けられ、あるいは、巻き掛けたときとは逆方向の回転に従い環状案内体37の円筒部37bから巻きほどかれる。従って、カバー部材38の内側において、紐状素材Aは、乱れることなく、安定して、環状案内体37の円筒部37bに巻き掛けられ、または、巻きほどかれることとなる。この円筒部37bはある程度の径を有しており、回転体32(ガイド先端部35)を360°以上回転して紐状素材Aが環状案内体37の円筒部37bに一回転以上巻き掛けられても何ら問題はない。
紐状素材Aが縫い着けられるのに伴って、ロッド20が紐状素材Aに引張られて手前に移動され、一対の揺動アーム21、22が揺動されると、検出器がその揺動を検出してタイマ23にて設定された時間だけ駆動モータ7が駆動され、ボビン2が回転駆動されて紐状素材Aがアクティブに繰り出される。引き続き紐状素材Aが縫い着けられるのに伴って、再び揺動アーム21、22が揺動されるとボビン2が回転されて紐状素材Aがアクティブに繰り出される。このように、紐状素材Aの縫い着けに際してはボビン2が回転、停止を繰返し、紐状素材Aを適正に繰り出す。このとき、紐状素材Aが急激に消費されてボビン2の回転による繰り出しが間に合わないときには、前述のように揺動プレート13、13が揺動して紐状素材Aが供給されるようになっている。
例えば、環状案内体37の円筒部37bは比較的大きな径を持つため、紐状素材Aが該円筒部37bに巻き掛けられるときは、実際の縫いに消費される紐状素材Aの分量よりも多い分量(円筒部37に巻き掛けられる分だけ多い量)の紐状素材Aをボビン2から繰り出す必要がある。そのような場合に、急激に消費される紐状素材Aの量に間に合うように前記モータ7が駆動されない可能性がある。しかし、前述のような構成の揺動プレート(揺動部材)13、13の動きにより、急激に消費される紐状素材Aを直ちに補うように、該紐状素材Aを供給することができる。
上記構成からなる本発明によれば、環状案内装置36によってガイド先端部35へと紐状素材Aを導くようにしたため、従来のようにチューブに紐状素材を通すという面倒な手間がかからず、紐状素材のセットを容易に行うことができる。また、チューブが周辺の部材に当たることによる不具合が一切生じない。また、回転体32の回転に応じて、紐状素材Aは回転体32とともに回転する環状案内体37の円筒部37bに巻き掛けられることとなるが、円筒部37bはある程度の径を有しており、回転体32(ガイド先端部35)を360°以上回転して円筒部37bに一回転以上巻き掛けられても何ら問題はないため、回転体32(ガイド先端部35)を360°以上回転するような刺繍データを適用して縫い動作を行うことができ、形成できる紐状素材刺繍模様の自由度が向上することとなる。
なお、本実施例において、環状案内体37の円筒部37bの外周に回転自在の回転リングを設け、回転リングに紐状素材Aが巻き掛けられるようにしてもよい。また、本発明の実施にあたって、ボビン2をアクティブに回転させるための駆動モータ7を省略してもよい。
H ミシンヘッド
A 紐状素材
1 ミシンフレーム
2 ボビン
30 縫針
32 回転体
35 ガイド先端部
36 環状案内装置
37 環状案内体
37a 中空部
37b 円筒部
37c フランジ部
37d 開口
38 カバー部材
38e 通し口
39 ガイドカラー

Claims (3)

  1. ミシンヘッドにおいて上下駆動可能に支持された針棒と、
    前記針棒の下端部に取付けられた縫針(30)と、
    前記針棒と同軸心上に組付けられ、その軸心回りの回転が自由な回転体(32)と、
    前記回転体(32)と共に回転するように構成され、前記縫針(30)の針元位置へ紐状素材を案内するガイド先端部(35)と
    を備え、刺繍データに基づく布地の移動方向に応じて前記回転体(32)を回転制御し、針元への紐状素材の案内方向が適正となるように前記ガイド先端部(35)の向きを変更しつつ、この紐状素材を本縫いにより被縫製物に縫い着けるように構成されたミシンであって、
    ミシンヘッドの上方に配置され、前記紐状素材が巻装されたボビン(2)と、
    前記ガイド先端部(35)の上方に位置し、前記回転体(32)と共に回転するように構成された環状案内体(37)であって、円筒部(37b)と、該円筒部(37b)の下端に設けられたフランジ部(37c)と、前記紐状素材を通すために前記フランジ部(37c)に設けられた開口(37d)とを含む前記環状案内体(37)と、
    前記環状案内体(37)と共に回転しないように該環状案内体(37)の周囲をカバーし、かつ前記ボビン(2)から繰り出された前記紐状素材を通し入れる通し口(38e)を有するカバー部材(38)と
    を備え、前記ボビン(2)から繰り出された前記紐状素材が前記カバー部材(38)の前記通し口(38e)を通って前記環状案内体(37)内に導かれ、更に前記フランジ部(37c)に設けられた前記開口(37d)を通って前記ガイド先端部(35)に導かれることを特徴とするミシン。
  2. 前記カバー部材(38)は、前記ミシンヘッドに規制部材(40、41)によって回転不能に配置されている請求項1に記載のミシン。
  3. 前記ボビン(2)から前記カバー部材(38)に至る前記紐状素材の供給経路上において、前記紐状素材を前記ボビン(2)から一定量引き出した状態で保持する揺動部材(13)が設けられ、該揺動部材(13)は前記紐状素材に加わる張力に応じて前記紐状素材を引き出した状態を解消する方向に動くように構成されている請求項1又は2に記載のミシン。
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