JP2009119182A - 紐状素材を布に縫付けるようにしてあるミシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 定量平衡用弛み部における下方に向けての弛みの大きさの設定は、バランスローラーの頂部において、垂下部方向の張力と、定量平衡用弛み部方向の張力とが略釣合うような大きさに設定してあり、さらに、紐状素材用ガイドの近くにおいては、布に対して縫付ける紐状素材の消費量を測る為の計測手段を備えさせ、この計測手段によって計測された紐状素材の消費量に相当する量の紐状素材を、繰出手段から定量平衡用弛み部に向けて次々と繰り出し、バランスローラーの頂部において、垂下部方向の張力と、定量平衡用弛み部方向の張力とが、常時略釣合うようにした。
【選択図】 図2
Description
上記ボビンとガイドとの間には、ボビンから繰出された紐状素材を添わせる為の第1ローラと、第1ローラに添わせた紐状素材を第1ローラに向けて押え付けるようにしてある回転自在の第2ローラとから成るガイドローラとを備え、上記繰出し手段によってボビンから繰出される紐状素材を、ガイドローラにおける第1及び第2ローラの間に挟み、ガイド側からの引っ張り力によって紐状素材を通過させ、さらに上記布枠の移動に伴い紐状素材が引かれることによって上記紐状素材を下降させ、ガイドを通して上記針落孔位置に案内するようにしてある(特許文献1参照)。
従って、紐状素材を布に対して曲線状態で縫付けが要求される場合、紐状素材を縫付け予定位置に沿わせても、紐状素材に掛かる張力によって紐状素材に直線化する力が加わって、紐状素材は直線状態で布に縫付けられ、要求される曲面の縫付けを正しくきれいに行うことができない恐れが生じる問題点があった。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
このことは、紐状素材を直線縫部分に対しては勿論のこと、曲線縫付けが要求される部分に対しても、要求される曲線に対応した供給状態で、布に対して予定された曲率で、きれいに供給して縫付けをすることができ、高品質な製品を製造することができる品質上の効果がある。
図1は、ミシンを説明する為の一部省略して表した概略正面図。
図2は、図1に示したミシンを左側から見た左側面図(一部図示省略)で、針落孔3を有するベッドと、 紐状素材収納部30と、繰出し手段40と、バランスローラー55と、紐状素材用ガイド67と、紐状素材収納部30から針落孔位置に向けて案内される紐状素材33の位置関係を説明する為の概略図。
図3は、ミシンヘッドHの一部破断して示す拡大側面図で、縫針10、布押え14、紐状素材用ガイド67等を説明する為の図。
図4(A)は、紐状素材収納部30と、繰出し手段40と、バランスローラー55と、紐状素材33の位置関係を説明する為の概略斜視図、図4(B)は(A)におけるB−B線位置の部分断面概略図で、バランスローラーと回り止板バネと調整ねじとの関係を説明する為の図、(C)は(A)におけるエラースイッチを説明する為の概略斜視図。
図5(A)は、紐状素材の消費量を計測する計測手段の異なる例を説明する為の概略図、図5(B)は(A)における操出手段86を説明する為の概略断面図、図5(C)は図3における送り装置86bを説明する為の概略断面図。
6はベッド2の上面2aにおいてXY方向に横動可能にした刺繍枠を示し、7は周知のように刺繍枠6に装着された布を示す。8は、ミシンAの動作を制御する為のCPU、ROM、RAM等を含むコンピュータを備えている周知の制御装置の存在を示す。制御装置8は、広く知られているように、布に対して紐状素材を縫付ける為の刺繍データに基づいて、ミシンAにおける縫針、刺繍枠、繰出し手段のモーター41、その他のミシンAの動作に必要な部材等を作動させる為の制御信号を所定タイミングで出力して駆動制御するようにしてある。
次に、上記布押え14の押え部15を方向制御する為の機構について説明する。
21は、ガイドブラケット12の外周において、針落孔3を中心に往復回動自在の回転ブッシュを示す。22は回転ブッシュ21の下端に固着された係合部材38を示し、係合部材22の先端の係合部22aは、布押え14の外周に対して上下方向に沿って形成されている係合溝14aに係合してある。24は周知のモーターを示し、25はモーター24の駆動軸24aに連繋されているプーリー、27は回転ブッシュ21に連繋されているプーリー、26はプーリー25、27に巻掛けられているタイミングベルトを示す。モーター軸24aの回動に伴って、プーリー26、タイミングベルト25、プーリー24、回転ブッシュ21が回動され、その回動に伴って布押え14の布押え部15は方向制御できるようにしてある。さらに、上記の場合、広く知られているように、縫針10と布押え14と、刺繍枠6等を同期させて縫製に用いるようにすればよい。
30は、紐状素材(例えば、飾り糸、紐、ビーズ素材糸、毛糸、オーガンジテープ、電熱コード、シークイン、チェーン等)を巻付けて蓄える為の紐状素材収納部を示し、基枠28に対して支軸31でもって回転自在に装着されている。なお、紐状素材収納部30としてリールを図示したが、紐状素材を巻付けて蓄えるものであればよく、周知のボビン、コーン、かせ等を用いてもよい。紐状素材収納部30に巻付けられる紐状素材33は、図1、2に示されるように、後述する繰出手段40、バランスローラ55、紐状素材ガイド67等を通って針落孔3に向けて案内される。なお、図において33aは紐状素材収納部30に対して巻付け量が多い場合の紐状素材の存在位置を示し、33bは少ない場合の紐状素材の存在位置を示す。
35は、紐状素材収納部30に巻付けられた紐状素材33を、後述の繰出手段40における押えローラー47の中央位置に向けて案内する為の巾ガイドを示し、基枠28に固着されている。
46は、支軸45の一端に固定された送りローラーで、支軸45と共に矢印方向に回転可能に固定してある。47、48は紐状素材33dを送りローラー46に押し付ける為の押えローラーを示し、支持板28cに対して回動自在に枢着されている。二つの押えローラー47、48は、図示のように、紐状素材33cを送りローラー46のローラー面46aと押えローラー47、48のローラー面47a、48aとで挟み、送りローラー46の回動に伴って回動し、紐状素材33dを繰り出せるように配置してある。
繰出手段40は、モーター41の駆動によって、モーター軸41aが所定角度回動すると、プーリー42、タイミングベルト44、プーリー43、支軸45が回動され、それに伴って送りローラー46が所定角度回動すると、紐状素材33dを繰出点50から供給方向82へ向けて送りローラー46の回転角度に対応する所定寸法分、繰り出すことができる。
上記バランスローラー55は、回転抵抗少なく回転するよう任意の手段(例えばベアリング)を用いて構成されている。なお、バランスローラー55の外周面55aは、紐状素材の種類によって、摩擦抵抗を大きくする為に粗面である場合、又は逆に鏡面にしたほうが良い場合もある。図4(A)(B)に示される57は回止板バネを示し、回止板バネ57は一端57aを支持板28bに固着され、先端(自由端)57bは支持板28bとバランスローラー55の側面55bとの間に挿入されている。58は調整ねじで、そのねじ部58bは支持板28bを貫通した状態で支持板28bに螺合させてある。頭部58aを回すことによって調整ねじ58の自由端58cで回止板バネ57を強弱押圧する。それにより、回止板バネ57でバランスローラー55の側面55bに強弱押圧し、バランスローラー55の回転抵抗を調節できるようにしてある。
なお、調整ねじ58によるバランスローラー55の回転抵抗を調節は、必要に応じて行えばよい。例えば、紐状素材に張力を掛けて縫製したい場合、バランスローラーの回転を停止させたい場合、バランスローラーの逆回転を防止させる場合、急な回転を抑制する場合等に、必要に応じて行えばよい。
62はホルダ21に連結された紐状素材33hを通す可撓性のチューブで、チューブ62の先端は、回転ブッシュ21に固定されたホルダアーム63に固定してある。
次に、65は、繰出手段40から繰り出された紐状素材33を、針落孔3へ向けて針落孔位置へ向けて案内する為の紐状素材ガイド67を有するガイドレバーで、元部が回転ブッシュ21の外周に止着され、回転ブッシュ21と共に往復回動して、方向制御することができる。
定量平衡用弛み部39における下方に向けての弛みの大きさは、上記張力T1と張力T2とがほぼ釣合うように紐状素材33e、33f、33gを下方に大きく弛ませるとよい。
また、図2、4に示されるように、定量平衡用弛み部39に対して重り(ウエイト)34をぶら下がげてもよい。重り34の重量は、上記張力T1と張力T2とがほぼ釣合うような重量であればよく、定量平衡用弛み部39における下方に向けての弛みの大きさや、紐状素材33の種類、太さ等により任意に設定すればよい。重り34を付加すると定量平衡用弛み部39の下方に向けての弛み寸法を短くすることができる。
なお、重り34は、紐状素材が自重の小さい素材(毛糸、オーガンジテープ)の場合、紐状素材の送りローラー46への巻付き防止用の重りとしても兼用できる。
基本的には、紐状素材33の消費量相当分を、操出手段40から繰り出すことにより、定量平衡用弛み部39の量を調整し、垂下部69の張力に対応させるようにバランスをとっている。
紐状素材33の消費量の計測手段としては、刺繍枠6が一定寸法で動く場合は、その刺繍枠6の動き数、或いは針数から消費量を推定するとよい。または、消費量の計測手段として刺繍枠6の移動寸法を算出(CPUで移動寸法を算出)してそれを消費量として推定してもよい。
操出手段40からの紐状素材33の操出量の計測手段としては、送りローラー46の回転角度、即ちモーター41の回転角度が操出点50からの紐状素材の移動量と関係があるので、モーター41の回転角度から紐状素材の操出量33を推定するとよい。
この上下動監視センサー36の存在により、重り34が上昇した場合、操出手段40から余分に繰り出すように操出量を補正し、下降した場合は操出量を減らすように操出量を補正する。
図4において、72、73は押えローラー48の支軸48cに対して回動自在に枢着してある支持腕を示す。74は支持腕72、73の一端72a、73aに固着された作動杆を示す。75は周知のフォトセンサを示し、75aは支持板28cに装着するための取付部で、取付に用いる取付孔を備えている。75bは受光部を示し、常態では、図4(C)の実線で示されるように支持腕72の他端72bが位置し、支持腕の他端72bによって光が遮られて通電しない(スイッチOFF状態)ようにしてある。支持腕の他端72bが受光部75bから脱出した状態では(支持腕72が矢印83方向に回動して図4(C)の一点鎖線で示される位置にある状態)、受光部75bは光を検出して通電する(スイッチON状態)ようにしてある。スイッチON状態では操出手段40におけるモーター41が駆動し、定量平衡用弛み部39に向けて余分に紐状素材を繰り出すようにしてある。
エラースイッチ70は、仮に、定量平衡用弛み部39における弛みが小さくなり上方位置(図4(A)における二点鎖線33mで示す位置)に引き張られても、作動杆74が紐状素材33mによって矢印83方向へ回動して、エラースイッチはON状態となる。上述したように、モーター41の駆動によって紐状素材は定量平衡用弛み部39に向けて予め設定されている量だけ余分に繰り出され、定量平衡用弛み部39は大きく下方へ弛む。バランスローラー55の頂部56において、上記垂下部方向の張力T1と、上記定量平衡用弛み部方向の張力T2とが、常時略釣合うようにすることができる。
なお、当然のことながらエラースイッチ70は、この時点で復帰してスイッチOFF状態になる。
まず、ミシンに紐状素材をかける作業を図2を用いて説明する。なお、紐状素材収納部30には紐状素材が33aの位置まで巻付けられてあり、支持板28cは二点鎖線で示されるキャンセル位置にあり、紐状素材33は掛け渡されていない状態にあるものとする。
紐状素材収納部30から紐状素材33を引き出し、巾ガイド35を通し(33c)、送りローラー46の上に沿わせる(33d)。続いて下方(矢印82方向)に適当な長さを垂らして弛ませた後、ガイドローラー55に掛ける(33e、33f、33g)。引き続いてホルダ61、チューブ62に通し(33h、33i)、紐状素材用ガイド67に通す(33j)。その後、支持板28cを実線で示される位置に降ろし、押えローラー47、48を送りローラー46に押し付け、重り34を定量平衡用弛み部39に掛ける。
次に、定量平衡用弛み部39の設定をする。なお、ガイドローラー55の回止板バネ57は緩んだ状態とする。
手で定量平衡用弛み部39の紐状素材33を上下させて、定量平衡用弛み部39と垂下部69との釣合わせる。
次に、紐状素材33の消費量と、その消費量相当分の操出量の両者を制御装置8に入力しておく。例えば、後述する刺繍枠の移動毎の紐状素材の消費量と、刺繍枠が横動する毎のモーター41の回転角度を入力する。
なお、紐状素材の太さ、表面形態等は、前述したような紐状素材の種類によって多彩である。よって、紐状素材の太さ、表面形態等によって誤差が発生する場合がある。その場合は、補正値を制御装置に入力すればよい。
広く知られているように、刺繍枠6の横動、縫針10の上下動の関連動作により、紐状素材用ガイド67から針落孔3に向けて案内される紐状素材33jは布に対して縫付けられる。布に対する紐状素材の縫付けに伴い、紐状素材33jは供給方向82に引っ張られ、紐状素材33i、33h部分も供給方向82へと供給される。
一方、繰出手段40においては、上述したように、紐状素材の消費量に相当する量の紐状素材が、繰出点50から定量平衡用弛み部39に向けて繰り出される。
布に対する紐状素材33の縫付け作業中にあっては、紐状素材33の消費量相当分を、操出手段40から繰り出すことにより、定量平衡用弛み部39の量を調整し、垂下部69の張力に対応させるようにバランスをとっている。よって、垂下部69から針落孔3に向けて次々と供給される紐状素材33に掛かる張力(テンション)は、実質的にゼロに近い値で、かつ、一定な状態で紐状素材を供給しながら布に縫付けることができる。
紐状素材用ガイド67近くに取付けた送り装置86bと、操出手段86とを用いて制御するようにした例を示す。
図3、5から理解できるように、紐状素材収納部30に巻付けられた紐状素材33は、回転子85、85を通って操出手段86、ガイドローラー55、ホルダ61、チューブ62、送り装置86b、紐状素材用ガイド67を通って針落孔3に向けて案内されている。
図5に示される操出手段86において、87はケース本体、89はケース87内において矢印方向に回動自在に設置された駆動ローラを示し、周知のモーター90の駆動軸90aに連繋されている。91は紐状素材33dを駆動ローラー89との間で挟む為の従動ローラを示し、矢印方向に回動自在に設置されている。従動ローラ91は、図示のように、紐状素材33cを従動ローラ89のローラー面89aと従動ローラ91のローラー面91aとで挟み、駆動ローラー89の回動に伴って回動し、紐状素材33dを繰り出せるように配置されている。
繰出手段86は、モーター90の駆動によって、モーター軸90aが所定角度回動すると、駆動ローラー89が所定角度回動し、紐状素材33dを繰出点50から供給方向82へ向けて駆動ローラー89の回転角度に対応する所定寸法分、繰り出すことができる。
送り装置86bは、モーター90kの駆動によって、モーター軸90akが所定角度回動すると、駆動ローラー89kが所定角度回動し、紐状素材33dを駆動ローラー89の回転角度に対応する所定寸法分、供給方向82へ向けて送り出すことができる。
操出手段68からの紐状素材33の操出量の計測手段としては、駆動ローラー89の回転角度、即ちモーター90の回転角度が操出点50からの紐状素材の移動量と関係があるので、モーター90の回転角度から紐状素材の操出量を推定するとよい。
Claims (1)
- 針落孔を有するベッドと、
上記ベッドにおける針落孔位置に向けて供給される紐状素材を、上記ベッドの上に横動自在に置かれる布に対して縫付けるようにしてある縫針とを備え、さらに、
紐状素材収納部から紐状素材を繰出す為の繰出し手段と、
上記繰出し手段から繰出された紐状素材を上記針落孔位置へ向けて案内する為の紐状素材用ガイドとを備え、
上記繰出し手段から繰出される紐状素材を、紐状素材用ガイドを通して上記針落孔位置に案内し、その紐状素材を布に縫付けるようにしてあるミシンにおいて、
上記紐状素材の繰出し手段の繰出点よりも紐状素材の供給方向で、かつ、一定の間隔を隔てた位置であって、しかも、上記紐状素材用ガイドの位置よりも高所の位置には、回転自在に構成されたバランスローラーを備え、
上記繰出し手段の繰出点と、上記バランスローラーとの間には、
常時略一定量の紐状素材が下方に向けて弛んだ状態で架け渡される状態にする為の定量平衡用弛み部を、上記繰出し手段の繰出点より次々と繰り出す紐状素材で構成し、
上記バランスローラーと、上記紐状素材用ガイドとの間には、常時略一定量の紐状素材が上記バランスローラーから下方に向けて垂下する状態にする為の垂下部を、上記バランスローラーより次々と垂下部に向けて降下する紐状素材で構成し、
上記定量平衡用弛み部における下方に向けての弛みの大きさの設定は、上記バランスローラーの頂部において、上記垂下部方向の張力と、上記定量平衡用弛み部方向の張力とが略釣合うような大きさに設定してあり、
さらに、紐状素材用ガイドの近くにおいては、布に対して縫付ける紐状素材の消費量を測る為の計測手段を備えさせ、
この計測手段によって計測された紐状素材の消費量に相当する量の紐状素材を、上記繰出し手段から上記定量平衡用弛み部に向けて次々と繰り出し、上記バランスローラーの頂部において、上記垂下部方向の張力と、上記定量平衡用弛み部方向の張力とが、常時略釣合うようにしたことを特徴とする紐状素材を布に縫付けるようにしてあるミシン。
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JP2007299240A JP2009119182A (ja) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | 紐状素材を布に縫付けるようにしてあるミシン |
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Citations (3)
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JPH04121868U (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-30 | グレースミシン株式会社 | テープ自動送り装置 |
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2007
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