JP6044337B2 - インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法 - Google Patents

インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6044337B2
JP6044337B2 JP2012287277A JP2012287277A JP6044337B2 JP 6044337 B2 JP6044337 B2 JP 6044337B2 JP 2012287277 A JP2012287277 A JP 2012287277A JP 2012287277 A JP2012287277 A JP 2012287277A JP 6044337 B2 JP6044337 B2 JP 6044337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
etching
indium
oxide
etching solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012287277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014130893A (ja
Inventor
秀範 竹内
秀範 竹内
邦夫 夕部
邦夫 夕部
哲 岡部
哲 岡部
麻里 臼井
麻里 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2012287277A priority Critical patent/JP6044337B2/ja
Priority to US14/083,940 priority patent/US9217106B2/en
Priority to TW102144062A priority patent/TWI639729B/zh
Priority to KR1020130149480A priority patent/KR102168512B1/ko
Priority to CN201310713080.0A priority patent/CN103911159B/zh
Publication of JP2014130893A publication Critical patent/JP2014130893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6044337B2 publication Critical patent/JP6044337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K13/00Etching, surface-brightening or pickling compositions
    • C09K13/04Etching, surface-brightening or pickling compositions containing an inorganic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K13/00Etching, surface-brightening or pickling compositions
    • C09K13/04Etching, surface-brightening or pickling compositions containing an inorganic acid
    • C09K13/06Etching, surface-brightening or pickling compositions containing an inorganic acid with organic material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/34Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies not provided for in groups H01L21/0405, H01L21/0445, H01L21/06, H01L21/16 and H01L21/18 with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/46Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/428
    • H01L21/461Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/428 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/465Chemical or electrical treatment, e.g. electrolytic etching

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、液晶ディスプレイ(LCD)やエレクトロルミネッセンスディスプレイ(LED)等の表示デバイスに使用されるインジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびそのエッチング方法に関する。
液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイ等表示デバイスの半導体層としてはアモルファスシリコンや低温ポリシリコンが広く用いられるが、ディスプレイの大画面化、高精細化、低消費電力化等を背景に各種の酸化物半導体材料の開発がなされている。
酸化物半導体材料は、主にインジウム、ガリウム、亜鉛および錫等から構成され、インジウム・ガリウム・亜鉛酸化物(IGZO)インジウム・ガリウム酸化物(IGO)、インジウム・錫・亜鉛酸化物(ITZO)、インジウム・ガリウム・亜鉛・錫酸化物(IGZTO)、ガリウム・亜鉛酸化物(GZO)、亜鉛・錫酸化物(ZTO)等、種々の組成が検討されている。この中でも特にIGZOおよびIGOといったインジウムおよびガリウムを含む酸化物についての検討が盛んに行われている。
インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物は、スパッタ法などの成膜プロセスを用いてガラス等の基板上に形成される。次いで、レジスト等をマスクにしてエッチングすることで電極パタ−ンが形成される。このエッチング工程には湿式(ウェット)と乾式(ドライ)があるが、ウェットではエッチング液が使用される。
インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物は酸に可溶であることが一般に知られているが、液晶ディスプレイ等表示デバイスの半導体層を形成する際には、以下に示した性能がエッチング液に求められる。
(1)酸化物溶解時に析出物が発生しないこと。
(2)酸化物がエッチング液に溶解した際、エッチングレートの低下が小さいこと。
(3)好適なエッチングレートを有すること。
(4)エッチング残渣が少ないこと。
(5)配線材料等の部材を腐食しないこと。
エッチングにともなってエッチング液中の酸化物濃度は増加するが、エッチングレートに対して酸化物の溶解の影響が小さい安定した液であることは、エッチング液あたりの酸化物のエッチング量を増やすことができることを意味し、半導体層のエッチングを行う上で工業生産において極めて重要である。
また、エッチングレートは10〜1000nm/minが望ましい。より好ましくは20〜200nm/min、さらに好ましくは50〜100nm/minである。エッチングレートが10〜1000nm/minであるとき、生産効率の維持、および安定的にエッチング操作を行うことができる。
エッチング後に導電性を持つ残渣がある場合には電極間のリーク電流発生の原因となるため好ましくない。また、導電性を持たない残渣が存在すると次の工程で、配線不良、ボイドの発生、密着性不良等を起こす原因になり得る。
配線材料としては、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)およびチタン(Ti)等が挙げられるが、酸化物のエッチング時にエッチング液がこれらの配線材料に接触する可能性が考えられるため、配線材料に対する腐食性が低いことが望ましい。具体的には3nm/min以下のエッチングレートが望ましい。より好ましくは2nm/min以下、特に1nm/min以下がより好ましい。
シュウ酸を含有するエッチング液を用いてインジウム酸化物を主成分とする透明導電膜をエッチングするとエッチングの進行に伴いシュウ酸とインジウムとの塩が固形物として析出してくるという問題がある。この析出物の出現は、一般的なシュウ酸を含有するエッチング液ではインジウムの可溶濃度が200ppm程度であるため、それ以上存在すると過剰分が析出物として現れると考えられる。1μmよりも小さなパーティクルですら問題となる電子部品の製造工程において、このような固形物の析出は致命的である。また、この析出物がエッチング液の循環用に設けられたフィルターに詰まり、その交換コストが高額になるおそれもある。そのため、たとえエッチング液としての性能が十分に残っていても、この塩が析出してくる前に液を交換せねばならず、結果的にエッチング液の使用期間が短いものとなってしまっている。
特許文献1では、インジウム・錫酸化物膜(ITO膜)のエッチングにおいて(a)シュウ酸、(b)ナフタレンスルホン酸縮合物又はその塩、(c)塩酸、硫酸、水溶性アミンおよびこれらの塩のうちの塩酸を含む少なくとも1種、並びに、(d)水を含有する組成でエッチングすることによって、残渣の発生がなく、さらにシュウ酸とインジウムの塩の析出を抑制することが可能であるとされている。
特許文献2では、シュウ酸と、アルカリ性化合物(ただし、トリエタノールアミンを除く)とを含む、透明導電膜用エッチング液とすることにより、透明導電膜のエッチング工程においてエッチング液中のインジウムが高濃度であっても、シュウ酸インジウムの結晶析出を効果的に防止することができるとされている。
シュウ酸を含有しないエッチング液として、特許文献3では、硫酸と炭素数が12以上の炭化水素基を有するアニオン性界面活性剤等を主成分とし、アモルファスインジウム酸化物系膜をエッチングすることにより、良好な残渣除去能力を発揮し、さらにインジウム溶解能が高く、固形物の析出を抑制するため液寿命が長いとされている。
特許文献4では、主酸化剤として硫酸を用い、補助酸化剤として燐酸、硝酸、酢酸等を配合した酸化インジウム系透明導電膜用のエッチング液が開示されている。
特許文献5では、硫酸、硝酸およびバッファー(酢酸、リン酸、シュウ酸、蟻酸およびクエン酸など)を含有するエッチング液を用いて、銀系薄膜とインジウム酸化物を主成分とする透明酸化物薄膜とを積層して構成される多層導電膜をエッチングするエッチング方法が開示されている。
特許文献6では、酢酸、クエン酸、塩酸又は過塩素酸のいずれか一種を含むエッチング液を用いて、インジウムとガリウムまたは亜鉛から選ばれる少なくとも1つを含むアモルファス酸化物層をエッチングする工程を含むことを特徴とする酸化物のエッチング方法が開示されている。
特許文献7では、クエン酸、アコニット酸等の有機酸およびそのアンモニウム塩からなる群より選択される1種または2種以上の化合物を含む水溶液からなるエッチング液を用いて、酸化亜鉛を主成分とする透明導電膜をエッチングすることにより、残渣の発生がなく、適度なエッチングレートを有し、亜鉛の溶解に対してエッチング性能が安定しているとしている。
特再公表2008−32728号公報 特開2010−45253号公報 特開2009−218513号公報 特開2006−77241号公報 特開2000−8184号公報 特開2008−41695号公報 特開2007−317856号公報
特許文献1および特許文献2に開示されたいずれのエッチング液においてもインジウム濃度がより高濃度になると析出物が発生し、エッチングレートが低下するおそれがある。さらに、透明導電膜が亜鉛を含む場合、透明導電膜溶解時にシュウ酸亜鉛が析出するおそれがある。
引用文献3は、インジウム溶解時のエッチングレートについては開示がなく、この組成ではエッチングレートの低下が懸念される。
引用文献4は、酸化インジウム等の溶解能および溶解時のエッチング性能についての記載はなく、薬液寿命についても言及していない。
引用文献5は、このエッチング液においてバッファーは硝酸の揮発を抑制するために配合されており、酸化インジウム等の溶解能および溶解時のエッチング性能については記載されておらず、薬液寿命についても明記されていない。
引用文献6は、酢酸およびクエン酸単独では実用上十分なエッチングレートは得られていない。さらに、酸化物溶解能および溶解時のエッチングレートについて記載されておらず、薬液寿命についても言及していない。
引用文献7は、実施例はガリウム亜鉛酸化物(GZO)のみであり、酸化亜鉛を主成分とする透明導電膜がインジウムを含む場合、実用上十分なエッチングレートは得られない。
本発明の課題は、インジウムおよびガリウムを含む酸化物のエッチングにおいて好適なエッチングレートを有し、析出物の発生がなく、配線材料への腐食性が小さく、酸化物の溶解に対してエッチングレートの変化が小さく、さらに薬液寿命の長いエッチング液を提供することである。
すなわち本発明は、かかる知見に基づいて完成したものであり、インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物をエッチングするためのエッチング液であって、硫酸またはその塩、およびカルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩を含むエッチング液である。さらに本発明の要旨は下記のとおりである。
1.インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物をエッチングするためのエッチング液であって、硫酸またはその塩、およびカルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩を含むエッチング液。
2.カルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩が、酢酸、グリコール酸、乳酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸およびクエン酸からなる群より選ばれる1種以上のカルボン酸またはその塩である第1項に記載のエッチング液。
3.硫酸またはその塩の濃度が0.5〜20質量%、カルボン酸またはその塩の濃度が0.1〜15質量%であることを特徴とする第1項に記載のエッチング液。
4.さらにpH調整剤を含む第1項〜第3項に記載のエッチング液。
5.pH調整剤が、硫酸またはその塩、カルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩、メタンスルホン酸およびアミド硫酸からなる群より選ばれる1種以上である第4項に記載のエッチング液。
6.pH値が1以下である第1項〜第5項のいずれかに記載のエッチング液。
7.さらにポリスルホン酸化合物を含む第1項〜第6項に記載のエッチング液。
8.ポリスルホン酸化合物がナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物およびその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする第7項に記載のエッチング液。
9.酸化物が、膜厚10〜10000Åの薄膜である第1項〜第8項に記載のエッチング液。
10.第1項〜第8項のいずれかに記載のエッチング液を用いることを特徴とするインジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング方法。
11.酸化物が、膜厚10〜10000Åの薄膜である第10項に記載のエッチング方法。
本発明のエッチング液を用いることにより、好適なエッチングレートを有し、析出物の発生がなく、残渣除去性が良好であり、配線材料への腐食性も小さく、さらに酸化物の溶解に対してエッチングレートの変化が小さいため、好適なエッチング操作を長期間、安定的に行うことができる。
本発明のインジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物は、インジウムおよびガリウムを含む酸化物であれば特に制限されることはなく、またインジウムおよびガリウム以外の元素を1種以上含んでいても構わない。ディスプレイ等表示デバイスの半導体材料に用いられる酸化物として代表的なものはインジウム・ガリウム・亜鉛酸化物(IGZO)およびインジウム・ガリウム酸化物(IGO)である。IGZOであることが特に好ましい。また、酸化物がアモルファス構造であることがさらに好ましい。
本発明のエッチング液は、硫酸またはその塩、およびカルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩を含む。
本発明のエッチング液に含まれる硫酸またはその塩としては、硫酸イオンを供給できるものであれば特に制限はない。例えば、硫酸、発煙硫酸、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸水素アンモニウム、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウムなどが好ましいが、より好ましくは硫酸が良い。また、硫酸またはその塩の濃度が硫酸(HSOの分子量;98.08)換算濃度で好ましくは0.5〜20質量%であり、より好ましくは1〜15質量%、さらに好ましくは3〜9質量%である。0.5〜20質量%である時、良好なエッチングレートが得られる。
本発明のエッチング液に含まれるカルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩としては、カルボン酸イオン(ただしシュウ酸イオンを除く)を供給できるものであれば特に制限はない。例えば炭素数1〜18の脂肪族カルボン酸、炭素数6〜10の芳香族カルボン酸のほか、炭素数1〜10のアミノ酸などが好ましく挙げられる。
炭素数1〜18の脂肪族カルボン酸またはその塩としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、グリコール酸、ジグリコール酸、ピルビン酸、マロン酸、酪酸、ヒドロキシ酪酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、吉草酸、グルタル酸、イタコン酸、アジピン酸、カプロン酸、アジピン酸、クエン酸、プロパントリカルボン酸、trans−アコニット酸、エナント酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸またはその塩などが好ましい。
炭素数6〜10の芳香族カルボン酸およびその塩としては、安息香酸、サリチル酸、マンデル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸またはその塩などが好ましい。
また、炭素数1〜10のアミノ酸としては、カルバミン酸、アラニン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、サルコシン、セリン、グルタミン、グルタミン酸、4−アミノ酪酸、イミノジ酪酸、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、ニトリロ三酢酸またはその塩などが好ましい。
さらに好ましいカルボン酸またはその塩としては、酢酸、グリコール酸、乳酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸またはその塩であり、特に好ましくは酢酸、リンゴ酸、クエン酸であり、これらを単独でまたは複数を組み合わせて用いることができる。
また、カルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩の濃度はカルボン酸換算濃度で、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは1.0〜12.0質量%、さらに好ましくは3.0〜10.0質量%である。0.1〜15質量%である時、酸化物が溶解した際のエッチングレートの低下を小さく抑えることができる。
本発明のエッチング液は、pH調整を行うため、必要に応じてpH調整剤を含有することができる。pH調整剤はエッチング性能に影響を及ぼさないものであれば特に制限はないが、硫酸またはその塩、カルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩を用いて調整することの可能であるが、さらにメタンスルホン酸、アミド硫酸など用いることもできる。
本願発明のエッチング液のpH値は、好ましくは1以下、より好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0〜0.5である。pH値が1を上回る領域では、実用上十分なエッチングレートが得られないおそれがある。
本発明のエッチング液は、必要に応じてポリスルホン酸化合物を含有することができる。ポリスルホン酸化合物は、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物およびその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩などが好ましい。ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物はデモールN(花王株式会社)、ラベリンFP(第一工業製薬株式会社)、ポリティN100K(ライオン株式会社)等の商品名で市販されている。
ポリスルホン酸化合物の濃度は、0.0001〜10質量%の範囲が好ましい。この濃度範囲である時、良好な残渣除去効果を示す。
本発明のエッチング液は、上記した成分のほか、エッチング液に通常用いられる各種添加剤をエッチング液の効果を害しない範囲で含むことができる。例えば、溶媒やpH緩衝剤などを用いることができる。
溶媒としては、蒸留、イオン交換処理、フイルター処理、各種吸着処理などによって、金属イオンや有機不純物、パーティクル粒子などが除去された水が好ましく、特に純水、超純水が好ましい。
本発明のエッチング方法では、インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物をエッチング対象物とする。本発明のエッチング方法は、本発明のエッチング液、すなわち硫酸またはその塩、およびシュウ酸を除くカルボン酸またはその塩を含むエッチング液とエッチング対象物とを接触させる工程を有するものである。本発明のエッチング方法により、連続的にエッチング操作を実施した際にも、残渣や析出物の発生を防止できる。また、エッチングレートの変化が小さいため、長期間、安定的にエッチング操作を行うことができる。
本発明のエッチング方法においてエッチング対象物は、その形状に制限は無いが、フラットパネルディスプレイの半導体材料として用いる場合には、薄膜であることが好ましい。例えば酸化ケイ素等の絶縁膜上に、インジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物の薄膜を形成し、その上にレジストを塗布し、所望のパターンマスクを露光転写し、現像して所望のレジストパターンを形成したものをエッチング対象物とする。エッチング対象物が薄膜である場合、その膜厚は10〜10000Åの範囲にあることが好ましい。より好ましくは50〜5000Åであり、特に好ましくは100〜3000Åである。またエッチング対象物は、組成の異なる二つ以上の酸化物の薄膜からなる積層構造であっても良い。その場合、組成の異なる二つ以上の酸化物の薄膜からなる積層構造を一括でエッチングすることができる。
エッチング対象物とエッチング液との接触温度は、10〜70℃の温度が好ましく、20〜60℃がより好ましく、20〜50℃が特に好ましい。10〜70℃の温度範囲の時、良好なエッチングレートが得られる。さらに上記温度範囲でのエッチング操作は装置の腐食を抑制することができる。エッチング液の温度を高くすることで、エッチングレートは上昇するが、水の蒸発等によるエッチング液の組成変化が大きくなることなども考慮した上で、適宜最適な処理温度を決定すればよい。
エッチング対象物にエッチング液を接触させる方法には特に制限はなく、例えばエッチング液を滴下(枚葉スピン処理)やスプレーなどの形式により対象物に接触させる方法や、対象物をエッチング液に浸漬させる方法など通常のウェットエッチング方法を採用することができる。
以下に本発明の実施例と比較例によりその実施形態と効果について具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
1.エッチングレートの測定
ガラス基板上にインジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)および酸素(O)の元素比が1:1:1:4であるIGZO膜を膜厚500Åでスパッタ法により形成し、その後、表1および表2に示したエッチング液を用いてエッチングした。エッチングは、上記基板を35℃に保ったエッチング液に静置浸漬する方法で行った。エッチング前後の膜厚を光学式薄膜特性測定装置n&k Analyzer 1280(n&k Technology Inc.製)により測定し、その膜厚差をエッチング時間で除することによりエッチングレートを算出した。評価結果を以下の基準で表記した。
☆:エッチングレート50nm/min〜100nm/min
◎:エッチングレート20〜49nm/minまたは101〜200nm/min
○:エッチングレート10〜19nm/minまたは201〜1000nm/min
×:エッチングレート9nm/min以下または1001nm/min以上
なお、ここでの合格は☆、◎および○である。
2.酸化物溶解時の析出物の確認
表1および表2に示したエッチング液に豊島製作所製のIGZO粉末(In:Ga:Zn:O=1:1:1:4)を5000ppm溶解し、析出物の有無を目視にて確認した。評価結果を以下の基準で示した。合格は○である。
○:析出物なし
×:析出物あり
3.酸化物溶解後のエッチングレート変化の測定
ガラス基板上にインジウム、ガリウム、亜鉛および酸素の元素比が1:1:1:4であるIGZO膜を膜厚500Åでスパッタ法により形成し、表1および表2に示したエッチング液にIGZO粉末を所定量溶解した液を用いて、上記と同様の方法でエッチングレートを測定し、エッチングレートの変化量を算出した。評価結果を以下の基準で表記した。
◎:エッチングレート変化量5nm/min以下
○:エッチングレート変化量5nm/min超〜10nm/min以下
×:エッチングレート変化量10nm/min超
なお、ここでの合格は◎および○である。
4.残渣除去性の評価
ガラス基板上にインジウム、ガリウム、亜鉛および酸素の元素比が1:1:1:4であるIGZO膜を膜厚500Åでスパッタ法により形成し、さらにフォトリソグラフィによりレジストパターンを形成した基板を、表1および表2に示したエッチング液を用いてエッチングした。エッチングは、35℃においてシャワー方式で実施した。エッチング時間はエッチングに要する時間(ジャストエッチング時間)の2.0倍の時間(100%オーバーエッチング条件)とした。なお、ジャストエッチング時間はIGZO膜の膜厚を「1.エッチングレートの測定」で測定したエッチングレートで除することにより算出した(後述する実施例1の場合、ジャストエッチング時間=IGZOの膜厚50[nm]/エッチングレート81[nm/min]=0.617[min]=37秒となり、したがって100%オーバーエッチング条件での処理時間は37秒×2.0=74秒となる)。エッチング後の基板は、水で洗浄し、窒素ガスを吹き付け乾燥させた後、走査型電子顕微鏡(「S5000H型(型番)」;日立製)で残渣の観察を行い、結果を以下の基準で表記した。
◎:残渣なし
○:ごくわずかに残渣あり
×:多数の残渣あり
なお、ここでの合格は◎および○である。
5.配線材料のエッチングレートの測定(腐食性)
ガラス基板上にスパッタ法により成膜したCu/Ti積層膜、Al/Ti積層膜およびMo単層ベタ膜を用いて、表1および表2に示したエッチング液によるCu、Al、Moのエッチングレートの測定を実施した。エッチングは、上記基板を35℃に保ったエッチング液に浸漬する方法で行った。エッチング前後の膜厚は蛍光X線分析装置SEA1200VX(Seiko Instruments Inc.製)を用いて測定し、その膜厚差をエッチング時間で除することによりエッチングレートを算出した。評価結果を以下の基準で表記した。
☆:エッチングレート1nm/min未満
◎:エッチングレート1nm/min〜2nm/min未満
○:エッチングレート2nm/min〜3nm/min未満
×:エッチングレート3nm/min以上
なお、ここでの合格は☆、◎および○である。
実施例1
容量100mlのポリプロピレン容器に46%硫酸(和光純薬工業株式会社製)を10.87gおよび純水73gを投入した。さらに31%クエン酸水溶液(扶桑化学工業株式会社製)16.13gを加えた。これを攪拌して各成分をよく混合し、エッチング液を調製した。得られたエッチング液の硫酸の配合量は5質量%であり、クエン酸の配合量は5質量%であった。また、pHは0.3であった。
得られたエッチング液を用いて上記の評価を実施し、得られた結果を表1に示す。
実施例2、3
実施例1において、エッチング液の組成を表1に示される組成とした以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
実施例4〜13
実施例1において、カルボン酸の種類と配合量を表1に示される通りとした以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
実施例14
実施例1において、ポリスルホン酸化合物としてラベリンFP(第一工業製薬株式会社製)を表1に示される配合量として添加した以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
実施例15、16
実施例1において、pH調整剤としてメタンスルホン酸(和光純薬工業株式会社製)またはアミド硫酸(和光純薬工業株式会社製)を表1に示される配合量として添加した以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
実施例17
実施例1において、評価に用いる基板を、ガラス基板上に酸化インジウム(In)および酸化ガリウム(Ga)の元素比が95:5であるIGO膜を膜厚500Åでスパッタ法により形成することで作製した以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
比較例1〜18
実施例1において、エッチング液の組成を表2に示される組成とした以外は、実施例1と同様にしてエッチング液を調製し、該エッチング液を用いて上記の評価を実施した。得られた結果を表2に示す。
上記実施例1〜17から、本発明のエッチング液は、インジウムおよびガリウムを含む酸化物を好適なエッチングレートでエッチングでき、析出物の発生もなく、酸化物の溶解に対してエッチングレートの変化が小さいエッチングが可能であることが分かった。さらに、残渣除去性も良好であり、配線材料への腐食性も小さく、工業生産で使用されるエッチング液として優れた性能を有することが分かる。
一方、硫酸またはその塩を含有しない比較例2,6,8,9,12〜15ではIGZO溶解能が低く(酸化物を5000ppmまで溶解することができず)、エッチングレートの変化量を評価できなかった。さらに、比較例2,8,13,15では初期のエッチングレートも遅かった。また、比較例1,3,4,5,10,11ではIGZO粉末溶解後のエッチングレート変化が大きかった。また、硫酸またはその塩の代わりに硝酸または塩酸を含有する比較例4,7ではエッチングレート変化は比較的小さかったが、配線材料への腐食性が大きくなる傾向が認められた。また、カルボン酸またはその塩を含有しない比較例1およびシュウ酸を含有する比較例16ではエッチング後に多数の残渣が確認された。また、シュウ酸を含有する比較例16〜18では、酸化物を300ppmまたは1500ppm溶解後に白色の析出物が発生した。
本発明のエッチング液は、インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物を好適なエッチングレートでエッチングでき、析出物の発生もなく、残渣除去性も良好であり、配線材料への腐食性も小さく、酸化物の溶解に対してエッチングレートの変化が小さいことから従来のエッチング液よりも長い薬液寿命が期待できるため、薬液の使用量低減が可能であり、コスト面、環境面ともにメリットの高いものである。
Figure 0006044337
Figure 0006044337

Claims (10)

  1. インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物をエッチングするためのエッチング液であって、硫酸またはその塩、およびカルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩を含み、pH値が1以下であるエッチング液。
  2. カルボン酸(ただしシュウ酸を除く)またはその塩が、酢酸、グリコール酸、乳酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸およびクエン酸からなる群より選ばれる1種以上である請求項1に記載のエッチング液。
  3. 硫酸またはその塩の濃度が0.5〜20質量%、カルボン酸またはその塩の濃度が0.1〜15質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエッチング液。
  4. さらにpH調整剤を含む請求項1〜3のいずれかに記載のエッチング液。
  5. pH調整剤が、メタンスルホン酸およびアミド硫酸からなる群より選ばれる1種以上である請求項4に記載のエッチング液。
  6. さらにポリスルホン酸化合物を含む請求項1〜5のいずれかに記載のエッチング液。
  7. ポリスルホン酸化合物がナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物およびその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項に記載のエッチング液。
  8. 酸化物が、膜厚10〜10000Åの薄膜である請求項1〜7のいずれかに記載のエッチング液。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のエッチング液を用いることを特徴とするインジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング方法。
  10. 酸化物が、膜厚10〜10000Åの薄膜である請求項に記載のエッチング方法。
JP2012287277A 2012-12-28 2012-12-28 インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法 Active JP6044337B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287277A JP6044337B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法
US14/083,940 US9217106B2 (en) 2012-12-28 2013-11-19 Etchant and etching process for oxides containing at least indium and gallium
TW102144062A TWI639729B (zh) 2012-12-28 2013-12-02 至少含有銦及鎵之氧化物的蝕刻液及蝕刻方法
KR1020130149480A KR102168512B1 (ko) 2012-12-28 2013-12-03 적어도 인듐 및 갈륨을 포함하는 산화물의 에칭액 및 에칭 방법
CN201310713080.0A CN103911159B (zh) 2012-12-28 2013-12-20 至少包含铟和镓的氧化物的蚀刻液以及蚀刻方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287277A JP6044337B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014130893A JP2014130893A (ja) 2014-07-10
JP6044337B2 true JP6044337B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51017634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012287277A Active JP6044337B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9217106B2 (ja)
JP (1) JP6044337B2 (ja)
KR (1) KR102168512B1 (ja)
CN (1) CN103911159B (ja)
TW (1) TWI639729B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016006839A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 三菱瓦斯化学株式会社 少なくともインジウム、ガリウム、亜鉛およびシリコンを含む酸化物のエッチング液およびエッチング方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6261926B2 (ja) * 2013-09-18 2018-01-17 関東化學株式会社 金属酸化物エッチング液組成物およびエッチング方法
WO2015064468A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 三菱瓦斯化学株式会社 亜鉛、スズおよび酸素から実質的になる酸化物のエッチング液およびエッチング方法
KR20150108984A (ko) * 2014-03-18 2015-10-01 삼성디스플레이 주식회사 액정 표시 장치 및 이의 제조 방법
WO2016028454A1 (en) * 2014-08-18 2016-02-25 3M Innovative Properties Company Conductive layered structure and methods of making same
KR102456079B1 (ko) * 2014-12-24 2022-11-21 삼성디스플레이 주식회사 산화물 제거용 세정 조성물 및 이를 이용한 세정 방법
TWI577032B (zh) * 2015-04-24 2017-04-01 群創光電股份有限公司 顯示裝置
CN113412324B (zh) * 2018-12-03 2022-12-02 富士胶片电子材料美国有限公司 蚀刻组合物
US11492723B2 (en) * 2019-11-05 2022-11-08 Cilag Gmbh International Electrolyte solutions for electropolishing of nitinol needles
US20230002675A1 (en) * 2019-12-20 2023-01-05 Versum Materials Us, Llc CO/CU Selective Wet Etchant
CN113773840B (zh) * 2021-08-13 2022-08-02 晶瑞电子材料股份有限公司 一种蚀刻液及其制备方法和应用
TWI803390B (zh) * 2022-07-15 2023-05-21 三福化工股份有限公司 蝕刻液組成物及其蝕刻方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000008184A (ja) 1998-06-24 2000-01-11 Toppan Printing Co Ltd 多層導電膜のエッチング方法
KR101117939B1 (ko) * 2003-10-28 2012-02-29 사켐,인코포레이티드 세척액 및 에칭제 및 이의 사용 방법
DE102004026489B3 (de) * 2004-05-27 2005-09-29 Enthone Inc., West Haven Verfahren zur Metallisierung von Kunststoffoberflächen
KR101337263B1 (ko) * 2004-08-25 2013-12-05 동우 화인켐 주식회사 인듐 산화막의 식각액 조성물 및 이를 이용한 식각 방법
JP4816250B2 (ja) * 2006-05-25 2011-11-16 三菱瓦斯化学株式会社 エッチング液組成物及びエッチング方法
JP5328083B2 (ja) 2006-08-01 2013-10-30 キヤノン株式会社 酸化物のエッチング方法
TWI421937B (zh) * 2006-09-13 2014-01-01 Nagase Chemtex Corp 蝕刻液組成物
US7772021B2 (en) * 2006-11-29 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Flat panel displays comprising a thin-film transistor having a semiconductive oxide in its channel and methods of fabricating the same for use in flat panel displays
KR101376073B1 (ko) * 2007-06-14 2014-03-21 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터, 이를 포함하는 어레이 기판 및 이의 제조방법
CN101903988B (zh) * 2007-12-21 2013-07-31 和光纯药工业株式会社 蚀刻剂、蚀刻方法及蚀刻剂制备液
JP5311249B2 (ja) 2008-03-12 2013-10-09 ナガセケムテックス株式会社 アモルファスito透明導電膜用エッチング液組成物及びエッチング方法
JP5354989B2 (ja) 2008-08-14 2013-11-27 関東化学株式会社 透明導電膜用エッチング液組成物
KR101531688B1 (ko) * 2008-11-12 2015-06-26 솔브레인 주식회사 투명도전막 식각용액
CN101463230B (zh) * 2009-01-16 2011-12-28 清华大学 一种用于硬盘盘基片的抛光组合物
SG10201408636XA (en) * 2009-12-23 2015-02-27 Lam Res Corp Post deposition wafer cleaning formulation
US20120319033A1 (en) * 2010-02-15 2012-12-20 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Etching solution for multilayer thin film having copper layer and molybdenum layer contained therein
JP5700784B2 (ja) * 2010-12-15 2015-04-15 株式会社Adeka エッチング液組成物
JP5788701B2 (ja) * 2011-04-11 2015-10-07 関東化学株式会社 透明導電膜用エッチング液組成物
JP5871263B2 (ja) * 2011-06-14 2016-03-01 富士フイルム株式会社 非晶質酸化物薄膜の製造方法
KR20120138074A (ko) * 2011-06-14 2012-12-24 삼성디스플레이 주식회사 박막 트랜지스터, 및 박막 트랜지스터 표시판과 이들을 제조하는 방법
US9365770B2 (en) * 2011-07-26 2016-06-14 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Etching solution for copper/molybdenum-based multilayer thin film
CN102358824B (zh) * 2011-07-29 2013-08-21 清华大学 一种用于硬盘盘基片超精密表面制造的抛光组合物
CN102977889A (zh) * 2011-09-02 2013-03-20 东友精细化工有限公司 含镓的金属氧化物层的蚀刻溶液组合物
KR101953215B1 (ko) * 2012-10-05 2019-03-04 삼성디스플레이 주식회사 식각 조성물, 금속 배선 및 표시 기판의 제조방법
US8859437B2 (en) * 2012-12-31 2014-10-14 The Penn State Research Foundation Solution for etching a thin film transistor and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016006839A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 三菱瓦斯化学株式会社 少なくともインジウム、ガリウム、亜鉛およびシリコンを含む酸化物のエッチング液およびエッチング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014130893A (ja) 2014-07-10
TWI639729B (zh) 2018-11-01
US20140186996A1 (en) 2014-07-03
KR20140086826A (ko) 2014-07-08
TW201435144A (zh) 2014-09-16
CN103911159A (zh) 2014-07-09
KR102168512B1 (ko) 2020-10-21
US9217106B2 (en) 2015-12-22
CN103911159B (zh) 2019-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6044337B2 (ja) インジウムとガリウムおよび酸素、またはインジウムとガリウムと亜鉛および酸素からなる酸化物のエッチング液およびエッチング方法
KR102128276B1 (ko) 인듐과 아연과 주석 및 산소로 이루어진 산화물의 에칭용 액체 조성물 및 에칭방법
TWI531639B (zh) 銅/鉬系多層薄膜用蝕刻液
KR101749634B1 (ko) 구리층 및 몰리브덴층을 포함하는 다층 구조막용 에칭액
WO2015075765A1 (ja) 多層膜用エッチング液とエッチング濃縮液およびエッチング方法
JP6516214B2 (ja) 多層膜用エッチング液とエッチング濃縮液およびエッチング方法
TWI634195B (zh) 含有鋅與錫之氧化物的蝕刻液及蝕刻方法
JP6485357B2 (ja) 亜鉛、スズおよび酸素から実質的になる酸化物のエッチング液およびエッチング方法
JP6350008B2 (ja) 少なくともインジウム、ガリウム、亜鉛およびシリコンを含む酸化物のエッチング液およびエッチング方法
JP5874308B2 (ja) 銅及びモリブデンを含む多層膜用エッチング液

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6044337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151