JP6019143B2 - 試料内の微生物因子の迅速な同定および/または特徴付けのためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
本願は、2009年5月15日に出願された「非侵襲性の迅速検出血液培養システムと
侵襲性微生物分離および特徴付けシステムとを組み合せるためのシステム」と題される、
米国仮特許出願第61/216,339号の恩恵を主張するものであり、これを本明細書
に援用する。
の迅速な特徴付けおよび/または同定を行う自動装置および方法について、当該技術分野
で以前より感じられてきた必要性を解決するものである。一例として、本開示の装置およ
び方法は、グラムタイプ(陽性または陰性)、形態、種に関する情報または微生物因子の
その他の関連する臨床情報を迅速に、そして自動的に提供する。
の市場に存在する。このような装置には、本出願人であるバイオメリュー社のBacT/
ALERT 3D装置がある。本装置は、血液試料を含む血液培養瓶を、例えばヒト患者
から受け取る。装置は瓶を培養する。培養中定期的に培養器内の光検出ユニットは、瓶に
組み込まれた比色センサを分析して、瓶内で微生物の増殖が起こったかどうかを検出する
。光検出ユニット、検体容器およびセンサは特許文献1〜7(米国特許第4,945,0
60号、同第5,094,955号、同第5,162,229号、同第5,164,79
6号、同第5,217,876号、同第5,795,773号および同第5,856,1
75号)に記載され、それら全体の内容を、本明細書に参考として援用する。生体試料内
の微生物の検出に一般的に関する、該当するその他の先行技術には、特許文献8〜17(
米国特許第5,770,394号、同第5,518,923号、同第5,498,543
号、同第5,432,061号、同第5,371,016号、同第5,397,709号
、同第5,344,417号、同第5,374,264号、同第6,709,857号お
よび同第7,211,430号)がある。
物有無判定試験で一旦陽性となると、試料を含む使い捨てシステム(例えば瓶)における
血液成分および人為的影響(アーチファクト)による干渉に起因して、微生物因子の種に
関する高レベルの特徴付け、または同定を得ることは難しい。従って、現在の方法では上
述の様に、試料内の微生物の自然増殖および検出のための、瓶またはその他の適切な使い
捨て容器および関連装置を使用している。装置が一旦瓶の微生物因子の存在が陽性である
ことを示すと、現在の方法に従って、「陽性」瓶は装置から手動で回収され、試料の一部
は手動で瓶から取り出され、寒天培地プレートで培養される。当該技術分野には、試料媒
体の培養プレートに対する画線付け(ストリーキング)及び培養プレートの培養を自動化
する装置がある。1つのこのような装置は、特許文献18(米国特許第6,617,14
6号)に記載されている。ストリーキング後、このプレートを培養器の中に手動で設置し
、微生物の継代培養の増殖を定期的に検査する。継代培養が十分に増殖した後、培養の試
料をプレートから取って試験管内に設置する。試験管をその後、多数の個々のウェル(受
容窪み)を有する使い捨ての試験試料カードを介して、同定試験のためにさらに別の装置
に導入する。この使い捨て試験カードは、例えば、特許文献19〜32(米国特許第4,
118,280号、同第3,963,355号、同第4,018,65号、同第4,11
6,775号、同第4,038,151号、同第5,609,828号、同第5,746
,980号、同第5,766,553号、同第5,843,380号、同第5,869,
005号、同第5,916,812号、同第5,932,177号、同第5,951,9
52号および同第6,045,758号)から周知であり、その全体の内容を本明細書に
参考として援用する。
して知られる分析装置で処理される。VITEK2装置は培養し、試験試料カードのウェ
ルを読み取り装置で定期的に読み取る。カードのうちの1つまたは複数のウェルにおける
増殖は、微生物因子を同定することになる。VITEK2装置は、例えば特許文献33及
び34(米国特許第5,762,873号および同第6,086,824号)に記載され
、その内容を本明細書に参考として援用する。
ITEK2装置による微生物の同定までの、この全工程には典型的に2〜5日かかる。陽
性瓶の検出後に行う同定ステップ単独では、典型的にはこれら日数のうち1〜3日を占め
る。
から1日未満に短縮されれば、患者への実質的および潜在的な救命、臨床的恩恵を得るこ
とができる。この必要性を満たすシステムは、これまで当該技術では実現されなかった。
しかし、本発明によって、血液試料等、生体試料内の微生物因子の迅速な同定および/ま
たは特徴付けが可能になる。
よび方法は、検体容器内の因子の存在を検出する自動検出装置と有利に組み合せることが
でき、これは、私たちの先行仮出願および本願と同じ日に出願された、同時係属中の出願
(代理人整理番号09−271−US)および本明細書に開示する実施形態に記載されて
いる。この組み合せにおいて、本発明のシステムおよび方法は、血液またはその他の試料
を含む容器を微生物因子の存在に関して陽性と検出するように作動する検出装置と、因子
の迅速かつ自動的な同定とを組み合せた。一実施形態において、検出装置は、微生物因子
の同定および/または特徴付けに必要な追加ステップを実行する、本明細書に記載の自動
同定および/または特徴付け装置と、検出時に結合または一体化することができる。その
結果生じる、組み合せのシステムは、検出時の迅速な同定および/または特徴付けのため
の独特な自動化ソリューションを呈し、完璧なシステムソリューションを提供する。生体
試料を検出容器(例えば瓶)に最初に充填してから同定および/または特徴付けまでの全
体の時間は、ほとんどの場合典型的には24時間未満である。さらに、従来技術の様に、
試験で瓶が陽性と出た後、微生物因子の同定および/または特徴付けを得るにはさらに1
〜3日を要する代わりに、このような結果は、本発明のシステムおよび方法を使うと、1
時間未満で得られる可能性がある。本開示による発明装置はまた、日中または夜のいつで
も迅速かつ自動化された同定および/または特徴付けの結果を提供する能力も提供する。
れには下記のものへの可能性が含まれる:(a)研究所の人員が使い捨て針や生体有害物
質へ露出されることの低減;(b)研究所の労働者とユーザーエラーの低減;(c)試料
追跡、トレーサビリティおよび情報管理の向上;(d)ラボラトリーオートメーションシ
ステムへのインターフェース;(e)ワークフローと人間工学の向上;(f)臨床的に関
連する実用的な情報の搬送による患者治療の向上;および(g)より速く結果を提供する
ことによる、より早期の適切な抗菌療法への集中と病院への滞在の低減。
実現することができる。随意に、装置は検体容器の微生物因子の存在が陽性か否かを自動
的に検出し、陽性であった場合には、瓶を自動的かつ迅速に微生物因子を同定および/ま
たは特徴付けする工程に進めるシステムおよびコンポーネントを備えることができる。
する。
または特徴付けを提供する、システムおよび装置のアーキテクチャを以下に説明する。好
ましい実施形態は、これらの特徴を完全に自動化された方法で、すなわち、処理ステップ
に直接的な人の関与なく、これら3つの特徴を達成する。本発明は、血液培養検体容器を
処理し、血液中に存在する微生物因子の同定および/または特徴付を行うシステムという
状況において以下に説明するが、本システムおよび方法は、他の種類の生物学または他の
試料に適用することができる。
受け取る。このような検体容器は手動または自動で装置に提供される。1つの可能な実施
形態では、検体容器は予め「陽性」、すなわち容器内での微生物の増殖が予め決定されて
おり、従って容器内の微生物の存在はすでに検出されているものとすることができる。
すなわち:
(a)検体容器から試験試料(すなわち検体試料の一部)を取り出し、随意的な溶解ステ
ップが試料に対して行う前または後に、その試験試料を使い捨て分離機器に、追加するよ
う作動する試料取り出し機器;
(b)分離・濃縮ステーション、すなわち遠心分離機などであり、これは試験試料(また
は随意的な溶解試料)を含む分離機器で作動し、微生物因子を試験試料内の他の成分から
分離して、その微生物因子を分離機器内で、例えば、ペレットまたは濃縮されたペレット
状の塊に濃縮する、該分離・濃縮ステーション;および
(c)同定モジュール、例えば読み取りステーションであって、濃縮された微生物因子に
対してインタロゲート(尋問的データ収集)して、微生物因子の同定および/または特徴
付けを行う、該同定モジュール。
を、それが分離機器に含まれている間にインタロゲートし、そのため分離機器は適切な材
料で製造され、光学的に透明であり、光学的インタロゲーション(尋問的データ収集)を
容易にする。例えば、同定モジュールは、「微生物の単離と同定の方法」と題された、2
009年10月30日出願の米国特許出願第12/589,929号;「微生物の分離、
同定および/または特徴付けに使用する分離機器」と題された、2009年10月30日
出願の米国特許出願第12/589,969号;「分光法を使った微生物の分離、同定お
よび/または特徴付けの方法」と題された、2009年10月30日出願の米国特許出願
第12/589,952号;「質量分析法を使った微生物の分離、同定および/または特
徴付けの方法」と題された、2009年10月30日出願の米国特許出願第12/589
,936号;「分光法を使った微生物の分離、同定および/または特徴付けの方法」と題
された、2009年10月30日出願の米国特許出願第12/589,952号;「同定
子を使った微生物の分離、同定および/または特徴付けの方法」と題された、2009年
10月30日出願の米国特許出願第12/589,985号;「密閉容器内での微生物の
検出、同定および/または特徴付けの方法」と題された、2009年10月30日出願の
米国特許出願第12/589,968号;および「ラマン分光法を使った微生物の分離、
同定および/または特徴付けの方法」と題された、2009年10月30日出願の米国特
許出願第12/589,976号の特徴を有し、その全体の内容を、本明細書に参考とし
て援用する。種々の光学技術が同定装置への使用に考えられてきた、これらの装置には、
例えば分光測定器があり、これには例えば、濃縮された微生物因子から自家蛍光を測定す
る蛍光分光器、拡散反射分光器、ラマン分光器または化学的または物理的構成に基づいて
微生物の特徴付けおよび/または同定を行うことのできるその他の技術などがある。その
他の実施形態では、同定装置は濃縮された微生物因子の全てまたは一部を分離機器から取
り出し、その濃縮された微生物因子を、例えば質量分析器または別の使い捨て試験機器(
例えば、試験ストリップまたは試験カード)を介して直接分析する、その他の装置を備え
ることができる。
び/または特徴付けに関して記載された方法は、下記のステップを有する:
(a)生体試料の一部を検体容器から自動的に引き出すステップ;
(b)生体試料のこの一部を分離機器に導入するステップ;
(c)微生物因子を分離機器内で分離、濃縮するステップ;および
(d)濃縮された微生物因子を分析して、微生物因子を同定および/または特徴付けする
ステップ
、定期的に30分毎に行うことができる。さらにこれらのステップは、検体容器に対して
追加の培養ステップを行いながら定期的に行うことができる。従ってこの方法は、検出装
置による陽性宣言の前に、早期の同定を提供することができる。この方法は、敗血症マー
カー、臨床症状などの陽性培養を予測する無料の臨床情報を利用して、別の検出ステップ
を飛び越えて検体容器の培養に直接進み、サンプリング、分離および分析ステップを繰り
返し、その間に微生物の増殖を検体容器内で生じさせることができる。
的または非臨床的試料とすることができる。別の実施形態では、生体試料は血液試料を含
み、この方法は、引き出した試験試料内に存在する血液成分を溶解するステップをさらに
有する。溶解ステップは、分離機器もしくは検体容器から試料を抽出するために使用する
使い捨てサンプリング機器または別の容器または機器内で行うことができる。
プリングして、試料内に存在する微生物因子を同定することである。別の実施形態では、
微生物因子の同定は、微生物が指数関数的増殖期にある間に起こる。システムの自動化に
よって、このタイムリーな処理が促進される。加えて、同定装置は最終的な同定/特徴付
けの結果を臨床医のために作成し、報告することができる。
遭遇すると予想される全ての微生物に対して最適というわけではない。この場合、最適で
はない溶解処理に起因して、陽性試料が同定または特徴付けに結果として現れない場合、
システムは、代替の緩衝液の処方(formula)を使って、試料を自動的に再処理するよう
に構成することができる。関連する検出装置で測定される増殖率に関する情報は、再処理
のための最適な溶解緩衝液の処方(formula)を選択するために使用することができる。
再処理の際、真陽性は結果として現れることが予想される。そうでなければ、試料は検出
サブシステムから、偽陽性であると考えられる。従って、装置の一構成では、異なる溶解
緩衝液のいくつかの容器を装置内に入れ、選択した溶解緩衝液を得る、例えば、検体容器
から試料を引き出すために使用されるサンプリング機器に充填する。
)装置)を使うと、大変低い率で発生する。しかしながら、培養試料が培養状態で5日間
試験されるまでに、試料の最終的な陰性の決定を行うことはできない。従って、1つの可
能な実施形態では、同定/特徴付け装置は、検体容器を試験の培養/撹拌/検出モードに
自動的に戻すことによって、偽「陽性」の培養試料の試験を継続することができる。本実
施形態によれば、連続試験は、同定/特徴付け装置内に格納された培養ラック内で生じる
。代替実施形態では、検体容器を関連する検出装置に戻す。検体容器の培養を再開するた
めの自動化は、よって本発明の付加的な随意態様である。培養の再開のためにオペレータ
の介入を用いてもよいが、同定装置を作動する施設(institution)側では用心が必要だ
ろう。
徴付けのための自動同定および/または特徴付け装置と見なすことができる。本装置は、
供給品としての使い捨て分離機器;それぞれが同定および/または特徴付けされる試料を
含む、複数の検体容器を保持する保持構造体;ロボット搬送機構;ロボット搬送機構に連
結して検体容器から試験試料(すなわち、検体試料の一部)を取り出し、それを分離機器
のうちの1つに充填充填するように作動する試料取り出し機器;試験試料を受け取った後
、微生物因子を試料の一部内でその他の生成物から分離し、その微生物因子を分離機器内
で濃縮するように作動する、分離機器上で作動する分離・濃縮ステーション;および濃縮
された微生物因子に対してインタロゲートして、微生物因子を特徴付けおよび/または同
定する、同定および/または特徴付けモジュールを備える。
る方法を開示する。この方法は下記のステップ、すなわち(a)自動的に、ロボット装置
を介して、試験試料を検体容器から、濃度緩衝液を充填した使い捨て機器に引き込むステ
ップと、(b)自動的に、ロボット装置を介して、使い捨て機器を遠心分離機内に設置す
るステップと、および(c)使い捨て機器を遠心分離して、微生物因子を分離機器内で分
離及び濃縮するステップとを有する。
法は下記のステップを有する:a)試験試料を検体容器から使い捨てサンプリング機器を
使って取り出し、その試験試料を使い捨てサンプリング機器に含ませるステップ;b)試
験試料の非微生物因子成分を使い捨てサンプリング機器で溶解して、溶解試料を生成する
ステップ;c)溶解された試料を使い捨て分離機器に搬送するステップ;d)使い捨て分
離機器内の試料の一部に存在する微生物因子を濃縮するステップ;およびe)濃縮された
微生物因子を使い捨て分離機器内でインタロゲートするステップ。
付けの方法を記載する。この方法は下記のステップを有する:a)自動的に、ロボット装
置で試料を使い捨て分離機器内に設置するステップ;b)使い捨て分離機器を遠心分離し
て、微生物因子を使い捨て分離機器内で分離及び濃縮するステップ;c)微生物因子に対
して分光学的にインタロゲートして、濃縮された微生物因子の分光学的測定値を取得する
ステップ;d)この分光学的測定値を濃縮された周知の微生物因子の分光学的測定値を含
む参照データと比較するステップ;およびe)比較ステップより不明の微生物因子を同定
および/または特徴付けするステップ。
に行うことができる。さらにこれらのステップは、検体容器を培養しながら定期的に行う
ことができる。この方法は、関連検出装置による陽性宣言の前に、早期の同定を提供する
ことができる。この方法は、敗血症マーカー、臨床症状などの陽性培養を予測する無料の
臨床情報を利用して、別の検出ステップを飛び越えて検体容器の培養に直接進み、同定お
よび/または特徴付けのステップを繰り返し、その間に微生物の増殖を検体容器内で生じ
させる。
検体容器内に充填する。この方法は下記のステップを有する:(a)試料の一部を検体容
器から使い捨てサンプリング機器に引き出すステップ;(b)試料の一部を使い捨てサン
プリング機器から、濃度緩衝液を充填した使い捨て分離機器に自動的に導入するステップ
と、および(c)使い捨て分離機器を自動的に遠心分して、微生物因子を分離機器内で分
離及び濃縮するステップとを有する。
成分を溶解するステップをさらに含んでもよい。1つの構成では、溶解ステップは使い捨
てサンプリング機器内で行われる。溶解ステップは、サンプリング機器内で試料を選択的
溶解緩衝液と混合するステップを有する。別の任意の構成では、本方法は下記のステップ
を有する:1)選択的溶解緩衝液を使い捨てサンプリング機器に自動的に加えるステップ
;2)試料の一部を検体容器から選択的溶解緩衝液を含む使い捨てサンプリング機器に自
動的に引き出すステップ;および3)選択的溶解緩衝液を試料と使い捨てサンプリング機
器内で混合するステップ。
示し、この方法は次のステップすなわち、a)自家蛍光測定値を含む参照データを、多数
の周知である微生物因子の濃縮から取得するステップと、b)参照データを自動同定およ
び/または特徴付け装置にアクセス可能な機械可読メモリカード内に記憶するステップと
、および、c)自動同定および/または特徴付け装置を準備する準備ステップであって、
(1)不明の微生物因子を含む試料を使い捨て機器内で濃縮するロボットの自動装置;(
2)使い捨て機器内で濃縮された微生物因子から自家蛍光測定値を取得することができる
読み取りユニット、および(3)試料から取得した自家蛍光測定値を参照データと比較し
て、試料内の不明の微生物因子を自動的に同定および/または特徴付けする命令を実行す
る処理ユニットを備える自動同定および/または特徴付け装置を準備する、該準備ステッ
プ。
下記に述べる。
図面は説明的なものであり、限定的というよりはむしろ例示的なものとして見なされるこ
とを意図している。
同定および/または特徴付けのための新しいアーキテクチャおよび方法を提供する。この
同定および/または特徴付け装置104は、図1にブロック図の形態で示す。本明細書に
2つの実施形態をかなり詳しく記載する。第1実施形態は図2〜図26につき説明し、第
2実施形態は、図27〜図46につき説明する。装置104の実施形態は、試料を含む検
体容器500(図1)で作動する。一例では、検体容器500は、例えば血液試料などの
検体試料を含む、例えば血液培養瓶などの標準培養瓶である。
も、例えば生体試料などに関して装置104内で試験することができる。例えば、検体試
料は1つまたは複数の微生物因子を含む疑いのある臨床または非臨床試料とすることがで
きる。体液などの臨床試料としては、以下のものに限定しないが、血液、血清、血漿、血
液分画、関節液、尿、精液、唾液、大便、脳脊髄液、胃内容物、膣分泌物、組織ホモジネ
ート、骨髄穿刺液、骨ホモジネート、痰、吸引物、スワッブおよびスワッブすすぎ水(swa
b rinsates)、その他の体液などがある。試験することのできる非臨床試料としては、以
下のものに限定しないが、食品、飲物、医薬品、化粧品、水(例えば飲料水、携帯できな
い水および排水)、海水バラスト、空気、土、下水、植物原料(例えば、種、葉、茎、根
、花、果実)、血液製剤(例えば、血小板、血清、血漿、白血球分画など)、ドナー臓器
または組織試料、生物戦試料などがある。
出を、微生物因子の自動同定および/または特徴付けと一体化した組み合せシステムであ
る。このような組み合せ手法は、先行仮出願および本願と同じ日に出願された、同時係属
中の出願(代理人整理番号09−271−US)に記載されている。この組み合せ手法も
また、図27の実施形態とともに説明する。
床試料)を接種し、自動検出装置102(例えば図47参照)に装填、または装置から取
り出す。微生物の自然増幅を行うのに十分な時間間隔(この時間間隔は種によって異なる
)の後で、検体容器を検出装置102内で微生物の存在について試験する。試験は定期的
に行い、検体容器の結果が陽性であると、すぐに同定および/または特徴付け装置104
に搬送して、検体試料のさらなる分析を行うようにする。
は、特許文献(米国特許第4,945,060号明細書、5,094,955号明細書、
5162,229号明細書、5,164,796号明細書、5,217,876号明細書
、5,795,773号明細書および5,856,175号明細書参照)に記載されてい
る。検出はまた、微生物の自家蛍光、媒体の光学散乱変化の検出または媒体もしくはヘッ
ドスペースにおける揮発性有機物生成の検出によって達成される。これら技術は、当該技
術分野において既知であり、本明細書の背景技術の部分に引用した特許文献に記載されて
いる。
装置102は、インジケータ(例えばビジュアルプロンプト)もしくはユーザインターフ
ェース表示の通知またはその他の手段によって操作者に通知する。システムは自動的に陽
性の検体容器を分析する、又は以下に説明する同定/特徴付け装置104で試料分析を行
う前にユーザの確認を必要とするように設定することができる。自動特徴付けを使うと、
同定/特徴付けシステムからの結果は、電子的手段を介して即座に内科医に知らせること
ができる。
載する同定および/または特徴付け装置104に引き渡される(handed off)かまたは搬送
される。図47参照。これが達成される方法は、検出装置102および同定/特徴付け装
置104の物理的構成によって大きく変わることがある。これをどのように達成するかの
1つの例を、図27につき以下に記載する。
で、同定および/または特徴付け装置104に受け取られる。これを行う方法は特に重要
ではなく、装置104の構成によって大きく変わることがある。検体容器500は、同定
および/または特徴付け装置104の適切な保持構体またはラック1906内に配置する
。図2、図5、図27および図28は、保持構体1906のいくつかの可能な実施形態を
示す。保持構体1906は、典型的には多数の検体容器500を保持するよう構成する。
保持構体1906は、以下に記載するように、水平線の上方及び下方の傾斜位置まで検体
容器を回転させて通気及び試料の取り出しを容易にし、また随意に、試料を撹拌すること
によって微生物の増殖を促進させる設備を備える。代替的実施形態では、陽性と宣言され
た検体容器を検出装置102内のラックに残し、サンプリングを検出装置から直接行うこ
とができる。
い捨てサンプリング機器1902を保持または把持する。これとともに、それらは試験試
料(すなわち、陽性の検体容器500内における検体試料の一部)を取り出し、その後そ
の部分を分離機器1904(図6〜図11参照)に加えるように動作する。分離機器19
04はいくつかの形態をとることができ、そのうちの1つの実施形態を本明細書に記載す
るが、その実施形態では、分離機器は試料を受け取るリザーバ(図8、符号2602)お
よびリザーバ2602に連結される毛細管2604を備える。同定/特徴付け装置104
は、分離および/または濃縮ステーション1916をさらに備え、これは任意に遠心分離
機の形態とすることができ、分離機器1904上で作動して試験試料内で微生物因子を他
の成分から分離し、微生物因子を分離機器1904内で濃縮する。一例では、微生物因子
は分離機器1904の毛細管2604の底で、ペレットまたはペレット状の塊の形態に濃
縮する。同定/特徴付け装置は、同定および/または特徴付けモジュールまたは読み取り
ステーション(図1における「1918」)をさらに備え、これは濃縮された微生物因子
に対してインタロゲートして微生物因子を同定および/または特徴付けする。
の種類がある:(1)通気して試験試料を検体容器500から取り出すサンプリング機器
;および(2)分離機器1904であって、これはサンプリング機器1902を介して容
器500から試料の一部を受け取り、その中で試験試料内の微生物因子を濃縮する。装置
の代替的実施形態では、サンプリング機器1902及び分離機器1904の機能を図60
〜図78に示す単独の使い捨て機器に組み合せ、この場合、カセット1900は、単に多
数の組み合せたサンプリング及び分離機器を備える。
ボット搬送機構1910、ホルダまたはラック1906に保持される陽性の検体容器50
0、廃棄物容器1908、分離・濃縮機器1916および同定モジュール1918をさら
に備える。ロボット搬送機構1910は、分離検出装置から陽性の検体容器を受け取り、
陽性の検体容器を保持構造体またはラック1906に装填するようにも作動する。ロボッ
ト搬送機構1910は、装置内の廃棄物容器、分離・濃縮ステーション1916、同定モ
ジュール1918およびその他のモジュールまたはコンポーネントに必要に応じてアクセ
スし、以下に記載する機能を行う。搬送機構1910の構成は、装置104の構成によっ
て大きく異なることがある。
1910と一体化または連結する。装置1912は通気およびサンプリング機器1902
のうち1つを把持するロボット把持・取り扱い機構、分離機器1904および/または検
体容器500をさらに備える。試料取り出し機器1912を空気圧システム1914に連
結し、ロボット把持機能が可能になる。空気圧システム1914は下記の第2の実施形態
に記載する真空ポンプを含んでもよい。真空ポンプは真空を通気・サンプリング機器19
02に提供して検体容器500から試料を抜き出し、正圧をサンプリング機器1902に
供給して試料をサンプリング機器1902から分離機器1902に注入する。同定装置1
04におけるこれら態様の詳細を全て以下に記載する。
は分離機器1904内の濃縮された微生物因子を照射する。照射に反応して、濃縮された
微生物因子は以下に記載する検出可能な蛍光信号、すなわち自家蛍光を発する。加えて、
光源による濃縮された微生物因子の照射により、反射信号、すなわちレイリー散乱信号が
生じる;この信号は励起光と同じ波長であり、微生物因子の吸収に関する付加的情報を提
供する。反射信号は、蛍光データの正規化の基礎も提供することもできる。同定モジュー
ル1918の構成は、反射/蛍光スペクトルを空間的に分散する手段を備え、この手段は
分光器の形態をとることができる。これら蛍光および反射信号(スペクトル)は、センサ
アレイ1920によって捕捉され、センサアレイはコンピュータ1924に供給する信号
を生成する。コンピュータはアルゴリズムを実行して反射/蛍光信号を処理し、反応的に
(responsively)微生物因子を同定および/または特徴付けする。一実施形態では、同定ま
たは特徴付けの結果を含むレポートを出力装置1926(例えば、表示または関連するコ
ンピュータワークステーション、ページャ、携帯電話または電子メールサーバ)に送信す
る。結果には、臨床的なグラムタイプ、微生物因子の直接同定(例えば、分類階層(taxon
omic hierarchy)における属もしくは種のレベルへの)または試料中の微生物因子に関す
るその他の臨床情報を含むことができる。
試料取り出し機器および検体容器(例えば、血液培養瓶500)からのサンプリング(
図1〜図5、図15および図16、符号1910および1912参照)
0からサンプリング機器1902(使い捨て可能)を回収する(図1,5参照)。このサ
ンプリング機器1902(図14または図32および図33も参照のこと)は、無菌被覆
針またはその他の手段の形態をとって、検体容器500内のストッパや他の密封部材に穿
孔し、そして検体容器(必要であれば)を通気して瓶の圧力を大気圧と平衡するようにす
ることができる。サンプリング機器(図14、図32、符号1902)は、引き出された
試験試料を保持するサンプリング容器またはチャンバ3204を備える。試験試料は、検
体試料の一部および存在するあらゆる培地を含む。別の可能な実施形態では、サンプリン
グ機器は無菌被覆針を含み、分離機器(すなわち組み合せたサンプリング・分離機器、図
60〜図78参照)に直接接続するか、または分離機器に組み込まれる。試料取り出し機
器1912は、随意にサンプリング前に(必要であれば)瓶の表面を除染する特徴を備え
ることができる。
りにおける回転軸線に加え、相互に直交する3つの平行移動軸内を移動して、試料取り出
し機器1912を各検体容器/瓶500のアクセスポイント(例えば、ストッパまたは中
隔)の反対側に位置決めするとともに、瓶を検体容器ホルダ1906のラック2310に
保持する。サンプリング機器1902の被覆針3202の瓶アクセスポイントに対する位
置合わせは、容器500に組み込まれたドッキング機能、ビジョンシステム(例えばカメ
ラなど)またはロボット搬送機構1910の予めプログラムされた次元座標および精密運
動制御の何れかによって達成することができる。瓶500は、好適には最初は上向きに傾
斜させ、アクセスポイントまたはストッパの下の空間がヘッドスペースガスを含み、液体
媒体を含まないようにする。このステップの論理的根拠は、容器を最初に通気して、瓶内
の圧力を大気圧に近づけることである。このことによってエアロゾルの瓶からの通気、過
剰な流体搬送および過剰充填ならびに瓶に圧力がかかりすぎた場合に起こり得る漏出を防
ぐ。
は微生物が「ガス発生体」でない場合、負圧状態、すなわち瓶内の圧力が大気圧を下回り
、サンプリングが困難になる。無菌通気は圧力を平衡化して、流体試料が瓶から取り出す
ことができるようにする。
ンプリング機器1902に搬送できるようにする。サンプリング機器は検体容器から例え
ば1つの媒体につき、0.5ml、1.0mlまたは2.0mlの試料を引き出す。ある
いは、容積式注射器のような装置を開発して、検体容器のサンプリングを広範囲の真空ま
たは圧力状態で供給することもできる。
試験試料を検体容器500から引き出した後、その中に含まれるあらゆる細胞成分(血
球など)を溶解して、それらが以下に記載する分離および同定/特徴付け工程を妨げない
ようにする必要のある場合がある。任意の溶解ステップは、溶解緩衝液(pHバランスの
とれた界面活性剤溶液)を使って行うことができる、または超音波処理によって達成する
ことができる。どちらの手法も血液細胞壁の破壊をもたらす。この溶解作業は、同定およ
び/または特徴付け装置104の外部または内部の何れかにおいて、溶解緩衝液を使い捨
てサンプリング機器1902に加えることによって行うことができる。あるいは、試料の
分離機器1904への充填中に、溶解緩衝液を血液/媒体試料と混合することができる。
溶解緩衝液と血液/媒体試料を混合した後、若干の撹拌または混合を行い、溶解緩衝液が
血球と接触して細胞壁の破裂が確実に起こるようにする必要がある。1つの可能な実施形
態では、ロボット搬送機構は上下または他の方向に動いてこの混合を達成することができ
る。別の実施形態では、混合ステーション(以下の第2実施形態に記載の渦流発生器等)
を、このような混合を達成するため、装置104に備えることができる。
分離される2つの区画を有してもよく、これにより、溶解緩衝液と血液/媒体混合物を組
み合せて微生物分離機器へと通すことができる。
の微生物を接種材料に再浮遊させることができる。
形式で設け、ユーザのシステムへの装填を促進することが考えられる。
器(図1、図6〜図11、符号1904参照)
検体を検体容器から引き出した後およびサンプリング機器1902内における細胞成分
(血球など)の任意の溶解後、試料を分離機器1904のうちの1つに注入または導入す
る。試料内に存在する微生物因子を他の成分から分離し、分離機器1904内でペレット
またはペレット状の塊に濃縮する。
用して組み入れられた上述の関連特許出願に記載されているが、基本的な方法を以下に記
載する。分離は濃度溶液または濃度緩衝液の濾過を使って達成する。一実施形態では、分
離機器1904には濃度緩衝液を予め充填する。分離と濃縮は分離機器1904の遠心分
離手段によって行われる。
内部断面の毛細管を備える毛細管設計の形態をとることができる。この毛細管領域の上方
は溝付き構造で、これは広がっており(すなわち、より大きな断面積に向かって拡開する
)、血液/媒体試料と濃度溶液の容器を提供する。分離機器の底面は紫外線透過および可
視光線透過に大変優れた材料で作られている。この構体の上方には蓋を設け、この蓋は遠
心分離前に適用する。代替的実施形態では、分離機器を側面から照射し、この場合、分離
機器の下位部は紫外線透過と可視光線透過に大変優れた材料で作り、毛細管の断面形状は
円形または正方形とすることができる。
02から分離機器1904へと試料を注入する手段によって、分離機器1904(図20
A〜図20Cおよび下記の記載参照)に充填する。濃度溶液は作業中(on-line)に同定お
よび/または特徴付け装置104内の分離機器1904に充填するか、より好適には、分
離機器1904は濃度溶液を予め充填してから出荷する。混合または溶解した試料を分離
機器1904に充填して装置1904に蓋をした後、分離機器1904を遠心分離機19
16に装填する。あるいは、この蓋を中隔で構成する。試料は中隔を穿孔することによっ
て装置1904に加えることができ、蓋の取り外しや交換の必要性をなくすことができる
。遠心分離機を起動し、例えば数分間、高回転数で回転させる。この動作によって微生物
因子(溶解されていないもの)は濃度溶液を通り、分離機器1904内の毛細管の底部で
ペレットまたはペレット状の塊に濃縮される(図10の濃縮された微生物因子ペレット2
804参照)。一実施形態では、濃度緩衝液を充填した装置1904を試験試料の充填前
に遠心分離して、分離および/または濃縮ステップの妨げとなる可能性のある気泡などを
取り除く。
ション)(図1,図21,図22,符号1918参照)
上述のように分離機器1904を遠心分離した後に、遠心分離機1916を回転させて
分離機器1904が読み取り位置にくるようにする。この読み取り位置では、同定および
/または特徴付けモジュール(読み取りステーション)1918が、分離および/または
濃縮された微生物因子(図10、ペレット2804)に対してインタロゲートすることが
できる。代案として、分離機器1904をロボット搬送機構1910によって遠心分離機
から取り出し、別の場所の読み取りステーションに配置することができる。
微生物因子(ペレット)に対してインタロゲートするための光学式読み取り装置組立体を
備える。血液/媒体試料内の微生物/微生物因子は、分離機器1904内の毛細管の底面
に押しやられるので(図10、図11参照)、微生物因子は底面と接触する。1つの可能
な実施形態において、光学式読み取り装置組立体は、励起光源からの照射によって濃縮さ
れた微生物因子から発せられる蛍光信号(自家蛍光など)を観察する。
による励起から生じる。光源は、UV用ジュウテリウムまたはキセノンランプなどの連続
ランプおよび/または可視/IR励起用タングステンハロゲンランプとすることができる
。これらの光源は広範囲の発光を有するので、励起帯は光バンドパスフィルタを使って低
減することができる。利用することのできる発光波長スペクトル幅のその他の方法には、
音響光学可変同調フィルタ、液晶同調フィルタ、光干渉フィルタのアレイ、プリズム分光
器およびその他のものがある。あるいは、レーザーは紫外線から近赤外線までの離散波長
で利用でき、さらに多くの多重化方法が当業者には周知である。
スペクトル幅20〜40nmで、240nm〜700nmを超えるピーク波長で利用でき
る。スペクトル幅を低減させる同じ方法をLEDに組み込み、励起スペクトルと発光スペ
クトルの識別を向上させることができる。
ることができる。分光器は、特定の発光波長を検出し、これによってモノクロメータから
の出力を光電子増倍管によって検出する走査モノクロメータとすることができる、および
/または分光器を画像スペクトログラフとして構成し、これによって出力を電荷結合素子
(CCD)検出器アレイなどの画像検出器アレイによって検出することができる。一実施
形態では、識別子は光検出手段、例えば光電子増倍管、アバランシェフォトダイオード、
CCD検出器アレイ、相補型金属酸化物半導体(CMOS)エリアセンサアレイおよび/
または電子増倍型CCD(EMCCD)検出器アレイ(図1、符号1920)などにより
、蛍光および/または散乱信号の観察を可能にする。センサアレイの前面の光学レンズ系
(図11の2904)は、毛細管2604の底を形成する0.78〜2.0mm2の領域
を拡大し、それがセンサアレイのフレームを満たすようにする。代案として、使い捨て分
離機器1902と光ファイバとの結合を非レンズ系に対して直接的光ファイバ結合とし、
光ファイバプローブを遠位端において6アラウンド1形態(six around one configurati
on)にし、近位端は発光ファイバを分光器の入口スリットに連結するための線形形態にす
る。いくつかの異なる波長の蛍光信号強度を取得してコンピュータメモリに記憶する。
ス(生物量)試料用とする。さらに、毛細管領域のジオメトリは、他の形状、例えば長方
形の内部断面とすることができる。別の随意的な実施形態は、底からではなく側面から毛
細管を読み取る構成とする。この構成には以下の2つの恩恵が得られる可能性がある:(
1)毛細管の底に沈殿する残滓や繊維の回避;および(2)多細菌病原体の存在を光学的
に同定する機会の提供。長方形断面の毛細管はこの側面読み取り用途に好適である。
4参照)を備え、コンピュータはメモリに記憶された蛍光信号強度の測定値を演算する。
これらの測定値を、異なる種類の微生物(すなわちグラム陽性、グラム陰性、酵母菌など
)の実験的に決定された蛍光スペクトル測定値と比較する。これらの測定値もまたメモリ
に記憶する。コンピュータは分類アルゴリズムを実行して、例えば、グラム分類、科およ
び種などの微生物因子の分類結果を生成する。1つの構成では、捕捉した自家蛍光信号の
スペクトルのさらなる分析を達成して、種の同定および/または特徴付けもしくは種の同
定のための少なくとも上位3つの可能性を達成する。同定および/または特徴付けのため
にコンピュータによって実行される方法の詳細を、以下に説明する。
行うことができる。ラマン分光法は非接触技術であり、試料をレーザー光線によって照射
する。散乱光は、微生物因子を含む分子との相互作用により、弾性的または非弾性的に散
乱される。弾性的に散乱された光はレイリー散乱と呼ばれ、非弾性的に散乱された光はラ
マン散乱と呼ばれる。ラマン分光法は、微生物の振動スペクトルの実験により、微生物同
定および/または特徴付けの潜在的に実行可能な方法であることが証明されている。
うに設計する。このサイズは微生物への十分なレーザー信号を確実にする、というのも、
ラマン散乱は極めて非効率的だからである。集光光学系は散乱光を効率的に捕捉し、それ
を分析のために光学分光器に連結するように設計されている。ラマン信号は1つまたは複
数の場所で取得することができ、取得した信号を平均化する。
析する。これを記憶させた既知の微生物の参照データセットと比較し、グラムの型、形態
学情報および種の同定を取得することができる。既知の微生物からの参照データセットは
、同じ方法と読み取り装置を使って同じ装置で取得することができる。
た2009年10月に出願された同時係属中の出願に詳しく記載されており、より詳細に
関してはこれらの文献を参照されたい。自家蛍光と分類階層(taxonomic hierarchical)に
よる分類法を使う方法については、詳細を以下に説明する。
参照)
試験試料をサンプリング機器1902から分離機器1904に注入した後、サンプリン
グ機器1902を同定および/または特徴付け装置104内のバイオ廃棄物容器1908
に廃棄する。分離機器1904の読み取り後、この分離機器1904もバイオ廃棄物容器
1908に廃棄する。バイオ廃棄物容器は同定/特徴付け装置から定期的に取り出し、空
にして、同定/特徴付け装置に戻す。
同定装置104は、好適にはユーザインターフェース(図示せず)を備え、ユーザイン
ターフェースは操作者に、同定装置に装填する検体容器に関する状況の情報を提供する。
このユーザインターフェースは下記の特徴のいくつかまたは全てを含むことができる:
・タッチ画面表示
・タッチ画面上のキーボード
・システム状況
・陽性警報
・他のシステム(DMS,LIS,BCESおよびその他の検出または同定装置)との通
信
・検体容器状況
・検体容器の回収
・視覚的および聴覚的な陽性インジケータ
・USBアクセス(バックアップおよび外部システムのアクセス)
・同定および/または特徴付け結果、システム状況およびエラーメッセージの遠隔通知
装置表示、プリンタ、ページャ、携帯電話、携帯端末、電子メールサーバまたはその他の
装置とすることができる。結果には典型的に1つまたは複数の下記のものが含まれる:微
生物因子の臨床的なグラムの型、微生物因子の種の同定および/または特徴付け、その他
の臨床情報。
図1に示す検体容器500は、試料を保持して収容するように設計され、例えば、血液
培養瓶などの標準的な培養瓶の形態をとることができる。瓶の好ましい実施形態は、同定
/特徴付け装置104または装置外で瓶500を自動的に読み取るためのバーコード(図
1)を組み込むようにする。瓶500は、穿刺可能な隔膜(セプタム)を備え、環境から
容器を密閉するストッパ(図示せず)を備える。随意に、瓶が検出と自動同定の双方に使
用される場合には、瓶は瓶の底に形成または配置した比色センサを有し、これは、瓶50
0内における微生物の増殖の存在を比色検出するためのものである。図1に示す種類の検
体容器は当該技術分野では既知であり、本文書の背景技術の部分に引用する特許文献に記
載しており、よってさらなる記載は不必要である。
適合できる。よって、血液培養検体容器のこの記載は一例として提供するものであり、制
限するものではない。
図2は同定/特徴付け装置104の1つの可能な実施形態を示し、これは使い捨て可能
なカセット1900、陽性の検体容器のラックまたはホルダ1906、廃棄物容器190
8、ロボット搬送機構1910、ロボット搬送機構1910に取り付けまたは連結される
試料取り出し機器1912、分離・濃縮ステーション1916および同定および/または
特徴付けモジュール1918を備える。図3は図2の配置の上面図である。ホルダ190
6は3つのラックを備え、これらラックは1つの位置では、例えば、遠隔検出装置または
手動装填ドアから受け取る新しい陽性の検体容器を受け取り、また培養をする向きに指向
する。図4では、検体容器から試料を取り出し、その試料を分離機器1904へ充填する
位置に移動している。
04をさらに詳しく示す。ホルダ1906は3つの個別のラック2310を備え、各ラッ
クは20個の検体容器500を保持する。ラック2310は水平軸の周りをユニットとし
て回転可能であり、検体容器の通気のために検体容器を上向き(図5参照)に傾斜させ、
試料を取り出すために下向き(図15参照)に傾斜させる。
24を備える。試料取り出し機器1912はカラーで左から右へ、そして上下に動かし、
カラーはガイドレールならびにモータおよびベルト駆動サブ組立体に接続する(図示せず
、しかし普通のもの)。よって試料取り出し機器1912は、検体容器が上向きか下向き
の何れかの場合には、3つのラック2310内でどの瓶の位置にも動かすことができる。
試料取り出し機器1912は、ガイド2322に沿って滑らせることにより、ガイド全体
にわたってさらに動かすことができる。
値を処理するコンピュータ1924、分析結果を記憶するメモリ2302および同定/特
徴付け装置104の動作のプログラムコードを記憶する他のメモリまたは処理装置230
4を備える。電子装置2300は好適には図示しない適切なパネルの背後に位置する。
図5は、同定/特徴付け装置104に装填する使い捨て可能なカセット1900を示す
。カセット1900は多数のサンプリング機器1902および分離機器1904を含む。
体2402より構成し、本体は、リザーバ2602およびリザーバ2602に接続される
毛細管2604を画定する。本体2402は軸線2608を画定し、毛細管2604は軸
線2608に沿って指向する。毛細管の第1端部2610はリザーバ2602に接続し、
毛細管の第2端部2612は端部ピース2502の管状部分2702に連通する。リザー
バには着脱式キャップ2404を介してアクセスし、キャップは本体2402の頂部に形
成したネジ部2504にねじ付ける。本体2402の下方部分は端部ピース2502によ
って閉鎖し、この端部ピース2502は、本体の対応する凹所2606に嵌合するリッジ
2704および溶接または接着剤の使用によって本体に固定する。端部ピース2502の
底壁2506は、図8に示すように減少した厚さにする。端部ピースは毛細管2702を
組み込み、この毛細管2702は本体2402の毛細管2604に整列する。毛細管の第
2端部に隣接する側の本体2402は、光学的に透明な材料で形成し、図7の実施形態で
は、端部ピース2502は光学的に透明で、毛細管2604の底部にある、濃縮された微
生物因子2804の光学的インタロゲーションを容易にする。分離機器1904には濃度
溶液または「緩衝液」2802(図10)を充填し、これは、予め充填しておく、または
あまり好適ではないが、同定/特徴付け装置内において分離機器に加える。
1904の本体は一体ピースの構造とする。壁3002は毛細管2602の下方部分の支
持体をなす。毛細管2604の下方部分に隣接する本体は、光学的に透明な材料で形成す
る。
の動作と図1および図5の同定モジュール1918によって行われる動作を示す。光源か
らの光は光ファイバ2902に沿って進み、レンズシステム2904によって分離機器1
904の底部に方向付けされる。この光によって微生物因子2804からの蛍光の発生が
促進され、蛍光は光ファイバ2906を介してレンズ2904とファイバ2902を通っ
て同定モジュール(1918、図1)内のスペクトル分散システムからセンサアレイ(1
920、図1)に指向する。
かれていない。機器1902は、チャンバ3204を画定する本体3200および被覆針
3202を備える注射器状の機器の形態を取ることができる。チャンバ3204には選択
的溶解緩衝液3206を予め充填してもよい。チャンバ3204の頂部は密閉する。チャ
ンバはポート3208を備えることができ、ポートによってサンプリング機器を真空また
は空気圧ユニットに接続することにより、通気または瓶500からの試料のサンプリング
を促進する。溶解緩衝液3206はサンプリング機器1902に予め充填する、または使
用時に装置内の機器1902に充填することができる。
予想される種に合わせて仕立てることができる。1つの可能な実施形態では、選択的溶解
緩衝液のいくつかのリザーバを装置104内に配置し、溶解緩衝液のうちの1つを使用時
にサンプリング機器に充填する。この溶解緩衝液は、当該検体容器に含まれる試料にとっ
て最適のものとして選択する。加えて、サンプリングは、それぞれが異なる選択的溶解緩
衝液を含む、異なるサンプリング機器で、繰り返して行うことができる
図1および図5の試料取り出し機器1912は、陽性検出容器500内の生体試料の一
部を検出容器500から取り出し、その部分を分離機器1900の供給源から取得した分
離機器1904に加えるように作動する。試料取り出し機器1912の物理的な構成は、
検体容器、サンプリング機器および分離機器の構成によって、種々の構成をとることがで
きる。図示する実施形態では、試料取り出し機器1912は関節フィンガの形態をとり、
フィンガは開閉して、サンプリング機器1902および分離機器1904を把持する。試
料取り出し機器1912は、ロボット搬送機構1910の動作手段によって、サンプリン
グ及び分離機器への装填のために必要な場所に移動させる。
図15につき説明すると、試料取り出し機器1912は、カセット1900内のサンプ
リング機器1902のうち1つに直接設置される場所に移動される。試料取り出し機器1
912のフィンガはサンプリング機器1902を把持し、装置1912を引き上げ、サン
プリング機器1902をカセット1900から取り出す。図16に示す様に、検体容器5
00は上向きに傾斜する。瓶の上部のストッパは、UV光または滅菌剤(漂白剤またはア
ルコールなど)を使って消毒する。図17に示すように、瓶を穿刺可能な隔膜を通してサ
ンプリング機器の針3202(図14)を瓶500のストッパに導入することによって通
気し、瓶内の圧力を大気状態の圧力と等しくする。サンプリング機器のポート3208は
、この処理中に空気圧システム(1914、図1)、例えば下記の第2実施形態に示す回
転ダイアグラムポンプ1710に接続することができる。
取り出し機器1912は、空気圧システムと連動して試験試料(すなわち検体試料の一部
)を瓶500からサンプリング機器1902に抜き出す。
(溶解)
する。本実施形態では、約2mlの試験試料を瓶500から取り出し、例えば、試験試料
をサンプリング機器1902へ充填した後に機器1902を撹拌することによって、サン
プリング機器1902内で溶解緩衝液と混合する。溶解作業は、例えば血球などの非微生
物成分には選択的でない。すなわち、微生物因子細胞は溶解されない。
所望されない細胞(すなわち非微生物細胞)を選択的に溶解する。非微生物細胞の選択的
溶解によって、試料内に存在する他の成分から微生物を分離できるようになる。従って溶
解液は、例えば非微生物細胞などの細胞を選択的に溶解することのできるものとする(例
えば真核細胞膜を可溶化することによって)。この溶解液は1つまたは複数の界面活性剤
、1つまたは複数の酵素もしくは1つまたは複数の界面活性剤と1つまたは複数の酵素と
の組み合せを含む。
標)X−100−R、Triton(登録商標)X−114、NP−40、Genapo
l(登録商標)C−100、Genapol(登録商標)X−100、Igepal(登
録商標)CA630、Arlasolve(商標)200、Brij(登録商標)96/
97、CHAPS、オクチル−β−D−グルコピラノシド、サポニン、ノナエチレン・グ
リコール・モノドデシル・エーテル(C12E9、ポリドカノール)などの1つまたは複
数の非変性溶解界面活性剤がある。随意に、変性溶解界面活性剤としては、ドデシル硫酸
ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン、デオキシコール酸ナトリウム、胆汁塩、臭化ヘ
キサデシルトリメチルアンモニウム、SB3−10、SB3−12、アミド硫酸−14お
よびC7BzOを含むことができる。随意に、可溶化剤は、Brij(登録商標)98、
Brij(登録商標)58、Brij(登録商標)35、Tween(登録商標)80、
Tween(登録商標)20、Pluronic(登録商標)L64、Pluronic
(登録商標)P84、非界面活性剤スルホベタイン(NDSB201)、アンフィポール
(PMAL−C8)およびメチル−β−シクロデキストリンを含むことができる。一実施
形態では、ポリオキシエチレン界面活性剤が好適である。ポリオキシエチレン界面活性剤
はC12−18/E9−10の構造より成り、この場合、C12−18は、12〜18個
の炭素原子よりなる炭素鎖を意味し、E9−10は9〜10個のオキシエチレン親水性頭
部基を意味する。例えば、ポリオキシエチレン界面活性剤は、Brij(登録商標)97
、Brij(登録商標)96V、Genapol(登録商標)C−100、Genapo
l(登録商標)X−100、ノナエチレン・グリコール・モノドデシル・エーテル(ポリ
ドカノール)またはそれらの組み合せ、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)から成るグ
ループから選択することができる。
できる酵素としては、以下のものに限定しないが、核酸および他の膜を詰まらせる材料(
例えば、プロテイナーゼXXIII、デオキシリボヌクレアーゼ、ノイラミニダーゼ、多
糖類、Glucanex(登録商標)およびPectinex(登録商標))を消化する
酵素がある。
、例えば、2−メルカプトエタノール(2−Me)またはジチオスレイトール(DTT)
などの還元剤、マグネシウム、ピルビン酸および保湿剤などの安定剤、および/またはエ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)などのキレート剤がある。溶解液は所望の細胞を溶解
するのに適切なあらゆるpHで緩衝することができ、複数の要因に作用される。これらの
要因としては、以下のものに限定しないが、試料、溶解される細胞および使用される界面
活性剤の種類がある。いくつかの実施形態では、pHは約2〜約13の範囲、例えば、約
6〜約13、約8〜約13、約10〜約13とすることができる。適切なpH緩衝液には
、pHを所望の範囲、例えば約0.05M〜約1.0MCAPSに維持することのできる
あらゆる緩衝液が含まれる。
図20Aおよび図20Bに示すように、試料取り出し機器1912は、サンプリング機
器1902(溶解緩衝液と試料溶液の混合液を充填したもの)をカセット1900におけ
る1つの分離機器1902の位置に運ぶ。試料取り出し機器は、分離機器1904のキャ
ップをサンプリング機器1902の針3202で穿刺し、0.5〜1.0mlの試験試料
および溶解緩衝液の混合物を分離機器1904のリザーバに注入する。分注は、分離機器
1904のキャップを外した後に行い、この後に再びキャッを付けることができる。試料
取り出し機器は、その後サンプリング機器1902を図20Cに示す廃棄物容器1908
に搬送し、それを廃棄物容器内に設置する。
ップでは、試料(例えば溶解試料)を分離機器1904に予め充填したおよそ1mlの液
相の濃度緩衝液2802(図10)上に配置し、装置1904を微生物が分離および濃縮
される(例えば、微生物が分離機器1904の底および/または側面でペレットまたはペ
レット状の塊を形成する)条件(例えば10,000g)で遠心分離する。「濃度緩衝液
」とは、完全に均一な濃度を有する溶液のことである。緩衝液の濃度は、試料内の微生物
が緩衝液を通り、一方で試料の他の成分(例えば、血液培養ブロス、細胞破片など)は緩
衝液の上部に残るか、または濃度緩衝液を最後まで通らないように選択する。
であってもよい。一般に、緩衝液の濃度は約1.025〜約1.120g/mlの範囲で
ある。一実施形態では、材料はコロイド状シリカである。コロイド状シリカは被覆しなく
ても(例えばLudox(登録商標)(W.R.Grace,CT))、例えばシラン(
例えば、PureSperm(登録商標)(Nidacon Int’l社、スウェーデ
ン)またはIsolate(登録商標)(Irvine Scientific社、カリ
フォルニア州サンタアナ))またはポリビニルピロリドン(例えば、Percoll(商
標)、Percoll(商標)Plus(Sigma−Aldrich社、ミズーリー州
セントルイス))で被覆してもよい。コロイド状シリカはあらゆる任意の適切な媒体で希
釈して適切な濃度、例えば平衡塩類溶液、生理的食塩水、および/または0.25Mスク
ロースを形成することができる。適切な濃度は濃度約15%〜約80%v/v、例えば約
20%〜約65%v/vのコロイド状シリカで得ることができる。濃度緩衝液の別の適切
な材料はヨード造影剤、例えばイオヘキソール(Omnipaque(商標)、Nyco
Prep(商標)またはNycodenz(登録商標))およびイオジキサノール(Vi
sipaque(商標)またはOptiPrep(商標))である。適切な濃度は、濃度
約10%〜約25%w/vのイオヘキソールまたはイオジキサノールで得ることができる
。スクロースは濃度約10%〜約30%w/v、例えば約15%〜約20%w/vの濃度
緩衝液として血液培養試料に使用することができる。濃度緩衝液を提供するために使用す
ることのできるその他の適切な材料には、低粘度、高濃度オイル、例えば顕微鏡用液浸油
(例えば、Type DF;Cargille Labs,ニューヨーク州)、鉱油(例
えばDrakeol(登録商標)5,Draketex50,Peneteck(登録商
標);Penreco社、ペンシルバニア州)、シリコーン油(ポリジメチルシロキサン
)、フルオロシリコーン油、シリコーンゲル、metrizoate−Ficoll(登
録商標)(LymphoPrep)があり、これらは、血液培養試料に対して例えば約7
0%〜約100%の濃度であり、ジアトリゾ酸・デキストラン(PolymorphoP
rep(商標))があり、これは血液培養試料に対して例えば濃度約25%〜約50%の
濃度であり、カルボキシメチルセルロース、ヒドロプロピルメチルセルロース、ポリエチ
レンオキシド(高分子量)、Pluronic(登録商標)F127、Pluronic
(登録商標)F68、Pluronic(登録商標)化合物の混合物、ポリアクリル酸、
架橋ポリビニルアルコール、架橋ポリビニルピロリジン、PEGメチルエーテルメタクリ
ル樹脂、ペクチン、アガロース、キサンタン、ジェラン、Phytagel(登録商標)
、ソルビトール、Ficoll(登録商標)(例えば、血液培養試料に対して約10%〜
約15%の濃度のFicoll(登録商標)400)、グリセロール、デキストラン(例
えば、血液培養試料に対して約10%〜約15%の濃度)、グリコーゲン、塩化セシウム
(例えば、血液培養試料に対して約15%〜約25%の濃度)、パーフルオロカーボン流
体(例えば、オクタデカフルオロオクタン)、ハイドロフルオロカーボン流体(例えばV
ertrel XF)などの当該技術分野において既知のものがある。一実施形態では、
濃度緩衝液は、コロイド状シリカ、イオジキサノール、イオヘキソール、塩化セシウム、
metrizoate−Ficoll(登録商標)、ジアトリゾ酸デキストラン、スクロ
ース、Ficoll(登録商標)400および/またはデキストランのうちの1つまたは
複数からあらゆる組み合せで選択する。濃度緩衝液は、例えばコロイド状シリカと油の組
み合せなど、材料の組み合せからも構成することができる。
図21に示すように、分離機器1904に混合または溶解した試験試料を充填した後、
試料取り出し機器1912は充填した分離機器1904を回収し、それをカセット190
0から持ち上げ、分離機器1904を遠心分離機1916へと移動させる。分離機器19
04はそれから遠心分離機1916のホルダまたは装填位置に配置される。
内で生じる。
離して、微生物を同定および特徴付けの目的のためにインタロゲートできるペレット状に
濃縮するために行うことができる。分離は完全なものである必要はない、すなわち、10
0%の分離を起す必要はない。必要なことは、微生物の試料における他の成分からの分離
は、他の成分から大きく妨げられることなく微生物に対してインタロゲーションが行える
程度であればよい。
の毛細管の底に濃縮させる。非微生物細胞(例えば血球)に対する溶解緩衝液の作用、分
離機器1904内における濃度溶液の存在、および遠心分離の相乗作用によって、溶解血
液とブロスの混合物から微生物因子を分離し、微生物因子を図10および図11に示すよ
うに、毛細管の底にペレットまたはペレット状の塊に濃縮する。
心分離し、微生物が分離機器1904(図8、図10および図13に示す毛細管の底)の
底に直接ペレットを形成するようにする。分離機器1904を十分な加速度と十分な時間
で遠心分離し、微生物が試料の成分から分離される(例えばペレット状になる)ようにす
る。遠心分離の加速度は約1000×g〜約20,000×g、例えば約2,500×g
〜約約15,000×g、例えば約7,500×g〜約12,500×gなどとすること
ができる。遠心分離時間は約30秒〜約30分、例えば約1分〜約15分、約1分〜約5
分とすることができる。
遠心分離機に隣接する位置に示す同定および/または特徴付けモジュール(読み取りス
テーション1918)は、それから、蛍光分光法(例えば、自家蛍光および/または拡散
反射)、ラマン分光法またはその他の光学技術を使って、濃縮された微生物因子に対して
インタロゲートする。他の実施形態では、ペレット状の微生物を、MALDI−TOF質
量分析、脱離エレクトロスプレーイオン化(DESI)質量分析、GC質量分析、LC質
量分析、エレクトロスプレーイオン化(ESI)質量分析および選択イオンフロー管(S
IFI)分光分析などの質量分析を利用してインタロゲートすることができる。図22に
示すように、同定および/または特徴付けモジュール1918は、遠心分離機1916の
近くに物理的に位置させてもよく、その場合、分離機器1904はロボット搬送機構によ
ってさらに移動させる必要はない。あるいは、同定および/または特徴付けモジュール1
918は、同定/特徴付け装置内の異なる場所に位置させてもよく、ロボット搬送機構は
分離機器を同定および/または特徴付けモジュール1918の場所まで移動するように作
動する。
読み取り後、図23に示すように、ロボット搬送機構1910及び試料取り出し機器1
912は分離機器1904を遠心分離機1916から持ち上げ、分離機器1904を横方
向に移動させ、それを廃棄物容器1908内へ配置するように作動する。図24は多数の
サンプリング機器1902及び分離機器1904を含む廃棄物容器1908を示す。廃棄
物容器1908が満杯になると、装置から取り出し、空の廃棄物容器と交換する。分離機
器を廃棄する前に、分離機器の下方領域の画像をカメラ(図示せず)で撮影し、これによ
り、分離処理を検証し、またペレットのサイズ、形状、色および濃度などの単離の同定に
関する価値のある情報を提供することができる。
上述の実施形態の間、濃縮された微生物因子に対してさらに分離機器1904内に置い
たままでインタロゲートし、濃縮された微生物因子を分離機器から取り出し、微生物因子
の同定および/または特徴付けを直接行うために試験することが可能である。
すると、分離機器1904を取り出し装置またはステーション4302に搬送する。ステ
ーション4302では、分離機器1904のキャップ2404を取り外し、濃縮された微
生物因子2804を分離機器1904から取り出す。微生物因子はそれから1つまたは複
数の追加試験を受ける。1つの可能な実施形態では、微生物因子を分子診断試験ユニット
4310に供給する。この試験ユニットは、因子の同定のための使い捨て試験ストリップ
などおよび処理装置を備えることができる。あるいは、微生物因子の試料をMALDI質
量分析プレート4314に適用して、このプレートを質量分析ユニット4312に挿入す
る。あるいは、微生物因子を微生物同定および/または特徴付け試験機器4318(例え
ば試験カード)に搬送して、カードを処理装置4316で培養、試験することもできる。
A.フローチャート(図26A、図26B、図26C)
検体容器500が検出及び同定ステップの両方を受ける実施形態における同定/特徴付
け装置104の動作の方法を、図26A〜図26Cにつき以下に説明する。
填した容器500の検出装置への搬送を開始する(本願人による先の仮出願および同時係
属中の出願、「自動微生物検出装置」、代理人整理番号01120に記載)。図47、装
置102参照。
置に搬送するコンベアに検出容器を設置することによって、または容器を手動で装填する
ことによって行う(図47、図48およびこれら図に関する以下の説明を参照)。
定する。陽性でない場合、処理はNOの分岐4411に沿って分かれ、タイマーが切れて
いないかどうかかを確認する(ステップ4412)。タイマーが切れている場合、瓶を陰
性と見なし、瓶をステップ4414で廃棄物容器に搬送する。そうでなければ、培養を続
け、ステップ4406、4408および4410を定期的に続けて行う。
ステップ4418で、検出容器を検出装置内の出口位置に動かす。ステップ4420で、
検出容器を同定/特徴付け装置104に搬送する。例えばこれは検出容器500をコンベ
ア上に搬送し、それを同定/特徴付け装置の入口位置へ動かすことによって行う(図47
参照)。搬送は他の任意の方法で行うこともある。それに関する詳細は大きく異なること
もある。
ク2310のうち1つに設置する。ロボット搬送機構1910をこの工程で使用すること
ができる。
ックアップ前、またはサンプリング機器のピックアップ後に行うこともできる。図15お
よび図16参照。
ックアップする。サンプリング機器1902には図15に示すように選択的溶解緩衝液を
予め充填する、又は溶解緩衝液をこの時サンプリング機器に加える。
ず)を、取り付けている場合には、取り外す。
参照)に挿入する。
例えば2.0mlの試料)を容器500から抜き出す。
の針3202を取り外す。
入する。これは、サンプリング機器に接続される空気圧システム1914を使って自動的
に達成することができる。
れば、交換する。
的溶解緩衝液が完全に混ざるようにする。
ば、再度取り外す。(注記:適切な把握または把持特徴の取り付けられたステーションを
、針のキャップの自動的な取り外しと交換のために設けることができる。代案として、キ
ャップは第2実施形態に記載のように、針につけたままであってもよい)。
棄する。
4のうち1つの上方場所へ搬送し(図38参照)、キャップをサンプリング機器の針で穿
刺する。本実施形態では、分離機器1904には濃度緩衝液を予め充填しておく。
、試料と溶解緩衝液の混合を分離機器1904内で生じさせる。
わち溶解試料)を0.5〜1.0ml、分離機器1904のリザーバ内にすでに存在する
濃度緩衝液の上に徐々に加える。図20Aおよび図20B参照。
せ、サンプリング機器1902を廃棄する。図20C参照。
からそれをピックアップし、それを分離・濃縮ステーション1916の場所に移動させ、
分離機器1904を遠心分離機に配置する。図21参照。
モジュール1918(読み取りステーション)に移動させる。読み取りステーションが遠
心分離機に隣接する場合、遠心分離機は読み取り位置に回転し、そこで分離機器1904
は図11に示すように読み取りのために位置決めされる。
学読み取りを開始する(図21および図22参照)。
に配置する(図23および図24参照)。
同定および/または特徴付け
試料内に存在する微生物が分離機器1904内で単離および/またはペレット状にされ
ると、単離された試料またはペレットに対してインタロゲートして(例えば分光的に)、
ステップ4458で試料内またはペレット状の微生物の特徴付けおよび/または同定を行
うことができる。インタロゲーションは非侵襲的な方法で行うことができる、すなわち、
ペレットは分離機器1904に残したままでインタロゲートすることができる。微生物を
非侵襲的な方法で同定する能力は、随意に分離および特徴付け/同定処理中に、容器を密
閉(例えば密閉シール)し続けることや手順の自動化と結び付けることによって、汚染お
よび/または伝染性試料の一定処理を回避し、処理全体の安全性を大幅に上げる。さらに
、試料やペレットの他の処理(例えば、再懸濁、平板培養およびコロニー増殖)なく、直
接インタロゲーションによって微生物の特徴付けおよび/または同定を行う能力は、同定
/特徴付けを行う速度を大幅に上げることができる。
染色液、染料、結合剤などの添加剤がない場合の微生物内に存在する特性を分析すること
ができる。別の実施形態では、光学分光法は、微生物の1つまたは複数の外因的特性、例
えば、添加剤を用いてのみ検出することのできる特性、を分析するために使うことができ
る。インタロゲーションは、例えば、蛍光分光法、拡散反射分光法、赤外線分光法、テラ
ヘルツ分光法、透過/吸光分光法、表面増強ラマン分光法(SERS)、空間オフセット
ラマン分光法(SORS)、透過ラマン分光法および/または共鳴ラマン分光法またはそ
れらの組み合せを含むラマン分光法を使って実行することができる。
外因的特性の検出および/または同定に効果的であるといわれる、あらゆる技術によって
実行することができる。例えば、前面蛍光分光法(励起および放射光は同じ光学面に入射
して出射し、試料が一般に光学的に厚い場合、励起光は試料内に極めて短い距離にわたり
入射する(例えば、Eisinger,JおよびJ.Floresの「Front−fa
ce fluorometry of liquid samples」 Anal.B
iochem 94:15(1983年)参照)を、ペレット内の微生物の同定に使用す
ることができる。落射蛍光、反射、吸光および/または散乱測定などのその他の測定の形
態もステップ4458で用いることができる。
料の蛍光の発光測定がある。同様に、励起光源の試料との相互作用からの反射光を測定し
て、同定および/または特徴付けの関連データを提供することができる。試料からの発光
はスペクトル識別のあらゆる適切な手段、最も好適には分光器を用いて測定することがで
きる。
例えば蛍光スペクトル)を使い、当業者に既知の種々の数学的方法を使って、測定した試
験データと該当する微生物の特徴付けとの関連付けが可能となる。既知の微生物からの測
定試験データは、マシンが読み取り可能なメモリ、例えば、装置104内または接続ワー
クステーションなどの関連データ処理装置内に記憶する。例えば、装置104によって試
験される試料からのデータは、基準または管理測定値と比較することができる。比較は、
当業者に既知の、または当業者の開発能力内のソフトウェアルーチンを使って行うことが
できる。より具体的には、データは多数の多変量分析方法、例えば、一般判別分析(GD
A)、部分最小二乗法判別分析(PLSDA)、最小二乗回帰、主成分分析(PCA)、
パラレルファクタ分析(PARAFAC)、ニュートラルネットワーク分析(NNA)お
よび/またはサポートベクトルマシン(SVM)などによって分析することができる。こ
れらの方法は、試験される試料中の該当する不明の微生物を、既存の命名に基づいて関連
する基(種など)および/または微生物の代謝、病原性および/または毒性に基づいて自
然発症基に分類するために、上述のように、微生物のモニタリング、検出および/または
特徴付けのシステムの設計にあたって使用することができる。
び/または銀のナノ粒子で被覆するか、または内部光学面を特定のサイズと形状の金属コ
ロイドで予め被覆することができる(参照:蛍光に関しては、Lakowicz,Ana
l.Biochem.337:171(2005);SERSに関しては、Efrima
氏等、J.Phys.Chem.B.(Letter)102:5947(1998))
。別の実施形態では、ナノ粒子は遠心分離の前に濃度緩衝液中に存在し、微生物が濃度緩
衝液を通過する際に微生物と結び付く。
光源から選択することができる。使用可能なデータを生成する電磁スペクトルのどの部分
も使用することができる。紫外線、可視および/または近赤外スペクトルならびに電磁ス
ペクトルのその他の部分に発光することのできる光源を利用することができ、これらは当
業者に既知である。例えば、光源は、紫外線を発生させるジューテリウムまたはキセノン
などの連続ランプおよび/または可視/近赤外励起を発生させるタングステンハロゲンラ
ンプとすることができる。これらの光源は広い発光範囲を提供し、特定の励起波長のスペ
クトル帯域幅は、当該技術分野で周知の光学干渉フィルタ、プリズムおよび/または光学
格子を使って低減することができる。
および/または時間的に多重して、多重波長励起光源を提供することもできる。例えば、
発光ダイオードは240nmから900nm以上で利用することができ、光源は20〜4
0nm(半値幅)のスペクトル帯域幅を有する。レーザーは紫外線から近赤外までの離散
波長で利用することができ、当業者に周知の多重化方法を使って用いることができる。
って向上させることができる。識別には当業者に既知の他の方法を使用してもよい。これ
らの方法としては、音響光学可変波長フィルタ、液晶同調フィルタ、光学干渉フィルタア
レイ、プリズム分光器、及びこれらの組み合せがある。スペクトル識別器の選択において
は、同調性の範囲や選択性レベルを考慮する。例証として、例えば、識別器は、選択性1
0nmで、波長範囲300から800nmを使用することができる。これらのパラメータ
は一般に、同調可能性範囲や選択性を得るのに必要な最適な技術を決定する。
光の測定を続いて行う。同様に、励起光源の試料との相互作用からの反射光を測定して、
検出および/または特徴付けに関するデータを提供することができる。
て測定することができる。分光器は特定の発光波長を検出し、それによってモノクロメー
タからの出力を光電子増倍管で検出する走査モノクロメータおよび/または分光器を撮像
分光写真機として構成し、そうすることによって出力を電荷結合デバイス(CCCD)検
出器アレイなどの撮像検出器アレイによって検出することもできる。一実施形態では、識
別器によって、光検出手段(光電子増倍管、アバランシェフォトダイオード、CCD検出
器アレイおよび/または電子増倍型CCD(EMCCD)検出器アレイなど)による蛍光
および/または散乱信号の観察が可能になる。
定を得るために使用する。本明細書で使用する場合、EEMは、励起および発光波長の両
方の機能として、蛍光体の発光スペクトルの発光強度と定義し、全スペクトルまたはその
サブセットを含み、サブセットは単一または複数の励起/発光の対を含むことができる。
加えて、固定励起波長を有するEEMの断面は、特定の励起波長の発光スペクトルを示す
ために使用し、固定発光波長を有するEEMの断面は、試料の励起スペクトルを示すため
に使用することができる。一実施形態では、複数のEEMは2つ以上の特定の励起と発光
の波長の対、例えば、少なくとも2,3,4,5,6,7,8,9,10または10以上
の特定の励起と発光の波長の対で測定する。
たは反射特性の測定に利点を提供することがわかっている。一実施形態では、前面法は特
に有用である。例えば、前面蛍光は高度に吸収性のある試料で特に有用である、というの
も、励起と発光ビームは試料の全体を通過する必要はない、よってそこに含まれる干渉成
分(例えば、血球、微生物学的培地)による影響を受けにくい。分離機器1904の光学
面は、当業者に周知の容認できる結果を提供するような角度で照射することができる (
例えば、Eisinger,J氏およびJ.Flores氏「Front−Face f
luorometry of liquid samples」 Anal.Bioch
em.94:15−21 (1983))。一実施形態では、システムを、分光システム
が発光蛍光を最低1つの固定角度で測定するのに加え、拡散反射光を最低1つの固定角度
で測定するように設計する。
定(図47の符号102)において、検出時間と増殖速度は、単離された試料またはペレ
ットからの微生物の特徴付けおよび/または同定を補助するために使用することができる
。加えて、分離機器の下部領域の写真画像からの測定は、ペレットサイズ、形状、色また
は濃度などの、単離された試料に関する価値ある情報を提供することができる。
よび/または同定は、厳密な種の同定を伴う必要はない。特徴付けは、生物学的粒子の広
範囲のカテゴリー分けまたは分類ならびに単一種の実際の同定を含む。単離試料またはペ
レットからの微生物の分類は、微生物の表現型および/または形態学的特徴の決定を含む
ことができる。例えば、生物学的粒子の特徴付けは、組成、形状、大きさ、クラスタリン
グおよび/または代謝などの観察可能な違いに基づいて達成することができる。いくつか
の実施形態では、該当する生物学的粒子の分類には当該生物学的粒子の特徴の予備的知識
を必要とせず、経験的測定との整合のみを必要とし、よって本方法は、特定の結合事象や
代謝反応に基づく方法よりも、より一般的ですぐに適用できるものとなる。本明細書で使
用する場合、「同定」は、これまで不明の微生物がどの科、属、種、および/または株に
属するのかを決定することを意味する。例えば、これまで不明の微生物を科、属、種およ
び/または株レベルに同定することである。
十分に役立つ情報を提供する。本明細書で使用する場合、好ましい分類モデルは下記のも
ののうちの1つまたは複数のものへの群分けを含む:(1)グラム群;(2)臨床的グラ
ム群;(3)治療群;(4)機能群;および(5)自然自家蛍光群。
基づき、3つの大きな分類カテゴリーのうちの1つに分類することができ、この群は下記
のうちの1つまたは複数から選択する:(a)グラム染色で紺色に染色されるグラム陽性
微生物;(b)グラム染色で赤色に染色されるグラム陰性微生物;および(c)酵母細胞
であって、これらはグラム染色で紺色に染色され、それらの形態学的特徴と大きさによっ
て細菌から識別される非常に大きな丸い細胞である酵母細胞。
ゴリーにさらに分類することができる。これら下位カテゴリーには、経験ある研究所の化
学技術者によって報告された関連臨床情報を全て含み、よって、陽性または陰性のグラム
反応よりも高度なレベルの同定を提供する。この細かい分類は大変役に立つ、というのも
これは、自動化システムで同等の臨床的な関連情報を提供することによって、グラム染色
の品質および/または染みを読み取る技術者のスキルレベルに頼ることへの懸念を取り除
く。より具体的には、この分類モデルに基づく微生物の下位カテゴリーは、以下に記載す
るうちの1つまたは複数から選択することができる:(a)球菌:小さな丸い細胞;(b
)双球菌:結合した2つの小さな丸い細胞;(c)ロッド:長方形の形状;および(d)
細菌:ロッド形状。さらなる形態学的情報によって確かめることのできるこれら下位カテ
ゴリーの例には次のものが含まれる;(i)グラム陽性球菌;(ii)グラム陽性連鎖球
菌;(iii)グラム陽性塊球菌(すなわち「ぶどう状」の塊);(iv)グラム陽性双
球菌;(v)グラム陽性ロッド;(vi)内生胞子を有するグラム陽性ロッド;(vii
)グラム陰性ロッド;(viii)グラム陰性球悍菌;(ix)グラム陰性双球菌;(x
)酵母菌;および(xi)糸状菌。
れると、同じ種類の抗生物質または抗生物質の混合物によって処理される(例えば、「S
anford Guide to AntimicrobialTherapy 200
8」に記載)。多くの場合、種レベルの同定を臨床医は必要とせず、これは、初期の経験
的治療から、より標的化された治療への変化を可能にする、というのも、2つ以上の種を
同じ抗生物質を選択して処理することができるからである。この分類レベルにより、これ
らの「同じ治療の」微生物は、単一の治療カテゴリーに正確に分類される。この特徴付け
レベルの例には、高度耐性の腸内細菌(EB)種を敏感なEB種(大腸菌からのエンテロ
バクター)から区別する能力、またはフルコナゾール耐性カンジダ種(グラブラータおよ
びクルセイ)を敏感なカンジダ種から区別する能力などがある。
合に基づき、いくつかの群に分類することができる。非発酵性微生物は発酵性微生物から
明確に区別することができる。さらに、溶血素を生成する微生物種は非溶解種とは別に群
分けすることができる。場合によって、これらの群は属レベル(例えば、大腸菌、グラム
陰性非発酵性ロッド)よりも幅広いカテゴリーを表し、属レベル(例えば、エンテロコッ
カス、カンジダ)である場合や、種レベル識別(例えば、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、
α型連鎖球菌、β型連鎖球菌、連鎖球菌、コアグラーゼ陽性ブドウ球菌、すなわち黄色ブ
ドウ球菌)に近い場合もある。
家蛍光の特性によって集まる自然な傾向に基づいても、カテゴリーに分類することができ
る。これら群のうちいくつかは、治療および機能群のカテゴリーに共通する。これらの群
分けは個々の種であるフェカリス菌、化膿性連鎖球菌、緑膿菌などを含み、これらは特性
IF痕跡(signatures)を有する、および/または、比較的保存されたIF痕跡を有する
微生物の小さな群を含み、これらには、肺炎桿菌、肺炎病原菌、エンテロバクター・エロ
ゲネス、エンテロバクター・クロアカ群がある。
る同定剤を使用して分離および/または同定の処理を補助することができる。親和性リガ
ンドなどの特定微生物に結合する薬剤は、微生物を分離して微生物の種類または種を同定
するため(例えば、特有の表面タンパク質または受容体への結合によって)、および/ま
たは微生物の特性(例えば抗生物質耐性)を同定するために使用することができる。有用
な同定剤としては、以下のものに限定しないが、単クローン性抗体および多クローン性抗
体ならびにそれらの残留物(例えば、黄色ブドウ球菌同定のための抗細胞外接着タンパク
質)、核酸プローブ、抗生物質(例えば、ペニシリン、バンコマイシン、ポリミキシンB
)、アプタマー、ペプチド模倣薬、ファージ由来の結合タンパク質、レクチン、宿主先天
性免疫バイオマーカー(急性期タンパク質、LPS結合タンパク質、CD14、マンノー
ス結合レクチン、Toll様受容体)、宿主防御ペプチド(例えば、デフェンシン、カテ
リシジン、プロテグリン、マガイニン)、バクテリオシン(例えば、ランチビオティック
スで、例えば、ナイシン、メルサシジン、エピデルミン、ガリデルミンおよびプランタリ
シンCならびにクラスIIペプチドなど)、バクテリオファージならびに核酸、脂質、炭水
化物、多糖類、カプセル/スライムまたはタンパク質、あるいはこれらのあらゆる組み合
せに対して選択性のある染料がある。薬剤それ自身が検出可能な信号を発さない場合、そ
の薬剤はマーカー(例えば、可視または蛍光灯)と共役して検出可能な信号を提供するよ
うにラベル付けすることができる。マーカーとしては、以下のものに限定しないが、蛍光
性、発光性、リン光性、放射性および/または比色性化合物がある。薬剤は本発明の方法
のどのステップにおいても微生物に加えることができる。例えば、溶解および/または分
離中に試料を採取する場合がある。いくつかの実施形態では、ペレット状の薬剤の存在は
、ペレットのインタロゲーション中に決定することができる。その他の有用な同定剤には
、微生物の酵素の基質、キレート剤、感光剤、消光剤、還元剤、酸化剤、緩衝液、酸、塩
基、溶剤、固定剤、界面活性剤、表面活性剤、滅菌剤(例えば、アルコール、漂白剤、過
酸化水素)および毒性化合物(例えば、アジ化ナトリウム、シアン化カリウム)ならびに
シクロヘキサミドなどの代謝素子剤がある。同様に、微生物細胞の生存性、代謝および/
または膜電位を測定する多くの蛍光化合物を本発明の同定剤として使用することができる
。当業者には容易に理解できるように、化合物の物理状態または代謝、例えば抗生に影響
を与える特定の微生物の感度(sensitivity)は、化合物を試料、溶解緩衝液、濃度緩衝液
またはそれらの混合物に加えることによって迅速に確認することができる。
形態を、図51〜図59につき以下に説明する。基本的に本方法はメモリに記憶して、従
来のデータプロセッサまたはコンピュータを使って実行する一連の処理命令として実現す
ることができる。本方法は図51A〜図51Cに示すアルゴリズムを実行する。このアル
ゴリズムは、予め設定した一組の発光波長から分離株の自家蛍光(IF)走査を行って血
液培養分離株(濃縮されたペレット)の同定を提供するよう構成する。
マルチレベルの同定アルゴリズムを実行するソフトウェア命令としてコード化する。入力
データを受け取って微生物の同定を決定する従来の分類アルゴリズムは、単一の分類モデ
ルを使用する。不明の微生物の予め定義された一組の波長における自家蛍光走査からのデ
ータを与えると、マルチレベルの同定アルゴリズムは、分類階層、すなわちグラムタイプ
、科および種の分岐に沿って微生物を分類する。特徴的な点は、一番高いグラムタイプか
ら一番低い種までの各同定ステップにおいて個々の分類モデルを使用することである。加
えて、この手法は並列分類モデルの使用を組み入れ、結果間における整合性を評価する。
このようにして、正確な同定および/または特徴付けの可能性は最大となり、不正確な同
定または特徴付けの結果の発生は、最小限におさえられる。マルチレベルの分類階層法は
、自家蛍光データに加えて、他のデータセットにも適用できる(例えば、これはラマンス
ペクトルデータまたは質量スペクトルデータにも使用できる)。
および5106として示す)および一組の分析ステップ(図51Bおよび図51Cの残り
のブロック5108,5110など)がある。本方法では、分類階層の複数のレベルにお
いて微生物の同定を決定する。この前処理ステップは、IF走査データを取得し、当該微
生物群または種内で微生物因子の異なる菌株間の変動を最小限におさえるデータ媒体変換
するよう構成する。データ分析ステップでは、並列分類モデルを使って、マルチレベルで
の同定を実行する。これは、下記の考察からも理解されるであろう。
供する。アルゴリズムによって同定することのできる血液培養で一般に見られる微生物と
しては、表1に列挙するものがあるが、これに限定しない。明らかに、異なる用途(例え
ば食品、水、環境試料など)に関しては、微生物は表1に示すものとは異なるだろうが、
方法論は同じである
ステップ5102:各励起値i=1,2,…,x、各発光値j=1,2,…,yおよび
組み合せの蛍光値nijを得る。発光値/励起値の率はインターバルの範囲内(1.05
,1.95)でなければならない。
対数変換の一次導関数(ステップ5104より)を計算する。
群内の菌株間の変動を最小限にすることは有利である。加えて、変換処理は微生物群に同
様の変動を生成する傾向にある。図52,53および54は、例として、励起315にお
ける発光範囲で評価された黄色ブドウ球菌の複数の菌株に対して、記載した前処理を行う
効果を示す。図52では、各線は1つの菌株からの蛍光信号を表す。線5202は各発光
値の平均蛍光信号を示す。図53は自然対数変換(ステップ5104)を適用した後の、
蛍光信号内の菌株間の変動を示す。尚、菌株の全ての曲線は接近している。図54は自然
対数変換の一次導関数の計算(ステップ5106)後の315nmの励起での菌株間の変
動を示す。また、菌株の全ての曲線は、特に400〜610nmの発光範囲で非常に接近
している。
15nmでの蛍光信号における菌株間の変動を示す。尚、400〜650nmの範囲では
発光の変動が大きい。自然対数変換を行った後の415nmの励起でのこの微生物の菌株
間の変動を、図56に示す。一次導関数変換を行った後の菌株間の変動を図57に示す。
尚、図57では菌株間の変動が大きく減少している。
ステップ5108:前処理ステップを行った後の分析における第1レベルの分類は、グ
ラム分類5108である。このステップで、処理は2つの分岐を含み、1つはステップ5
110および5112、そしてもう1つはステップ5114および5116で表される。
図51Aは順次に分岐に沿って行うことができないことを意味しているのではなく、分岐
は順次または平行して行うことができる。
る一次導関数変換を使って、モデルで定義された各グラム分類に関する距離を計算する。
da=[(m−ma)tΣ−1(m−ma)]m1/2
ここで
・a=1,2,3は、モデルで定義されたグラム分類を表す。
・mは励起/発光対i,jそれぞれにおける一次導関数mijの計算値のベクトルを表す
。
・maは、励起/発光対i,jにおける各種類aでの分布からの平均値ma(ij)のベ
クトルを表す。
・tはベクトルの転置を表す。
・(m−ma)は励起/発光対i,jにおけるそれぞれの差mij−ma(ij)のベク
トルを表す。
・Σ−1は予め定義された一組の励起/発光対における共分散行列の逆数を表す。一組の
励起/発光対は、既知の微生物の蛍光測定値(実行された前処理を使ったもの)から経験
的に決定する(図58および図59ならびに下記の考察を参照のこと)。
「モデル」という用語は、一組の既知である微生物因子のことを言うために用いられ、
この一組の既知である微生物因子に関しては、所定の励起波長でIF測定値(変換を含む
)が予め得られており、検体が分類の候補である。例えば表1に記載の因子である。
・ugは最大距離閾値を表すものとする。
・全ての距離d1,d2,d3がugよりも大きい場合、分類結果は不明である。
・他に、d1,d2,d3の最小値であるdminの値を決める。
・Wqは低識別閾値係数を表すものとする。
・d1,d2,d3のうち2つ以上の距離が(dmin×Wq)未満の場合、分類結果は
(dmin×Wq)未満の距離を有するグラムタイプの間の低識別とする。
・d1,d2,d3のうち1つの距離のみが(dmin×Wq)未満の場合、分類結果は
対応するグラムタイプ(型)となる。
予め定義された一組の励起/発光対における一次導関数変換を使って、モデルで定めら
れた各微生物の科の距離を計算する。
da=[(m−ma)tΣ−1(m−ma)]m1/2
ここで、
・a=1,2,…,kはモデルで定義された全ての微生物の科を表す。
・Σ−1は予め定義された一組の励起/発光対における共分散行列の逆数を表す(上述の
備考と同様に、一組の励起と発光の対は実験的に決められる)。
・mは、励起/発光対i,jそれぞれにおける一次導関数の計算値のベクトルを表す。
・maは、励起/発光対i,jそれぞれにおける各種類aでの分布からの平均値ma(i
j)のベクトルを表す。
・tはベクトルの転置を表す。
・(m−ma)は励起/発光対i,jにおける差mij−ma(ij)のベクトルを表す
。
尚、予め定義された一組の励起/発光対は、グラムタイプ対全ての種の分離に対して特有
のものである。
・ufは最大距離閾値を表すものとする。
・全ての距離d1,d2,d3がufよりも大きい場合、分類結果は不明である。
・他に、d1,d2,d3の最小値であるdminの値を決める。
・Wfは低識別閾値係数を表すものとする。
・d1,d2,d3のうち2つ以上の距離が(dmin×Wf)未満の場合、分類結果
は(dmin×Wf)未満の距離を有する微生物科の間の低識別とする。
・d1,d2,d3のうち1つの距離のみが(dmin×Wf)未満の場合、分類結果
は対応する科種類とする。
る分類解釈の集積(プーリング)
科分類がグラムタイプの分類階層に該当するのであれば、示されたグラムタイプとなる。
科分類がグラムタイプの分類階層に該当しないのであれば、不明である。
に関連する科がグラムタイプの分類階層に該当するのであれば、示されたグラムタイプで
ある。
関連する科がグラムタイプの分類階層に該当しないのであれば、不明である。
分類階層に存在するグラムタイプに対応するグラムタイプである。
ムタイプのどれもが、科が分類階層に存在するグラムタイプに対応しない場合、不明であ
る。
ップはサブステップ5122,5124および5126から成る。
値を使って、モデルで定義される各微生物の科に関する距離を計算する。
da=[(m−ma)tΣ−1(m−ma)]m1/2
ここで、
・a=1,2,…,kはモデルで定義された微生物の科の数を表す。
・Σ−1は予め定義された一組の励起/発光対における共分散行列の逆数を表す(対に関
する前述の備考と同様)。
・mは、励起/発光対i,jそれぞれにおける一次導関数の計算値のベクトルを表す。
・maは、励起/発光対i,jそれぞれにおける各種類aでの分布からの平均値ma(i
j)のベクトルを表す。
・tはベクトルの転置を表す。
・(m−ma)は励起/発光対i,jそれぞれにおける差mij−ma(ij)のベクト
ルを表す。
・utは最大距離閾値を表すものとする。
・全ての距離d1,d2,d3がutよりも大きい場合、分類結果は不明である。
・他に、d1,d2,d3の最小値であるdminの値を決める。
・Wtは低識別閾値係数を表すものとする。
・d1,d2,d3のうち2つ以上の距離が(dmin×Wt)未満の場合、分類結果
は(dmin×Wt)未満の距離を有する微生物科の間の低識別とする。
・d1,d2,d3のうち1つの距離のみが(dmin×Wt)未満の場合、分類結果
は対応する科種類とする。
として終了する。
レベル同定が決められるかどうかを決める。
れは、サブステップ5130,5132および5134から成る。
を使って、モデルで定義される各微生物の種に関する距離を計算する。
da=[(m−ma)tΣ−1(m−ma)]m1/2
ここで、
・a=1,2,…,kはモデルで定義された微生物の種の数を表す。
・Σ−1は予め定義された一組の励起/発光対における共分散行列の逆数を表す(前述の
備考と同様)。
・mは、励起/発光対i,jそれぞれにおける一次導関数の計算値のベクトルを表す。
・maは、励起/発光対i,jにおける各種類aでの分布からの平均値ma(ij)のベ
クトルを表す。
・tはベクトルの転置を表す。
・(m−ma)は励起/発光対i,jにおける差mij−ma(ij)のベクトルを表す
。
・usは最大距離閾値を表すものとする。
・全ての距離d1,d2,d3がusよりも大きい場合、分類結果は不明である。
・他に、d1,d2,d3の最小値であるdminの値を決める。
・Wsは低識別閾値係数を表すものとする。
・d1,d2,d3のうち2つ以上の距離が(dmin×Ws)未満の場合、分類結果
は(dmin×Ws)未満の距離を有する微生物科の間の低識別とする。
・d1,d2,d3のうち1つの距離のみが(dmin*Ws)未満の場合、分類結果
は対応する種とする。
よび種で終了する。
終了する。
ーザに戻し、報告する。例えば、同定装置のユーザインターフェースに報告し、取り付け
たワークステーションに送信し、別のソフトウェアモジュールに戻すか、そうでなければ
ユーザのために生成する。
(発光値の自然対数変換の)一次導関数の値が少なくとも1つの励起波長における発光範
囲のいくつかの部分において、各種に対して特有である場合のみ可能である。図58およ
び図59は、励起波長315nm(図58)および415nm(図59)の種におけるサ
ブセット間の識別の可能性を説明する。図58を参照すると、種のうちいくつかは、励起
波長315での一次導関数に基づいて、他のものから識別できることは明らかである。数
学的モデルは発光の一次導関数値を使用し、この場合、視覚的な差は種間の識別をするた
めの入力(すなわち参照データ)として存在する。発光範囲にわたる値の選択した区域を
使って、下記の種を他のものから明らかに識別することができる。他のものとは、大腸菌
、インフルエンザ菌、緑膿菌、および肺炎球菌である。さらに、黄色ブドウ球菌と表皮ブ
ドウ球菌は他の種から識別することはできるが、相互に識別することはできない。当該励
起波長での発光範囲にわたる値の区域は、上述の処理ステップの距離計算における逆行列
Σ−1の予め定義された対である。これらの対は、例えば、315nmでの励起および図
58の円によって示された発光値の範囲、すなわち、(315/300〜450)、(3
15/485〜500)、(315/570〜580)である。
ことは明らかである。発光範囲の値の選択された区域を使うと、カジンダ・パラプリソー
シスと緑膿菌を他の種から明確に識別することができる。また興味深いことに、黄色ブド
ウ球菌と表皮ブドウ球菌の一次導関数値の差は、発光450nmあたりで生じる。波長3
15および415(図58、図59)の発光範囲の値の選択された区域からの情報を組み
合せると、モデルにおける全ての種を高い率(信頼性97%以上)で相互に識別すること
ができる。
きたことが理解できよう。この方法には下記のステップが含まれる:a)多数の既知であ
る微生物因子の濃縮から自家蛍光測定値を含む参照データを得るステップ; b)自動同定
および/または特徴付け装置(104)にアクセス可能なマシン読み取り可能なメモリ内
に参照データを記憶させるステップ(例えば、図50に示すコンピュータ内);およびc
)装置(104)に、(1)不明の微生物因子を含む試料を使い捨て機器(1904)内
で濃縮するロボット自動装置(例えば1910、1916);(2)使い捨て機器内の濃
縮された微生物因子から自家蛍光測定値を得ることのできる読み取りユニット(1918
);および(3)試料から得た自家蛍光測定値を参照データと比較し、試料中の不明の微
生物因子を自動的に同定/および特徴付けする命令を実行する処理ユニット(コンピュー
タ、図50参照)を準備するステップ。一実施形態では、この方法は次のステップをさら
に含むことができる:d)表面増強ラマン分光(SERS)測定値を含む第2参照データ
を多数の既知である微生物因子の濃縮から得るステップ;e)第2参照データをマシン読
み取り可能なメモリに記憶させるステップ;f)読み取りユニットにおいて微生物因子の
SERS測定を行わせるステップ;およびg)処理ユニットがSERS測定値を第2参照
データと比較するさらなる命令を実行するステップ。
同定システム104の第2実施形態を図27〜図46につき説明する。この実施形態は
、全体的な機能と動作に関しては、図1〜図26の第1実施形態と同様である。主な違い
は以下の通りである:(1)ロボット搬送機構1910の異なる構造;(2)サンプリン
グ機器1902内の試料及び溶解緩衝液に渦流を発生させること;および(3)容器50
0内で微生物の増殖を検出するために、試料容器500(図28参照)を保持するラック
内で随意的な検出特徴部を設け、同定システムを検出システムと密接に組み合せて検体容
器が微生物因子の存在に関して陽性であるかどうかを検出するようにすること。第2実施
形態の細部における他のいくつかの相違点は、下記の記載でも述べる。
を持っている。つまり、図27〜図46の第2の実施形態は、試験試料の検体容器からの
取り出しを自動化し(好適には陽性の決定が行われたすぐ後に)、試験試料内の非微生物
細胞の溶解を自動化し、溶解試料の使い捨て分離機器への充填を自動化し、分離機器内の
溶解試料に存在する微生物因子の分離および濃縮を自動化し、微生物因子に対するインタ
ロゲーションを自動化して微生物因子の同定および/または特徴付けを行う。
に装填する。随意の構成では、検体容器500を微生物の存在について検定サブシステム
で試験する、サブシステムはラックに組み込む。手作業での従来技術の方法では、自動化
せずに、瓶が「陽性」であるとみなされた後に技術者が別個の検出装置から瓶を取り出す
。このことは診断決定から数時間かかることになり、特に、決定が夜中に行われる場合、
又は研究所がスタッフ不足である場合、時間かかる。しかしながら、本実施形態の自動同
定装置を使うと、微生物因子の自動同定および/または特徴付けステップは、検体容器が
「陽性」とみなされた後、迅速かつ自動的に処理することができる。
関連する検出装置による陽性決定のすぐ後に、同定および/または特徴付けのために処理
することが所望される。瓶が陽性と決定された時、微生物は増殖における指数関数的段階
にある。この増殖期は、それぞれ指数関数的増殖の前後にある遅滞期及び死滅期とは区別
される。この指数関数的増殖期にある微生物は、遅滞期および死滅期とは異なる物理的お
よび遺伝的表現の特性を持つ。
排除される。微生物因子の同定および/または特徴付けは、従来の手法に比べて、本実施
形態でははるかに迅速に行うことができる。
第2実施形態による同定装置104を図27に示す。装置104は、複数の使い捨てサ
ンプリング機器1902を含む第1カセット1900Aおよび複数の使い捨て分離機器1
904を含む第2カセット1900Bを備える。ラックまたは保持構体1906は、同定
試験用の試料を含む多数の容器500を保持する入れ物を備える。ラック1906は、絶
縁培養筐体1812内に収容した状態を示す。筐体1812はドア1810を有し、ドア
を開けると、瓶500が露出し、瓶の通気と試験試料の取り出しをロボット搬送機構19
10、試料取り出し機器1912およびサンプリング機器1902を介して行うことがで
きる。
ントを備え、ロボット搬送機構1910および具体的には試料取り出し機器またはサンプ
リングヘッド1912に設けた把持構体が、装置104内の種々のコンポーネントにアク
セスできるようにする。これらのコンポーネントとしては、分離・濃縮機器(遠心分離機
1916)、カセット1900Aおよび1900Bならびに溶解緩衝液と試験試料をサン
プリング機器1902内で混合する渦流発生器1814、読み取りステーション1918
および種々の容器1802,1804,1806があり、これら容器は、溶解緩衝液およ
び濃度緩衝液をサンプリング機器または分離機器に使用時に加える場合の、異なる溶解緩
衝液および/または濃度緩衝液を含む。ロボット搬送機構1910は、瓶500の各々に
アクセスし、随意に瓶500を把持および保持することができる。よって、ロボット搬送
機構1910は、随意に瓶500を保持構造体またはラック1906に自動的に装填する
装置とすることができる。代案として、瓶500は、ラックに手作業で筐体1812のド
ア1810とは反対側に位置するアクセスドア(図49のドア4902参照)から装填す
ることができる。
1801を保持し、ホルダの中には分離機器1904を配置する(図46A参照);分離
機器1904およびカップ状ホルダ1801を組み合せたものを遠心分離機1916内に
設置し、分離機器1904内で微生物因子の分離と濃縮を行う。遠心分離後、カップ状機
器1801はカップホルダ1800に戻す。試料取り出し機器1912は分離機器を把持
し、ロボット搬送機構はそれを読み取り/同定モジュール1918内に配置する。分離機
器1904内の濃縮された微生物因子を読み取り/同定モジュール1918によってイン
タロゲートする。読み取りステップは上述した特徴、例えば、試料の自家蛍光スペクトル
の測定ならびにコンピュータの補助による測定スペクトルと既知微生物因子からのスペク
トルを含むデータセットとの比較および分類アルゴリズムを使った分類である。読み取り
後、分離機器1904を廃棄物容器(図1と図15の符号1908参照)に配置する。
は板を取り除き、瓶500を保持するラック1906の一実施形態が見えるようにしてい
る。ラック1906は、垂直軸線の周りを回転する回転タレットに組み込む。瓶が陽性で
あるかどうかを非侵襲的に検出する検出装置をラック1906に組み込む。これらの態様
は、本願と同じ日に出願され、その内容が本明細書に援用される、同時係属出願(代理人
整理番号01145/MBHB09−271−E)によって詳しく記載される。従って、
この実施形態では、ラック1906及び関連検出装置は、検体容器内の微生物因子の存在
を決定する自動検出システム102として機能する。
れる遠心分離機1916、渦流発生器1814および試料取り出し機器1912を示す。
セットは、25個の使い捨てサンプリング機器1902または分離機器1904を保持す
るものを示しているが、交換式カセット1900内の機器1902および1904の個数
または配列は重要ではない。
図31はロボット搬送機構1910の斜視図である。搬送機構1910は6軸ロボット
の形態で示す。ロボットは、矢印で示す6つの回転関節部1700およびロボット関節部
の間におけるセグメント1702を備え、セグメントは直線的に伸張、収縮して、3次元
空間でロボットアームの操作端部に配置した試料取り出し機器1912の位置を延ばした
り縮めたりする、又は別の方法で動かす。転動ダイアフラムポンプ組立体1710をロボ
ット搬送機構1910に取り付け、接続管3402を介してサンプリング機器1902に
真空または正圧を加えて、以下に説明するように、容器500の通気及びサンプリングを
容易にする。空気圧システム1914(図1参照)は、試料取り出し機器1912を形成
する把持操作の空気圧制御を提供する。
択される。空気圧把持部1954(図34、図35参照)は、最終回転関節部におけるロ
ボットの操作端部に配置する。把持部1954に取り付けたプレートは3個のエンドエフ
ェクタ、すなわち、3個の個別の把持コンポーネントがあり、サンプリング機器1902
用の把持コンポーネント1956、分離機器1904と検体容器500用の把持コンポー
ネント1958、及び後の構成で使用することのできる真空管用の把持コンポーネント(
図示せず)である。コネクタ1952は、接続管3402の自由端をサンプリング機器1
902の近位端の継手3208(図33)に取り付けるために使用する。空気圧で作動す
るリニアスライド1950は前進してコネクタ1952のサンプリング機器1902に係
合し、また機器1902を廃棄物容器に配置するとき、後退してサンプリング機器を離脱
する。
イドは同一送気ライン(図36、符号3602参照)で制御する。流量制御弁(図示せず
)は把持部及びリニアスライドの速度運動を制御する。サンプリング機器1902をピッ
クアップすると、把持コンポーネント1956は、コンポーネント1956が開いてリニ
アスライド1950が後退した状態で、サンプリング機器1902の周りに位置する。空
気弁(図示せず)は駆動して把持部1954を閉じ、把持コンポーネント1956を閉じ
て、リニアスライド1950は前進する。流量制御によって把持部は最初に閉じ、サンプ
リング機器1902をつかむ。すぐ後に、リニアスライド1950は前進し、コネクタ(
図34の1952)をサンプリング機器1902と係合させる。接続管3402は、ポン
プ組立体1710を図34のコネクタ1952およびサンプリング機器1902と接続し
、これによって、サンプリング機器1902からポンプ1710(図36)までの接続管
3402を介した接続が、接続管3402を介して確立される。
この実施形態のサンプリング機器1902を図32および図33に示す。検体容器50
0の通気及びサンプリングのための機器1902の動作を図36および図37につき以下
に説明する。試料を分離機器1904に注入する機器1902の動作を図43〜図46に
つき以下に説明する。
を備える18ゲージ針3202を備える。ルアー継手3212は、針3202を5mlの
注射器本体または管3200に接続する。0.2μmの疏水フィルタ3218を、弾性継
手3210で注射器本体3200に連結する。ポートまたは継手3208は、接続管34
02(図34)を受容し、この接続管3402は図31に示すロボット搬送機構1910
に取り付けた転動ダイアフラムポンプ1710に接続する。
る負傷を回避する;2)針3202を無菌状態に保つ;3)管3200からの成分漏れを
防ぐ;および4)ばねとして作用し、検体容器500からのサンプリングと分離機器19
04の注入の際、成分を押し戻す(図44および図45参照)。被覆は、針3202が検
体容器500の端部に取り付けた隔膜またはストッパに付着したり、または結合したりす
るのを防ぐ。針を隔膜から引き抜くと、ゴム被覆は隔膜を押して針と隔膜がくっつかない
ようにする。同様に、分離機器の注入の間、被覆3214のばね状の圧縮によって、分離
機器1904のスクリューキャップを押し、針がキャップに付着したり固着したりするの
を防ぐ。
ようにする。このフィルタは疏水性なので、液体が図31のポンプ1710を通らないよ
うにする。汚染を防ぐ以外にフィルタの別の機能としては、繰り返して流体を引き抜くこ
とである。液体がフィルタ3218に触れると、管3200からそれ以上空気は逃げるこ
とができない、とうのも、水が空気の流れを阻止するからである。よって、ポンプ171
0はポンピングを続けることができるが、抜き出される液体の量は管の容積関数であって
、ポンプのポンピング精度によるものではない。
図31の真空ポンプ組立体1710を図36の斜視図で別個に示す。ポンプ1710は
、リニアアクチュエータに接続する転動ダイアフラム1712を含む。電磁弁1716お
よび1718は、ポンプを入力から出力に切り換える。瓶500を、サンプリング機器1
902を使用して大気に通気する通気ステップ中、電磁弁1716および1718を駆動
して正圧でシステムを通気する(入力)。また、サンプリング中、ポンプは瓶500から
サンプリング機器1902に流体を引き入れる。流体は分離機器1904に排出(出力)
される(図43、図44参照)。入力と出力の両方のモードに関して、リニアアクチュエ
ータ1714は動作し続け、転動ダイアフラム1712を前後に動かす。チェック弁(図
36に図示せず)は、流体の方向を制御する役目を持つ。
通気及びサンプリングステップを図37および図38に示す。ロボット1910は、先
ずサンプリング機器1902のうち1つをカセット1900Aからピックアップする。ロ
ボット1910は図37に示す位置に動く。ドア1810が開く。図37のラック181
6は上向き位置に回転し、サンプリング機器1902の針を検体容器500に挿入するこ
とによって、通気が生じる。ラック1816はそれから図37に示す下向き位置に回転し
、ポンプ1710は、検体容器500からサンプリング機器1902に少量の試験試料(
例えば0.5〜1.0ml)を引き入れるように作動する。サンプリング機器1902に
は予め溶解剤を充填する、又は溶解剤を通気・サンプリングステップ前にサンプリング1
902に加える。サンプリング機器に現場で(in-situ)溶解剤を充填する場合、ロボット
搬送機構はサンプリング機器のうちの1つを把持し、容器1802,1804,1806
など(図27参照)に保管された溶解剤溶液にアクセスし、そして1.0〜2.0mlの
溶解剤をサンプリング機器1902に引き抜き、通気、サンプリングステップに進む。
上述したように、図27〜図46の実施形態には、サンプリング機器1902を撹拌し
て、検体容器から引き抜いた試験試料をサンプリング機器1902内に存在する溶解剤と
、例えば渦流発生手段によって混合する特徴を有する。
いて説明する。このシステムのユニークな特徴は、サンプリング機器1902を保持する
渦流カップ3900である。ロボット搬送機構1910は、先ずサンプリング機器190
2を渦流カップ3900(図39参照)に配置し、サンプリング機器1902を釈放し、
図40に示す位置まで上方に移動する。ロボット把持部のフィンガ3450は、サンプリ
ング機器1902の疏水フィルタ3218(図32、図33)の上でゆるく閉じる。サン
プリング機器1902は渦流発生器カップ3900内にゆるく保持され、渦流発生器18
14がサンプリング機器1902を自由に撹拌できるようにする。きつく保持すると、渦
流発生器1814はサンプリング機器1902内に存在する試料と溶解緩衝液の混合物を
自由に撹拌しない。把持操作部1956の底面1957は、渦発生中にサンプリング機器
1902を渦発生器1814内に留まるよう規制する。
ように、ホルダ3900のフランジ4202の穴4202に貫通するファスナを介して、
カップまたはホルダ3900を取り付ける。ホルダ3900の内部経路4200は、図4
0および図41示すサンプリング機器1902に適合する大きさにする。渦流発生器は3
000rpm、5秒サイクルで、試料と溶解緩衝液とを十分に混合する。
器1902内の試料を37℃に維持する。加熱素子は、図39Aに示すコイル抵抗ヒータ
ーの形態とすることができる。渦流発生処理の撹拌周波数、持続時間および温度は、試料
と緩衝液によって変化させることができる。
最初に分離機器を遠心分離機に装填し、溶解緩衝液を予め回転させて、分離機器の毛細
管の中に閉じ込められた空気が存在しないことを確認することが望ましい。また、遠心分
離機の中に光学系が構成されている場合、品質確認(例えば、溶解試料を加える前に分離
機器を予め読み取るなど)を行うことができる。品質管理の確認には、分離機器に存在す
る可能性のある残滓や線維、光学表面の傷または光学欠陥を含めることができる。渦流発
生器1814がサンプリング機器1902内で試料と溶解緩衝液の混合を終えた後、混合
した試料と溶解液(溶解試料)のおよそ1mlの部分を使い捨て分離機器1904に注入
する。この動作は、分離機器1904を図26と図27のカセット1900Bに入れたま
まで行うことができる。混合した試料と溶解緩衝液を混合物4302として図43Aに示
す(図43Dは、針3202から部分的に抜き出した状態のゴム被覆3214を示すが、
これは被覆と針をより良く説明するためだけのものである。針は、図43B,図43Cに
示すように、使用中は被覆で覆う。)
搬送機構は(充填された)サンプリング機器1902を分離機器1904のうち1つの上
に置き、サンプリング機器1902を降下させ、これにより、針3202は、ゴム被覆3
214及び分離機器1904のキャップ2404に設けた隔膜4300の両方に強制的に
貫通し、針3202の先端を分離機器の内部チャンバ2602内に配置する。図44、図
45および図46を参照されたい。この動作は図44、図45および図46に示すゴム被
覆3214を圧縮し、ゴム被覆3214がばねのように作用し、キャップ2404に力が
加わる。図46に示すように、転動ダイアフラムポンプ1710は、サンプリング機器1
902に空気を送り込むように作動し、サンプリング機器の内部に正圧状態を生成し、こ
れによって試験試料/溶解緩衝液の混合物4302は、針を介して図46に示すように分
離機器1904へと注入される。混合物4302は、分離機器1904内にすでに存在す
る1.0mlの濃度緩衝液2802の上に分注される。
分離機器1904をこのような方法で充填した後、ロボット搬送機構1910はサンプ
リング機器1902の廃棄物容器への搬送に進み、この後充填された分離機器1904を
ピックアップして、それをカップホルダ1800(図28、図46A〜図46C)によっ
て保持されたカップ1801内に配置する。それから、カップ1801と分離機器190
4の組み合せをピックアップし、ロボット搬送機構1910でホルダ1800(図46A
)を上昇させ、遠心分離機1916(図28)に設置して分離機器1904内で試料の分
離と濃縮を行う。
ない、すわわち、スピニング後には正確に同一位置にはこないものとする。遠心分離機の
蓋は空気圧シリンダによって開閉する。遠心分離機の位置はロボット搬送機構1910の
カメラ(図示せず)によって見つける。遠心分離機の写真をとり、マシン・ビジョン・ソ
フトウェアが遠心分離機の位置を決定し、分離機器1902が遠心分離機に正確に配置さ
れるようにする。具体的には、カメラはロータ上の基準マークを探し、ロボットは遠心分
離機のロータ内の適切な位置に移動する。分離機器1904を適切な場所に挿入して、遠
心分離機1916内のバランスを維持する。
27〜図29に示すように、1度に複数の機器をスピンさせる構成とすることができる。
を使うことによって省略することができる。この構成では、遠心分離機ロータは、遠心分
離後同じ位置に停止することができる。これは機械的クラッチを使ってロータを係合し、
それを光学センサにより正しい位置まで移動させることによって達成される。この方法は
複雑性(例えば、照射、複雑なソフトウェアアルゴリズムなど)やマシン・ビジョン関連
の費用を削減し、よっていくつかの実装には好適である。
遠心分離機は分離機器1904が高回転数で十分な時間回転するように作動し、微生物
検体を分離機器内でペレットまたはペレット状の塊に濃縮する。これは、第1実施形態と
ともに説明されており、例えば、2分間に10,000gである。遠心分離中、溶解赤血
球は濃度緩衝液の上部に分離され、無傷微生物は分離機器1902内の1mm毛細管26
04の底でペレットを形成する(図43A参照)。遠心分離機の蓋を空気圧シリンダによ
って開き、ロボットは分離機器1904およびカップ1801を取り出す。毛細管とホル
ダの位置は、上述の設置ステップのように、マシン・ビジョンによって決定する。分離機
器1904とカップ1801は、遠心分離機1918からユニットとして取り出し、カッ
プホルダ1800(位置決め機構としてのピン1805を使って(図46C参照))に設
置し、ロボット1910は分離機器1902をピックアップし、それを読み取りユニット
1918に移動させる。
読み取りユニット1918は、上に詳細を示した方法で、分離機器1904内でペレッ
トを形成する濃縮された微生物因子をインタロゲートする。結果(微生物因子の特徴付け
および/または同定情報)は、装置のユーザインターフェース、接続されたワークステー
ション、プリンタまたはその他の出力装置に、装置の構成に応じて出力する。
本装置104の生物学的用途のいくつかにおいて、検体容器500に人体の体液または
その他の通常無菌体液などの検体試料を接種する。これは容器500の上部に形成された
ストッパによって、針を介して検体試料を注入することによって達成される。試料は生体
有害物質を含む可能性がある。血液などの検体試料の僅かな液滴がストッパの表面に残る
ことがよくある。この表面をサンプリングや処理の前に滅菌し、容器500の空中を浮遊
する微生物または表面の微生物による汚染を回避することが望ましい。
は下記のものがある。
1)ストッパ表面のUV滅菌:紫外線は表面を滅菌するための標準的な方法である。自動
化は、UV光源を第2ロボットに取り付けることによって、または瓶の通気または試験試
料の取り出し前に滅菌のためにストッパの表面に移動する、装置内に設ける自動化機構に
よって達成することができる;
2)表面にイソプロピル・アルコールまたはその他の化学薬品などの殺菌剤を吹き付け、
表面をきれいに拭き取る。目下これは接種部位を滅菌する最も一般的な手動による方法で
ある。通常、スワッブ(swab)を殺菌剤に浸し、技術者は瓶の接種または試料の取り出し
前に表面を拭き取る。表面上の乾燥した血斑の場合には、機械的な拭き取りが必要である
、というのも、化学薬品のミストは血液を浸透しないからである。表面への吹き付けは、
殺菌剤リザーバを空気で加圧し、その空気をストッパの表面に吹き付けることによって自
動化することができる。機械的拭き取りは、スワッブまたは布製の雑巾を持ち上げてスト
ッパの表面を拭き取ることにより、達成することができる。その他の表面拭き取りの機械
的な方法には殺菌剤に浸したローリング生地(rolling fabric)がある。さらに、これらの
方法は装置104における個々のロボット機構の手段や、既存のロボット搬送機構191
0に追加の把持/拭き取り/吹き付け/UV滅菌コンポーネントを場合によって設けるこ
とによって、達成することができる。
図27〜図29に示す第2の実施形態は、自動ロボット搬送機構1910に6軸ロボッ
トを使って、装置内におけるコンポーネントまたは材料の搬送や位置決めを達成するが、
それは行うことのできる様々な選択のうちの1つであり、本発明の範囲はその他のロボッ
ト搬送機構を備えることも意図している。融通性があるため、多軸型ロボットアームが選
択された。新しい自動化ステップは、大きな機械的操作部の再設計を必要とせずに、簡単
にプログラムすることができる。一旦処理を確立すると、ロボットは、より少ない軸を有
するより簡素でより小型のロボット、またはデカルト(x、y、z)の自動化システムに
交換することができる。デカルトシステムは6軸ロボットよりも安価である。デカルトシ
ステムは、例えば第1実施形態(図5参照)で使用される。
第2実施形態(および具体的には試料取り出し機器1912の把持部及びスライドの態
様)におけるアクチュエータの若干は、空気圧(圧縮空気)によって作動される。空気圧
機構はプログラムと設計が簡単であるが、圧縮空気を利用することのできない臨床または
いくつかの実験設定には適していない。これらのアクチュエータは、リニアドライブ、ス
テッパおよびリニアドライブと電磁弁に接続されるサーボモータなどの電気的/機械的シ
ステムと置き換えることができる。
第2実施形態では、渦流発生器1814を使って試料及び溶解緩衝液の積極的な混合を
行う。超音波処理や往復混合などの異なる混合方法を渦流発生に代えて使用することがで
きる。
検体容器、例えば血液培養瓶の自動通気とサンプリングの方法および装置を詳しく説明
してきた。試料を溶解、遠心分離し、試料内に存在する微生物因子を処理してさらに分析
を行う。装置の特徴は、他の診断システムおよび他の種類の培養瓶に適用可能である。こ
れらシステムには、産業試料用の分子生物学試験または自動培養瓶を含めることができる
。産業試料には薬物または食物の滅菌試験を含めることができる。
である。指数関数的増殖期中、微生物の遺伝的表出は遅滞期とは異なる。遅滞期、これは
指数関数的増殖期の前であるが、微生物はそれらの遺伝子機構を変換してタンパク質を表
出し、それらの以前の環境とは異なる培地栄養を消費する。微生物が指数関数的増殖期に
入るとともに遺伝的表出が定まる。
RTシステムは、いつ微生物が指数関数的増殖期を開始するかを決定し、上述の自動化同
定方法は指数関数的増殖期が開始された直後に試料を処理することができる。手動による
培養方法では、微生物がいつ指数関数的増殖期に入るのかを正確に決定するのは難しい、
というのもこれには濁度のための瓶の頻繁なチェックを伴うからである。指数関数的増殖
期の開始を技術者が見過ごしてしまうと、限られた栄養が消費されてしまうため、微生物
が死滅期に入るリスクがある。従って、好ましい実施形態では、本発明による同定装置は
容器が「陽性」と決定された後速やかに、または直後に、陽性の検体容器を自動的に処理
する。
たは予め行わないようにする。従って、溶解緩衝液のサンプリング機器への供給とサンプ
リング機器の渦流発生は、本発明の装置のあらゆる可能な実施形態において必要とされな
い。
上述の通気、サンプリング、分離およびインタロゲーションの処理は、必要に応じて同
じ検体容器500で繰り返すことができる。1つの可能な変更実施形態では、当該検体容
器500を異なる溶解緩衝液を充填する(例えば、溶解緩衝液の供給源から現場で)サン
プリング機器1902を使って連続的にサンプリングし、異なる分離機器1904に充填
し、これらには分離・濃縮ステップそして読み取りステップを行う。
うことができる。これによれば同定する時間を短縮することができる。この動作モードは
、感染が予測される他の臨床データが利用できる場合に用いることができる。患者の状態
、バイオマーカー(例えばPCT)などは、感染の予測を行うことができるデータの例で
ある。このモードでは、検体容器を同定装置104(例えば、何れかの実施形態のラック
設計を使って)に装填し、瓶を同定装置内に設けたラックで培養し、全ての瓶を定期的に
サンプリングして、分離、濃縮ステップおよびインタロゲーションステップの処理を受け
るようにする。当該試料が最初の反復で同定または特徴付けが行われなかった場合、検体
容器は、例えば30分毎に、微生物因子の十分な増殖が検体容器内で生じ、その次に反復
される読み取りステップにより同定および/または特徴付け結果が出るまで、再度サンプ
リングすることができる。検体容器の培養は、検体容器の連続的なサンプリングの前とそ
の最中に生じる。
いくつかの実施形態では、第1および第2の実施形態の自動同定装置104は、検体容
器500が微生物因子有無に関して陽性かどうかを決定するように構成された自動検出装
置と堅く連係される。この堅い連係により、好適には、検出装置から自動同定装置104
への陽性の検体容器500の自動的な手渡しが、検体容器が「陽性」と出たらすぐに提供
される。
本願人による先の米国仮特許出願第61/216,339号に記載されている。いくつか
のオプションを図47および図48に示す。図47では、自動検出装置102は、コンベ
ヤ4702を介して自動同定および/または特徴付け装置104に接続される。自動同定
および/または特徴付け装置104に到着した瓶は、ロボット搬送機構1910によって
ピックアップされ、ラックに装填される。図48では、瓶は、組み合せた検出ならびに自
動同定および特徴付け装置(例えば第2の実施形態のために上記に説明されたようなもの
、図28および上述の考察を参照のこと)に提供される。この構成では、入ってくる検体
容器500を保持するラックは、瓶の底に組み込まれた比色センサのインタロゲーション
を行う検出装置を備える。さらに、組み合せた装置102と104には、培養部、例えば
図27および図37の培養筐体1812を設ける。
載されるようなさらに他の実施形態が可能である。図49は、組み合せた装置102と1
04が、瓶を組み合せた検出および同定/特徴付け装置のラックへ手動で装填するための
ドア4902を含む実施形態を示す。
体容器、サンプリング機器および分離機器を取り出すためのアクセスを提供する。
ることができる。装置は、グラフィカルユーザインタフェースと表示部4704を備え、
これらも大幅に変更することができる。
図50は概略ブロック図であり、同定および/または特徴付け装置104とその関連コ
ンピュータ制御システムを示す。図50に示す詳細は、大幅に変更することができ、特に
重要ではなく、よって、ここに示すものはほんの一例で、制限するものではない。
ータ4902を次の2つのコンピュータに接続する:(1)コンピュータ4904には直
列接続で接続;(2)ロボット制御コンピュータ4906にはイーサネット(登録商標)
で接続。コンピュータ4904はラック1906および瓶が陽性かどうかを検出する関連
検出サブシステムを制御し、ラック1906を撹拌(振動)するステッパモータを制御し
て、モーションコントローラ4908を介して、培養中、撹拌を提供する。ステッパモー
タ(図示せず)は、ラックがロボット搬送機構1910によって通気とサンプリングを行
うために正確に配置されるようにする。
い合わせを行う。コンピュータ4904は直列接続を通して応答し、瓶のID,陽性の時
間および瓶の位置をLabVIEWコンピュータ4902によって解析する。瓶の位置は
ロボットコントローラ4906に送信され、ロボットコントローラは、ドアに接続される
リレー制御空気圧シリンダへのデジタル信号によってラックへのドアを開く(図27,1
810)。ロボット1910はサンプリング機器1902を獲得し、上述のように、瓶と
試料を通気する。
916の蓋を開閉し、遠心分離機1916を起動し、渦流発生器1816を制御する。転
動ダイアフラムポンプのリニアアクチュエータの動作制御は、モーションコントローラ4
908を介してLabVIEWコンピュータ4902によって制御される。
ータ4902に送信される。コンピュータ4902は測定されたスペクトルを既知の試料
からの記憶された基準スペクトルと比較し、上述のように、試料中の微生物因子の特定お
よび/または特徴付けを行う。この比較を行うために、コンピュータ4902は基準スペ
クトルデータとソフトウェア命令を記憶した機械可読コードとを含むメモリ(例えばハー
ドディスク)を備え、比較、例えば先に記載したアルゴリズム、を行う。コンピュータ4
902は従来の中央演算処理装置を備え、これはアルゴリズムを使って取得したデータと
記憶した参照データを演算し、試験中の試料の結果を生成し、装置のユーザインターフェ
ースまたは取り付けた周辺装置4910を介して、レポートを提供する。コンピュータ4
902はインターネットプロトコルネットワーク4914で他の遠くに位置する、例えば
コンピュータ4912と通信を行い、同定および/または特徴付けの結果を共有して、リ
モートデータベースに結果を記憶するか、または他の実験室情報システムとインターフェ
ースすることができる。
先に記載したように、同定および/または特徴付け装置104は試料取り出し機器19
12を備え、これは使い捨てサンプリング機器1902を保持または把持する。一緒に、
それらは陽性の検出容器500(試験試料)内の生体試料の一部を取り出し、その部分を
分離機器1904に加えるように作動する。分離およびサンプリングの機能は単独の使い
捨て機器内で行うことができる。
、上板6004よび底板6006を備える。本体は自家蛍光測定に使用するための光窓を
含み、窓を形成する材料は光学的に透明で非蛍光性である。一般に、本体6002は当該
技術分野で知られる任意な既知のプラスチック材料で成形または形成することができる。
図62〜図64に示すように、分離機器6000の本体6002は、溶解チャンバ602
0、通気経路6030、流体搬送経路6034および分離チャンバ6040を含む。溶解
チャンバ6020と分離チャンバ6040は、本体6002内に画定される、2つの平行
に隣接する垂直軸線6022,6042に沿って方向付けし、各チャンバは上部終端と下
部終端を備える。通気経路6030は第1流体連絡経路を提供し、この経路は溶解チャン
バの底端部を上板6004の通気またはポンプポート6018に接続する。図63と図6
4に示すように、第1流体連絡経路はさらに、本体6002の上部表面6034に含まれ
る通気流量溝6032を備え、溶解チャンバ6020と通気経路6030の間に流体連絡
を提供する。流体搬送経路6036は、溶解チャンバ6020の底端部を分離チャンバ6
040の上端部に接続する第2流体連絡経路を備え、溶解緩衝液と試料を溶解チャンバ6
020から分離チャンバ6040に搬送する。図63と図65に示すように、第2流体連
絡経路は、本体6002の上部表面6034に含まれる通気流量溝6038をさらに備え
、溶解チャンバ6020と分離チャンバ6040の間に流体連絡路を提供する。溶解チャ
ンバ6020、通気経路6030および流体搬送経路6036は、図61に示すように、
装置6000の本体6002の底面6010に開いている。本体6002の底面6010
は、下部流量溝6024をさらに含み、バルブウェル6026(下記に詳細を示す)によ
って、溶解チャンバ6020、通気経路6030、流体搬送経路6036の底の間に流体
連絡を提供する。上板6004と底板6006は当該技術分野で周知のあらゆる手段で本
体6002に取り付けることができ、チャンバ6020および6040ならびに経路60
30および6034を閉じるか、さもなければシールする。例えば、上板6004および
/または底体6006は溶接または接着剤を使って本体に取り付けることができる。
ト6008を含み、ポートは上板6004を貫通する。バルブ6012は本体6002の
底面6010のバルブウェル6026内に含まれ、外部アクチュエータ(図示せず)を介
して、第1位置と第2位置との間で動作可能である。バルブ6012が第1位置にある場
合、第1流体連絡経路は溶解チャンバ6020の底から通気経路6030を通って通気ま
たはポンプポート6018まで「開く」。この開いた第1流体連絡経路は、機器6000
から過剰な圧力を通気するか、またはポンプ(図示せず)を使って溶解チャンバ6020
へ真空を提供するように動作可能である。バルブ6012が第2位置にある場合、第2流
体連絡経路は溶解チャンバ6020の底から流体搬送経路6036を通って分離チャンバ
6040まで「開く」。この開いた第2流体連絡経路は、溶解緩衝液と試料を溶解チャン
バ6020から分離チャンバ6040まで搬送するために動作可能である。図62に示す
ように、通気またはポンプポート6018および試料入口ポート6016は、上板600
4を通る開経路を備える。1つの可能な実施形態では、試料入口ポート6016は穿孔可
能な中隔(図示せず)をさらに備える。別の実施形態では、注射針(図示せず)を試料入
口ポート6016に取り付けることができ、これによって、溶解・分離機器はサンプリン
グ機器として作動することができ、検体容器500から試料を直接得ることができる。
毛細管6048をさらに備えることができ、これらは全て中心垂直軸の周りに配置する。
図のように、中部テーパ部は径の大きな上部リザーバと径の小さな毛細管6048とを接
続する。一実施形態では、毛細管6048の底壁を光学的に透明な材料で形成し、毛細管
6048の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーション
を容易にする。別の実施形態では、分離機器6000を光学的に透明な材料で形成し、毛
細管6048の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーシ
ョンを容易にする。図のように、毛細管6048と対向する底壁は厚さが減少しており、
図62に示すように光学的インタロゲーションを容易にする。さらに別の実施形態では、
光学的インタロゲーションは機器6000の側面から行うことができる。本実施形態によ
れば、ブロックはノッチ部6010および毛細管6048と並列する厚さの減少した側壁
を備える。本実施形態によれば、分離機器6000は光学的に透明な材料で形成し、毛細
管6048の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーショ
ンを容易にする。
た試料を充填することができる。例えば、本明細書の他のどこかに記載したサンプリング
機器1902は、溶解緩衝液及び試料を、陽性の培養容器から溶解チャンバ6020へ別
々にまたは組み合せて堆積させるために使用することができる。別の実施形態では、溶解
緩衝液は特徴付け/同定サブシステム内の分離機器6000の溶解チャンバ6020に加
えることができる。例えば、サンプリング機器1902は溶解緩衝液(例えば、溶解緩衝
液リザーバから)の一定分量であるアリコートを取得するために使用することができ、続
いてアリコートは、本体6002の試料入口ポート6016(例えば穿孔可能な中隔)を
通して溶解チャンバ6020に堆積することができる。次に、サンプリング機器1902
は陽性の検体容器500から試料を採取し、その試料を、溶解チャンバポート6016を
通して溶解チャンバ6020へ堆積するために使用することができる。溶解緩衝液及び試
料はそれから溶解チャンバ6020内で、例えばサンプリング機器6000の撹拌および
/または渦流によって混合する。選択的溶解ステップは、溶解反応をほぼ完了させるのに
十分な時間(例えば1〜5分)行うことができる。この選択的溶解ステップでは、試料に
存在する、望まれない細胞(すなわち非微生物細胞)、例えば血球および/または組織細
胞を選択的に溶解する。別の実施形態では、溶解チャンバ6020は、撹拌および/また
は渦流処理の前に、溶解チャンバに充填される溶解緩衝液および試料を予め充填すること
ができる。一実施形態では、サンプリング機器6000を随意に培養して、選択的溶解ス
テップをより迅速に進めることができる。
ャンバ6040に搬送し、本明細書に記載のように、予め充填された濃度緩衝液から微生
物を分離することができる。バルブ6012を機械的アクチュエータ(図示せず)で外的
に押し下げ、そうすることによって溶解チャンバ6020と分離チャンバ6040の間の
流体経路6030を開く。分離チャンバ6040の上のポンプは、流体経路6030を通
して混合物を分離チャンバ6040の上部まで引き込む。一実施形態では、分離機器60
00を斜めに保持することによって、流体は分離チャンバ6040の内壁を下って濃度勾
配へゆっくり流れることができる。
テーションは任意で遠心分離機の形態でもよく、分離機器6000上で作動し、微生物因
子を生体試料の部分のその他の生成物から分離し、その微生物因子を分離機器6000内
で濃縮する。一例では、微生物因子は分離機器6000の毛細管6060の底で、ペレッ
トまたはペレット状の塊の形態に濃縮する。
ション(例えば図1の1918参照)をさらに備え、このステーションは濃縮された微生
物因子をインタロゲートして、微生物因子を同定および/または特徴付けする。
図68に示すように、組み合せたサンプリング・分離機器6100は上部ハウジング61
02、下部ハウジング6104、および上部ハウジング6102と下部ハウジング610
4とを接続する可撓性ピンチバルブ6108を備える。図66、図67に示すように、上
部ハウジングは溶解チャンバ6120を含み、下部ハウジングは下部分離チャンバ614
0を含み、可撓性ピンチバルブ6108はその内部を経る流体搬送経路6130を画定す
る。上部溶解チャンバ6120、流体搬送経路6130および下部分離チャンバ6140
は中心軸線6122の周りに方向付けることができる。
0、バルブアクチュエータブロック6106および互いに対向するアクチュエータアーム
であって、可撓性ピンチバルブ6110を「開」「閉」するように動作可能なアームをさ
らに備える。動作にあたり、バルブアクチュエータブロック6106を第1方向(例えば
、矢印6107で示す圧縮タブ6110に向かう方向)に動かし、バルブ6100を「開
く」。アクチュエータブロック6106を圧縮タブ6110に向けて動かすことによって
、アクチュエータアーム6118は圧縮タブ6110を押し上げ、圧縮タブ6110を可
撓性ピンチバルブから引き離し、そうすることによって、バルブ6108を開く。開いた
位置で、流体経路6130は開き、上部溶解チャンバ6120と下部分離チャンバ614
0(図67に示すように)の間の流体連通が可能になる。バルブアクチュエータブロック
6106はまた、第2方向(例えば、矢印6109で示す圧縮タブ6110から離れる方
向)にも動かし、バルブ6108を「閉じる」ことができる。アクチュエータブロック6
106が圧縮タブ6110から離れる方向に移動すると、アクチュエータアーム6118
は互いに対向する1対の圧縮タブ6110が「閉じ」位置に動き、これによって、可撓性
ピンチバルブ6108を挟んで閉じる(図69参照)。
検体容器から試料を採取するためのシリンジ針6112および溶解チャンバ6120内を
真空引きするための真空ポート6114を備え、それによって、装置6100の充填を補
助する。随意に、シリンジは損傷および/または汚染からシリンジ針を保護する被覆をさ
らに備えることもできる。また、図65,図66,図68に示すように、組み合せたサン
プリング・分離機器6100は真空ポート6114を備える。真空ポートはガス透過フィ
ルタまたは疏水性膜6116を備え、これによって、ガスを透過させることができ、しか
も汚染を防ぐことができる。動作において、真空ポートをポンプ(図示せず)に接続させ
ることができ、ポンプはサンプリング・分離機器6100に真空を供給し、陽性の検体容
器から試料を採取する。
ーパ部6144および下部毛細管6146を含み、これらは全て溶解チャンバ6120の
下方で軸線6122の周りに配置する。図のように、中間テーパ部6144は径の大きな
上部リザーバ6142と径の小さな毛細管6146とを接続する。一実施形態では、毛細
管6146の底壁6150を光学的に透明な材料で形成し、毛細管6146の底に位置す
る濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容易にする。別の実
施形態では、分離機器6100を光学的に透明な材料で形成し、毛細管6146の底に位
置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容易にする。図
67,図79に示すように毛細管6146と対向する底壁6150は厚さを減少させ、光
学的インタロゲーションを容易にする。
には溶解緩衝液及び陽性の培養容器から採取した試料を充填することができる。一実施形
態では、溶解緩衝液を分離機器6100の溶解チャンバ6120にシリンジ針6112を
使って加えることができる。例えば、シリンジ針6112は、溶解緩衝液を溶解チャンバ
6120に堆積して、溶解緩衝液(例えば、溶解緩衝液リザーバから)の一定分量である
アリコートを採取するために使用することができる。次に、シリンジ針6112は、陽性
の検体容器500から試料を採取し、この試料を溶解チャンバ6120に堆積するのに使
用することができる。溶解緩衝液及び試料はそれから溶解チャンバ6120内で、例えば
サンプリング機器6100の撹拌および/または渦流処理によって混合する。選択的溶解
ステップは、溶解反応をほぼ完了させるのに十分な時間(例えば1〜5分)、行うことが
できる。この選択的溶解ステップは、例えば血球および/または組織細胞などの試料に存
在する、望まれない細胞(すなわち非微生物細胞)を選択的に溶解する。別の実施形態で
は、溶解チャンバ6120には溶解緩衝液を前もって充填することができ、試料は撹拌お
よび/または渦流処理の前に溶解チャンバに充填する。さらに別の実施形態では、サンプ
リング機器6100は、随意に培養して、より迅速に進めるための選択的溶解ステップを
行うことができる。
ャンバ6140に搬送し、本明細書に記載のように、予め充填した濃度緩衝液であらゆる
微生物を分離することができる。溶解試料および溶解緩衝液を分離チャンバ6140に搬
送するために、互いに対向する1対の圧縮タブを開位置に動かし、それによって可撓性ピ
ンチバルブ6108を開き、流体経路6130により溶解チャンバ6120と分離チャン
バ6140との間の流体連通を可能にする。開位置の可撓性ピンチバルブ6108により
、溶解試料及び溶解緩衝液は流体経路6130において重力により、分離チャンバ614
0に含まれる濃度緩衝液(図示せず)に流れる。一実施形態では、分離機器6100を斜
めに保持することによって、流体を分離チャンバ6140の内壁を下って濃度勾配へゆっ
くり流すことができる。
テーションは任意で遠心分離機の形態でもよく、これは分離機器6100上で作動し、微
生物因子を生体試料の部分のその他の生成物から分離し、その微生物因子を分離機器61
00内で濃縮する。一例では、微生物因子を分離機器6100の毛細管6160の底で、
ペレットまたはペレット状の塊の形態に濃縮する。
ション(例えば図1の1918参照)をさらに含み、これは濃縮された微生物因子をイン
タロゲートして、先に記載したように、微生物因子を同定および/または特徴付けする。
図65〜図69に示す組み合せのサンプリング・分離機器と同様に、この組み合せたサン
プリング・分離機器6300は、溶解チャンバ6320を包囲する上部ハウジング630
2、分離チャンバ6340を包囲する下部ハウジング6104、および流体搬送経路61
30を画定する可撓性ピンチバルブ6308を備える。
0、バルブアクチュエータブロック6306および互いに対向するアクチュエータアーム
を備え、アクチュエータアームは、可撓性ピンチバルブ6308を「開」「閉」するよう
に動作可能にする。動作にあたり、バルブアクチュエータブロック6306を第1方向(
例えば、矢印6307で示す圧縮タブ6310に向かう方向)に動かせてバルブ6308
を「開く」ことができる。アクチュエータブロック6306を圧縮タブ6310の方に動
かすことにより、アクチュエータアーム6318は圧縮タブ6310を押し上げ、圧縮タ
ブ6310を可撓性ピンチバルブから離し、これにより、バルブ6308を開く。開位置
で、流体経路6330は開き、上部溶解チャンバ6320と下部分離チャンバ6140の
間の流体連絡が可能になる(図71参照)。バルブアクチュエータブロック6306はま
た、第2方向(例えば、圧縮タブ6306から離れる方向)に動かして、バルブ6308
を「閉じる」ことができる。アクチュエータブロック6306が圧縮タブ6310から離
れる方向に移動すると、アクチュエータアーム6318は互いに対向する1対の圧縮タブ
6310が「閉」位置に動き、これにより、可撓性ピンチバルブ6308を挟んで閉じる
(図示せず)。
検体容器から試料を採取するためのシリンジ針6312および溶解チャンバ6320内を
真空引きするためのバルブポート6314も備え、それによって装置6300への充填を
補助する。随意に、シリンジは損傷および/または汚染からシリンジ針を保護する被覆(
図示せず)をさらに備えることができる。真空ポートはガス透過フィルタまたは疏水性膜
6116を備え、これによって、ガスは透過することができ、しかも汚染を防ぐことがで
きる。組み合せたサンプリング・分離機器は真空チャンバをさらに備え、真空チャンバは
随意に予め真空状態にし、バルブ6360を介してサンプリング・分離機器6300に接
続し、サンプリング・分離機器6300に真空を加え、陽性の検体容器から試料を採取す
るように動作可能である。
、ポンプポートによって、ポンプ(図示せず)はプランジャ6380を真空位置と通気位
置との間で作動させることができる。バルブ6360は内部チャンバ6374、真空ポー
ト6376および通気ポート6378をさらに備える。動作において、ポンプ(図示せず
)はプランジャを第1位置または真空位置(図74に示す)に動かすことができ、そうす
ることによって、バルブポート6372から内部チャンバ6374及び真空ポート637
6を経て、真空チャンバ6362まで流体連絡経路を開く。第1位置または真空位置では
、バルブ6360によって真空をサンプリング・分離機器6300に加えることができ、
そうすることによって、陽性の検体容器からの試料の採取を制御する。プランジャ638
0は、第2位置または通気位置にも動かすことができ、そうすることによって、流体連絡
経路をバルブポート6372から内部チャンバ6374と通気ポート6378を通って開
くことができ、これにより、サンプリング・分離機器は真空によって試料を採取する前に
検体容器を通気することができる。
344および下部毛細管6346をさらに備えることができ、これらは全て溶解チャンバ
6320の下方で軸線6322の周りに配置する。図のように、中間テーパ部6344は
径の大きな上部リザーバ6342と径の小さな毛細管6346とを接続する。一実施形態
では、毛細管6346の底壁6350を光学的に透明な材料で形成し、毛細管6346の
底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容易にす
る。別の実施形態では、分離機器6300を光学的に透明な材料で形成し、毛細管634
6の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容易
にする。図71に示すように、毛細管6346と対向する底壁6350は厚さを減少させ
、光学的インター下―ションを容易にする。
第1実施形態のサンプリング・分離機器6100と同様の方法で作動する。従って、この
特定実施形態における動作の詳細な説明は省く。溶解ステップが行われた後、本実施形態
のサンプリング・分離機器6300を遠心分離して、装置に含まれるあらゆる微生物の分
離および/またはペレット形成を行う。本実施形態のサンプリング・分離機器6300に
は、溶解緩衝液および/または濃度緩衝液を予め充填することができる。
00の第3実施形態を示す。組み合せたサンプリング・分離機器6200は、上部ハウジ
ング6202、下部ハウジング6204、および上部ハウジング6202と下部ハウジン
グ6204とを接続する回転接続部6206を備える。図74に示すように、上部ハウジ
ングは上部溶解チャンバ6220を備え、下部ハウジングは下部分離チャンバ6240を
備え、回転接続部6206は内部を貫通する流体搬送経路6230を画定する。上部溶解
チャンバ6220、流体搬送経路6230および下部分離チャンバ6240は、図74に
示すように、中心軸線6222の周りに方向付けすることができる。
は、流体経路6230は開いており、上部溶解チャンバ6220と下部分離チャンバ62
40(図74に示すように)の間の流体連通が可能となる。回転接続部6206もまた「
閉」位置に回転させて、流体経路6230を閉じることができる。図74に示すように、
流体経路は、回転接続部6208の上部を通る上部開口または経路6232と、回転接続
部6210の下位部を通る下部開口または経路6234を備える。本実施形態の回転接続
部6206は、図75に示すように、回転接続部6208の上位部と回転接続部6210
の下位部との間にシールガスケット6218をさらに備えて漏れを防ぐことができる。
検体容器から試料を採取するためのシリンジ針6212および溶解チャンバ6220内を
真空引きするための真空ポート6214も備え、それによって試料を機器6200の溶解
チャンバ6260に充填する。随意に、シリンジは損傷および/または汚染からシリンジ
針を保護する被覆(図示せず)をさらに備えることができる。真空ポートはガス透過フィ
ルタまたは疏水性膜6216を備え、これによって、ガスは透過することができ、しかも
汚染を防ぐことができる。動作にあたり、真空ポート6214をポンプ(図示せず)に接
続することができ、ポンプはサンプリング・分離機器6200に真空を加えて陽性の検体
容器から試料を採取する。
6244および下部毛細管6246をさらに備えることができ、これらは全て溶解チャン
バ6220の下方で軸線6222の周りに配置する。図のように、中部テーパ部6244
は径の大きな上部リザーバ6242と径の小さな毛細管6246とを接続する。一実施形
態では、毛細管6246の底壁6250を光学的に透明な材料で形成し、毛細管6246
の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容易に
する。別の実施形態では、分離機器6200を光学的に透明な材料で形成し、毛細管62
46の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲーションを容
易にする。図74に示すように、毛細管6246と対向する底壁6250の厚さを減少さ
せ、光学的インタロゲーションを容易にする。
第1の実施形態のサンプリング・分離機器6100と同様の方法で作動する。従って、こ
の特定実施形態における動作の詳細な説明は省く。溶解ステップが行われた後、本実施形
態のサンプリング・分離機器6200は遠心分離して、装置に含まれるあらゆる微生物の
分離および/またはペレット形成を行う。本実施形態のサンプリング・分離機器6200
には溶解緩衝液および/または濃度緩衝液を予め充填することができる。
0の別の実施形態を示す。組み合せたサンプリング・分離機器6400は、上部ハウジン
グ6402、下部ハウジング6404、および上部ハウジング6402と下部ハウジング
6404とを接続する回転弁6406を備える。図77Bおよび図78Bに示すように、
上部ハウジングは上部溶解チャンバ6420を含み、下部ハウジングは下部分離チャンバ
6440を含み、回転弁6406は内部を貫通する流体搬送経路6430を画定する。上
部溶解チャンバ6420、流体搬送経路6430および下部分離チャンバ6440は、図
77Bおよび図78Bに示すように、中心軸線6422の周りに方向付けすることができ
る。
回転させることができる(図78B参照)。開位置では、流体経路6430は開き、上部
溶解チャンバ6420と下部分離チャンバ6440の間の流体連通が可能になる(図78
B参照)。回転弁6406はさらに、「閉」位置6434に回転して(図77B参照)、
流体経路6430を閉じることができる。
検体容器から試料を採取するためのシリンジ針6412および溶解チャンバ6420内を
真空引きするための真空ポート6414も備え、それによって試料を機器6400の溶解
チャンバ6460に充填する。随意に、シリンジは損傷および/または汚染からシリンジ
針を保護する被覆(図示せず)をさらに備えることができる。真空ポート6414はガス
透過フィルタまたは疏水性膜6416を備え、これによってガスは透過し、しかも汚染を
防ぐことができる。動作にあたり、真空ポート6414をポンプ(図示せず)に接続する
ことができ、ポンプはサンプリング・分離機器6400に真空を加え、陽性の検体容器か
ら試料を採取することができる。
、中間テーパ部6444および下部毛細管6446をさらに備えることができ、これらは
全て溶解チャンバ6420の下方で軸線6422の周りに配置する。図のように、中間テ
ーパ部6444は径の大きな上部リザーバ6442と径の小さな毛細管6446とを接続
する。一実施形態では、毛細管6446の底壁6450を光学的に透明な材料で形成し、
毛細管6446の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロゲー
ションを容易にする。別の実施形態では、分離機器6400を光学的に透明な材料で形成
し、毛細管6446の底に位置する濃縮された微生物因子(図示せず)の光学的インタロ
ゲーションを容易にする。図77Bおよび図78Bに示すように、毛細管6446に対向
する底壁6450は厚さを減少させ、光学的インタロゲーションを容易にする。
第1の実施形態のサンプリング・分離機器6100と同様の方法で作動する。従って、こ
の特定実施形態における動作の詳細な説明は省く。溶解ステップが行われた後、本実施形
態のサンプリング・分離機器6400を遠心分離して、装置に含まれるあらゆる微生物の
分離および/またはペレット形成を行う。本実施形態のサンプリング・分離機器6400
には溶解緩衝液および/または濃度緩衝液を予め充填することができる。
本明細書に記載するシステムと方法によって、多数のさらなる利点と特徴が得られる。
すなわち、
1.十分な微生物の増殖が起こると、システムは微生物の増殖を検出し、また容器のサ
ンプリングを容易にし、これによって微生物を血液(または他の試料)から単離、精製、
および特徴付けをし、またID,AST,分子または他のシステムで使用および試験する
ための調製ができる。
2.システムは下記のことを行うことができる:
・自動装填および取り出し;
・自動培養;
・抗生物質の中和を促進するための培養検体容器の自動撹拌;
・検出時間向上のための自動検出システム;
・検出時の陽性検出容器のサンプリングおよび精製試料の自動的な調製ならびにその
試料の光学的インタロゲーションユニットへの提供;
・精製試料の特徴付けのための随意的2回目の検出;
・光学検出システムの自動較正;および
・自動廃棄処理システム
3.自動化された臨床的グラム、種レベルの同定抗生物質耐性マーカーおよび/または
陽性の瓶の検出から15分以内の、著しい臨床的利益を伴う特徴付けであって、これには
著しい臨床的恩恵を伴う。
4.陽性の検体容器のみに関して行う特徴付けおよび/または同定試験
5.より信頼性の高い特徴付けの結果(増殖加速期中の迅速なサンプリング)
6.静止期または安定期の特徴付けのように、指数関数的増殖期にある培養の特徴付け
が可能
7.迅速な血液培養の可能性:
・同一瓶による複数の試料に対する機会/恩恵;
・4〜8時間の培養及びサンプリング(statモード)
・敗血症および/またはスクリーニング陰性検体容器
8.ワークフローの大幅な向上
・血液培養のグラム結果の自動化;
・自動化された自動同定および/または特徴付け
・ASTまたは分子試験のために精製試料を供給することが可能
9.装填を容易にするために、使い捨て機器をカートリッジ内の同定および/または特
徴付け装置に供給
10.追加される使い捨て機器の費用は、陽性の検体容器に対してのみ発生(臨床価値
のある場合)
11.センサのない瓶による、陰性の試料の費用を削減する可能性
12.特徴付けおよび同定にシステムは1つですむ
13.複雑性の低い血液培養検出システム
14.同定および/または特徴付けシステムは、外付けの個別システムとして構成する
ことができるが、陽性の検体容器を迅速にサンプリングできる利点が失われる。従って、
好ましい実施形態では、同定および/または特徴付け装置を検出装置と連結し、陽性の検
体容器の自動搬送を可能にする。システムは人の介入がほとんどまたは全くなく、24時
間/7日態勢で作動させることができる。
15.検出時(自家蛍光分光法、ラマン分光法、質量分光法またはその他の技術)にお
ける完璧な特徴付けの可能性
16.培養瓶の簡素化された製造工程
17.CO2またはその他のセンサの組み合せを下記のために備えることができる:
・以前のシステムとの互換性;
・製造、搬送または保管中の汚染検出;および
・培養/読み取りシステムへ検体容器が遅れて入った場合の対応
18.メモリ装置(RFIDなど)を下記のものを記憶するために設けることができる
:
・試料収集時における瓶の最初の読み取りからのデータ(時間を含む);
・試験からの情報(後の特徴付けに使用);
・製造情報(ロット、日付、期限、最初の読み取りなど);
・試料収集時に取得した患者と試料の情報
19.自動化と高容量インストールを可能にするコンベア入力/出力
20.自動装填/取り出し(ロボット搬送機構またはコンベアを介して)
21.引き出しのない検出装置の設計による、培養器の部分を外気にさらさないことに
よる、内部システムの熱安定性の向上
22.検体容器の1つの位置から別の位置へ、またはラックが壊れた場合には1つのラ
ックから別のラックへの自動的な移動(フォールト・トレランス)
23.検出装置および/または同定/特徴付け装置の何れかのロボット搬送機構に画像
分析付きビデオカメラを取り付け、下記を補助する:
・検体容器/使い捨て機器の位置;
・エラー状態からの回復;
・流出の検出;
・トラブルシューティング(フィールド・サービスをカメラに接続して、遠隔診断お
よび修理が可能となる)。
24.拡張性:
a)ラック/モジュールを追加することによる内部容量/機能性の拡張
b)その他の装置を追加することによる外部への拡張
25.検出容器に存在する血液量の以下のものによる測定;
a)重量または光学
b)音響
c)超音波走査
d)その他の方法
26.自動化により、システムの「ロード&実行」動作が促進される。検体容器が入力
コンベアまたはロボット搬送機構に供給されると、残りの動作は自動化され、操作者は他
の業務に参加することができる。
27.別のシステムへのインターフェースのために、入力または出力の瓶を空間の固定
点に供給する。
28.エラーの検体容器のリターンステーションへの装填、拒絶前の自動事前計画。
29.製品の認証外観を検証して、偽の検体容器が使用されていないことを以下によっ
て確かめる:
・特定の認証方法の使用;および
・内部カメラを使って、製造ロゴ、ラベル、特徴などを調べる。
30.陽性の検体容器へアクセスするためのパスワードの保護
31.陰性の検体容器の瓶廃棄物への自動分注
32.安全性:
a)検体容器の通気およびサンプリングのために鋭利な露出部分を排除
b)生体有害物質の実験人員の削減
c)使い捨て機器および/またはシステムの手動/自動化汚染除去
d)サンプリング前のストッパの汚染除去
e)検体容器を自動通気することによる、ガス産出微生物によって高い内圧を持つ検
体容器に実験人員がさらされるリスクを削減。
ながら、当業者であれば、開示した実施形態の詳細から変更例を作ることができることは
理解できるであろう。本発明の範囲に関する全ての疑問は、添付の特許請求の範囲を参照
すれば、明らかであろう。
Claims (8)
- 検体容器内に含まれる検体試料に存在する微生物因子の同定を行うための自動装置において、前記自動装置は、
検体容器から試験試料を自動的に取り出し、前記試験試料を使い捨て分離機器に加えるように作動する試料取り出し機器であって、前記使い捨て分離機器は濃度緩衝液を備える、試料取り出し機器;
試験試料の受け取り後、微生物因子を前記濃度緩衝液を用いて前記試験試料内に存在する他の成分から分離し、前記微生物因子を前記分離機器でペレット状に濃縮するように前記分離機器で作動する、分離・濃縮ステーションであって、前記分離・濃縮ステーションは遠心分離機を備え、前記遠心分離機は前記分離機器の中の前記微生物因子を濃縮し、ペレットを形成する、分離・濃縮ステーション;および
同定モジュールであって、前記同定モジュールはペレット化された前記微生物因子を、前記ペレットを前記分離機器中に収容する間に自家蛍光を用いて分光学的にインタロゲートし、そして、前記同定モジュールは、さらに、前記試料から得た測定値を、公知の微生物因子に由来する参照データと比較して、前記微生物因子の科、属、種、および/または株レベルでの同定を行う命令を実行する処理ユニットを含む、同定モジュール
を組み合せて備える、自動装置。 - 請求項1に記載の装置において、前記装置は、前記試料取り出し機器に連結されるロボット搬送機構をさらに備え、前記試料取り出し機器は、前記ロボット搬送機構に連結される把持構造を備え、前記試料取り出し機器は、使い捨てサンプリング機器を把持し、前記使い捨てサンプリング機器を前記検体容器に関連して操作し、前記検体容器を通気して前記試験試料を前記サンプリング機器に引き出すように作動する、装置。
- 請求項2に記載の装置において、前記検体容器は血液培養瓶を備え、前記検体試料は血液試料を含み、前記瓶は穿刺可能な素子を備え、前記装置は前記穿刺可能な素子を滅菌する機構をさらに備える、装置。
- 請求項1に記載の装置において、前記装置は、さらに、選択的溶解緩衝液を予め充填した使い捨てサンプリング機器のカセットを備え、前記試料取り出し機器は、前記サンプリング機器のうち1つを作動して、試験試料を前記検体容器から前記サンプリング機器のうち1つに引き込む、装置。
- 請求項1に記載の装置において、前記装置は、さらに、複数の検体容器を保持する1つまたは複数のラックを備え、前記ラックは、前記ラックに保持した前記検体容器を水平線に対して上方及び下方に指向するように移動可能にした、装置。
- 請求項1に記載の装置において、前記同定モジュールは、微生物因子の種レベルへの同定を決定する、装置。
- 請求項1に記載の装置において、前記同定モジュールは、微生物因子をグラム陽性またはグラム陰性として特徴付ける、装置。
- 試料内の微生物因子の同定を行う方法であって、前記方法は、
a)自家蛍光測定値を含む参照データを、多数の既知である微生物因子の濃縮物から得るステップと、
b)前記参照データを、請求項1に記載の自動同定を行うための装置にアクセス可能な機械可読メモリに記憶させるステップと、
c)前記自動同定装置を準備する装置準備ステップであって、(1)遠心分離機を備え、前記遠心分離機は前記微生物因子をペレット状に濃縮する、不明の微生物因子を含む試料を使い捨て機器内で濃縮するロボットの自動装置、(2)前記使い捨て機器内で濃縮された微生物因子から自家蛍光測定値を得ることができる読み取りユニット、および(3)前記試料から得た前記自家蛍光測定値を前記参照データと比較して、前記試料内における前記不明な微生物因子の科、属、種、および/または株レベルでの同定を自動的に行う命令を実行する処理ユニットを備えた、前記装置準備ステップと
を有する、方法。
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