JPH07508892A - ヒト組織中の細菌を培養し検出する装置のための改良された光学的検出システム - Google Patents

ヒト組織中の細菌を培養し検出する装置のための改良された光学的検出システム

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JPH07508892A JP6525745A JP52574594A JPH07508892A JP H07508892 A JPH07508892 A JP H07508892A JP 6525745 A JP6525745 A JP 6525745A JP 52574594 A JP52574594 A JP 52574594A JP H07508892 A JPH07508892 A JP H07508892A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒト組織中の細菌を培養し検出する装置のための改良された光学的検出システム 本出願は、1992年5月22日に提出された、係属している出願番号07/8 87.627の一部継続出願であり、そしてまた、1991年1月4日に提出さ れた、やはり係属している出願番号07/638,481 (これはまた199 0年11月5日に提出された今や米国特許第5.173.434号である出願番 号07/609.278の一部係属出願である。)の一部係属出願である。これ らの先行出願の全てを参照によりここに導入し本出願の一部とする。
発明の分野 本発明は、一般的には、ヒト組織中の細菌の存在を検出するための分析装置に関 し、そして特に、ヒト血液標本中の生育力のある細菌を培養しそして検出するた めの自動化された装置において使用するための改良された光学的検出システムに 向けられている。
発明の背景 菌血症−血中における生育力のある一種又はより多くの細菌の長期間の存在−は 、重大且つ生命を脅かす感染である。菌血症の最も普通の症状は、未知の原因に よる発熱である。従って、病院は、この症状を呈する患者が菌血症を存していな いかどうかを判定するために、非常に多数の試験を日常的に行っている。現在、 明確なな診断を行うことのできる唯一の方法は、いわゆる「血液培養」によって 血中の細菌を単離することによるものである。菌血症は生命を脅かすものである から、患者が正しい抗生物質で治療されることができるよう、陽性の標本は可能 な限り迅速に検出されなければならない。
現在、陽性の血液培養物を検出するための数種類の方法がある。
慣用の人力による方法は、生育培地を含んだ瓶に血液標本を接種することを伴う 。生育培地は、細菌の生育のための栄養素を提供するように処方されている。瓶 は、細菌の生育の明白な兆候の有無につき毎日検査される。陽性と疑われる瓶か らのサンプルは、同定を次いて行うことのできる単離された細菌コロニーを得る ために、更に培養される。この方法は、毎日の検査及び疑わしい瓶の再培養を必 要とすることから、非常に労働集約的且つコスト高である。
慣用の人力による方法を改善するために、種々の試みがなされてきた。例えば、 固形培地を収容した追加の付属品を備えた培養瓶が作られてきた。使用者は、瓶 を毎日倒置させ、それによって固形培地に接種し、単離された細菌コロニーの生 育を可能にし、ついでそれを同定することができる。別の改良された方法は、瓶 のヘッドスペース中におけるガスの蓄積を検出する「生育インジケーター」を使 用する。第3の方法は、遠心によって標本中の微生物を濃縮し、次いでこの濃縮 された細菌を固形培地上で培養することである。そのような改良にもかかわらず 、これらの方法は、依然として非常に労働集約的であるという欠点を有している 。
血液標本を培養する方法を自動化する試みもまた行われて門だ。
大半の自動化された方法は、炭素源(例えばブドウ糖のような)を含有する培地 中で培養された細菌が通常の生育及び代謝の一部としてその炭素源を分解してC Oxを形成するという事実に基づいている。自動化における初期の努力は、放射 性同位元素で標識された培地を含有する培養瓶を使用した。血液標本は瓶内に接 種される。細菌は、もしも標本中に存在するなら、培地中の炭素含有化合物を代 謝し、老廃物の一つとして放射性標識されたC Oxを与える。瓶のヘッドスペ ース中のガスは、針で瓶の上端のシールを破ってガスの一部分を取り除くことに よってサンプルされる。放射性CO□は、次いで慣用の放射線測定法によって検 出することができる。
そのようなシステムについて、非常に多くの欠点が報告されている。例えば、1 985年lO月16日に刊行されたEPO特許出願第85302261.4は次 のように述べている: 「ラジオアイソトープ標識された材料は高価であり、且 つ、貯蔵、使用及び廃棄に際して特別の取扱を必要とする。更に、そのようなシ ステムの使用に際して出会う放射性のレベルは非常に低いものではあるが、将来 使用者となり得べき者も、放射能に対する個人的恐怖感によって思い止まること となるかも知れない。」更に、放射性測定法による検出システムが、他の方法に 比べて正確でなく一層多くの偽の陽性読み取り値をもたらすと示唆している研究 もある。
第2に、そのようなシステムは、「侵襲的」である。すなわち、それらは、試験 用のガスを得るために瓶シールを破るための針を使用する必要がある。サンプル ガスを瓶から実際に取り除かなければならないことから、そのガスを取扱いそし てそれを瓶に戻すためのかなり複雑な空気システムが必要である。更には、もし も針が適正に滅菌されていないと、針上の細菌によって標本が汚染されるおそれ があり、「偽の陽性」読み取りの潜在的可能性を高める。加えて、瓶のサンプル リングと読み取りが侵襲的に行われるため、「インキュベーション」ステーショ ン(そこで瓶が細菌の生育のための適当な条件に維持されている)から、「読み 取り」ステーション(そこでヘッドスペースのガスがサンプルされ読み取られる )へと瓶を機械的に運ばなければならないことから、自動化された装置は一般に 機械的に一層複雑である。最も重要なことに、定期的試験のために針を取り扱わ ねばならないことは、労働集約的であり、また、培養瓶が血液を含有しているこ とから針刺し等による病気の伝染の危険を高める。
EPO出願第83108468.6 (1983年8月27日刊行)は、侵襲的 方法に対する非侵襲的サンプリングの相対的利点を要約している。すなわち [バイアル隔壁の針やプローブによる刺通によって引き起こされる汚染の可能性 がないこと、 針を担持するヘッドアセンブリーその他の侵襲的サンプリング装置を用意する必 要がないという点において、自動化された装置の設計が簡単になること、 流し出されたヘッドスペースのガスを無菌の培養ガスで置き換える必要が除去さ れること、 特別の培養ガスの使用が必要でないこと、バイアルの位置決めのみを伴うに過ぎ ないことから、より迅速なバイアルサンプリングが可能であること、垂直のヘッ ド移動が不要であること、 いかなる放射性標識された基質も含まないため、培養培地原料のコストが低減さ れること、及び 全ての放射性同位元素が除去されており、そのことは、低レベルのラジオアイソ トープの出荷、取扱及び貯蔵の問題を除去すること。 」 (EPO特許出願第83108468.5、第8−9頁を参照のこと。)自動化 された装置を改良するための初期の試みは、検出システムの改良に焦点を当てて いた。こうして、EPO出願85302261.4は、ラジオアイソトープ標識 が、赤外線分光測定法によるヘッドスペースのガス中の非放射性CO7の直接検 出によって置き換えられているものであるシステムを記述している。これは放射 性測定法的検出に関連した問題を軽減したが、侵襲的サンプリングの欠点は残っ ている。加えて、赤外分光測定法の使用は、培養瓶が特別の材料で作られるべき ことを要求する。
EPO出願第83108468.8は、培養瓶を直接通して(すなわち非侵襲的 に)赤外読み取りを行うことによりヘッドスペースのガス中のCO□レベルを検 出するシステムを開示している。しかしながら、開示されている該装置は、単一 の光源及び検出器をそなえているだけである。これは、今度は、読み取りのため に培養瓶が検出器を通過して周期的に循環されることを必要とし、こうして装置 の機械的複雑さを増し、装置が迅速に処理することのできるサンプルの数を制限 する。最後に、読み取らねばならない多数の瓶に対してその赤外分光測定器を較 正する際に問題が生し得る。
より最近では、非侵襲的サンプリングシステムを備えた改良された装置か開発さ れてきている。これらのシステムにおいては、培養瓶は、装置内の同し位置にお いてインキュベートされ且つ読み取られる。ボトルは各々、インキュベーション ・チャンバー内部のラックに保持されている。ボトルは、約35°Cにてインキ ュベートされながら、周期的に揺り動かされる(Co、の拡散を高めそれによっ て検出時間を短縮するために)。
1989年9月20日に刊行されたEPO特許出願第89200554.7号は 、そのような装置において使用される検出システムを記述している。
比色法センサー(pHインジケーター)が、各瓶の底の内面に接着されている。
該センサーは、培地中のCO2レベルが増大すると緑色から黄色になる。個々の 光学的ユニットが各瓶に備えられている。これらの光学的ユニットは、センサー を照らすための発光ダイオード(LED) 、光検出器、及び関連したエレクト ロニクス及び信号調整装置を含む。該装置は、特定波長におけるセンサーの透過 性の変化をモニターするために、反射光を用いて周期的に各センサーを「読む」 。細菌の生育に合致するCO,レベルが達成されたとき、装置は、陽性血液培養 について使用者に警告を発する。
これらの改善されたシステムは慣用の血液培養装置の幾つかの問題点を軽減した が、数種の欠点が依然残っている。第1に、これらの装置は、囲い込まれた、「 オーブン様の」インキュベーション・チャンバーを備えていた。これは、今度は 、病院の試験室で典型的に処理されている数の培養瓶を収容するためには、装置 がかなり大きい(特に高さカリものであることを必要とする。これは多(の試験 室において著しい不利益である。床とベンチスペースは、典型的には貴重なもの だからである。この配列はまた、使用者の観点からも望ましくない。装置が試験 室のベンチ上に設置されているときには最上部の瓶に手が届かなくなる場合もあ り得るからである。
第2に、検出システムがセンサーの光透過性の変化に基づいていることから、セ ンサーを照らす光がセンサーから反射する光と同波長である。これは、センサー の変化を示すものでない光(例えば、ガラス又はプラスチック製の培養瓶の底、 並びに他の反射性表面から反射された光)が検出器に到達することを可能にする 。センサーから反射された光とそのような望まない[ノイズJとを検出システム が識別しないため、検出のダイナミックレンジが一般に一層限定される。加えて 、照らしている光源を検出器から物理的に分離することが非常に重要となり、そ れは光学系の構成について設計上の更なる束縛を与える。
従って、血液標本を正しい条件でインキュベートできるがしかしコンパクトな設 計を有し、それによってそれが占有する試験室の床スペースを減少し且つ試験室 の医療技術者による使用を一層便利にするものである、自動化された血液培養装 置に対する需要が存在する。更に、非侵襲的サンプリング及び非放射性測定的な 検出法を使用するがしかし単色光の透過性の変化の測定に基づくものでない、高 度に正確で高感度の検出システムを有する装置に対する需要が存在する。
1992年5月22日に提出された、同時係属している出願番号07/887. 627には、改良された血液培養装置(それはこれらの必要性を満たす。)が開 示されている。この装置は、血液培養瓶の底壁の内側に配置されたセンサーを光 学的に検査するよう設計された独特の光学システムを含む。同時係属している出 願番号07/887.627に述べられているように、該発明の実際においては 、1991年1月4日に提出された同時係属の出願番号07/638.481及 び1990年11月5日に提出された出願番号07/609.278 (今や米 国特許第5.173.434号)(これらの双方は、”Measurement  of Co1or Reactions by Monitoring a  Change in Fluorescence”と題されており、本出願の譲 受人に諌受されており、参照によりここに導入する。)に従って作られるセンサ ーを利用するのが好ましい。
特に、同時係属出願である出願番号07/609.278の教示に従って作られ たセンサーを使用することが好ましい。その出願に開示されているように、該セ ンサーは好ましくは、発色団層と発蛍光団層とを含む。該発色団層は、好ましく は、シリコンのようなガス透過性で水素イオン非透過性のマトリックス内にカプ セル化されたpH感受性の発色団よりなる。該発色団層の上(該培養瓶が正立配 置にあるとき)に、発蛍光団層が配置されている。該発蛍光団層は、好ましくは 、アクリル系ポリマーのような水及びガス非透過性のポリマー内にカプセル化さ れた蛍光性色素よりなる。培養瓶が血液培養装置内に置かれると、該発色団層が 該発蛍光団層と該装置内に収容された光学ユニットとの間に位置し、すなわち挟 まれる。該光学ユニットは、該培養瓶内に最近の生育が起こっているか否かを判 定するために、該蛍光性の層から放射する蛍光信号を定期的に検査するように設 計されている。
この仕方で設計された装置は上述の慣用のシステムに伴う多くの欠点を克服する が、更なる欠点を生じている。最も重要な問題は、市販のグレードの培養瓶を、 自動化された血液培養装置において典型的に使用される特製の瓶の代わりに用い ようとするときに起こる。そのような特製の瓶は、比較的平らなガラス片を合わ せて溶接することによって作られており、瓶に、そして特に、センサーが取り付 けられる瓶の底壁に、均一で一定の光学特性を与える。光学的観点からはそのよ うな特製の瓶が望ましいが、それらは一般に市販のレードの瓶より高価である。
より重要なことに、それらが製造される方法のために、それらは幾分壊れ易い傾 向がある。培養瓶はヒト組織サンプルを含み瓶の破損は感染されたサンプルから の疾病の伝染を潜在的にもたらし得るから、当然、壊れ易いことはこの関係にお いて一般に望ましくない。
これらの理由から、より慣用の血液培養瓶の代わりに、より高価でなくより丈夫 な市販のグレードの瓶を使用するのが望ましいと感じられていた。残念なことに 、多くの市販の瓶が作られている方法のため、瓶の底壁は実質的に平らではない 。その代わりに、この底壁は、外側において一般に凹状であり内側において一般 に凸状であって、内側瓶壁面に凸状の持ち上がった領域すなわち「マウンド」を つくり出している。特に、センサーが今や光学的検出ユニットからずっと遠くに 位置し且つ彎曲したガラスが異なった特性を持っていたことから、一つの結果は 、感度の相当な低下であった。2つの理由から、これはシステムのノイズを減少 させることを極めて重大なこととした。第1に、感度が損なわれないように許容 できる信号/ノイズ比を維持することが必要であった。第2に、増大したノイズ は、標本瓶が真に「陽性Jであるか否かを判定するための比較的単純なアルゴリ ズムを構成することを困難にした。すなわち、ノイズは、これらのアルゴリズム を不当に複雑化させてしまう。
これらの問題を解決する試みにおいて、数種の潜在的可能性のあるノイズ源か同 定された。第1のノイズ源は、外部環境から入射して装置及び瓶の内部の種々の 光学的表面から反射する光であると考えられた。このノイズ成分は、細菌の生育 の初期の段階においては特に大きいように思われる。追加のノイズ成分にも直面 した。いわゆる「溶血性」微生物−血球を破壊する微生物−が瓶内で培養される と、当初の細菌生育が検出された後に蛍光放射の一時的減少が観察された。この 現象は溶血性微生物の場合においてのみ観察されたため、このノイズ成分の源は 、サンプル自体と相互作用する反射光であるように思われた。(その結果、この 現象は本発明者によって[血液ブリップjと呼ばれた。)このノイズ成分は、細 菌の生育の検出のための極めて重要な時期に起こることから、特に問題が大きか った。
上述の感度問題を解決することに加えて、組織サンプル及び培養のための自動化 された装置において直面する更なる欠点を克服することが望ましいと思われた。
非常に多数の慣用の装置においては、装置内に瓶が置かれたとき、使用者は、シ ステムに瓶が特定の位置に入れられたことを警告するために、システムコンピュ ータに情報を入力しなければならない。多数の試験が実施される試験室において は、試験室の技術者が(a)どこに瓶が置かれたかについての別個のリストを維 持し次いでその情報をすぐにコンピュータに入力するか、又は(b)情報の入力 と装置内への瓶の配置とを交互に行わなければならないことから、このデータ登 録は厄介である。いずれの場合においても、その過程はしばしば時間浪費的であ り且つ労働集約的であり、そして操作ミスの増加の可能性を秘めている。
これらの更なる欠点に鑑み、より丈夫なそしてより費用のかからない市販のグレ ードの血液培養瓶と共に使用することのできる改良された光学的検出システムに ついての需要が存在する。高度に正確且つ高感度であり、望ましくない光学的ノ イズを減少する光学システムに対する更なる需要がある。最後に、システムコン ピュータにそのデータを手動で入力する必要がないよう、いつ瓶が装置内に入れ られたかを自動的に検出することのできる光学的システムに対する需要がある。
発明の要約 従って、本発明の一目的は、ヒト組織(特に血液)中の細菌を培養し検出するた めの、望ましくない光学的ノイズを実質的に減少させそれによって改善された感 度を有するものである、自動化された装置において使用するための改良された光 学的検出システムを提供することである。
本発明の更なる一目的は、比較的安価な、そして、より丈夫でより高価でない市 販グレードの血液培養瓶と共に使用することのできる、改良された光学的検出シ ステムを提供することである。
本発明の更なる一目的は、血液培養装置内にいつ瓶が置かれたかを自動的に検出 する能力を有しそれによって試験室技術者にとって機器の使用を簡単にする、改 良された光学的検出システムを提供することである。
これらの及び他の目的は、標本含有容器内のヒト組織中の微生物の存在を検出す るための、1つ又はより多(の標本含有容器を保持するための手段と光放射手段 とを含む装置を提供することによって、達成される。該光放射手段は、該容器保 持手段内に保持された標本含有容器の内壁面上に配置されたセンサーに、放射さ れた光が当たることを許容するよう構成されている。センサーからの光エネルギ ーを検出可能な信号に変換するための光検出手段がまた備えられている。最後に 、光学的に検査されるべきセンサーの、ある選ばれた部分以外の全てを実質的に 覆うための光遮蔽手段が備えられている。この光遮蔽手段は、センサーからの光 景外の光が光検出手段に到達するのを実質的に阻止するように設計されている。
本発明の別の面においては、組織中の微生物の存在の検出に際して使用するため の制御回路もまた開示されている。該制御回路は、光学的検出システムの感度を 高めそして、装置内の瓶受入れ開口内に瓶が入れられているか否かを該システム が容易且つ迅速に自動的に判定することを可能にする。該制御回路は、電力供給 手段と:該電力供給手段から電力を受け取ってそれに応答して光放射を生み出す 光放射手段と:眩光放射手段へ時間変動信号を提供しこれに該時間変動信号の複 製をさせるための変調手段と:眩光放射によって生み出された発蛍光団の応答に 対して応答性であって且つ電気的な応答信号を生み出す光応答手段と;復調させ た応答信号を与えるために、該時間変動信号の値に依存して第1のレベルと、こ れと異なった第2のレベルの増幅とを該電気的な応答信号に選択的に適用するよ うに該時間変動信号に同期させた復調器手段と:該復調された応答信号を受信し てこの信号を時間平均して出力である電圧信号を与えるための積分器手段と:を 含んでおり、それによって該復調器が、該時間変動信号と同期し且つ位相が揃っ ている該応答信号に増幅を適用して該積分器に該電気的応答信号の一部分を選択 的に伝達し、そしてその伝達された信号部分は該時間変動信号に特徴的である本 発明の上記の特徴及び利点は、添付の図面と組み合わせて以下の詳細な記述を考 察することによって一層容易に理解されよう。
図面の簡単な記述 図1は、本発明に従って作った自動化された血液培養装置の透視図であり、 図2は、該装置の側面図であって、開いた配置における標本保持引出しの一つを 示しており、 図3は、該標本保持引出し内の空気の加熱及び循環のためのシステムを見せるた めに標本保持アセンブリーの各部が除去されている状態の、幾分概念的な形式の 図2と同様の図であり、図4は、最も低い動揺配置にある標本収容ラックを示す 、本発明の一興体例において使用される標本動揺アセンブリーの側面図であり、 図5は、最も高い動揺配置にある標本収容ラックを示す、図4と類似の図であり 、 図6は、図1の線6−6に沿って取った標本収容引出しの一つの上面図であり、 図7は、個別の標本ホルダーの一つの正面図であり、図8は、図7の線7−7に 沿って取った断面図であり、図9は、瓶保持ラック内に培養瓶を保持するための 代わりの瓶把持配列の側面図であり、 図10は、閉鎖配置と開放配置との間で標本保持引出しを移動させるためのアセ ンブリーの透視図であり、図11は、標本収容ラックを揺り動かすためのアセン ブリーの透視図であり、 図12は、幾つかの動揺サイクルの間の標本収容ラックの相対的配置をグラフの 形で示すトウエルチャートであり、図13は、励起光並びに蛍光センサーによっ て放射される光の光学的性質を概念的に示す、波長の関数としての強度のグラフ であり、そして 図14は、標本収容ラックを動揺させるのに使用し得る代わりのアセンブリーの 側面図であり、 図15Aは、患者の組織標本中の微生物の生育を検出するために使用される改良 された光学システム及びセンサーを示す、図8のそれと類似の図である。
図15Bは、該システムの感度を改善するために使用できるスペーシャル・フィ ルターを示す、該改良された光学システムの分解した透視図である。
図16は、本発明の実施において使用することのできる制御回路の概要図である 。
図17は、図16に描かれている制御回路の種々の出力についての、時間の関数 としての電圧のグラフである。
詳細な記述 図1及び2は、本発明に従って作られた装置lOの一般的配列を示す。この明細 書は、本発明の好ましい形態を記述し、それにおいて、装置は、ヒト組織、特に ヒト血液中の細菌を培養しそして検出するために使用される。しかしながら、該 装置は血液中の微生物又は細菌を検出するために使用されるものとして記述され ているとはいうものの、該装置が、尿、脳を髄液、骨液その他のいかなる組織中 ての微生物生育をも検出するために使用できるものであることは、理解されよう 。
図1は、本発明の装置を一般的に示す。装flloは、使用者からの入力に応じ て一定の標本取扱いプロトコールに従うよう予めプログラムされたマイクロコン ピュータ14の制御下にある、標本取扱いモジュール12を含む。そのようなプ ロトコールを実施させるためにマイクロコンピュータをプログラムするために使 用できる一般的タイブのソフトウェアコマンドと処理ステップの詳細な記述は、 ここに添付書として添付する。
示した具体例においては、各標本取扱いモジュール12は、ハウジング32及び 二つのスライド式引出し16.18を含み、それらの各々は、複数のラック20 .22.24.26.28.30を含み、それは標本含有容器又は瓶を処理のた めに保持する。図1において、引出し16は、開放配置において示されており、 一方引出し18は、閉鎖配置において示されている。
以下に一層詳細に示すように、スライド式引出し16.18の各々には、引出し を細菌生育に適した温度に加温し、その温度に実質的に維持するよう設計された 加熱システム(図3を参照)が備えられている。引出し16.18の各々にはま た、瓶を周期的に動揺させるための機械的動揺システム(図4及び5を参照)が 備えられている。そのような動揺は、瓶内の細菌によって発生されたC02を蛍 光センサー(それは好ましくは、瓶内の底に固定されている)へと一層迅速に拡 散させることによって、検出のための時間を短縮することが知られている。最後 に、引出し16.18にはまた、培養瓶の各々にある蛍光センサーを光学的に検 査することによってCOx産生をモニターするものである、複数の光学的ユニッ ト(図7及び8を参照)を含む光学的検出システムも備えられている。各瓶の光 学的読み取り値は、データリンク(示さず)を介してマイクロコンピュータ14 へと転送され、そこにおいてそれは後の検索及び使用のために記憶される。
図1及び図2に最もよく示されているように、好ましい具体例においては、血液 培養装置モジュールは、処理の間血液標本含容器又は瓶を保持するための、ハウ ジング32内にスライド可能に受けられている少なくとも一つの、そして好まし くは二つ又はより多くの、スライド式引出し16.18を含む。本発明に従って 装置をこのような仕方で構成することによって、その装置は、大半の使用者に望 ましい、コンパクトなサイズ及び小さい「足跡」を維持しつつ、病院の試験室で の使用に十分な瓶保持容量を有する。これは、容易に利用できる状態にそして引 出しを開けたとき試験室技術者の手が容易に届く範囲に瓶を依然保持する一方、 瓶が処理段階の間のほとんどにおいて装置内に保持されることができることによ る。本発明に従って作られた装置のコンパクトなサイズは、大半の状況、特に病 院において、重要な利点の一つである。なぜなら、典型的な微生物学試験室内に 収容されている非常に多くの機器及び装置のために、試験室のスペースは一般に 限定されているからである。
図1を参照して、各引出しの正面は、その引出し内に保持されている標本に関す る情報を表示するための、及び、その引出しに関して使用者が特定の機能を制御 することを可能にするための、情報パネル/使用者インターフェースを含んでい る。(図1において、引出しI6のための情報パネルは、参照番号17によって 示されている。)例えばLED又は液晶ディスプレイ装fl (LCD)によっ て情報パネル上に表示される情報は、引出し内の温度、「陽性」と読み取られた 標本瓶の本数、追加の標本瓶のための利用できる配置の数を含む。使用者によっ て制御され得る機能には、引出しの開放及び閉鎖や、並びに、例えば引出し内の 陽性の読み取りを知らせるよう設計された警報の不能化が含まれる。しかしなが ら、他のタイプの情報もパネル上に表示できること及びそして他のコマンドも同 様に使用者インターフェースから所望により入力できることは理解されよう。
本発明のシステムは、好ましくは、多数の標本取扱いモジュールが単一のマイク ロコンピュータとインターフェースするように設計される。この方法により、所 望のように、システムの標本保持容量が実質的に増大する。モジュールはまた、 好ましくは、システムが占有するスペース量を最小にするために、望むならば、 互いに積み重ねられるように設計される。
再び図1を参照して、引出し16は、スライド可能にハウジング32内に受け入 れられている。好ましい配列においては、一対の一体をなすスライド延長部34 a、34bが、ネジ、ボルトその他によって、引出しの最上部に隣接した位置に おいて引出し16に固く固定されている。スライド延長部は、軌道36a、36 b内にスライド可能に受け入れられている。軌道36a、36bは、それら自身 、ハウジング32の内部に固く取り付けられた受け入れガイド(示さず)内に、 スライド可能に受け入れられている。慣用のボール軸受はアセンブリー(示さず )は、スライド延長部34a、34bが軌道36a、36b内を自由にスライド すること、及び、軌道36a、36bが受け入れガイド内を自由にスライドする ことを許容する。スライド延長部34a、34b、軌道36a、36b及び受け 入れガイドは、引出し16がハウジング32にスライドして出入りすることを許 容するものである三部分ボール軸受はスライドの形で商業的に入手できる。Ba rnes Engineering Company、 Anaheim、 C a1iforniaによって製作された 三部分ボール軸受はスライドモデルN o、 ESBBで成功した。好ましくは、該スライドは、引出し内において一般 的である温度条件下に耐食性を維持しながら、引出し16.18を適切に支える よう、電気メッキされた焼入れ鋼で作られている。
図10は、引出し16の底がスライド可能にハウジング内に取り付けられている 仕方を示す。単一の三部分ボール軸受はスライドが、平らに横たえて配置されて (すなわち、図1に示した三部分スライドのスライド延長部34a、34bに関 して時計方向に90°回されて)、ハウジング内で片側から片側へと引出しが「 ぐらつく」のを阻止している。スライド延長部(示さず)は、引出し16の長さ だけ実質的に延びる長手方向の窪み150内において引出し16の下側に固く取 り付けられている。この延長部は軌道152内に受け入れられており、この軌道 は、今度は、引出しハウジングの内部に取り付けられた受け入れガイド154内 に受け入れられている。
引出しの最上部を取り付けるに際して、ボール軸受はアセンブリーは、延長部が 軌道152内を自由にスライドでき、そして軌道152が受け入れガイド+54 内を自由にスライドできるようにするために使用されている。
図1及び10は、三部分ボール軸受はスライドを用いて引出しをハウジング32 にスライド可能に取り付ける一つの方法を示すが、引出しは、例えば慣用のスラ イド、舌及び溝よりなる構成そめ他のようないかなる適当な手段を用いてハウジ ングにスライド可能に取り付けられてもよいものである、ということは理解され よう。
やはり図10に示した好ましい−の配列において、第1の、閉鎖した配置t(そ こでは引出し及びその内容物は実質的にハウジング32内に囲い込まれている) と、第2の、開放した配置(そこでは、引出し及びその内容物は実質的にハウジ ング32の外側にある)との間で引出し16を動力で動かすための手段も提供さ れている。引出しは、例えばマイクロコンピュータ14から又は図1の情報ディ スプレイ装置/使用者インターフェース17がら入力される使用者のコマンドに 応答して動かされる。図10に示したように、モータ装置156に動力を供給す る。ベルト伝動装置156は、今度は、ネジ山つき引出し突出部+60とかみ合 うスクリュー駆動装置158を回転させる。引出し突出部160は、引出し16 の下側かどに隣接して固く取り付けられている。モーターMが駆動すると、回転 するスクリュー駆動装置が引出しを動力で、所望により双頭の矢印の方向にハウ ジングに出入りさせる。引出し16が一旦その開放又は閉鎖配置に達すると、適 当なフラッグが、モーターMを停止させるようマイクロコンピュータに信号を送 るために使用される。
本発明を実施するに際して、ハウジングに引出しを機械的に出入りさせるための 他の手段、例えばベルト伝動装置、ギアアセンブリーその他を使用してもよいこ ともまた理解されよう。
今や図2を参照して、引出し16はまた、複数の標本含有容器を保持するための 手段をも含む。この容器保持手段は、処理に際して標本瓶を保持するよう適合さ せた複数のラック2o、22.24.26.28.30の形をとってよい。各ラ ックは、標本瓶を収容するよう寸法を与えられた複数の瓶受は入れ開口38を有 する。以下に一層詳細に記述するように、各瓶受は入れ開口38の底には、瓶の 内部の底に固定されたセンサーの光学的読み取りを行うための光学的ユニット4 6がある。図2においては、瓶受は入れ開口は、一般的に円柱上の標本瓶を収容 するよう円形として描かれているが、種々の形状(例えば、長方形、三角形、又 は多角形)を有する開口もまた適当な状況においては使用できるものであること は理解されよう。加えて、引出し16は各10本の瓶を収容した6個のラックを 備えて描かれているが、他の量がラック内に保持されてもよいということは理解 されよう。実際、各モジュールの容量を最大にするためには、各引出しが可能な 限り多くの瓶を収容することが好ましい。
引出しが閉鎖配置にあるときには、容器保持手段は、実質的にハウジング内に、 すなわちそれに覆われていなければならない。容器が実質的にハウジング内に配 置されそれによって装置が占有するスペース量が減少する限り、容器保持手段が ハウジングに完全に囲い込まれている必要のないことは理解されよう。同様に、 引出しが開放配置にあるとき、容器保持手段は、実質的にハウジングの外側に、 すなわち装置のオペレーターによって容器が容易にアクセス又は除去できる配置 に、なければならない。
図面に示されているように、ラックが一体のアセンブリーを形成するために一緒 に固定されていても、又は引出し16内に取り除き可能に取り付けることのでき る個別のユニットとして製作されていてもよいことは理解されよう。ある状況に おいては、離れた場所で標本瓶を挿入でき次いでその後ラックを装置内へ再挿入 できるよう、個々のラックが除去できることが望ましい。これが、ラックを取外 し可能に取り付けることのできる枠を引出し内に備えることを含む、いかなる方 法でも達成できる、ということは理解されよう。
各瓶保持ラックの面には、LED (発光ダイオード)パネル15が備えられて おり、これは発光ダイオード19の配列を含み、それらのうち2個は各瓶受は入 れ開口38に関連付けられている。各開口に関連付けられたLEDは、使用者に 、その開口内に収容されている瓶についての光学的読み取りの状態に関する情報 を提供する。
例えば、赤いLEDは、瓶試験「陽性」を示し、一方縁のLEDは今のところは まだ「陰性Jと試験されている瓶を示す。パネル15は、瓶収容開口の全てのた めのLED配列並びにマイクロコンピュータの制御の下にLEDヘオン/オフ情 報と電力を伝達するための関連する回路とを含んだ、プリントされた回路板の形 をとってもよい。パネル15は、次いでVelcro■ファスナー又は類似の手 段によって、ラックに取り除き可能に取り付けられてよい。
図7は、瓶取保持ラックの一つの一部分を一層詳細に描く。各瓶受は入れ開口に 隣接して、開口内において所定の実質的に一定の深さに繰り返し保持されるよう 、取り除き可能に標本含有容器を把持するよう適合させた把持手段がある。この 深さは、予め決定されており、光学的ユニットが標本含有容器に固定されたセン サーを、十分規定された再現性ある位置から検査することを許容し、それによっ て、容器が取り除かれ次いて再挿入されたときでも一層正確な光学的読み取りを 保証するよう、実質的に一定である。把持手段は、開口の外周に隣接して配置さ れた、一つ又はより多くの可撓性の腕を含んでなるものであってよい。把持手段 は、一つ又はより多くの腕の形を取ることができる。図7において、把持手段は 、ラック内の瓶を繰り返し配置し支持するために各円筒形の開口38の外周の周 りに配置された、3つの外方へ延びる指40a、40b、40cを含む。これら の指は、開口に隣接して上方へ突き出すよう、ラックの基部に固定されるか(図 9に示した)又はそれと一体に形成されていてよい。本発明の−の形態において は、指40a、40b、40cは、各ラックの基部と共に、アクリロニトリル− ブタジェン−スチレン(ABS)樹脂又はアセタール樹脂(例えば、Delri n■E、 1. DuPont de Nemours & Co、の登録商標 )のような、適当な熱可塑性樹脂より一体成形されている。好ましくは、指40 a、40b、40Cは、開口の外周の周りに約1200の均一な間隔をあけて配 されている。指40a、40b、40cの各々は、標本瓶の外表面のかみ合い領 域とかみ合うよう形状の与えらた、後退した部分41a、41c(指40bの後 退した部分は図7では見えない)を含む。各指のフランジのある末端42a、4 2b、42cは、開口38内に挿入された培養瓶の肩とかみ合うよう設計されて いる。
好ましくは、指40a、40b、40cは、培養瓶の直径より小さい開口を形成 するように配置されている。その場合、指40a、40b、40cは、瓶を受け 入れるよう、そして瓶が開口内に一旦所定の深さまで挿入されたとき、フランジ のある末端42a142b、42cと協力して培養瓶の肩と[スナツプフィツト できる」機構的配列でかみ合うよう、外方へ撓み又は変形することもできなけれ ばならない。そのような配列は、幾つかの利点を有する。第1に、それは、正確 且つ一貫した光学的読み取りを保証するために、瓶の底を(及び、その結果、瓶 に固定されたセンサーを)確実に且つ再現性をもって光学的ユニット46に対し て正しく位置決めすることを助ける。第2に、そのような配列は、開口内に瓶が 正しく納まっているとき好ましくは触知し得る及び/又は可聴のフィードバック を装置のオペレーターに与え、瓶を装填し位置決めするに際した誤差を減少させ るのを助ける。そのような触知し得るフィードバックがない場合には、オペレー ターは、瓶を開口内にいろいろな程度に挿入することがあり得、それは光学的読 み取りにおける不正確さと一貫性のなさとをもたらすであろう。
瓶受は入れ開口内の瓶の把持ための代わりの一手段が、図9に示されており、図 は瓶保持ラックのうちの一つの一部分を示す。この具体例においては、瓶把持手 段は、バネステンレス鋼のような弾性金属より形成されたバネ53を含む。再び 、各瓶のために少なくとも三つの、そして好ましくは四つのバネ53が備えられ ること、及びそれらが開口の周りに等しく間隔を開けられていることが好ましい 。しかしながら、二つ又は一つのバネさえも使用できるということは理解されよ う。バネ53は、底板57(それは、この具体例においては、アルミニウム又は 他の適当な金属から作られている)に、リベット止め、溶接その他慣用的な手段 により取り付けられている。底板57は、瓶120の内部に固定されたセンサー (示さず)が光学的ユニット46によって光学的に検査されることができるよう 、そこに形成された複数の開口を有する。各バネ53は、瓶120を把持するた めに一端に屈曲部55を有する。屈曲部55は、瓶120の湾入部又は滑り止め 47の形態をなす対応するがみ合い領域とかみ合うよう、形状が与えられている 。バネは、可撓性であり、瓶120が瓶受は入れ開口に挿入されたとき、瓶12 0を受け入れるためにバネ53が外方へ弾性的に変形するよう、弾性変形可能で ある。開口内において正しい深さに瓶が一旦完全に納まると、バネ52は、実質 的にその元来の位置に復帰して、瓶120の滑り止め47とかみ合う。このこと は、瓶がバネ53と固い、機械的かみ合いへと「スナツプフィツト」したときに 与えられる触知できる及び可聴のフィードバックによって、オペレーターに明ら かである。
取り除き可能にラック内に瓶を保持する他の類似の方法、例えば瓶の滑り止めに かみ合うよう設計されたボール・スプリング・プランジャー、瓶を把持するよう 瓶受は入れ開口内に配列された複数のバネ、変形可能なプラスチック又はゴムの 0−リング、又はカム及び梃子把持配列等もまた使用できることは、当業者に理 解されよう。同様に、瓶のかみ合い領域は、瓶の全外周を取り巻く連続的な滑り 止め(図8に示したような)又はより局部的な領域のような、いかなる形状をも とることができる。この点、上述のように、このような配列の目的が(1)光学 的読み取りにおける一層大きな正確さと予測性を保証することを助けるために、 培養瓶の底を光学的ユニットに隣接した、そして実質的にこれに対して心合わせ された所定の配置に確実に保持すること、(2)瓶がラック内に一旦正しく納ま ったときオペレーターに何らかの形の触知できる及び/又は可聴のフィードバッ クを提供すること、及び(3)オペレーターがラック内に瓶を再現性ある且つ反 復可能な仕方で配置することを助けること、であることを銘記することが重要で ある。
図9はまた、光学的ユニットと関係回路が瓶保持ラックの底板57に取り付けら れる仕方を示す。複数のPEMファスナー59が、底板57にその長手方向にそ って間隔を空けて固く固定される。各PEMファスナーは、その反対端に隣接し て環状の基部54及び複数のプロング56を有している。複数の光学的ユニット 46−各瓶受は入れ開口に一つ−が、プリント回路板(PCB)41の長手方向 に沿って取り付けられている。PCB41には、光学的ユニットに電力を提供す るため、及び光学的読み取り値(これは、以下に一層詳細に説明されるように、 光学的ユニットによって電圧に変換される)を記憶と後の使用のためにマイクロ コンピュータへ転送するために、必要な回路が備えられている。PCB41はま た、その長手方向に沿って形成された複数の穴を有する。PCB41をその瓶保 持ランクに取り付けるためには、PCBが環状の基部54と係合するまでPEM ファスナー59上のプロング56がPCB4]上の穴に挿入される。プロング5 6は、PCB41の穴を通過できるように内方へ変形し、次いでPCBを環状の 基部54と係合して保持するよう元の配置にバネのように戻る。この方法により 、PCB41は、瓶保持ラックに容易に取り付けられ、修理又は取替えのために 容易に取り除くことができる。
図1及び2に最もよく見られるように、各引出しの内側には、好ましくは、7字 型溝164(それは、引出し16を横断して長手方向に延びる)内の中心に配置 されたバーコードリーダー162が備えられている。溝+64は、瓶受は入れ開 口38の一つに挿入されようとしている標本瓶を収容できるように寸法が与えら れている。
好ましくは、バーコードラベルは、標本の採取された患者を同定するため各標本 瓶の側面に付されている。多くの病院が今日、患者の詳細な情報がその患者の特 有のバーコードに関連づけられているものであるシステムを採用していることは 理解されよう。そのバーコードを含むラベルは、次いてその患者に関する治療及 び手順を追跡しそして同定するのに使用される。本発明の装置が、病院のバーコ ードシステムと、可能ならば、インターフェースできるものであることが意図さ れている。代わりに、バーコードラベルは、標本を追跡し、それらを特定の患者 から来たものと同定するため、本発明の装置と共に使用するためのみに作り出す ことができる。
使用者が標本瓶を引出しに挿入したいと思うとき、彼又は彼女はバーコードラベ ルを担持した標本瓶の領域を7字型溝164内に置き、そして患者情軸をスキャ ンしてマイクロコンピュータに入れるように、瓶をバーコードリーダー162を 横切るように引く。システムは、患者情報がその瓶の光学的読み取り値と関連づ けられることができるように、該瓶が引出しのどこに置かれているかを自動的に 検出する。光学的読み取り値及び関連した患者情報は、後の検索及び使用のため に記憶される。
図1及び2にやはり見られるように、引出しの内面には第2の使用者インターフ ェース/情報パネル−166が備えられている。この使用者インターフェースは 、使用者が一定の追加の操作を行うことを可能にし、利用できる瓶受は入れ開口 内へ新たな瓶を挿入するための指示のような、追加の情報を提供する。
本発明の別の重要な特徴は、スライド式引出し内に標本瓶が保持されている間、 瓶の温度を制御し維持するためのシステムである。
多くの細菌の生育を促進するための最適温度は約35乃至37°C1より好まし くは、約35℃であるから、多くの血液培養適用には、標本中のいかなる細菌も できるだけ迅速に増殖しそれにより陽性培養を検出するに要する時間を短縮させ るよう、瓶をこの温度に又はその近くに維持することが重要である。従って、本 発明は、(1)微生物の生育を促進するに適した高められた温度へと引出しの内 部を加温し、そして(2)引出しが閉鎖配置にあるときには引出しの内部をその 高められた温度に又はその近くに維持するための、スライド式引出しと操作上関 連した手段を含む。好ましい一形態においては、そのような手段は、今や詳細に 記述される強制的空気対流システムを含んでなる。
図3は、瓶保持ラックを取り除いた状態のスライド式引出し16し16内に垂直 に配置された前方ダクト6oがある。前方ダクト60は、実質的に中空であり側 面61において開いており、該側面は引出し16の内部に面している。前方ダク ト6oは、基部において底板62に取り付けられており、底板は、引出し16の 内部底に隣接して前方ダクト60に対してこれを横切る方向に配置されている。
引出し16の内部後方端に隣接して、垂直に配置された後方ダク1−64があり 、これは引出し16の内部に面した側面63において開いており、やはり底板6 2に取り付けられている。好ましくは、ダクトは、次いて曲げそして溶接される が又は他の慣用の金属成形方法によって、押し抜きされた金属シートより形成さ れている。しかしながら、ダクトが、成形されたプラスチックのような他の材料 より形成されてもよく且つ種々の形状及び構成に形成されてもよいことは理解さ れよう。
標本取扱いモジュール内において引出し16か閉鎖配置にあるとき、垂直に延び ている前方及び後方ダクト62.64の上側開口63.65は、次の仕方でモジ ュール内に配置されている上側ダクト66の対応する開口と一致する。上側ダク ト66は、通常倒置されたU字型の通路を形成する。引出し16が閉じられてい るとき、この逆U字型の通路は、引出し16内に配置された前方及び後方ダクト の上側開口63.65と一致し、それにより空気はこの上側通路から前方及び後 方ダクト60.62内へ循環することができる。
上側ダクト66内に配置されて、送風機ファン68及び加熱コイル70がある。
マイクロコンピュータからの指令に応答して、ファン68がエネルギー供給され 、図3の矢印の方向に空気を押しやる。空気は加熱コイル70上を通過し、そこ で温められる。加熱された空気は矢印の方向へと下方へ通過し、引出し16内に 配置された後方ダクト64の上側開口65を通って引出し16の内部へ入る。
後方ダクト64には、複数の羽根72が備えられており、それらは、加熱された 空気を導いてラック内に保持された培養瓶を越えて、回って、及び横切って流す ために、傾斜している。羽根72の間の開口は、瓶保持ラックの位置と一般に一 致している。(図3において、一つの代表的な瓶か、保持ラックなしに、参照番 号76で示されている。) 図3に示したように、羽根はまた、後方ダクト64の最上部から底部へとサイズ (そして特に幅)が増大している。空気の流れはファン68からの距離が増すほ と減少することから、この構成は、引出し内に保持されている各版に、加熱され た空気を実質的に均一な仕方で分配することを助ける。
版上を通過しそれによってその中に含まれている標本及び培地を加温しつつ、加 熱された空気が閉じた引出し内を循環した後、それはファン68の力の下に通過 して前方ダクト6o内へと入る。空気は、次いで、上方へと(図3の最も左の矢 印の方向に)、空気温度をモニターする温度プローブ67を通って通過する。温 度情報はマイクロコンピュータへと移送されるが、マイクロコンピュータは、標 本瓶中の細菌の生育を促進するため引出し内部の温度を約35乃至37°C及び 、より好ましくは、約35+2/−ピCに維持するために、ファン68及び加熱 コイル70に必要なときにエネルギー供給するようにプログラムされている。こ れは殆との微生物にとって好ましい温度であるが、他の適切な温度範囲に内部温 度を維持するように装置を設計することも可能であることは理解されよう。例え ば、多くのタイプの真菌を培養するための好ましい温度は、約31゛Cである。
一般に、装置は、検出すべき特定のタイプの微生物に最適な温度を維持するよう 設計されなければならない。培養瓶の温度が微生物の生育を促進するための許容 できる限界内に維持される限り、引出し内部の温度のいくらかの揺らぎが許容で きることもまた理解されよう。
加熱された空気が実質的な量として引出しから逃げそれによって瓶が許容できな いはと冷えるのを防止するために、一旦引出しが閉鎖配置に入ったとき過剰な空 気漏出から実質的に引出しをシールするための方法もまた備えられている。この シール手段は、図6に示されており、該図は、図1の線6−6に沿って取った標 本取扱いモジュール12の上面図である。モジュールが隔壁78を含むことがわ かるであろう。隔壁78は、アルミニウム又は他の適当な材料で作られており、 ゴムパッドのような遮断材料でライニングされていてよい。隔壁78の各末端は 、設置ネジ84によってモジュールハウジング内の対応する指示柱82に取り付 けられた隣接した延長部80を有する。各設置ネジ84は、延長部80にある細 長いスロット(示さず)を通過して、対応する柱82にあるのネジ山つき受け入 れ開口(示さず)内へと通っている。この方法により、隔壁78は、スライドし て引出し受け入れ領域86に出入りする引出し16の方へ又はこれから離れる方 へと、各末端において調節されることができる。
図1及び6を同時に参照して、隔壁78が機能する仕方を見ることができる。引 出し領域86へと内方へ動かすよう隔壁78を調節することにより、引出し16 が引出し受け入れ領域86内へと内方へ動かされるとき、一方の、前方及び後方 ダクト60.64の面、及び底板62と、他方の、隔壁78との間にシールが創 り出される。隔壁78は各末端のスロットに沿って移動することから、引出し1 6が引出し受け入れ領域86内へと垂直方向に正確に移動しないときてさえ、又 は取付は公差その他のために前方及び後方ダクトが上側ダクトと正確に位置合わ せされていないときでさえも、それはシールを最適にするよう調節されることが できる。
引出し18に、図1において引出しの最も左の側に近接して類似のシール配列が 同様に備えられていることもまた理解されよう。その結果は、瓶ラックを取り囲 む引出しの内部に実質的に漏れのないチャンバーが創り出されることである。こ うして、加熱コイル7゜によって発生された熱は、瓶が保持されている引出しの 内部に実質的に閉じ込められることができ、この瓶保持引出しから逃げ出すこと がない。しかしながら、加熱された空気が実質的に引出しの内部に閉じ込められ ている限りシールが完全に気密的である必要はないということは認識しなければ ならない。この点、一旦瓶が適切な温度まで加熱されれば、熱の多くは瓶内の液 体培地に保持されることが見出された。こうして、一旦培地が適切な温度にまで 加熱されると、幾らかの量の空気漏出は許容できる。同様に、引出しは、不当な 熱損失なしに瓶の追加及び取り除きのために定期的に開かれてよい。実際、ある 例においては、少量の空気漏出は、温度が適正範囲を越えて上昇したとき、引出 し内の温度を急速に低下させるのに役立つことができる。
瓶を加温するために好ましい加熱システムが上述のように強制的な空気対流を利 用している一方、引出し内部を加温する(及び/又は直接的に標本瓶を加温する )ための他の手段もまた使用してよい。例えば、加温手段は、瓶保持ラックを直 接に加温する加熱要素を含んでなることもできよう。熱は、次いで、間接的に標 本保持層及び引出し内部を温めるであろう。加熱手段はまた、ラジェータータイ プのシステムを含んでなることもできよう。その場合、加熱された水が引出し内 の導管を通され、それによって標本瓶及び引出し内部を間接的に加温する。
装置にはまた、瓶がラック内に保持されている間に定期的に及び周期的に瓶を揺 する又は動揺させるための手段が備えられている。
そのような動揺は、微生物によって産生されたCO7が培地全体に拡散しそれに よって、瓶の底に固定されたセンサーと迅速に接触することを保証することによ って、瓶内の微生物を一層迅速に検出することの助けとなることが知られている 。(図8を参照して、センサーは参照番号100によって示されている。)先ず 図4及び5を参照して、動揺システムが今や詳細に記述されよう。図4及び5は 、動揺サイクル内の三つの瓶保持ラック2o、22.24を示す。ラック20. 22.24は、各々第1の一対の撮り支持体102a、102bに回動可能に取 り付けられている。
ラック20を個別に取り出すと、回動ピン106及び軸受け(示さず)が、ラッ ク20の後側109に隣接した位置においてラック20の片側に第1の振り支持 体102aを回動可能に取り付けるために使用されている。第2の回動ピン及び 軸受けは、同様の仕方でラック20の反対側に振り支持体102bを回動可能に 取り付けるために使用されている。ラックが静電気(それは潜在的に光学的ユニ ットのための回路に干渉する)を蓄積するのを防止するために、焼結された金属 のような導電性の材料で作られた軸受けが好ましい。
このようにして、光学的ユニットのための電気回路に電気接地への通路が備えら れる。
ラック20はまた、ラック20の瓶受は入れ面116に隣接した位置において、 一対の駆動支持体112a、112bに取り付けられてもいる。振り支持体10 2a、l02bの場合のように、駆動支持体112a、112bの回動的取付け は、回動瓶及び軸受けが伴っている。他のラック22.24の各々は同様に、振 り支持体102a、102b及び駆動支持体112a、112bに類似の仕方で 取り付けられている。
以下に詳細に記述した駆動機構によって、駆動支持体112bは、交互に且つ周 期的に、上の方向(図5において矢印によって示されている)へそして下の方向 (図4において矢印によって示されている)へと駆動され、それによって、取り 付けられたラック20.22.24を、一般的に水平な配置(図4に示されてい る)と上方へ傾斜した配置(図5に示されている)との間で動かす。この動揺運 動は、細菌によって産生されたC O2の培養瓶全体への及び、特に瓶の底に固 定されたセンサーへの拡散を容易にさせるよう、瓶及びそれらの内容物を動揺す る。
今や図11を参照して、動揺駆動機構が詳細に記述される。モーターMは、軸1 70を回転させるが、これは軸受け172a、172b、+72c上に支持され ている。可撓性の継ぎ手+74が、モーターMに対する軸170の位置合わせの ズレによる如何なる衝撃をも吸収する。円形カム176が、軸170の末端に取 り付けられている。カムフォロアー178が、カムにカム176の外周に隣接し た位置に固(取り付けられている。カムフォロアー178は、今度は、腕182 にある長円形のスロット180内にスライド可能に受け入れられている。腕18 2は、駆動支持体112bに固く取り付けられておりこれに力を伝える。モータ ーMが作動するとき、軸170、カム176、及びカムフォロアー178は、回 転される。
カムフォロアー178が長円形のスロット180の右側に到達したとき、それは アーム1B2に、及びそれにより駆動支持体112bに下方への運動を与える。
(下方へ変位したアーム182が図11において点線で示されている。)同様に 、カムフォロアー178がアーム182の長円形のスロット180の左側に到達 したとき、それはアーム182に、及びそれにより駆動支持体112bに上方へ の運動を与える。軸170の連続回転は、それによって、ラックに、図4及び5 に示した周期的揺動運動をさせる。所望のときに、この周期的揺動を停止させる ために、容器保持手段と(直接に又はモーター若しくは軸170上に作用するこ とによって)操作上結合している慣用のブレーキアセンブリーの形態のブレーキ 手段が使用される。
図12に示されたように、本発明の重要な特徴の一つは、腕182、駆動支持体 +12b、及びラック20.22.24に与えられる、周期的揺動運動である。
図12は、ラック20上に位置する点Pの、固定された参照点からの距離を示す ドウエルチャートである。この固定された参照点は、ラック20が最下位の位置 にあるときの点Pの位置として選ばれる。軸170が回転するとき、本発明の駆 動機構は、固定された参照点からの点Pの移動距離を、実質的に正弦波的な様式 で増減させる。
点Pの実質的に最大の及び最小の移動に近い点(図12において括弧で示した) において、正弦曲線の勾配は相対的に小さいことが分かるであろう。曲線の勾配 は点Pの速度に(及び、従って、瓶保持ラックの速度に)比例することから、ラ ックの速度は移動の最大点及び最小点付近において相対的に小さいことが分かる 。
これは、装置の作動にとって重要な結果を有する。光学的読み取りは、(光学的 読み取りに際してセンサーが完全に液体で覆われていることを保証するために) ラックが休止状態にあり且つ傾斜した配置のときになされなければならないこと から、瓶が傾斜した配置にあるときに、瓶を定期的に停止させる必要がある。ラ ックの速度は、それらが傾斜した配置に(すなわち、最高移動点に)あるときに 最低であることから、これは、不当な応力をブレーキアセンブリーに加えること なく回転軸を(及び、従ってラックを)停止させる便利な点を提供する。同様に 、培養瓶の除去及び追加のため1こオペレーターがラックに容易にアクセスする ことを許容するためには、ラックが最低配置に(すなわち、水平線に最も近い配 置に)あるときにラックを停止させることが望ましい。再び、ラックの速度はま た、それらが最低配置にあるとき(すなわち、実質的に移動点の最小距離にある とき)に、最も小さく、これは、回転軸を停止させるためのもう一つの便利な点 である。これらの停止位置から軸の回転を再開させることがまた望ましい。これ がモーターにかかる応力を最小にするからである。
そのような配列はまた、本発明の実施において使用し得るモーター及びブレーキ 手段のコストを低減させる、という重要な利点を有する。特に、与えられた軸の 角運動のためのラック移動の距離が、ラックの移動の最大及び最小距離の付近の 位置では小さいことから、軸の回転を停止させるに際してこれらの点において一 層大きい余裕が許容される。回転が厳格な公差で運動を停止される必要がないこ とから、比較的安価なモーター及びブレーキシステムを使用してよく、こうして 装置の総コストが低減される。
図14は、実質的に正弦波パターンの運動を瓶保持ラックに与えるための、代わ りの機械的配列を示す。この配列においては、回動腕190が、カム176の回 転運動を駆動支持体112bへ伝達するために使用される。回動腕190の第1 の末端は、回動点192にて、カム176にその外周付近の位置において回動可 能に取り付けられている。第2の、回動腕190の反対端は、駆動支持体112 bに回動点194において回動可能に取り付けられている。図14における矢印 の方向へのカム176が回転するとき、正弦波パターンの運動が駆動支持体11 2b及び、最終的に、瓶保持ラックに与えられる。(カム176の約180°の 回転の後の回動腕190の配置が、1m14に点線で示されている。)実質的に 正弦波の運動パターンを与えるために、ギア・アセンブリーその他のような種々 の他のシステムもまた使用できるであろうということは、理解されよう。
本発明の別の重要な特徴は、CO2センサーにおける変化を機械的に関知するた めの光学システムである。図8に最もよく示されているように、センサー100 は、培養瓶120の底壁の内側に固定されている。好ましい形態においては、セ ンサーは、同時継続している1988年8月31日提出の米国特許出願第238 710号及び/又は1990年11月5日提出の米国特許出願第609278号 (これらのいずれも、”Measurement of Co1or Reac tions by Monitoring a Change of Flu。
re!5CenCe!″と題されており、本出願の所有者に誼渡されている。こ れらはいずれもここに参照により導入され、本発明の一部をなす。
)の開示に従って作られる。
米国特許出願第609278号に開示されているように、センサーは、好ましく は、発色体層122を含んでなり、これはシリコンのようなガス透過性、水素イ オン不透過性マトリックス内にカプセル化されたpH感受性発色体よりなる。発 色団層122に隣接して、発蛍光団層124がある。発蛍光団層124は、アク リルポリマーのような水及びガス不透過性のポリマー内にカプセル化された蛍光 色素よりなる。瓶120がまっすぐ立った配置のときは、発蛍光団層124は、 好ましくは、発色団層122の上に配置される。瓶取扱いラックにある開口内に 納められたとき(図7を参照)、発色団層122は、それによって、光学的ユニ ット46と発蛍光団層124との間に配置される(すなわち挟み込まれる)。図 8に示した形態においては、発蛍光団層124は、複数の放射状の切り抜き12 1を有し、それらは発蛍光団層124の中心付近からその外周へと延びる。(こ れらの切り抜き121は、上から見たとき、発蛍光団層124に「ヒトデ」の外 観に類似の外観を与えている。)切り抜き121は、発色団層122の一層多く の表面積を瓶内の液体に暴露させ、それによって、瓶内の微生物によって産生さ れたCotが発色団層122へと一層迅速に拡散するのを許容する。
図7及び8は、光学的ユニットを詳細に示す。該ユニ・ノドは、少なくとも一つ の、及び好ましくは一つより多くの、光源の形の光放射手段を含む。複数の光源 が好ましい。これは、培養瓶上のセンサーの配置に変動がある場合でも、励起光 がセンサーの配置された瓶の領域にあたるのを助けるからである。図7及び8に おいては、四つの発光ダイオード(LED)126が、光源として働いている。
図8において最もよく示されているように、各LED + 26は、LEDによ って放射された光の円錐を規定するプラスチックレンズ127を有している。で きるだけ多くの光が瓶120のセンサー100が配置されている領域に導かれる ことが望ましいということは理解されよう。すなわち、プラスチックレンズ12 7は、LEDによって放射された光の円錐をセンサーの近くに導いて迷光を最小 にするのを助ける。Marktech 1nternational、 Men ands、 New Yorkにより製造された、MT 350 AK−UGの 製品番号名を付されたLEDを用いて成功している。これらのLEDは、超高輝 度GaP緑色光放射を有し、そしてT−13/4ウニオータークリア・レンズを 使用している。製造業者によれば、これらのLEDは次の最大性能を有する(7 8225°C)。すなわち:順電流、25mA;逆電圧、5V:電力損失、10 5mW、ピークパルス電流、150mA :作動温度範囲、−50乃至約100 °C0製造業度範囲、−50乃至約100°C0製造業者によれば、これらのL EDはまた、電気光学的特性をも有する(78225°C)。すなわち:順電圧 、典型(2,2V)、最大(2’、5V);逆電流、最大(10μA);発光強 度、最低(100/200mod) 、最大(200/300mod);ピーク 波長、典型(565nm);視角、典型(30°)ニスベクトル半値幅、典型( 30nm)。
LED 126は、中心に配置された光検出器モジュール128の周囲に配置さ れており、モジュールは以下に詳細に記述されている。LED126は、それら が、開口38内に置かれた培養瓶120の底内側に固定されたセンサー100を 完全に照らすように配置されている。好ましくは、LEDはまた、ハウジング1 30内にも保持されているが、ハウジングは、適当なプラスチックで成形される か又は他の慣用の手段によって作られることができる。
光学的システム作動は、図8を参照することによって、最もよく理解される。L ED 126は、それらが、発光波長範囲に入る光を、そして好ましくは、一般 に、発蛍光団層124中の発蛍光団を励起する波長範囲に入る単色光を発するよ う選択される。例えば、上記に同定した商業的に入手できるLEDは、一般に、 565nmのピーク波長と約30nmのスペクトル線半値幅を有する単色光を発 する。これらの特性を存する光は、発蛍光団であるオキサジンl、7、〇−過塩 素酸塩及びオキサジン4−過塩素酸塩(これらは、本発明発明の実施における好 ましい発蛍光団である。)を励起するのによく適している。
LEDからの光は標本瓶に(そして瓶を通過した後、センサーに)衝突し、発蛍 光団層124内にカプセル化された発蛍光団を励起させて、蛍光を発生させる、 すなわち、より高い電子順位からより低い電子順位へと移る際に放射線を発生さ せる。検出すべき光は、標本瓶内の発蛍光団から発する。センサーから発するセ ンサー発光は、励起光と異なるスペクトル特性を有している。すなわち、それは 異なるピーク波長を有する。好ましい発蛍光団は約580乃至650nmのピー ク波長の光を放射する。
を産生し、それはガス透過性の発色団層122内へと拡散し、それによって発色 団層+22内のpH変化を起こさせる。このpH変化は、今度は、発色団の吸収 スペクトルの変化を引き起こす。微生物の有意な生育は、追加のCO2産生をも たらし、それは発色団の吸収を更に変化させる。同時継続の米国特許出願第60 9278に開示されているように、発色団は、好ましくは、その吸収スペクトル が発蛍光団層124中の発蛍光団の励起及び放射スペクトルと重なるように選択 される。この方法により、発色団の吸収スペクトルの変化−一これは微生物の生 育によって起こされる−は、発蛍光団に到達する励起光並びに発蛍光団がら放射 されるセンサー光を調節する(好ましい形においては、弱める)であろう。発蛍 光団に到達する励起光と発蛍光団から放射される放射光との双方におけるこの減 弱は、測定可能であり、光学モジュール128によってモニターできる。結果は 、瓶+20内における微生物の生育は、発蛍光団の励起及び放射の測定可能な減 弱に相関づけることができる、ということである。
本発明の光学的検出システムの成功に寄与する重要な特徴は、光学的検出ユニッ ト128の独特の構成である。検出ユニット128は、標本瓶内のセンサーから 発せられた光エネルギーを、検出可能な信号へと変換するための、光検出手段を 含む。好ましい形態においては、光検出手段は、光検出器(示さず)の形をとり 、これは光エネルギーを電流へと変換する。United Detector  Technology、 Hawthorn、 Ca1iforniaによって 製造された、HDT 455の商品名の付されたフォトダイオードを用いて成功 している。このフォトダイオードによって発生された電流は、慣用のトランス・ インピーダンス増幅器によって電圧へと変換される。この電圧(これは瓶内の細 菌生育量に相関付けることができる)は、次いで、周知の手段により測定される 。
重要なことに、検出ユニット128にはまた、LEDから放射される波長範囲に 入る実質的に全ての光の、光検出器への到達を阻止するために、LED光源と光 検出器との間に光学的に挿入されたフィルタ一手段が備えられている。このフィ ルタ一手段は、励起光のスペクトルと発蛍光団の放射光スペクトルとの間の実質 的な分離を得るために、注意深く選択される。このスペクトル分離は、図13( これは、LEDによって放射された光のスペクトルと発蛍光団の放射スペクトル との双方を概念的に示すグラフである。)を参照することにより最もよく理解さ れる。LEDにより放射された光のスペクトルは、発蛍光団により放射されたセ ンサー光より短いピーク波長を有する。しかしながら、励起光と放射光の双方が あるバンド幅を有することから、両スペクトルの幾らかの重なりがある。この重 なり領域(大きく誇張しである)は、図13において単一ハツチを入れた領域に よって表されている。フィルタ一手段は、光検出器が十分な強さの蛍光信号を受 信するが、しかし励起光のスペクトルと蛍光放射光のスペクトルとの重なり量が 最小となる(好ましくは完全に除去される)、ように選択される。図13におい て、交差ハツチをいれた領域に入る波長を存する光のみが光検出器に到達するこ とが許される。フィルタ一手段は、他の如何なる光が光検出器に到達することを も阻止する。この方法により、蛍光放射の領域は、励起光と放射光との重なり( 図13において交差する領域raJによって表される)が最小であるように選択 される。そのような重なりの量は全体の信号の20%未満であることが好ましく 、より好ましくは5%未満、そして更に好ましくは1乃至2%又はそれ未満であ る。一般に、実質的なスペクトル分離を達成するためには、励起光と蛍光放射と の間でのピーク波長の差が、少なくとも約IO乃至15nmそして、好ましくは 25乃至80nm又はこれをより大きいものでなければならない。蛍光放射のみ が測定されるように、いかなる少量の重なりも光学的信号から電子工学的に「引 き去る」ということもまた好ましい。
フィルタ一手段は、発蛍光団によって放射される光の波長以外の波長を有する光 −LED I 26によって放射された励起光の実質的に全てを含む−が光検出 器に入るのを実質的に阻止することを目的として選択されることが分かるであろ う。この方法により、検出システムは、蛍光を発する発蛍光団によって放射され た光景外の波長を有する光(LED + 26によって放射された励起光を含む )に対して、可能な限り高度に、光学的には実質的に「盲目」である好ましい具 体例において、光学的フィルタ一手段は、特定の選択された値より短い波長を有 する光が光検出器に入るのを阻止するロングパスフィルターよりなる。発蛍光団 層124のために選択された発蛍光団がオキサジンl、7. O−過塩素酸塩又 はオキサジン4−過塩素酸塩であるときは、このロングパスフィルターは、約6 45nmより短い波長を有する光が光検出器に入るのを阻止するよう選択される 。この方法により、発蛍光団により放射された光は光検出器に検出されるが、し かし645nmより短い波長を有する光(約565nmにピーク波長を有する、 LEDによって放射される実質的に全ての励起光をも含む)は検出されない。D uryea、 Penn5ylvaniaの5chott Glassにより製 造された、製品名RG 645の付されたガラス・ロングパスフィルターを用い て成功した。このフィルターは、本発明の実施における使用のための光学的特性 を有する一体化されたユニットを形勢するために、商業的に入手できる上述のフ ォトダイオードに取り付けることができる。
そのような光学的配列は、微生物のための検出システムにおいて使用するための 重要な利点を有する。この光学的配列は、励起光と発蛍光団により放射された光 との実質的に完全な光学的分離を許容し、それにより背景ノイズを有意に減少さ せる。センサーによって透過した単色光を直接的にモニタリングすることに基づ く比較し得る諸システムは、光源からの光が装置内の他の光学的表面(瓶の底を 含む)から反射されて光学的システムに直接到達するために、存意にノイズが多 い。全く対照的に、本発明の検出システムは、励起光に対して実質的に光学的に 「盲目」であるため、発蛍光団を励起光によって一杯に満たすことができ、それ によって、検出システムに影響するノイズを実質的に増大させることなく例外的 に強い蛍光信号を生み出すことができる。これは、システムの感度を増大させる 助けとなる。
光学的ユニットが各々の瓶受は入れ開口について備えられていることから、単一 の検出ユニットを較正する際に見られる問題は大幅に減る。これは、発生したシ グナルに影響を与える変数を、読み取りが行われる前に読むことができ、次いで 続く読み取りが行われるときに信号から[引き去る」ことができるという点にお いて、各ユニットが効果的に「自己較正」しているからである。
特定の光学的配列がここに開示されたが、発蛍光団によって放射された光景外の 光に対して検出器が実質的に[盲目」にされる限り、他の配列も採用できるとい うことは理解されよう。例えば、光検出器に対する励起光源の位置及び幾何は、 実質的に全ての励起光の光検出器への到達を阻止するよう、変更できよう。同様 に、他のタイプの光学的装置及びフィルター(干渉フィルター及びガラス以外の 材料で作られたフィルターを含む)もまた使用できよう。
特に、上記の光学システムを市販のグレードの標本培養瓶と共に使用するのに適 合させる際に、全体の感度を更に一層改善することが必要であることが判明した 。これは、市販のグレードの瓶の底壁が通常凸状であり、そのため、より慣用の 瓶(その場合瓶壁は比較的平らである)の場合に較べて該瓶壁表面に配置された センサーが光学系から一層大きな距離に位置するという事実によるものである。
検出システムから遠くへ離れてセンサーが配置されるほど蛍光信号が減少するた め、従来許容可能であったシステム中の光学的「ノイズ」レベルは、より好まし い市販のグレードの瓶が使用される場合には許容不能となる。加えて、溶血性の 微生物が瓶内で培養されていると、「血液ブリップ」すなわち蛍光信号の突然の 低下が、追加のノイズをつ(り出し、それによって更に感度を低下させる。
図15A及び15Bに最もよく見られるように、検出システム及びセンサーを、 例えば周囲環境からの光並びに患者サンプル及び培地からの光のような外部の光 源からより完全に隔離することによって、システムにおける光学的ノイズのレベ ルが有意に減少できることが思いがけな(発見された。ノイズのこの減少は、よ り丈夫ではあるが、しかしより光学的には一貫性が一層低く望ましくない市販の ガラス培養瓶の使用を許容した。そのようなシステムはポリマー性の培養瓶(そ れらは、市販のガラス瓶に比して一層丈夫で一層コストが低い)の使用をも許容 すると信じられる。
今や図15Aを参照して、本発明の改良された光学システムの好ましい一形態が 図解されている。光学ユニット46は、特別に設計されたスペーシャル・フィル ター200が光学ユニット46と培養瓶202との間に配置されていることを除 いて、上記のそれと同一であることが分かるであろう。図15Aに図解されてい る瓶202が凸状の底壁203を有していること及びセンサー+00 (この底 壁に取り付けられている)が従って、慣用の培養瓶が使用されたときに比して光 学ユニット46から幾分遠くに離れて配置されていることに注意。
該スペーシャル・フィルター200は、その中央に形成された開口204を有し 、そして好ましくは、成形された黒いポリマー性の材料のような光吸収性の材料 で作られている。しかしながら、該スペーシャル・フィルターが該開口204を 通る以外の該光学ユニット内への光の通過を実質的に遮断する限り、他の光遮断 性の材料を用いてもよいことは理解されよう。フィルター200は、外部の光源 からの光が光学ユニット46に、そして特に光検出器128に到達するのを阻止 する機能を果たすよう、可能な限り多(の光を吸収する材料で作られているのが 好ましい。この方法により、L E D 126から放射される励起光は好まし くはセンサーのみへと導かれ、尚一層好ましくは、センサーの、ある選ばれた位 置へと導かれる。図15Aに示されているように、開口204を規定している壁 206は、可能な限り多くの励起光をセンサー上へ集中させる助けとなるよう円 弧状又はテーパが付けられている。
以下に一層詳細に記述されているように、センサー上へ励起光を集中させること に加えて、スペーシャル・フィルター200はまた、センサー100以外からの 光(周囲の光並びに瓶培地及びサンプルからの光など)が光学的検出システムに 、そして特に光検出器128に到達するのを実質的に阻止する助けとなる。
今や図15Bを参照して、スペーシャル・フィルター200が一層詳細に図解さ れている。上述のように、スペーシャル・フィルター200は、好ましくは、黒 いDelrin■のような、光吸収性のポリマー性材料で成形されている。加え て、該スペーシャル・フィルター200の上側表面は、好ましくはテーバがつけ られており標本培養瓶の瓶壁の外側表面の形状に全体として一致するよう輪郭を 与えられている。しかしながら、該フィルターは、瓶のセンサーにのみ、又は好 ましくはその選ばれた部分にのみ導かれる光学的開口を作り出す効果を有する限 り、如何なる他の材料で作られていてもまた如何なる慣用の仕方で形状を与えら れていてもよいことは理解されよう。
例えば、該スペーシャル・フィルターは、如何なる種々の異なった開口形状と形 とを有する多くの異なった形状に成形又は押し出されることもできよう。該フィ ルターはまた、システムにおけるノイズと最も関連のある特定の波長の光を選択 的に吸収する材料で、又は選択された光が光学的検出システムに当たることを別 の仕方で阻止する材料で作られることもできよう。
本発明の好ましい形態においては、該スペーシャル・フィルター200は、その 外周の周りに間隔をあけて下方へ延びた複数のタブ208a、208b、208 Cを備えている。該スペーシャル・フィルター200を光学ユニット46に組み 込むに際して、これらのタブ208a、 208b、 208cは、該光学ユニ ット46のハウジングの対応する窪み210a、210b、210C内に挿入さ れる。(第4のタブ及び対応する窪みは図15Bには見えない。)該スペーシャ ル・フィルター200は、次いで該光学モジュール46のポリマー性のハウジン グに該ポリマー性のタブと、該窪みを取り囲んでいるポリマー性の材料とを一つ に融解させることによって溶接される。この方法で、該スペーシャル・フィルタ ー200が該光学モジュールに溶接されてこれと一体となる。しかしながら、該 スペーシャル・フィルターが該光学モジュールのポリマー性のハウジングと一体 に成形又は形成されててもよく、又は接着剤若しくは機械的係止装置のような他 の手段によって該モジュールに取り付けられてもよいことは理解されよう。
スペーシャル・フィルターに加えて、本発明の改良された光学システムは、更な る面を含む。図15Aを再び参照して、重要な追加の特徴の一つは、センサー1 00への光遮断用第3層の付加である。
(この第3の層は、図15Aにおいて参照数字208によって図解されている。
)該第3の層208の目的は、センサー100の発蛍光団層、124と発色団層 122とを、スペーシャル・フィルター200の開口204を通過するL E  D 126からの励起光以外の、外部の光源から光学的に実質的に隔離すること である。これらの外部の光源には、例えば、周囲環境のからの光、及び、重要な のは、瓶内のサンプル及び培地から発する又は反射される光である。
本発明の好ましい形態においては、第3の層208は、瓶内の微生物によって産 生された二酸化炭素が該第3の層208を通って最終的に発色団11122へと 拡散するよう、ガス透過性の光吸収性の材料で作られている。活性炭(カーボン ブラック)の微粉末を均一に分散させたシリコンで作られた第3の層を用いて成 功が得られている。
該活性炭は、センサーの他の層に外部の光が入ることを阻止するのに必要な所望 の光学的性質を与えるために第3の層を黒色にし光吸収性にする。しかしながら 、該層が外部の光が該センサーの他の層に当たるのを阻止する一方向も標本中の 微生物によって産生された二酸化炭素のような代謝産物が該第3の層を通って最 終的に発色団層内へと拡散することを許容する限り、該第3の層の製造において 様々な材料が使用できることは理解されよう。例えば、活性炭代替物、粉末化黒 曜石その他の不活性な黒色の材料を含む広範な種々の光吸収性の材料もまた、そ れらの材料が該発色団層への二酸化炭素の拡散を大きな程度までに妨害しない限 り、シリコン中に拡散させることができよう。同様に、他のガス透過性でプロト ン非透過性の材料もまた、該光吸収性の材料をカプセル化するために使用できよ う。
図15Aに図解されているように、第3の層208はセンサー100の外側の露 出された表面(すなわち、それを通してセンサーが光学的に検査されるものであ る瓶202の底壁203の内側表面に固定された部分以外の全ての表面)を実質 的に包み込み又は被覆している。
この方法で、光吸収性の光学的バリ了が、励起光が通過する底表面以外の、セン サーの全表面を実質的に取り囲んでいる。
センサー100の該第3の層208及びスペーシャル・フィルター200が、外 部環境からの光及び瓶の内部から放射され又は反射された光を含む外部の光の実 質的な部分が光学ユニットそして特に光検出器に到達するのを阻止する助けとな る光遮断手段すなわち光バリアを形成するために協力していることは直ちに理解 されよう。このようにして、検出システムを、発蛍光団層124の蛍光放射以外 の源からの、発色団層122により変調された妨害光から実質的に隔離すること が可能である。
勿論、第3の層208はまた、瓶の内側底表面の全部を覆うように拡張されてい て、それによってスペーシャル・フィルター200の機能をも果たしてもよい。
しかしながら、スペーシャル・フィルターのような機械的なフィルタ一手段を使 用するのが一般には好ましい。それは該装置内に機械的構造を含めること及び瓶 への挿入の前に該第3の層をセンサーの一部として成形することが比較的容易だ からである。他方、瓶の内側表面に材料を加えることは、しばしば困難且つコス トのかかるものとなる。
本発明の三層センサーを作るに際し、一般には、先行の出願番号07/638, 481 (特にその実施例2及び3に提示されたもの)及びo7/609.27 8(今や米国特許第5.173.434号)に提示された方法を、上述の第3の 光吸収性の被覆層を追加して使用できることが理解されよう。この第3の層は、 活性炭をシリコンエラストマー及び触媒中に均一に分散させ、得られた混合物を 真空に曝すことによって脱気し、次いでこれら2つのセンサー層の適当な表面を 該混合物で被覆することによって作られる。この三層センサーは次いで瓶内に挿 入されその底壁面に固定される。(瓶内への挿入を容易にするために、自動的な 又は半自動の挿入装置がノブを「掴む」ことができるよう、該センサーがその最 上部表面に突起又はノブを備えて形成できることは理解されよう。) 以下の実施例は、本発明の三層センサーを製造し標本瓶内に挿入することのでき る仕方を更に説明している。
実施例−一三層センサーの製造 該センサーは好ましくは3つの層よりなる。すなわち、発蛍光団層、発色団層、 及び光遮断性の「黒色」第3層である。発蛍光団層は、眼科グレードの透明なポ リカーボネートプラスチック(GE 0Q21)を用いて作られるが、それはレ ーザー染料(Eastman Kodak、 0xazine 4 Perch lorate)と組み合わせられる。この組み合わせの工程において、該染料は 、有機溶媒中に溶解されそして原料プラスチックのペレットが該染料溶液で均一 に被覆される。ベレットの被覆に続いて、プラスチックが融解され、混合されそ して原料を形成するために再押出しされる。得られた材料は、融解され次いで8 つのキャビティを育する型内に高圧で注入されることによって成形される。該蛍 光染料は熱に対し高度に感受性であることが知られているから、材料の時間/温 度プロフィールの極度に緻密な制御が維持されなければならない。該層は材料を 上述の「ヒトデ」形の層へと形成するように形づくられる。加えて、以下に更に 詳細に記述されているように、該層は、発蛍光団層の中央から突出する「ノブ」 を形成するように設計してもよい。
発色団層は、pH感受性の染料の混合物を組み込んであるガス透過性シリコンで ある。該染料混合物は、567nm乃至650nmの範囲の光の透過に関する吸 光度特性を変化させるよう設計される。発色団層のための原料は、シリコン(W acker 5ilGel 601)、ブロムチモールブルー塩、水酸化ナトリ ウム、及びエチレングリコールである。該pH感受性の染料混合物は、シリコン 基材と混合され、真空チャンバーを用いて脱気される。該材料は次いでKunt sの液体射出成形機を用いて射出成形される。射出成形工程においては、型は発 蛍光団層を保持し、一方吸収層が注入されて硬化され、それによって、発蛍光団 層をカプセル化する。(もしも該発蛍光団層が上述のような突出するノブを伴っ て形成されると、このノブが発色団層中へと下方へと延びそして、センサーが培 養瓶の内側壁に固定されたときに、下方へ突出してそのため光学的検出システム に一層近くなることが理解されよう。そのような配列は、有用であり得る。蛍光 性の染料を含存するこの突出したノブが、ここに記述の光学的検出システムによ って一層容易に検出できるからである。これは、今度は、瓶が瓶受入れ開口内に いつ挿入されたかを検出することを容易にすることができる。この工程において 、発蛍光団層の上の吸収層の厚みと均一性が最大限に重要である。厚みの小さな 変動が最初の光学的値とシステムの感度の双方に影響を与えるからである。現在 の現在の目標は、発色団層については0.015インインチ−0,001インチ である。
第3の層は、前述のサブアセンブリーの背後に成形される。この層は、吸収層に 使用されたのと同じシリコンで、3重量%のカーボンブラックを添加して作られ ている。(得られた材料は、上述のようにしてやはり脱気される。)製造の方法 は、異なった型(それは上述の21iiのサブアセンブリー受は入れる)が培養 瓶の内側壁面に固定されない表面の上に0.030インチの黒い層の成形を許容 すること以外は、発色団層のそれに従う。加えて、上述のように、培養瓶内への センサーの挿入を容易にするためにノブ又は突起がこの黒い層に形成されてもよ い。センサーは、接着剤としてシリコンを用いる等の慣用の手段により瓶の内側 瓶壁面に固定してよい。
上述の改良された光学システム及びセンサーはシステム内のノイズを実質的に減 少させてそれによって感度を改善するのに適合させであるが、得られる信号の処 理における更なる改良もまた可能である。従って、図16及び17は一緒になっ て更にノイズを減少させそれによって検出の感度を改善する光学的検出システム の別の特徴を図解している。図16を見ると、装置10が、光学ユニット46の ための制御回路を含むのが分かり、その制御回路は、数字400によって一般的 に参照されている。この制御回路400は、電力供給402を含み、それは例え ば共通の電圧変化電流源+10から電力を受けてよい。電力供給402は、更に 説明するように、電力ライン404を介して、LEDI26の作動に適したレベ ルの直流電流(D C)の電圧及び電流を供給する。ライン404は、チョッピ ングされた方形波のDCm力を分技電カライン408を介して提供する変調機4 06に、DC電力を供給し、それについての電圧波形は、図17の電圧一時間グ ラフに線410として描かれである。電力ライン40Bの1つの分枝は、チョッ ピングされたDCt力を光学ユニット46のL E D 126に供給し、それ によってこれらのLEDは、図17の線410によって示された波形を実質的に 複製している光出力信号を生み出す(図16のLEDI26を去る矢印412で 示されている)。
上述の説明の観点からよく理解されるであろうように、光412 ft、センサ ー100を照らし、それによりこれらのセンサーは、入射する励起光412に対 する蛍光応答を与える。センサー100の蛍光応答によって生み出されたこの光 は、図16において矢印414(こよって示されている。矢印414によって表 されているこの光は、光学ユニット46のフォトダイオード128に入射し、そ のためこれらのフォトダイオードは、この入射光に対する電圧応答を生み出す。
残念なことに、光414は、フォトダイオード128へ入射する唯一の光で(よ ない。追加の培養瓶120の挿入のためには不可避であるように、引出し16. 18が開いているとき、周囲の室内光もまたフォトダイオード+28に影響を及 ぼす。周囲の室内光からのこの影響には、自然の太陽光が含まれるが、全体とし ては60サイクルの点滅の波動形態を有するであろう。また、機器10の環境中 の種々の源からの電子的ノイズも、フォトダイオード128からの出力信号中に 存在し得る。
結果として得られる光学ユニット46の一つのフォトダイオード128からの合 わさった出力信号は、図17のグラフ上に電圧一時間線416によって示されて いる。この出力信号は、フォトダイオード128からの出力ライン418上に現 れる。フォトダイオード128の各々は、更に説明するように、マイクロコンピ ュータ14と接続した別個の出力ライン418を有する。図17の線410と4 16との比較力)ら分かるように、フォトダイオードからの出力信号416は、 L E D 126からの励起光に帰すことのできる、電圧波形410と同様の 周波数を有する有意な成分420を有する。
各フォトダイオード128からのそれぞれの出力ライン418は、帯域フィルタ ー422(それは信号4100周波数に一般的に一致した通過周波数を有する) 及び信号416の成分420に接続している。この帯域フィルターは、信号41 6のいかなる直接の電流成分をも除去し、そして他のノイズ成分からの信号成分 420の粗い区別を提供する0バンドパスフイルター422からのこのフィルタ ーされた出力は、ライン424を介して増幅器426に提供される。この増幅器 426は、信号のレベルを一層容易に測定できるレベルへと増大させ、それはラ イン428上に提供される。ライン428上の信号についての電圧波形は、図1 7において線428゛ で描かれている。分かるように、この点において、信号 は一般に、等しくないプラス及びマイナスの値及び回路の電気容量による波形の 幾らかの丸まりを伴った正弦波の波形を存する。図17には描かれていないが、 当業者は、波形428゜が種々の形のノイズ成分を含有することを認識するであ ろう。
次に、ライン428上の信号が同期させた復調器430の作動に付される。復調 器430は、電力ライン408の分枝接続によって変調器406の出力4]0と 同調して同期されている。この復調器430は、図17の線432として描かれ た増幅機能を有する。復調器430のこの増幅機能は、信号410の電圧レベル がゼロの間はマイナス1(−1)の値を有する。すなわち、増幅機能についての マイナス1は、信号が反転されていることを意味する。信号410の電圧レベル がゼロより上へ上がってLED126からの光出力信号を生み出したとき、復調 器430は、プラス1(+1)の増幅値を有する。この場合、プラスlの増幅因 子によって、信号は実質的に変化なしに通過する。
従って、信号428゛は、全ての信号がプラスであるように整流される。ノイズ 信号は、同様に、復調器430を通過して全ての波が整流される。すなわち、信 号部分420と位相の揃ッたノイズ信号の半分がプラスの値を持ちつづけ、一方 ノイズ信号の他の半分は、復調器430の−1の増幅によって反転される。更に は、関係する信号は、積分にプラスの貢献をするように整流される。無関係の信 号は、積分したとき除去されるように整流される。こうしてノイズ信号は互いに 除去しあう。
図17を考察すると、信号410及び図17の線432によって表された復調器 430の増幅値が、互いに同期し位相が揃っていることが直ちに分かる。すなわ ち、発光ダイオード126への作動信号及び光応答性のフォトダイオードからの 応答信号に適用される増幅のレベルが、互いに同じ位相で増減する。復調器43 0の出力は、ライン434によって積分器436に提供される。図17において 、この復調器出力は、線434′で表されている。容易に理解できるであろうよ うに、ノイズ信号のプラス及びマイナスの部分は、積分されると互いに打ち消し 合う。他方、信号部分420は積分されると出力電圧(Vout)を与え、それ は図16において矢印438で示されている。この出力信号はマイクロコンピュ ータ14に与えられる。また、このコンピュータがラック20〜30の如何なる 開口38中のセンサー100から蛍光応答を受信することができるように、フォ トダイオード128の各々からの該出力rVout Jは、同様の信号処理チャ ンネルによってマイクロコンピュータ14に与えられる。
図16に描かれている該制御回路400の構造を観察したので、この回路につい ての2つの、特に有利な動作の方法に注意を向けることができる。容易に理解で きるように、引出し16.18が閉じており培地132中の微生物の存在が検出 されようとしているとき、LED126が照らされフォトダイオード128の応 答がマイクロコンビュ−夕14によって受信されて解析される。この動作のため には、発蛍光団124の種々の応答レベルの間の非常に高レベルの区別、並びに 発色団122によって変調されたものとしての発蛍光団124の応答レベルの変 化の非常に高レベルの区別が、各標本類120について比較的長い積分時間を用 いて検出できる。すなわち、ラック20〜30内の標本類120の各々について 積分機436において実施される3秒という積分時間が、コンピュータ14によ るセンサー100応答のレベル間の非常に細かな識別を許容する。こうして、培 地132中の微生物の生育の存否が容易に検出できる。
他方、ラック20〜30への追加の標本類120の挿入のために引出し16又は !8が開いている状態では、該制御回路400の別の動作が特別の利点を有して いる。すなわち、技術者が追加の標本類120を挿入しようとするとき、新しい 標本類を受け入れた開口と空のままである開口38とを同定するために、ラック 20〜30中の空の円筒状の開口38の各々の光学ユニット46が、マイクロコ ンピュータI4によって順次迅速にスキャンされることができる。こうして技術 者は、患者の同定に関するバーコードに入れられた情報のみならず、空の開口3 8の一つに新しい標本類が装填されようとしているということをコンピュータ1 4が知らされるよう、バーコードリーダー164を通過させてチャンネル+62 に沿って標本類120をスキャンすることができる。これらの状況の下において は、空の開口38についての光学ユニット46の各々が、各約lOミリ秒の積分 時間をもってスキャンされる。
このスキャンは、図17の線416の部分420によって表されるもののような 何らかのレベルの特徴的な応答を単にめている。勿論、空の開口3Bはセンサー 100を備えた標本類を含んでいないから、空の開口は関連したフォトダイオー ドからの特徴的な応答の欠如によって同定することができる。
前には空であった開口においてマイクロコンピュータ14がそのような応答を検 出すると、コンピュータプログラムの目録制御部分に2つの項目の情報が確立さ れる。第1に、コンピュータは、技術者によって丁度スキャンされた標本類が同 定された開口38の一つに入れられたということを知らされ、そしてコンピュー タはその後、その標本からの如何なる将来の結果についても特定の患者を同定す る。第2に、コンピュータは今や、この新たな標本類が入れられている、前には 開いていた該開口38が、もはや、該取扱っている技術者によって次の標本類が 何処におかれるかを同定するためにスキャンする必要のある空の開口のリストに はない、ということを知っている。
制御回路400のだめのこの第2のモードの動作の結果は、機器10にを取り扱 う技術者がコンピュータのキーボード及びスクリーンからラック20〜30内の どこに標本類を挿入すべきかについて同定する必要がないことである。技術者は 、バーコードリーダー164を通過させてチャンネル162に沿って標本類を単 にスキャンし、確認信号(視覚的又は聴覚的であってよい)を短い間待ち、次い で開いている開口38のいずれにでも該標本類を挿入することができる。
コンピュータ14は、制御回路400とのインターフェースにより、この新たな 標本類が入れられた開口を同定する。新たに占有された開口38から空の開口を 区別するのに十分である僅かlOミリ秒の検査時間で、この同定過程はコンピュ ータによって非常に迅速に完遂されることができるため、もしラック20〜30 の全てが空(若しくは殆ど空)であった場合でさえも、技術者は2秒おきに1瓶 の速度で(又は所望により一層速く)標本類を単にスキャンして挿入することが できる。従って、機器lOへの標本類の装填は、第2のモードの動作で制御回路 を使用することにより相当に迅速化され、且つ、標本類を間違った開口38内に 置くことによる過誤の契機は、実際上除去される。この第2のモードの動作はま た、標本類がう・ツク20〜30から除去されようとするときにも、当然推測で きるような利点をも有する。新たに空にされた開口38は、コンピュータによっ て迅速に同定されて、新たに挿入される標本類のためにスキャンされる空の開口 のリストに加えられる。
以下は、ヒト血液中の細菌の存在の検出において本発明の装置を使用できる仕方 を更に説明するサンプルプロトコールである。このプロトコールで該装置によっ て実施される機能をモニターし制御するためにマイクロコンピュータをプレプロ グラムするのに使用できるソフトウェア・プログラムの詳細な記述は、本明細書 への添付書に見出される。
装置プロトコールのサンプル 菌属症の症状を呈している患者から血液が採取され、病院の微生物試験室に持ち 込まれ、そこでそれは細菌の生育を誘導する培地を含有する培養瓶に接種され、 そしてサンプルを患者とリンクする情報を含んだバーコードを貼付される。モジ ュールの引出しの一つの正面にある使用者インターフェースにより、機器のオペ レーターはマイクロコンピュータへの引出しを開けるためのコマンドを開始する 。もしもその時瓶保持ラックが動揺されつつあるのならば、瓶保持ラックがその 最低の動揺配置の付近にある時に動揺を停止させるためにコマンドが送られる。
代わりに、もしもその時光学的読み取りが行われつつあるのならば、読み取りは 引出しが開かれる前に完了される。システムは、好ましくは、引出しが開いてい るときには動揺、加熱、そして光学的読み取り機能が働かない(そして再始動で きない)ようプログラムされている。
マイクロコンピュータは、次いで、引出しを開けるために引出し開放モーターの 作動を信号する。一旦引出しが開(と、オペレーターは、引出しの内側に配置さ れたV字型溝及びバーコードリーダーを横切るように培養瓶上のバーコードを引 き、バーコード情報をスキャンしてシステムに取り込む。この情報は、マイクロ コンピュータに転送され、これは内側情報パネルへ、オペレーターに瓶を開いて いる瓶受は入れ開口内に入れるよう促す信号を送る。オペレーターは、瓶を適当 な開口内に、それが「スナツプフィツト」して瓶保持手段とかみ合うまで挿入す る。上述の制御回路は新しい瓶が入れられた開口を速やかに同定する。その後は 、瓶の光学的読み取りは、スキャンされてシステムに取り込まれた患者情報と関 連付けられる。
図3に示された温度制御システムによって、引出し内の温度及び、従って、瓶の 温度は、微生物の生育に好ましい温度に維持される。マイクロコンピュータは、 その温度を規定の限界内に維持するために、ファン及び加熱要素の作動を必要に 応じて信号する。定期的に、一定の間隔で、マイクロコンピュータは、図4.5 、及び11に示したシステムを用いて、瓶を動揺するよう動揺モーターに信号を 送る。やはり一定の間隔で、瓶が最も高い動揺配置にあるときに、瓶保持ラック の動揺が停止される。ラックがこの配置にある間、光学的読み取りが行われる。
システムは、空の開口と瓶を収容した開口とを光学的信号の性質により識別する 能力を有する。光学的読み取り値は、マイクロコンピュータに転送され、そこで それらは患者情報と関連づけられ、後の検索及び使用のために記憶される。
もしも特定の標本の光学的読み取りが所定の閾値を超えているならば、マイクロ コンピュータはそのサンプルを「陽性」として処理し、その情報を装置に転送す る。試験室にいる者に対してこの情報を通報するために、可聴の警報が作動され る。マイクロコンピュータはまた、オペレーターのために陽性培養を同定するた め、その瓶に隣接した適切なLEDを照らすコマンドも送る。その瓶は、次いで 取り除かれることができ、感染している細菌が同定できそして適切な治療法(適 切な抗菌剤を含む)がその患者に対して処方されることができるよう、再培養さ れることができる。
マイクロコンピュータはまた、該標本に関するデータを記憶しそして操作するよ うプログラムされていることから、そのデータのプリントアウトを、表、グラフ その他を含む種々の様式で作ることもまた可能である。
本発明は、特定の目下好ましい構成要素及び配列との関連において記述されたが 、当業者は、構造、配列、部分、要素、材料、段階及び構成要素について、本発 明の原理から外れることなく本発明の実施に際して使用できる多くの修正を認識 するであろう。
添付書 使用されている術語 次の各術語は、この文書を通して使用されている。それらを、参考のため以下に 提示する。
プールの 2つの可能な状態を有した一2値の。
コマンド ホストPCから機器へ送られるメツセージであり、それは機器にある動作を実施 するよう、あるデータを返すよう、あるパラメータを設定するよう、等の命令を する。
コマンドロプロセッサ コマンドを受け取り(ホストから又は他のモジュールから)そしてそれらのコマ ンドに従って動作するか又はそれらを他のモジュールへ動作のために中継するソ フトウェアモジュール。
文脈 参照の枠。マルチタスク・システムにおいては、文脈は、与えられたタスクに「 属する」メモリ(コード、データ、スタック)及びプロセッサ状態(すなわちレ ジスタ内容)である。
文脈スイッチ 状態図におけるエツジの名称。イベントは、状態変化を起こさせる。
メツセージ タスク間で受け渡されるひと塊の情報。この場合、メツセージは、MMXによっ てタスク間に発せられる。ホストからのコマンド及びホストへの応答は、特別ク ラスのメツセージである。
MMX タスク間でメツセージを中継する、オペレーティングシステム・ソフトウェアの 構成要素。
モジュール ソフトウェアの、論理的に−グループをなす部分。一般に、モジュールは、単一 のコンパイレーション・ユニット内に収容されており、ソフトウェアシステムの ための要件の特定の一部を実行する機能及びデータを含む。
擬似符号 プログラム・コーディングの、正式でない造られた英語表現。
応答 先のコマンドの結果を中継する、装置からホストへと送られたメ独立した一連の 実行。オペレーティング・システムは、多数のタスクすなわちスレッドが同時に 実行されているように見せる便宜を与える。
変数 一片のデータ。
メツセージ受渡し基本事項 血液培養オペレーティング・システム、及び特にMMX、は、独立のタスク間に メツセージを転送するための機構を提供する。MMXは、多対多メツセージシス テムとして記述できるものを提供する。このことは、多くのタスクが特定のメツ セージを送ることができ、そして多くのタスクが特定のメツセージを受け取るこ とができることを意味する。
メツセージの受け渡しは、MMX中における(少なくとも)3つのステップを伴 う: 先ず、タスク、はとのメツセージを受け取るのに「関心がある」かを宣言 しなければならない。メツセージを送るために、タスクは、そのメツセージをM MXに[投函」しなければならず、MMXは、次いで、そのメツセージを受け取 る意図を宣言している他の全てのタスクにそれを届ける。メツセージを受け取る ために、タスクは、メツセージを「待つ」。そのタスクの実行は、そのタスクに ついてメツセージが入手できるまでは停止されている。
上に概略を描いた基本例についての変更には、「時間切れを伴う待ち」 (待っ ているとき、タスクが停止を維持する時間の量を限定する)を含む。他のメツセ ージが受け渡されることを許容しつつ、メツセージが、「保持され」−受は取り が後まで延期されてよい。保持されていたメツセージは、最終的には「放出」さ れて受け取られなければならない。
システム概要 Rel lerオペレーティング・システムは、先に行った血液培養システム設 計レヴユーにおいて記述したソフトウェア成分で構築されよう。このオペレーテ ィング・システムは、システムのオペレーションにおいて中心的役割を演するが 、この文書では広範囲に論することはしない。代わりに、この文書は、一般的に [アプリケーション」と呼ばれているソフトウェア成分に焦点をあてよう。ソフ トウェア成分はいずれも装置の全体的機能性に寄与している一方、ホストコンピ ュータにとって、そして結果としてユーザーにとって、最も重要であるそれらの 機能を実施するのはアプリケーションである。
要するに、アプリケーションは、本血液培養装置を、一台の血液培養装置にする 成分である。
アプリケーションは、7つのモジュール及びIOのタスクより構成される。すな わち、アプリケーションの立ち上げ及びタイム・マーキングを受け持つコーディ ネータ−・タスク、タスクのための標準のコマンドプロセッサ・インターフェー ス及び応答バスを提供することを受け持つホストコミュニケーション・タスク、 ユーザーを引出し内にアクセスさせるために必要な動作を取り扱うアクセスタス ク:アナログ読み取りのためのハードウェアを管理するアナログ読み取りタスク :瓶の読み取りのタイミングと記憶とを取り扱うことを受け持つ瓶読み取りの2 つのタスク:引出し内の温度を制御する2つの温度制御タスク:そして最後は、 引出し内の瓶の動揺のタイミングと開始とを受け持つ2つの動揺タスクである。
瓶読み取り、温度制御、及び動揺タスクは、主要コード本体が再入可能であるよ う、独立のデータセグメントをもって書かれよう。
全体的諸要件 * 各組につき、機械は、引出しが開いておりそ且つ動揺が進行していることに 依存して、定期的に瓶中のセンサーを読み、該情報を記憶しなければならない。
* 機械は、どの引出しく但し、ただ一つの引出し)へのユーザーのアクセスを も、いつでも許容しなければならない。アクセス時間及び長さは記憶されなけれ ばならない。
* 機械は、何らかの定期的ベースで温度を維持しそして記録しなければならな い。
* 機械は、要求があれば、記憶したデータをホストコンピュータに報告しなけ ればならない。
本 ユーザーのアクセスの時間、及び引出しの開放の時間的長さ(よ、記録され る。
* 各引出し内の温度は、記録される。
* 全ての瓶読み取り値は、記録される。
全体的仮定 I ICA八〇へ送られる光ボードは光システムを含み、口・ツク・イン検出器 が加わっている。
* 我々はGarrand CPUを使用する。110アーキテクチャ−は、本 日付現在のバージョンから有意には変更していない。
* ヒーターが各引出し内に取り付けられ、ソフトウェアはそれらを制御するよ う期待されるよう。
* 新たなモーターが、動揺と引出しの運動とを制御するために取り付けられよ う。これらのモーターについては粗い制御のみ(すなわち、モーターの作動及び 方向)があるであろう。
* オプトは再配置され、引出し閉鎖、引出し開放につし1てのフィードバック を提供するであろう。所望により、引出しが留まってし)る(ずっと閉鎖してい る)ことを示すために、第3のオプトが備えられよう。
* 動揺ホームオプトの機能性は変更されないであろう。
* コミュニケーションは未だ決定されていないPCとのシリアルR5−232 であろう。
文書を通して使用される約束事項 殆どのモジュールは以下のフォーマットを用いて記述される。
ロヰ■→E] 開始 TaskNameの概要 要件− TaskNameの設計要件。
仮定− タスク設計に際して使用される暗黙の又は実際的な、設計上の仮定。
支持されたコマンド− コマンド機能名(パラメータ)。
理想的流れ− 「造られた」英3ハ イベント− EventName : [ 擬似符号。 −コメント ] く非MNイX生成イベント〉 [ 擬似符号。
] (イベントに基づかないフードプロ・yり)[ 擬似符号。
コ 終了 一機能名(TaskName) − 上に例示のタスクにおいて、「支持されたコマンド−」は、その機能が、モジュ ールのコマンドブロセ・ノサによって提供されるであろうことを示す。(コマン ドブロセ・νす擬似符号は、この車側こ(よ記述されていない。) モジュール記述の「理想流れ−」の部分は、「造られた英語」で、モジュールの 主要な機能要件のためのオペレーションの理想的なシーケンスを記述するであろ う。
最後に、「イベント−」部分は、システム内に特定のイベントが生じたとき、各 タスクが実施する機能を記述する。
コマンドプロセッサでなく、またシステムイベントを支持するのにも直接関係し ない特別のコートブロックは、 ()で示した。
アイデンティファイア中にアスタリスク(r*」)が現れるところては、アスタ リスク よいことに注意。アスタリスクは、ある特定の引出しへ向かうタスクのために使 用されている。
開始 動揺制御タスクは、設定された動揺周期に可能な限り接近して、「その」引出し 内の瓶を動揺させるよう試みる。
要件− 動揺は、 * 定期的に行われ、 本 一定の時間行われ、 * 進行中の読み取りに干渉せず、 * 動揺中は読み取りが行われることを許さず、* 瓶読み取りより高い開始優 先性を有する、ものでなければならない。
仮定− * 動揺周期又は時間は変えることができる。
* 5秒間毎に増大するマーキング時間が、動揺サイクルを開始するために十分 な時間的分解である。
支持されたコマンド− 動揺周期を設定せよ9時間(5秒の増大)。
動揺周期を得よ。
動揺時間を設定せよ・時間(5秒の増大)。
動揺時間を得よ。
動揺を可能にせよ。
動揺を不能にせよ。
動揺開始を強制せよ。
動揺停止を強制せよ。
理想的流れ− 初期設定。
For forever do: 動揺周期後5秒の時間間隔が経過、 次いでこの引出しの瓶読み取りを停止せよ(Read[nhibit” )。
瓶読み取りが停止した後(Readlnhibited ” )、動揺モーター を始動せよ。
もし、動揺中に、Ag1nhibiビが受け取られたなら、動揺を停止させよ。
そうでないならば AgDurat ionの間、動揺を続けよ。
動揺を停止させよ。
AgPeriodカウンターをリセットせよ。
End for。
変数− AgPeriod :各動揺開始の間のFiveSecTicksの数。
AgDuration :瓶を動揺させるためのPiveSecTicksの数 。
AgitatingFlag :動揺が行われていることを示すプール。
Ag1nhibit ・非ゼロが動揺を停止させねばならず且つ動揺を開始して はならないことを示すものである、整数。
TimeCounter :次の動揺相(オン又はオフ)を開始するまでに進む べき時間チック周期の数。
イベント− AgEnable・ ・ 動揺を再度可能にせよ。
[ もしAg1nhibj fedフラッグ<>Qならば、そのときは[ Ag1nhibi tedフラッグを減らせ。
イベント・動揺が可能になる(デバッグ、時間、引出し):〕 コ AgInhibit ” : 動揺を〃L除しなければならない何がかシステム内に起ころうとしている。もし 我々が動揺させているならば、我々は停止しよう。
我々はいかなる更なる動揺をも阻止しよう。
[ もしもAgi tatjngFIagが設定されているならば、そのときは、 [ 動揺を停止させ、そして動揺装置を元に戻せ。
AgitatingFlagを消去せよ。
ReadEnable’を送れ。
PeriodCounterをAgPeriodをにリセットせよ。
コ イベント 動揺が阻止される(デバッグ、時間、引出し)。
Ag1nhibi fedフラッグを増やせ。
Ag1nhibited ”を送れ。
時間切れなしに待て。
] PiveSecTick : 標準システム時間間隔が満了した。我々は、動揺サイクルを開始すべき時か否か を見る必要がある。
[ もしTimeCounter < > Oならば、そのときはTimeCoun terを減らせ。
もしTimeCounter = 0ならば、そのときはもしAgi tati ngFIagが設定されているなら、そのときは、[ 動揺を停止させ、動揺装置を元に戻せ。
ReadEnable”を送れ。
TimeCounterに再ロードせよ(AgPeriod−AgDurati on)。
]、。
そうでないならば [ AgitatingFlagを設定せよ。
Readlnhibit ”を送れ。
] ] Read[nhibited ” : もしReadlnhibited ”が受け取られたら、我々はRead[nh ibiビメッセージをBottle”に送った。それは、我々が動揺を開始させ ようとしており、今やこのメツセージを受け取ったことによりそうすることに踏 み切ったことを意味する。
[ もしAgi tatingFlagが −Ag[nhibit ”が入り込んだ か?ならそのときは、 −ノー。前進に躊躇なし。
[ イベント:動揺が開始される(イベント、時間、引出し)。
動揺を開始させよ。
TimeCounterにAgDurat ionを再ロードせよ。
] ] 終了 開始 引出し内の温度を維持せよ。
要件−m− * 引出し内の温度は0.1°Cの精度で制御されなければならない。
(これはこの文書では述へられていない。)* ヒーターのデユーティ−サイク ルは定期的に調整されなければならない。
* Time/Drawerスタンプされた温度読み取り値は、定期的に記憶さ れなければならない。
*温度制御は、時々不可能にされるであろう。
仮定−m一 本 制御アルゴリズムは、読み取りと制御情報との双方を時間正規化することが できる。
* 温度読み取り値を得るに必要な時間は、ゆっくりロック・インするために必 要な時間の長さに依存する。
支持されたコマンドーー一 温度目標を設定せよ: 目標 温度目標を得よ: 目標 現在の温度を得よ。(両引出しが報告される。)加熱可能にせよ。
加熱不能にせよ。
次の温度読み取り値を取ってこい: 数値温度読み取りカウントを取ってこい。
理想的流れ一一一 1秒ごとの間隔で、この引出しから温度読み取り値を要求することを試みよ。
アナログ読み取り装置タスクが応答するのを待て。
アナログ読み取り装置が応答したとき、新たなヒーター・デユーティ−サイクル を算出し、それをヒーター[SRに連絡せよ。
もし読み取りを行わなかったなら、バッファ中の温度を記憶せよ。
変数−−− 3kipCounter :読み取りを循環バッファに入れる前に読み飛ばすべ き温度読み取りの回数 HeatPeriod :引出しヒーターの全制御期間DutyCycle : ヒーターの現在意図されているデユーティ−サイクル TickCounter :現在のヒーター状態に留まるための主クロツクチッ クの数。
HeatDisable :非ゼロは、ヒーターが作動されないであろうことを 意味する。
イベントーーー 0neSecTick : 我々は、毎秒温度を読み取ることを試みるであろう。
[ もしTemp InProgressが設定されていないならば、そのときはR eadAnalog (tempereture ” )を送れ。
] ”DrawerChannelRead :1 温度読み取りが完了した。
[ Sk i pCoun terを減らせ。
もし5kipCounter =ならば、そのときは[ 温度読み取り、時間、引出しをバッファに記憶せよ。
5kipCounterをリセットせよ。
] 新たなヒーターデユーティ−サイクルを計算せよ。
デユーティ−サイクルを更新せよ。
] DrawerOpen” : [ HeatDisableフラッグを設定せよ。
ヒーターを消せ。
] DrawerClose ” : [ HeatDisableフラッグを消去せよ。
] ([SR、主VRT)’7 ロックIsR内に連結) :[ もしHeatDisableフラッグが見えないならば、そのときは[ TickCounterを減らせ。
もしTickCounter = 0なら、そのときは[ もしヒーターがオンならば、そのときは[ ヒーターを消せ。
TickCounterをリセットせよ(HeatPeriod−DutyCy cle)。
] そうでないならば [ ヒーターをつけよ。
TickCounterをDutyCycleでリセットせよ。
] ] コ ] 終了 開始 引出し内の瓶を読め。
要件−m− * 各類につき読み取りは定期的に行わなければならない。
* 瓶の読み取りは時々不能にされよう。
* 時間/セルをスタンプされた読み取り値は記憶されよう。
? 読み取りは、データーをホストコンピュータにオフロードすることなくシス テムが作動できる時間量を最大にするミステリー・フォーマット中に記憶されよ う。
仮定−m− * 較正(セル標準化)は、手動のプロセスであろう。
* 瓶読み取りタスクは、ホストコマンドを介して、どの瓶を読み取るのかを告 げられるであろう。
本 読み取り正規化は、ホストによって行われるであろう。
操作上の仮定−一− * 較正されていないセルは、割り当てられないであろう。
支持されたコマンドー−− セルを可能にせよ(セル番号)。
セルを不能にせよ(セル番号)。
読み取りの数を得よ。
次の読み取りを得よ。
理想的流れ一一一 5秒ごとの間隔で、活性の瓶の表が確認される。
もし活性の瓶があれば、それについての読み取り期間が過ぎたか否かを判定する ために確認される。
もし読み取りが要求されるなら、読み取りはアナログ読み取りタスクから要求さ れる。
アナログ読み取り装置が応答するのを待て。
アナログ読み取りタスクが読み取り値をもって応答したとき、その読み取り値は 循環バッファに記憶される。
変数−−− ReadlnProgress :瓶読み取りが進行中であることを示すフラッ グ。
NoReads :読み取りが開始されてはならないことを示すフラッグ。
Bottle :記録の配列(引出し内の瓶の数)。
Active :このセルが規則的にサンプルされなければならないことを示す フラッグ。
Per i odCoun t :次の読み取りまでに残っている時間の数。
イベントーーー Read[nhibit ” : [ NoReadsフラッグを立てよ。
もしRead InProgressフラッグが見えなければ、そのときはRe adlnhibited ”を送れ。
] ReadEnable” : [ NoReadsフラッグを消去せよ。
] BottleRead” : [ 時間、セル、瓶読み取りを、循環バッファに記憶せよ。
瓶(セル) PeriodCountをReadPeriodにリセットせよ。
もしNoReadフラッグが設定されているなら、そのときはReadlnhi bited ”を送れ。
] FiveSecTick : [ インデックス=最少瓶番号(この引出し)反復 [ 瓶(インデックス)について行え [ もしくActiveフラッグが立てられており)及びPeriodCountが 非ゼロならば、そのときはPeriodCountを減らせ。
もしくBottlePeriod= O)且ツ(NoReadフラ・ソゲが立て られていない)ならば、そのときは [ ReadlnProgressフラッグを立てよ0ReadBottle” ( インデックス)を送れ。
] ] インデックスを増せ。
] (インデックス=(最大瓶番号(この引出し)+1)又は(ReadlnP rogressフラッグが立てられている)まで。
] 終了 開始 アナログ読み取りを実施するに必要な全ての操作を実施せよ。
要件−m− * アナログ読み取り回路の利用可能性は最大にしなければならない。
本 いかなるアナログ測定に関するオペレーションも、相互に干渉することを許 容してはならない。
仮定−一− * 一つのVCOがある。vco測定は何時でも開始してよい。
* 二つの引出しがある。特定の引出し内においては、一度にただ一つのアナロ グ測定しか行われてはならない。
* ただ一つのスローロック・インアンプがある。このロック・インアンプでア ナログ測定を実施することは、長時間を要する。
* 引出しからのアナログ読み取りは、このロック・イン検出をを用いるか又は 用いない。
支持されたコマンドーーー セル(セル番号、引出し番号)を読め。 −スローロック・インアンプを使用す る。
引出しチャンネル(セル番号、引出し)を読め。−DCのみを測る。
利得をもって引出しチャンネル(セル番号、引出し、利得)を読め− DC”利得 MUXチャンネルを読め。 −Muxチャンネルを読む。
Xスイッチをセットせよ(方向)。
利得をセットせよ(利得)。
muxをセットせよ(mux)。
VCOを読め(時間)。
全vCOを読め。−VCOカウンターを満たすために時間を戻す。
理想的流れ一一− VCO読み取りのため: MUXが選択される。
DCが時間を設定するのを待て。
■COタイマーカウンターをセットせよ。
積分せよ。
積分後、vCOカウンターを読め。
VCO読み取りに2.5及び0.OVの参照を提供せよ。
引出しチャンネル読み取りのために: 引出しチャンネルを選択せよ。
適切な引出しに向けMUXのスイッチを入れよ。
DCが時間を設定するのを待て。
vCOタイマーカウンターを設定せよ。
積分せよ。
積分後、vCOカウンターを読め。
VCO読み取りに2.5及びO,OVの参照を提供せよ。
瓶読み取りのために: 引出しチャンネルが選択される。
利得が設定される。
X−スイッチが適切にセットされる(スローロック・イン検出のために)。
スローロック・インを待て。
MUXのスイッチがスローロック・インにれられる。
DCが時間を設定するのを待て。
VCOタイマーカウンターを設定せよ。
積分せよ。
積分後、vCOカウンターを読め。
VCO読み取りに2.5及びO,OVの参照を提供せよ。
変数−m− Delay :遅らせるへきVRTXticks数。
DelaylnProgress :遅延が進行中である。よりよい名称がある とすればrLock[n[nProgressJであろう。
Lasttime :我々が待ちを開始した最後の時(VRTXtimeにおい て) (待ちルーチン) このタスクにおいては、ロック・インが進行中であるか否かに依存して、時間切 れを伴って待つものである、単一の待ち点がある。
もしもロック・インが開始されていても、我々は、非競合的要求を提供できるこ とを望み、従って我々はここでそれらを待つ。もし要求が受け取られれば、我々 はそれを提供し、次いでここに戻り、ロック・インの残り時間を判断し、そして その値を存する時間切れを伴って待ってあろう。
[ もしDelaylnPro(2ressフラツグが立てられているならば、その ときは [ Delayを((現在のVRTXチック時間)−Lasttime)に設定せよ 。
もしDelay≦0ならば、そのときは[ Delay[nProgressフラッグをリセットせよ。
Delayを0にリセットせよ。
〈時間切れ〉を実行せよ。
] コ さもなければもしDelay < > oであるならば[ DelaylnProgressフラッグを立てよ。
] もしDelay < > 0であるならば、[ 現在のVRTXチック時間をLastTimeとしてセーブせよ。
時間切れを伴ってDelayを待て。
] そうでないならば 時間切れなしに待て。
m−待ちが行われる。
もし待ちが時間切れとなったならば、そのときは[ DelaylnProgressフラッグをリセットせよ。
Delayを0にリセットせよ。
く時間切れ〉を実行せよ。
コ そうでないならば 適切なイベントを実行せよ。
] イベントー−− く待ち時間切れ〉: [ MUXをスローロック・インチヤンネルに設定せよ。
最低5ms遅らせよ。
VC○カウンターをセットせよ。
VCO読み取りを行え。
[Re5ponseType] (vco読み取り、計算値)を送れ。
もしRe5ponseTypeがBOttleReadLなら、そのときは[ Lef tDrawerメツセージクラスを解放せよ。
BottleReadLを解放せよ。
] そうでないならば [ RightDrawerメツセージクラスを解放せよ。
BottleReadRを解放せよ。
] コ ReadBottleL (瓶): [ ReadLDrawerChを排斥せよ。
ReadBottleRを排斥せよ。
左の引出し内の瓶を選択せよ。
左の引出しのスローロック・インのためにX−スイッチをセットせよ。
利得を選択せよ。
DelayをSlowLockTimeにセットせよ。
Re5ponseTypeをBottleReadLにセットせよ。
] ReadBottleR(瓶): [ ReadRDrawerChを排斥せよ。
ReadBottleLを排斥せよ。
右の引出し内の瓶を選択せよ。
右の引出しのスローロック・インのためにX−スイッチをセットせよ。
利得を選択せよ。
DelayをSlowLockTimeニセットせよ。
Re5ponseTypeをBottleReadRにセットせよ。
] ReadDrawerCh (チャンネル):[ 右の引出し内のチャンネルを選択せよ。
MUXを右の引出しのチャンネルにセットせよ。
最低5ms遅らせよ。
■COカウンターをセットせよ。
FIG、9 時間(秒) ドウエルチャート 邸− 叫− FIG、 14 FIG、15A FIG、17 フロントページの続き (72)発明者 ダニエル、フレイブ アメリカ合衆国95672カリフォルニア、エルドラドヒルス、ダウニービルド ライブ(72)発明者 オルソン、キヤロラインアメリカ合衆国95822カリ フォルニア、サクラメント、ヌーナンドライブ 1289(72)発明者 ガー ドナー、ウィリアムアメリカ合衆国95833カリフオルニア、サクラメント、 チラルバラエイ 1745(72)発明者 エンスコー、グレン アメリカ合衆国95660カリフォルニア、ノースハイランズ、アイビーヒルウ ェイ7844(72)発明者 ジャラード、エリザベスアメリカ合衆国9583 3カリフォルニア、サクラメント、レミターウェイ 3151

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.標本を含有した容器内のヒト組織中の微生物の存在を検出するための装置で あって、 1つ又はより多くの標本含有容器を保持するための手段と、光を放射するための 光放射手段であって、放射された光が該容器保持手段内に保持されている標本を 含有した容器の内側壁面上に配置されたセンサーに当たることを許容するように 構成されているものである光放射手段と、 該センサーからの光エネルギーを検出可能な信号へと変換するための光検出手段 と、そして 該センサーからの光以外の光が該光検出手段に到達するのを実質的に阻止するた めに、ある選ばれた部分を除き該センサーのすべての部分を実質的に覆っている 光遮断手段と、を含む装置。
  2. 2.該光遮断手段が、(a)該光検出手段と該容器との間に挿入されたスペーシ ャル・フィルターであって、開口を備えており該開口を通して該センサーの、あ る選ばれた部分を該容器を介し光学的に検査できるものであるスペーシャル・フ ィルターと、そして(b)該容器の該壁と接触している表面以外の該センサーの 全外表面を実質的に覆っている光遮断層とを含むものである、請求項1の装置。
  3. 3.該光放射手段が該センサー中の発蛍光団を励起させることのできる励起光を 放射し、そして該光遮断手段が、該発蛍光団からの蛍光放射以外の実質的にいか なる光が該光検出手段に到達するのをも阻止するのに適合させてあるものである 、請求項1の装置。
  4. 4.ヒト組織中の微生物の存在を検出するための装置であって、1つ又はより多 くの標本含有容器を保持するための手段と、光源の放射波長範囲内にある励起光 を放射することのできる複数の光源であって、該容器保持手段内に保持されてい る標本を含有した容器の内側壁面に固定されたセンサーに該光源の端々からの励 起光が当たることを許容しそしてそれによって該センサーにセンサー放射光を放 射させるよう構成されたものである光源と、該センサー放射光を検出可能な信号 に変換するよう構成された光検出手段と、そして センサー放射光以外の光が該光検出手段に到達するのを実質的に阻止するために 、ある選ばれた部分を除き該センサーの全ての部分を実質的に覆っている光遮断 手段と、を含むものである装置。
  5. 5.該光遮断手段が、(a)該光検出手段と該容器との間に挿入されたスペーシ ャル・フィルターであって、開口を備えており該開口を通して該センサーの選ば れた部分を該容器を介し光学的に検査できるものであるスペーシャル・フィルタ ーと、そして(b)該容器の該壁と接触している表面以外の該センサーの全外表 面を実質的に覆っている光遮断層とを含むものである、請求項4の装置。
  6. 6.容器の内側壁面に固定するためのそして該容器内の微生物の生育を検出する ためのセンサーであって、該容器内の微生物の生育を検出するのに適合させた材 料を含んでいるセンサー・マトリックスと、そして光の透過を実質的に阻止する 材料よりなる被覆層であって、該センサーが該容器の内側壁面上に配置されたと きに該容器の該内側壁面とは接触しないこととなる該センサーマトリックスの外 表面の全てを実質的に覆っているものである被覆層と、を含むものであるセンサ ー。
  7. 7.該被覆層が、ガス透過性且つプロトン非透過性のマトリックス中に分散され た光吸収性材料を含むものである、請求項6のセンサー。
  8. 8.該センサーマトリックスが、光透過性でガス透過性でプロトン非透過性のマ トリックス中にカプセル化されたpH感受性の吸光度に基づく染料を含んでいる 第1の層と、該第1の層に隣接して配置されておりそして不活性な光透過性のマ トリックス中にpH非感受性の蛍光染料を含んでいる第2の層と、を含むもので ある、請求項6のセンサー。
  9. 9.該被覆層が、ガス透過性でプロトン非透過性のマトリックス中に分散された 光吸収性材料を含むものである、請求項8のセンサー。
  10. 10.組織中の微生物の存在を検出するための装置において制御回路が、 電力供給手段と、 該電力供給手段から電力を受けてそれに応答した光放射を生み出すための光放射 手段と、 該光放射手段に時間変動信号を提供して該光放射手段に該時間変動信号を複製さ せるための変調器手段と、該光放射によって生み出された蛍光応答に応答して電 気的応答信号を生み出す、光応答手段と、 復調された応答信号を提供するために、該時間変動信号の値に依存して該電気応 答信号に第1のレベルの増幅と、これとは異なった第2のレベルの増幅とを選択 的に適用するための、該時間変動信号に同期させた復調器手段と、 該復調された応答信号を受信しこの信号を時間平均して出力電圧信号を与える積 分器手段と、 を含んでおり、 それによって、該復調器が、該時間変動信号と同期し位相が揃っている該応答信 号に増幅を適用して、該電気的応答信号の一部分を該積分器に選択的に伝達(こ の伝達された信号部分は該時間変動信号に特徴的である)するものである装置。
  11. 11.該時間変動信号がある周波数を有しており、そして該制御回路が該時間変 動信号の周波数に同調させた帯域フィルターを更に含んだものである、請求項1 0の装置。
  12. 12.該制御回路が、該帯域フィルターから信号を受信しそれに応答して該復調 器に増幅された信号を提供する増幅器を更に含むものである、請求項11の装置 。
  13. 13.該光放射手段が発光ダイオードを含むものである、請求項10の装置。
  14. 14.該光応答手段がフォトダイオードを含むものである、請求項10の装置。
  15. 15.該変調器手段によって生み出された該畦間変動信号が、オン・オフの時間 間隔の実質的に等しい、チョッピングされた方形波直流信号を含むものである、 請求項10の装置。
  16. 16.該復調器によって該応答信号に適用される該第1のレベルの増幅が、信号 反転レベルの増幅である、請求項10の装置。
  17. 17.該復調器によって該応答信号に適用される該第2のレベルの増幅が、該応 答信号が実質的な変化を受けずに伝達されるようなゼロレベルの増幅である、請 求項10の装置。
  18. 18.組織中の微生物の存在を検出するための装置であって、該装置が、それぞ れの組織サンプル容器を端々が中に受け入れることのできる複数の受け口を備え たラックを含んでおり、各々の組織サンプル容器がそれぞれの組織サンプル、培 養培地及び発蛍光団要素を含んでおり、そして、該微生物の代謝産物に対する該 要素の発蛍光団の応答によって該組織サンプル容器内の該微生物の代謝を検出す るために複数の光学的ユニットが各々個々に該受け口の一つに関連させてあり、 該光学ユニットの各々が該発蛍光団の応答を刺激するための光放射装置と該発蛍 光団の応答に応答して応答信号を生み出す仕掛けとを含んでいるものである装置 において、該複数の受け口中のうち該ラックの幾つかの空の受け口の一つに新た に挿入された組織サンプル容器の位置を検出する方法であって、次の各段階、す なわち: 特徴的な周波数を有する時間変動信号によって該光放射装置を作動させる段階と 、 該発蛍光団の応答に該特徴的な周波数の時間変動を起こさせる段階と、 該特徴的な時間変動の周波数を有する該応答信号を生み出す段階と、 該空の受け口の各々における該時間変動応答の欠如によって該空の受け口を同定 する段階と、そして そこから該特徴的周波数の応答信号が受信されるものである該空の受け口の一つ を同定することによって、該新たに挿入された組織サンプル容器の位置を同定す る段階と、を含むものである方法。
  19. 19.該組織サンプル容器の各々に同定用指標を備え、該同定用指標をスキャン してリストに加える段階と、該指標リストヘの新たな登録を、新たな組織サンプ ル容器が該ラックの空の受け口に正に挿入されようとしていることの指標として 利用して、該光放射装置の該時間変動する作動を該指示に応答して開始させ、そ して該新たな組織サンプル容器の挿入を待ちながら該ラックの全ての空の受け口 を順次にスキャンして該容器の該発蛍光団要素からの該時間変動信号を受信して 該空の受け口のうち該容器の挿入された受け口を同定する段階と、を更に含むも のである方法。
JP6525745A 1993-05-14 1994-05-13 ヒト組織中の細菌を培養し検出する装置のための改良された光学的検出システム Pending JPH07508892A (ja)

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