JP6015421B2 - 擬似共振スイッチング電源装置 - Google Patents

擬似共振スイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6015421B2
JP6015421B2 JP2012278734A JP2012278734A JP6015421B2 JP 6015421 B2 JP6015421 B2 JP 6015421B2 JP 2012278734 A JP2012278734 A JP 2012278734A JP 2012278734 A JP2012278734 A JP 2012278734A JP 6015421 B2 JP6015421 B2 JP 6015421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
voltage
switching
circuit
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012278734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014124038A (ja
Inventor
園部 孝二
孝二 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2012278734A priority Critical patent/JP6015421B2/ja
Priority to US14/103,262 priority patent/US9627977B2/en
Publication of JP2014124038A publication Critical patent/JP2014124038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6015421B2 publication Critical patent/JP6015421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0003Details of control, feedback or regulation circuits
    • H02M1/0032Control circuits allowing low power mode operation, e.g. in standby mode
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0048Circuits or arrangements for reducing losses
    • H02M1/0054Transistor switching losses
    • H02M1/0058Transistor switching losses by employing soft switching techniques, i.e. commutation of transistors when applied voltage is zero or when current flow is zero
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、負荷状態に応じてボトムスキップ制御を実行する擬似共振スイッチング電源装置に関する。
オン・オフ駆動されるスイッチング素子に直列に接続したインダクタンスと共振用キャパシタとの共振現象を利用した擬似共振スイッチング電源装置では、負荷が軽くなるに従ってスイッチング周波数が増加する。この為、軽負荷時での前記スイッチング素子の損失が増大し、該擬似共振スイッチング電源装置の変換効率が低下する。特に負荷が定格負荷の50%を下回った場合、変換効率の低下が著しくなる。また前記スイッチング素子の損失の増大は、該スイッチング素子の過剰発熱の原因ともなる。
そこでMOS-FETやIGBT等のスイッチング素子のターンオフに伴う共振波形に着目し、負荷状態に応じて前記スイッチング素子のドレイン電圧(共振電圧)がボトムとなるタイミングをスキップして前記スイッチング素子をターンオンする、いわゆるボトムスキップ制御が注目されている(例えば特許文献1を参照)。このボトムスキップ制御によれば、軽負荷時におけるスイッチング周波数の増加を抑え、変換効率の低下を防ぐことができる。
ちなみに特許文献1に開示される手法は、スイッチング電流のピーク値から負荷の重さを検出し、重負荷時または通常負荷時には前記共振電圧の最初のボトムを検出したタイミングで前記スイッチング素子をターンオンする(ボトムスキップなし)。そして軽負荷時には前記共振電圧の最初のボトムをスキップし、その後のボトムの検出タイミングで前記スイッチング素子をターンオンする。このボトムスキップ数は軽負荷になるほど大きく設定され、これによって軽負荷時の前記スイッチング周波数の増大が抑制される。
また特許文献2には、擬似共振動作状態からボトムスキップ動作に移行させる際、負荷状態に応じてその移行動作を遅延させることで、スイッチング動作の安定化と前記スイッチング素子に流れるピーク電流の変化を滑らかにすることが開示されている。また特許文献3には、前記スイッチング素子のオン幅を予め設定した基準時間と比較して負荷の重さを判定し、この判定結果に応じて前記スイッチング周波数を負荷状態に応じて変化させることが開示されている。
国際公開第2004/023634号 特開2010−45939号公報 特開2002−171761号公報
しかしながら特許文献1に記載のスイッチング電源装置は、スイッチング電流の検出回路が必要であり、構成が複雑化することが否めない。しかもスイッチング電流のピークを高精度に検出することが難しいので、ボトムスキップ数を決定する上でのヒステリシスが大きくなると言う問題がある。また特許文献2に記載の技術によれば、負荷状態に応じたボトムスキップ数を決定するまでに時間が掛かる。この為、負荷状態が急激に変動すると応答遅れに起因して、その出力電圧が大きく変動すると言う不具合が発生する。尚、特許文献3に記載の技術は、電圧制御型の発振器を制御してスイッチング周波数を変化させるものなので、擬似共振型スイッチング電源装置には適用することができない。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、負荷が急激に変化した場合であっても応答遅れを招くことなく、負荷状態に応じたボトムスキップ数を速やかに決定して適正なボトムスキップ制御を実現することのできる擬似共振スイッチング電源装置を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明は、オン・オフ駆動されるスイッチング素子に直列に接続したインダクタンスと共振用キャパシタとの共振現象を利用して、共振電圧がボトムを呈するタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせる擬似共振スイッチング電源装置に係り、
前記スイッチング素子である例えばMOS-FETやIGBTのターンオフに伴う前記共振電圧のボトムを検出するボトム検出回路と、
前記スイッチング素子の負荷に応じてボトムスキップ数を決定するボトムスキップ数決定回路と、
前記ボトム検出回路にて検出される前記ボトムの検出回数が前記ボトムスキップ数決定回路にて決定されたボトムスキップ数に達したときに前記スイッチング素子をターンオンするターンオン制御回路とを具備する。
特に前記ボトムスキップ数決定回路は、前記スイッチング素子の負荷に応じた電圧を前記スイッチング素子の1スイッチング周期に亘って保持するキャパシタを備え、
前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧と前記キャパシタに保持された電圧とを、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に順次に比較して、前記キャパシタに保持された電圧に応じたボトムスキップ数を決定することを特徴としている。
具体的には前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧は、前記スイッチング素子のターンオフ・タイミングからの遅延時間に相当する電圧からなる。そして前記ボトムスキップ数決定回路は、好ましくは
前記複数の基準電圧の中から選択して設定された上限電圧および下限電圧と前記キャパシタに保持された電圧との比較結果に応じて前記ボトムスキップ数を増減するアップダウンカウンタと、
このアップダウンカウンタに設定されたボトムスキップ数に応じて前記上限電圧および下限電圧としてそれぞれ設定する基準電圧を変更する基準電圧選択回路と、
この基準電圧選択回路による前記基準電圧の変更処理を前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に複数回実行させて前記アップダウンカウンタに設定する前記ボトムスキップ数を収束させる選択動作制御回路と
を備えて構成される。
好ましくは前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧は、前記キャパシタに保持される電圧の範囲を、前記スイッチング素子の負荷の大きさに対応付けてN段階(Nは2以上の整数)に区分する(N+1)個の互いに異なる電圧として与えられる。前記複数の基準電圧は、電源電圧および接地電位(0V)を含むものでも良い。そして前記基準電圧選択回路は、例えば前記ボトムスキップ数を示す前記アップダウンカウンタの値に応じて、前記キャパシタに保持される電圧の変動許容幅を特定する前記上限電圧および下限電圧を、前記複数の基準電圧の中から選定するように構成される。
ちなみに前記アップダウンカウンタは、前記キャパシタに保持された電圧が前記上限電圧を上回るときに前記ボトムスキップ数をデクリメント(−1)し、前記キャパシタに保持された電圧が前記下限電圧を下回るときに前記ボトムスキップ数をインクリメント(+1)する処理を、前記選択動作制御回路によりトリガされて前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に複数回繰り返し実行するように構成される。
また前記スイッチング素子の負荷に応じた電圧は、例えば前記スイッチング素子のターンオン・タイミングから該スイッチング素子のターンオフ後における前記共振電圧の最初のボトムが検出されるまでの時間に応じた電圧である。或いは前記スイッチング素子の負荷に応じた電圧は、前記スイッチング素子のオン時間に応じた電圧、若しくは前記スイッチング素子のターンオフ時に該スイッチング素子に流れる電流に応じた電圧である。
また前記キャパシタは、並列に設けられて前記スイッチング素子のスイッチング周期毎に交互に前記スイッチング素子の負荷に応じた電圧を充電し、充電した電圧を前記スイッチング素子の次の1スイッチング周期に亘って保持して前記ボトムスキップ数決定回路によるボトムスキップ数の決定に供する第1および第2のキャパシタからなる。
上記構成の擬似共振スイッチング電源装置によれば、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に、負荷状態に応じた適正なボトムスキップ数を決定することができる。従って負荷が急激に変動した場合であっても、ボトムスキップ制御の応答遅れを小さく抑えることができる。また負荷の変動に速やかに追従してボトムスキップ数を変更することができるので、出力電圧の変動を小さくすることができる。
また前記スイッチング素子の負荷に応じた電圧が前記スイッチング素子の1スイッチング周期に亘って前記キャパシタに保持される。このため該キャパシタに保持された電圧と前記基準電圧との比較と、その比較結果に基づくボトムスキップ数の変更処理を、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に複数回に亘って繰り返し実行することが可能である。従って本発明の擬似共振スイッチング電源装置は、負荷に応じたボトムスキップ数を容易に、しかも余裕を持って決定することができる。またその構成が簡単であり、実用的利点が多大である。
本発明の一実施形態に係る擬似共振スイッチング電源装置の概略構成図。 擬似共振スイッチング電源装置におけるボトムスキップ数決定回路とターンオン制御回路の概略構成図。 オン・オフに伴うスイッチング素子のドレイン電圧の変化と、オン幅、オフ幅およびオンオフ幅の関係を示す図。 ボトムスキップ数決定回路におけるカウンタ回路の一例を示す概略構成図。 ボトムスキップ数決定回路における基準電圧選択回路の一例を示す概略構成図。 ターンオン制御回路におけるカウンタ回路の一例を示す概略構成図。 基準電圧選択回路による負荷に応じた基準電圧の選択例を示す図。 出力電圧(負荷)Poの変化に対するスイッチング周波数の変化と、ボトムスキップ数の変化の様子を示す図。 出力電圧(負荷)Poの変化に対するオンオフ幅の変化と、ボトムスキップ数の変化の様子を示す図。 本発明に係る擬似共振スイッチング電源装置での、軽負荷状態から負荷が急激に重くなった場合の動作を示す図。 従来の擬似共振スイッチング電源装置での、軽負荷状態から負荷が急激に重くなった場合の動作を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る擬似共振スイッチング電源装置について説明する。
図1は実施形態に係る擬似共振スイッチング電源装置の概略構成図である。この擬似共振スイッチング電源装置は、入力端子Tiを介して入力した入力電圧Viを、トランスT1の一次巻線P1を介してスイッチングするスイッチング素子(MOS-FET)Q1を備える。そして前記擬似共振スイッチング電源装置は、前記トランスT1の二次巻線S1に生起される交番電圧をダイオードDを介して整流した後、出力コンデンサCoにて平滑化して出力電圧Voを得、出力端子Toから負荷(図示せず)に供給するように構成される。また前記トランスT1の一次巻線P1には、共振用コンデンサCrが直列に接続される。この共振用コンデンサCrは、前記スイッチング素子Q1がターンオフしたとき、トランスT1のインダクタンスとの間で共振回路を形成する。
尚、図中Ciは、前記入力電圧Viを平滑化する入力コンデンサであり、またRo1,Ro2は、前記出力電圧Voを分圧して検出する分圧抵抗である。更にRsは、前記スイッチング素子(MOS-FET)Q1に直列接続されて該スイッチング素子Q1に流れる電流を検出する為のシャント抵抗である。このシャント抵抗Rsは、その両端間に前記スイッチング素子Q1に流れる電流に応じた電圧を生成する。
さて前記スイッチング素子Q1は、いわゆる電源ICとして構築される制御回路1によってオン・オフ駆動される。この制御回路1は、概略的には前記トランスT1の補助巻線P2に生じる電圧から前記スイッチング素子Q1をターンオフした際に生じる共振電圧のボトム(最小電圧)を検出し、このボトムの検出タイミングで前記スイッチング素子Q1をターンオンする。
また前記制御回路1には、前記分圧抵抗Ro1,Ro2を介して検出された前記出力電圧Voに応じたFB信号が帰還回路2を介して入力されると共に、前記シャント抵抗Rsを介して検出された前記スイッチング素子Q1に流れる電流を示すIS信号が入力される。前記制御回路1は、前記FB信号と前記IS信号とに応じて前記スイッチング素子Q1のオフタイミングを制御する。
詳しくは前記制御回路1は、ゼロ電圧検出(ZCD)用の端子を介して入力される前記補助巻線P2からの電圧から、前記スイッチング素子Q1のターンオフに伴って生じる共振電圧のボトム(最小電圧)を検出するボトム検出回路11を備える。また前記制御回路1は、後述するように負荷に応じたボトムスキップ数M(Mは0を含む自然数)を決定するボトムスキップ数決定回路12を備える。このボトムスキップ数決定回路12は、前記スイッチング素子Q1のオン・オフを制御する駆動信号drvと、後述するセット信号setとに基づいて前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期毎に前記ボトムスキップ数Mを決定する。
そしてターンオン制御回路13は、前記ボトム検出回路11にて検出されたボトム検出信号botから、前記スイッチング素子Q1のターンオフ後における前記共振電圧のボトム検出回数をカウントする。そしてボトム検出回数が前記ボトムスキップ数Mに達したとき、次のボトム検出タイミングで前記スイッチング素子Q1のターンオンを指示する信号bot_outを出力する。換言すれば前記ターンオン制御回路13は、ボトム検出回数が(M+1)となったとき、前記信号bot_outを出力する。
この信号bot_outは、オア回路14を介してワンショット回路15に与えられる。このワンショット回路15は、前記信号bot_outの入力をトリガとして、例えばパルス幅300nsecのセット信号setを生成する。このセット信号setは、前記ボトムスキップ数決定回路12に与えられると共に、リセット優先型のRS型のフリップフロップ16のセットに用いられる。また前記セット信号setは、リスタート回路17にも与えられる。
このリスタート回路17は、前記セット信号setが入力してから所定時間(例えば30μsec)以内に次のセット信号setが入力されないとき、つまり前記信号bot_outが途絶えたとき、リスタート信号を出力する。このリスタート信号は、前記オア回路14を介して前記ワンショット回路15に与えられ、これによって前記ワンショット回路15が再起動される。
ここで前記フリップフロップ16は、前記セット信号setによりセットされると共に、比較器18から出力されるリセット信号resetを受けてリセットされて前記駆動信号drvを生成する。そして前記フリップフロップ16から出力される前記駆動信号drvは、ドライブ回路(出力アンプ)19を介して増幅され、前記スイッチング素子Q1をオン・オフ駆動する出力信号OUTとして該スイッチング素子(MOS-FET)Q1のゲートに印加される。
尚、前記比較器18は、前記帰還回路2を介して入力される前記FB信号と、前記シャント抵抗Rsを介して検出された前記IS信号とを比較し、該IS信号の電圧が前記FB信号の電圧を超えたときに前記リセット信号resetを出力する。従って前記フリップフロップ16は、前記共振電圧のボトムが検出されて前記信号bot_outが出力されるタイミングでセットされ、前記IS信号(電圧)が前記FB信号(電圧)を超えたタイミングでリセットされる。
ちなみに前記IS信号が前記FB信号を超えるタイミングは、前記出力電圧Voに応じて前記スイッチング素子Q1のオン期間(オン幅)を規定するタイミングである。従って前記スイッチング素子Q1は、前記FB信号に基づいて前記出力電圧Voに応じたオン期間が経過したタイミングでターンオフされる。そして前記スイッチング素子Q1のターンオフに伴って前記トランスTの漏れインダクタンスと前記共振用コンデンサCrとの間で生じる共振電圧がボトムとなるタイミングで前記スイッチング素子Q1がターンオンされる。この結果、前記スイッチング素子Q1での損失を抑えた擬似共振スイッチングが実現される。
ところで前記ボトムスキップ数決定回路12および前記ターンオン制御回路13は、例えば図2に示すように構成される。前記ボトムスキップ数決定回路12は、前記スイッチング素子Q1の負荷に応じた電圧を前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期に亘って保持する第1および第2のキャパシタ(Cap1,Cap2)21,22を並列に備える。これらの第1および第2のキャパシタ21,22は、前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期毎に該スイッチング素子Q1の負荷に応じた電圧Vcap、例えば前記スイッチング素子Q1のオン幅、或いはオンオフ幅に相当する電圧Vcapを蓄積する。
具体的には前記第1および第2のキャパシタ21,22は、相補的にオン・オフされる第1および第2のアナログスイッチ51,52を介して定電流源53により一定電流で充電される。また前記キャパシタ21,22には、前記アナログスイッチ51,52を介してスイッチ素子(MOS-FET)54が並列に接続されている。このスイッチ素子54は、前記スイッチ素子Q1をターンオンするオントリガ信号ontrgを受けてオンし、前記キャパシタ21,22に充電された電荷を放電して該キャパシタ21,22の充電電圧Vcapを零(0V)に初期化する役割を担う。
従って前記キャパシタ21,22は、前記オントリガ信号ontrgによって零(0V)に初期化された後、該オントリガ信号ontrgの消滅に伴って前記定電流源53からの一定電流を受けて充電される。そして前記定電流源53により充電された前記各キャパシタ21,22の充電電圧Vcapは、相補的にオン・オフされる第3および第4のアナログスイッチ55,56を介して、後述する第1および第2の比較器(Comp1,Comp2)23,24に出力される。
ここで前記第1〜第4のアナログスイッチ51,52,55,56は、例えば前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅に相当するパルス幅のスイッチ信号φ1,φ2,φ3,φ4によってオン・オフされる。これらのスイッチ信号φ1,φ2,φ3,φ4は、フリップフロップ(FF4,FF5)61,62、アンド回路63,64、およびインバータ回路65,66とからなるタイミング回路60によって生成される。
このタイミング回路60における前記フリップフロップ(FF4)61は、前記ボトム検出信号botによりセットされ、前記駆動信号drvによりリセットされる。これによって前記フリップフロップ61は、前記共振電圧の最初のボトムが検出されたタイミングから、前記スイッチング素子Q1がターンオンするまでの前記スイッチング素子Qのオン・オフ期間毎にHレベルの信号を出力する。また前記フリップフロップ(FF5)62は、電源投入時に生成される初期化信号i-resetによりリセット(初期化)され、前記スイッチング素子Q1のオンタイミングを規定する、後述する信号bot_outが入力される都度、反転動作する。従って前記フリップフロップ62の出力は、前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期毎に反転する。
そして前記アンド回路63は、前記フリップフロップ(FF4)61の出力と前記フリップフロップ(FF5)62の出力とをアンド処理し、また前記アンド回路64は、前記フリップフロップ61の出力と前記フリップフロップ62の反転出力とをアンド処理する。従ってこれらのアンド回路63,64は、前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期毎に交互に該スイッチング素子Q1の前記オンオフ幅に相当する前記スイッチ信号φ1,φ3を出力する。更に前記インバータ回路65,66は、前記スイッチ信号φ1,φ3をそれぞれ反転することで、該スイッチ信号φ1,φ3と対をなす前記スイッチ信号φ2,φ4を生成する。
前記スイッチ信号φ1,φ3は、前記第1および第4のアナログスイッチ51,56のオン・オフに用いられ、また前記スイッチ信号φ2,φ4は、前記第2および第3のアナログスイッチ52,55のオン・オフに用いられる。従って前記第1および第4のアナログスイッチ51,56と第2および第3のアナログスイッチ52,55とは、相補的に前記スイッチング素子Qのスイッチング周期毎に交互にオン・オフされる。
この結果、前記キャパシタ21,22は、前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期毎に交互に、前記第1または第2のアナログスイッチ51,52を介して前記定電流源53に接続される。そして前記キャパシタ21,22は、該スイッチング素子Q1のターンオン・タイミングから該スイッチング素子Q1のターンオフに伴う共振電圧のボトム検出タイミングまでの期間に亘って充電される。従って前記キャパシタ21,22には、前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅に相当する電圧Vcapが交互に充電される。
そして前記キャパシタ21,22を充電した側の前記第1および第2のアナログスイッチ51,52は、次の1スイッチング周期にはオフ状態に保たれる。従って前記キャパシタ21,22に充電された電圧Vcapは、前記スイッチング素子Q1の次の1スイッチング周期に亘って保持される。この次の1スイッチング周期には、前述したように前記キャパシタ21,22を充電した側の前記第3および第4のアナログスイッチ55,56がオンとなる。従って前記キャパシタ21,22に保持された前記電圧Vcapは、前記第3および第4のアナログスイッチ55,56を介して前記第1および第2の比較器(Comp1,Comp2)23,24にそれぞれ出力される。
尚、前記スイッチング素子Q1のオン幅は、図3に示すように前記スイッチング素子Q1がターンオンし、前記スイッチング素子(MOS-FET)Q1のドレイン電圧(前記一次巻線Taの端子電圧)が接地電位VGNDとなっている期間である。また前記スイッチング素子Q1のオフ幅は、前記スイッチング素子Q1のターンオフに伴って前記スイッチング素子Q1のドレイン電圧が共振し、その共振電圧が最初にボトム(最小値)となるまでの期間である。そして前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅は、前記スイッチング素子Q1がターンオンした後、該スイッチング素子Q1のターンオフする前記共振電圧が最初にボトム(最小値)となるまでの期間(オン幅+オフ幅)である。
これらのオン幅およびオンオフ幅は、いずれも負荷の大きさに応じて変化し、前記負荷が重い程(前記出力電圧Voが高い程)、その時間幅が長くなる。また前記第1および第2のキャパシタ21,22は、前述したようにオンオフ幅の期間に亘って一定電流で充電される。従って前記第1および第2のキャパシタ21,22に充電されて保持される前記電圧Vcapは、負荷が重くなる程、つまり前記スイッチング素子Q1のオン幅またはオンオフ幅が長くなる程、高くなる。
ところで並列に設けられた前記第1および第2の比較器(Comp1,Comp2)23,24は、後述する基準電圧選択回路25により選択された比較基準電圧Vhigh,Vlowと、前記第1および第2のキャパシタ21,22に保持された電圧Vcapとを比較する。具体的には前記第1の比較器23は、前記電圧Vcapが前記比較基準電圧Vhighを上回るときにその出力をHレベルに反転する。また前記第2の比較器24は、前記電圧Vcapが前記比較基準電圧Vlowを下回るときにその出力をHレベルに反転する。
一方、第1および第2のD型のフリップフロップ(FF2,FF3)26,27は、選択動作制御回路30が出力するクロック信号clkを受けてラッチ動作して前記第1および第2の比較器23,24の各出力をそれぞれ保持する。尚、前記選択動作制御回路30は、前記駆動信号drvが入力されたときに前記ボトム検出信号botの検出周期よりも短い周期のパルス信号bot2を生成するパルス発生回路31を備える。更に前記選択動作制御回路30は、前記ボトム検出信号botによりリセットされ、前記パルス信号bot2を入力する毎に反転動作して前記クロック信号clkを生成するT型のフリップフロップ(FF1)32を備えて構成される。
従って前記第1および第2のD型のフリップフロップ26,27は、前記駆動信号drvがHレベルとなった後、前記ボトム検出信号botが検出されるまでの前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅の期間に動作する。そして前記各フリップフロップ26,27は、前記クロック信号clkを受けて複数回に亘って繰り返し前記第1および第2の比較器23,24の各出力をそれぞれ入力して、その出力を保持する。前記第1のフリップフロップ26に保持された前記第1の比較器23の出力は、カウンタ回路28にアップカウント指示信号upとして与えられる。また前記第2のフリップフロップ27に保持された前記第2の比較器24の出力は、前記カウンタ回路28にダウンカウント指示信号downとして与えられる。
ここで前記カウンタ回路28は、例えば図4に示すようにバイナリ3ビットのアップダウンカウンタ28aを主体として構成される。このカウンタ回路28(アップダウンカウンタ28a)は、前記第1および第2のD型のフリップフロップ26,27と共に、電源投入時(起動時)に所定期間に亘って発せられる初期リセット信号i-resetによりリセット(初期化)される。このリセットにより前記カウンタ回路28は、3ビットのバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]で示される計数値Mが[0]に初期設定される。
そして前記カウンタ回路28は、前記選択動作制御回路30から出力され、インバータ回路29を介して反転されたクロック信号clkbが入力される都度、その計数値をインクリメント(+1)またはデクリメント(−1)する。即ち、前記カウンタ回路28は、前記アップカウント指示信号upまたは前記ダウンカウント指示信号downに従って、前記クロック信号clkが入力される都度、その計数値Mをインクリメントまたはデクリメントすることでアップダウンカウント動作する。
具体的には前記カウンタ回路28は、3ビットのアップダウンカウンタ28aと、該アップダウンカウンタ28aのバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]に応じて、入力ゲート回路28b,28cを制御するアンド回路28d,28eを備える。また前記カウンタ回路28に入力される前記アップカウント指示信号upおよび前記ダウンカウント指示信号downは、インバータ回路28f,28gを介してそれぞれ反転された後、前記入力ゲート回路28b,28cにそれぞれ与えられる。
前記アンド回路28dは、前記アップダウンカウンタ28aのバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]が[101]のとき、前記入力ゲート回路28dをディスイネーブルとする。このアンド回路28dのゲート制御により前記アップダウンカウンタ28aの計数値Mが[5]、つまりバイナリ出力[101]の場合、前記インバータ回路28fを介して反転された前記アップカウント指示信号upの前記アップダウンカウンタ28aへの入力が禁止される。
また前記アンド回路28eは、前記アップダウンカウンタ28aのバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]が最小値[000]のとき、前記入力ゲート回路28dをディスイネーブルとする。このアンド回路28eのゲート制御により前記アップダウンカウンタ28aの計数値Mが[0]、つまりバイナリ出力[000]の場合、前記インバータ回路28gを介して反転された前記ダウンカウント指示信号downの前記アップダウンカウンタ28aへの入力が禁止される。
従って前記アップダウンカウンタ28aは、その計数値Mが[0]から[5]の範囲でのみ、換言すればバイナリ出力[000]からバイナリ出力[101]の範囲(6段階)でのみ、前記アップカウント指示信号upおよび前記ダウンカウント指示信号downに従って前記計数値Mをアップ・ダウンする。ちなみに上記6段階は、前述したボトムスキップ制御におけるボトムスキップ数の最大値[6]とした場合の例である。
さて前記基準電圧選択回路25は、前記カウンタ回路28の計数値Mである該カウンタ回路28のバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]に応じて、予め設定された互いに異なる複数の基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8、および電源電圧Vddと接地電圧VGNDの内の2つを、前記比較基準電圧Vhigh,Vlowとして選択する。尚、前記基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8は、例えば前記スイッチング素子Q1のターンオフ・タイミングからの遅延時間に相当する電圧からなる。
ちなみに前記複数の基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8は、例えば
Vdd>Vref1>Vref2> 〜 >Vref8>VGND(=0V)
として定められている。具体的には前記基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8は、例えば前記スイッチング素子Q1のターンオフ・タイミングからの経過時間(13.5μs,12.0μs,11.0μs,10.0μs,9.0μs,8.0μs,7.0μs,6.0μs)に応じた前記第1および第2の比較器23,24の充電電圧Vcapとして定められている。
図5は前記基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8の選択動作を実行する前記基準電圧選択回路25の構成例を示している。この基準電圧選択回路25は、前記カウンタ回路28の出力[Q1,Q2,Q3]を選択制御信号[D1,D2,D3]として入力する。また前記基準電圧選択回路25は、その入力部に設けたノット回路25a,25b,25cにて前記選択制御信号[D1,D2,D3]をそれぞれ反転した制御信号[D1b,D2b,D3b]を生成する。
そして前記基準電圧選択回路25は、前記選択制御信号[D1,D2,D3]および前記反転制御信号[D1b,D2b,D3b]に従って以下に示す複数のスイッチ素子(Q00,Q01〜Q24)をそれぞれオン・オフ制御する。これらのスイッチ素子(Q00,Q01〜Q24)のオン・オフ制御により、該基準電圧選択回路25の出力端子OUT1,OUT2にそれぞれ出力する前記比較基準電圧Vhigh,Vlowが、前記基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8、および電源電圧Vddと接地電位VGNDの中から選択される。
具体的には前記基準電圧選択回路25は、次のように構成されている。即ち、前記基準電圧選択回路25の電源電圧Vddが印加されるVdd端子と前記出力端子OUT1との間には、3個のスイッチ素子Q00,Q10,Q20が直列に介装されている。また前記基準電圧Vref1が印加されるL1端子と前記出力端子OUT1との間には、3個のスイッチ素子Q01,Q11,Q21が直列に介装されている。更に前記基準電圧Vref2が印加されるL2端子と前記スイッチ素子Q11,Q21の直列接続続点との間には、2個のスイッチ素子Q02,Q12が直列に介装されている。
また前記基準電圧Vref3が印加されるL3端子と前記スイッチ素子Q02,Q12の直列接続続点との間には、1個のスイッチ素子Q03が介装されている。更に前記基準電圧Vref4が印加されるL4端子と前記出力端子OUT1との間には、3個のスイッチ素子Q04,Q13,Q22が直列に介装されている。また前記基準電圧Vref5が印加されるL5端子と前記スイッチ素子Q04,Q13の直列接続続点との間には、1個のスイッチ素子Q05が介装されている。
また前記基準電圧Vref6が印加されるL6端子と前記出力端子OUT2との間には、3個のスイッチ素子Q06,Q14,Q23が直列に介装されている。更に前記基準電圧Vref7が印加されるL7端子と前記スイッチ素子Q06,Q14の直列接続続点との間には、1個のスイッチ素子Q07が介装されている。また前記基準電圧Vref8が印加されるL8端子と前記出力端子OUT2との間には、3個のスイッチ素子Q08,Q15,Q24が直列に介装されている。更に接地電位VGND(0V)が与えられるGND端子と前記スイッチ素子Q08,Q15の直列接続続点との間には、1個のスイッチ素子Q09が介装されている。
更に前記スイッチ素子Q13,Q22の直列接続続点と前記スイッチ素子Q14,Q23の直列接続続点との間は、相互に接続されている。これらのスイッチ素子Q00,Q01〜Q24の内、前記スイッチ素子Q00,Q10,Q20は、例えばpチャネル型のMOS-FETからなり、その他のスイッチ素子Q01〜Q09,Q11〜Q15,Q21〜Q24は、nチャネル型のMOS-FETからなる。
そして前記スイッチ素子Q00,Q01,Q03,Q05,Q07,Q09は、前記選択制御信号D1によりオン・オフ制御され、また前記スイッチ素子Q02,Q04,Q06,Q08は、前記反転制御信号D1bによりオン・オフ制御される。更に前記スイッチ素子Q10,Q12,Q14は、前記選択制御信号D2によりオン・オフ制御され、また前記スイッチ素子Q11,Q13,Q15は、前記反転制御信号D2bによりオン・オフ制御される。更にまた前記スイッチ素子Q20,Q22,Q24は、前記選択制御信号D3によりオン・オフ制御され、また前記スイッチ素子Q21,Q23は、前記反転制御信号D3bによりオン・オフ制御される。
このように構成された前記基準電圧選択回路25は、前記カウンタ回路28の計数値Mであるバイナリ出力[Q1,Q2,Q3]、即ち、前記選択制御信号[D1,D2,D3]に応じて前記各端子(L1端子〜L8端子、電源端子および接地端子)にそれぞれ与えられる電圧を選択動作して、その出力端子OUT1,OUT2に選択出力する前記比較基準電圧Vhigh,Vlowを表1に示すように決定する。
Figure 0006015421
この表1に示すように前記基準電圧選択回路25は、前記カウンタ回路28の計数値M[D1,D2,D3]に応じて、前記基準電圧Vref1,Vref2〜Vref8、および電源電圧Vddと接地電位VGNDの中から、その電圧レベルが4段階異なる電圧を前記比較基準電圧Vhigh,Vlowとしてそれぞれ選択する。このような4段階異なる電圧レベルの前記比較基準電圧Vhigh,Vlowの設定は、該比較基準電圧Vhigh,Vlowを前記キャパシタ21,22の電圧Vcapとの比較処理に対してヒステリシスを持たせる為である。このようなヒステリシスを設定することで、前記負荷の僅かな変動に伴う前記ボトムスキップ数の過度の変更が防止される。
一方、図1に示した前記ターンオン制御回路13は、例えば図2に示すように前記ボトム検出回路11から出力される前記ボトム検出信号botを計数し、その計数値が前記カウンタ回路28の出力[Q1,Q2,Q3]に達したときに信号botHを出力するカウンタ回路40を備える。更に前記ターンオン制御回路13は、前記ボトム検出信号botの入力タイミングで前記カウンタ回路40の出力(信号botH)を前記信号bot_outとして出力するゲート回路50とを備える。
前記カウンタ回路40は、例えば図6に示すように、3段にカスケード接続され、ノット回路41を介して前記ボトム検出信号botを入力して反転動作するT型のフリップフロップ42,43,44を備える。これらのフリップフロップ42,43,44は、前記駆動信号drvによりリセットされて前記ボトム検出信号botの入力回数を計数するカウンタ部を構成する。また前記カウンタ回路40は、前記フリップフロップ42,43,44の各出力と、前記カウンタ回路28の出力[Q1,Q2,Q3]である前記計数値M(D1,D2,D3)とをそれぞれ論理処理する排他的オア回路(EX-OR)45a,45b,45cを備える。
そして負論理入力型のアンド回路46は、前記各排他的オア回路45a,45b,45cの出力を論理積することで、前記フリップフロップ42,43,44の各出力(前記ボトム検出信号botの入力回数)と前記計数値M(D1,D2,D3)との一致を検出する役割を担う。このアンド回路46の出力(一致検出信号)は、ノット回路47を介して反転された後、アンド回路(ゲート回路)48に与えられて前記ボトム検出信号botと論理積処理される。前記アンド回路(ゲート回路)48は、前記駆動信号drvによりリセットされて初期化されるフリップフロップ49を、前記ボトム検出信号botに同期させてセットする役割を担う。
そして前記フリップフロップ49のセットにより、前記ボトム検出信号botの入力回数が前記計数値Mに達したタイミングで該フリップフロップ49から前記信号botHが出力される。この信号botHは、前記スイッチング素子Q1のターンオン・タイミングを規定する為の前記信号bot_outとして、前記ゲート回路50を介して前記ボトム検出信号botの検出タイミングに同期して出力される。
以上のように構成された擬似共振スイッチング電源装置によれば、前記ボトムスキップ数決定回路12は、前記スイッチング素子Q1をオンオフ幅に応じて前記キャパシタ21,22に充電された電圧Vcapの変化、即ち、負荷の重さに応じた前記電圧Vcapの変化に基づいて前記ボトムスキップ数Mを最適に設定する。具体的には定常負荷状態から負荷が軽くなると、これに伴って前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅に相当する前記電圧Vcapが低下する。
すると前記カウンタ回路28は、前記電圧Vcapが前記比較基準電圧Vhighを下回ったとき、図7に示すように前記計数値Mをインクリメント(+1)し、前記比較基準電圧Vhighを1段階低く設定する。そして低く設定した前記比較基準電圧Vhighが前記電圧Vcapよりも高くなるまで前記計数値Mをインクリメントと前記比較基準電圧Vhighの変更処理を繰り返し実行する。尚、前記比較基準電圧Vhighの変更に伴い、先に表1に示したように前記比較基準電圧Vlowも変更される。
また逆に軽負荷状態から負荷が重くなり、前記電圧Vcapが前記比較基準電圧Vlowを上回ったときには、前記カウンタ回路28は、図7に示すように前記計数値Mをデクリメント(−1)し、前記比較基準電圧Vlowを1段階高く設定する。そして高く設定した前記比較基準電圧Vlowが前記電圧Vcapよりも低くなるまで前記計数値Mのデクリメントと前記比較基準電圧Vlowの変更処理を繰り返し実行する。この場合も前記比較基準電圧Vlowの変更に伴って、先に表1に示したように前記比較基準電圧Vhighも変更される。
図8は、本擬似共振スイッチング電源装置における前述したボトムスキップ制御の下での出力電圧(負荷)Poの変化に対するスイッチング周波数の変化と、ボトムスキップ数の変化の様子を示している。また図9は、前記ボトムスキップ制御の下での出力電圧(負荷)Poの変化に対するオンオフ幅の変化と、ボトムスキップ数の変化の様子を示している。尚、図8および図9は、擬似共振周期が2μsの場合のスイッチング特性であり、実線aは出力電圧Poが増加する場合の特性、また点線bは出力電圧Poが減少する場合の特性を示している。
これらの図8および図9に示す特性から明らかなように、本発明に係る擬似共振スイッチング電源装置によれば負荷が軽くなるに従って前記計数値Mで示されるボトムスキップ数を多く設定することができ、スイッチング周波数を低減することができる。また同時に前記スイッチング素子Q1における前記オンオフ幅を小さく抑えることが可能となる。この結果、前記スイッチング素子Q1での損失を極力小さく抑えることが可能となる。
特に本発明に係る擬似共振スイッチング電源装置においては、前述した前記比較基準電圧Vhigh,Vlowの変更を伴う前記計数値Mのインクリメントおよびデクリメントを、前記キャパシタ21,22に保持された電圧Vcapに基づいて前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期内に複数回に亘って繰り返し実行する。従って負荷が急激に変動しても、変動した負荷の重さに応じた新たなボトムスキップ数(計数値M)が前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期内で設定される。故に負荷変動に追従したボトムスキップ制御を応答性良く実行することができる。
即ち、図10に軽負荷状態から負荷が急激に重くなった場合の動作チャートを例示するように、或るスイッチング周期Tsw1内において負荷が急激に重くなると、次のスイッチング周期Tsw2において上記変化した負荷の重さに応じたオンオフ幅に相当した電圧Vcapが前記キャパシタ21(22)に蓄積される。そして前記キャパシタ21(22)に蓄積された電圧Vcapは、更に次のスイッチング周期Tsw3において前記比較基準電圧Vhigh,Vlowと複数回に亘って繰り返し比較され、前記電圧Vcapに応じたボトムスキップ数が決定される。この結果、負荷の重さに応じた適切なボトムスキップ制御が速やかに(2スイッチング周期後)実行され、その出力電圧Voがいち早く安定する。
ところで負荷状態に応じて前記カウンタ回路28の計数値Mをアップ・ダウンする上で次のような手法が考えられる。即ち、前記スイッチング素子Qのスイッチング周期毎に、該スイッチング素子Qのターンオン・タイミングから前記キャパシタ21(22)の一定電流による充電を開始する。そして前記共振電圧の最初のボトムを検出したタイミングで前記キャパシタ21(22)の充電電圧Vcapを検出する。その上で前記キャパシタ21の充電電圧Vcapを前記比較基準電圧Vhigh,Vlowと比較し、その比較結果に応じて前記比較基準電圧Vhigh,Vlowを1段階変更することが考えられる。
しかしながらこのような手法を採用した場合、新たに次の1スイッチング周期において前記スイッチング素子Qのオンオフ幅に相当する充電電圧Vcapを再度検出し、変更した前記比較基準電圧Vhigh,Vlowと比較することが必要となる。換言すれば前記スイッチング素子Qの1スイッチング周期において前記電圧Vcapと前記比較基準電圧Vhigh,Vlowとの比較を1回しか行うことができず、また前記比較基準電圧Vhigh,Vlowを1スイッチング周期毎に1段階しか変更することができない。これ故、負荷の変動幅が大きい場合、例えば図11に示すようにボトムスキップ制御が収束するまでに、前記スイッチング素子Q1のスイッチングが複数回繰り返し実行することが必要となる。換言すれば負荷に応じたボトムスキップ数を設定するまでに数スイッチング周期を要する。
この点、本発明に係る擬似共振スイッチング電源装置によれば、前述したように負荷が急激に大きく変動しても、その次の1スイッチング周期において負荷の大きさに応じたボトムスキップ数(計数値M)を決定することができる。故にボトムスキップ制御の応答性を高めることができ、その実用的利点が多大である。しかも前記スイッチング素子Q1のオンオフ幅に相当する電圧Vcapを前記キャパシタ21,22に交互に蓄積し、該キャパシタ21,22に蓄積した電圧Vcapを次の1スイッチング周期に亘って保持すると言う簡単な構成である。そしてこの構成の下で、1スイッチング周期内における前記比較基準電圧Vhigh,Vlowとの複数回の比較処理と、前記計数値Mの更新を可能としている。従って簡易にして効果的にボトムスキップ制御の応答性を高めることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。ここでは前記スイッチング素子Q1のターンオン・タイミングから該スイッチング素子Q1のターンオフ後における前記共振電圧の最初のボトムが検出されるまでの期間(オンオフ幅)に応じた電圧を前記キャパシタ21,22に充電した。しかし前記スイッチング素子Q1のオン幅に相当する電圧を前記キャパシタ21,22に充電するようにしても良い。或いは前記スイッチング素子Q1のターンオフ時に該スイッチング素子Q1に流れる電流に応じた電圧を前記キャパシタ21,22に充電するようにしても良い。
ちなみに前記スイッチング素子Q1のオン幅および該スイッチング素子Q1のターンオフ時間は、一般的に前記スイッチング素子Q1の1スイッチング周期に比較して短い。従って前記キャパシタ21,22に対する充電が終了した後、前記スイッチング素子Q1のオン期間を利用して前記キャパシタ21,22の電圧Vcapを複数回に亘って前記比較基準電圧Vhigh,Vlowと比較して前記ボトムスキップ数を収束させることも可能である。
この場合、2つのキャパシタ21,22を1スイッチング周期毎に交互に用いることが不要となるので、その構成の簡素化を図ることかできる。しかしその反面、前記電圧Vcapと前記比較基準電圧Vhigh,Vlowとの比較と該比較基準電圧Vhigh,Vlowの変更処理を短時間に複数回実行することが必要となるので、より高速な処理回路が必要となる。従って前記スイッチング素子Qのオン幅、または前記スイッチング素子Qのターンオフ時の電流に相当する電圧を前記キャパシタ21(22)の電圧Vcapとして求める場合であっても、図2に示した構成を採用することが好ましい。
また実施形態では、ボトムスキップ数を最大6回とするボトムスキップ制御を例に説明したが、その最大ボトムスキップ数は特に限定されるものではなく、共振周期等の仕様に応じて定めれば十分である。またスイッチング素子QとしてIGBTを用いる場合でも同様に実施可能なことは言うまでもない。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実行することができる。
Q1 スイッチング素子(MOS-FET)
T トランス
Cr 共振用コンデンサ
1 制御回路(電源IC)
2 帰還回路
11 ボトム検出回路
12 ボトムスキップ数決定回路
13 ターンオン制御回路
16 フリップフロップ
18 比較器
21,22 キャパシタ
23,24 比較器
25 基準電圧選択回路
25a,25b,25c ノット回路
Q00,Q01〜Q24 スイッチ素子
26,27 フリップフロップ
28 カウンタ回路
28a アップダウンカウンタ
28b,28c 入力ゲート回路
28d,28e アンド回路
30 選択動作制御回路
31 パルス発生回路
32 フリップフロップ
40 カウンタ回路
41,47 ノット回路
42,43,44,49 フリップフロップ
45a,45b,45c 排他的オア回路(EX-OR)
46,48 アンド回路
51,52,55,56 アナログスイッチ
53 定電流源
54 スイッチ素子(MOS-FET)
60 タイミング回路
61,62 フリップフロップ
63,64 アンド回路

Claims (7)

  1. オン・オフ駆動されるスイッチング素子に直列に接続されたインダクタンスと共振用キャパシタとの共振現象を利用して、共振電圧がボトムを呈するタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせる擬似共振スイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子のターンオフに伴う前記共振電圧のボトムを検出するボトム検出回路と、
    前記スイッチング素子の負荷に応じてボトムスキップ数を決定するボトムスキップ数決定回路と、
    前記ボトム検出回路にて検出される前記ボトムの検出回数が前記ボトムスキップ数決定回路にて決定されたボトムスキップ数に達したときに前記スイッチング素子をターンオンするターンオン制御回路とを具備し、
    前記ボトムスキップ数決定回路は、前記スイッチング素子のターンオン・タイミングから該スイッチング素子のターンオフ後における前記共振電圧の最初のボトムが検出されるまでの時間に応じた電圧を前記スイッチング素子の1スイッチング周期に亘って保持するキャパシタを備え、
    前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧と前記キャパシタに保持された電圧とを、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に順次に比較して、前記キャパシタに保持された電圧に応じたボトムスキップ数を決定することを特徴とする擬似共振スイッチング電源装置。
  2. 前記キャパシタは、並列に設けられた第1および第2のキャパシタからなり、
    前記スイッチング素子のターンオン・タイミングから該スイッチング素子のターンオフ後における前記共振電圧の最初のボトムが検出されるまでの時間に応じた電圧は、前記スイッチング素子のスイッチング周期毎に前記第1および第2のキャパシタに交互に蓄積され、前記スイッチング素子の次の1スイッチング周期に亘って保持されて前記ボトムスキップ数決定回路によるボトムスキップ数の決定に供せられる請求項に記載の擬似共振スイッチング電源装置。
  3. オン・オフ駆動されるスイッチング素子に直列に接続されたインダクタンスと共振用キャパシタとの共振現象を利用して、共振電圧がボトムを呈するタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせる擬似共振スイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子のターンオフに伴う前記共振電圧のボトムを検出するボトム検出回路と、
    前記スイッチング素子の負荷に応じてボトムスキップ数を決定するボトムスキップ数決定回路と、
    前記ボトム検出回路にて検出される前記ボトムの検出回数が前記ボトムスキップ数決定回路にて決定されたボトムスキップ数に達したときに前記スイッチング素子をターンオンするターンオン制御回路とを具備し、
    前記ボトムスキップ数決定回路は、前記スイッチング素子のオン時間に応じた電圧を前記スイッチング素子の1スイッチング周期に亘って保持するキャパシタを備え、
    前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧と前記キャパシタに保持された電圧とを、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に順次に比較して、前記キャパシタに保持された電圧に応じたボトムスキップ数を決定することを特徴とする擬似共振スイッチング電源装置。
  4. オン・オフ駆動されるスイッチング素子に直列に接続されたインダクタンスと共振用キャパシタとの共振現象を利用して、共振電圧がボトムを呈するタイミングで前記スイッチング素子をターンオンさせる擬似共振スイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング素子のターンオフに伴う前記共振電圧のボトムを検出するボトム検出回路と、
    前記スイッチング素子の負荷に応じてボトムスキップ数を決定するボトムスキップ数決定回路と、
    前記ボトム検出回路にて検出される前記ボトムの検出回数が前記ボトムスキップ数決定回路にて決定されたボトムスキップ数に達したときに前記スイッチング素子をターンオンするターンオン制御回路とを具備し、
    前記ボトムスキップ数決定回路は、前記スイッチング素子のターンオフ時に該スイッチング素子に流れる電流に応じた電圧を前記スイッチング素子の1スイッチング周期に亘って保持するキャパシタを備え、
    前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧と前記キャパシタに保持された電圧とを、前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に順次に比較して、前記キャパシタに保持された電圧に応じたボトムスキップ数を決定することを特徴とする擬似共振スイッチング電源装置。
  5. 前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧は、前記スイッチング素子のターンオフ・タイミングからの遅延時間に相当する電圧からなり、
    前記ボトムスキップ数決定回路は、前記複数の基準電圧の中から選択して設定された上限電圧および下限電圧と前記キャパシタに保持された電圧との比較結果に応じて前記ボトムスキップ数を増減するアップダウンカウンタと、
    このアップダウンカウンタに設定されたボトムスキップ数に応じて前記上限電圧および下限電圧として設定する基準電圧を変更する基準電圧選択回路と、
    この基準電圧選択回路による前記基準電圧の変更処理を前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に複数回実行させて前記アップダウンカウンタに設定する前記ボトムスキップ数を収束させる選択動作制御回路と
    を備えたものである請求項1乃至4のいずれかに記載の擬似共振スイッチング電源装置。
  6. 前記ボトムスキップ数を決定する複数の基準電圧は、前記キャパシタに保持される電圧の範囲を、前記スイッチング素子の負荷の大きさに対応付けてN段階(Nは2以上の整数)に区分する(N+1)個の互いに異なる電圧であって、
    前記基準電圧選択回路は、前記ボトムスキップ数を示す前記アップダウンカウンタの値に応じて、前記キャパシタに保持される電圧の変動許容幅を特定する前記上限電圧および下限電圧を、前記複数の基準電圧の中から選定するものである請求項に記載の擬似共振スイッチング電源装置。
  7. 前記アップダウンカウンタは、前記キャパシタに保持された電圧が前記上限電圧を上回るときに前記ボトムスキップ数をデクリメントし、前記キャパシタに保持された電圧が前記下限電圧を下回るときに前記ボトムスキップ数をインクリメントする処理を、前記選択動作制御回路によりトリガされて前記スイッチング素子の1スイッチング周期内に複数回繰り返し実行するものである請求項に記載の擬似共振スイッチング電源装置。
JP2012278734A 2012-12-20 2012-12-20 擬似共振スイッチング電源装置 Active JP6015421B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278734A JP6015421B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 擬似共振スイッチング電源装置
US14/103,262 US9627977B2 (en) 2012-12-20 2013-12-11 Quasi-resonant switching power supply

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278734A JP6015421B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 擬似共振スイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014124038A JP2014124038A (ja) 2014-07-03
JP6015421B2 true JP6015421B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=50974467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012278734A Active JP6015421B2 (ja) 2012-12-20 2012-12-20 擬似共振スイッチング電源装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9627977B2 (ja)
JP (1) JP6015421B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102462597B1 (ko) * 2022-04-29 2022-11-07 한국지질자원연구원 바나듐 손실을 최소화한 염배소 바나듐광 수침출액으로부터의 바나듐 회수방법

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6272679B2 (ja) 2013-11-22 2018-01-31 ローム株式会社 電源制御回路、電源装置および電子機器
WO2016038961A1 (ja) * 2014-09-11 2016-03-17 シャープ株式会社 電源装置
US9812968B2 (en) * 2014-11-19 2017-11-07 Futurewei Technologies, Inc. Zero voltage switching detection apparatus and method
JP6496608B2 (ja) * 2015-05-26 2019-04-03 株式会社日立製作所 電力変換装置及びその電力変換制御手段
US10056842B2 (en) 2016-09-12 2018-08-21 Semiconductor Components Industries, Llc Quasi-resonant valley lockout without feedback reference
CN107086789B (zh) * 2017-04-27 2023-06-02 天宝电子(惠州)有限公司 一种次级控制准谐振的开关电源变换器
US9985522B1 (en) * 2017-09-13 2018-05-29 Nxp Usa, Inc. Digital control algorithm using only two target voltage thresholds for generating a pulse width modulated signal driving the gate of a power MOS to implement a switch mode power supply
JP7177340B2 (ja) 2018-10-04 2022-11-24 ミツミ電機株式会社 スイッチング電源用半導体装置およびac-dcコンバータ
CN109275253B (zh) * 2018-11-26 2020-09-15 苏州纽克斯电源技术股份有限公司 一种电子镇流器驱动控制电路
US11437842B2 (en) 2019-03-22 2022-09-06 Seiko Epson Corporation Power supply control device, switching power supply, and electronic apparatus
JP7421075B2 (ja) 2019-12-25 2024-01-24 ミツミ電機株式会社 スイッチング電源用半導体装置並びにスイッチング電源装置
CN111478602B (zh) * 2020-04-15 2021-05-28 瀚昕微电子(无锡)有限公司 反激电路及其开关器件的控制方法、装置、开关电源系统

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534711B2 (ja) * 1987-06-29 1996-09-18 日本電気株式会社 オ−バ−サンプル型a・d変換器
JP3371962B2 (ja) 2000-12-04 2003-01-27 サンケン電気株式会社 Dc−dcコンバ−タ
JP4122721B2 (ja) * 2001-04-09 2008-07-23 サンケン電気株式会社 スイッチング電源
JP3412624B2 (ja) * 2001-06-08 2003-06-03 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP4096547B2 (ja) * 2001-11-01 2008-06-04 サンケン電気株式会社 直流−直流変換回路
CN100370685C (zh) 2002-08-30 2008-02-20 三垦电气株式会社 开关电源装置
JP4033850B2 (ja) * 2004-03-31 2008-01-16 松下電器産業株式会社 スイッチング電源制御用半導体装置
JP4033855B2 (ja) * 2004-11-02 2008-01-16 松下電器産業株式会社 スイッチング電源制御用半導体装置およびそれを用いたスイッチング電源装置
JP5182503B2 (ja) 2008-08-18 2013-04-17 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP5353119B2 (ja) * 2008-08-26 2013-11-27 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP2010268349A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Renesas Electronics Corp アナログ/デジタル変換回路及びアナログ/デジタル変換方法
WO2011122314A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 富士電機システムズ株式会社 擬似共振スイッチング電源装置
US9030849B2 (en) * 2010-06-15 2015-05-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Switching power supply device and semiconductor device
JP5733605B2 (ja) * 2010-11-09 2015-06-10 富士電機株式会社 スイッチング電源装置
JP5579594B2 (ja) * 2010-12-28 2014-08-27 新電元工業株式会社 制御回路
JP5842366B2 (ja) * 2011-04-04 2016-01-13 富士電機株式会社 スイッチング電源制御回路
JP5857702B2 (ja) * 2011-12-12 2016-02-10 富士電機株式会社 スイッチング電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102462597B1 (ko) * 2022-04-29 2022-11-07 한국지질자원연구원 바나듐 손실을 최소화한 염배소 바나듐광 수침출액으로부터의 바나듐 회수방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014124038A (ja) 2014-07-03
US9627977B2 (en) 2017-04-18
US20140177286A1 (en) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015421B2 (ja) 擬似共振スイッチング電源装置
JP6131685B2 (ja) スイッチング電源装置
JP6037207B2 (ja) 擬似共振スイッチング電源装置の制御回路
US9276483B2 (en) Control circuit for active-clamp flyback power converter with programmable switching period
KR102271078B1 (ko) 스위치 제어 회로 및 이를 포함하는 전력 공급 장치
US9774264B2 (en) Control circuit and control method for switching power supply operating in quasi resonant mode
US9647528B2 (en) Switch control circuit and resonant converter including the same
JP6702010B2 (ja) スイッチング電源装置
KR20150095180A (ko) 스위치 제어 회로 및 이를 포함하는 공진형 컨버터
JP2017127109A (ja) スイッチング電源装置
US11437913B2 (en) Switching control circuit and power supply circuit
JP5447531B2 (ja) 擬似共振スイッチング電源装置
WO2018121371A1 (zh) 开关电源及其电压采样电路
US8749999B2 (en) Controller and power converter using the same for clamping maximum switching current of power converter
US8643352B2 (en) Switching power supply control with reduced harmonic frequency fluctuations
US9627988B2 (en) Switch control circuit and resonant converter including the same
JP2018157648A (ja) Ac/dcコンバータの制御回路
JP6398773B2 (ja) 制御回路およびスイッチング電源装置
KR102506229B1 (ko) 스위칭 레귤레이터
JP2020058213A (ja) スイッチング電源装置の制御装置
JP7413805B2 (ja) スイッチング制御回路、電源回路
TWI404312B (zh) 改善電源轉換器次諧波的電路及方法
JP2016059138A (ja) スイッチング電源装置
JP2016152727A (ja) 制御回路およびスイッチング電源装置
JP6540078B2 (ja) 制御回路およびスイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6015421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250