JP7413805B2 - スイッチング制御回路、電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング制御回路、及び電源回路に関する。
スイッチング電源回路には、軽負荷時の効率を上昇させるために、間欠的にスイッチング動作を停止させるバーストモードで動作する回路がある(例えば、特許文献1)。
特開2017-147854号公報
ところで、スイッチング電源回路の制御回路への電源電圧が、スイッチング動作に基づいて生成される場合、スイッチング電源回路の動作モードが、適切なタイミングで正常モードからバーストモードに移行されていないと、電源電圧が低下し、制御回路が正常に動作しなくなることがある。
また、例えば、負荷が過渡的に変化した際に、スイッチング電源回路が、バーストモードで動作し続けてしまうと、出力電圧が目的レベルから大きくずれてしまうことがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、スイッチング電源回路を適切な動作モードで動作させることができるスイッチング制御回路を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する本発明の第1の態様は、1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路の前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、時間を条件に含む第1遷移条件と時間を条件に含まない第2遷移条件とを有し、前記第1遷移条件または前記第2遷移条件を満たすと、前記電源回路を第1バーストモードで動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、を備える。
本発明の第2の態様は、1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路の前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、前記電源回路が通常モードで動作している際に負荷の消費電力が減少すると、複数のバーストモードのうち、前記負荷の消費電力に応じた動作モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させ、前記複数のバーストモードのうち、最も消費電力の小さい前記負荷に応じた動作モードで前記電源回路が動作している際に前記負荷の消費電力が増加すると、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、を備える。
本発明の第3の態様は、1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路であって、前記スイッチング制御回路は、前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、時間を条件に含む第1遷移条件と時間を条件に含まない第2遷移条件とを有し、前記第1遷移条件または前記第2遷移条件を満たすと、前記電源回路を第1バーストモードで動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、を備える。
本発明の第4の態様は、1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路であって、前記スイッチング制御回路は、前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、前記電源回路が通常モードで動作している際に負荷の消費電力が減少すると、複数のバーストモードのうち、前記負荷の消費電力に応じた動作モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させ、前記複数のバーストモードのうち、最も消費電力の小さい前記負荷に応じた動作モードで前記電源回路が動作している際に前記負荷の消費電力が増加すると、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、を備える。
本発明によれば、スイッチング電源回路を適切な動作モードで動作させることができるスイッチング制御回路を提供することができる。
スイッチング電源回路10の一例を示す図である。 制御IC40の一例を示す図である。 駆動信号出力回路75の一例を示す図である。 信号Va1,Va2を説明するための図である。 ゲインとスイッチング周波数との関係を説明するための図である。 信号Vb1,Vb2の発生タイミングを説明するための図である。 パルス信号Vp1,Vp2を説明するための図である。 スイッチング電源回路10の効率を説明するための図である。 動作モードの遷移条件を説明するための図である。 動作モードの状態遷移図である。 動作モードの状態遷移表である。 スイッチング電源回路10の動作を説明するための図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
=====本実施形態=====
<<<スイッチング電源回路10の概要>>>
図1は、本発明の一実施形態であるスイッチング電源回路10の構成を示す図である。スイッチング電源回路10は、所定の入力電圧Vinから、目的レベルの出力電圧Voutを負荷11に生成するLLC電流共振型のコンバータである。
スイッチング電源回路10は、コンデンサ20,21,32、NMOSトランジスタ22,23、トランス24、制御ブロック25、ダイオード30,31、定電圧回路33、及び発光ダイオード34を含んで構成される。
コンデンサ20は、入力電圧Vinが印加される電源ラインと、接地側のグランドラインとの間の電圧を安定化させ、ノイズ等を除去する。なお、入力電圧Vinは、所定レベルの直流電圧である。コンデンサ21は、1次コイルL1、2次コイルL2,L3との間にある漏れインダクタンス(リーケージインダクタンス)と共振回路を構成する、いわゆる共振コンデンサである。
NMOSトランジスタ22は、ハイサイド側のパワートランジスタであり、NMOSトランジスタ23は、ローサイド側のパワートランジスタである。なお、本実施形態では、スイッチング素子としてNMOSトランジスタ22,23が用いられているが、例えば、PMOSトランジスタ、バイポーラトランジスタであっても良い。
トランス24は、1次コイルL1、2次コイルL2,L3、補助コイルL4を備えており、1次コイルL1と、2次コイルL2,L3と、補助コイルL4との間は絶縁されている。トランス24においては、1次側の1次コイルL1の両端の電圧の変化に応じて、2次側の2次コイルL2,L3に電圧が発生する。同様に、1次側の1次コイルL1の両端の電圧の変化、延いては2次コイルL2,L3の電圧の変化に応じて、1次側の補助コイルL4の電圧が発生する。
また、1次コイルL1は、一端にNMOSトランジスタ22のソースと、NMOSトランジスタ23のドレインが接続され、他端にNMOSトランジスタ23のソースがコンデンサ21を介して接続されている。
したがって、NMOSトランジスタ22,23のスイッチングが開始されると、2次コイルL2,L3と、補助コイルL4の夫々の電圧が変化することになる。なお、1次コイルL1と、2次コイルL2,L3とは、同極性で電磁結合されており、2次コイルL2,L3と、補助コイルL4も、同極性で電磁結合されている。
制御ブロック25は、NMOSトランジスタ22,23のスイッチングを制御するための回路ブロックであり、詳細は後述する。
ダイオード30,31は、2次コイルL2,L3の電圧を整流し、コンデンサ32は、整流された電圧を平滑化する。この結果、コンデンサ32には、平滑化された出力電圧Voutが生成される。なお、出力電圧Voutは、目的レベルの直流電圧となる。
定電圧回路33は、一定の直流電圧を生成する回路であり、例えば、シャントレギュレータを用いて構成される。
発光ダイオード34は、出力電圧Voutと、定電圧回路33の出力との差に応じた強度の光を発光する素子であり、後述するフォトトランジスタ59とともに、フォトカプラを構成する。本実施形態では、出力電圧Voutのレベルが高くなると、発光ダイオード34からの光の強度は強くなる。
<<<制御ブロック25>>>
制御ブロック25は、制御IC40、コンデンサ50~54、抵抗55~57、ダイオード58、及びフォトトランジスタ59を含む。
制御IC40は、NMOSトランジスタ22,23のスイッチングを制御する集積回路であり、端子VCC,GND,FB,IS,CA,HO,LOを有する。なお、制御IC40は、「スイッチング制御回路」に相当する。
端子VCCは、制御IC40を動作させるための電源電圧Vccが印加される端子である。端子VCCには、一端が接地されたコンデンサ52と、ダイオード58のカソードとが接続されている。このため、コンデンサ52は、ダイオード58からの電流により充電され、コンデンサ52の充電電圧が、制御IC40を動作させる電源電圧Vccとなる。なお、制御IC40は、図示しない端子を介して交流入力を整流した入力電圧Vinの分圧電圧が印加されて起動され、起動された後は、電源電圧Vccに基づいて動作する。
端子GNDは、接地電圧が印加される端子であり、例えばスイッチング電源回路10が設けられる装置の筐体等に接続される。
端子FBは、出力電圧Voutに応じた帰還電圧Vfbが発生する端子であり、コンデンサ53、及びフォトトランジスタ59が接続される。コンデンサ53は、端子FBと、接地との間のノイズを除去するために設けられ、フォトトランジスタ59は、発光ダイオード34からの光の強度に応じた大きさのバイアス電流I1を、端子FBから接地へと流す。このため、フォトトランジスタ59は、シンク電流を生成するトランジスタとして動作する。
端子ISは、1次コイルL1の共振電流の電流値を検出するための端子である。ここで、コンデンサ50、及び抵抗55が接続されるノードには、1次コイルL1の共振電流の電流値に応じた電圧が発生する。そして、抵抗56及びコンデンサ51は、低域通過フィルタを構成する。このため、端子ISには、1次コイルL1の共振電流の電流値に応じ、ノイズ成分が除去された電圧が印加される。
端子CAは、1次コイルL1の共振電流に基づいて生成され、スイッチング電源回路10の入力電力に応じた電圧Vcaが印加される端子である。なお、詳細は後述するが、端子CAには、コンデンサ54と、抵抗57とが接続されている。
端子HOは、NMOSトランジスタ22を駆動する信号Vo1が出力される端子であり、NMOSトランジスタ22のゲートが接続される。
端子LOは、NMOSトランジスタ23を駆動する信号Vo2が出力される端子であり、NMOSトランジスタ23のゲートが接続される。
<<<制御IC40の詳細>>>
図2は、制御IC40の構成を示す図である。制御IC40は、抵抗70、ADコンバータ71,73、負荷検出回路72、コンパレータ74、駆動信号出力回路75、制御回路76、及び駆動回路77を含む。なお、ここでは、端子VCC,GND,ISは省略されている。また、詳細は後述するが、駆動信号出力回路75、及び制御回路76は、デジタル制御回路78である。
抵抗70は、フォトトランジスタ59からのバイアス電流I1に基づいて、帰還電圧Vfbを生成する。なお、抵抗70の一端には、所定の電圧Vddが印加され、他端は、端子FBに接続されている。このため、抵抗70の抵抗値を“R”とすると、端子FBに生じる帰還電圧Vfbは、式(1)で表される。
Vfb=Vdd-R×I1・・・(1)
上述したように、本実施形態では、出力電圧Voutの上昇に応じて、バイアス電流I1の電流値は増加する。このため、出力電圧Voutが上昇すると、帰還電圧Vfbは低下することになる。
ADコンバータ71は、端子FBの帰還電圧Vfbを、デジタル値に変換して出力する。負荷検出回路72は、端子ISで検出された、1次コイルL1の共振電流に応じた電圧を、端子CAに接続されたコンデンサ54、及び抵抗57で平滑化し、電圧Vcaとして出力する。
ここで、1次コイルL1の共振電流の電流値は、スイッチング電源回路10の入力電力に応じて増加し、スイッチング電源回路10の入力電力は、負荷11で消費される電力に応じて増加する。このため、端子CAに印加される電圧Vcaは、負荷11の消費電力の増加に応じて高くなる値を示すことになる。
ADコンバータ73は、負荷検出回路72が出力する電圧Vcaを、デジタル値に変換して出力する。コンパレータ74は、電源電圧Vccの低下を検出する。
コンパレータ74は、高い閾値電圧である電圧V1と、電源電圧Vccとを比較するとともに、低い閾値電圧である電圧V2(<V1)と、電源電圧Vccとを比較するヒステリシスコンパレータである。
コンパレータ74は、電源電圧Vccが低下し“電圧V2”より低くなると、比較結果を示す電圧Vcをローレベル(以下、“Lレベル”とする。)に変化させる。また、コンパレータ74は、電源電圧Vccが上昇し、“電圧V1”より高くなると、電圧Vcをハイレベル(以下、“Hレベル”とする。)に変化させる。
デジタル制御回路78は、帰還電圧Vfb、電圧Vca、及び電圧Vcに基づいて、駆動電圧Vdr1,Vdr2を出力する回路であり、駆動信号出力回路75、及び制御回路76を含んで構成される。
駆動信号出力回路75は、制御回路76からの制御信号CONTに基づいて、スイッチング電源回路10の動作モードに応じた駆動信号Vdr1,Vdr2を出力する回路である。
なお、詳細は後述するが、本実施形態のスイッチング電源回路10の“動作モード”には、“通常モード”と、“高周波バーストモード”と、“低周波バーストモード”と、の3つのモードがある。
そして、「通常モード」とは、例えば、連続的にスイッチング動作が行われ、間欠的にスイッチング動作が停止されないモードであり、「バーストモード」とは、例えば、間欠的にスイッチング動作が停止されるモードである。
また、「バーストモード」のうち、「高周波バーストモード」は、「低周波バーストモード」に比べ、間欠的にスイッチング動作が停止される周期が短いモードである。このため、「高周波バーストモード」と、「低周波バーストモード」とを比較すると、「低周波バーストモード」は、負荷11がより軽負荷である場合の動作モードとして好ましい。
制御回路76は、制御信号CONTに基づいて、駆動信号出力回路75の各種動作を制御する。例えば、制御回路76は、負荷11の消費電力に応じて変化する帰還電圧Vfd及び電圧Vcaと、電源電圧Vccと、に基づいて、駆動信号出力回路75に対し、例えば、3つの“動作モード”のうち、何れかのモードに応じた駆動信号Vdr1,Vdr2を出力させる。なお、制御回路76の詳細については後述する。
駆動回路77は、入力される駆動信号Vdr1,Vdr2に基づいて、NMOSトランジスタ22,23をスイッチングするバッファである。具体的には、駆動回路77は、駆動信号Vdr1と同じ論理レベルの信号Vo1で、NMOSトランジスタ22を駆動し、駆動信号Vdr2と同じ論理レベルの信号Vo2で、NMOSトランジスタ23を駆動する。
<<駆動信号出力回路75の詳細>>
図3は、駆動信号出力回路75の構成の一例を示す図である。駆動信号出力回路75は、発振回路90、バッファ91、インバータ92、低周波バースト制御回路93、タイマ94、パルス回路95、及びセレクタ96を含んで構成される。なお、ここでは便宜上、図示を省略しているが、制御信号CONTは、駆動信号出力回路75の各回路のうち、バッファ91、及びインバータ92以外の回路に入力される。
==“通常モード”の信号Va1,Va2==
発振回路90、バッファ91、及びインバータ92は、“通常モード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、スイッチング電源回路10を“通常モード”で動作させるための信号Va1,Va2を出力するブロックである。
発振回路90は、入力される帰還電圧Vfbに基づいて、例えば、“H”レベルのデューティ比が、50%の発振信号Voscを出力する電圧制御発振回路である。発振回路90は、帰還電圧Vfbのレベルが低くなると、高い周波数の発振信号Voscを出力する。また、発振回路90は、“動作”を示す制御信号CONTが入力されると、帰還電圧Vfbに応じた発振信号Voscを出力し、“停止”を示す制御信号CONTが入力されると、発振信号Voscの出力を停止する。
バッファ91は、発振信号Voscと同じ論理レベルの信号を出力し、インバータ92は、発振信号Voscの論理レベルを反転させて出力する。この結果、スイッチング電源回路10を“通常モード”で動作させるための信号Va1,Vaは、例えば、図4に示すように、互いに逆相の信号になる。
また、セレクタ96は、“通常モード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、バッファ91、インバータ92の出力である信号Va1,Va2を選択し、駆動信号Vdr1,Vdr2として出力する。この結果、NMOSトランジスタ22,23は、“通常モード”の信号Va1,Va2に基づいて駆動されることになる。
なお、スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際、出力電圧Voutのレベルが目的レベルより上昇すると、帰還電圧Vfbは低下するため、発振信号Voscの周波数は高くなる。
ここで、LLC電流共振型のコンバータであるスイッチング電源回路10のゲイン(=Vout/Vin)と、スイッチング周波数と、の間には例えば、図5に示す関係が成立する。そして、本実施形態では、発振信号Voscの周波数は、スイッチング電源回路10の共振周波数より高くなるよう、設計されている。この結果、帰還電圧Vfbが低下し、発振信号Voscの周波数が高くなると、出力電圧Voutは低下する。
一方、出力電圧Voutのレベルが目的レベルより低下すると、帰還電圧Vfbは上昇するため、発振信号Voscの周波数は低くなる。この結果、スイッチング電源回路10の出力電圧Voutは上昇する。したがって、スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際には、スイッチング電源回路10は、目的レベルの出力電圧Voutを生成することができる。
==“低周波バーストモード”の信号Vb1,Vb2==
発振回路90、バッファ91、インバータ92、及び低周波バースト制御回路93は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、スイッチング電源回路10を“低周波バーストモード”で動作させるための信号Vb1,Vb2を出力するブロックである。
低周波バースト制御回路93は、スイッチング周期が間欠的に停止するよう、発振回路90の動作を制御する回路である。低周波バースト制御回路93は、帰還電圧Vfbが上昇し、“電圧V3”より高くなると、発振回路90を動作させ、帰還電圧Vfbに応じた発振信号Voscを生成させる。
一方、低周波バースト制御回路93は、帰還電圧Vfbが低下し、“電圧V4”より低くなると、発振回路90の動作を停止させる。
図6は、“低周波バーストモード”の信号Vb1,Vb2が生成されるタイミングについて説明するための図である。
例えば、時刻t10に、帰還電圧Vfbが上昇し、“電圧V3”となると、発振信号Voscは生成される。そして、バッファ91は、発振信号Voscと同じ論理レベルの信号Vb1を出力し、インバータ92は、発振信号Voscの論理レベルが反転した信号Vb2を出力する。この結果、“低周波バーストモード”の信号Vb1,Vb2は、図4に示す信号Va1,Va2と同様の波形になる。
また、セレクタ96は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、バッファ91、インバータ92の出力である信号Vb1,Vb2を選択し、駆動信号Vdr1,Vdr2として出力する。この結果、NMOSトランジスタ22,23は、“低周波バーストモード”の信号Vb1,Vb2に基づいて駆動されることになる。
時刻t10にNMOSトランジスタ22,23が駆動されると、出力電圧Voutは上昇するため、時刻t10から若干遅れて帰還電圧Vfbは低下する。そして、例えば、時刻t11に、帰還電圧Vfbが低下して“電圧V4”となると、発振信号Voscの生成は停止される。
この結果、NMOSトランジスタ22,23のスイッチングも停止するため、出力電圧Voutは低下する。そして、時刻t11から若干遅れて帰還電圧Vfbが上昇し、例えば時刻t12に、帰還電圧Vfbが“電圧V3”となると、発振信号Voscが生成される。この結果、信号Vb1,Vb2に基づいて、NMOSトランジスタ22,23が駆動される。なお、時刻t12以降、時刻t10~時刻12までの動作が繰り返される。
このように、低周波バースト制御回路93は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTに基づいて、発振回路90を制御することにより、スイッチング電源回路10を、“低周波バーストモード”で動作させることができる。
なお、図6の時刻t10~t12までの期間が、“低周波バーストモード”の1周期を示す期間Taとなる。そして、本実施形態では、期間Taのうち、スイッチングが停止される“停止期間”が、“スイッチング期間”より十分長くなるよう、電圧V3及び電圧V4と、帰還電圧Vfbを生成する抵抗70の抵抗値R(図2参照)と、が設定されている。
==“高周波バーストモード”のパルス信号Vp1,Vp2==
タイマ94、及びパルス回路95は、“高周波バーストモード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、スイッチング電源回路10を“高周波バーストモード”で動作させるためのパルス信号Vp1,Vp2を出力するブロックである。
タイマ94は、例えば、“高周波バーストモード”の1周期の期間Tbを繰り返し計り、パルス回路95は、タイマ94の計測時間に基づいて、期間Tb内の所定のタイミングで、合計3つのパルス信号Vp1,Vp2を出力する。
図7は、“高周波バーストモード”のパルス信号Vp1,Vp2が生成されるタイミングについて説明するための図である。
例えば、時刻t20に、タイマ94が時間の計測を開始すると、パルス回路95は、時刻t21となるタイミングまで、“H”レベルのパルス信号Vp2を出力する。
ここで、セレクタ96は、“高周波バーストモード”を示す制御信号CONTが入力されている場合、パルス信号Vp1,Vp2を選択し、駆動信号Vdr1,Vdr2として出力する。したがって、時刻t20~t21に“H”レベルのパルス信号Vp2が出力されると、駆動信号Vdr2が“H”レベルとなり、NMOSトランジスタ23はオンされる。
また、タイマ94の出力に基づいて、時刻t21となると、パルス回路95は、時刻t22となるタイミングまで、“H”レベルのパルス信号Vp1を出力する。この結果、時刻t21~t22の期間においては、駆動信号Vdr1が“H”レベルとなり、NMOSトランジスタ22はオンされる。
さらに、タイマ94の出力に基づいて、時刻t22となると、パルス回路95は、時刻t23となるタイミングまで、“H”レベルのパルス信号Vp2を出力する。この結果、時刻t21~t22の期間においては、駆動信号Vdr2が“H”レベルとなり、NMOSトランジスタ23はオンされる。
そして、タイマ94の計測時間に基づいて、パルス回路95は、時刻t23~t24まで期間においては、パルス信号Vp1,Vp2の生成を停止する。また、時刻t20から、期間Tb経過した時刻t24となると、タイマ94の計測時間はリセットされるため、時刻t20~t24までの動作が繰り返される。
このように、タイマ94、及びパルス回路95は、“高周波バーストモード”を示す制御信号CONTに基づいて、パルス信号Vp1,Vp2を生成することにより、スイッチング電源回路10を、“高周波バーストモード”で動作させることができる。
なお、本実施形態では、“高周波バーストモード”の単位時間あたりの“スイッチング期間”は、“低周波バーストモード”の単位時間あたりの“スイッチング期間”より十分長くなるよう、設計されている。
このため、本実施形態では、上述した3つの動作モードのうち、“通常モード”から“高周波バーストモード”へ移行し、“高周波バーストモード”から“低周波バーストモード”へ移行する毎に、単位時間あたりの“スイッチング期間”は短くなる。そして、スイッチング期間が短くなると、例えば、ゲート容量の大きいNMOSトランジスタ22,23や、駆動回路77での消費電力は小さくなる。
この結果、例えば、図8に示すように、負荷11の消費電力が減少するにつれて、スイッチング電源回路10の“動作モード”を“通常モード”から、“高周波バーストモード”を介して、“低周波バーストモードに移行することで、スイッチング電源回路10の効率を広い範囲で高めることができる。
<<制御回路76について>>
図2の制御回路76は、帰還電圧Vfb、電圧Vca、電圧Vcに基づいて、駆動信号出力回路75の各種動作を制御するステートマシンである。例えば、制御回路76は、負荷11の消費電力に応じて、スイッチング電源回路10の“動作モード”を切り替えるための制御信号CONTを生成する。なお、「ステートマシン」とは、例えば、入力条件によって、出力の状態を変化させるよう、論理合成された論理回路である。
図9は、負荷11の消費電力に応じて変化する帰還電圧Vfb及び電圧Vcaと、“動作モード”の遷移条件との関係を示す図である。ここで、負荷11の消費電力が小さくなると、出力電圧Voutは上昇するため、帰還電圧Vfbは、低下する。また、電圧Vcaは、負荷11の消費電力が小さくなると、低下する。なお、図9においては、帰還電圧Vfb及び電圧Vcaのレベルと、遷移条件との関係のみを説明するため、“動作モード”を遷移させる際の“遷移時間”については後述する。
本実施形態では、例えば、負荷11の消費電力が大きく、帰還電圧Vfbが、電圧V5より高いか、電圧Vcaが、電圧V7より高いと、“動作モード”を“通常モード”とする。なお、以下、帰還電圧Vfbが、電圧V5より高いか、電圧Vcaが、電圧V7より高い場合を、“条件1”とする。
また、負荷11の消費電力が小さくなり、帰還電圧Vfbが、電圧V6(<電圧V5)より低くなるとともに、電圧Vcaが、電圧V8(<電圧V7)より低くなると、“動作モード”を“高周波バーストモード”とする。なお、以下、帰還電圧Vfbが、電圧V6より低く、かつ、電圧Vcaが、電圧V8より低い場合を、“条件2”とする。
さらに、負荷11の消費電力が非常に小さくなり、帰還電圧Vfbが、電圧V6より低くなるとともに、電圧Vcaが、電圧V10(<電圧V8)より低くなると、“動作モード”を“低周波バーストモード”とする。なお、以下、帰還電圧Vfbが、電圧V6より低く、かつ、電圧Vcaが、電圧V10より低い場合を、“条件3”とする。
また、“動作モード”が“低周波バーストモード”であって、負荷11の消費電力が大きくなり、帰還電圧Vfbが、電圧V5(>電圧V6)より高くなるか、電圧Vcaが、電圧V9(V8<V9<V10)より高くなると、“動作モード”を“通常モード”とする。なお、以下、帰還電圧Vfbが、電圧V5より高くなるか、電圧Vcaが、電圧V8より高い場合を、“条件4”とする。
<<状態遷移について>>
図10は、制御回路76への入力の条件と、制御信号CONTと、の関係を説明するための状態遷移図であり、図11は、状態遷移表である。
<<“通常モード”内での遷移>>
ここでは、制御回路76への入力の条件が、“条件1(Vfb>V5、またはVca>V7)”を満たしており、“動作モード”は、“通常モード”であることとする。
ところで、上述したように、制御回路76に入力される電圧Vcaは、1次コイルL1の共振電流に応じた電圧がコンデンサ54、及び抵抗57で平滑化されて生成されるため、負荷11の状態が変化しても、直ちに変化しない。
一方、帰還電圧Vfbは、フォトトランジスタ59からの電流I1と、抵抗70と、で生成される電圧であるため、負荷11の状態が変化すると、電圧Vcaより短い時間で変化する。そこで、本実施形態では、“通常モード”において、例えば負荷11が軽負荷となり、帰還電圧Vfbのみが低下し、所定のレベルの電圧V20より低下すると、一旦、スイッチング動作を停止させる処理が実行される。なお、スイッチング動作が停止される“所定のレベル”は、「第2レベル」に相当する。
具体的には、“通常モード”において、帰還電圧Vfbが所定のレベルの電圧V20より低下すると、制御回路76は、“停止”を示す制御信号CONTを出力する(処理S10)。この結果、図3の発振回路90の動作は停止するため、スイッチング動作が停止され、出力電圧Voutのオーバーシュートは抑制される。
また、“通常モード”において、帰還電圧Vfbが所定のレベルの電圧V21(>電圧V20)より上昇すると、制御回路76は、“動作”を示す制御信号CONTを出力する(処理S11)。この結果、発振回路90は発振信号Voscを生成するため、スイッチング動作が実行され、目的レベルの出力電圧Voutが生成される。なお、本実施形態では、電圧V21は、電圧V6よりも低い電圧であり、電圧V5,V6,V20,V21の間には、V5>V6>V21>V20の関係が成立する。
<<“通常モード”から“高周波バーストモード”への遷移>>
ところで、例えば、負荷11が過渡的に変化した際に、スイッチング電源回路10の“動作モード”を、直ちに他のモードに移行してしまうと、出力電圧Voutが目的レベルから大きくずれてしまうことがある。
そこで、本実施形態では、制御回路76に対し、負荷11が軽負荷になった時間が“所定時間Tx”となるか否かを判定させている。
このため、制御回路76は、負荷11が軽負荷になり、制御回路76への入力の条件が、“条件2(Vfb<V6、かつVca<V8)”を満たす期間が“所定時間Tx”継続すると、制御回路76は、“高周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S20)。
この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“高周波バーストモード”へ遷移することになる。
<<“通常モード”から“低周波バーストモード”への遷移>>
例えば、負荷11が、より軽負荷(または、無負荷)になり、制御回路76への入力の条件が、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”を満たし、かつ、“条件3”が“所定時間Tx”だけ継続すると、制御回路76は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S21)。
この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“低周波バーストモード”へ遷移することになる。
ところで、帰還電圧Vfbが、所定レベルの電圧V20より低く、処理S10が実行され、スイッチングが停止されることがある。そして、“条件3(Vfb<電圧V6、かつVca<電圧V10)”が満たされる場合、処理S21では、“所定時間Tx”経過しないと、“低周波バーストモード”の動作が開始しないため、電源電圧Vccが必要以上に低下し、制御IC40が適切に動作しなくなることがある。
そこで、本実施形態では、制御回路76への入力の条件が、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”を満たさない状態でも、帰還電圧Vfbが、所定レベルの電圧V20より低く、処理S10が実行され、電圧Vcが“L”レベルとなると、つまり、電源電圧Vccが“電圧V2”より低くなると、制御回路76は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S22)。なお、処理S22が実行される条件(以下、“条件5”とする。)は、帰還電圧Vfb<V20、かつ、電源電圧Vcc<V2である。
この結果、“条件3”を満たし、“所定時間Tx”経過する前に、スイッチング電源回路10は、“低周波バーストモード”で動作するため、電源電圧Vccが必要以上に低下することを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、例えば、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”を満たす状態が、「軽負荷状態」に相当する。また、処理S21が、時間を条件に含む「第1遷移条件」に相当し、処理S22が、時間を条件に含まない「第2遷移条件」に相当する。また、電圧V2は、「第1レベル」に相当し、「低周波バーストモード」は、「第1バーストモード」に相当する。
<<<“高周波バースト”からの遷移>>>
スイッチング電源回路10が、“高周波バースト”で動作している際に、制御回路76への入力の条件が、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”を満たし、かつ、“条件3”が“所定時間Tx”だけ継続すると、制御回路76は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S30)。この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“低周波バーストモード”へ遷移することになる。
また、スイッチング電源回路10が、“高周波バースト”で動作している際も、“低周波バースト”で動作している際と同様に、時間を含まない“条件5(Vfb<V20、かつ、Vcc<V2)”が満たされると、制御回路76は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S31)。
一方、制御回路76への入力の条件が、“条件1(Vfb>V5、またはVca>V7)”を満たすと、制御回路76は、“通常モード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S32)。この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“通常モード”へ遷移することになる。
<<<“低周波バースト”からの遷移>>>
スイッチング電源回路10が、“低周波バースト”で動作している際に、制御回路76への入力の条件が、“条件4(Vfb>V5、またはVca>V9)”を満たすと、制御回路76は、“通常モード”を示す制御信号CONTを出力する(処理S40)。この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“通常モード”へ遷移することになる。
なお、詳細は後述するが、本実施形態では、スイッチング電源回路10が、“低周波バーストモード”で動作している際に負荷11の消費電力が増加すると、“動作モード”は、“高周波バーストモード”でなく、“通常モード”に遷移する。スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際には、出力電圧Voutを短時間で安定させることができる。このため、本実施形態では、負荷11の消費電力が増加すると、“低周波バーストモード”から、“高周波バーストモード”への遷移をさせることなく、“通常モード”へ遷移させる。
<<“動作モード”の遷移後の待機時間>>
上述のように、制御回路76への入力が所定の条件を満たすと、“動作モード”は遷移するが、遷移後の待機時間を設定してもよい。具体的には、制御回路76は、“動作モード”を遷移させた後、所定の“待機時間T1(第1期間)”が経過するまでは、入力の受付すなわち動作モードの遷移を禁止する。この結果、“動作モード”を示す制御信号CONTは、少なくとも“待機時間T1(第1期間)”は出力され続ける。これにより、必要以上に、“動作モード”が切り替わり、スイッチング電源回路10の動作が不安定になることを防ぐことができる。
本実施形態では、最も消費電力の小さい負荷に応じた動作モード、すなわち、“通常モード”から“低周波バーストモード”、または“高周波バーストモード”への遷移時に、この“待機時間T1”を設定している。なお、“通常モード”から“低周波バーストモード”への遷移時、または“通常モード”から“高周波バーストモード”への遷移時の何れか一方のみに、“待機時間T1”を設定しても良い。
===スイッチング電源回路10の動作===
図12は、負荷11の状態が軽負荷となった際のスイッチング電源回路10の動作を説明するための図である。なお、ここでは、時刻t30以前において、スイッチング電源回路10は、“通常モード”で動作していることとする。
まず、時刻t30に、負荷11の状態が軽負荷となると、出力電圧Voutは上昇するため帰還電圧Vfbは低下し、また電圧Vcaは低下する。
そして、時刻t31に、帰還電圧Vfbが“電圧V20”まで低下すると、制御回路76は、“停止”を示す制御信号CONTを出力する(図10の処理S10)。この結果、スイッチング動作が停止され、出力電圧Voutの上昇は停止する。
また、時刻t32に、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”が満たされると、制御回路76は、“低周波バーストモード”へ移行させるために、“所定時間Tx”の計測を開始する。
ただし、時刻t31にスイッチング動作が停止されるため、電源電圧Vccが大きく低下することになる。なお、このタイミングは、“低周波バーストモード”へ移行させるために、“所定時間Tx”が経過する前のタイミングであるため、スイッチング電源回路10が動作することはない。
時刻t33になると、電源電圧Vccが低下し、電圧V2となると、制御回路76は、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力する(図10の処理S22)。つまり、条件3が満たされ、所定時間Txだけ経過する前に、処理S22が実行される。この結果、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、“低周波バーストモード”に遷移する。
そして、出力電圧Voutの低下に応じて、帰還電圧Vfbが上昇し、時刻t34に電圧V3となると、スイッチング動作が行われる。この結果、電源電圧Vccが上昇するため、制御IC40の電源電圧Vccが必要以上に低下することを防ぐことができる。
また、時刻t34にスイッチング動作が行われると、出力電圧Voutは上昇するため、帰還電圧Vfbは低下する。また、出力電圧Voutの上昇に応じて、負荷11での消費電力は増加するため、電圧Vcaは上昇する。
そして、時刻t35に帰還電圧Vfbが低下し、電圧V4となると、スイッチング動作が停止する。このように、負荷11が軽負荷の状態においては、スイッチング電源回路10は、スイッチングが間欠的に停止されるため“低周波バーストモード”で動作するため、効率を上昇させつつ、目的レベルの出力電圧Voutを生成することができる。
なお、図12には図示していないが、例えば、時刻t33から待機時間T1だけ経過した時刻t36以降において、負荷11の消費電力が増加すると、出力電圧Voutは低下し、帰還電圧Vfbは上昇する。そして、“条件4(Vfb>V5、またはVca>V9)”が満たされると、制御回路76は、“通常モード”を示す制御信号CONTを出力する(図10の処理S40)。この結果、スイッチング電源回路10は、“通常モード”で動作することになる。
また、t36以降において、Vcaが高い場合(Vca>V9)、制御回路76は、“通常モード”を示す制御信号CONTを出力する(図10の処理S40)。この結果、スイッチング電源回路10は、“通常モード”で動作することになる。
スイッチング電源回路10が、“通常モード”で動作している場合、“高周波バーストモード”で動作している場合と比べ、スイッチング期間が長くなる。このため、スイッチング電源回路10の“動作モード”を、“低周波バーストモード”から、“通常モード”とすることで、負荷11の消費電力の増加が大きい場合であっても、出力電圧Voutの低下が抑制できる。
===その他===
例えば、スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際に、スイッチング周波数が非常に高くなると、NMOSトランジスタ22,23等での消費電力が増加するため、電源電圧Vccが大きく低下してしまうことがある。したがって、例えば、制御回路76は、電源電圧Vccが“電圧V2”より低くなると、“低周波バーストモード”を示す制御信号CONTを出力することとしても良い。
つまり、図10の処理S22では、条件5(Vfb<V20、かつVcc<V2)”を満たすと、“低周波バーストモード”に遷移させることとしたが、電源電圧Vccのみが電圧V2より低下した場合、“低周波バーストモード”に遷移させても良い。このような構成とすることにより、制御IC40の電源電圧Vccが必要以上に低下することを防ぐことができる。
また、本実施形態の制御IC40は、LLC電流共振型のコンバータであるスイッチング電源回路10に用いられたがこれに限られず、例えば、フライバック型のスイッチング電源回路に用いられても良い。なお、スイッチング電源回路10において、1次コイルL1の電流を制御するNMOSトランジスタ22,23は、第1及び第2トランジスタに相当する。
また、制御回路76は、入力条件に応じて制御信号CONTを変化させる論理回路であることとしたが、これに限られず、例えば、メモリ(不図示)に記憶されたプログラムを実行するマイコン(制御部)であっても良い。また、駆動信号出力回路75についても、マイコンの機能ブロック(例えば、駆動信号出力部)で実現できる。このようなマイコンを用いた場合であっても、本実施形態と同様の機能を実現できる。
また、本実施形態では、ADコンバータ71,73が、帰還電圧Vfb、電圧Vcaをデジタル値として変換し、デジタル制御回路78が、駆動信号Vdr1,Vdr2を出力することとしたが、これに限られない。例えば、制御IC40は、アナログ値の帰還電圧Vfb、電圧Vcaに基づいて、本実施形態と同様の駆動信号Vdr1,Vdr2を出力するよう、各種、アナログ回路、デジタル回路を含むこととしても良い。このような場合であっても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
===まとめ===
以上、本実施形態のスイッチング電源回路10について説明した。スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際に、条件3が“所定時間Tx”だけ継続する「第1遷移条件」が満たされると、または、「第2遷移条件」に対応する、時間を含まない条件5(Vfb<V20、かつVcc<V2)が満たされると、スイッチング電源回路10は、“低周波バーストモード”で動作する。これにより、電源電圧Vccの低下を抑制しつつ、スイッチング電源回路10の効率を上昇させることができるため、スイッチング電源回路10を適切な“動作モード”で動作させることができる。
また、負荷11が軽負荷となる状態が続くと、結果的に、例えば、条件3が“所定時間Tx”だけ継続し、「第1遷移条件」が満たされることになる。このため、スイッチング電源回路10は、負荷11が軽負荷となる状態が継続されると、確実に“低周波バーストモード”へ移行することができる。
また、例えば、スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際に、スイッチング周波数が非常に高くなると、電源電圧Vccが大きく低下してしまうことがある。例えば、電源電圧Vccが“電圧V2(第1レベル)”より低くなると、“低周波バーストモード”に遷移させることにより、制御IC40の電源電圧Vccが必要以上に低下することを防ぐことができる。したがって、このような構成とすることで、スイッチング電源回路10を適切な“動作モード”で動作させることができる。
また、制御回路76は、例えば、負荷11が軽負荷となった状態で、電源電圧Vccが“電圧V2”より低くなると、“動作モード”を、“低周波バーストモード”に遷移させている。このため、スイッチング電源回路10の効率を上昇させることができる。
また、本実施形態では、負荷11が軽負荷であるか否かは、例えば、“条件3(Vfb<V6、かつVca<V10)”を満たしているか否かに基づいて判定したがこれに限られない。例えば、制御回路76は、帰還電圧Vfbが電圧V6より低い状態、または、電圧Vcaが電圧V10より低い状態の何れか一方に基づいて、負荷11が軽負荷であるか否かを判定しても良い。このような場合であっても、負荷11が軽負荷であるか否かを正確に判定できる。
また、制御回路76は、負荷11が軽負荷となった際に出力電圧Voutが上昇し、帰還電圧Vfbが所定レベルの電圧V20となると、スイッチング動作を停止させている(例えば、図10の処理S10)。これにより、出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制できる。また、このような処理S10が実行されると、電源電圧Vccが大きく低下する。本実施形態では、軽負荷の状態が“所定時間Tx”継続する前に、電源電圧Vccが“電圧V2”となると、“低周波バーストモード”に直ちに遷移させている。このため、電源電圧Vccが大きく低下することを防ぐことができる。
また、制御回路76は、スイッチング電源回路10が“通常モード”で動作している際には、負荷11の消費電力に応じて“動作モード”を、“高周波バーストモード”、または“低周波バーストモード”に変化させる。一方、制御回路76は、スイッチング電源回路10が“低周波モード”で動作している際には、負荷11の消費電力が増加すると、必ず“動作モード”を、“通常モード”に変化させる。これにより、負荷11の消費電力が増加し、重負荷になった場合の出力電圧Voutをより安定化させることができる。
また、制御回路76は、“通常モード”から“高周波バーストモードまたは低周波バーストモード”への遷移時に、少なくとも所定の“待機時間T1”が経過するまでは“動作モード”を変更しない。このため、スイッチング電源回路10の動作モードが必要以上に切り替わり、スイッチング電源回路10の動作が不安定になることを防ぐことができる。
このように、本実施形態では、スイッチング電源回路10の“動作モード”は、複数の“バーストモード”のうち、最も負荷11の消費電力の小さい場合の“低周波バーストモード”から、直接“通常モード”に変更されている。したがって、特に、負荷11が重負荷になった際には、出力電圧Voutを安定化させるために、全ての“バーストモード”を順次用いる必要はない。
なお、本実施形態では、“バーストモード”は、“低周波バーストモード”と、“高周波バーストモード”との2つであることとしたが、例えば、3つ以上“バーストモード”があっても良い。このような場合であっても、最も負荷11の消費電力の小さい場合の“バーストモード”から、他の“バーストモード”を介さずに、直接“通常モード”に遷移させることにより、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、“低周波バーストモード”、“高周波バーストモード”が選択される際に生成される信号を、例えば、図4、図5、及び図7で図示したが、これに限られず、例えば、間欠的にスイッチング動作を停止することができればどのような信号であっても良い。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
10 スイッチング電源回路
11 負荷
20,21,32,50~54 コンデンサ
22,23 NMOSトランジスタ
24 トランス
25 制御ブロック
30,31,58 ダイオード
33 定電圧回路
34 発光ダイオード
40 制御IC
55~57,70 抵抗
59 フォトトランジスタ
71,73 ADコンバータ
72 負荷検出回路
74 コンパレータ
75 駆動信号出力回路
76 制御回路
77 駆動回路
78 デジタル制御回路
90 発振回路
91 バッファ
92 インバータ
93 低周波バースト制御回路
94 タイマ
95 パルス回路
96 セレクタ

Claims (14)

  1. 1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路の前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
    前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、
    時間を条件に含む第1遷移条件と時間を条件に含まない第2遷移条件とを有し、前記第1遷移条件または前記第2遷移条件を満たすと、前記電源回路を通常モードから第1バーストモードで動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、
    を備えるスイッチング制御回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記第1遷移条件は、負荷が軽負荷である軽負荷状態が所定時間継続することである、
    スイッチング制御回路。
  3. 請求項1または2に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記第2遷移条件は、前記電源電圧が第1レベルまで低下することである、
    スイッチング制御回路。
  4. 請求項3に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記第2遷移条件は、負荷の状態が軽負荷状態であり、かつ前記電源電圧が前記第1レベルまで低下することである、
    スイッチング制御回路。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御回路は、
    前記出力電圧に応じた帰還電圧と、前記1次側の入力電力に応じた電圧と、の少なくとも一方に基づいて、負荷の状態が軽負荷状態であるか否かを判定する、
    スイッチング制御回路。
  6. 請求項1~5の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御回路は、
    前記出力電圧が前記目的レベルより上昇し、前記出力電圧に応じた帰還電圧が第2レベルとなると、前記駆動回路に前記トランジスタの駆動を停止させる、
    スイッチング制御回路。
  7. 請求項1~6の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御回路は、
    前記電源回路が通常モードで動作している際に負荷の消費電力が減少すると、前記第1バーストモードを含む複数のバーストモードのうち、前記負荷の消費電力に応じた動作モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させ、
    前記複数のバーストモードのうち、最も消費電力の小さい前記負荷に応じた動作モードで前記電源回路が動作している際に前記負荷の消費電力が増加すると、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる、
    スイッチング制御回路。
  8. 請求項7に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御回路は、
    最も消費電力の小さい前記負荷に応じた動作モードから前記通常モードへの遷移時に、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に、少なくとも第1期間出力させる、
    スイッチング制御回路。
  9. 1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路の前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
    前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、
    前記電源回路が通常モードで動作している際に負荷の消費電力が減少すると、最も消費電力の小さい前記負荷に応じた第1バーストモードと、第2バーストモードとを含む複数のバーストモードのうち、前記負荷の消費電力に応じた動作モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させ、
    前記複数のバーストモードのうち、前記第1バーストモードで前記電源回路が動作している際に前記負荷の消費電力が増加すると、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、
    を備え
    前記制御回路は、
    前記電源回路が前記通常モードで動作している際に前記負荷の状態が前記第1バーストモードに対応する状態となると、前記第2バーストモードを介さずに前記第1バーストモードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる、
    スイッチング制御回路。
  10. 請求項9に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記制御回路は、
    最も消費電力の小さい前記負荷に応じた動作モードから前記通常モードへの遷移時に、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に、少なくとも第1期間出力させる、
    スイッチング制御回路。
  11. 請求項9に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記第1バーストモードのスイッチング期間に対するスイッチング停止期間の割合は、前記第2バーストモードのスイッチング期間に対するスイッチング停止期間の割合よりも高い、
    スイッチング制御回路
  12. 1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、
    前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、
    前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、
    を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路であって、
    前記スイッチング制御回路は、
    前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、
    時間を条件に含む第1遷移条件と時間を条件に含まない第2遷移条件とを有し、前記第1遷移条件または前記第2遷移条件を満たすと、前記電源回路を通常モードから第1バーストモードで動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、
    を備える電源回路。
  13. 1次側に設けられた1次コイルと、2次側に設けられた2次コイルと、前記1次コイルまたは前記2次コイルに電磁結合された補助コイルとを含むトランスと、
    前記1次コイルの電流を制御するトランジスタと、
    前記補助コイルからの電圧に応じた電源電圧に基づいて動作し、前記トランジスタのスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、
    を含み目的レベルの出力電圧を2次側に生成する電源回路であって、
    前記スイッチング制御回路は、
    前記電源回路の動作モードに応じた駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    前記駆動信号出力回路の出力に基づいて、前記トランジスタをスイッチングする駆動回路と、
    前記電源回路が通常モードで動作している際に負荷の消費電力が減少すると、最も消費電力の小さい前記負荷に応じた第1バーストモードと、第2バーストモードとを含む複数のバーストモードのうち、前記負荷の消費電力に応じた動作モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させ、
    前記複数のバーストモードのうち、前記第1バーストモードで前記電源回路が動作している際に前記負荷の消費電力が増加すると、前記通常モードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、
    前記電源回路が前記通常モードで動作している際に前記負荷の状態が前記第1バーストモードに対応する状態となると、前記第2バーストモードを介さずに前記第1バーストモードで前記電源回路を動作させる前記駆動信号を、前記駆動信号出力回路に出力させる、
    電源回路。
  14. 請求項13に記載の電源回路であって、
    前記第1バーストモードのスイッチング期間に対するスイッチング停止期間の割合は、前記第2バーストモードのスイッチング期間に対するスイッチング停止期間の割合よりも高い、
    電源回路。
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