JP5992395B2 - リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法 - Google Patents

リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5992395B2
JP5992395B2 JP2013273851A JP2013273851A JP5992395B2 JP 5992395 B2 JP5992395 B2 JP 5992395B2 JP 2013273851 A JP2013273851 A JP 2013273851A JP 2013273851 A JP2013273851 A JP 2013273851A JP 5992395 B2 JP5992395 B2 JP 5992395B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hours
temperature
soft carbon
negative electrode
electrode material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013273851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014130821A (ja
Inventor
敏 岳
敏 岳
紅芳 安
紅芳 安
福明 ▲オウ▼
福明 ▲オウ▼
友元 黄
友元 黄
雪琴 賀
雪琴 賀
Original Assignee
深▲セン▼市貝特瑞新能源材料股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 深▲セン▼市貝特瑞新能源材料股▲ふん▼有限公司 filed Critical 深▲セン▼市貝特瑞新能源材料股▲ふん▼有限公司
Publication of JP2014130821A publication Critical patent/JP2014130821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5992395B2 publication Critical patent/JP5992395B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/58Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
    • H01M4/583Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/13Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
    • H01M4/133Electrodes based on carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

本発明はリチウムイオン電池負極材分野に関し、具体的には、本発明はリチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法に関するものである。
ますます緊急のエネルギー安全と環境保護の圧力のため、多くの先進国は世界的範囲にグリーンエネルギー製品を競って開発し、エネルギー貯蔵、電気自動車の発展は非常に急速であり、その中心とする電源部材−−リチウムイオン電池も迅速に発展する必要があり、そのエネルギー密度、倍率性能、安全性能に対してより高い要求が提起されている。
現在、商業化のリチウムイオン電池は主に黒鉛類炭素材料を負極材として使用されているが、黒鉛類負極材はその理論容量(372mAh/g)に接近し、且つその急速充放電が優れず、安全性も優れない。
ソフトカーボン及び硬質炭素類負極材は特殊な構造を有するため、優れたサイクル性能、倍率性能、安全性能を有し、その容量が理論容量を超えることができるので、強力な研究開発へのサポートが得られる。ソフトカーボン負極材は主にピッチコークス、石油コークス、ニードルコークスなどに対して一連の処理を行って得られるが、現在製造して得られたソフトカーボン負極材容量は240mAh/gほどに過ぎない。
CN101916856Aは触媒を加えたピッチを採用して500〜1300℃の炭化処理を経て得るリチウムイオン動力と蓄電池用負極材及びその製造方法を開示し、当該製造方法は、昇温昇圧し、炭化熱重縮合反応を発生し、その後洗浄し、抽出し、再度洗浄し、ベーキングしてメソマイクロビーズ前駆体が得られ、さらに炭化処理を経て、リチウムイオン動力と蓄電池用負極材が得られ、その容量が300mAh/g以上であり、石墨負極に比べて、容量が小さい。
CN101916856A
従来の技術の不足に対して、本発明はリチウムイオン電池ソフトカーボン負極材の製造方法を提供することを目的の1つとする。
前記リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材の製造方法は、触媒を含むピッチを採用して、ドーピング処理を経て、さらに400〜1600℃の炭化処理を経て得られる。
具体的には、本発明は下記の技術案で実現される。
前記リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材の製造方法は、
触媒とピッチを混合するステップ(1)と、
180〜380℃まで昇温し、触媒の作用で、ピッチ成分が重合反応し、少なくとも0.7時間反応するステップ(2)と、
320〜600℃まで昇温し、自己昇圧炭化−熱重縮合反応が発生し、少なくとも0.3時間反応し、メソフェース球形一次製品を得るステップ(3)と、
ステップ(3)で得られたメソフェース球形一次製品を不純物除去して乾燥させ、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得るステップ(4)と、
ステップ(4)で得られたソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と窒素含有化合物及び/又はホウ素含有化合物を混合して静置するステップ(5)と、
保護雰囲気下で、400〜1600℃まで昇温し、少なくとも0.6時間熱分解処理し、平均粒径が0.5〜30μm、比表面積が0.5〜8.0m/g、真密度が1.50〜2.20g/cm、タップ密度が0.98〜1.31g/cm、締固め密度が1.08〜1.45g/cm、球形度が92〜98%のソフトカーボン負極材を得るステップ(6)とを備える。
好ましくは、ステップ(1)において前記触媒とピッチとの質量比は0.05:100〜15:100、さらに好ましくは0.08:100〜12:100、特に好ましくは0.1:100〜10:100である。
好ましくは、ステップ(1)において、室温下で触媒をピッチに加えた後、混合する。
好ましくは、前記ピッチは石炭ピッチ、石油ピッチ、石炭タール、石油産業重油又は重質芳香族炭化水素のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、前記組み合わせの典型的であるが非限定的な実例は、石炭ピッチと石油ピッチの組み合わせ、石炭焦油と石油産業重油の組み合わせ、石炭タール、石油産業重油及び重質芳香族炭化水素の組み合わせ、石炭ピッチ、石油ピッチ、石炭タール及び石油産業重油の組み合わせ、石炭ピッチ、石油ピッチ、石炭タール、石油産業重油及び重質芳香族炭化水素の組み合わせなどを含む。
好ましくは、前記ピッチの軟化点は40〜120℃、特に好ましくは45〜110℃である。
好ましくは、前記重質芳香族炭化水素は密度が0.95〜1.1g/cmの芳香族炭化水素類物質、より好ましくは密度が0.97〜1.0g/cmの芳香族炭化水素類物質であり、好ましくは、前記芳香族炭化水素類物質はナフタリン、アセナフテン、フルオレン、フェナントレン、アントラセン、メチルナフタレン、アセナフチレン、ベンゾフルオレン、ベンゾジベンゾフラン、ベンゾフェナントレン、チアフェナントレン、フルオランテン、1,2 −ベンズアントラセンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせである。
好ましくは、前記触媒は金属の硝酸塩、ハロゲン化物又は有機化合物のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、そのうち、前記金属はアルミニウム、鉄、ニッケル又はコバルトのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせ、特に好ましくは硝酸アルミニウム、硝酸鉄、硝酸ニッケル、硝酸コバルト、塩化アルミニウム、塩化鉄(III)、塩化ニッケル、塩化コバルト、臭化アルミニウム、臭化鉄、臭化ニッケル、臭化コバルト、フッ化アルミニウム、フッ化鉄、フッ化ニッケル、フッ化コバルト、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウムジアセテート、シュウ酸アルミニウム、シュウ酸鉄(II)、クエン酸鉄(III)、シクロペンタジエニルジカルボニル鉄、酢酸ニッケル、アミノスルホン酸ニッケル、酢酸コバルト又はシュウ酸コバルトのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせ、前記組み合わせの典型的であるが非限定的な実例は硝酸アルミニウム、硝酸鉄の組み合わせ、硝酸コバルト、アルミニウムイソプロポキシドの組み合わせ、硝酸鉄、硝酸ニッケル、シュウ酸アルミニウムの組み合わせ、臭化ニッケル、硝酸コバルト、シュウ酸鉄(II)
の組み合わせ、フッ化ニッケル、フッ化コバルト、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウムジアセテートの組み合わせ、硝酸ニッケル、硝酸コバルト、酢酸ニッケル、アミノスルホン酸ニッケルの組み合わせ、酢酸ニッケル、アミノスルホン酸ニッケル、酢酸コバルト、シュウ酸コバルト、硝酸アルミニウムの組み合わせ、シクロペンタジエニルジカルボニル鉄、酢酸ニッケル、アミノスルホン酸ニッケル、酢酸コバルト又はシュウ酸コバルトの組み合わせなどを含む。
好ましくは、ステップ(1)において前記混合は、80〜175℃まで昇温して攪拌することを含み、好ましくは、前記昇温の速度は30℃/min以下、さらに好ましくは0.5〜25℃/min、特に好ましくは1〜20℃/minであり、好ましくは、前記混合温度は90〜165℃、特に好ましくは100〜160℃であり、好ましくは、前記攪拌回転速度は50〜130r/min、さらに好ましくは55〜110r/min、特に好ましくは60〜100r/minであり、好ましくは、前記攪拌時間は少なくとも0.3時間、さらに好ましくは0.4〜24時間、特に好ましくは0.5〜20時間である。
好ましくは、ステップ(2)において前記昇温の速度は30℃/min以下、さらに好ましくは0.5〜25℃/min、特に好ましくは1〜20℃/minである。
好ましくは、ステップ(2)において前記反応の温度は185〜370℃、より好ましくは190〜360℃、特に好ましくは200〜350℃である。
好ましくは、ステップ(2)において前記反応は恒温反応である。
好ましくは、ステップ(2)において前記反応の時間は0.8〜15時間、特に好ましくは1〜10時間である。
好ましくは、ステップ(2)において前記反応が終了後に冷却し、好ましくは、前記冷却は自然冷却であり、好ましくは、前記冷却終点は室温である。
好ましくは、ステップ(3)において前記昇温の速度は20℃/min以下、さらに好ましくは0.05〜15℃/min、特に好ましくは0.1〜10℃/minである。
好ましくは、ステップ(3)において前記反応の温度は340〜550℃、特に好ましくは350〜500℃である。
好ましくは、ステップ(3)において前記反応の時間は0.4〜15時間、特に好ましくは0.5〜10時間である。
好ましくは、ステップ(3)の反応が終了後に降温し、好ましくは、前記降温は自然降温であり、好ましくは、前記降温終点は室温である。
好ましくは、ステップ(4)において前記不純物除去では、メソフェース球形一次製品と有機溶媒を混合し、80〜180℃まで昇温し、攪拌、吸引濾過、洗浄し、好ましくは、前記メソフェース球形一次製品と有機溶媒との質量比は1:0.5〜1:10、さらに好ましくは1:0.7〜1:8、特に好ましくは1:1〜1:5であり、好ましくは、前記有機溶媒は蒸留範囲が100〜300℃の有機化合物のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、特に好ましくは石炭タール及び/又は石油から蒸留した蒸留範囲が100〜300℃の軽質成分、キノリン、ピリジン、テトラヒドロフラン又はトルエンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、例えば、石炭タールから蒸留した蒸留範囲が100〜300℃の軽質成分と石油から蒸留した蒸留範囲が100〜300℃の軽質成分との混合物、石炭タールから蒸留した蒸留範囲が100〜300℃の軽質成分とテトラヒドロフランとの混合物、キノリンとピリジンとテトラヒドロフランとの混合物、キノリンとピリジンとテトラヒドロフランとトルエンとの混合物等が挙げられ、好ましくは、前記昇温の速度は30℃/min以下、さらに好ましくは0.5〜25℃/min、特に好ましくは1〜20℃/minであり、好ましくは、前記攪拌時の温度は90〜170℃、特に好ましくは100〜160℃であり、好ましくは、前記攪拌回転速度は50〜130r/min、特に好ましくは60〜100r/minであり、好ましくは、前記攪拌時間は少なくとも0.2時間、さらに好ましくは0.3〜10時間、特に好ましくは0.5〜5時間であり、好ましくは、前記吸引濾過では、トルエン、ピリジン及び/又はテトラヒドロフランで抽出し、好ましくは、前記洗浄はアセトン及び/又はアルコールを採用する。
好ましくは、ステップ(4)において前記乾燥はベーキングであり、好ましくは、前記乾燥温度は60〜140℃、さらに好ましくは70〜130℃、特に好ましくは80〜120℃であり、好ましくは、前記乾燥は真空乾燥であり、好ましくは、前記乾燥時間は少なくとも4時間、さらに好ましくは5〜15時間、特に好ましくは6〜10時間である。
好ましくは、ステップ(5)において前記ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と窒素含有化合物及び/又はホウ素含有化合物との質量比は1:100〜100:1、特に好ましくは1:50〜50:1であり、窒素含有化合物とホウ素含有化合物が同時に存在している場合、当該比値はソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と窒素含有化合物及びホウ素含有化合物の全質量との比値を指し、即ち、m:(m+m)であり、そのうち、mはソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体の質量、mは窒素含有化合物の質量、mはホウ素含有化合物の質量を指す。
好ましくは、ステップ(5)において前記混合はフレームタイプミキサーを採用する。
好ましくは、ステップ(5)において前記静置の時間は少なくとも0.5日間、さらに好ましくは1〜50日間、特に好ましくは1〜30日間である。
好ましくは、ステップ(5)において前記窒素含有化合物は硝酸、硝酸塩、アンモニウム塩及び/又はアミン類、特に好ましくは硝酸、硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アルミニウム、硝酸カルシウム、硝酸鉄、硝酸鉄(II)、硝酸亜鉛、硝酸銅、硝酸ニッケル、硝酸コバルト、硝酸マンガン、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、フッ化アンモニウム、臭化アンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルメチルアミン又はメチルエチルプロピルアミンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、前記組み合わせの典型的であるが非限定的な実例は硝酸と硝酸カリウムの組み合わせ、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム及びフッ化アンモニウムの組み合わせ、メチルアミン、ジメチルアミン、硝酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムの組み合わせ、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、フッ化アンモニウム、臭化アンモニウム及びメチルアミンの組み合わせ、硝酸亜鉛、硝酸銅、エチルメチルアミン、メチルエチルプロピルアミン、硫酸アンモニウム及び塩化アンモニウムの組み合わせ等を含む。
好ましくは、ステップ(5)において前記ホウ素含有化合物はホウ酸及び/又はホウ酸塩であり、さらに好ましくはホウ酸、ホウ酸ナトリウム又はホウ酸アンモニウムのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせ、特に好ましくはホウ酸及び/又はホウ酸ナトリウムである。
好ましくは、ステップ(6)において前記昇温の速度は30℃/min以下、さらに好ましくは0.2〜25℃/min、特に好ましくは0.5〜20℃/minである。
好ましくは、ステップ(6)において前記保護雰囲気は還元性雰囲気、不活性雰囲気及び/又は0.1MPa以下の真空雰囲気であり、好ましくは、前記不活性雰囲気は窒素、アルゴン、ネオン、ヘリウム、クリプトン、キセノンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせ、特に好ましくは窒素、アルゴン、ネオン、ヘリウムのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、好ましくは、前記還元性雰囲気は水素であり、前記保護雰囲気の典型的であるが非限定的な実例は、圧力が0.09MPaの窒素と水素の混合雰囲気、圧力が0.1MPaのアルゴン、ネオン及びヘリウムの混合雰囲気、圧力が0.12MPaの水素、窒素、アルゴン、ネオン及びヘリウムの混合雰囲気などを含む。
好ましくは、ステップ(6)において前記熱分解処理の温度は450〜1550℃、特に好ましくは500〜1500℃である。
好ましくは、ステップ(6)において前記熱分解処理の時間は0.8〜25時間、特に好ましくは1〜20時間である。
好ましくは、ステップ(6)において前記熱分解処理が終了後に降温し、好ましくは、前記降温は自然降温であり、好ましくは、前記降温終点は室温である。
本発明は、前記方法により製造されるリチウムイオン電池ソフトカーボン負極材を提供することを目的の1つとする。
前記方法により製造されるソフトカーボン負極材は、ドーピングと低い温度の炭化処理を採用するので、微結晶配列が不規則で、隣接する微結晶層面間の配列方向が不一致であり、乱層構造に属し、材料をハイパワー、高電流で充放電させることができるとともに、当該方法により製造される材料の締固め密度が高く、比容量が大きい。且つ、炭化処理の前に窒素及び/又はホウ素含有化合物のドーピング処理を行ったので、材料表面及び内部にリチウム挿入活性を有する窒素、ホウ素元素をドーピングし、リチウム挿入・脱離活性点を増加させ、材料の比容量を大幅に増加させる。
前記方法により製造される負極材は優れた倍率性能、サイクル性能及び低温性能を兼備する。
当該材料のD002は0.340〜0.370nm、平均粒径は0.5〜30μm、比表面積は0.5〜8.0m/g、真密度が1.50〜2.20g/cm、タップ密度が0.98〜1.31g/cm、締固め密度は1.08〜1.45g/cm、球形度は92〜98%、可逆比容量は400mAh/gより大きく、初回サイクルクーロン効率が83%より大きく、1000回サイクルした後の容量の保持率は85%より大きく、且つ優れた急速なリチウムの挿入・脱離能力を有し、40C/1C容量の保持率は93%より大きく、−10℃の低温で400周サイクルした後の容量の保持率は94%より大きい。
本発明において前記恒温は温度変更が±2℃を超えないことを指す。
本発明において前記真空は圧力が1標準大気圧より小さい状態であり、別途の定義がある場合を除く。
従来の技術に比べて、本発明の有益的效果は、以下の通りである。
本発明は従来の技術に比べて、方法が簡単で、コストが低く、当該方法により製造された球形ソフトカーボン負極材は、可逆比容量が400mAh/gより大きく、初回サイクルクーロン効率が83%より大きく、1000回のサイクルした後の容量の保持率が85%より大きく、粉末の締固め密度が1.08g/cmより大きく、且つ優れた急速なリチウムの挿入・脱離能力を有し、40C/1C容量の保持率が93%より大きく、−10℃の低温で400周サイクルした後の容量の保持率が94%より大きい。
図1は本発明実施例1による球形ソフトカーボン負極材の電子顕微鏡写真である。 図2は本発明実施例1による球形ソフトカーボン負極材のXRD図である。 図3は本発明実施例1による異なる倍率で球形ソフトカーボン負極材の初回充放電曲線である。 図4は本発明実施例1によるソフトカーボン負極材のサイクル図である。 図5は本発明実施例1によるソフトカーボン負極材の低温サイクル図である。
本発明への理解の便宜上、本発明が挙げる実施例は下記の通りである。当業者は、前記実施例が本発明を理解するためのものに過ぎず、本発明に対する具体的な制限と見なすべきではないことを理解すべきである。
以下の方法により実施例1〜9で得られたソフトカーボン系負極材をテストする。
(1)日立S−4800走査電子顕微鏡で形態を観察する。
(2)PANalytical B.V. X’PertのPW3040/60X線回折計で結晶構造を解析する。
(3)本発明のソフトカーボン系負極材を採用し、負極材90%〜95%、バインダー2%〜5%、導電剤3%〜5%の質量比で負極を製作し、負極集電体は銅箔を採用する。LiFePO4 90%〜95%、バインダー2%〜5%、導電剤3%〜5%の質量比で正極を製作し、正極集電体はアルミニウム箔を採用する。
正、負極が採用するバインダーはポリフッ化ビニリデンである。導電剤はアセチレン・ブラックである。電解液に含まれる電解質は導電性リチウム塩LiPFである。セパレータはCelgard2400型ポリプロピレンセパレータである。ケーシングは有機材料ケーシングである。
a.負極板の製作:本発明の負極活物質、アセチレン・ブラック、N‐メチルピロリドンが溶解されたポリフッ化ビニリデンを90:5:5の質量比でミキサーに入れて、150r/minで12時間攪拌して必要な負極スラリーを得る。負極スラリーをスラリー引張機上に置き、10μmの銅箔上に塗布し、130℃で6時間ベークし、10MPaの圧力下でローラープレスし、355mm×43mmの寸法で剪断し、面密度が100g/m、締固め密度が1.30g/cmの負極極板を製作する。
b.正極板の製作:平均粒径が2μmのLiFePO4、アセチレン・ブラック及びN‐メチルピロリドンが溶解されたポリフッ化ビニリデンを91:5:4の質量比でミキサーに入れて、100r/minの攪拌速度で12時間攪拌する。正極スラリーをスラリー引張機上に置き、20μmのアルミニウム箔上に塗布し、150℃で6時間ベークし、25MPaの圧力下でローラープレスし、395mm×42mmの寸法で剪断し、面密度が200g/m、締固め密度が2.3g/cmの正極極板を製作する。
c.電池の製作:正極極板、Celgard2400型ポリプロピレンセパレータと負極極板を順に積層し、邵陽市達力電源実業有限公司053048の巻き取り機で巻き取り、ホットプレスした後、プラスチックケーシング内に入れる。電池単体をベーク・オーブンに入れて、80℃で24時間真空ベークしてから、電池単体を注液室に移し、1mol/L LiPFのEC+DMC(体積比1:1)電解液を注入し、シールした後電池単体になる。
d.電池のテスト:製作した電池単体を、0.1Cで3回充放電して化成し、電圧範囲は2.0〜3.65Vであり、次いで、広州▲チン▼天実業有限公司BS−8303Q電池テストシステムで電池単体の容量をテストし、同時に電池単体の倍率性能とサイクル性能をテストする。
実施例1
(1)室温下で1gの硝酸鉄と2gの硝酸コバルトを、軟化点が80℃である100gの石炭タールに加え、1℃/minの昇温速度で140℃まで昇温し、100r/minの回転速度で0.5時間攪拌し、そして8℃/minの昇温速度で300℃まで昇温し、10時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)3℃/minの昇温速度で450℃まで昇温し、3時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とトルエンを1:2の質量比で混合し、5℃/minの昇温速度で160℃まで加熱し、60r/minの回転速度で0.5時間攪拌し、吸引濾過し、トルエンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアルコールで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを100℃で10時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体とホウ酸を8:1の質量比でフレームタイプミキサーで混合し、1日、間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、窒素雰囲気下で、2℃/minの昇温速度で1100℃まで昇温し、6時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材に対して物性と電気的特性のテストを行う。当該ソフトカーボン系負極材の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
図1に示すように、本発明のソフトカーボン負極材は規則な球形で、顆粒が均一である。
図2に示すように、ソフトカーボン負極材は不定形の構造であり、002ピークは24°ほどであり、且つ回折ピークが広く、002結晶面の層間距離D002は0.340〜0.370nmである。
図3に示すように、充放電電流密度が372mA/g(1C)である場合、初回可逆容量は415.2mAh/g、初回クーロン効率は83.3%である。20C/1Cの容量の保持率は98.2%、40C/1Cの容量の保持率は93.1%である。
図4に示すように、電池が常温で1C充放電サイクルを行い、1000周サイクルを行った後の電池の容量の保持率は87.3%である。
図5に示すように、電池が−10℃で1C充放電サイクルを行い、400周サイクルを行った後の電池の容量の保持率は94.7%である。
実施例2
(1)室温下で0.1gの臭化アルミニウムを、軟化点が110℃である100gの石油ピッチに加え、15℃/minの昇温速度で100℃まで昇温し、80r/minの回転速度で12時間攪拌し、そして20℃/minの昇温速度で200℃まで昇温し、6時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)0.1℃/minの昇温速度で350℃まで昇温し、10時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とピリジンを1:1の質量比で混合し、1℃/minの昇温速度で100℃まで加熱し、90r/minの回転速度で3時間攪拌し、吸引濾過し、ピリジンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを120℃で7時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と硝酸アンモニウムを100:1の質量比比例でフレームタイプミキサーで混合し、3日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、ヘリウム雰囲気下で、20℃/minの昇温速度で1500℃まで昇温し、1時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例3
(1)室温下で5gのシクロペンタジエニルジカルボニル鉄と5gの酢酸ニッケルを、軟化点が45℃である100gの石油産業重油に加え、20℃/minの昇温速度で160℃まで昇温し、60r/minの回転速度で20時間攪拌し、そして1℃/minの昇温速度で350℃まで昇温し、1時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)10℃/minの昇温速度で500℃に昇温し、0.5時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とテトラヒドロフランを1:5の質量比で混合し、20℃/minの昇温速度で140℃まで加熱し、100r/minの回転速度で5時間攪拌し、吸引濾過し、テトラヒドロフランで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを80℃で6時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体とホウ酸ナトリウムを1:100の質量比でフレームタイプミキサーで混合し、30日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、アルゴン雰囲気下で、0.5℃/minの昇温速度で500℃まで昇温し、20時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例4
(1)室温下で0.8gのアミノスルホン酸ニッケルを、密度が0.97g/cmである100gの重質芳香族炭化水素であるナフタリンに加え、2℃/minの昇温速度で150℃まで昇温し、100r/minの回転速度で15時間攪拌し、そして5℃/minの昇温速度で350℃まで昇温し、10時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)6℃/minの昇温速度で450℃まで昇温し、8時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とピリジンを1:4の質量比で混合し、12℃/minの昇温速度で130℃まで加熱し、且つ70r/minの回転速度で2時間攪拌し、吸引濾過し、ピリジンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアルコールで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを110℃で6時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体とメチルアミンを20:1の比例でフレームタイプミキサーで混合し、3日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、アルゴン雰囲気下で、5℃/minの昇温速度で1400℃まで昇温し、2時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例5
(1)室温下で3gの塩化アルミニウムと5gの塩化鉄(III)を、密度が1.0g/cmである100gの重質芳香族炭化水素フェナントレンに加え、12℃/minの昇温速度で130℃まで昇温し、90r/minの回転速度で15時間攪拌し、そして10℃/minの昇温速度で250℃まで昇温し、3時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)0.5℃/minの昇温速度で400℃まで昇温し、5時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とトルエンを1:3の質量比で混合し、6℃/minの昇温速度で120℃まで加熱し、且つ60r/minの回転速度で3時間攪拌し、吸引濾過し、トルエンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを110℃で8時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と塩化アンモニウムを3:1の比例でフレームタイプミキサーで混合し、5日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、ネオン雰囲気下で、10℃/minの昇温速度で1500℃まで昇温し、18時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例6
(1)室温下で3gの塩化コバルトと2gの臭化コバルトを、密度が0.95g/cmである100gの重質芳香族炭化水素ベンゾフルオレンに加え、5℃/minの昇温速度で120℃まで昇温し、70r/minの回転速度で10時間攪拌し、そして15℃/minの昇温速度で280℃まで昇温し、5時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)8℃/minの昇温速度で480℃まで昇温し、6時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とテトラヒドロフランを1:2.5の質量比で混合し、15℃/minの昇温速度で150℃まで加熱し、80r/minの回転速度で4時間攪拌し、吸引濾過し、テトラヒドロフランで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアルコールで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを90℃で8時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と硝酸を30:1の質量比でフレームタイプミキサーで混合し、3日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、水素雰囲気下で、8℃/minの昇温速度で900℃まで昇温し、5時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例7
(1)室温下で2gのアルミニウムイソプロポキシドと4gのアルミニウムジアセテートを、密度が1.1g/cmである100gの重質芳香族炭化水素アントラセンに加え、8℃/minの昇温速度で120℃まで昇温し、80r/minの回転速度で8時間攪拌し、そして6℃/minの昇温速度で300℃まで昇温し、8時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)5℃/minの昇温速度で430℃まで昇温し、1時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とトルエンを1:3の質量比で混合し、3℃/minの昇温速度で140℃まで加熱し、且つ80r/minの回転速度で3時間攪拌し、吸引濾過し、トルエンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを120℃で8時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と硝酸アンモニウムを50:1の比例でフレームタイプミキサーで混合し、10日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、0.05MPaの真空雰囲気下で、8℃/minの昇温速度で1200℃まで昇温し、5時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例8
(1)室温下で0.02gの臭化鉄と0.03gのクエン酸鉄(III)を、軟化点が40℃である60gの石油産業重油と40gのメチルナフタレンとの混合物に加え、30℃/minの昇温速度で175℃まで昇温し、50r/minの回転速度で30時間攪拌し、そして30℃/minの昇温速度で380℃まで昇温し、0.7時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)1℃/minの昇温速度で320℃まで昇温し、20時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とキノリンを1:0.5の質量比で混合し、30℃/minの昇温速度で170℃まで加熱し、130r/minの回転速度で0.2時間攪拌し、吸引濾過し、テトラヒドロフランで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを140℃で4時間ベークし、ソフトカーボンメソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体とホウ酸ナトリウムを1:90の比例でフレームタイプミキサーで混合し、0.5日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、0.1MPaの真空雰囲気下で、30℃/minの昇温速度で1600℃まで昇温し、0.6時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例9
(1)室温下で10gの硝酸アルミニウムと5gの酢酸コバルトを、軟化点が120℃である100gの石炭ピッチに加え、0.1℃/minの昇温速度で80℃まで昇温し、130r/minの回転速度で0.3時間攪拌し、そして2℃/minの昇温速度で180℃まで昇温し、15時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)20℃/minの昇温速度で600℃まで昇温し、0.3時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品と、キノリンとトルエンとの混合物とを1:10の質量比で混合し、2℃/minの昇温速度で90℃まで加熱し、50r/minの回転速度で20時間攪拌し、吸引濾過し、トルエンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを60℃で20時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体とエチルメチルアミンを90:1の質量比でフレームタイプミキサーで混合し、1日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、0.08MPaの真空雰囲気下で、以3℃/minの昇温速度で400℃まで昇温し、25時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果は表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
実施例10
(1)室温下で1gのフッ化ニッケルを、密度が0.98g/cmである100gの重質芳香族炭化水素であるアントラセンに加え、18℃/minの昇温速度で160℃まで昇温し、80r/minの回転速度で8時間攪拌し、そして20℃/minの昇温速度で340℃まで昇温し、2時間保温した後、室温まで自然冷却する。
(2)15℃/minの昇温速度で560℃まで昇温し、0.4時間保温した後、室温まで自然冷却し、メソフェースを含む球形一次製品を得る。
(3)メソフェース球形一次製品とトルエンを1:3の質量比で混合し、5℃/minの昇温速度で120℃まで加熱し、80r/minの回転速度で3時間攪拌し、吸引濾過し、トルエンで抽出し、完全に吸引濾過されたメソカーボンマイクロビーズをアセトンで洗浄し、きれいに洗浄されたメソカーボンマイクロビーズを65℃で15時間ベークし、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得る。
(4)ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と硝酸アンモニウムを50:1の比例でフレームタイプミキサーで混合し、4日間静置処理する。
(5)前記混合物を雰囲気炉に入れて、0.05MPaの真空雰囲気下で、以24℃/minの昇温速度で1500℃まで昇温し、3時間保温した後、熱分解処理を行い、室温まで自然冷却し、ソフトカーボン系負極材を得る。当該ソフトカーボン系負極材料の物性に対するテスト結果を表1に示し、当該ソフトカーボン系負極材の電気的特性に対するテスト結果は表2に示す。
以上の結果から、本発明に記載された方法は製造される球形ソフトカーボン負極材の可逆比容量が大きく、且つ優れた急速なリチウムの挿入・脱離能力を有するとともに、優れた倍率性能、サイクル性能及び低温性能を兼備することが分かる。
出願者は、本発明が前記実施例を介して本発明の詳しいプロセス機器及びプロセスの流れを説明したが、本発明が前記の詳しいプロセス機器及びプロセスの流れに限定されず、即ち、本発明を実施するために前記の具体的なプロセス機器及びプロセスの流れに頼らなければならないことを意味しないと声明する。当業者は、本発明に対して行ったいずれの改良、本発明の製品の原料に対する等価置換及び補助成分の追加、具体的な方式の選択などがいずれも本発明の保護範囲と開示範囲内に含まれることを理解すべきである。

Claims (9)

  1. 触媒とピッチを混合するステップ(1)と、
    180〜380℃まで昇温し、少なくとも0.7時間反応するステップ(2)と、
    320〜600℃まで昇温し、少なくとも0.3時間反応し、メソフェース球形一次製品を得るステップ(3)と、
    ステップ(3)で得られたメソフェース球形一次製品を不純物除去して乾燥させ、ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体を得るステップ(4)と、
    ステップ(4)で得られたソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と窒素含有化合物及び/又はホウ素含有化合物を混合して静置するステップ(5)と、
    保護雰囲気下で、400〜1600℃まで昇温し、少なくとも0.6時間熱分解処理し、ソフトカーボン負極材を得るステップ(6)とを備え、
    前記ピッチは石炭ピッチ、石油ピッチ、石炭タール、石油産業重油又は重質芳香族炭化水素のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、前記ピッチ軟化点は40〜120℃、前記重質芳香族炭化水素は密度が0.95〜1.1g/cmの芳香族炭化水素類物質であり、前記芳香族炭化水素類物質はナフタリン、アセナフテン、フルオレン、フェナントレン、アントラセン、メチルナフタレン、アセナフチレン、ベンゾフルオレン、ベンゾジベンゾフラン、ベンゾフェナントレン、チアフェナントレン、フルオランテン、1,2−ベンズアントラセンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、
    前記ソフトカーボン系メソカーボンマイクロビーズ前駆体と窒素含有化合物及び/又はホウ素含有化合物との質量比は1:100〜100:1であり、
    前記窒素含有化合物は硝酸塩、アンモニウム塩及び/又はアミン類であり、前記ホウ素含有化合物はホウ酸塩であり、
    前記保護雰囲気は還元性雰囲気、不活性雰囲気及び/又は0.1MPa以下の真空雰囲気であり、前記不活性雰囲気は窒素、アルゴン、ネオン、ヘリウム、クリプトン、キセノンのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、前記還元性雰囲気は水素であるリチウムイオン電池ソフトカーボン負極材の製造方法。
  2. ステップ(1)において、前記触媒とピッチとの質量比は、0.05:100〜15:100であり、
    ステップ(1)において室温下で触媒をピッチに加えた後、混合し、
    前記触媒は金属の硝酸塩、ハロゲン化物又は有機化合物のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、そのうち、前記金属はアルミニウム、鉄、ニッケル又はコバルトのうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ステップ(1)において前記混合は、80〜175℃まで昇温して攪拌することを含み、前記昇温の速度は30℃/min以下であり、
    前記攪拌回転速度は50〜130r/minであり、
    前記攪拌時間は少なくとも0.3時間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. ステップ(2)において前記昇温の速度は30℃/min以下であり、
    ステップ(2)において前記反応は恒温反応であり、
    ステップ(2)において前記反応の時間は0.8〜15時間であり、
    ステップ(2)において前記反応の終了後に冷却することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. ステップ(3)において前記昇温の速度は20℃/min以下であり、
    ステップ(3)において前記反応の時間は0.4〜15時間であり、
    ステップ(3)の反応が終了後に降温することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. ステップ(4)において前記不純物除去では、メソフェース球形一次製品と有機溶媒を混合し、80〜180℃まで昇温し、攪拌、吸引濾過、洗浄し、
    前記メソフェース球形一次製品と有機溶媒との質量比は1:0.5〜1:10であり、
    前記有機溶媒は蒸留範囲が100〜300℃の有機化合物のうちの一種又は少なくとも二種の組み合わせであり、
    前記昇温の速度は30℃/min以下であり、
    前記攪拌回転速度は50〜130r/minであり、
    前記攪拌時間は少なくとも0.2時間であり、
    前記吸引濾過ではトルエン、ピリジン及び/又はテトラヒドロフランで抽出を行い、
    前記洗浄ではアセトン及び/又はアルコールを使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. ステップ(4)において前記乾燥はベーキングであり、
    前記乾燥温度は60〜140℃であり、
    前記乾燥は真空乾燥であり、
    前記乾燥時間は少なくとも4時間であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. ステップ(5)において前記混合はフレームタイプミキサーを使用し、
    ステップ(5)において前記静置の時間は少なくとも0.5日間であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. ステップ(6)において前記昇温の速度は30℃/min以下であり、
    ステップ(6)において前記熱分解処理の時間は0.8〜25時間であり、
    ステップ(6)において前記熱分解処理が終了後に降温することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
JP2013273851A 2012-12-28 2013-12-19 リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法 Active JP5992395B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201210587068.5A CN103050699B (zh) 2012-12-28 2012-12-28 一种锂离子电池软碳负极材料及其制备方法
CN201210587068.5 2012-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014130821A JP2014130821A (ja) 2014-07-10
JP5992395B2 true JP5992395B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=48063263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273851A Active JP5992395B2 (ja) 2012-12-28 2013-12-19 リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5992395B2 (ja)
KR (1) KR101589509B1 (ja)
CN (1) CN103050699B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180083281A1 (en) * 2015-03-27 2018-03-22 Nec Corporation Boron-doped activated carbon material

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103500815B (zh) * 2013-09-26 2016-09-28 深圳市贝特瑞新能源材料股份有限公司 锂离子电池软碳复合负极材料及其制备方法
CN105098185B (zh) * 2014-04-29 2018-08-14 华为技术有限公司 复合负极材料及其制备方法、锂离子二次电池负极极片和锂离子二次电池
CN104269555B (zh) * 2014-10-08 2018-02-23 深圳市贝特瑞新能源材料股份有限公司 一种锂离子动力与储能电池用软碳负极材料、制备方法及其用途
CN106898738B (zh) * 2015-12-18 2019-07-23 华为技术有限公司 一种锂离子二次电池负极活性材料及制备方法、锂离子二次电池负极极片和锂离子二次电池
CN105417521B (zh) * 2015-12-28 2018-03-09 安徽工业大学 一种制备超级电容器用芴基分级多孔炭纳米片的方法
US10714752B2 (en) 2016-01-13 2020-07-14 Nec Corporation Hierarchical oxygen containing carbon anode for lithium ion batteries with high capacity and fast charging capability
CN107293750B (zh) * 2017-05-09 2019-06-28 燕山大学 一种具有零点三七纳米层间距软碳的制备方法
JP7022917B2 (ja) * 2017-07-14 2022-02-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 負極活物質及び電池
CN108682804B (zh) * 2018-04-25 2021-05-25 深圳市翔丰华科技股份有限公司 一种硬碳包覆软碳被用作锂离子电池负极材料的制备方法
CN109110758B (zh) * 2018-08-16 2020-05-08 中钢集团鞍山热能研究院有限公司 一种超级电容器用多孔炭电极材料的制备方法
CN109248686B (zh) * 2018-08-24 2021-08-20 昆明理工大学 一种氧化铁-氧化铜-(铜-铝@氧化铝)高温复合相变蓄热氧载体的制备方法与应用
CN111987293A (zh) * 2019-05-21 2020-11-24 中国科学院物理研究所 硝酸和/或硝酸盐改性的碳基负极材料及其制备方法和用途
CN114695851B (zh) * 2020-12-31 2024-04-09 湖州欧美化学有限公司 一种复合负极材料、负极、电池及其制备方法
CN112811408A (zh) * 2020-12-31 2021-05-18 广东邦普循环科技有限公司 掺氮中间相碳微球及其制备方法和应用
CN117715863A (zh) * 2021-07-30 2024-03-15 株式会社可乐丽 碳质材料、蓄电设备用负极、蓄电设备和碳质材料的制造方法
CN113903896B (zh) * 2021-09-28 2023-09-12 上海飞鸿创联新能源发展有限公司 一种二次颗粒硬碳复合材料及其制备方法和应用
CN114709408A (zh) * 2022-04-18 2022-07-05 鸡西市唯大新材料科技有限公司 一种钠离子硬碳负极材料的制备方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3401646B2 (ja) * 1992-03-18 2003-04-28 松下電器産業株式会社 非水電解質二次電池用負極とその製造法
DE69311170T2 (de) * 1992-03-18 1997-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Negative Elektrode für eine Speicherbatterie mit einem nichtwässrigen Elektrolyt und Verfahren zu seiner Herstellung
JPH06236755A (ja) * 1992-12-16 1994-08-23 Osaka Gas Co Ltd 負極材とその製造方法およびリチウム二次電池
JPH07302590A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解質二次電池用負極の製造方法
JP2005281098A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Jfe Chemical Corp 炭素材料の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池
CN101916856B (zh) * 2010-08-05 2012-12-05 深圳市贝特瑞新能源材料股份有限公司 锂离子动力与储能电池用负极材料及其制备方法
CN102082272A (zh) * 2010-12-29 2011-06-01 长沙海容新材料有限公司 一种含硬碳包覆的锂离子电池负极材料及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180083281A1 (en) * 2015-03-27 2018-03-22 Nec Corporation Boron-doped activated carbon material

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014130821A (ja) 2014-07-10
CN103050699B (zh) 2016-12-28
KR101589509B1 (ko) 2016-02-01
CN103050699A (zh) 2013-04-17
KR20140092754A (ko) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5992395B2 (ja) リチウムイオン電池ソフトカーボン負極材及びその製造方法
CN104538595B (zh) 嵌入式纳米金属负载型碳纳米片锂离子电池负极材料及其制备方法和应用
JP6334231B2 (ja) リチウムイオン電池用黒鉛負極材及びその製造方法
JP5680191B2 (ja) リチウムイオン電池の複合硬質炭素負極材料及びその製造方法
Zhou et al. Seaweed-like porous carbon from the decomposition of polypyrrole nanowires for application in lithium ion batteries
CN101916856B (zh) 锂离子动力与储能电池用负极材料及其制备方法
CN108011105B (zh) 一种碳纳米片材料及其制备和在钠离子电池中的应用
Yang et al. Influence of Mn content on the morphology and improved electrochemical properties of Mn3O4| MnO@ carbon nanofiber as anode material for lithium batteries
CN103500815A (zh) 锂离子电池软碳复合负极材料及其制备方法
CN103011127B (zh) 锂离子电池负极用沥青硬炭材料制备方法
CN103050663A (zh) 一种锂离子电池负极材料及其制备方法和其应用
CN104766967A (zh) 一种锂硫电池正极用硫/碳复合材料的制备方法
CN113380998A (zh) 一种硅碳负极材料及其制备方法和应用
CN111072009B (zh) 一种硬炭材料及其制备方法和应用
CN103545109B (zh) 石墨烯复合材料及其制备方法、锂离子电容器
Zhang et al. Nitrogen-doped porous carbon nanoparticle derived from nitrogen containing conjugated microporous polymer as high performance lithium battery anode
Huang et al. Well-dispersed MnO-quantum-dots/N-doped carbon layer anchored on carbon nanotube as free-standing anode for high-performance Li-Ion batteries
CN105000545A (zh) 一种锂离子电池人造石墨/焦炭负极材料的制备方法
CN101880042B (zh) 用于制备锂离子电池负极的人造石墨微球及其制备方法
CN112047325A (zh) 一种钠离子电池负极材料及其制备方法与钠离子电池
Cao et al. Phytic acid mediated N, P co-doped hierarchical porous carbon with boosting capacitive storage for dual carbon lithium-ion capacitor
Zhao et al. Synergistically Coupling Atomic‐Level Defect‐Manipulation and Nanoscopic‐Level Interfacial Engineering Enables Fast and Durable Sodium Storage
CN112320792B (zh) 一种锂离子电池用的负极材料的制备方法及其产品
Liang et al. Electrochemical Activation in Vanadium Oxide with Rich Oxygen Vacancies for High-Performance Aqueous Zinc-Ion Batteries
CN107732210A (zh) 氧化锡‑石墨烯复合负极材料及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5992395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250