JP5939826B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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Description

本発明は、火災報知設備に関するものである。
火災報知設備は、火災感知器、発信機、地区警報装置及び火災受信機から構成されている。この火災報知設備において、発信機は信号線を介して火災受信機と接続され、地区警報装置は制御線を介して火災受信機と接続されている(例えば、特許文献1参照)。
火災報知設備では、発信機を押すと火災信号が火災受信機に送信され、火災受信機が火災信号を受信すると、火災受信機は地区警報装置に鳴動信号を送信する。つまり、従来の火災報知設備では発信機を操作すると、火災受信機を介して地区警報装置を鳴動させている。
特開平10−302173号公報
通常、発信機は火災が発生したときに人為的に操作するため、発信機が押されたら、速やかに地区警報装置を鳴動させて避難を呼びかける必要がある。しかし、従来の火災報知設備では、発信機を操作してから地区警報装置が鳴動するまでには、火災信号及び鳴動信号を送受信する分だけ時間を要していた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、発信機を操作してから迅速に鳴動する地区警報装置を有する火災報知設備を提供することを目的としている。
本発明は、火災受信機と、該火災受信機と接続される中継器と、該中継器に接続される地区警報装置と、該地区警報装置に接続され、火災信号を出力する発信機と、を備えた火災報知設備において、火災受信機と中継器とは伝送線を介して接続され、中継器と発信機とは、地区警報装置を介して感知器回線により接続され、地区警報装置の後段には発信機のみ接続され、中継器は、発信機の操作による感知器回線の電圧の変化を認識し、発信機操作信号を出力する電圧変化認識回路と、電圧変化認識回路から出力される発信機操作信号を受信して鳴動信号を出力する制御回路と、を備え、地区警報装置は、制御回路から出力される鳴動信号により鳴動する鳴動回路と、を備え、電圧変化認識回路は、発信機が操作されたときには火災受信機より先に火災信号を受信し、鳴動回路は、火災受信機からの信号ではなく、発信機操作信号により鳴動することを特徴とするものである。
本発明は、火災受信機と、該火災受信機と接続される発信機と、を有する火災報知設備において、火災受信機と発信機との間に、中継器の機能を有する地区警報装置を備え、火災受信機と地区警報装置とは伝送線を介して接続され、地区警報装置と発信機とは感知器回線を介して接続され、前記地区警報装置の後段には前記発信機のみが接続され、
地区警報装置は、発信機の操作による感知器回線の電圧の変化を認識し、発信機操作信号を出力する電圧変化認識回路と、電圧変化認識回路から出力される発信機操作信号を受信して鳴動信号を出力する制御回路と、制御回路から出力される鳴動信号により鳴動する鳴動回路と、を備え、電圧変化認識回路は、発信機が操作されたときには火災受信機より先に火災信号を受信し、鳴動回路は、火災受信機からの信号ではなく、発信機操作信号により鳴動することを特徴とするものである。
本発明に係る火災報知設備によれば、発信機と地区警報装置が同一の回線に接続されており、発信機を操作すると出力される火災信号が火災受信機よりも先に地区警報装置で受信される。このため、火災受信機が火災信号を受信してから地区警報装置を鳴動させる従来の火災報知設備に比べ、速やかに地区警報装置を鳴動させることができる。
また、本発明に係る火災報知設備によれば、地区警報装置と中継器を一体化させたので、配線の接続回数が低減でき、施工性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る火災報知設備の概要構成例図である。 図1に示す地区警報装置の回路の構成である。 本発明の実施の形態2に係る火災報知設備の概要構成例図である。 図3に示す地区警報装置の回路の構成である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る火災報知設備100の概要構成例図である。
図1においては、発信機3が1つ設けられ、終端素子としての終端抵抗Rが設けられた場合を一例として図示している。ここで、発信機3の数は1つに限定されるものではない。
火災報知設備100は、ビル等の建物に設置され、火災を発見した人が操作をする発信機3と、発信機3が操作されたことで出力される火災信号を受信する火災受信機1とを有する。火災受信機1と発信機3との間には、中継器の機能を有する地区警報装置2が設けられる。また、図示していない別の回線には、通常の地区警報装置が中継器を介して火災受信機1に接続されている。
[火災報知設備100の構成]
図1を用いて、火災報知設備100を説明する。
火災受信機1は、R型受信機であり、後述する中継器の機能を有する地区警報装置2を介して発信機3が接続される。R型受信機とは、火災感知器が直接、又は中継器を介して火災感知器や発信機3等の端末機器が接続され、火災感知器あるいは中継器から固有の信号に変換された火災信号等を共通の電路にのせて伝送信号によって受信し、火災の発生を報知するタイプの火災受信機1のことである。
地区警報装置2は中継器の機能を内蔵したもので、火災受信機1と発信機3等の端末機器との間に設けられる。火災受信機1と地区警報装置2とは、一対の伝送線S+、S−で接続されている。また、地区警報装置2を鳴動させるための電源を火災受信機1から得るために、火災受信機1と地区警報装置2とは、一対の電源線Va+、Va−で接続されている。
発信機3は、コモン線C及びライン線Lからなる感知器回線5を介して、地区警報装置2と接続されている。そして、発信機3は地区警報装置2の後段に設けられる。発信機3はコモン線Cとライン線Lを接続する常時開の接点機構を有している。発信機3の押釦を操作すると、コモン線Cとライン線Lを接続する接点機構が閉じて、コモン線Cとライン線Lが短絡し、感知器回線5が低インピーダンス状態に維持される。このとき、中継器の機能を有する地区警報装置2は、この低インピーダンス状態を火災信号として認識する。なお、低インピーダンスとは、火災が発生していない状態における感知器回線5のインピーダンスに対してインピーダンスが低いということである。
終端抵抗Rは感知器回線5の末端に位置し、コモン線Cとライン線Lとを接続する抵抗である。終端抵抗Rにより、感知器回線5に流れる微弱な電流によって、火災受信機1は感知器回線5の断線を監視している。
感知器回線5は、コモン線C及びライン線Lより構成され、中継器の機能を有する地区警報装置2と発信機3等の各端末機器とを接続するものである。本発明では、1個又は複数の発信機3のみを接続する。本発明に係る実施の形態1では感知器回線5に発信機3のみを接続する場合のみを示したが、火災感知器等、他の端末機器を接続しても良い。
[地区警報装置2の構成]
図2は地区警報装置2の回路の構成の一例である。図2を用いて、地区警報装置2の回路の構成について説明する。
地区警報装置2の回路は、発信機3の操作による感知器回線5の電圧の変化を認識し、発信機操作信号を出力する電圧変化認識回路21と、電圧変化認識回路21から出力される発信機操作信号を受信して鳴動信号を出力する制御回路22と、制御回路22から出力される鳴動信号により閉じる接点23(接点機構)と、接点23が閉じるとベル等の鳴動手段27を鳴動させる鳴動回路24と、を有している。
また、R型受信機である火災受信機1に情報を伝送するための伝送回路25と、必要な回路に定電圧を供給する定電圧回路20と、をさらに有している。
また、各配線を接続する接続部、具体的には、コモン線接続部40、ライン線接続部41、伝送線S+接続部42、伝送線S−接続部43、電源線Va+接続部44、及び電源線Va−接続部45を有している。
定電圧回路20は、火災受信機1から一対の電源線Va+、Va−を介して供給される電源電圧を、所定の電圧値、例えば5(V)などに変換し、供給するものである。図2に示すように、定電圧回路20は、電圧変化認識回路21、制御回路22、鳴動回路24、伝送回路25に接続されており、これらに動作電圧を供給している。なお、定電圧回路20は、例えば定電圧ICなどから構成される。
電圧変化認識回路21は感知器回線5の電圧を監視しており、発信機3が操作されたときには、感知器回線5が低インピーダンス状態に維持されたことを認識する回路である。電圧変化認識回路21は、コモン線接続部40とライン線接続部41との間に接続され、制御回路22と接続されている。火災を発見した人によって発信機3が操作されると、電圧変化認識回路21は発信機3が操作された旨の信号である発信機操作信号を制御回路22に出力する。
制御回路22は、接点23及び伝送回路25と接続している。制御回路22は、電圧変化認識回路21から出力された発信機操作信号を受信すると、接点23に鳴動信号を出力する。そして、鳴動信号の出力とともに、伝送回路25に火災信号を出力する。なお、制御回路22は、例えばマイクロプロセッサ等で構成される。
接点23は一端が電源線Va+接続部44に接続され、他端が鳴動回路24に接続される常時開のスイッチである。制御回路22から接点23に鳴動信号が出力されると、常時開の接点23は閉じるように動作する。
鳴動手段27は、例えばベルであり、鳴動回路24に電源が供給されると鳴動するものである。
鳴動回路24は電源線Va−接続部45に接続される。常時は接点23が開いているため、通常時は鳴動回路24には電源が供給されず、鳴動手段27が鳴動することはない。制御回路22から鳴動信号が出力されて接点23が閉じると、鳴動回路24に電源が供給されて、地区警報装置22は鳴動する。本発明に係る実施の形態1では、接点23が電源線Va+接続部44に接続され、鳴動回路24が電源線Va−接続部45に接続されているが、電源線Va+接続部44に鳴動回路24を接続し、電源線Va−接続部45に接点23を接続するように回路を設計しても良い。
伝送回路25は伝送線S+接続部42及び伝送線S−接続部43に接続され、制御回路22と接続している。伝送回路25は、制御回路22から火災信号が出力されたことを認識すると、R型受信機である火災受信機1に対して、火災信号を伝送する。
なお、本発明に係る地区警報装置2は中継器の機能を有しており、同一の筐体に一般的な地区警報装置と中継器とを一体化している場合を例にして説明したが、中継器と地区警報装置2を一体化せずに、別の筐体で構成し、同一回線上に接続しても良い。その場合、例えば、地区警報装置2は定電圧回路20、接点23、鳴動回路24、電源線Va+接続部44及び電源線Va−接続部45を備え、中継器は電圧変化認識回路21、制御回路22、伝送回路25、伝送線S+接続部42、伝送線S−接続部43、コモン線接続部40及びライン線接続部41を備える構成が考えられる。
[火災報知設備100の配線方式]
図1及び図2を用いて、火災報知設備100の配線方式について説明する。
伝送線S+は一端が火災受信機1に接続され、他端が地区警報装置2の伝送線S+接続部42に接続される。伝送線S−は一端が火災受信機1に接続され、他端が地区警報装置2の伝送線S−接続部43に接続される。つまり、火災受信機1は地区警報装置2の伝送回路25と接続されることとなり、火災受信機1と地区警報装置2間の信号の伝送は一対の伝送線S+、S−によって行われる。
電源線Va+は一端が火災受信機1に接続され、他端が地区警報装置2の電源線Va+接続部44に接続される。電源線Va−は一端が火災受信機1に接続され、他端が地区警報装置2の電源線Va−接続部45に接続される。つまり、一対の電源線Va+、Va−により、火災受信機1から地区警報装置2の鳴動回路24に電源を供給している。
コモン線C及びライン線Lからなる感知器回線5には、いわゆる送り配線の方式で、1個又は複数の発信機3が地区警報装置2と並列に接続される。また、コモン線Cは一端が地区警報装置2のコモン線接続部40に接続され、他端が終端抵抗Rに接続される。ライン線Lは一端が地区警報装置2のライン線接続部41に接続され、他端が終端抵抗Rに接続される。つまり、コモン線C及びライン線Lからなる感知器回線5は、電圧変化認識回路21と終端抵抗Rとを接続する。
[動作説明]
地区警報装置2の鳴動回路24は、常時開の接点23を介して、一対の電源線Va+、Va−と接続しているため、通常時、鳴動回路24には電源線Va+、Va−から電源が供給されないようになっている。以下、図1及び図2を参照して、火災を発見した人が発信機3を操作した場合における火災報知設備100の動作例を説明する。
先ず、火災を発見した人が発信機3の押釦を押圧すると、発信機3のコモン線Cとライン線Lを接続する接点が閉じて、感知器回線5が低インピーダンス状態になる。すると、感知器回線5の低インピーダンス状態を、地区警報装置2の電圧変化認識回路21が認識し、制御回路22に発信機が操作された旨の信号である発信機操作信号を出力する。そして、制御回路22は発信機操作信号を受信すると、常時開の接点23に鳴動信号を出力する。鳴動信号の出力と共に、制御回路22は伝送回路25に火災信号を出力する。
次に、制御回路22が鳴動信号を出力すると、常時開の接点23が閉じて、電源線Va+、Va−が接続され、鳴動回路24に電源が供給される。そして、電源が供給された鳴動回路24によって鳴動手段27であるベルが鳴動する。つまり、地区警報装置2は、火災受信機1からの信号で鳴動するのではなく、発信機3が操作されるときの信号で鳴動する。
最後に、制御回路22が火災信号を出力すると、伝送回路25は操作された発信機3に感知器回線5を介して接続される、中継器の機能を有する地区警報装置2から火災信号を火災受信機1に伝送線S+、S−を介して伝送する。つまり、伝送回路25は、火災の発生によって操作された発信機3が接続される感知器回線5を火災受信機1側で識別できるように、地区警報装置2から火災信号を火災受信機1に送信する。
なお、地区警報装置2から出力される信号はアドレスを付した固有の信号でも良いが、火災受信機1はポーリングを行っているので、そのポーリングに対して地区警報装置2が自己の状態を表す信号(例えば、火災信号)を出力すれば足りる。つまり、地区警報装置2及び他回線の中継器等から火災受信機1に出力する信号は同じであるが、火災受信機1のポーリングに対して地区警報装置2及び他回線の中継器等が信号を出力するので、火災受信機1側で、どの地区警報装置2又は中継器が信号を出力したかを識別することができる。
さらに、地区警報装置2が接続される回線とは別の伝送線S+、S−からなる回線に接続され、火災受信機1からの信号により鳴動する一般的な地区警報装置が接続されている場合、火災受信機1に一般的な地区警報装置の鳴動を遅延させる遅延回路を設けても良い。つまり、発信機3が操作されると、その操作による信号で地区警報装置2が鳴動し、火災受信機1から遅延して出力された信号で一般的な地区警報装置が鳴動することになる。このようにすることで、発信機3を操作すると、火災現場では迅速に地区警報装置2を鳴動させて避難を促し、その後、少し時間を空けて火災現場から離れている場所の一般的な地区警報装置を鳴動させて避難を促すので、避難する際の混乱や混雑を防ぐことができる。
[火災報知設備100の有する効果]
本実施の形態1に係る火災報知設備100は、発信機3が操作されたときの信号で地区警報装置2が鳴動するので、火災受信機1からの信号で鳴動する一般的な地区警報装置に比べて、速やかに地区警報装置2が鳴動し、迅速な避難を促すことができる。
さらに、火災受信機1からの信号により鳴動する一般的な地区警報装置を地区警報装置2とは別の回線に接続し、火災受信機1に遅延回路を設けることで、火災現場から優先的に避難を促すことができるので、避難する際の混乱を防ぐことができる。
また、地区警報装置2に中継器の機能を内蔵して一体化することで、中継器と一般的な地区警報装置を接続する場合に比べて、施工時の配線回数が減り、施工性が向上する。
なお、本発明の場合、地区警報装置2の後段には発信機3のみを設けている。地区警報装置2の後段に火災感知器を設けると、火災感知器が火災を感知した際に、例えば火災感知器周辺の煙濃度が高まったときに、火災受信機1が火災感知器から火災信号を受信して、火災受信機1で火災を判断する前に、すぐに地区警報装置2を鳴動させてしまう。つまり、地区警報装置2の後段に火災感知器を設けた場合、非火災でも地区警報装置2を鳴動させてしまうことが考えられる。
一方、発信機3は人が操作するので、発信機3が操作されたら、即火災と判断できる。そこで、本発明は、地区警報装置2の後段に発信機3のみを1つ、又は複数設けている。これにより、確実に火災であるときにだけ速やかに地区警報装置2を鳴動させることができる。
なお、火災の可能性がある場合にも速やかに地区警報装置2を鳴動させたい場合は、本発明の地区警報装置2の後段に火災感知器を設けてもよい。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る火災報知設備200の概要構成例図であり、図4は図3に示す地区警報装置2の回路の構成である。なお、実施の形態2では、上述の実施の形態1との相違点について詳細に説明するものとし、実施の形態1に対応している部材については同じ符号をつけて説明を省略する。
[火災報知設備200の構成]
図3を用いて、火災報知設備200を説明する。
地区警報装置2には、一対の電源線Vb+、Vb−を介して電源装置7が接続されている。電源装置7は地区警報装置2の鳴動回路24に、鳴動手段27を鳴動させるために必要な電源を供給する装置である。
また、実施の形態1と同様に、火災受信機1と地区警報装置2とは一対の電源線Va+、Va−で接続され、火災受信機1から地区警報装置2に電源を供給している。
[地区警報装置2の構成及び火災報知設備200の配線方式]
図4を用いて、実施の形態2に係る地区警報装置2について説明する。
電源線Vb+接続部46及び電源線Vb−接続部47は、電源線Vb+及びVb−を接続する接続部である。
電源異常判別回路26は、一端が電源線Va+接続部44及び電源線Vb+接続部46と、電源線Va−接続部45及び電源線Vb−接続部47との間に接続され、他端が制御回路22に接続される。電源異常判別回路26は、常に電源線Va+接続部44及び電源線Vb+接続部46と、電源線Va−接続部45及び電源線Vb−接続部47の間の電圧等を監視し、電源が正常か否かを判別する回路である。
電源切替接点28は一端が接点23と接続しており、他端が電源線Va+接続部44及び電源線Vb+接続部46と接続している。電源切替接点28は、電源線Va+接続部44と電源線Vb+接続部46との接点を切り替えるスイッチング構造になっており、常時は電源線Va+接続部44と接続するように接点を閉じている。
電源切替接点29は一端が鳴動回路24と接続しており、他端が電源線Va−接続部45及び電源線Vb−接続部47と接続している。電源切替接点29は、電源線Va−接続部45と電源線Vb−接続部47との接点を切り替えるスイッチング構造になっており、常時は電源線Va−接続部45と接続するように接点を閉じている。
本発明に係る実施の形態1では、電源線Va+接続部44及び電源線Vb+接続部46に接点23が接続され、電源線Va−接続部45及び電源線Vb−接続部47に鳴動回路24が接続されているが、電源線Va+接続部44及び電源線Vb+接続部46に鳴動回路24が接続され、電源線Va−接続部45及び電源線Vb−接続部47に接点23が接続されるように回路を設計しても良い。
[動作説明]
実施の形態1で記載した動作説明と同様、発信機3が操作されると、発信機3を操作した信号で直接、鳴動回路24が鳴動し、そして、地区警報装置2の伝送回路25が火災受信機1に火災信号を伝送する。以下、火災受信機1の電源供給機能に異常が発生した場合の動作を説明する。
先ず、電源切替接点28、29は電源線Va+接続部44及び電源線Va−接続部45と接続しており、通常時は、地区警報装置2は火災受信機1から電源の供給を受けている。そして、電源異常判別回路26は、常時は電源線Va+接続部44と、電源線Va−接続部45の間の電圧等を監視し、電源が正常か否かを判別している。
次に、火災受信機1の電源に異常が発生した場合、電源異常判別回路26は電源異常信号を制御回路22に出力する。電源異常信号を受信した制御回路22は、電源切替信号を電源切替接点28、29に出力する。
最後に、制御回路22から電源切替信号が出力されると、電源切替接点28、29は同時に接点を切り替える。電源切替接点28は接点を切り替えて、電源線Va+接続部44から電源線Vb+接続部46に接続が切り替わる。電源切替接点29は接点を切り替えて、電源線Va−接続部45から電源線Vb−接続部47に接続が切り替わる。これにより、地区警報装置2と電源線Vb+、Vb−を介して接続されている電源装置7から電源の供給を受けることになる。
なお、本発明に係る実施の形態2では、地区警報装置2は通常時は火災受信機1電源の供給を受けているが、通常時は電源装置7から電源の供給を受けるようにしても良い。この場合、電源装置7の電源が異常をきたしたら、電源切替接点28、29を同時に切り替えて、火災受信機1から電源の供給を受けるようする。
[火災報知設備200の有する効果]
本実施の形態2に係る火災報知設備200は、実施の形態1の効果に加えて、火災受信機1の電源供給機能が故障した際にも地区警報装置2を鳴動させることが可能になるという効果がある。つまり、本発明の地区警報装置2は火災受信機1を介さず、発信機3の操作のみで鳴動させるため、火災受信機1に何らかの異常が発生しても、電源を切り替えるだけで地区警報装置2と発信機3の機能を維持することができる。
1 火災受信機、2 地区警報装置、3 発信機、5 感知器回線、7 電源装置、20 定電圧回路、21 電圧変化認識回路、22 制御回路、23 接点、24 鳴動回路、25 伝送回路、26 電源異常判別回路、27 鳴動手段、28、29 電源切替接点、40 コモン線接続部、41 ライン線接続部、42 伝送線S+接続部、42 伝送線S−接続部、44 電源線Va+接続部、45 電源線Va−接続部、46 電源線Vb+接続部、47 電源線Vb−接続部、100、200 火災報知設備、C ライン線、L ライン線、S+、S− 伝送線、R 終端抵抗、Va+、Va−、Vb+、Vb− 電源線。

Claims (4)

  1. 火災受信機と、該火災受信機と接続される中継器と、該中継器に接続される地区警報装置と、該地区警報装置に接続され、火災信号を出力する発信機と、を備えた火災報知設備において、
    前記火災受信機と前記中継器とは伝送線を介して接続され、
    前記中継器と前記発信機とは、前記地区警報装置を介して感知器回線により接続され、
    前記地区警報装置の後段には前記発信機のみ接続され、
    前記中継器は、
    前記発信機の操作による前記感知器回線の電圧の変化を認識し、発信機操作信号を出力する電圧変化認識回路と、
    前記電圧変化認識回路から出力される発信機操作信号を受信して鳴動信号を出力する制御回路と、を備え、
    前記地区警報装置は、
    前記制御回路から出力される鳴動信号により鳴動する鳴動回路と、を備え、
    前記電圧変化認識回路は、前記発信機が操作されたときには前記火災受信機より先に前記火災信号を受信し、
    前記鳴動回路は、前記火災受信機からの信号ではなく、前記発信機操作信号により鳴動することを特徴とする火災報知設備。
  2. 火災受信機と、該火災受信機と接続される発信機と、を有する火災報知設備において、
    前記火災受信機と前記発信機との間に、中継器の機能を有する地区警報装置を備え、
    前記火災受信機と前記地区警報装置とは伝送線を介して接続され、
    前記地区警報装置と前記発信機とは感知器回線を介して接続され
    前記地区警報装置の後段には前記発信機のみが接続され、
    前記地区警報装置は、
    前記発信機の操作による前記感知器回線の電圧の変化を認識し、発信機操作信号を出力する電圧変化認識回路と、
    前記電圧変化認識回路から出力される発信機操作信号を受信して鳴動信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路から出力される鳴動信号により鳴動する鳴動回路と、を備え、
    前記電圧変化認識回路は、前記発信機が操作されたときには前記火災受信機より先に前記火災信号を受信し、
    前記鳴動回路は、前記火災受信機からの信号ではなく、前記発信機操作信号により鳴動することを特徴とする火災報知設備。
  3. 前記火災受信機からの信号により鳴動する第2の地区警報装置が別回線に接続され、
    前記火災受信機に前記第2の地区警報装置の鳴動を遅延させる遅延回路を設け、
    前記地区警報装置が鳴動した後に、前記第2の地区警報装置が鳴動することを特徴とする請求項1又は2記載の火災報知設備。
  4. 前記地区警報装置の前記鳴動回路に電源を供給する火災受信機を備えた火災報知設備であって、
    前記地区警報装置の前記鳴動回路には電源装置が接続され、
    前記地区警報装置は、電源が正常か否かを判別する電源異常判別回路と、電源切替接点と、を備え、
    前記火災受信機の電源に異常が発生したときに、前記電源異常判別回路が電源の異常を判別し、前記電源切替接点により電源を火災受信機から前記電源装置に切り替え、該電源装置が前記鳴動回路に電源を供給することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の火災報知設備。
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