JP3663843B2 - 非常放送回線付集合住宅システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災や防犯などの異常が発生した旨の音声警報を非常放送回線を介して各住宅情報盤に送出するようにした、非常放送回線付集合住宅システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マンションなどの集合住宅にあっては、防災・防犯などの安全と安心を守るセキュリティ機能、来客報知機能、室内連絡などのホームインフォメーション機能、更に風呂水位監視や映像による来客確認などのホームモニタ機能を併せ持つ住宅情報システムの実用化が押し進められている。
【0003】
このような住宅情報システムとして、各住戸毎に住宅情報盤を設置して、火災、不審者の侵入などの異常事態が発生した際に、住宅情報盤で警報表示すると同時に、伝送回線を介して管理人室などに設置されるHA警報監視盤にも異常事態の発生を警報表示させ、管理人室から異常が発生した住戸をインターホンで呼び出して双方向に通話連絡が行える集合住宅システムがある。また、更に進歩したものとして、共同玄関のロビーインターホンから各住戸の住宅情報盤を介して所望の住人を呼び出す呼出機能、共同玄関のオートロック機能など、様々な機能を付加した集合住宅システムに拡張されてきている。
【0004】
ところで、共同住宅などについては消防設備に係わる技術の向上が図られていることから、HA(ホームオートメーション)設備と自動火災報知設備との融合が検討され、HA警報監視盤と防災受信機とを統合した統合盤なるものが開発されている。
【0005】
このような統合盤によれば、伝送回線は自動火災報知設備そのものであることから、法律に定められた定期的な保守点検を通じて住宅情報システムの伝送回線の保守点検も行われて、信頼性の高い集合住宅システムの維持管理ができる。集合住宅システムの保守点検に際しては、自動火災報知設備による伝送回線のみならず、各住戸に設置している住宅情報盤の保守点検も行うことになる。
【0006】
この場合、保守点検を外部から行うための外部試験器を着脱自在に接続できる遠隔試験中継器を各住戸のドアホン子器の近傍に設け、この遠隔試験中継器に外部試験器を接続し、この接続した外部試験器を操作することにより、住戸内の遠隔機能付き感知器(煙感知器、熱感知器、ガス漏れ感知器、防犯感知器などがある)のそれぞれに疑似的な異常検出状態を作り出し、住宅情報盤に、自分自身の警報表示を行わせるのは勿論のこと、ドアホン子器の具備する戸外表示器を点灯させ、且つ統合盤に試験による異常検出信号を伝送させて統合盤にも警報表示を行わせ、これを以て集合住宅システムが正常であることを確認するようにしている。
【0007】
また、近時にあっては、住宅情報盤から伝送回線を介して異常事態の発生の通知があると、統合盤の具備している非常放送ユニットから、音声ICによる音声合成などにて自動的に、住宅情報盤の音響装置から例えば「火事です、火事です、火災が発生しました、安全を確認の上避難してください」などの音声警報を一斉に発して、各住戸の住人に火災の発生を知らせるようにした非常放送機能などが付加されるようになってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、住宅情報盤が統合盤の具備する非常放送ユニットの出力する非常放送を非常放送回線を介して受けて、住宅情報盤の具備する音響装置であるインターホン用のスピーカなどにて、単に住戸内で非常放送を出力する従来の集合住宅システムにあっては、統合盤から住宅情報盤のスピーカの入力端子に至までの非常放送回線に断線あるいは短絡があったにしても、戸外から確認できるようになっていないので保守点検がなされずに、万が一の異常事態のときに非常放送機能が役立たない可能性がある。また、非常放送回線にテスト信号を実際に送って断線あるいは短絡などの異常を検出しようとすると、住宅情報盤のスピーカからテスト信号音が出力されてしまい、住人に迷惑をかけるという問題点があった。
【0009】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、非常放送回線の断線あるいは短絡などの点検を、住人に迷惑をかけずに戸外から簡単に行えようにして、万が一の異常事態のときに確実に役立つ、優れる非常放送回線付集合住宅システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、各住戸毎に設置した各住宅情報盤にリンクして管理人室などに設置する警報監視盤を備え、警報監視盤は、火災や防犯などの異常が発生した旨の発報信号を認識した場合に、異常が発生した旨の音声警報を非常放送回線を介して住宅情報盤に送出する、非常放送ユニットを具備するものであり、住宅情報盤は、非常放送回線を介して送出される音声警報を受けて音声出力する音響装置を具備するものである、非常放送回線付集合住宅システムにおいて、伝送回線から受信する接続開放制御データに基づいて音響装置と非常放送回線との接続開放を行う遠隔操作切換部と、非常放送回線からのテスト信号の有無を検出するテスト信号検出部と、テスト信号検出部での検出結果データを伝送回線に出力する伝送部とを各住宅情報盤に設け、各住宅情報盤の音響装置を非常放送回線に対して接続開放する旨の接続開放制御データを伝送回線に出力して各住宅情報盤に指示するとともに、非常放送回線へのテスト信号の出力を非常放送ユニットに指示する非常放送回線点検要求操作部を、非常放送ユニットと警報監視盤との少なくともいずれか一方に設け、各住宅情報盤からの検出結果データに基づく表示を行う検出結果表示部を警報監視盤に設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明にあっては、前記テスト信号検出部の検出結果データを格納する記憶部を前記各住宅情報盤に設け、前記警報監視盤から前記各住宅情報盤に対する前記伝送回線を介しての検出結果データ一斉要求に対して、前記各住宅情報盤は前記検出結果データを前記警報監視盤に一斉に返信するようにしてある。
【0012】
請求項3記載の発明にあっては、前記伝送回線と前記非常放送回線との少なくとも一方は無線回線にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る非常放送回線付集合住宅システムの一実施の形態を、図1および図2に基づいて詳細に説明する。図1は非常放送回線付集合住宅システムの概要を示すシステム構成図、図2は非常放送回線付集合住宅システムの要部を説明する回路ブロック図である。
【0014】
図1に示すように、この非常放送回線付集合住宅システムは、警報監視盤に相当する統合盤1と、非常放送ユニット2と、住宅情報盤3,…3とを備える。統合盤1と非常放送ユニット2と住宅情報盤3,…3とは、それぞれ伝送回線L1 を介して接続する。統合盤1と非常放送ユニット2とは、集合住宅の管理人室等に設置する。住宅情報盤3は各住戸毎に設置する。
【0015】
統合盤1は、伝送部10と、中央処理部11と、補助処理部12と、キーボートなどから構成される入力操作部13と、表示部14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16とを備える。伝送部10は、データ授受のための伝送インタフェースであり、伝送回線L1 に接続していて、伝送回線L1 から入ってくるデータを中央処理部11へ出力し、中央処理部11からのデータを伝送回線L1 へ出力する。
【0016】
中央処理部11は、統合盤1全体の制御を司るもので、ROM15に予め記憶されているプログラムに基づいたデータ処理を行う。補助処理部12は、入力操作部13からの指示に基づいて、RAM16内のデータに応じた表示を表示部14に行わしめたり、入力操作部13からの指示を中央処理部11に与えたりする。入力操作部13は、非常放送回線点検要求操作部にもなるもので、運用者が中央処理部11や補助処理部12に所望の指示を与えるために操作する部分である。表示部14は液晶表示画面などで構成され、補助処理部12からの指示に応じた表示を行う。
【0017】
非常放送ユニット2は、伝送部20と、中央処理部21と、音源部22と、電力増幅部23と、リレースイッチ24と、非常放送回線点検要求操作部に相当する入力スイッチ25と、アドレス設定部26とを備える。伝送部20は、データ授受のための伝送インタフェースであり、伝送回線L1 に接続していて、伝送回線L1 から入ってくるデータを中央処理部21へ出力し、中央処理部21からのデータを伝送回線L1 へ出力する。中央処理部21は、非常放送ユニット2全体の制御を司るもので、ROM(図示せず)に予め記憶されているプログラムに基づいてデータ処理を行う。
【0018】
音源部22は、音声ICなどにて構成されるもので、中央処理部21からの指示データに基づいて、例えば「火事です、火事です、火災が発生しました、安全を確認の上避難してください」などの非常放送用の音声メッセージを合成して、電力増幅部23へ出力する。電力増幅部23は、音源部22からの音声メッセージを電力増幅し、ヒューズ27とリレースイッチ24とを介して、非常放送回線L2 へ出力する。
【0019】
リレースイッチ24は、中央処理部21からの指示により、電力増幅部23からの出力を非常放送回線L2 に接続するか否かのオン・オフを行う。入力スイッチ25は、非常放送回線L2 の点検を行うときに操作するものであり、押圧しているときのみオンするようなスイッチを通常用いる。アドレス設定部26は、統合盤1の伝送部10が非常放送ユニット2を特定するための固有アドレスを設定するためのものであり、ディップスイッチあるいはEEPROMなどにて構成する。
【0020】
住宅情報盤3は、伝送部30と、中央処理部31と、音源部32と、電力増幅部33と、リレースイッチ34と、音響装置に相当するスピーカ35と、マッチングトランス36と、テスト信号検出部に相当する平滑回路37と、アドレス設定部38と、火災感知器39と、非常押釦スイッチ40とを備える。伝送部30は、データ授受のための伝送インタフェースであり、伝送回線L1 に接続していて、伝送回線L1 から入ってくるデータを中央処理部31へ出力し、中央処理部31からのデータを伝送回線L1 へ出力する。中央処理部31は、住宅情報盤3全体の制御を司るもので、ROM(図示せず)に予め記憶されているプログラムに基づいてデータ処理を行う。
【0021】
音源部32は、音ICなどにて構成されるもので、中央処理部31からの指示データに基づいて、例えば「ピンポーン、来客です」とか「ピィ、ピィ、ピィ、お風呂が沸きました」などの音や音声メッセージを合成して、電力増幅部33へ出力する。電力増幅部33は、音源部32からの音や音声メッセージを電力増幅して出力する。リレースイッチ34は、スピーカ35の入力部を、中央処理部31からの指示に基づいて、電力増幅部33の出力部とマッチングトランス36の出力部とのいずれかに接続を切り換えるものであり、通常はスピーカ35を常閉接点側である電力増幅部33の出力部側に接続する。
【0022】
スピーカ35は、リレースイッチ34が電力増幅部33の出力部側に接続しているとき、音源部32からの音や音声メッセージを鳴動出力するし、リレースイッチ34がマッチングトランス36の出力部側に接続しているとき、非常放送回線L2 からマッチングトランス36を介して入力する非常放送用の音声メッセージを鳴動出力する。マッチングトランス36は、非常放送回線L2 から伝達される非常放送用の音声メッセージを、効率的にスピーカ35に伝達するためのものである。
【0023】
平滑回路37は、マッチングトランス36から出力される電気的出力を整流平滑して、中央処理部31の入力ポートに入力するためのものである。平滑回路37は、詳しくは図2に示すように、例えば、マッチングトランス36と、抵抗Rと、電解コンデンサCと、ツェナーダイオードZDとから構成される。中央処理部31の入力ポートは、抵抗Rを介してダイオードブリッジ回路DBのプラス出力部に接続する。ダイオードブリッジ回路DBのマイナス出力部はアースされ、中央処理部31の入力ポートとアースとの間には電解コンデンサCとツェナーダイオードZDとが並列に接続している。
【0024】
上述のように構成される非常放送回線付集合住宅システムは、次のように動作するとともに次のように運用される。すなわち、この非常放送回線付集合住宅システムにあっては、通常の運用状態にある場合、統合盤1の中央処理部11は、それぞれの固有のアドレスに基づいて、伝送部10にて伝送回線L1 を介して非常放送ユニット2と各住宅情報盤3,…3とを高速でサイクリックにポーリングを行い、非常放送ユニット2と各住宅情報盤3,…3との状態変化を監視している。
【0025】
そして、例えば、ある住宅情報盤3の火災感知器39が火災を検出して発報すると、該住宅情報盤3は統合盤1からのポーリングに応答して、火災感知器39が火災を検出した旨のデータを統合盤1に返信する。この火災を検出した旨のデータを統合盤1が受信すると、統合盤1は、非常放送ユニット2に対するポーリング時に、火災が発生した旨のデータを非常放送ユニット2に受け渡し、各住宅情報盤3,…3に対するポーリング時に、リレースイッチ34をマッチングトランス36側に切り換える旨のデータを出火階および直上階の住宅情報盤3,…3に受け渡す。
【0026】
すると、出火階および直上階の住宅情報盤3,…3の伝送部30は、受信したリレースイッチ34をマッチングトランス36側に切り換える旨のデータを中央処理部31に出力し、出火階および直上階の住宅情報盤3,…3の中央処理部31はリレースイッチ34をマッチングトランス36側に切り換える。また、非常放送ユニット2の伝送部20は、火災が発生した旨のデータを中央処理部21に出力し、中央処理部21は音源部22に対して火災が発生した旨の非常放送を行うように指示し、音源部22は例えば「火事です、火事です、火災が発生しました、安全を確認の上避難してください」などの非常放送用の音声メッセージを合成して電力増幅部23へ出力する。
【0027】
そして、出火階および直上階の住宅情報盤3,…3から、例えば「火事です、火事です、火災が発生しました、安全を確認の上避難してください」などの非常放送用の音声メッセージが一斉に出力されて、出火階および直上階の住戸の住人は直ちに安全を確認した上で避難行動をとることができ、早期避難が可能になる。
【0028】
次に、この非常放送回線付集合住宅システムにおける、非常放送ラインすなわち非常放送回線L2 の点検時の動作を説明する。運用者は、非常放送回線L2 の点検に先立ち、先ず非常放送ユニット2の入力スイッチ25をオンする。すると、入力スイッチ25のオンを認識した中央処理部21は、非常放送回線L2 の点検要求を認知し、その旨をポーリングのタイミングに合わせて、伝送部20から伝送回線L1 を介して統合盤1へ返信データとして通知する。
【0029】
このようにして非常放送回線L2 の点検要求を知った統合盤1の中央処理部11は、ポーリングのタイミングに合わせて、伝送部20から伝送回線L1 を介して非常放送ユニット2に対してテスト信号の放送開始を指示する。すると、非常放送ユニット2の中央処理部21は、リレースイッチ24のオン動作を行い電力増幅部23の出力部を非常放送回線L2 に接続した上で、音源部22に対して例えば1KHzの正弦波のテスト信号を電力増幅部23へ出力せしめ、電力増幅部23はテスト信号を例えば40VP-P 程度に増幅して、ヒューズ27とリレースイッチ24とを介して非常放送回線L2 へ出力する。
【0030】
統合盤1の中央処理部11は、ポーリングのタイミングに合わせて、伝送部20から伝送回線L1 を介して全住戸の各住宅情報盤3,…3に対し、非常放送回線L2 の点検開始を指示する。この非常放送回線L2 の点検開始の指示を受けた各住宅情報盤3,…3は、自己の平滑回路37に接続する中央処理部31の入力ポートの入力状態を監視して、この入力状態をRAM(図示せず)に記憶する。このとき、平滑回路37は、マッチングトランス36が非常放送回線L2 から受けて出力するテスト信号を整流平滑して、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧に制限された直流電圧を、中央処理部31の入力ポートに入力している。
【0031】
従って、非常放送回線L2 が断線や短絡を生じておらずに住宅情報盤3に正常に接続していれば、中央処理部31の入力ポートの入力状態はHighになり、非常放送回線L2 が断線や短絡を生じていて住宅情報盤3に正常に接続されていなければ、中央処理部31の入力ポートの入力状態はLow になる。なお、このとき、リレースイッチ34は電力増幅部33の出力側にオンしたままであるので、住戸内でテスト信号の音は鳴動しない。
【0032】
そして、所定時間経過後、統合盤1の中央処理部11は、ポーリングのタイミングに合わせて、伝送部10から伝送回線L1 を介して、非常放送ユニット2に対してテスト信号の放送停止を指示する。すると、非常放送ユニット2の中央処理部21は、音源部22にテスト信号の出力停止を指示するとともに、リレースイッチ24のオフ動作を行い電力増幅部23の出力部を非常放送回線L2 から切り離す。
【0033】
その後、統合盤1の中央処理部11は、各住宅情報盤3,…3が先ほどRAM(図示せず)に記憶したところの自己の平滑回路37に接続する中央処理部31の入力ポートの入力状態の監視結果を、ポーリングのタイミングに合わせて伝送部10から伝送回線L1 を介して各住宅情報盤3,…3に対して一斉に要求し、各住宅情報盤3,…3の監視結果をから一斉に順次収集するとともにデータ処理を行い、その結果を補助処理部12を介して表示部14に表示する。従って、点検者は、住人に何ら迷惑をかけることなく、非常放送回線L2 の点検を行うことができる。
【0034】
また、この図1に示す非常放送回線付集合住宅システムにあっては、非常放送ユニット2の入力スイッチ25をオンする場合と同等の動作指示を、統合盤1の入力操作部13から、統合盤1の中央処理部11に対して与えることができるようにされている。つまり、必ずしも、統合盤1と非常放送ユニット2とは近接して設置しなくても良いように、設置場所の自由度を向上してある。
【0035】
なお、上記の実施の形態の非常放送回線付集合住宅システムにあっては、HA(ホームオートメーション)設備としての警報監視盤と自動火災報知設備としての防災受信機とを統合した統合盤を、管理人室に設置したものとして説明したが、統合盤に代えて、統合盤は、HA(ホームオートメーション)設備としての警報監視盤であっても良いし、自動火災報知設備としての防災受信機であっても良いことは言うまでもない。また、平滑回路37にしても各種の変形が可能である。
【0036】
つまり、本発明は、上記の実施の形態の非常放送回線付集合住宅システムに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能であることは言うまでもなく、特許請求の範囲で言うところの警報監視盤には自動火災報知設備としての防災受信機は勿論のこと統合盤も含まれる。
【0037】
伝送回線L1 や非常放送回線L2 が有線回線ではなく無線回線であっても同様の技術思想を以て非常放送回線L2 の点検を行うことが可能で、これらの全てを含むものである。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、テスト信号の音を住宅情報盤の音響装置から鳴動させることなく、住人に迷惑をかけずに遠隔より非常放送回線の点検を行うことができる、優れた非常放送回線付集合住宅システムを提供できるという効果を奏する。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて更に、警報監視盤は、各住宅情報盤の記憶部から、各住宅情報盤のテスト信号検出部での検出結果データを一斉に纏めて読み出すことができることになり、データ処理を簡単に行える、優れた非常放送回線付集合住宅システムを提供できるという効果を奏する。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて更に、伝送回線や非常放送回線が無線回線であっても、テスト信号の音を住宅情報盤の音響装置から鳴動させることなく、住人に迷惑をかけずに遠隔より非常放送回線の点検を行うことができる、優れた非常放送回線付集合住宅システムを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の非常放送回線付集合住宅システムの概要を示すシステム構成図である。
【図2】上記の非常放送回線付集合住宅システムの要部を説明する回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 警報監視盤
13 非常放送回線点検要求操作部
14 検出結果表示部
2 非常放送ユニット
25 非常放送回線点検要求操作部
3 住宅情報盤
30 住宅情報盤の伝送部
34 遠隔操作切換部
35 音響装置
37 テスト信号検出部
1 伝送回線
2 非常放送回線

Claims (3)

  1. 各住戸毎に設置した各住宅情報盤にリンクして管理人室などに設置する警報監視盤を備え、警報監視盤は、火災や防犯などの異常が発生した旨の発報信号を認識した場合に、異常が発生した旨の音声警報を非常放送回線を介して住宅情報盤に送出する、非常放送ユニットを具備するものであり、住宅情報盤は、非常放送回線を介して送出される音声警報を受けて音声出力する音響装置を具備するものである、非常放送回線付集合住宅システムにおいて、
    伝送回線から受信する接続開放制御データに基づいて音響装置と非常放送回線との接続開放を行う遠隔操作切換部と、非常放送回線からのテスト信号の有無を検出するテスト信号検出部と、テスト信号検出部での検出結果データを伝送回線に出力する伝送部とを各住宅情報盤に設け、
    各住宅情報盤の音響装置を非常放送回線に対して接続開放する旨の接続開放制御データを伝送回線に出力して各住宅情報盤に指示するとともに、非常放送回線へのテスト信号の出力を非常放送ユニットに指示する非常放送回線点検要求操作部を、非常放送ユニットと警報監視盤との少なくともいずれか一方に設け、
    各住宅情報盤からの検出結果データに基づく表示を行う検出結果表示部を警報監視盤に設けたことを特徴とする非常放送回線付集合住宅システム。
  2. 前記テスト信号検出部の検出結果データを格納する記憶部を前記各住宅情報盤に設け、前記警報監視盤から前記各住宅情報盤に対する前記伝送回線を介しての検出結果データ一斉要求に対して、前記各住宅情報盤は前記検出結果データを前記警報監視盤に一斉に返信するようにした請求項1記載の非常放送回線付集合住宅システム。
  3. 前記伝送回線と前記非常放送回線との少なくとも一方は無線回線である請求項1または2記載の非常放送回線付集合住宅システム。
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