JP6506057B2 - 無線式中継器用電源装置及び警報システム - Google Patents

無線式中継器用電源装置及び警報システム Download PDF

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Description

本発明は、無線式中継器に電源を供給する無線式中継器用電源装置及びその無線式中継器用電源装置を備える警報システムに関する。
従来、無線式感知器と受信機とを中継する無線式中継器が知られている。特許文献1には、このような無線式中継器(無線受信用中継器)を備える防災監視システムが開示されている。特許文献1において、無線式中継器は、受信機から電源線によって直流電力の供給を受けている。
また、そのほかに、無線式中継器の電源として、別途、無線式中継器用電源装置が設けられた警報システムも知られている。この場合、無線式中継器用電源装置は、無線式中継器と受信機との間に介在し、無線式中継器からの信号を受信機に中継する機能を有している場合がある。この場合、無線式中継器用電源装置と無線式中継器とは、電源線で接続される一方、無線式中継器用電源装置を介して、無線式中継器と受信機とは、例えば配線(信号線)で接続されている。しかし、このような無線式中継器用電源装置を用いながら、無線式中継器と受信機とを、無線式中継器用電源装置を介さずに配線で直接接続する場合もある。
なお、無線式中継器との間の配線には、無線式中継器との間の配線の断線を監視することを目的として、当該配線の末端に終端抵抗が接続されている。無線式中継器用電源装置には、当該配線の断線を監視する回路が設けられており、この回路は、当該配線に流れる終端抵抗に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、当該配線が断線したと判断する。このようにして、回路は、無線式中継器との間の配線の断線を監視している。そして、当該配線の断線が確認されると、当該配線が断線した旨の警報が出力される。
特開2011−96169号公報
しかしながら、無線式中継器と受信機とを、無線式中継器用電源装置を介さずに直接配線で接続する場合、無線式中継器と無線式中継器用電源装置とが配線で接続されていないため、微弱電流を検出できず、当該配線の断線を監視する回路が、当該配線が断線したと判断してしまう。このため、無線式中継器と受信機とを直接配線で接続しているため、本来断線ではないので、無線式中継器との間の配線が断線した旨の警報が不要であるにもかかわらず、警報が出力されてしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、無線式中継器と受信機との接続に無線式中継器用電源装置を介さず、無線式中継器との間の配線が断線した旨の警報が不要である場合に、当該配線が断線した旨の警報の発生を遮断する無線式中継器用電源装置及びその無線式中継器用電源装置を備える警報システムを提供するものである。
本発明に係る無線式中継器用電源装置は、無線式感知器との間で信号の送受信を行う無線式中継器に電源を供給し、無線式中継器と受信機との間に介在させて、無線式中継器からの信号を受信機に中継することが可能な無線式中継器用電源装置において、無線式中継器に中継配線を介して接続可能な一対の中継端子と、受信機に受信配線を介して接続可能な受信端子と、受信端子に接続されて受信配線の断線を監視する受信断線監視回路と、受信断線監視回路において受信配線の非接続が確認された場合に中継端子間に接続される疑似終端抵抗と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、疑似終端抵抗が、受信断線監視回路において受信配線の断線(非接続)が確認された場合に中継端子間に接続される。このため、無線式中継器用電源装置は、中継配線が断線しても(中継配線が非接続でも)、中継断線警報の発生を遮断することができる。従って、無線式中継器と受信機とを、無線式中継器用電源装置を介さずに直接配線で接続する形態等、無線式中継器との間の配線(中継配線)が断線した旨の警報が不要である場合に、当該配線が断線した旨の警報の発生を遮断することができる。
本発明の実施の形態1に係る警報システム2を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る無線式中継器用電源装置1を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る警報システム2を示すブロック図である。
以下、本発明に係る無線式中継器用電源装置1及び警報システム2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る警報システム2を示すブロック図である。この図1に基づいて、警報システム2について説明する。図1に示すように、警報システム2は、無線式感知器3と、無線式中継器4と、受信機5と、無線式中継器用電源装置1とを備えている。無線式感知器3は、例えば煙等を感知する火災感知器である。無線式感知器3は、受信機5に有線で直接接続されてはおらず、無線式中継器4を介して、無線で火災信号等の送受信が行われる。
無線式中継器4は、無線式感知器3との間で信号の送受信を無線で行い、無線式感知器3から受信した信号を受信機5に配線を通じて送信するものである。なお、本実施の形態1では、無線式中継器4は、無線式中継器用電源装置1を介して、信号を受信機5に送信する。
受信機5は、無線式中継器4から受信した信号に基づいて、火災警報等の報知を行うものである。なお、本実施の形態1では、受信機5は、無線式中継器用電源装置1を介して、無線式中継器4からの信号を受信する。受信機5は、例えば100Vの交流電源が入力されている。なお、受信機5は、火災等の報知用中継器としてもよい。
無線式中継器用電源装置1は、無線式中継器4に電源を供給し、無線式中継器4と受信機5との間に介在させて、無線式中継器4からの信号を受信機5に中継するものである。無線式中継器用電源装置1は、例えば100Vの交流電源が入力されており、そのほかに、予備電源14も接続されている。ここで、無線式中継器用電源装置1は、更に、電源電圧監視回路(図示せず)を有している。電源電圧監視回路は、例えば交流電源が入力される電源回路26(図2)に接続されており、電源回路26から出力される電圧を測定している。通常時、無線式中継器用電源装置1は、交流電源に基づく電源供給によって駆動されている。電源電圧監視回路によって測定された電圧が所定電圧を下回った場合、無線式中継器用電源装置1は、交流電源に基づく電源供給が停止したと判断され、交流電源による駆動から予備電源14による駆動に切り替えられる。これにより、無線式中継器用電源装置1は、予備電源14によって駆動される。
無線式中継器用電源装置1と無線式中継器4とは、一対の電源線13によって接続されており、無線式中継器用電源装置1は、電源線13を用いて、無線式中継器4に電源を供給する。また、無線式中継器用電源装置1と無線式中継器4とは、一対の中継配線11によって接続されており、無線式中継器用電源装置1は、中継配線11を用いて、無線式中継器4との間で信号の送受信を行う。この信号は、例えば無線式中継器4が無線式感知器3から受信した火災信号等である。
更に、無線式中継器用電源装置1と受信機5とは、一対の受信配線12によって接続されており、無線式中継器用電源装置1は、受信配線12を用いて、受信機5との間で信号の送受信を行う。この信号は、例えば無線式中継器用電源装置1が無線式中継器4から受信した火災信号等である。そして、無線式中継器用電源装置1は、各種の異常情報を外部機器に移報する機能を有している。
なお、無線式感知器3は、煙等により火災を検出すると火災信号を送信する。
また、無線式中継器4は、図示しないが、常時は開の第1のスイッチング素子と発報電流調整用の抵抗(例えば100Ω)とが直列接続されて、図3に示す中継配線11間(後述する中継終端抵抗15)に並列に接続されたスイッチング回路を備えている。このスイッチング回路は、無線式中継器用電源装置1のスイッチング回路(後述する)と同様の構成である。そして、無線式中継器4は、無線式感知器3から火災信号を受信すると、第1のスイッチング素子を閉じることによりスイッチング回路を動作させて、火災情報(火災信号)として、発報電流調整用の抵抗に基づく略短絡電流を中継配線11に流すように動作する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る無線式中継器用電源装置1を示すブロック図である。図2に示すように、無線式中継器用電源装置1は、一対の中継端子21と、一対の受信端子22と、受信断線監視回路23と、疑似終端抵抗24とを備えている。更に、無線式中継器用電源装置1は、中継断線監視回路25と、電源回路26と、制御回路27と、電源端子28と、終端端子29と、LED31と、配線端子台32とを備えている。
中継端子21は、無線式中継器4に中継配線11を介して接続されるものである。受信端子22は、受信機5に受信配線12を介して接続されるものである。受信断線監視回路23は、受信端子22に接続されて受信配線12の断線(及び/又は非接続)を監視するものである。受信断線監視回路23は、自身(フォトカプラ)に流れる電流の有無により受信配線12の断線(及び/又は非接続)を判断し、電流が流れていないと受信配線12が断線(及び/又は非接続)であると判断する。
疑似終端抵抗24は、受信断線監視回路23において受信配線12の断線(及び/又は非接続)が確認された場合に中継端子21間に接続されるものである。この疑似終端抵抗24は、中継端子21間に接続されることにより、無線式中継器4に接続された中継終端抵抗15(後述する)の代わりに、終端抵抗として擬制されるものである。疑似終端抵抗24は、例えば10kΩである。なお、疑似終端抵抗24には、常時は開の第1のスイッチング素子41が直列に接続されている。
中継断線監視回路25は、中継端子21間に接続されて中継配線11の断線を監視するものである。なお、無線式中継器4には、中継配線11の末端に接続された断線検出用の中継終端抵抗15が接続されており、例えば10kΩである。中継断線監視回路25は、中継配線11に流れる中継終端抵抗15に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、中継配線11が断線であると判断する。このようにして、中継断線監視回路25は、中継配線11の断線を監視している。そして、中継配線11の断線が確認されると、中継配線11が断線した旨の中継断線警報(後述する)が出力される。
また、中継断線監視回路25は、無線式中継器4から受信した火災信号等を検出して、制御回路27に送信する機能も有している。ここで、中継断線監視回路25は、無線式中継器4のスイッチング動作に基づく中継配線11に流れる略短絡電流を検出し、当該略短絡電流が流れていると判断すると、火災信号を検出したと判断する。
なお、火災信号を検出する回路を中継火災監視回路として、中継断線監視回路25とは別に設けるようにしてもよい。
電源回路26は、交流電源から供給された電力を変圧器で変圧した後の電力が入力されるものであり、この電力を所定の電力に変換して、中継断線監視回路25及び制御回路27に出力する。なお、中継断線監視回路25及び制御回路27は、予備電源14からも電力が供給されるように構成されている。制御回路27は、中継断線監視回路25から受信した信号に基づいて、異常情報又は火災情報を受信機5に送信するものである。また、制御回路27は、その異常情報又は火災情報をLED31に送信する。一対の電源端子28は、無線式中継器4に電源線13を介して接続されるものである。なお、電源端子28には、ヒューズが取り付けられている。また、無線式中継器用電源装置1には盤面スイッチ14aが設けられており、盤面スイッチ14aが押下されると、電池試験回路14bが駆動して、予備電源14の電圧試験が行われる。
一対の終端端子29は、受信機5による受信配線12の断線検出用の終端器16が接続されるものである。なお、終端器16は、終端抵抗としてもよく、抵抗値は、中継終端抵抗15、疑似終端抵抗24と同様としてもよく、例えば10kΩである。
終端器16(終端端子29)と受信配線12(受信端子22)との間には、前述の受信断線監視回路23と、断線出力回路としての第2のスイッチング素子42と、スイッチング回路としての第3のスイッチング素子43と、抵抗44とを備える。
なお、受信断線監視回路23と第2のスイッチング素子42と第3のスイッチング素子43とが実装されている部分は、それ以外の部分と絶縁されている。
中継断線監視回路25が中継配線11の断線を確認すると、中継断線監視回路25は、その異常情報(断線情報)を制御回路27に送信する。そして、制御回路27は、異常情報の場合に、終端器16に直列接続された常時は閉の第2のスイッチング素子42を開く。これにより、異常情報が受信機5に送信される。つまり、異常情報として、受信配線12を断線させて、受信配線12に終端器16に基づく微弱電流を流さなくする。このとき、中継配線11が断線した旨の中継断線警報(後述する)が出力される。
また、中継断線監視回路25が無線式中継器4から火災信号等を受信すると、中継断線監視回路25は、その火災情報を制御回路27に送信する。そして、制御回路27は、火災情報の場合に、終端器16に並列接続された常時は開の第3のスイッチング素子43を閉じて、スイッチング回路をスイッチング動作させる。これにより、火災情報が受信機5に送信される。なお、第3のスイッチング素子43には、終端器16よりも小さい抵抗値である発報電流調整用の抵抗44が直列に接続されており、これにより、火災情報として、受信配線12には、終端器16に基づく微弱電流よりも大きい略短絡電流が流れる。
表示手段としてのLED31は、各情報を表示するものであり、火災灯及び断線灯を有している。火災灯は、火災のときに表示されるものである。断線灯は、断線のときに表示されるものであり、中継断線警報の一例である。
配線端子台32は、中継端子21、受信端子22、電源端子28及び終端端子29が設けられた端子台である。
次に、図1において、受信機5は、受信配線12の断線が確認された場合に受信断線警報を出力する受信警報部(図示せず)と、受信配線12に接続されて、受信配線12の断線を監視する監視回路(図示せず)とを有する。監視回路は、受信配線12に流れる終端器16に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、受信配線12が断線であると判断する。このようにして、監視回路は、受信配線12の断線を監視している。そして、受信配線12の断線が確認されると、受信警報部は、受信配線12が断線した旨の受信断線警報を出力する。
なお、無線式中継器用電源装置1において、中継断線監視回路25が中継配線11の断線を確認すると、制御回路27が断線出力回路を動作(第2のスイッチング素子42を開く)させて受信配線12を断線させることから、実質的には、監視回路は、中継配線11又は受信配線12の断線を監視し、受信警報部は、中継配線11又は受信配線12が断線した旨の受信断線警報を出力するともいえる。つまり、受信機5は、断線警報として、無線式中継器4と受信機5との間の配線(中継配線11及び/又は受信配線12)が断線した旨の受信断線警報を出力するものといえる。
また、受信機5は、前述の監視回路(図示せず)が、無線式中継器用電源装置1のスイッチング動作に基づく略短絡電流を検出すると、火災情報を受信したと判断する。そして、前述の受信警報部(図示せず)が、受信火災警報を出力する。
なお、受信機5は、監視回路として、火災情報を検出する回路を火災監視回路と、受信配線12の断線を監視する回路を断線監視回路とを別個に設けてもよい。
次に、無線式中継器用電源装置1等の動作について説明する。先ず、火災等が発生した場合の動作について説明する。中継断線監視回路25が、無線式中継器4のスイッチング動作に基づく略短絡電流を検出することにより、無線式中継器4から火災信号等を受信すると、中継断線監視回路25は、その火災情報を制御回路27に送信する。そして、制御回路27は、火災情報の場合に、第3のスイッチング素子43を閉じる。これにより、火災情報が受信機5に送信される。また、制御回路27は、LED31の火災灯によって火災表示を行う。
一方、受信機5は、監視回路(図示せず)が、無線式中継器用電源装置1のスイッチング動作に基づく略短絡電流を検出すると、火災情報を受信したと判断する。そして、受信警報部(図示せず)が、受信火災警報を出力する。
次に、中継配線11が断線した場合の動作について説明する。中継断線監視回路25は、前述の如く、中継配線11に流れる中継終端抵抗15に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、中継配線11が断線であると判断する。中継断線監視回路25が中継配線11の断線を確認すると、中継断線監視回路25は、その異常情報(断線情報)を制御回路27に送信する。そして、制御回路27は、異常情報の場合に、第2のスイッチング素子42を開く。これにより、異常情報が受信機5に送信される。また、制御回路27は、LED31の断線灯によって断線表示を行い、中継配線11が断線した旨の中継断線警報が出力される。
一方、受信機5は、監視回路(図示せず)が、受信配線12に流れる終端器16に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、受信配線12が断線であると判断する。そして、受信配線12の断線が確認されると、受信警報部(図示せず)は、無線式中継器4と受信機5との間の配線(この場合は、中継配線11)が断線した旨の受信断線警報を出力する。
次に、受信配線12が断線した場合の動作について説明する。受信配線12が断線した場合は、受信機5において、監視回路(図示せず)が、受信配線12に流れる終端器16に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、受信配線12が断線であると判断する。そして、受信配線12の断線が確認されると、受信警報部は、無線式中継器4と受信機5との間の配線(この場合は、受信配線12)が断線した旨の受信断線警報を出力する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る警報システム2を示すブロック図である。次に、無線式中継器用電源装置1の作用について説明する。図3に示すように、警報システム2において、無線式中継器4と受信機5とが、無線式中継器用電源装置1を介さずに直接接続される場合がある。例えば、図1の形態から図3の形態に変更される場合、無線式中継器用電源装置1から、中継配線11及び受信配線12が取り外される。そして、中継配線11と受信配線12とが接続されることによって、無線式中継器4と受信機5とが、無線式中継器用電源装置1を介さずに直接接続される。なお、「中継配線11と受信配線12とが接続される」とは、無線式中継器4と受信機5とが、無線式中継器用電源装置1を介さずに直接接続されることを意味し、図1の接続形態の配線を利用するという意味に限らず、その他の配線で直接接続される構成も含まれる。
先ず、中継配線11が取り外されると、中継断線監視回路25が中継配線11の断線(非接続)を検出することによって、中継断線警報が出力される。しかし、その後、受信配線12が取り外されると、受信断線監視回路23が受信配線12の断線(非接続)を検出することによって、中継端子21間に疑似終端抵抗24が接続される。このように、中継端子21間には、中継終端抵抗15の代わりに、疑似終端抵抗24が接続される。従って、受信配線12が取り外されることで、中継断線警報の発生が遮断される。
つまり、受信配線12が取り外されると、受信断線監視回路23によって、自身に電流が流れていないことから、受信配線12が断線(非接続)であると判断されて、中継端子21間に疑似終端抵抗24が接続される。そのため、中継断線監視回路25は、中継終端抵抗15の代わりに同等の抵抗値である疑似終端抵抗24に基づく微弱電流を検出できるので、中継配線11が断線であると判断しない。
このように、本実施の形態1(図3)は、疑似終端抵抗24が、受信断線監視回路23において受信配線12の断線(非接続)が確認された場合に中継端子21間に接続されて、中継配線11が断線しても(非接続でも)、中継断線警報の発生が遮断される。このため、無線式中継器4との間の配線(中継配線11)が断線した旨の警報が不要である場合に、当該配線が断線した旨の警報の発生を遮断することができる。
なお、図3の接続形態において、受信機5は、監視回路(図示せず)が、無線式中継器4のスイッチング動作に基づく略短絡電流を検出すると、火災情報を受信したと判断する。また、受信機5は、監視回路(図示せず)が、無線式中継器4と受信機5との間の配線(受信配線12)に流れる中継終端抵抗15に基づく微弱電流を検出し、当該微弱電流が流れなくなったことを検出すると、無線式中継器4と受信機5との間の配線(受信配線12)が断線であると判断する。
なお、本実施の形態1においては、図3の接続形態において無線式中継器用電源装置1が中継配線11の断線(非接続)を警報しないようにするために、疑似終端抵抗24の接続は、受信配線12の断線(非接続)に基づいて行われる。ここで、仮に、疑似終端抵抗24の接続が、中継配線11の断線(非接続)に基づいて行われる場合、図1の接続形態において中継配線11の断線を報知するという本来の機能が損なわれる。このため、図3の接続形態において疑似終端抵抗24の接続は、受信配線12の断線(非接続)に基づいて行われる。一方、図3の場合、無線式中継器4と受信機5とを直接接続した配線(受信配線12)の断線については、前述の如く、受信機5において、受信機5が有する受信警報部によって受信断線警報が出力される。このため、図3において、無線式中継器4と受信機5とを直接接続した配線(受信配線12)の断線については、受信機5側で確認することができ、システム全体では、異常(断線)を報知する上で問題ない。
また、従来、無線式中継器と受信機とが、無線式中継器用電源装置を介さずに直接接続される場合、無線式中継器用電源装置に設けられた端子台に、疑似終端抵抗を、別途外付けして、配線が断線した旨の警報が不要である場合に、配線が断線した旨の警報の発生を遮断する技術が知られている。しかし、これでは、無線式中継器用電源装置から無線式中継器及び受信機を取り外そうとする度に、疑似終端抵抗の取り付け作業が必要であり、煩雑である。また、疑似終端抵抗は、無線式中継器用電源装置とは別の部材であるため、疑似終端抵抗を紛失する虞もある。
これに対し、本実施の形態1では、無線式中継器用電源装置1が、疑似終端抵抗24を備えている。そして、受信配線12が取り外されると、受信断線監視回路23によって、中継端子21間に疑似終端抵抗24が自動的に接続される。このため、疑似終端抵抗24を手動で取り付ける作業が不要であり、作業工数を低減することができる。また、疑似終端抵抗24は、無線式中継器用電源装置1に備わっているため、疑似終端抵抗24の紛失を防止することもできる。
なお、図1の接続形態において、受信配線12が断線した場合の動作として、無線式中継器用電源装置1は、受信断線監視回路23によって、自身に電流が流れていないことから受信配線12が断線(非接続)であると判断されて、中継端子21に疑似終端抵抗24が接続される。そのため、中継断線監視回路25は、中継終端抵抗15の代わりに同等の抵抗値である疑似終端抵抗24に基づく微弱電流を検出する構成となるので、仮に中継配線11が断線しても、中継配線11が断線であると判断しない。
しかしながら、受信機5において、監視回路(図示せず)が、受信配線12に流れる終端器16に基づく微弱電流が流れなくなったことを検出して、受信配線12が断線であると判断し、受信警報部が、無線式中継器4と受信機5との間の配線(この場合は、受信配線12)が断線した旨の受信断線警報を出力する。
このように、受信機5側により、無線式中継器4と受信機5との間のいずれかの配線(中継配線11又は受信配線12のいずれか)が断線した旨の受信断線警報を出力するため、その後、速やかに各配線のチェック、及び交換作業が行われることになる。そのため、交換作業までの間、仮に中継配線11の断線が検出されないとしても、問題とはならない。
1 無線式中継器用電源装置、2 警報システム、3 無線式感知器、4 無線式中継器、5 受信機、11 中継配線、12 受信配線、13 電源線、14 予備電源、14a 盤面スイッチ、14b 電池試験回路、15 中継終端抵抗、16 終端器、21 中継端子、22 受信端子、23 受信断線監視回路、24 疑似終端抵抗、25 中継断線監視回路、26 電源回路、27 制御回路、28 電源端子、29 終端端子、31 LED、32 配線端子台、41 第1のスイッチング素子、42 第2のスイッチング素子、43 第3のスイッチング素子、44 抵抗。

Claims (3)

  1. 無線式感知器との間で信号の送受信を行う無線式中継器に電源を供給し、前記無線式中継器と受信機との間に介在させて、前記無線式中継器からの信号を前記受信機に中継することが可能な無線式中継器用電源装置において、
    前記無線式中継器に中継配線を介して接続可能な一対の中継端子と、
    前記受信機に受信配線を介して接続可能な受信端子と、
    前記受信端子に接続されて前記受信配線の断線を監視する受信断線監視回路と、
    前記受信断線監視回路において前記受信配線の非接続が確認された場合に前記中継端子間に接続される疑似終端抵抗と、
    を備えることを特徴とする無線式中継器用電源装置。
  2. 前記中継端子に接続されて前記中継配線の断線を監視する中継断線監視回路と、
    前記中継断線監視回路において前記中継配線の断線が確認された場合に中継断線警報を出力する中継警報部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の無線式中継器用電源装置。
  3. 前記無線式感知器と、
    前記無線式中継器と、
    前記受信機と、
    請求項1又は2記載の無線式中継器用電源装置と、を備え、
    前記受信機は、
    前記受信配線の断線が確認された場合に受信断線警報を出力する受信警報部を有する
    ことを特徴とする警報システム。
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