JP6285696B2 - 中継器 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る中継器30を含む火災報知設備100の概略構成例図である。火災報知設備100は、建物(例えば、ホテル、マンションなどの集合住宅、オフィスビル、商業施設など)の各部屋等に設置される無線式の火災感知器40と、火災感知器40の検出結果を火災受信機10に中継する中継器30とが、感知器回線20であるコモン線21およびライン線22により接続され、末端の中継器30には終端抵抗50が接続されて構成されている。
また、図1には図示していないが、中継器30が中継を行う火災感知器40とは別の従来の火災報知設備における感知器回線20に直接接続されるオンオフ型火災感知器を感知器回線20に接続しても良い。
また、火災受信機10から延設される一対の感知器回線20のみ図示しているが、複数の感知器回線20を火災受信機から延設するようにしても良い。
また、中継器30は、感知器回線20等が接続される端子を備える。
以下の説明において便宜上、中継器30−1と中継器30−2の各構成にそれぞれ「−1」、「−2」を付与して区別することがある。例えば、中継器30−1の入力監視部36を入力監視部36−1、中継器30−2の入力監視部36を36−2のように称呼する。
また、中継器30に接続される配線について、火災受信機10側を1次側と称呼し、反対の末端側を2次側と称呼することがある。
火災監視部32は、通信部31が火災感知器40から収集した状態情報に火災の情報が含まれていないかを監視し、火災情報が含まれる場合には、火災出力部33に通知する。
火災出力部33は、火災感知部32の通知を受けると、コモン中継線38とライン中継線39の間のインピーダンスを低下させコモン中継線38からライン中継線39に電流を流す。この電流が、火災電流として感知器回線20に流れ、火災受信機10に火災を通知する。
表示部は、それぞれの異常を点灯表示するLED、7セグ、液晶パネル等とすることができ、中継器30においてどのような異常が発生したかを表示するため、作業員が異常の内容を把握することができる。
なお、最前段の中継器30−1においては、コモン端子CIと入力端子Aを始端線26で接続して入力監視部36−1にコモン線21からハイ電圧を入力し、入力監視部36−1から異常出力部35−1および終端接続部37−1に異常の通知を行わないようにする。入力監視部36−1には、ハイ電圧が入力されれば良いので、感知器回線20以外から電源が供給される場合には、その配線のプラス側を入力端子Aと接続しても良い。
中継器30は、火災感知器40と無線通信を行い、火災感知器40の状態情報を収集する。中継器30−1は、収集した状態情報に異常が含まれず、さらに火災感知器40との通信に異常が発生していない場合には、中継器30−2に正常を通知する。中継器30−2は中継器30−1から正常を受信し、かつ、収集した状態情報に異常が含まれず、さらに火災感知器40との通信に異常が発生していない場合には、終端抵抗50を感知器回線20に接続する。
また、中継器30−1は、異常を検出したときに中継器30−2に異常を通知する。
通知を受けた中継器30−2は、終端抵抗50を感知器回線20から切り離し、火災受信機10が断線と判断して異常警報を行う。
ここで、中継器30−1および中継器30−2のいずれかまたは両方で異常を検出する、あるいは異常通知線25が断線して感知器回線20から終端抵抗50が切り離された状態においても、感知器回線20は火災受信機10から中継器30−2まで接続された状態であるため、火災出力部33−1および火災出力部33−2は感知器回線20に火災電流を流すことができる。
また、末端とそれ以外の中継器30は同一構成であるため、火災報知設備を増設するために中継器30−2の後段である2次側に中継器30を増設する場合、増設した中継器30に終端抵抗50を移設すればよい。
図2および図3の変形例は、終端接続部37が異常出力部35を兼用し、また終端端子Dが出力端子Bを兼用したものである。
終端接続部37は、ライン中継線39および終端端子Dに接続され、ライン中継線39と終端端子Dとを接続するものである。
入力監視部36は、電流が流れると前段の中継器30が正常と判断し、電流が流れなくなると異常であるとして終端接続部37に異常の通知を行うものである。前段の中継器30−1では、始端線26をライン端子LIに接続して電流が流れるようにしている。
これにより、末端の中継器30−2でコモン線21、コモン中継線38、終端抵抗50、終端接続部37、ライン中継線39、ライン線22と監視電流が流れ、火災受信機10が正常と判断する。
終端接続部37は、異常監視部34から異常の通知を受けるあるいは入力監視部36から異常の通知を受けると、ライン中継線39と終端端子Dの接続を切断して、後続の中継器30に異常の通知を行い、末端の中継器30−2においては感知器回線20から終端抵抗20が切り離される。
終端接続部37は、コモン中継線38および終端端子Dに接続され、コモン中継線38と終端端子Dとを接続するものである。
入力監視部36は、ハイ電圧が入力されると前段の中継器30が正常と判断し、それ以外の時には前段の中継器30が異常であるとして終端接続部37に異常の通知を行うものである。
これにより、末端の中継器30−2でコモン線21、コモン中継線38、終端抵抗50、終端接続部37、ライン中継線39、ライン線22と監視電流が流れ、火災受信機10が正常と判断する。
終端接続部37は、異常監視部34のから異常の通知を受けるあるいは入力監視部36から異常の通知を受けると、コモン中継線38と終端端子Dの接続を切断して、後続の中継器30に異常の通知を行い、末端の中継器30−2においては感知器回線20から終端抵抗20が切り離される。
Claims (2)
- 火災受信機とコモン線とライン線とからなる一対の感知器回線を介して接続され、監視する火災感知器が火災状態である場合に前記感知器回線の電流を増加させて前記火災受信機に火災を通知する中継器であって、
前記火災感知器の異常または前記火災感知器との接続の異常を監視する異常監視部と、
前段の中継器からの異常通知線が接続される入力端子に接続されていて、前段の中継器の異常信号の出力を監視する入力監視部と、
後段の中継器への異常通知線が接続される出力端子に接続されていて、該入力監視部が前段の中継器の異常出力を検出する、あるいは前記異常監視部が異常を検出すると異常信号を出力し、それ以外のときには正常信号を出力する異常出力部と、
前記入力監視部が他の中継器の正常信号を検出し、かつ前記異常監視部が異常を検出しないときに終端部品を前記感知器回線に接続する終端接続部とを備えたことを特徴とする中継器。 - 前記終端接続部は、前記異常出力部を兼用することを特徴とする請求項1に記載の中継器
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Family Applications (1)
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