JPH08185590A - 火災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を有する火災報知設備 - Google Patents
火災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を有する火災報知設備Info
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- JPH08185590A JPH08185590A JP6326293A JP32629394A JPH08185590A JP H08185590 A JPH08185590 A JP H08185590A JP 6326293 A JP6326293 A JP 6326293A JP 32629394 A JP32629394 A JP 32629394A JP H08185590 A JPH08185590 A JP H08185590A
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Abstract
器との間の断線又は電源線の断線を検出できる火災報知
設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を
有する火災報知設備を提供する。 【構成】 ある中継器60において感知器100との間
の接続即ちLA−CA線が断線するか又は電源線51が
断線すると、その中継器60に引き込んだ信号線52を
断線する。信号線52が断線されると、その信号線52
とコモン線53で形成されるループが切断されることに
なり、この状態をP型受信機50にて検出する。これに
より、専用の線路を設けることなく中継器60と感知器
100との間の断線及び電源線の断線を検出することが
できる。
Description
た電源線及び信号線に各住戸毎に設けられる中継器を介
して感知器を接続した共同住宅における火災報知設備に
係わり、特に各中継器の感知器との間の信号線の断線又
は各中継器と受信機との間の電源線の断線を検出する火
災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出
機能を有する火災報知設備に関する。
おける火災報知設備としては、住戸内における火災受信
盤としての機能を備えた中継器を各住戸毎に設け、この
中継器に住戸内の火災感知器を線路接続すると共に、各
住戸の中継器を中央の受信機に線路接続して集中監視す
る設備構成が提案されている。この種の火災報知設備に
は、各中継器と受信機とを接続する信号線、電源線及び
コモン線の断線や、各中継器における火災感知器との間
の接続線の断線を検出する断線検出機能を有しているも
のがある。例えば図7は本出願人により提案された火災
報知設備(特公昭63−56592号)の回路構成を示
す図であり、この火災報知設備ではP型受信機1と各中
継器10a、10b、…、10nとを接続する電源線
2、信号線3及びコモン線4の他に、断線していること
を知らせる信号を送るための断線信号送り線30が設け
られている。各線の断線検出は次のように行なわれる。
災感知器20の線路の断線例えば中継器10aにおける
火災感知器20aの線路が断線したとすると、終端抵抗
R01に監視電流が流れなくなることからトランジスタQ
5がオフになり、次段の中継器10b、…、10nに対
する線路導通信号の送出を遮断する。この場合、最終段
の中継器10nのトランジスタQ5もオフになることか
ら、この中継器10nのトランジスタQ3に対する電源
供給が断たれる。このトランジスタQ3に対する電源供
給が断たれることでトランジスタQ2及びQ4がオフにな
り、信号線3とコモン線4との間に挿入接続されている
中継器10nの終端抵抗R02が切り離されて監視のため
の電流が流れなくなり、P型受信機1にて火災感知器側
線路の断線が検出される。
した場合には、断線箇所の如何にかかわらず最終段の中
継器10nの端子Eに対する電源供給が断たれることで
トランジスタQ2がオフになってトランジスタQ4がオフ
となることから、終端抵抗R02による監視電流が断たれ
る。これにより、P型受信機1にて電源線2の断線が検
出される。 (ハ)信号線3又はコモン線4の断線については、最終
段の中継器10nの終端抵抗R02に対する電源供給が断
たれるか、あるいはトランジスタQ4がオフすることで
監視電流が断たれ、(ロ)項と同様にP型受信機1にて
断線が検出される。
来の火災報知設備にあっては、各中継器10とP型受信
機1とを接続する電源線2、信号線3及びコモン線4の
他に断線を知らせる信号を送るための断線信号送り線3
0を設けることから、その断線信号送り線30を設ける
分配線数が増えるので施工時やメテナンス時に手間がか
かると共に配線ミスを起こし易いという問題点があっ
た。
なく、感知器と中継器との間の断線又は電源線の断線を
検出できる火災報知設備の断線検出方法及びこの方法に
よる断線検出機能を有する火災報知設備を提供すること
を目的としている。
求項1記載の発明による火災報知設備の断線検出方法
は、感知器が接続された複数の中継器とこれら中継器か
らの異常信号を受信する受信機との間で順送りに電源
線、信号線及びこれら電源線と信号線に共通するコモン
線がそれぞれ接続され、前記各中継器の前記感知器との
間の断線又は前記各中継器と前記受信機との間の前記電
源線の断線を検出する火災報知設備の断線検出方法であ
って、前記各中継器の前記感知器との間の断線又は前記
各中継器と前記受信機との間の電源線の断線が生じたと
きに前記信号線を断線させてこの状態を前記受信機にて
検出させることを特徴とする。
は、感知器からの信号を取り込むことにより信号線とコ
モン線とを短絡させる短絡手段を有する複数の中継器
と、これら中継器との間で順送りに前記信号線、前記コ
モン線及び電源線が接続され、これら中継器による前記
信号線と前記コモン線との間の短絡を検出する短絡検出
手段を有する受信機とを備えた火災報知設備において、
前記中継器は、更に前記感知器との間の断線を検出する
中継器断線検出手段と、この中継器断線検出手段により
断線検出された際に前記信号線を断線させる断線手段と
を有し、前記受信機は、更に前記中継器による前記信号
線の断線を検出する受信機断線検出手段と、この受信機
断線検出手段により前記信号線の断線が検出された際に
報知を行なう報知手段とを備えたことを特徴とする。
記載の発明のように、前記中継器の前記断線手段は、前
記受信機からの電源の供給が停止した場合にも前記信号
線の断線を行なうようにしても良い。例えば請求項4記
載の発明のように、前記中継器の前記断線手段は、前記
信号線の断線を行なったときから所定時間後に断線を解
除するようにしても良い。
断線検出方法は、感知器が接続された複数の中継器とこ
れら中継器からの異常信号を受信する受信機との間で順
送りに電源線、信号線及びこれら電源線と信号線に共通
するコモン線がそれぞれ接続され、前記各中継器の前記
感知器との間の断線又は前記各中継器と前記受信機との
間の前記電源線の断線を検出する火災報知設備の断線検
出方法であって、前記各中継器の前記感知器との間の断
線又は前記各中継器と前記受信機との間の前記電源線の
断線が生じたときに正常時に前記信号線に流れる電流と
異なる電流が流れるようにしてこの状態を前記受信機に
て検出させることを特徴とする。
は、感知器からの信号を取り込むことにより信号線とコ
モン線とを短絡させる短絡手段を有する複数の中継器
と、これら中継器との間で順送りに前記信号線、前記コ
モン線及び電源線が接続され、これら中継器による前記
信号線と前記コモン線との間の短絡を検出する短絡検出
手段を有する受信機とを備えた火災報知設備において、
前記中継器は、更に前記感知器との間の断線を検出する
中継器断線検出手段と、抵抗素子と、前記中継器と前記
感知器との間の断線が生じたときには前記抵抗素子を前
記信号線に介挿する介挿手段とを有し、前記受信機は、
更に前記信号線に流れる電流を検出する電流検出手段
と、この電流検出手段により検出された電流の値に基づ
いて前記中継器と前記感知器との間の断線を判定する判
定手段と、この判定手段により前記中継器と前記感知器
との間の断線が判定された際に報知を行なう報知手段と
を備えたことを特徴とする。
記載の発明のように、前記中継器の前記介挿手段は、前
記受信機からの電源の供給が停止した場合にも前記抵抗
素子を前記信号線に介挿するようにしても良い。例えば
請求項8記載の発明のように、前記抵抗素子はツェナー
ダイオードであっても良く、このツェナーダイオードを
電流の流れる方向と逆方向に前記信号線に介挿する。
の接続が断線するか又は電源線が断線すると、その中継
器に引き込まれた信号線が断線される。信号線が断線さ
れると、その信号線とコモン線で形成されるループが切
断されることになり、この状態が受信機にて検出され
る。断線してから所定時間後には断線解除される。この
理由は、信号線が断線した状態では、感知器との間の接
続が断線していない正常な中継器が火災を検知しても受
信機に通知することができなくなくことを防止するため
である。したがって、専用の線路を設けることなく中継
器と感知器との接続線の断線及び電源線の断線を検出す
ることができる。
器との間の接続が断線するか又は電源線が断線すると、
その中継器に引き込まれた信号線に抵抗素子が介挿され
る。信号線に抵抗素子が介挿されると、それまで信号線
を流れていた電流とは値の異なる電流が流れ、この電流
値が受信機にて検出される。したがって、専用の線路を
設けることなく中継器と感知器との接続線の断線及び電
源線の断線を検出することができる。
の一実施例について説明する。 (I)実施例1 図1は本発明に係る火災報知設備の実施例1の回路構成
を示す図である。 A.火災報知設備の構成 (a)回路構成 図1において、50は接点信号を取り込む型式の受信機
(以下、P型受信機という)であり、複数の中継器60
a、…、60d、…、60nへ24V端子から24Vの
直流電源を供給する一方、これら中継器60からの火災
中継信号により信号線52を流れる電流を検出して警報
の発生又は警報出力を行なう。この場合、P型受信機5
0の24V端子からは電源線51が引き出され、L端子
からは信号線(L線)52が引き出され、C端子からは
コモン線(C線)53が引き出されており、これらの線
が各中継器60に順送りに接続されている。L端子から
は24Vの信号線が出力されるようになっている。P型
受信機50はその検知部50Aにて端子L−C間の短絡
を検出することにより火災検知を行なう。火災検知を行
なった後、ユーザーによって復旧スイッチ55が押され
ると、検知部50Aは端子L−C間を0.1秒〜1.2
秒の間信号の供給を停止する。これにより、火災を感知
した中継器60が復旧する。
いるが、最終段の中継器60nだけ終端スイッチ80が
オンになっている。ここで、中継器60aを例に挙げて
その回路構成について説明する。 (b)中継器60aの回路構成 図2は図1における中継器60aの拡大図である。この
図において、61はリレーであり、火災受信回路62に
より電源が供給される。この場合、通常は電源の供給が
行なわれず、火災が感知された際に電源の供給が行なわ
れる。このリレー61の接点61cが端子Lo−C間に
介挿されている。火災受信回路62は感知器100から
の火災信号を受信することでリレー61をオンし、その
接点61cを閉状態にする。すなわち、端子Li−C間
を短絡する。この場合、火災受信回路62は火災信号を
受信している間リレー61をオンし続ける。
P型受信機50にて検出される。これによりP型受信機
50は復旧信号を出力する。すなわち、端子Li−C間
への信号の供給を0.1秒〜1.2秒間停止する。な
お、各中継器60の全てが火災感知していない状態では
リレー61の接点61cが開状態となっているが、最終
段の中継器60nの終端スイッチ80がオンに設定され
ているので、L−C線にはこの中継器60nの終端抵抗
81による電流が流れる。感知器100と同様の感知器
がこの中継器60aの端子LA−CA間に接続されるこ
ともある。中継器60aの端子LA−CA間には終端抵
抗110が接続される。感知器100にはSCR(サイ
リスタ)等の自己保持型の素子が使用され、一旦火災を
感知した場合復旧されるまで継続して火災信号を出力す
る。
の端子LA−CA間に接続されたLA−CA線(住戸内
配線)の断線を検出する。この断線検出回路63により
断線が検出されると断線信号が出力される。この断線信
号は判断部64に入力端I1を介して取り込まれる。6
5は復旧回路であり、中継器60aの24V端子と火災
受信回路62及び断線検出回路63との間に介挿されて
おり、火災感知して自己保持している感知器100の保
持状態を解除させる。この復旧回路65は一般的にリレ
ーを用いて構成され、判断部64によってオン/オフ制
御される。この場合、オフ制御されることにより24V
電源が遮断され、感知器100の自己保持が解除され
る。
子に接続され、他端がトランジスタ67のコレクタに接
続されている。このリレー66には24V電源が常時供
給される。このリレー66の接点66cは中継器60a
の端子Li−C間に介挿されている。この場合、接点6
6cは終端スイッチ80及び終端抵抗81と直列接続さ
れている。トランジスタ67はそのエミッタが中継器6
0aの端子C−CA間のコモン線に接続されている。ト
ランジスタ67のベースは抵抗68と抵抗69の接続部
分に接続されている。抵抗68の他端は判断部64の出
力端O2に接続されており、抵抗69の他端は上述した
コモン線に接続されている。これら抵抗68及び69で
分圧された判断部64の出力端O2の電圧がトランジス
タ67のベースに印加される。
子に接続され、他端がトランジスタ71のコレクタに接
続されている。このリレー70には常時電源が供給され
る。リレー70の接点70cは中継器60aの端子Lo
−Li間に介挿されている。トランジスタ71はそのエ
ミッタが上述したコモン線に接続され、ベースは抵抗7
2と抵抗73の接続部分に接続されている。抵抗72の
他端は判断部64の出力端O3に接続されており、抵抗
73の他端は上述したコモン線に接続されている。上記
終端スイッチ80はこの中継器60aを最終段とするか
否かの設定を行なうものであり、最終段とする場合はこ
れをオンに設定し、それ以外の場合はオフに設定する。
この実施例では図1に示すように中継器60nが最終段
になっているので、この中継器60nの終端スイッチ8
0がオン側に設定されている。
るものであり、図示せぬCPU、ROM及びRAM等を
有して構成され、ROMにはCPUを制御するためのプ
ログラムが書き込まれており、RAMはCPUの動作に
おいて使用される。ここで、判断部64の動作内容につ
いて説明する。まず、全ての配線が断線もなく正常に接
続されていて通常状態のときは次のようになっている。 判断部64には24Vの電源が印加されている。 判断部64の入力端I2には24Vの信号が印加され
ている。 断線検出回路63からは断線信号が出力されていな
い。 判断部64の出力端O2の電圧が「H」になってい
る。 判断部64の出力端O3の電圧が「H」になってい
る。 リレー接点61cは開状態になっている。 リレー接点66cは閉状態になっている。 リレー接点70cは閉状態になっている。
後、P型受信機50からの復旧信号を取り込むと復旧回
路65を動作させる。これにより24V電源が感知器1
00に供給されなくなり、感知器100の自己保持が解
除される。復旧信号はP型受信機50に設けられた復旧
スイッチ55が押されることにより出力される。この場
合、上述したように復旧信号は端子L−C間へ供給する
24Vの信号を0.1秒から1.2秒の間オフすること
により得られる。言い換えれば、復旧信号はL−C線を
1.2秒間断線させることにより得られる。判断部64
はL−C線が0.1秒〜1.2秒間オフしたことを判断
することで復旧処理を行なう。
取り込むと、出力端O2の電圧を「L」にしてトランジ
スタ67をオフし、リレー66を開状態にする。また同
時に出力端O3の電圧を「L」にしてトランジスタ71
をオフし、リレー70を開状態にする。出力端O3の
「L」状態を3秒間続ける。リレー端子70cが開状態
になることにより、この中継器60a以降の中継器のL
−C線が断線することになる。この断線は3秒間行なわ
れる。L−C線が3.0秒間断線すると、最終段の中継
器60nの判断部64はその出力端O2の電圧を「L」
にする(なお、出力端O3は「H」を維持する)。出力
端O2の電圧を「L」にすることにより、リレー66が
オフしその接点66cが開状態になる。そして、3秒後
には中継器60aのリレー接点70cが閉状態に戻って
いるが、最終段の中継器60nのリレー接点66cは開
状態になっているのでL−C線が断線のままになる。こ
れにより、LA−CA線の断線がL−C線の断線に変換
されたことになる。したがって、LA−CA線が断線し
た中継器以降の中継器に対してLA−CA線の断線を知
らせるLA−CA線断線信号を送るための信号線が不要
になる。なお、判定部64は断線検出回路63からの断
線信号を取り込んでいるので上述した復旧回路65を動
作させる処理は行なわない。
違いをまとめると次のようになる。 LA−CA線が断線していない正常の場合で、火災感
知後にP型受信機50からの復旧信号(即ちL−C線を
0.1秒〜1.2秒間断線させる)を取り込むと、判断
部64は復旧回路65を動作させる。 LA−CA線が断線して断線検出回路63からの断線
信号を取り込むと、3秒間だけトランジスタ71をオフ
してリレー70をオフし、その接点70cを開状態にす
る。これにより、この中継器以降の中継器ではL−C線
が3.0秒間断線状態になるが、それらの中継器の判断
部64はL−C線の断線時間が3.0秒間であると判断
するので復旧回路65は動作させない。また、最終段の
中継器60nの判断部64はL−C線の断線時間が3.
0秒間であると判断することにより、トランジスタ67
をオフしてリレー66をオフし、その接点66cを開状
態にする。これによりP型受信機50は最終段の中継器
60nのリレー接点66cが開状態となることからLA
−CA線断線信号を検出する。
フローチャートを参照しながら実施例1の火災報知設備
の動作について説明する。 B.火災報知設備の動作 (a)中継器60の動作 図3は中継器60の動作を示すフローチャートである。 (イ)断線時の処理 ステップS10〜ステップS14では断線時の処理が行
なわれる。まず、ステップS10で断線信号が有るか否
か即ち断線検出回路63から断線信号が出力されたか否
かの判定を行なう。この判定において断線信号が有ると
判断するとステップS12に進み、出力端O3を3秒間
「L」にする。即ちリレー接点70cを3秒間開状態に
してL−C線を3秒間断線させる。次いで、ステップS
14で出力端O2を「L」にする。この処理を行なった
後、ステップS10に戻る。
行なわれる。ステップS10で断線信号が無いと判断し
てステップS20に進むと、火災信号が有るか否か即ち
火災受信回路62から火災信号が出力されたか否かの判
定を行なう。この判定において火災信号が有ると判断す
ると、ステップS22でL−C線の断線即ちL−C間へ
の24V電源の印加が停止したか否かの判定を行なう。
この判定においてL−C線が断線したと判断するとステ
ップS24に進み、タイマーをスタートさせる。タイマ
ースタート後、ステップS22の判定においてL−C線
が断線していない即ち一度断線して再び結線されたと判
断するとステップS26に進み、タイマー値が1.2秒
以内になっているか否かの判定を行なう。この判定にお
いてタイマー値が1.2秒以内になっていないと判断す
ると何も処理を行なわずステップS10に戻る。
なっていると判断するとステップS28に進み、タイマ
ーをクリアする。次いでステップS30で出力端O1か
ら感知器100の保持状態を解除させるための保持解除
信号を出力する。この保持解除信号は復旧回路65に供
給される。保持解除信号を出力した後、ステップS32
で火災信号が無いか否かの判定を行なう。この判定にお
いて火災信号が有ると判断するとステップS30に戻
り、引続き保持解除信号を出力する。これに対して火災
信号が無いと判断すると、感知器100の自己保持が解
除されたものとして保持解除信号の出力を停止した後、
ステップS10に戻る。
をP型受信機50に知らせる処理が行なわれる。この処
理は断線検知した中継器を除く全ての中継器で行なわれ
るが、特に終端スイッチ80をオフに設定している最終
段の中継器60nにおいて意味がある。まず、ステップ
S20で火災信号が無いと判断してステップS40に進
むと、L−C線の断線即ち端子L−C間への24V電源
の印加が停止したか否かの判定を行なう。この判定にお
いてL−C線が断線したと判断するとステップS42で
タイマをスタートさせる。タイマースタート後、ステッ
プS40の判定においてL−C線が断線していないと判
断するとステップS44に進み、タイマー値が3.0秒
になっているか否かの判定を行なう。この判定において
タイマー値が3.0秒になっていないと判断すると何も
処理を行なわずステップS10に戻る。これに対してタ
イマー値が3.0秒になっていると判断するとステップ
S46に進みタイマーをクリアし、次いでステップS4
8で出力端O2を「L」にする。これによりリレー接点
66cが開状態になることから、P型受信機50はLA
−CA線断線信号を検出する。
る。まず、ステップS100でL−C線に所定の電流が
流れているか否かの判定を行なう。この場合、正常であ
れば最終段の中継器60nの終端抵抗81がL−C線に
介挿されることになるので、この終端抵抗81による電
流がL−C線に流れることになる。さて、L−C線に所
定の電流が流れていると判断すると、ステップS102
で正常であると判断してステップS100に戻る。これ
に対してL−C線に所定の電流が流れていないと判断す
るとステップS104に進み、L−C線がショートして
いるか否かの判定を行なう。この判定においてL−C線
がショートしていると判断するとステップS106に進
み、火災を検知する。そして、ステップS108で報知
を行なう。
旧スイッチ55がオンされたか否かの判定を行なう。こ
の判定において復旧スイッチ55がオンされていないと
判断するとステップS100に戻る。これに対して復旧
スイッチ55がオンされていると判断するとステップS
112に進み、24V電源を0.1秒〜1.2秒間停止
する。この処理を行なった後、ステップS100に戻
る。一方、ステップS104の判定においてL−C線が
ショートしていないと判断するとステップS114に進
み、L−C線がオープンであるか否かの判定を行なう。
この判定においてL−C線がオープンでないと判断する
と何も処理をせずにステップS100に戻る。これに対
してL−C線がオープンであると判断するとステップS
116に進み、断線検知を行なう。次いでステップS1
18で断線報知を行ない、その後、ステップS100に
戻る。
が行なわれる。 (1)ある中継器60に接続された感知器100にて火
災が感知されると、その中継器60の火災受信回路62
によりリレー61がオンし、その接点61cが閉状態に
なる。リレー接点61cが閉状態になると、その火災信
号がP型受信機50にて検出される。 (2)ある中継器60のLA−CA線が断線すると、そ
の中継器60の断線検出回路63から断線信号が出力さ
れる。そして、判断部64がその断線信号を取り込む
と、3秒間だけトランジスタ71をオフしてリレー70
をオフし、そのリレー接点70cを開状態にする。これ
によりこの中継器以降の中継器ではL−C線が3.0秒
間断線状態になるが、それらの中継器の判断部64はL
−C線の断線時間が3.0秒間であると判断するので復
旧回路65は動作させない。
部64はL−C線の断線時間が3.0秒間であると判断
すると、トランジスタ67をオフしてリレー66をオフ
し、その接点66cを開状態にする。これによりP型受
信機50は最終段の中継器60nのリレー接点66cが
開状態となることから、LA−CA線断線信号を検出す
る。 (4)24V線が断線した場合は、トランジスタ67及
び70がオフしてリレー66及び70がオフし、接点6
6c及び70cが開状態になる。特に接点70cが開状
態になることによってLA−CA線断線信号としてP型
受信機50にて検出される。したがって、専用の線路を
設けることなく中継器と感知器との接続線の断線及び電
源線の断線を検出することができるので、施工時やメン
テナンス時の手間が軽減され、結線ミスを減少させるこ
とができ、結果的により信頼性の高いシステムを得るこ
とができる。
を示す図である。なお、この図において前述した図1と
共通する部分には同一の符号と付してある。また、同一
のものについての説明は省略する。 A.火災報知設備の構成 (a)回路構成 図5において、P型受信機150は10個の中継器20
0a〜200jへ24Vの直流電源を供給する一方、こ
れら中継器200からの火災中継信号により信号線52
を流れる電流を検出して警報の発生又は警報出力を行な
う。この場合、P型受信機150の24V端子からは電
源線51が引き出され、L端子からは信号線(L線)5
2が引き出され、C端子からはコモン線(C線)53が
引き出されており、これらの線が各中継器200に順送
りに接続されている。L端子からは24Vの信号線が出
力される。
にて端子L−C間の短絡を検出することにより火災検知
を行なう。各中継器200はそれぞれ共通した回路構成
になっているが、最終段の中継器200jの終端スイッ
チ210の共通接点cが固定接点b側に設定されてお
り、他の全ての中継器200の終端スイッチ210の共
通接点cが固定接点a側に設定されている。ここで、中
継器200aを例に挙げてその回路構成について説明す
る。
の図において、断線検出回路63はLA−CA線の断線
を検出するまではその出力が「H」になっており、LA
−CA線の断線を検出したときからはその出力が「L」
になる。この断線検出回路63の出力が抵抗215と抵
抗216により分圧されてトランジスタ217のベース
に印加される。トランジスタ217は、そのエミッタが
コモン線に接続されており、コレクタが抵抗218の一
端に接続されると共にトランジスタ219のコレクタに
接続されている。トランジスタ219は、そのエミッタ
がコモン線に接続されており、ベースがダイオードのカ
ソードに接続されると共に抵抗221の一端に接続され
ている。
おり、ダイオード220のアノードがダイオード222
のアノードに接続されると共に抵抗223の一端に接続
されている。抵抗223の他端がダイオード254のカ
ソードに接続されると共に端子Liに接続されている。
また、抵抗223の他端が終端スイッチ210の共通接
点cに接続されている。ダイオード222のカソードが
トランジスタ224のコレクタに接続されると共に抵抗
225の一端に接続されている。トランジスタ224
は、そのエミッタがコモン線に接続されると共に抵抗2
27と抵抗226の接続部分に接続されている。抵抗2
25の他端が終端スイッチ210の固定接点bに接続さ
れている。
28のアノードに接続されており、抵抗227の他端が
コモン線に接続されている。ツェナーダイオード228
のカソードが終端スイッチ210の固定接点aに接続さ
れると共にダイオード229のカソードに接続されてい
る。ツェナーダイオード228としては逆電圧が16V
ものが使用される。ダイオード229のアノードが端子
Loに接続されており、ダイオード254のアノードが
復旧回路65の出力端に接続されている。ダイオード2
29のアノードと端子Loとの間にトランジスタ230
のコレクタ、ツェナーダイオード231のアノード及び
トランジスタ232のコレクタがそれぞれ接続されてい
る。
抵抗218の他端に接続されており、エミッタが上記ダ
イオード254のカソードと端子Liとの間に接続され
ている。このトランジスタ230のエミッタとベースと
の間には抵抗233とコンデンサ234が並列に介挿さ
れている。上記ツェナーダイオード231のカソードが
トランジスタ232のエミッタと、抵抗235の一端
と、抵抗235の一端に接続されている。ツェナーダイ
オード231としては逆電圧が16Vものが使用され
る。上記トランジスタ232のベースが抵抗235の他
端に接続されると共に抵抗237を介してトランジスタ
238のコレクタに接続されている。
モン線に接続されており、ベースが抵抗239と抵抗2
40の接続部分に接続されている。抵抗240の他端が
コモン線に接続されており、抵抗239の他端がトラン
ジスタ241のコレクタに接続されている。トランジス
タ241は、そのベースが上記抵抗236と上記ツェナ
ーダイオード231の接続部分に接続されており、エミ
ッタが端子Liに接続されている。端子Liと端子Cと
の間にはリレー61の接点61cが介挿されている。こ
の接点61cは火災感知されるまでは開状態になってい
る。
報知設備の動作について説明する。 B.火災報知設備の動作 (a)中継器200の動作 (イ)正常時の動作 全線路が正常に接続されていて、通電状態のとき即ち正
常監視状態のときのL−C線における電流は以下の経路
で流れる。断線検出回路63の出力が「H」になってい
るので、トランジスタ217はオンになっている。ま
た、トランジスタ217がオンになることでトランジス
タ230もオンになる。したがって、端子Li→トラン
ジスタ230→端子Loの経路で電流が流れる。この場
合、最終段の中継器200nのLi端子にはP型受信機
50のL−C端子間の電圧から(0.1×10)を引い
た分の電圧が印加されていることから、ツェナーダイオ
ード228、抵抗226及び227に電流が流れていて
トランジスタ224がオンしている。そして、Li−C
端子には終端スイッチ210により終端抵抗225が接
続されることにより、P型受信機150は正常と判断す
る。なお、上記「0.1V」の電圧はトランジスタ23
0のVCE(コレクタ−エミッタ間電圧)であり、「×1
0」は10個の中継器に対するトランジスタ230の個
数である。
より検出され、断線検出回路63の出力が「L」にな
る。これによりトランジスタ217がオフし、次いでト
ランジスタ230がオフする。これによって、端子Li
→抵抗236→ツェナーダイオード231→Loの経路
で電流が流れる。この経路で電流が流れると、ツェナー
ダイオード231と最終段の中継器200jのツェナー
ダイオード228の逆電圧の和が32Vになり24Vよ
りも高くなる。これによりトランジスタ224がオフす
る。この結果、L−C線の断線がP型受信機150にて
検出される。
が断線した時の動作 この場合、2個の中継器のうち、P型受信機150に遠
い方の中継器ではツェナーダイオード231を2個介す
ることになるので、トランジスタ224はオンしない。
一方、端子Li→抵抗223→ダイオード220→抵抗
221→端子Coの経路でも電流が流れてトランジスタ
219がオンし、トランジスタ230がオンする。これ
により、端子Li→トランジスタ230→端子Loの経
路で電流が流れる。すなわち、P型受信機150に遠い
方の中継器では、端子Li→抵抗223→ダイオード2
20→抵抗221→端子Coの経路と、端子Li→トラ
ンジスタ230→端子Loの経路で電流が流れる。
の中継器では、端子Li→抵抗236→ツェナーダイオ
ード231→端子Loの経路で電流が流れる。この経路
で電流が流れると、この中継器のツェナーダイオード2
31の逆電圧と最終段の中継器200jのツェナーダイ
オード228の和が24Vよりも高くなるので、トラン
ジスタ224がオフする。この結果、L−C線の断線が
P型受信機150にて検出される。なお、24V線が断
線した場合はこの(ハ)の場合と同様に動作する。
断線中にその中継器以降の正常監視状態にある中継器が
火災発報した場合の動作 P型受信機150はL−C線にある一定以上の電流が流
れることにより、火災受信を行なうようになっている。
火災発報している中継器200以前(P型受信機150
に近い)の中継器200にツェナーダイオード231が
介挿されている状態では、このツェナーダイオード23
1の電流制限の要素が大きい。このため、P型受信機1
50が火災受信できるのに十分な電流をL−C線に流す
ことができない。しかしながら、このときの電流でもト
ランジスタ241を十分にオンするだけの電流が流れて
いるので、トランジスタ238がオンし、これによりト
ランジスタ232もオンするので、端子Li→抵抗23
6→トランジスタ232→端子Loの経路で電流が流れ
る。この場合、この経路で流れる電流を制限する要素は
トランジスタ241のVBEとトランジスタ232のVCE
の和であるが、この状態であればP型受信機150が火
災受信できるだけの十分な電流が流れる。但し、この場
合でも複数の断線中の中継器200がある場合は、断線
中の中継器200の数にトランジスタ241のVBEとト
ランジスタ232のVCEの和を乗算した値になるため、
断線中の中継器数は数台に限られる。
が行なわれる。 (1)ある中継器200に接続された感知器100にて
火災が感知されると、その中継器200の火災受信回路
62によりリレー61がオンし、その接点61cが閉状
態になり、端子Li−C間が短絡する。この状態がP型
受信機150にて検出され、P型受信機150は火災が
発生したと判断する。 (2)ある中継器200とその中継器200に接続され
た感知器100との間のLA−CA線が断線すると、そ
の中継器200の断線検出回路63の出力が「L」にな
り、トランジスタ217がオフする。これにより、トラ
ンジスタ230がオフし、電流は端子Li→トランジス
タ230→端子Loの経路から端子Li→抵抗236→
ツェナーダイオード231→端子Loの経路で流れる。
すなわち、信号線52にツェナーダイオード231が介
挿される。これにより今まで信号線52に流れていた電
流よりも小さな値の電流が流れる。この状態がP型受信
機150にて検出され、P型受信機150はLA−CA
線に断線が発生したと判断する。
も(2)と同様にトランジスタ217がオフしてトラン
ジスタ230がオフし、電流は端子Li→抵抗236→
ツェナーダイオード231→端子Loの経路で流れる。
すなわち、信号線52にツェナーダイオード231が介
挿される。これにより今まで信号線52に流れていた電
流よりも小さな値の電流が流れる。この状態がP型受信
機150にて検出され、P型受信機150はLA−CA
線に断線が発生したと判断する。 (4)2個の中継器200でLA−CA線に断線が生ず
ると、P型受信機150から遠い方の中継器200で
は、そのツェナーダイオード231と近い方の中継器2
00のツェナーダイオード231の逆電圧の和が24V
以上になるので、トランジスタ219がオンし、これに
よってトランジスタ230がオンすることから、端子L
i→トランジスタ→端子Loの経路で電流が流れる。こ
れに対してP型受信機150に近い方の中継器200で
は、端子Li→抵抗236→ツェナーダイオード→端子
Loの経路で電流が流れる。
の断線中にその中継器200以降の正常監視状態にある
中継器200が火災発報した場合、その中継器200の
リレー接点61cが閉状態になる。これにより、火災発
報した中継器以前の中継器200にはツェナーダイオー
ド231が介挿されるが、このツェナーダイオード23
1に流れる電流はトランジスタ241をオンできる。ト
ランジスタ241がオンすることでトランジスタ23
8、232が連続してオンになるので、電流は端子Li
→抵抗236→トランジスタ232→端子Loで電流が
流れる。このときの電流でもP型受信機150が火災受
信できる。したがって、実施例1と同様に、専用の線路
を設けることなく中継器と感知器との接続線の断線及び
電源線の断線を検出することができるので、施工時やメ
ンテナンス時の手間が軽減され、結線ミスを減少させる
ことができ、結果的により信頼性の高いシステムを得る
ことができる。
して火災感知用ものであったが、これに限定されるもの
ではなく、ガス漏れ、防犯及び非常等の感知器であって
も良いし、或いはこれらの組み合わせであっても良い。
また、上記実施例1では、火災発報時にP型受信機50
が0.1秒〜1.2秒間端子Li−C間を断線するよう
にし、断線時には3.0秒間端子Li−C間を断線する
ようにしたが、これらの値には限定されるものではな
く、断線時に端子Li−C間を断線する時間が火災発報
よりも長ければどのような値を選択しても良い。
れる。 (1)ある中継器において感知器との間の接続が断線す
るか又は電源線が断線したときにその中継器に引き込ま
れた信号線を断線させるようにしたので、断線を検出す
るための専用の線路を設けることなく感知器と中継器と
の間の断線又は電源線の断線を検出できることから、施
工時やメンテナンス時の手間が軽減され、結線ミスを減
少させることができ、結果的により信頼性の高いシステ
ムを得ることができる。
接続が断線するか又は電源線が断線したときにその中継
器に引き込まれた信号線に抵抗素子を介挿して信号線に
流れる電流の値を変化させるようにしたので、上記同様
に断線を検出するための専用の線路を設けることなく感
知器と中継器との間の断線又は電源線の断線を検出でき
ることから、施工時やメンテナンス時の手間が軽減さ
れ、結線ミスを減少させることができ、結果的により信
頼性の高いシステムを得ることができる。
成を示す図である。
示す図である。
フローチャートである。
示すフローチャートである。
成を示すブロック図である。
示す図である。
る。
タ 80、210 終端スイッチ 81 終端抵抗 100 感知器 110 終端抵抗 220、222 ダイオード 228、231 ツェナーダイオード 236 抵抗
Claims (8)
- 【請求項1】 感知器が接続された複数の中継器とこれ
ら中継器からの異常信号を受信する受信機との間で順送
りに電源線、信号線及びこれら電源線と信号線に共通す
るコモン線がそれぞれ接続され、前記各中継器の前記感
知器との間の断線又は前記各中継器と前記受信機との間
の前記電源線の断線を検出する火災報知設備の断線検出
方法であって、 前記各中継器の前記感知器との間の断線又は前記各中継
器と前記受信機との間の電源線の断線が生じたときに前
記信号線を断線させてこの状態を前記受信機にて検出さ
せることを特徴とする火災報知設備の断線検出方法。 - 【請求項2】 感知器からの信号を取り込むことにより
信号線とコモン線とを短絡させる短絡手段を有する複数
の中継器と、 これら中継器との間で順送りに前記信号線、前記コモン
線及び電源線が接続され、これら中継器による前記信号
線と前記コモン線との間の短絡を検出する短絡検出手段
を有する受信機と、を備えた火災報知設備において、 前記中継器は、更に前記感知器との間の断線を検出する
中継器断線検出手段と、 この中継器断線検出手段により断線検出された際に前記
信号線を断線させる断線手段と、を有し、 前記受信機は、更に、 前記中継器による前記信号線の断線を検出する受信機断
線検出手段と、 この受信機断線検出手段により前記信号線の断線が検出
された際に報知を行なう報知手段と、を備えたことを特
徴とする火災報知設備。 - 【請求項3】 前記中継器の前記断線手段は、前記受信
機からの電源の供給が停止した場合にも前記信号線の断
線を行なうことを特徴とする請求項2記載の火災報知設
備。 - 【請求項4】 前記中継器の前記断線手段は、前記信号
線の断線を行なったときから所定時間後に断線を解除す
ることを特徴とする請求項2乃至3のいずれに記載の火
災報知設備。 - 【請求項5】 感知器が接続された複数の中継器とこれ
ら中継器からの異常信号を受信する受信機との間で順送
りに電源線、信号線及びこれら電源線と信号線に共通す
るコモン線がそれぞれ接続され、前記各中継器の前記感
知器との間の断線又は前記各中継器と前記受信機との間
の前記電源線の断線を検出する火災報知設備の断線検出
方法であって、 前記各中継器の前記感知器との間の断線又は前記各中継
器と前記受信機との間の前記電源線の断線が生じたとき
に正常時に前記信号線に流れる電流と異なる電流が流れ
るようにしてこの状態を前記受信機にて検出させること
を特徴とする火災報知設備の断線検出方法。 - 【請求項6】 感知器からの信号を取り込むことにより
信号線とコモン線とを短絡させる短絡手段を有する複数
の中継器と、 これら中継器との間で順送りに前記信号線、前記コモン
線及び電源線が接続され、これら中継器による前記信号
線と前記コモン線との間の短絡を検出する短絡検出手段
を有する受信機と、を備えた火災報知設備において、 前記中継器は、更に前記感知器との間の断線を検出する
中継器断線検出手段と、 抵抗素子と、 前記中継器と前記感知器との間の断線が生じたときには
前記抵抗素子を前記信号線に介挿する介挿手段と、を有
し、 前記受信機は、更に、 前記信号線に流れる電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段により検出された電流の値に基づいて
前記中継器と前記感知器との間の断線を判定する判定手
段と、 この判定手段により前記中継器と前記感知器との間の断
線が判定された際に報知を行なう報知手段と、を備えた
ことを特徴とする火災報知設備。 - 【請求項7】 前記中継器の前記介挿手段は、前記受信
機からの電源の供給が停止した場合にも前記抵抗素子を
前記信号線に介挿することを特徴とする請求項6記載の
火災報知設備。 - 【請求項8】 前記抵抗素子は、ツェナーダイオードで
あり、このツェナーダイオードが電流の流れる方向と逆
方向に前記信号線に介挿されることを特徴とする請求項
6乃至7のいずれに記載の火災報知設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326293A JPH08185590A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 火災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を有する火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326293A JPH08185590A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 火災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を有する火災報知設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185590A true JPH08185590A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18186157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6326293A Pending JPH08185590A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 火災報知設備の断線検出方法及びこの方法による断線検出機能を有する火災報知設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185590A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101264266B1 (ko) * | 2011-09-08 | 2013-06-04 | 현대인프라코어 주식회사 | 화재 감지 선로의 오류에 유연한 중계기 및 r형 화재 경보 수신기 시스템 |
JP2013109627A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備及びそれに利用する中継器 |
JP2015102965A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 能美防災株式会社 | 中継器 |
JP2016173647A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 能美防災株式会社 | 無線式中継器用電源装置及び警報システム |
JP2019125392A (ja) * | 2019-03-28 | 2019-07-25 | 能美防災株式会社 | 第1の機器用電源装置及び警報システム |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6326293A patent/JPH08185590A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101264266B1 (ko) * | 2011-09-08 | 2013-06-04 | 현대인프라코어 주식회사 | 화재 감지 선로의 오류에 유연한 중계기 및 r형 화재 경보 수신기 시스템 |
JP2013109627A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備及びそれに利用する中継器 |
JP2015102965A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 能美防災株式会社 | 中継器 |
JP2016173647A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 能美防災株式会社 | 無線式中継器用電源装置及び警報システム |
JP2019125392A (ja) * | 2019-03-28 | 2019-07-25 | 能美防災株式会社 | 第1の機器用電源装置及び警報システム |
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