JPS6124359A - 遠方監視装置における局線状態監視方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、例えば盗難や火災等の異常事態が発生した場
合に電話回線を介して所定の相手（例えばセンター装置
）へその異常事態を、自動的に通知するようにした遠方
監視装置に関する。

特に該遠方監視装置の局線回路において、該装置に併設
される電話機の話中監視２局線からの着信信号の監視１
局線断線監視９通報先相手局応答監視等を同一の回路で
監視し信号を検出するようになした検出回路を有し、該
検出回路の出力により発着衝突防止機能を実現し、かつ
また局線の極性が逆極性となるよう接続されたりあるい
は電話局側の工事等により局線の極性が該装置の設置当
初と入れ違った場合にも支障ないように考慮した遠方監
視装置における局線状態監視方式に関する。

（ロ）従来の技術 この種の装置は、非常事態発生の際又は試験等のために
手動の押ボタンスイッチが操作されたり、センサー等の
応動によって起動信号が与えられることにより、装置が
起動し、予じめ記憶しである通報先相手加入者の電話番
号を自動的に発信し、該通報先相手加入者が応答したこ
とを確認して上記起動信号に応じた情報を信号又は音声
で送出する。また、この種の装置は、該通報先相手加入
者からの呼出しにも自動的に応答して、そのときのセン
サー等の状態を前述と同様の手段で通知する。

上記の動作を実行するためには、次の点を特に留意する
必要がある。

■　装置と共用している電話機が話中かどうか。

（話中監視） ■　局線からの着信信号が到来しているかどうか。

（着信監視） ■　通報先相手加入者が応答したかどうか。（応答監視
） ■　局線が装置に適正に接続されているかどうか。

（局線断線監視） 上記の点について装置自身が監視していなければ所望の
目的を達成できない場合が発生する。丁なわち、上記■
の話中監視は、電話機使用中に、装置が発信することを
防止することが目的であり、電話機と局線によって構成
される閉ループ回路に直列にリレーの巻線側又はホトカ
プラの発光側を挿入し、該リレーの接点又は、該ホトカ
プラの受光側出力により話中監視を行なうことが従来の
一般的な方法であった。

また、前記■の着信監視は、局線からの呼出しに対し、
装置が応答するために必要であるし、特に装置に非常事
態の信号が入力されて発信開始する直前に着信信号が到
来した場合に、発信機能をロックし、着信応答動作を優
先させる発着衝突防止機能を実現するために必要である
。この発着衝突防止を確実に行なうためには、着信信号
到来時における局線の極性反転検出と、１６Ｈｚの呼出
信号検出とを装置が発信動作を開始する直前に行ない、
何れか一方でも検出された場合には、発信機能をロック
し、更に１６Ｈｚの呼出信号が確実に検出された場合に
、着信応答動作を開始するよう構成することが必要であ
る。発着衝突防止を行なうために、１６Ｈ２の呼出信号
検出だけでなく、局線の極性反転検出をも必要とする理
由は、局線の極性反転現象が着信信号の到来開始と同時
に現れるに対し、１６Ｈｚの呼出信号は、１秒信号送出
、２秒休止の断続形式であり、かつまたその断続発生〜
タイミングが着信信号到来開始時点に無関係であ−るた
め、もしも１６Ｈｚ呼出信号のみであると、着信信号到
来開始時点が、ちょうど２秒休止の状態であった場合に
は、着信検出が出来ず発信動作を開始してしまう恐れが
あるからである。従来は、ＩＱｚ呼出信号の検出は、コ
ンデンサにより局線の直流分をカントし、１６Ｈｚ交流
信号のみを取り出して、ダイオードブリフジ回路等で整
流し、その整一流電圧でリレーあるいはホトカプラの発
光側を駆動する方法によることが一般的であった。また
、着信信号到来時の局線極性反転の検出は、１６Ｈｚ呼
出信号検出回路とは別に、−個のダイオードと一個のリ
レーとを直列に接続した回路を、局線に並列に接続して
、局線の極性が反転した時にのみ該リレーが作動するよ
うに構成されることが一般的であった。

次に前記■の応答監視についても、通報相手加入者が応
答したことを局線の極性反転にて検出する方法が普通で
あり、前記■の着信監視の項で説明した局線極性反転検
出回路と兼用するのが一般的であった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 以上説明のごとく、前記留意点を満足させるために従来
は、話中監視２着信監視のための１６Ｈｚ呼出信号監視
５着信監視および応答監視のための局線極性反転監視１
局線断線監視等の各監視に対し、個別の検出回路を必要
としたために、使用部品数が多くなり、回路も複雑とな
る欠点があった。

また、局線の極性反転検出回路を適正に動作させるため
には、装置を局線に接続する際、局線の平常時の極性を
確認した上で適正な接続をしなければならなかった。し
かし装置の設置当初は、極性が適正に接続されていても
、電話回線の工事により、極性を逆転させたために、発
信動作が正常に行えない場合があった。

（ニ）問題点を解決するための手段 そしてそのために本発明は、起動信号が与えられること
によって、電話回線を介して相手加入者゛に、該起動信
号に応じた情報を自動送出するように構成された遠方監
視装置において、：１ンデンサをその経路に含み交流の
み通過せしめる第１の状態とコンデンサをその経路に含
まず直流を通過せしめる第２の状態とのいずれかの状態
に切替え可能にされその一端が局線の一方のラインに接
続される局線結合回路と、上記局線結合回路の他端にそ
の一端が結合され、その他端が上記局線の他方のライン
に接続される電圧検出器であって上記局線の一方のライ
ンの電圧が他方のラインの電圧よりも所定値以上高いこ
とを検出する第１の検出手段と上記局線の他方のライン
の電圧が一方のラインの電圧よりも所定値以上高いこと
を検出する第２の検出手段とが互いに並列に接続された
電圧検出器とをそなえ、上記局線結合回路の切替状態と
上記電圧検出器の出力状態にもとづいて、局線の状態監
視を行なうように構成したことを特徴とする。

（ホ）作用 本発明は、話中監視、１６Ｈｚ呼出信号監視２局線極性
反転監視２局線断線監視を同一の回路で兼係に単に局線
の極性反転を検出することにより、行なえるようにして
、局線に対し無極性化を図ることにより、該装置の設置
の際に局線の極性を調べる必要がなく、設置後に電話回
線の工事があって、極性が設置当初と逆転しても通報動
作に何ら支障が来たさないようになしたものである。

例えば、２個のホトカプラの発光側素子の極性を互いに
逆接続したものを局線状態の検出器とし、該検出器の入
力を装置の状態に応じて、各監視に適する結合回路で局
線と結合するよう自動的に切替えろことにより、該検出
器を前述の種々監視に対し全て兼用し、部品点数の削減
を図っている。

また、界雷事態の発生等により装置が発信する必要が生
じた場合、発信に先立ち、例えば約３秒間程度の局線状
態監視時間を設け、この間に電話機の話中監視及び着信
信号監視（１６１１Ｚ呼出信号監視および局線極性反転
監視）を行い、話中でも着信でもなければ、その時の局
線の極性を記憶して、平常状態における局線の極性状態
と見なす。

この記憶を、装置が発信を開始する前ｔこ必ず更新する
ことにより、局線の極性が工事等により入れ違っても装
置の発信動作に支障がないようにしている。

（へ）発明の実施例 第１図は、本発明の一実施例を示す遠方監視装置の局線
回路部である。

ＰＣＩ　　ＰＣ２は、話中監視１着信信号監視。

応答監視７局線断線監視を兼用して行うための検出回路
で、ホトカプラの発光部から成る。Ｃ７は、直流カット
用のコンデンサＲ，，Ｒ，は電話機に対する高抵抗の抵
抗、βＳは、発信を行う前に話中監視１着信信号監視１
局線断線監視を行う目的で駆動される局線状態監視用リ
レーの接点である。

Ｌ／、Ｌ２．は局線、ｈは局線を電話機側から装置側の
信号送出側へ切替える切替用リレーの接点。

ｄはダイヤルパルス用リレーの接点、ＴＲは信号を局線
へ結合するためのトランス、ｇはダイヤルパルス送出中
にトランス側回路を短絡するためのリν−の接点、Ｃ２
およびＲ３は、ダイヤルパルス接点を保護するための火
花消去回路を構成するコンデンサ及び抵抗、Ｒゲは局線
回路閉結時の直流抵抗を規格値となるようにするための
抵抗、ｃ。

は信号バイパス用コンデンサ、置は装置と共用される電
話機である。

第２図は、本発明の一実施例を示す遠方監視装置のブロ
ックダイヤグラムである。

第２図において、１はマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）を
使用した制御部、２は入力信号監視部。

３は電話信号記憶部、４は音声合成部、５は送受信部、
６は局線回路部であって第１図に示すもの。

７はリレー駆動部、８は警報ブザ−、ｐｃ、’。

ＰＣ２’はホトカップラの受光部であり第１図図示ｐｃ
、、ｐｃ、に対応するもの　ｉ−ｉ、　　Ｄ：　ｃ。

ＬＳはそれぞれ第１図図示局線回路部内に示されている
接点に対するリレー、Ｒ，、Ｒ，は抵抗。

＋Ｖｃｃは電源である。

次に動作について説明する。

装置が平常状態にある時は、マイクロプロセッサＭＰＵ
は入力信号監視部２が平常状態即ち前記ｐｃ、’、ｐｃ
２　’及び火災、盗難、各種起動信号入力が到来してい
ない状態かどうかサイクリックに常に監視している。な
お、この状態では、第１図の各リレー接点状態は、第１
図に示した状態となっている。

この状態では、ｐｃ、、、ｐｃ、は、ｃ、、ｃ。

を介して局線り、、Ｌ、に結合しているため、局線に１
６Ｈｚ呼出信号が到来するとｐｃ、、ｐｃ、。

に１６Ｈｚのパルス電流が流れ、ｐｃ、’、ｐｃ２′の
検出出力信号は、それぞれ１６Ｈｚの矩形波となる。装
置が平常状態にあるとき、ＭＰＵは、ＰＣ，’、ＰＣ，
，’の何れか一方にでも変化があっ、たことを検出する
と、１６）１ｚ呼出信号判定プログラムを起動し、変化
のあった側の検出信号のパルス中およびパルス数をチェ
ックし、呼出信号であることを確認した後、必要に応じ
て応答動作を開始する。応答動作は、Ｈリレーを作動し
、ｈ接点を置側から装置側に切替えることにより、ｈ接
続メーク側−ｇ接点ブレーク側−ＴＲ−Ｒ４，−＜ＰＣ
／、ＰＣ２＞のルートでり、→Ｌ２間を直流的に閉結さ
せて行う。なお装置が応答する必要がない場合には、Ｉ
（リレーは作動させず、置が鳴動するのみである。また
、前記ＰＣ’、’、ＰＣ２′出力が呼出信号により、変
化し続けている時には、装置の発信動作をロックするよ
うプログラム処理される。

次に装置が平常状態から発信する場合について述べる。

装置が平常状態にあるとき、火災、盗難。

各種起動信号入力が発生すると、ＭＰｔＪは発信動作を
開始する前に局線の状態を監視する目的で、ＬＳリレー
を作動させて、Ｉｔｓ接点をＣ７側からＲ２側へ切替え
る。するとＲ７−（ｔ　ｓ接点メータ側→Ｒ２→＜ｐｃ
、、ｐｃあ〉のルートで閉ループが構成されるが、Ｒ，
、Ｒ，の定数が局線及び電話機の動作に影響を与えない
程度の充分高い抵抗値に選ばれているため、局交換機の
動作に支障を与えることはない。また、Ｒ，、Ｒ，の定
数及びＰＣ／　’、ＰＣ２’側の負荷抵抗Ｒ，，Ｒｔの
定数は、局線の電圧が電話機話中の時の低い電圧（約３
〜９Ｖ以下）の場合には、ＰＣ，’、Ｉ）Ｃ２′がＯＦ
Ｆとなり、電話機がＯＮ　　ＨＯＯＫ時の高い電圧（約
４８Ｖ程度）の時には、ＰＣ，’。

ＰＣ２，′の何れかがＯＮとなるように選ばれている。

ＬＳリレー作動後ＭＰＵは、ｐｃ、’、ｐｃ２′からの
検出信号を監視し、もしも、ｐｃ、’。

ｐｃ２’の何れも検出できなければ電話機話中かもしく
は局線断線の状態であると判断し、発信動作をロックし
て、局線が平常状態に復旧するまでこの状態で待機する
。なお、異常事態の重要性によっては、この状態になっ
た時に警報ブザ−８を作動させて、電話機使用者に装置
が発信を要求していることを知らせるようにしている。

電話機話中でもなく、局線断線でもない場合にも、前記
１２ｓ接点が作動すると、その時の局線の極性に対応し
てＰＣ，’、ＰＣ，’の何れか一方のみＯＮ状態となる
。ＭＰＵはＬＳリレー作動後約３秒間ＰＣ，’、ＰＣ２
’の検出出力を監視し、この３秒の間に、ｐｃ、’、ｐ
ｃ之′の何れか一方でも状態変化があった場合には、着
信信号有りと判定し、発信動作をロックするとともに、
１６Ｈｚ呼出信号判定プログラムを起動し、前述を同様
に必要に応じて応答動作を行う。（発着衝突防止機能） また、ＬＳリレー作動後約３秒間ＰＣ，’、ＰＣ２′の
何れか一方のみがＯＮ状態で、がっ状態変化がなかった
場合には、ＭＰＵは、局線が平常状態にあるものと判断
し、かつまたその時の局線の極性を記憶する。即ち、ｐ
ｃ／’がＯＮならばり、がプラス、Ｒ２−がマイナスと
記憶し、反対にＰＣ２′がＯＮならば、Ｒ７がマイナス
、Ｒ２がプラスと記憶する。そして、ただちにＭＰＵば
、Ｉ］リレーを作動させるとともに、ＬＳリレーを復旧
させ、発信動作を開始する。該Ｈリレーを作動すると、
ｈ接点メータ側−ｇ接点ブレーク側−ＴＲ→Ｒゲ→＜ｐ
ｃ、、ｐｃ上〉のルートで局線の直流ループが閉結され
、この状態でＭＰＵはＤリレーとＧリレーを動作させ、
ｄ接点のメーク・ブレーク動作で予じめ記憶した相手電
話番号のダイヤルパルスを送出し、ｇ接点はダイヤルパ
ルス送出中は、トランスのコイルを短絡する。ダイヤル
送出が終了し、約４０秒以内に相手が応答すると、相手
応答により局線の極性が反転するので、ＭＰＵはｐｃ、
’、ｐｃ、’の状態を監視し、すでに記憶した平常状態
における局線極性と比較することによって、極性の反転
を判断する。そして、相手応答を確認したならば、送受
信部５および音声合成部４を必要により起動し、相手加
入者に通報メソセージの送出を行ったり、あるいは信号
の送受信を開始する。

第１図の局線回路の変形として第３図および第４図を例
示しておく。第３図は、第１図のＲ１のかわりにＩＯＶ
程度のバリスタ電圧を有するバリスタＶＳを使用して、
局線電圧の検出特性を改善したものであり、第４図は、
Ｈリレーに２接点型のものを使用することにより、Ｃ，
Ｃ，とを−個のコンデンサＣにて兼用したものである。

何れも基本的動作は、第１図のものと同様である。

（ホ）発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明によれば共通の回路
により、局線状態の監視を行うことができ、また、発信
に先立ち毎回、局線平常時の極性をチェックするように
しているため、局線の接続にあたって無極性化を図ると
共に、大幅に部品点数の削減が可能となり、その実用上
の効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す遠方監視装置の局線回
路部を示す図、第２図は本発明の一実施例を示す遠方監
視装置のブロックダイヤグラム。 第３図および第４図はそれぞれ局線回路部の変形例を示
す図である。 第１図において、Ｃ７はコンデンサ、Ｒ，，Ｒ。 は抵抗、ｐｃ、、ｐｃ２はフォトカプラの発光部。 Ｌ、、Ｒ２は局線を示す。 第２図において、１はマイクロプロセッサを使用した制
御部、２は入力信号監視部、６は局線回路部、７はリレ
ー駆動部、ｐｃ、’、ｐｃ、’はフォトカプラの受光部
である。 簿　１　日 滓　２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）起動信号が与えられることによって、電話回線を
   介して相手加入者に、該起動信号に応じた情報を自動送
   出するように構成された遠方監視装置において、コンデ
   ンサをその経路に含み交流のみ通過せしめる第１の状態
   とコンデンサをその経路に含まず直流を通過せしめる第
   ２の状態とのいずれかの状態に切替え可能にされその一
   端が局線の一方のラインに接続される局線結合回路と、
   上記局線結合回路の他端にその一端が結合されその他端
   が上記局線の他方のラインに接続される電圧検出器であ
   って上記局線の一方のラインの電圧が他方のラインの電
   圧よりも所定値以上高いことを検出する第１の検出手段
   と上記局線の他方のラインの電圧が一方のラインの電圧
   よりも所定値以上高いことを検出する第２の検出手段と
   が互いに並列に接続された電圧検出器とをそなえ、上記
   局線結合回路の切替状態と上記電圧検出器の出力状態に
   もとづいて、局線の状態監視を行なうように構成したこ
   とを特徴とする遠方監視装置における局線状態監視方式
   。
2. （２）上記局線状態監視には、話中監視、相手加入者の
   応答監視、局線断線監視、着信信号到来時の局線極性反
   転監視および呼出信号監視が含まれるよう構成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の遠方監視
   装置における局線状態監視方式。
3. （３）上記局線結合回路が直流通過状態にせしめられた
   状態のもとで、上記電圧検出器内のいずれか一方の検出
   手段が所定時間以上、電圧検出を継続したとき当該局線
   の極性を平常時の極性として記憶するよう構成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項または第（２）
   項記載の遠方監視装置における局線状態監視方式。