JP2831298B2 - 異常監視装置 - Google Patents

異常監視装置

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JP2831298B2
JP2831298B2 JP7096448A JP9644895A JP2831298B2 JP 2831298 B2 JP2831298 B2 JP 2831298B2 JP 7096448 A JP7096448 A JP 7096448A JP 9644895 A JP9644895 A JP 9644895A JP 2831298 B2 JP2831298 B2 JP 2831298B2
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直哉 松岡
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裕昭 津留
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は受信機からのループ線路
に複数の監視区域毎に設置した各異常監視手段を接続し
て火災、ガス洩れ等の異常をループ線路の一方、若しく
は双方から監視して確実に異常を判別する異常監視装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の火災等の異常を監視する異常監視
装置としては、受信機から引き出された信号線に複数の
監視区域毎に設置した火災検出器を接続し、信号線を介
して得られる火災検出器からの検出情報に基づいて火災
を判断していた。このような異常監視装置は信号線が短
絡すると、受信器側では短絡時に流れる過大電流による
回路の焼損を防止するため、保護機能を作動させ、過
大電流の流路を遮断するようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信号線
の短絡障害検出時に過大電流の流路、即ち信号線路を遮
断することで、この信号線に接続された複数の火災検出
器からの検出情報を受信することができず、防災担当者
により短絡箇所の修理が完了するまで火災監視が中断さ
れるという重大な問題があった。 【0004】このため、受信機側で短絡障害を検出する
と、複数の火災検出器に対して間欠的に電源を供給し、
この間欠的な電源供給時間帯のみ状態監視できるように
したものが提案されている。しかしながら、本質的な問
題解決には至らず、複数の火災検出器に対して間欠的に
電源を供給したとしても短絡状態が依然として接続して
いるのか、若しくは短絡状態が自然復旧したかどうかの
状態監視するに留まり、改良の余地が残されていた。 【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、短絡障害が発生したとしても確実に且つ安定して
火災等の異常を監視する異常監視装置を提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、受信機から引き出されたループバック接
続したループ線路(L1,L2)のループ線路間に監視
区域毎に設置した火災等の各監視手段(3,4,5,
6)を並列接続し、ループ線路(L1,L2)の一方を
接続した第1の受信処理(7)または他方を接続した第
2の受信処理部(9)の一方、若しくは双方から火災等
の異常を監視する異常監視装置において、通常時に閉成
し、接続された線路間の短絡検出時に開放して接続され
た線路分離するスイッチング手段(2a,2b,2c,
2d,2e,2f)を、複数の前記監視手段(3,4,
5,6)を1または複数に分離するように、ループ線路
(L1,L2)間に直接スイッチング手段(2b,2
c,2e)を設けるか、またはループ線路(L1,L
2)とループ線路(L1,L2)に並列に接続された監
視手段(3,5,6)の間(2a,2d,2f)に設
け、ループ線路(L1,L2)間の短絡検出時は、短絡
箇所を挟む2つの、前記ループ線路間に直接設けられた
スイッチング手段(2b,2c,2e)の開放により、
2つのスイッチング手段間に接続される監視手段(3,
4,5,6)をループ線路(L1,L2)から分離し、
また、ループ線路(L1,L2)から前記スイッチング
手段(2a,2d,2f)を介して接続される監視手段
(3,5,6)とスイッチング(2a,2d,2f)手
段との間の短絡検出時は、スイッチング手段(2a,2
d,2f)の開放により、スイッチング手段(2a,2
d,2f)以降の監視手段(3,5,6)をループ線路
(L1,L2)から分離するようにしたものである。 【0007】 【作用】このような本発明の異常監視装置によれば、
ープ線路(L1,L2)間の短絡検出時は、短絡箇所を
挟む2つの、ループ線路間に直接設けられたスイッチン
グ手段(2b,2c,2e)の開放により、2つのスイ
ッチング手段間に接続される監視手段(3,4,5,
6)をループ線路(L1,L2)から分離するようにし
たことで、短絡箇所を挟む2つのスイッチング手段間に
設けられる監視手段のみをループ線路から分離すること
ができる。また、ループ線路(L1,L2)からスイッ
チング手段(2a,2d,2f)を介して接続される監
視手段(3,5,6)とスイッチング手段(2a,2
d,2f)との間の短絡検出時は、スイッチング手段
(2a,2d,2f)の開放により、スイッチング手段
(2a,2d,2f)以降の監視手段(3,5,6)を
ループ線路(L1,L2)から分離するようにしたこと
でループ線路に影響を与えることなく短絡のあったスイ
ッチング手段以降の監視手段のみをループ線路から分離
することができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示した全体構成図であ
る。まず構成を説明すると、1は受信機であり、受信機
1からは複数の監視区域に向けて線路L1及びL2が引
出され、再び受信機1にもどしてループ接続している。
このループ線路L1及びL2には複数の監視区域毎に設
置したそれぞれの監視手段を並列接続している。 【0009】具体的に説明すると、ループ線路L1及び
L2からはスイッチング手段2aを介して監視手段3を
接続している。監視手段3は中継器3aと、中継器3a
に接続された複数の火災、ガス漏れ等の検出器3bとで
構成され、中継器3aには予め固有のアドレスが設定さ
れており、受信機1からの呼出しパルスを計数して計数
値が自己のアドレスと一致したとき、自己に接続される
複数の検出器3bからの検出情報をとりまとめて受信機
1に返送する。 【0010】スイッチング手段2b及びスイッチング手
段2cとの間に位置するループ線路L1及びL2には異
常を監視する監視手段としてアナログ検出器4には、予
め固有のアドレスが設定されており、受信機1からの呼
出しパルスを計数し、計数値が自己のアドレスと一致し
たとき、呼出しパルスのパルス間隔となる空き時間内に
火災、ガス漏れ等のアナログ検出情報を受信機1に伝送
する。 【0011】また、スイッチング手段2c及びスイッチ
ング手段2eの間となるループ線路L1及びL2にはス
イッチング手段2dを介して監視手段5を並列接続して
いる。監視手段5は中継器5aと、中継器5aに接続さ
れた複数の火災、ガス漏れ等の検出器5bとで構成され
ている。中継器5aには予め固有のアドレスが設定され
ており、受信機1からの呼出しパルスを計数し、計数値
がこのアドレスと一致したとき、自己に接続される複数
の検出機5bからの検出情報をとりまとめて受信機1に
返送する。 【0012】また、受信機1とスイッチング手段2eと
の間に位置する線路L1及びL2には、スイッチング手
段2fを介して監視手段6が並列接続されている。監視
手段6は中継器6aと、中継器6aに接続された火災、
ガス漏れ等の複数の検出器6bとで構成されている。中
継器6aには予め固有のアドレスが設定されており、受
信機1からの呼出しパルスを計数し、計数値が自己のア
ドレスと一致したことを判別すると、自己に接続される
複数の検出器6bからの検出情報をとりまとめて受信機
1に返送する。 【0013】ここでスイッチング手段2a,2b,2
c,2d,2e,2fのそれぞれは複数の監視手段のそ
れぞれを互いに分離する位置に設けられている。また、
スイッチング手段2a,2b,2c,2d,2e及び2
fのそれぞれには通常時に閉成し、短絡検出時に開放す
るスイッチング部を内蔵しており、線路L1及びL2の
短絡を検出すると、内蔵したスイッチング部を駆動して
自己に直近する監視手段をループ線路L1及びL2から
分離する。 【0014】次に受信機1の内部構成を説明する。7は
第1の受信処理部であり、制御部8からの指令に基づい
て呼出しパルスを所定電圧E0 に重畳して送出し、複数
の監視手段からの監視情報を受信する。制御部8は第1
の受信処理部7からの受信情報に基づいて火災、ガス漏
れ等、短絡障害等の状況を判別する。また、制御部8
は、第1の受信処理部7からの受信情報に基づいて短絡
または断線障害が発生したことを判別すると、第1の受
信処理部7とは別個独立して設けられた第2の受信処理
部9を駆動する。 【0015】第2の受信処理部9は通常時においてはオ
フ状態に設定され、短絡または断線障害を判別した制御
部8からの指令に基づいて受信処理動作を開始する。即
ち、制御部8からの指令に基づいて呼出しパルスを所定
電圧E0に重畳して線路L1及びL2の逆方向から送出
し、複数の監視手段からの監視情報を受信する。図2は
図1のスイッチング手段の第1実施例を示した回路図で
ある。線路L1には、通常時に閉成し短絡検出時に開放
するスイッチング部としてリレー接点11aが介在さ
れ、短絡検出時に開放することで左側に位置する監視手
段と右側に位置する監視手段とを分離する。 【0016】D1,D2,D3,及びD4はダイオード
であり、ダイオードD1及びD2の接続点からはトラン
ジスタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ1の
コレクタベース間には抵抗R1を接続すると共に、トラ
ンジスタQ1のベース及び抵抗R1の接続点からは所定
のツェナー電圧に設定したツェナーダイオードZD1を
介して線路L2に接続している。 【0017】C1は平滑用のコンデンサであり、コンデ
ンサC1、トランジスタQ1、抵抗R1、ツェナーダイ
オードZD1とで定電圧回路を形成し、線路L1及びL
2間に印加される印加電圧E0をツェナーダイオードZ
D1で定まる所定電圧に調整して平滑用のコンデンサC
1に充電する。コンデンサC1にはトランジスタQ2及
び抵抗R2の直列回路を並列接続しており、トランジス
タQ2のベースエミッタ間には抵抗R3を接続すると共
にトランジスタQ2のベースからは抵抗R4を介してダ
イオードD3及びD4の接続点に接続している。 【0018】トランジスタQ2、抵抗R1,R3,R4
及びダイオードD3,D4とで短絡を検出する短絡検出
回路を構成しており、線路L1及びL2間が短絡される
と、抵抗R4及びダイオードD3若しくはダイオードD
4を介してトランジスタQ2のベースが零ボルトに引込
まれると共に、コンデンサC1に充電された充電電荷を
電源としてトランジスタQ2がオンする。 【0019】トランジスタQ2のコレクタ及び抵抗R2
の接続点からは、トランジスタQ3のベースに接続する
と共に、トランジスタQ3のコレクタからはリレー11
に接続しており、トランジスタQ2のオンでトランジス
タQ3及びリレー11をオフする。リレー11のオフで
リレー接点11aを開放させる。トランジスタQ3のベ
ースエミッタ間に接続されたコンデンサC2は、ノイズ
吸収用のコンデンサである。 【0020】図3は図1のスイッチング手段の第2実施
例を示した回路図である。線路L1にはリレー接点14
aが介在され、通常時に閉成し、短絡検出時に開放す
る、短絡が発生すると、右側に位置する監視手段と左側
に位置する監視手段とを電気的に分離する。14はセッ
ト端子SE及びリセット端子REを備えたラッチングリ
レーであり、セット端子SEに対応する出力側からは、
ダイオードD6を介して線路L2に接続され、またリセ
ット端子REに対応する出力側からは、ダイオードD8
を介して線路L2に接続されている。 【0021】抵抗R6、コンデンサC3は、向かって左
側となる線路L1及びL2を介して得られる電源電圧に
基づいて、ラッチングリレー14をセットするセット回
路であり、抵抗R6及びコンデンサC3の時定数で定ま
る所定のパルス電流をラッチングリレー14のセット端
子SE側に流すことで、ラッチングリレー14をセット
してリレー接点14aを閉成させる。 【0022】また同様に、抵抗R7及びコンデンサC4
は、向かって右側となる線路L1及びL2を介して得ら
れる電源電圧に基づいて、ラッチングリレー14をセッ
トするセット回路であり、抵抗R7及びコンデンサC4
の時定数で定まる所定のパルス電流をラッチングリレー
14のセット端子SE側に流すことでラッチングリレー
14をセットして、リレー接点14aを閉成させる。 【0023】このそれぞれのセット回路、即ち抵抗R6
とコンデンサC3の直列回路及び抵抗R7とコンデンサ
C4の直列回路には、通常時に電源電圧を充電するコン
デンサC3,C4を備えており、線路L1,L2間が短
絡されると、充電電荷をラッチングリレー14のリセッ
ト端子RE側に流すことでリセット回路としての機能を
有する。 【0024】リレー接点14aの左側に設けたダイオー
ドD5と抵抗R5の直列回路、及びリレー接点14aの
右側に設けたダイオードD7と抵抗R8の直列回路はバ
イパス回路であり、ラッチングリレー14のリセット後
に所定の電源電圧が印加されてもセット回路によるパル
ス電流をバイパスさせることでラッチングリレー14の
セット動作を阻止する。 【0025】具体的に説明すると、スイッチング手段の
右側近傍で線路L1,L2間が短絡した場合には、ラッ
チングリレー14をリセットしてリレー接点14aを開
放状態に維持する必要があり、例えば短絡検出後に再度
供給される受信機からの電源電圧が左側から与えられた
場合には、抵抗R6とコンデンサC3の直列回路による
パルス電流を抵抗R8とダイオードD7の直列回路にバ
イパスさせて、ラッチングリレー14のセット端子SE
側に流れ込むのを阻止する。この抵抗R5及びR8の値
は、ラッチングリレー14のコイル抵抗より小さく設定
される。 【0026】次に動作を説明する。まず図1のスイッチ
ング手段として図2に示した実施例を用いて構成した場
合の動作を説明する。図1に示したようにX−X点で短
絡が発生した場合の動作をスイッチング手段2bに着目
して説明する。図2に示したように右側となる線路L1
及びL2間が短絡されると、ダイオードD3のカソード
側が零ボルトに引込まれ、トランジスタQ2のベース電
流が抵抗R4、ダイオードD3を介して流れ、トランジ
スタQ2がオンする。 【0027】トランジスタQ2がオンすることでトラン
ジスタQ3をオフし、リレー11への電源供給をオフし
て、リレー接点11aを開放する。リレー接点11aが
開放することで、線路L1を電気的に分離する。以上の
動作は他のスイッチング手段、即ち2a,2c,2d,
2e及び2fについても同様であり、X−X点の短絡を
検出して内蔵するそれぞれのリレー接点11aを開放さ
せる。 【0028】一方、受信機1側では、X−X点で短絡が
生じると同時に線路L1及びL2間に過大電流が流れる
ことで第1の受信処理部7は短絡による過大電流の受信
情報を制御部8に出力する。制御部8は第1の受信処理
部7からの受信情報に基づいて短絡が発生したことを判
別すると、所定時間経過後に第2の受信処理部9を駆動
する。 【0029】第2の受信処理部9は制御部8からの指令
に基づいてループ線路L1及びL2の反対側から信号出
力する。即ち、所定電圧E0 に重畳した呼び出しパルス
を送出して、監視手段からの監視情報を収集する。ここ
で第2の受信処理部9からの信号出力に基づくスイッチ
ング手段の動作をスイッチング手段2fに着目して説明
すると、図2に示したように左側となる線路L1及びL
2を介して得られる印加電圧E0 の供給を受けて、トラ
ンジスタQ1をオンする共に、トランジスタQ2をオフ
する。トランジスタQ2がオフすることでトランジスタ
Q3をオンし、リレー11を駆動する。リレー11の駆
動でリレー接点11aを閉成させる。 【0030】以上の動作はスイッチング手段2e及び2
dにおいても同様である。即ち、第2の受信処理部9か
らの印加電圧E0 に基づいて、スイッチング手段2f,
2e及び2dに内蔵されるそれぞれのリレー接点11a
を閉成させる。ところでスイッチング手段2cでは、ス
イッチング手段2cの直近の右側となるX−X点で短絡
していることで、スイッチング手段2cに内蔵したリレ
ー接点11aは、開放状態を継続する。 【0031】具体的に説明すると、図2に示したように
直近の右側となる線路L1及びL2間が短絡されている
ことでダイオードD3のカソード側が依然として零ボル
トに引込まれており、トランジスタQ2がオンしてトラ
ンジスタQ3及びリレー11の動作を阻止して、リレー
接点11aを開放状態に設定する。一方、短絡箇所X−
Xから第1の受信処理部7側に接続されるスイッチング
手段2a及び2bについて説明する。スイッチング手段
2aは、スイッチング手段2d,2e,2fと同様の動
作で第1の受信処理部7からの印加電圧E0 に基づいて
内蔵したリレー接点11aを閉成させる。スイッチング
手段2bは、スイッチング手段2cと同様の動作でスイ
ッチング手段2bの直近の右側となる線路L1及びL2
間で短絡が生じていることで内蔵するリレー接点11a
を開放状態に設定する。 【0032】以上の動作を取りまとめて説明すると、短
絡箇所X−X点に直近するスイッチング手段2b及び2
cでは、内蔵するリレー接点11aを開放状態に設定す
ることで短絡箇所をループ線路から電気的に分離すると
同時に他のスイッチング手段、即ち2a,2d,2e及
び2fでは内蔵するそれぞれのリレー接点11aを閉成
させることで、第1の受信処理部7は、監視手段3から
の監視情報を受信することができ、また同様に第2の受
信処理部9は、監視手段5及び6からの監視情報を受信
することができる。また、ループ線路L1,L2からス
イッチング手段2a,2d,2fを介して接続される監
視手段3,5,6において、監視手段3,5,6との間
の短絡を検出した場合には、短絡を検出したスイッチン
グ手段2a,2d,2fがリレー接点11aを開放し、
スイッチング手段2a,2d,2f以降の監視手段3,
5,6をループ線路L1,L2から分離する。このた
め、ループ線路L1,L2に影響を与えることなく短絡
のあったスイッチング手段2a,2d,2f以降の監視
手段3,4,5のみをループ線路から分離することがで
きる。 【0033】次に図1に示したスイッチング手段とし
て、図3の実施例を用いて構成した場合の動作を説明す
る。この実施例では、ラッチングリレーを用いてパルス
電流によりラッチングリレーをセット、またはリセット
することで消費電流を少なくしたことを特徴とする。
尚、図3の実施例を用いて構成した場合には第1,2の
受信処理部7,9に短絡設定部を設け、短絡を判別した
制御部8からの指令に基づいて、所定電圧E0に重畳し
た呼出パルスの送出前に短絡した線路に対応する線路L
1及びL2間を一定時間だけ短絡する構成とする。 【0034】具体的に説明すると、短絡箇所X−Xに直
近するスイッチング手段2b及び2cでは、図3に示し
たように右側となる線路L1,L2間が短絡状態である
ことから、線路L1側が零Vに引込まれ、抵抗R7及び
コンデンサC4の時定数で定まる所定のパルス電流がラ
ッチングリレー14のリセット端子RE側を流れ、ラッ
チングリレー14をセットすると同時にリセット状態を
ラッチする。ラッチングリレー14のリセット状態のラ
ッチで、リレー接点14aは開放状態に設定される。 【0035】また、スイッチング手段2a,…2fは、
短絡した線路に対応する第1の受信処理部7、若しくは
第2の受信処理部9からの印加電圧E0 の供給に先立っ
て対応する線路L1及びL2間を短絡するのでスイッチ
ング手段2a,…2fのコンデンサC3に充電した充電
電荷が放電される。スイッチング手段2a,…2fのそ
れぞれに内蔵したコンデンサC3の充電電荷が放電され
ると、制御部8からの指令に基づいて第1の受信処理部
7及び第2の受信処理部9からは一定時間の短絡後、対
応する線路L1及びL2間に印加電圧E0 に重畳した呼
出パルスを供給する。 【0036】スイッチング手段2a,2d,2e及び2
fに内蔵したそれぞれのラッチングリレー14は、左側
となる線路L1及びL2間を介して得られる印加電圧E
0 に基づいて、抵抗R6及びコンデンサC3によるパル
ス電流がラッチングリレー14のセット端子SE側に流
れ、ラッチングリレー14をオン状態にラッチし、リレ
ー接点14aを閉成状態に設定する。しかしながら、ス
イッチング手段2b,2cは印加電圧E0 が抵抗R6,
コンデンサC3、抵抗R8及びダイオードD7を介して
短絡した線路を通って流れるため、端子SE側へは電流
が流れない。 【0037】図4は本発明の他の実施例を示した全体構
成図であり、図5は図4のスイッチング手段の一実施例
を示した回路図である。この実施例は、受信機1側に電
源部16を備え、電源部16からそれぞれのスイッチン
グ手段に内蔵された各ヒータ19及び20に電源線L3
を介して接続する簡単な構成としたことを特徴とする。 【0038】図4に示したようにX−X点で短絡が発生
したとすると、短絡箇所X−X点に直近するスイッチン
グ手段2b及び2cでは、図5に示したように右側とな
る線路L1及びL2間が短絡していることで、ダイオー
ドD10のカソード側が零Vに引込まれ、電源部16か
らの電源供給を受けて、ヒータ20に所定の電流が流れ
る。 【0039】ヒータ20に電流が流れることで、ヒータ
20が発熱しバイメタル22を反転して、支点23を中
心に可動接片18aが上側に押し上げられ、固定接片1
8bから分離することでスイッチ18が開放する。X−
X点で短絡が継続する限り、ダイオードD10のカソー
ド側が零Vに引込まれ、ヒータ20に電流が流れ続けス
イッチ18は開放状態に設定される。 【0040】一方、他のスイッチング手段、即ちスイッ
チング手段2a,2d,2e及び2fでは短絡発生と同
時に、スイッチ17若しくは18が開放したとしてもス
イッチング手段2d及び2cに内蔵した各スイッチ18
が開放状態を継続していることで、短絡箇所X−X点が
線路L1及びL2から完全に電気的に分離されるため、
スイッチング手段2a,2d,2e及び2fでは、ヒー
タ19若しくは20に対する電流の流路が断たれ、それ
ぞれのスイッチ17及び18は閉成する。 【0041】従って、短絡を検出した制御部8からの指
令に基づいて第1の受信処理部7及び第2の受信処理部
9は、それぞれ単独に駆動し、対応する監視手段からの
監視情報を受信することができる。 【0042】 【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、ループ線路間の短絡検出時は、短絡箇所を挟む2つ
の、ループ線路間に直接設けられたスイッチング手段の
開放により、2つのスイッチング手段の間に接続される
監視手段をループ線路から分離するようにしたことで、
短絡箇所を挟む2つのスイッチング手段間に設けられる
監視手段のみをループ線路から分離することができる。
また、ループ線路からスイッチング手段を介して接続さ
れる監視手段とスイッチング手段との間の短絡検出時
は、スイッチング手段の開放により、スイッチング手段
以降の監視手段をループ線路から分離するようにしたこ
とで、ループ線路に影響を与えることなく、短絡のあっ
たスイッチング手段以降の監視手段のみをループ線路か
ら分離することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示した全体構成図 【図2】図1のスイッチング手段の第1実施例を示した
回路図 【図3】図1のスイッチング手段の第2実施例を示した
回路図 【図4】本発明の他の実施例を示した全体構成図 【図5】図4のスイッチング手段の一実施例を示した回
路図 【符号の説明】 1:受信機 2a,2b,…2f:スイッチング手段 3,4,5,6,:監視手段 L1,L2:線路 L3:電源線 7:第1の受信処理部 8:制御部 9:第2の受信処理部 16:電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/437 H04L 11/00 331 (72)発明者 湯地 定隆 神奈川県相模原市上鶴間7−9−2− 613 (72)発明者 ルイ・フルニエ 神奈川県川崎市高津区二子131 モンル ポ302 (72)発明者 津留 裕昭 神奈川県相模原市並木3−3−43 (56)参考文献 特公 平6−32517(JP,B2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.受信機から引き出されたループバック接続したルー
    プ線路のループ線路間に監視区域毎に設置した火災等の
    各監視手段を並列接続し、前記ループ線路の一方を接続
    した第1の受信処理部または他方を接続した第2の受信
    処理部の一方、若しくは双方から火災等の異常を監視す
    る異常監視装置において、 通常時に閉成し、接続された線路間の短絡検出時に開放
    して接続された線路を分離するスイッチング手段を、複
    数の前記監視手段を1または複数に分離するように、前
    記ループ線路間に直接、または前記ループ線路と前記ル
    ープ線路に並列に接続された前記監視手段の間に設け、 前記ループ線路間の短絡検出時は、短絡箇所を挟む2つ
    の、前記ループ線路間に直接設けられた前記スイッチン
    グ手段の開放により、前記2つのスイッチング手段間に
    接続される監視手段を前記ループ線路から分離し、ま
    た、前記ループ線路から前記スイッチング手段を介して
    接続される前記監視手段と該スイッチング手段との間の
    短絡検出時は、該スイッチング手段の開放により、該ス
    イッチング手段以降の該監視手段を前記ループ線路から
    分離する ことを特徴とする異常監視装置。
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