JP2000331270A - 中継器及び火災報知システム - Google Patents

中継器及び火災報知システム

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JP2000331270A
JP2000331270A JP11143672A JP14367299A JP2000331270A JP 2000331270 A JP2000331270 A JP 2000331270A JP 11143672 A JP11143672 A JP 11143672A JP 14367299 A JP14367299 A JP 14367299A JP 2000331270 A JP2000331270 A JP 2000331270A
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真孝 窪寺
Toyoichi Ishibashi
豊一 石橋
Kazuyoshi Sakurai
和義 桜井
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、断線故障時にも火災報知シ
ステム内における中継器の警報監視を可能とし、かつ、
低コストに当該機能を実現することである。 【解決手段】 中継器10は、受信機20と終端器30
間を接続する本線L1、C1の途中に縦続接続され、受
信機20が本線L1、C1の状態に基づいて火災報知シ
ステム1内の監視を行う。本線移報回路11は、支線回
路11が正常時には、入力された本線L1、C1の電源
を直接出力し、断線時には、極性を反転出力することに
よって受信機20による終端器30の検出を不可能と
し、感知器Dの作動時には、入力された電源を短絡する
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共同住宅あるいは
高天井等に設置された戸外点検機能付感知器を接続する
中継器が住棟受信機に接続された火災報知システムにお
ける中継器等に係り、特に住戸内受信機を使用しない火
災報知システムにおける中継器等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の火災報知システムを、図5を参照
して説明する。図5は、従来の火災報知システム100
の構成を示す図である。火災報知システム100は、共
同住宅等に設置された火災の移報システムであり、管理
室等に設置された住棟の受信機に、各住戸毎に配置され
た中継器が接続され、さらに、各中継器には、当該住戸
内の各部屋に設置された感知器Dが接続された構成とな
っている。火災報知システム100の移報を簡単に説明
すると、まず、感知器Dによって火災が検知された場合
には、感知器D内の電線が短絡される。次いで、中継器
が当該短絡を検出することによって当該住戸内の火災を
検知し、中継器内の信号線もしくは電源ラインを短絡す
る。そして、管理室に設置された受信機20が、中継器
への信号線が短絡されたことを検出することによって、
火災報知システム100は、住棟内の火災を検知・報知
する。
【0003】以下、火災報知システム100の従来構成
について、まず、説明する。図5において、火災報知シ
ステム100は、n(nは整数)組の電源供給線兼信号
線(以下、「本線」と呼ぶ。)を有しており、受信機2
0によって、各組の本線に同一の直流電圧が供給されて
いる。この本線の各組は、正極側の本線L1と負極側の
本線C1、同じく正極側の本線L2と負極側の本線C2
というように、2本の本線の組によって構成されてい
る。
【0004】各本線には、複数の中継器と終端器が接続
されているが、図5においては、本線L1と本線C1に
係る中継器と終端器のみを示しており、以下、この本線
L1と本線C1に係る構成及び動作を、火災報知システ
ム100の構成及び動作の代表として説明する。
【0005】図5において、火災報知システム100
は、受信機20と、本線L1、C1に縦続接続された中
継器10−1、10−2、…10−m(mは整数)と、
終端器30等から構成されている。
【0006】受信機20は、端子L21に本線L1が、
端子C21に本線C1が接続されており、端子L21を
正極、端子C21を負極として、本線L1、C21に電
源を供給する。また、受信機20は、同様に、n組の端
子にn組の本線が接続されており、同一電圧の電源を各
本線に供給する。
【0007】中継器10−1は、入力端子Li1と出力
端子Lo1に本線L1が、入力端子Ci1と出力端子C
o1に本線C1が接続されており、入力端子Li1、C
i1によって入力された電源電圧を出力端子Lo1、C
o1に出力するように構成されている。また、中継器1
0−1は、支線回路10−1bを有しており、支線回路
10−1b内の回路の短絡(火災時)、若しくは開放
(断線故障時)を検出した場合には、本線L1と本線C
1を短絡(火災時)、若しくは開放(断線故障時)する
ように構成されている。
【0008】支線回路10−1bは、本線と同様の電源
供給線兼信号線(以下、支線回路内のこの線を「支線」
と呼ぶ。)を2本有しており、端子L11に支線Lb1
が、端子C11に支線Cb1が接続されている。また、
支線Lb1、Cb1間には、複数の感知器Dが並列に接
続されており、支線Lb1、Cb1の最終段には、抵抗
からなる終端器41が接続されている。感知器Dは、所
定値以上の温度、若しくは所定濃度以上の煙を所定時間
検出した場合にというように、火災を検出するのに様々
な形式のものが存在し、火災を検出した場合に、支線L
b1、Cb1間を短絡するように構成されている。
【0009】また、中継器10−2、…10−mは、中
継器10−1と同様の構成であるため、説明を省略す
る。終端器30は、端子L31に本線L1が、端子C3
1に本線C1が接続されており、内部に有する抵抗によ
って、本線L1と本線C1とが接続されている。
【0010】次に、火災報知システム100の火災検出
時の移報動作について、中継器10−1が配置された住
戸内で火災が起こった場合を例として説明する。
【0011】まず、感知器Dによって火災が検出される
と、感知器Dは、支線Lb1と支線Cb1を短絡する。
次いで、中継器10−1は、正常時においては終端器4
1の抵抗値を検出しているが、感知器Dによって支線L
b1、Cb1間が短絡されたために、支線Lb1、Cb
1間が無抵抗値の導通状態になったことを検出する。そ
して、中継器10−1は、内部回路によって、本線Li
1と本線Ci1を短絡する。
【0012】次いで、受信機20は、正常時においては
中継器10−1、…10−mを介して終端器30の抵抗
値を検出しているが、中継器10−1によって本線L
1、C1間が短絡されたために、本線L1、C1間が無
抵抗値の導通状態になったことを検出し、住棟内での火
災を検知する。
【0013】次に、火災報知システム100の断線故障
時の移報動作について、中継器10−1の支線回路10
−1b内が断線した場合を例として説明する。
【0014】支線回路10−1b内で断線が発生した場
合、端子L11、C11間が開放状態となる。中継器1
0−1は、端子L11、C11間の開放状態、即ち非導
通であることを検出すると、入力端子Li1と出力端子
Lo1間、入力端子Ci1と出力端子Co1間の接続を
開放して、正常時に出力端子Lo1、Co1から出力し
ている電源を断じる。そして、受信機20は、本線L
1、C1間が非導通となったことを検出して、断線故障
が発生していることを検知する。以上が従来の火災報知
システム100の構成及び動作である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支線回
路10−1b内に断線故障が発生した場合には、中継器
10−1以降の中継器に電源が供給されなくなるため、
中継器10−1以降の回路が切り離された状態となる。
このため、断線故障が復旧されるまでの間に、中継器1
0−1以降の中継器が配置された住戸に火災が発生した
場合には、受信機20は、その火災を検知できない状態
であった。
【0016】この問題を解決するために、断線故障の検
出線を別個に設けたり、住戸内受信機を住戸毎に設ける
ことによって、断線故障と火災の検出を、別個独立かつ
同時に実現する手段がある。しかし、いずれの場合であ
っても、新たな信号線や受信機、それらの設置に伴う工
事等が必要であるため、図5に示した従来の火災報知シ
ステム100に比較すると、格段にコストが高くなり、
部品点数の増加に伴うシステム全体の故障率も低下する
といった欠点があった。
【0017】本発明の課題は、上記の問題点を改善する
ために、断線故障時にも火災報知システム内における中
継器の警報監視を可能とし、かつ、低コストに当該機能
を実現することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、受信機(例えば、受信機2
0)と終端器(例えば、終端器30)間を接続する本線
(例えば、本線L1、C1)の途中に縦続接続され、前
記受信機が前記本線の状態に基づいて監視を行う火災報
知システムにおける中継器(例えば、中継器10)にお
いて、感知器(例えば、感知器D)が接続された支線回
路(例えば、支線回路10b)と、前記本線に縦続接続
して、該本線の入力を、前記支線回路が正常時には直接
出力し、前記支線回路が異常時には移報回路(例えば、
本線移報回路11であり、特に、リレーrf1及び切換
リレーrt1、rt2)を介して出力する縦続回路(例
えば、本線移報回路11と支線移報回路12)と、を備
えたことを特徴としている。
【0019】この請求項1記載の発明によれば、受信機
と終端器間を接続する本線の途中に縦続接続され、前記
受信機が前記本線の状態に基づいて監視を行う火災報知
システムにおける中継器において、支線回路には感知器
が接続され、縦続回路は、前記本線に縦続接続して、該
本線の入力を、前記支線回路が正常時には直接出力し、
前記支線回路が異常時には移報回路を介して出力する。
【0020】したがって、例えば、支線回路の断線故障
あるいは電源故障時には、移報回路によって本線の電圧
レベルが変更等されるが、電圧レベルが変更等されたと
しても、本線における電流は、依然、中継器に入出力さ
れている。このため、支線回路の断線故障時において
も、受信機は、本線の状態、即ち、火災報知システムの
監視を継続することができる。
【0021】また、請求項2記載の発明のように、請求
項1記載の中継器において、前記移報回路は、前記支線
回路の異常時に、前記本線から入力される電圧を所定値
に変更することにより、前記受信機による前記終端器の
検出を不可能とするように構成してもよい。
【0022】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、受信機が、終端器の検出
可否を監視することによって、容易に断線故障等の異常
を検出することができる。
【0023】また請求項3記載の発明のように、請求項
1記載の中継器において、前記移報回路は、前記支線回
路の異常時に前記本線の極性を反転(例えば、切換リレ
ーrt1、rt2による切換)することにより、前記受
信機による前記終端器の検出を不可能とし、前記感知器
の感知時に前記本線を短絡(例えば、リレーrf1によ
る短絡)するように構成してもよい。
【0024】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項1記載の中継器において、前記移報回路は、前記支
線回路の異常時に前記本線を整流(例えば、ダイオード
101による整流)することにより、前記受信機による
前記終端器の検出を不可能とし、前記感知器の感知時に
前記本線を短絡(例えば、リレーrf1による短絡)す
るように構成してもよい。
【0025】この請求項3及び4記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の効果に加えて、受信機は、終端器
の検出可否を監視することによって、容易に断線故障等
の異常を検出することができ、さらに、その際の移報回
路の動作は、本線の極性反転、若しくは整流といった簡
便な方法で行うことができるため、断線故障等の異常の
検出機能を低コストに実現することができる。また、断
線故障等によって本線の極性が反転、若しくは整流され
た場合であっても、火災による感知器の感知動作は、本
線の短絡であるため、断線故障時等と火災発生時の検出
を同時に行うことができる。さらに、断線故障時等と火
災発生時の検出ラインは本線1つで賄うことができるた
め、当該異常時の同時検出を極めて低コストに実現する
ことが可能である。
【0026】また、請求項5記載の発明のように、請求
項1〜4のいずれか記載の中継器において、前記本線
は、前記受信機によって供給される所定電圧の電源供給
線兼信号線として構成してもよい。
【0027】この請求項5記載の発明によれば、請求項
1〜4記載の発明の効果に加えて、本線は受信機によっ
て供給される電源ラインでもあるため、異常時の検出ラ
インと電源ラインを共通化でき、異常時の検出に係るコ
スト、例えば、検出用の信号線を別途設ける費用等を省
略することができる。
【0028】また、請求項6記載の発明のように、火災
報知システムとして、請求項1〜5のいずれか記載の中
継器を備えることとしてもよい。
【0029】この請求項6記載の発明によれば、請求項
1〜5記載の発明の効果を備えた中継器を備えることに
よって、断線故障時にも中継器の移報監視を可能とし、
かつ、低コストに当該機能を実現する火災報知システム
を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
火災報知システムの実施の形態を詳細に説明する。な
お、本発明は支線回路に発生する断線故障あるいは電源
故障等に適用できるが、以下の説明においては説明を簡
明にするため、断線故障についてのみ説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1〜図2は、本発
明を適用した第1の実施の形態における火災報知システ
ム1を示す図である。
【0032】火災報知システム1では、従来の図5に示
した火災報知システム100の回路構成と同一の部分に
は同一符号を付している。また、本発明を適用した火災
報知システム1の全体構成は、従来の火災報知システム
100と同一であるため、全体構成の説明を省略し、本
発明の特徴である中継器に係る回路構成及び動作を中心
として、以下詳細に説明する。
【0033】まず、構成を説明する。図1は、本発明を
適用した第1の実施の形態における火災報知システム
1、及び正常時における火災報知システム1内の中継器
10の回路構成を示す図である。図1において、中継器
10は、従来の図5に示した火災報知システム100に
おける中継器10−1を示しており、入力端子Li1と
出力端子Lo1に本線L1が、入力端子Ci1と出力端
子Co1に本線C1が接続されている。また、受信機2
0によって、本線L1に正極、本線C1に負極の一定電
圧が供給されている。また、端子L11、C11には支
線回路10bが接続されており、端子L11に支線Lb
1が、端子C11に支線Cb11が接続されている。
【0034】中継器10は、本線移報回路11と、支線
移報回路12とから構成されており、本線移報回路11
は、リレーrf1と、切換リレーrt1、rt2と、入
力端子Li1、Ci1と、出力端子Lo1、Co1とか
ら構成されている。入力端子Li1は、リレーrf1の
一端と、切換リレーrt1の固定接点rt1aに接続さ
れており、入力端子Ci1は、リレーrf1の他端と、
切換リレーrt2の固定接点rt2aに接続されてい
る。また、出力端子Lo1は、切換リレーrt1の切換
接点rt1b及び切換リレーrt2の切換接点rt2c
に接続されており、出力端子Co1は、切換リレーrt
1の切換接点rt1c及び切換リレーrt2の切換接点
rt2bに接続されている。
【0035】また、リレーrf1は、a接点の電磁リレ
ーであり、図1に示す通り、正常時には励磁されていな
い電磁コイルRFによって開状態に保たれている。そし
て、後述するが、火災を検出した場合には、電磁コイル
RFによってリレーrf1の接点が閉じられ、本線L1
と本線C1が短絡される。
【0036】また、切換リレーrt1、rt2は、電磁
コイルRTによって連動して切り替えられるように構成
されており、正常時においては、励磁された電磁コイル
RTによって、切換リレーrt1は固定接点rt1aと
切換接点rt1bが、切換リレーrt2は固定接点rt
2aと切換接点rt2bが接続されるよう保持されてい
る。従って、正常時においては、入力端子Li1は切換
リレーrt1を介して出力端子Lo1に接続され、入力
端子Ci1は切換リレーrt2を介して出力端子Co1
に接続されているため、本線L1が正極、本線C1が負
極とした電源が、中継器10以降の中継器に供給され
る。
【0037】そして、後述するが、支線回路10b内の
断線故障が検出された場合には、切換リレーrt1、r
t2は、電磁コイルRTによって接続が切り替えられ、
入力端子Li1と出力端子Co1、入力端子Ci1と出
力端子Lo1が接続される。従って、本線L1と本線C
1の極性が反転された電源が、中継器10以降の中継器
に供給される。ただし、各々の中継器に本線の極性検出
回路を具備させ、本線の極性が既に反転されている場合
には、異常時であっても切換リレーrt1、rt2を切
り替えないようにして、異常時の状態を維持させるよう
にしてもよい。
【0038】また、出力端子Lo1、Co1以降には、
中継器10と同一の中継器が複数接続されており、本線
L1と本線C1の最終段には終端器30が接続されてい
る。この終端器30は、ダイオード31と抵抗32によ
り構成されており、ダイオード31のアノードに本線L
1が、抵抗32を介したダイオード31のカソードに本
線C1が接続されている。従って、断線故障が検出さ
れ、本線L1、C1の電源の極性が反転された場合に
は、ダイオード31によって、本線L1、C1間の導通
が断たれ、本線は非導通となる。また、火災が検出さ
れ、リレーrf1が閉じられた場合には、本線L1、C
1間が短絡されるため、終端器30は通電しないことと
なる。
【0039】また、図1において、支線移報回路12
は、直流定電圧の電源111と、pnp型トランジスタ
(以下、「トランジスタ」と呼ぶ。)112、113、
114、115と、抵抗116、117、118、12
0、121と、定電圧ダイオード119と、電磁コイル
RF、RTとから構成されている。
【0040】電源111による正極ラインには、トラン
ジスタ112、113、114、115のエミッタと抵
抗116の一端とが接続されており、抵抗116の他端
は、端子L11に接続されている。また、端子L11に
は、抵抗117、118の一端が接続されており、抵抗
117の他端はトランジスタ115のベースに、抵抗1
18の他端は定電圧ダイオード119のカソードに接続
されている。また、定電圧ダイオード119のアノード
はトランジスタ112のベースに接続されている。
【0041】電源111の負極ラインには、電磁コイル
RF、RTの一端と、抵抗120、121の一端と、端
子C11が接続されており、電磁コイルRFの他端はト
ランジスタ112のコレクタと、電磁コイルRTの他端
はトランジスタ113のコレクタと接続されている。ま
た、抵抗120の他端はトランジスタ113のベース及
びトランジスタ114のコレクタと、抵抗121の他端
は、トランジスタ114のベース及びトランジスタ11
5のコレクタと接続されている。
【0042】また、支線回路10bは、従来の火災報知
システム100と同様に、端子L11と端子C11に接
続されており、支線Lb1と支線Cb1間に、複数の感
知器Dが並列に接続されている。そして、感知器Dによ
って火災が検出された場合には、支線Lb1と支線Cb
1とが短絡される。また、支線回路10bの最終段には
終端器41が接続されている。
【0043】次に、正常時、火災発生時、断線故障時に
おける中継器20及び火災報知システム1の移報動作に
ついて説明する。
【0044】まず、正常時においては、感知器Dによっ
て支線Lb1、Cb1が短絡されていないため、支線回
路10bは終端器41を介した閉回路となっている。こ
のため、支線移報回路12の抵抗118は、終端器41
の抵抗値によって、電源111の電源電圧が分圧されて
印加されている。従って、定電圧ダイオード119は、
ツェナー電圧まで印加されず、トランジスタ112がO
Nとはならない。即ち、電磁コイルRFは通電せず、励
磁されないため、本線移報回路11のリレーrf1は開
状態となる。
【0045】また、支線回路10bが閉回路であるた
め、抵抗117を介してトランジスタ115のベースに
電流が流れ、トランジスタ115はONとなる。そし
て、トランジスタ115がONとなったことにより、ト
ランジスタ114のベースに逆電圧が印加されるため、
トランジスタ114はOFFとなる。また、トランジス
タ114がOFFのために、トランジスタ113のベー
スに順方向の電圧が印加され、トランジスタ113がO
Nとなって、電磁コイルRTが励磁される。従って、電
磁コイルRTの励磁によって、切換リレーrt1は固定
接点rt1aと切換接点rt1bが接続され、切換リレ
ーrt2は固定接点rt2aと切換接点rt2bが接続
される。即ち、入力端子Li1は出力端子Lo1に接続
され、入力端子Ci1は出力端子Co1に接続される。
【0046】以上の通り、正常時における火災報知シス
テム1は、本線L1に正極、本線C1に負極の電源が供
給されており、中継器10のリレーrf1は開状態とな
っている。従って、終端器30のダイオード31には順
方向の電圧が印加されるため、受信機20は、終端器3
0内の抵抗32の抵抗値を検出することによって、火災
報知システム1が設置された住棟内が、正常状態である
ことを検知する。
【0047】次に、火災発生時の移報動作について説明
する。まず、検知器Dによって火災が検出され、支線L
b1と支線Cb1が短絡されると、抵抗118には、終
端器41による分圧のない、電源111の電源電圧が直
接印加されることとなり、定電圧ダイオード119にツ
ェナー電圧が印加される。このため、トランジスタ11
2がONとなって、電磁コイルRFが励磁され、本線移
報回路11のリレーrf1が閉じられる。従って、本線
L1と本線C1が短絡される。
【0048】また、支線Lb1と支線Cb1が短絡され
るが、支線回路10bが閉回路として導通しているため
に、支線移報回路12は、正常時と同様に、トランジス
タ115がON、トランジスタ114がOFF、トラン
ジスタ113がONとなって、電磁コイルRTが励磁さ
れる。従って、切換リレーrt1は固定接点rt1aと
切換接点rt1bが接続され、切換リレーrt2は固定
接点rt2aと切換接点rt2bが接続される。
【0049】以上の通り、火災発生時において、本線L
1と本線C1は、中継器20によって短絡される。そし
て、受信機20は、この短絡を検出することによって、
住棟内で火災が発生したことを検知する。
【0050】次に、断線故障時の移報動作について説明
する。まず、支線回路10bが断線故障によって、非導
通の状態となる。このため、定電圧ダイオード119に
は、順方向の電圧が印加されることとなり、トランジス
タ112はOFFとなる。従って、電磁コイルRFは通
電せず、励磁されないために、リレーrf1は開状態と
なる。
【0051】また、支線回路10bが非導通のため、ト
ランジスタ115のベースには逆方向の電圧が印加され
ることとなり、トランジスタ115はOFFとなる。そ
して、トランジスタ115がOFFとなったことによ
り、トランジスタ114のベースに順方向の電圧が印加
され、トランジスタ114がONとなる。また、トラン
ジスタ114がONのために、トランジスタ113のベ
ースに逆電圧が印加されるため、トランジスタ113は
OFFとなって、電磁コイルRTの励磁が解除される。
従って、切換リレーrt1は固定接点rt1aと切換接
点rt1cが接続され、切換リレーrt2は固定接点r
t2aと切換接点rt2cが接続される。即ち、入力端
子Li1と出力端子Co1が、入力端子Ci1と出力端
子Lo1が接続されて、中継器10以降の中継器には、
極性が反転された電源が供給される。
【0052】以上の通り、断線故障時において、リレー
rf1は開状態であり、かつ、中継器10以降の本線L
1と本線C1には、極性が反転された電源が供給される
こととなる。従って、終端器30のダイオード31には
逆方向の電圧が印加されるため、受信機20において
は、本線L1、C1が非導通となったことを検出するこ
とによって、火災報知システム1の断線を検知する。
【0053】しかし、終端器30内において非導通では
あるが、各中継器には、極性に関わらず電源は供給され
ている。従って、この状態においても、火災検出が可能
である。中継器10以外の中継器が断線故障し、中継器
10が火災を検出した場合を例に挙げて説明する。ま
ず、感知器Dによって火災が検出されると、支線Lb1
と支線Cb1が短絡される。このため、上記火災発生時
の移報動作と同様に、抵抗118には、電源111の電
源電圧が印加されることとなり、定電圧ダイオード11
9がツェナー電圧に印加されて、トランジスタ112が
ONとなり、電磁コイルRFが励磁され、リレーrf1
が閉じられる。即ち、本線L1、C1に供給される電源
の極性に関わらず、本線L1と本線C1が短絡される。
従って、断線故障時においても、火災報知システム1
は、火災の検出・移報が可能となる。
【0054】図2は、火災報知システム1の各状態にお
ける受信機20による本線の検出状態を示す図である。
【0055】上記の通り、正常時において、火災報知シ
ステム1は、本線L1、C1の極性が反転されず、ま
た、リレーrf1は開状態である。このため、受信機2
0は、終端器30の抵抗32の抵抗値を検出することに
よって、火災報知システム1が正常状態であることを検
知することができる。
【0056】火災発生時において、火災報知システム1
は、本線L1、C1の極性に関わらず、リレーrf1が
閉じられるため、本線L1、C1が短絡される。このた
め、受信機20は、本線L1、C1の短絡を検出するこ
とによって、火災報知システム1が設置された住棟内の
火災を検知することができる。
【0057】断線故障時において、火災報知システム1
は、断線が発生した中継器以降の本線L1、C1の極性
が反転されるため、終端器30が非導通となる。このた
め、受信機20は、本線L1、C1の非導通を検出する
ことによって、火災報知システム1内の断線を検知する
ことができる。また、この断線故障時において、火災が
発生した場合にも、リレーrf1が閉じられ、本線L
1、C1が短絡されるため、受信機20が、本線L1、
C1の短絡を検出することによって、火災報知システム
1が設置された住棟内の火災を検知することができる。
【0058】したがって、受信機は、断線故障時におい
ても火災の検知が可能となる。また、さらに、本線1つ
によって断線故障検出と火災発生検出の監視が可能とな
るため、2つの検出機能を低コストに実現することがで
きる。
【0059】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲、即ち、断線故障時において、本線の電源供給が確保
され、受信機による終端器の検出ができない状態が確保
されさえすれば、例えば、本線移報回路11内の回路構
成と終端器30内の回路構成を変更する等の回路構成の
変更が適宜可能であることはいうまでもない。
【0060】(第2の実施の形態)次に、本発明を適用
した第2の実施の形態における火災報知システム2につ
いて、図3〜図4を参照して説明する。
【0061】図3は、火災報知システム2、及び正常時
における火災報知システム2内の中継器10の回路構成
を示す図である。図3において、火災報知システム2
は、第1の実施の形態における火災報知システム1の中
継器10内の本線移報回路11及び、終端器30の回路
構成を変更した構成であるため、火災報知システム1と
同一の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略す
るとともに、相違点のみを中心として以下詳細に説明す
る。
【0062】まず、構成を説明する。火災報知システム
2は、受信機20によって本線L1、C1を介して各中
継器に電源が供給されるが、コンデンサ34によって、
電源供給時における終端器30´内が非導通となってい
る。また、この電源供給において、火災報知システム2
は、同じく受信機20によって、所定周期毎に、短時間
の電源断が発生されるよう構成されている。この電源断
の際に、コンデンサ34に蓄えられた逆方向の電力がパ
ルスとなって本線L1、C1に伝達される。即ち、火災
報知システム2は、受信機20がこのコンデンサ34か
ら出力されるパルスを検出することによって、火災報知
システム2が正常状態であることを検知し、該パルスが
検出されなくなった場合に異常状態を検知するシステム
である。
【0063】図3において、中継器10の本線移報回路
11´は、リレーrf1、rt3と、ダイオード101
と、入力端子Li1、Ci1と、出力端子Lo1、Co
1とから構成されている。入力端子Li1は、リレーr
f1の一端と、リレーrt3の一端、及びダイオード1
01のアノードに接続されており、入力端子Ci1は、
リレーrf1の他端、及び出力端子Co1に接続されて
いる。また、リレーrt3の他端とダイオード101の
カソードは、出力端子Lo1に接続されている。
【0064】リレーrf1は、a接点の電磁リレーであ
り、図3に示す通り、正常時には励磁されていない電磁
コイルRFによって開状態に保たれている。そして、火
災を検出した場合には、電磁コイルRFによってリレー
rf1の接点が閉じられ、本線L1と本線C1が短絡さ
れる。
【0065】リレーrt3は、同じくa接点の電磁リレ
ーであるが、図3に示す通り、正常時には励磁された電
磁コイルRTによって閉状態に保持されている。そし
て、断線を検出した場合には、電磁コイルRTによって
リレーrt3の接点が開かれて、ダイオード101側に
電流が通電するように切り替わえられる。
【0066】また、終端器30´は、直列に接続された
抵抗33及びコンデンサ34によって構成されており、
本線L1と本線C1間に接続されている。
【0067】支線移報回路12及び支線回路10bは、
第1の実施の形態における火災報知システム1の回路構
成及び動作と同一であるため、説明を省略し、次に、正
常時、火災発生時、断線故障時における中継器20及び
火災報知システム2の移報動作について、本線移報回路
11´及び終端器30´を中心として説明する。
【0068】まず、正常時においては、電磁コイルRF
が励磁されないために、リレーrf1は開状態となり、
また、電磁コイルRTが励磁されているために、リレー
rt3が閉状態となる。そのため、リレーrt3を介し
て、入力端子Li1と出力端子Lo1が接続される。従
って、受信機20は、電源供給時においては、終端器3
0´のコンデンサ34によって、本線L1、C1が非導
通の状態であることを検出し、かつ、電源断時において
は、コンデンサ34からの出力パルスを検出する。即
ち、受信機20は、電源供給時の非導通と、電源断時の
パルス検出によって、火災報知システム2が正常状態で
あることを検知する。
【0069】次に、火災発生時においては、電磁コイル
RFが励磁されるために、リレーrf1の接点が閉じら
れる。従って、本線L1と本線C1が短絡されるため、
受信機20は、この短絡を検出することによって、住棟
内で火災が発生したことを検知する。また、正常時と同
様に、電磁コイルRTが励磁されているため、リレーr
t3が閉状態であるが、本線L1と本線C1が短絡され
ているため、受信機20は、コンデンサ34によって伝
達されるパルスを検出することができない。即ち、受信
機20は、電源供給時における本線L1、C1が短絡し
ている状態であることを検出することによって、住棟内
で火災が発生したことを検知する。
【0070】次に、断線故障時においては、電磁コイル
RFが励磁されないために、リレーrf1は開状態とな
り、また、電磁コイルRTが励磁されないために、リレ
ーrt3も開状態となる。このため、受信機20による
電源供給時には、ダイオード101を介して、各中継器
に電源が供給されるが、電源断には、コンデンサ34か
らの出力パルスは、ダイオード101に対して逆方向で
あるため、受信機20へ伝達されない。従って、受信機
20は、電源断時におけるコンデンサ34からの出力パ
ルスを検出できない場合に、火災報知システム2内に断
線故障が発生したことを検知する。
【0071】さらに、この断線故障時に火災が発生した
場合には、電磁コイルRFが励磁されるため、リレーr
f1の接点が閉じられ、本線L1、C1が短絡される。
従って、受信機20は、断線故障時にあっても、本線L
1、C1の短絡を監視することによって、住棟内での火
災を検知することができる。
【0072】ここで、図4に、火災報知システム2の各
状態における受信機20による本線の検出状態と、コン
デンサ34からの出力パルスの検出状態を示す。
【0073】以上のように、受信機による電源供給と、
状態監視とが、第1の実施の形態と異なる場合であって
も、断線故障時及び火災発生時の検出に係る本発明を容
易に適用することができる。したがって、本第2の実施
の形態においても、第1の実施の形態と同様に、受信機
は、断線故障時においても火災の検知が可能となる。ま
たさらに、本線1つによって断線故障検出と火災発生検
出の監視が可能となるため、2つの検出機能を低コスト
に実現することができる。
【0074】なお、上記第1の実施の形態および第2の
実施の形態においては、断線故障を検出するために、正
常時に電磁コイルRTが励磁される構造となっている
が、この構造としておくと、支線回路の電源111に何
らかの故障が発生し、電源供給が行われなくなった場合
にも、上記電磁コイルRTが、断線故障時と同様に励磁
されなくなり、受信機へ異常が発生したことを移報する
ことができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、例えば、
支線回路の断線故障あるいは電源故障時には、移報回路
によって本線の電圧レベルが変更等されるが、電圧レベ
ルが変更等されたとしても、本線における電流は、依
然、中継器に入出力されている。このため、支線回路の
断線故障時においても、受信機は、本線の状態、即ち、
火災報知システムの監視を継続することができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、受信機が、終端器の検出可否
を監視することによって、容易に断線故障等を検出する
ことができる。
【0077】請求項3及び4記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加えて、受信機は、終端器の検
出可否を監視することによって、容易に断線故障等を検
出することができ、さらに、その際の移報回路の動作
は、本線の極性反転、若しくは整流といった簡便な方法
で行うことができるため、断線故障等の検出機能を低コ
ストに実現することができる。また、断線故障等によっ
て本線の極性が反転、若しくは整流された場合であって
も、火災による感知器の感知動作は、本線の短絡である
ため、断線故障時等と火災発生時の検出を同時に行うこ
とができる。さらに、断線故障時等と火災発生時の検出
ラインは本線1つで賄うことができるため、当該異常時
の同時検出を極めて低コストに実現することが可能であ
る。
【0078】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4記載の発明の効果に加えて、本線は受信機によって供
給される電源ラインでもあるため、異常時の検出ライン
と電源ラインを共通化でき、異常時の検出に係るコス
ト、例えば、検出用の信号線を別途設ける費用等を省略
することができる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5記載の発明の効果を備えた中継器を備えることによっ
て、断線故障時にも中継器の移報監視を可能とし、か
つ、低コストに当該機能を実現する火災報知システムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における火災報知システム
1、及び正常時における火災報知システム1内の中継器
10の回路構成を示す図。
【図2】図1の火災報知システム1の各状態における受
信機20による本線の検出状態を示す図。
【図3】第2の実施の形態における火災報知システム
2、及び正常時における火災報知システム2内の中継器
10の回路構成を示す図。
【図4】図3の火災報知システム2の各状態における受
信機20による本線の検出状態と、コンデンサ34から
の出力パルスの検出状態を示す図。
【図5】従来の火災報知システム100の構成を示す
図。
【符号の説明】
1、2、100 火災報知システム 10 中継器 11 本線移報回路 12 支線移報回路 rf1、rt3 リレー rt1、rt2 切換リレー RF、RT 電磁コイル 101 ダイオード Lb1、Cb1 支線 10b 支線回路 D 感知器 41 終端器 20 受信機 30 終端器 L1、C1 本線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 3/58 H04B 3/58 (72)発明者 桜井 和義 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA02 AA03 AA13 AB11 AB12 AB26 AB31 AC07 5C087 CC05 CC22 DD04 DD26 FF01 FF03 FF04 FF06 FF12 GG36 GG55 GG56 GG70 GG79 5G405 AA03 AD02 BA01 CA15 CA48 DA02 DA06 DA11 DA13 DA16 EA11 EA31 EA43 5K046 BA02 CC15 KK06 PP01 PS05 PS31 YY01 ZZ11 ZZ19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機と終端器間を接続する本線の途中に
    縦続接続され、前記受信機が前記本線の状態に基づいて
    監視を行う火災報知システムにおける中継器において、 感知器が接続された支線回路と、 前記本線に縦続接続して、該本線の入力を、前記支線回
    路が正常時には直接出力し、前記支線回路が異常時には
    移報回路を介して出力する縦続回路と、 を備えたことを特徴とする中継器。
  2. 【請求項2】前記移報回路は、前記支線回路の異常時
    に、前記本線から入力される電圧を所定値に変更するこ
    とにより、前記受信機による前記終端器の検出を不可能
    とすることを特徴とする請求項1記載の中継器。
  3. 【請求項3】前記移報回路は、前記支線回路の異常時に
    前記本線の極性を反転することにより、前記受信機によ
    る前記終端器の検出を不可能とし、前記感知器の感知時
    に前記本線を短絡することを特徴とする請求項1記載の
    中継器。
  4. 【請求項4】前記移報回路は、前記支線回路の異常時に
    前記本線を整流することにより、前記受信機による前記
    終端器の検出を不可能とし、前記感知器の感知時に前記
    本線を短絡することを特徴とする請求項1記載の中継
    器。
  5. 【請求項5】前記本線は、前記受信機によって供給され
    る所定電圧の電源供給線兼信号線であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか記載の中継器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載の中継器を備
    えることを特徴とする火災報知システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040016544A (ko) * 2002-08-17 2004-02-25 이상훈 화재감시수신반에 전기의 정상작동 감시장치를 내장한경보시스템
KR101175151B1 (ko) 2011-06-17 2012-08-20 현대인프라코어 주식회사 화재 경보 선로의 이상 진단 방법 및 이를 수행할 수 있는 r형 수신기
JP2013109627A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Nohmi Bosai Ltd 火災報知設備及びそれに利用する中継器
JP2013164669A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Hochiki Corp 警報システム

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