JP2000339561A - 遠隔試験機能付き中継器及び自動火災報知システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機の感知器配線電圧と遠隔試験対応感知器
の定格電圧が異なる場合であっても、感知器の遠隔試験
ができるようにする。 【解決手段】中継器１は、受信機２から電源ライン（Ｉ
＋，Ｉ−）を通じて供給される電源電圧を、感知器ライ
ン（ＳＬ，ＳＣ）に接続された感知器Ｓ１の動作電圧に
変換する電圧変換手段１０と、感知器Ｓ１の作動及び感
知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）の断線を検出する火災・断線
検出手段１１と、感知器ライン（Ｌ，Ｃ）を通じて受信
機２に信号出力する信号出力手段１２と、端子Ｐ１〜Ｐ
６に接続された試験器と、感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）
と火災・断線検出手段１１の少なくとも一方を接続し
て、遠隔試験対応感知器Ｓ１の動作試験と、中継器１の
動作試験とを可能にする試験切換手段１３とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、試験器を接続し、
この試験器により感知器の動作試験ができる遠隔試験機
能付き中継器及び自動火災報知システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、ビルやマンションには自動火
災報知システムが導入されており、警備室や管理室など
に受信機を設置し、この受信機によって、適所に設置さ
れた防災機器の作動を監視管理している。防災機器に
は、感知器ラインに接続された火災感知器、ガス検知器
ラインに接続されたガス検知器、地区ベルラインに接続
された地区ベル、防排煙ラインに接続された防排煙機器
などがあり、例えば、感知器ラインに接続された火災感
知器が、煙や熱などを検知して発報すると、受信機で
は、火災警報を出力するとともに、火災が発生したこと
を火災代表灯を点灯させ、その火災感知器が設置された
場所を火災地区表示灯を点灯させることによって知らせ
ている。図４（ａ）は、このような自動火災報知システ
ムの構成の例を示す図であり、受信機１００には、１又
は複数の火災感知器Ｓ１０１（一般感知器）を接続し、
その終端に終端器Ｒを接続した感知器ラインを接続して
いる。

【０００３】このようなシステムにおいて、火災感知器
Ｓ１０１の動作試験（点検）をするときに、従来は、加
煙試験器などを用いて、直接、火災感知器を発報させて
いたが、高い天井や屋根裏などに設置された火災感知器
Ｓ１０１を試験するのは困難であり、時間がかかるとい
う問題があった。そこで、現在では、感知器には、受信
機から導出されている感知器ラインに、試験器を接続し
て試験ができる遠隔試験対応感知器がある。図４（ｂ）
は、このような遠隔試験を可能としたシステムの構成図
である。この場合の受信機１０１は、中継器１１０を介
して、１又は複数の遠隔試験対応感知器Ｓ１０２を接続
し、その終端には終端器Ｒを設けている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
自動火災報知システムでは、遠隔試験対応感知器Ｓ１０
２は、定格電圧がＤＣ１２Ｖであるため、図４（ａ）に
示した、感知器配線電圧がＤＣ２４Ｖである受信機１０
０に、そのまま接続することができなかった。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたものであり、受信
機の感知器配線電圧と、遠隔試験対応感知器の定格電圧
が異なる場合であっても、感知器の遠隔試験ができるよ
うにする遠隔試験機能付き中継器、及びこの中継器を備
えた自動火災報知システムを提供することを目的として
いる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１〜請求項６には、遠隔試験機能付
き中継器を提案しており、請求項１の中継器は、受信機
から導出された第１の感知器ライン及び電源ラインと、
１又は複数の遠隔試験対応感知器を接続した第２の感知
器ラインとを接続する中継器であって、受信機から電源
ラインを通じて供給される電源電圧を、第２の感知器ラ
インに接続された遠隔試験対応感知器の動作電圧に変換
する電圧変換手段と、遠隔試験対応感知器の作動及び第
２の感知器ラインの断線を検出する火災・断線検出手段
と、火災・断線検出手段による検出を、第１の感知器ラ
インを通じて受信機に信号出力する信号出力手段と、試
験器を接続する端子を有し、この端子に接続された試験
器と、第２の感知器ラインと火災・断線検出手段の少な
くとも一方を接続して、試験器による遠隔試験対応感知
器の動作試験と、火災・断線検出手段の作動によるこの
中継器の動作試験とを可能にする試験切換手段とを備え
る。

【０００６】請求項２では、請求項１において、受信機
から導出された第１の感知器ラインには、受信機からの
電源供給によって作動する、１又は複数の火災感知器を
接続したことを特徴とする。すなわち、受信機には、こ
の受信機に従来から接続することができ、受信機から電
源供給を受けて作動していた火災感知器（一般感知器）
を接続できる。

【０００７】請求項３では、請求項１又は請求項２にお
いて、信号出力手段には、受信機から導出された第１の
感知器ラインの終端位置に、終端器を内蔵していること
を特徴とする。請求項４では、請求項１又は請求項２に
おいて、信号出力手段には、受信機から導出された第１
の感知器ラインの終端位置に、終端器を外部接続するこ
とを特徴とする。

【０００８】請求項５では、請求項１〜請求項４のいず
れかにおいて、信号出力手段は、火災・断線検出手段に
よる検出を、第１の感知器ラインを通じて受信機に信号
出力するリレー接点で構成されていることを特徴とす
る。請求項６では、請求項５において、信号出力手段
は、第１の感知器ラインを断線させる断線用接点と、第
１の感知器ラインを短絡させる２つの火災用接点とを備
えており、この２つの火災用接点は、断線用接点を挟む
ように並列に設けられていることを特徴とする。

【０００９】請求項７に記載の自動火災報知システムで
は、少なくとも、受信機と、この受信機から導出された
第１の感知器ライン及び電源ラインに接続された請求項
１〜請求項６のいずれかに記載の遠隔試験機能付き中継
器と、この中継器に第２の感知器ラインを介して接続さ
れた１又は複数の遠隔試験対応感知器とで構成される。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図１は、遠隔試験機能付
き中継器の構成を示した図である。この遠隔試験機能付
き中継器１は、受信機２から導出された第１の感知器ラ
イン（Ｌ，Ｃ）及び電源ライン（Ｉ＋，Ｉ−）と、１又
は複数の遠隔試験対応感知器Ｓ１を接続し、終端に終端
器Ｒ１を備えた第２の感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）とを
接続する。

【００１１】この中継器１において、電圧変換手段であ
るＤＣ２４Ｖ→１２Ｖ変換回路１０は、受信機２から電
源ライン（Ｉ＋，Ｉ−）を通じて供給される電源電圧
を、第２の感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）に接続された遠
隔試験対応感知器Ｓ１の動作電圧に変換する。これによ
って、受信機２から供給される電源電圧（２４Ｖ）と、
遠隔試験対応感知器Ｓ１の定格電圧（１２Ｖ）が異なっ
ていても、両者を接続することが出来る。

【００１２】火災・断線検出手段である火災・断線検出
回路１１は、遠隔試験対応感知器Ｓ１の作動及び第２の
感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）の断線を検出する。信号出
力手段である信号出力回路１２は、火災・断線検出回路
１１による検出を、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）を通
じて受信機２に信号出力する。試験切換手段である試験
切換回路１３は、試験器（不図示）を接続する端子Ｐ１
〜Ｐ６を有しており、この端子Ｐ１〜Ｐ６に接続された
試験器と、第２の感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）及び火災
・断線検出回路１１を接続して、試験器による遠隔試験
対応感知器Ｓ１の動作試験と、火災・断線検出回路１１
の作動によるこの中継器１の動作試験とを可能にする。

【００１３】遠隔試験対応感知器Ｓ１が動作すると、感
知器Ｓ１の内部のサイリスタが動作し、第２の感知ライ
ン（ＳＬ，ＳＣ）が短絡した状態と同様の状態になる。
これによって、火災・断線検出回路１１では、電流がダ
イオードＤＡ、抵抗ＲＡに流れ、コンパレータＣＢの＋
入力が降下し、基準電圧側である−入力を下回ると、コ
ンパレータＣＢの出力がオンになり、火災リレーＲＹＢ
がオンする。すると、信号出力回路１２の火災用接点Ｒ
ＹＢが閉じ、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）が短絡し、
受信機２に火災信号が送られる。

【００１４】遠隔試験対応感知器Ｓ１を接続した第２の
感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）が断線していない状態で
は、火災・断線検出回路１１のダイオードＤＡと抵抗Ｒ
Ａを通じて終端器Ｒ１に電流が流れており、コンパレー
タＣＡの＋入力には、電源電圧から抵抗ＲＡ分が電圧降
下した電圧が入力されているが、第２の感知器ライン
（ＳＬ，ＳＣ）が断線したり、終端器Ｒ１が外れると、
電圧降下がなくなり、コンパレータＣＡの＋入力電圧は
上昇する。このとき、コンパレータＣＡの−入力は基準
電圧であり、コンパレータＣＡの＋入力の変動の中央値
に設定しておけば、断線時には、コンパレータＣＡの出
力がオフになり、断線リレーＲＹＡによって、信号出力
回路１２の断線用接点ＲＹＡが開く。この断線用接点Ｒ
ＹＡは、常時は閉じられており、この接点ＲＹＡが開く
ことにより、中継器１の信号出力回路１２に内蔵された
終端器Ｒ２を、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）から強制
的に外し、断線状態にすることができる。これによっ
て、受信機２は、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）又は第
２の感知器ライン（ＳＬ，ＳＣ）の断線を検出できる。

【００１５】ここでは、信号出力回路１２には、受信機
２に対する第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）の終端器Ｒ２
を、中継器１に内蔵するように設けているので、この中
継器１以外に、従来のように、配線の終端に終端器を接
続する作業が必要でなくなり、施工時の作業効率が向上
する。試験切換回路１３の端子（ピン）Ｐ１〜Ｐ６に試
験器を接続したときには、試験器からの電源供給により
リレーＲＹＣが動作し、接点ＲＹＣが切り換わって、端
子Ｐ１，Ｐ２を通じて、試験器と第２の感知器ライン
（ＳＬ，ＳＣ）が接続されるとともに、端子Ｐ３，Ｐ４
を通じて、試験器と火災・断線検出回路１１とが接続さ
れる。これによって、試験器を操作すれば、感知器Ｓ１
を作動させ、試験器で感知器Ｓ１の動作を確認できる。
また、中継器１の火災・断線検出回路１１を作動させ、
受信機２において中継器１の動作を確認できる。

【００１６】なお、ここでは、感知器Ｓ１と中継器１の
双方を試験できるようになっているが、本発明ではこれ
には限定されず、いずれか一方のみを試験できるように
してもよい。図２には、本発明の自動火災報知システム
のシステム構成を示している。（ａ）は、図１に示した
システム構成を簡略的に示しており、中継器１は、受信
機２から導出された第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）及び
電源ライン（Ｉ＋，Ｉ−）に接続されるとともに、１又
は複数の遠隔試験対応感知器Ｓ１を接続した第２の感知
器ライン（ＳＬ，ＳＣ）を接続する。

【００１７】（ｂ）は、（ａ）に示したシステム構成に
おいて、受信機２から導出された第１の感知器ライン
（Ｌ，Ｃ）に、受信機２からの電源供給によって作動す
る、１又は複数の火災感知器Ｓ２（以下、「一般感知
器」という）を接続している。すなわち、受信機２に
は、その受信機２に従来から接続することができ、受信
機２から電源供給を受けて作動する火災感知器Ｓ２を接
続できる。これによって、受信機２では、従来と同様に
一般感知器Ｓ２の作動及び第１の感知器ライン（Ｌ，
Ｃ）の断線も併せて検出できる。

【００１８】（ｃ）は受信機２から導出された第１の感
知器ライン（Ｌ，Ｃ）に一般感知器Ｓ２を接続するとと
もに、中継器１Ａを介して、更に他の一般感知器Ｓ２を
接続している。そして、中継器１Ａには、受信機２から
導出された第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）の終端位置に
接続されるように、信号出力回路１２ａに終端器Ｒ２’
を外部接続している。

【００１９】図３には、この場合の中継器１Ａの構成の
例を示している。図示した中継器１Ａは、図１に示した
中継器１の構成とは、信号出力回路１２ａのみが異なっ
ており、一般感知器Ｓ２を端子（ア、イ）に接続すると
ともに、終端器Ｒ２’を端子（ウ，エ）に接続してい
る。ここでは、信号出力回路１２ａは、火災・断線検出
回路１１による検出を、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）
を通じて受信機２に信号出力するリレー接点ＲＹＡ，Ｒ
ＹＢ１，ＲＹＢ２で構成されており、回線に極性を持た
ないので、一般感知器Ｓ１や終端器Ｒ２’の接続を誤っ
たとしても、正常に動作するようになっている。

【００２０】具体的には、図示した状態から次の７パタ
ーン（〜）の状態のいずれに接続を変化させたとき
でも正常に動作する。その変化とは、（ア、イ）を
（イ、ア）と接続、（ウ、エ）を（エ、ウ）と接続、
（ア、イ）を（イ、ア）と接続するとともに（ウ、
エ）を（エ、ウ）と接続、（ア、イ）を（ウ、エ）に
接続するとともに（ウ、エ）を（ア、イ）に接続、
（ア、イ）を（エ、ウ）に接続するとともに（ウ、エ）
を（ア、イ）に接続、（ア、イ）を（ウ、エ）に接続
するとともに（ウ、エ）を（イ、ア）に接続、（ア、
イ）を（エ、ウ）に接続するとともに（ウ、エ）を
（イ、ア）に接続の各々の場合である。

【００２１】また、ここでは、信号出力回路１２ａは、
第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）を断線させる断線用接点
ＲＹＡと、第１の感知器ライン（Ｌ，Ｃ）を短絡させる
２つの火災用接点ＲＹＢ１，ＲＹＢ２とを備え、これら
２つの火災用接点ＲＹＢ１，ＲＹＢ２は、断線用接点Ｒ
ＹＡを挟むように並列に設けられている。このような構
成にすれば、断線が発生して、断線用接点ＲＹＡが開い
たときでも、感知器Ｓ１が作動すれば、２つの火災用接
点ＲＹＢ１，ＲＹＢ２の両方が閉じられるので、受信機
２において感知器Ｓ１の作動が検出できる。また、一般
感知器Ｓ２と終端器Ｒ２’の接続が入れ替わっていても
同様に、断線が発生して、断線用接点ＲＹＡが開いたと
きでも、感知器Ｓ１が作動すれば、２つの火災用接点Ｒ
ＹＢ１，ＲＹＢ２の両方が閉じられるので、受信機２に
おいて感知器Ｓ１の作動が検出できる。

【００２２】

【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項１〜請求項６に記載の遠隔試験機能付き中
継器は、受信機から電源ラインを通じて供給される電源
電圧を、遠隔試験対応感知器の動作電圧に変換するの
で、受信機から供給される電源電圧と、遠隔試験対応感
知器の定格電圧が異なっていても、両者の構成を変える
ことなく接続し、感知器の遠隔試験を実施を可能とす
る。また、遠隔試験対応感知器の作動及びこの感知器を
接続した感知器ラインの断線を、受信機に通知できる。

【００２３】特に、請求項２では、受信機から導出され
た感知器ラインに一般感知器も接続でき、遠隔試験対応
感知器と一般感知器のいずれの作動も、受信機側で検知
できる。また、請求項３では、中継器に終端器を内蔵し
ているので、受信機の感知器ラインに別の終端器を接続
する作業が必要なくなる。請求項５では、火災・断線の
検出を感知器ラインを通じて受信機に信号出力する構成
をリレー接点で構成しているので、配線時に極性を考慮
する必要がなく、誤動作することがない。請求項６で
は、２つの火災用接点は、断線用接点を挟むように並列
に設けているので、断線を検出した後でも、火災を検出
できる。

【００２４】請求項７に記載の自動火災報知システムで
は、請求項１〜請求項６のいずれかに記載の遠隔試験機
能付き中継器を設ければ、受信機の感知器配線電圧と、
遠隔試験対応感知器の定格電圧が異なっていても両者を
接続し、中継器に試験器を接続して、感知器の遠隔試験
を実施することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遠隔試験機能付き中継器の内部構成の
一例を示す図である。

【図２】本発明の自動火災報知システムの構成の例を示
す図である。

【図３】本発明の遠隔試験機能付き中継器の内部構成の
他の例を示す図である。

【図４】従来の自動火災報知システムの構成の例を示す
図である。

【符号の説明】

１，１Ａ 遠隔試験機能付き中継器 １０ ＤＣ２４Ｖ→１２Ｖ変換回路 １１ 火災・断線検出回路 １２，１２ａ 信号出力回路 ＲＹＡ 断線用接点 ＲＹＢ，ＲＹＢ１，ＲＹＢ２ 火災用接点 Ｒ２，Ｒ２’ 終端器 １３ 試験切換回路 ２ 受信機 Ｌ，Ｃ 第１の感知器ライン Ｉ＋，Ｉ− 電源ライン ＳＬ，ＳＣ 第２の感知器ライン Ｓ１ 遠隔試験対応感知器 Ｓ２ 一般感知器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C087 AA02 BB03 CC02 CC05 CC21 CC48 DD04 EE12 EE20 FF01 FF03 FF04 GG73 GG79 GG84 5G405 AA01 AA03 AA06 CA12 CA13 CA15 CA16 CA39 CA46 CA55

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】受信機から導出された第１の感知器ライン
   及び電源ラインと、１又は複数の遠隔試験対応感知器を
   接続した第２の感知器ラインとを接続する中継器であっ
   て、 上記受信機から上記電源ラインを通じて供給される電源
   電圧を、上記第２の感知器ラインに接続された遠隔試験
   対応感知器の動作電圧に変換する電圧変換手段と、 上記遠隔試験対応感知器の作動及び上記第２の感知器ラ
   インの断線を検出する火災・断線検出手段と、 上記火災・断線検出手段による検出を、上記第１の感知
   器ラインを通じて上記受信機に信号出力する信号出力手
   段と、 試験器を接続する端子を有し、この端子に接続された試
   験器と、上記第２の感知器ラインと上記火災・断線検出
   手段の少なくとも一方を接続して、試験器による遠隔試
   験対応感知器の動作試験と、上記火災・断線検出手段の
   作動によるこの中継器の動作試験とを可能にする試験切
   換手段とを備えた、遠隔試験機能付き中継器。
2. 【請求項２】上記受信機から導出された第１の感知器ラ
   インには、受信機からの電源供給によって作動する、１
   又は複数の火災感知器を接続したことを特徴とする、請
   求項１に記載の遠隔試験機能付き中継器。
3. 【請求項３】上記信号出力手段には、上記受信機から導
   出された第１の感知器ラインの終端位置に、終端器を内
   蔵していることを特徴とする、請求項１又は請求項２に
   記載の遠隔試験機能付き中継器。
4. 【請求項４】上記信号出力手段には、上記受信機から導
   出された第１の感知器ラインの終端位置に、終端器を外
   部接続することを特徴とする、請求項１又は請求項２に
   記載の遠隔試験機能付き中継器。
5. 【請求項５】上記信号出力手段は、上記火災・断線検出
   手段による検出を、上記第１の感知器ラインを通じて上
   記受信機に信号出力するリレー接点で構成されているこ
   とを特徴とする、請求項１〜請求項４のいずれかに記載
   の遠隔試験機能付き中継器。
6. 【請求項６】上記信号出力手段は、上記第１の感知器ラ
   インを断線させる断線用接点と、上記第１の感知器ライ
   ンを短絡させる２つの火災用接点とを備えており、 上記２つの火災用接点は、上記断線用接点を挟むように
   並列に設けられていることを特徴とする、請求項５に記
   載の遠隔試験機能付き中継器。
7. 【請求項７】少なくとも、受信機と、この受信機から導
   出された第１の感知器ライン及び電源ラインに接続され
   た請求項１〜請求項６のいずれかに記載の遠隔試験機能
   付き中継器と、この中継器に第２の感知器ラインを介し
   て接続された１又は複数の遠隔試験対応感知器とで構成
   された自動火災報知システム。