JP3254074B2 - 防災監視装置および点検器 - Google Patents

防災監視装置および点検器

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JP3254074B2
JP3254074B2 JP04964494A JP4964494A JP3254074B2 JP 3254074 B2 JP3254074 B2 JP 3254074B2 JP 04964494 A JP04964494 A JP 04964494A JP 4964494 A JP4964494 A JP 4964494A JP 3254074 B2 JP3254074 B2 JP 3254074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信機と該受信機に接
続される中継器と該中継器に接続される点検機能付き感
知器を備え、戸外点検器による感知器の点検および中継
器の点検を行う防災監視装置および点検器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災監視装置としては、例えば受
信機と、受信機に接続される中継器と、中継器に接続さ
れる火災感知器とを備えたものが知られている。火災感
知器は火災発生を検出して発報信号を感知器回線に出力
する火災感知器回路と、点検信号により火災感知回路の
点検を行う点検回路を有する。
【0003】受信機は発報信号、断線信号を受信する受
信回路と、火災警報を報知する音声報知部と、火災警報
・断線を表示する表示部と、必要な情報の入力操作を行
う操作部と、各部を制御する制御部を有する。中継器
は、火災感知器からの発報信号を検出し送信する火災検
出回路と、火災検出回路で検出した発報信号を受信機に
出力する火災出力回路と、感知器回線を復旧させる火災
復旧回路と、感知器に対し点検信号を出力する点検出力
部とを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、中継器にて感知器
の点検を行うことができるが、中継器の機能を点検する
ことができないという問題があった。本発明は、このよ
うな従来の問題点に鑑みてなされたものであって、火災
感知器の点検だけではなく、中継器の機能点検を行うこ
とができる防災監視装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の防災監視装置は、受信機11と、該
受信機11に接続される中継器8と、該中継器8に接続
され火災により生じる物理的現象の変化を検出して発報
信号を感知器回線44に出力する火災感知回路45と該
火災感知回路45の点検を行う点検回路46よりなる火
災感知器6を備え、前記中継器8に点検器17を接続し
て前記火災感知器6の点検を行う防災監視装置であっ
て、前記点検器17に、中継器8の機能を点検する機能
点検手段103を設けたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の防災監視装置の前記機能点
検手段103は、前記感知器回線44が接続される端子
間を短絡させることを特徴とする。また、本発明の防災
監視装置の前記機能点検手段103は、オン操作により
接点を閉じる手動スイッチによりなることを特徴とす
る。本発明の防災監視装置は前記中継器8から引き出さ
れた前記感知器回線44を該中継器8にループバック接
続し、前記機能点検手段103は該感知器回線44の終
端側の端子間を短絡させることを特徴とする。
【0007】また、本発明の点検器17は、中継器8に
接続して火災感知器6の点検を行う点検器であって、感
知器回線44が接続される端子間を短絡させて前記中継
器8の機能を点検する機能点検手段103を備えたこと
を特徴とする。また、本発明の点検器17の前記機能点
検手段103は、点検器17の正面に設けられた手動ス
イッチよりなることを特徴とする。
【0008】本発明の点検器17は前記中継器8から引
き出された前記感知器回線44を中継器8にループバッ
ク接続し、前記機能点検手段103は該感知器回線44
の終端側の端子間を短絡させることを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
および点検器によれば、中継器8に、中継器8の機能を
点検する機能点検手段103を設け、感知器回線44が
接続される端子間を短絡するようにしたため、疑似的に
発報信号が中継器8に出力され、中継器8の機能を点検
することができる。
【0010】すなわち、機能点検手段103を手動によ
りオン操作すると、疑似的に発報信号が切換手段を介し
て火災検出部に出力され、火災出力部から受信機11に
発報信号が送られ、受信機11に火災警報が表示され
る。また、火災検出部からの発報信号により、戸外表示
灯が点灯し、移報出力部は住宅情報盤などに移報出力を
行う。こうして、火災感知器だけでなく、中継器の機能
を容易に点検することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図7は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係る全体構成図である。図2
において、1は集合住宅、2は集合住宅1の住戸外部、
3は集合住宅1の住戸内部である。
【0012】住戸内部3の各住戸4,5内にはアナログ
型またはオン/オフ型の煙感知器や熱感知器のような戸
外点検機能付きの火災感知器6とスピーカ7が設置され
る。各住戸4,5毎に戸外点検機能付きの中継器8が設
置され、廊下や階段などの集合住宅1の共用部にはアナ
ログ型の共用部火災感知器9と共用部スピーカ10が設
置される。
【0013】11は受信機であり、受信機11からは各
階ごとに電源線、信号線、コモン線よりなる電源兼用信
号線12が引き出され、電源兼用信号線12には複数の
中継器8が接続される。また、電源兼用信号線12には
共用部のアナログ型感知器9が接続される。中継器8に
は信号線13、コモン線14および点検線15を介して
火災感知器6が接続される。
【0014】また、受信機11からは各階ごとに、音声
信号線16が引き出され、音声信号線16には共用部ス
ピーカ10が接続され、また、中継器8を介して住戸
4,5内のスピーカ7が接続される。17は戸外点検器
(点検器)であり、戸外点検器17は中継器8にコネク
タ接続され、火災感知器6の点検を戸外から行う。
【0015】次に、図3は中継器8と戸外点検器17の
外観図である。図3において、8は前記中継器であり、
中継器8は各住戸4,5のドア上部などの壁面に埋め込
まれる。中継器8の正面には開閉扉18が開閉自在に設
けられ、開閉扉18を開けると、コネクタ19と点検注
意灯20が出現するようになっている。
【0016】コネクタ19には火災感知器6の点検を戸
外点検器17により行う時に、戸外点検器17のコネク
タ21が接続される。点検注意灯20は、点検中に誤っ
て中継器8のコネクタ19から戸外点検器17のコネク
タ21を抜いてしまわないように点検者に注意を与える
ために、コネクタ19の近傍に設けられている。また、
中継器8の正面中央部には、火災警報を表示する戸外表
示灯34が設けられている。
【0017】戸外点検器17は、電源ユニット22と点
検器本体23により構成され、前記コネクタ21はケー
ブル24を介して点検器本体23に接続されている。2
5は点検器本体23に設けられたセンサ試験スイッチで
あり、センサ試験スイッチ25をオン操作することによ
り、火災感知器6の点検を開始する。ここで、点検器本
体23には、機能点検手段としての機能点検スイッチ1
03が設けられる。機能点検スイッチ103は手動スイ
ッチよりなり、オン操作すると、中継器8の機能を点検
することができるようになっている。
【0018】なお、中継器8の機能点検は少なくとも中
継器8が正常動作するか否かを点検するものであるが、
後で説明するように、受信機11の点検も行うことがで
きる。26は点検器本体23に1〜n個設けられた正常
/異常表示灯であり、正常/異常表示灯26は火災感知
器6の点検結果が正常または異常であるか順次表示す
る。
【0019】27は鳴動部としてのブザーであり、ブザ
ー27は火災感知器6の点検結果を点検者にブザー音で
報知する。28は点検中であることを表示する点検中灯
であり、点検中灯28は点検中は点滅し、点検が終了す
ると点灯する。29は電源スイッチであり、電源スイッ
チ29をオン操作すると、戸外点検器17の内部回路に
電源が供給されるようになっている。30は第1電源灯
であり、第1電源灯30は中継器8から電源が入力した
ことを表示する。
【0020】31は第2電源灯であり、第2電源灯31
は電源スイッチ29のオン、オフを表示する。電源ユニ
ット22からは交流電源コネクタ32が引き出され、交
流電源コネクタ32を介して交流電源が電源ユニット2
2に供給され、電源ユニット22で直流に変換される。
電源ユニット22には停電時や交流電源のない場所でも
点検を行うことができるように、直流バッテリ33が収
納されている。
【0021】次に、図4は受信機11、中継器8および
火災感知器6の内部構成例を示すブロック図である。図
4において、11は前記受信機であり、受信機11には
電源線41、信号線42、コモン線43を介して中継器
8が接続され、中継器8の端子V、端子L、端子Cには
他の中継器が接続される。さらに、後で説明する疑似終
端抵抗54が設けられる。
【0022】中継器8には、感知器回線44を構成する
信号線13およびコモン線14と点検線15を介して複
数(1〜n個)の火災感知器6が接続される。火災感知
器6は火災感知回路45と点検回路46により構成さ
れ、火災感知回路45は火災により生じる物理的現象の
変化を検出して発報信号を感知器回線44に出力し、点
検回路46は点検信号を火災感知回路45に出力して火
災感知回路45を疑似的に作動させて火災感知回路45
の点検を行うと共に点検信号を次段の感知器に送出す
る。。
【0023】火災感知回路45は例えば電源部、作動出
力部、定電圧回路、スイッチング部、比較回路、基準値
設定回路、温度感知部などにより構成され、点検回路4
6は、例えば試験用スイッチ部、スイッチ回路、強制復
旧回路、発報検出回路などにより構成される。47は中
継器8内に設けられた火災検出手段としての火災検出部
であり、火災検出部47は火災感知器6からの発報信号
を検出して発報信号を火災出力部48、前記戸外表示灯
34および移報出力部49に送信する。
【0024】火災出力部48は発報信号を受信すると、
発報信号を受信機11に出力する。戸外表示灯34は発
報信号を受信すると、中継器8の正面で火災警報を表示
する。移報出力部49は発報信号を受信すると、住宅情
報盤などに移報出力を行う。50は復旧回路であり、復
旧回路50は信号線42とコモン線43間の電圧を監視
し、ゼロVのとき火災感知器6を復旧させる。
【0025】51は断線検出手段としての断線検出部で
あり、断線検出部51は感知器回線44がループしてい
るか電圧で検出し、感知器回線44が断線しているとき
は断線信号を出力する。52は断線信号出力部であり、
断線信号出力部52は断線検出部51から、または他の
中継器から断線信号を受信すると、疑似終端抵抗54に
直列に接続されたスイッチ60をオフにして、端子Lと
端子C間を切り離し、断線信号を受信機11に送信す
る。
【0026】端子Q1+と端子Q1−の間には試験リレ
ー53と前記点灯注意灯20が直列に接続され、戸外点
検器17からの試験のために駆動信号により試験リレー
53は作動し、点灯注意灯20が点灯する。55は試験
リレー53の作動により、接点56から接点57に接点
切換えを行うリレースイッチであり、リレースイッチ5
5が作動すると、感知器回線44は火災検出部47から
戸外点検器17に切り換えられる。
【0027】したがって、試験リレー53とリレースイ
ッチ55が点検切換えを行う切換手段58を構成してい
る。ここで、試験リレー53が作動になると、断線検出
部51の断線出力を強制的に禁止するようにしている。
すなわち、禁止手段としてのスイッチを断線検出部51
内に設け、試験リレー53の作動によりスイッチを作動
させることで、断線信号の出力を強制的に禁止するよう
にしている。
【0028】図4において、端子LAを除く、端子C
B、端子LB、端子QB、端子Q1+、端子Q1−、端
子QA,端子LA1、端子CAおよび端子Vが戸外点検
器17の対応する各端子に接続される。端子Vはヒュー
ズ59を介して他の端子Vに接続され、受信機11より
電源の供給を受ける。受信機11にはCPUで構成され
る制御回路71が設けられ、制御回路71には受信回路
72、表示部73、音声報知部74、操作部75が設け
られる。受信回路72は中継器8を介して発報信号や断
線信号を受信すると、制御回路71に送る。
【0029】表示部73には制御回路71の制御により
火災警報や断線が表示される。音声報知部74は音声に
より火災警報や断線を報知する。また、操作部75より
必要な情報を入力する。次に、図5は戸外点検器17の
内部構成例を示す図である。図5において、81は戸外
点検器17内に設けられたCPUからなる制御部であ
り、制御部81にはセンサ試験部82、試験リレー駆動
回路83、操作/表示部84、移報出力部85、ディッ
プスイッチ86、電源部87がそれぞれ設けられてい
る。
【0030】また、戸外点検器17は、端子QB、端子
QA、端子LB、端子CB、端子LA1、端子CA、端
子Q1+、端子Q1−および端子Vを有し、中継器8の
対応する各端子に接続される。中継器8に戸外点検器1
7を接続することにより、火災感知器6の点検を行う。
制御部81が試験信号を試験リレー駆動回路83に出力
すると、試験リレー駆動回路83は駆動信号を試験リレ
ー53に出力し、試験リレー53を作動させる。試験リ
レー53が作動すると、点検注意灯20が点灯し、リレ
ースイッチ55は接点57を接点56に切り換える。こ
れにより感知器回線44は火災検出部47から戸外点検
器17に切り換えられる。
【0031】センサ試験部82は、試験電圧制御回路8
8、火災検出回路89、L線電圧制御回路90、電圧検
出回路91により構成されている。試験電圧制御回路8
8は、制御部81から点検開始信号を受信すると、試験
電圧の制御を行い、端子QAを介して火災感知器6に点
検信号例えば20Vを出力する。
【0032】火災検出回路89は点検信号により疑似発
報した火災感知器6からの発報信号を端子LA1−端子
CA間で検出し、発報信号を制御部81に送る。L線電
圧制御回路90は制御部81より復旧信号を受信する
と、感知器回線44を復旧させる。電圧検出回路91は
点検信号を端子QBを介して検出することで試験終了を
判断し試験終了信号を制御部81に送る。
【0033】操作/表示部84は、前記複数の前記正常
/異常表示灯26、前記点検中灯28、前記ブザー27
および前記センサ試験スイッチ25により構成される。
センサ試験スイッチ25は、手動でオン操作されると、
制御部81に点検開始信号を出力する。点検中灯28は
制御部81からの点検開始信号により点滅し、試験終了
信号により点灯し、点検が終了したことを表示する。
【0034】正常/異常表示灯26は制御部81からの
発報信号により、順次火災感知器6の正常または異常を
表示する。ブザー27は制御部81からの発報信号によ
りブザー音で正常または異常を報知する。移報出力部8
5はホトカプラよりなる複数の正常/異常表示移報出力
部92とホトカプラよりなる点検中移報出力部93によ
り構成されている。
【0035】正常/異常表示移報出力部92は、制御部
81からの発報信号により正常または異常を例えばプリ
ンター等の表示手段に移報出力し、点検中移報出力部9
3は制御部81からの点検開始信号、試験終了信号によ
り点検中であることを他の表示手段に移報出力する。電
源部87には前記端子Vより、例えば24Vの電圧が供
給され、第1電源灯30が点灯する。前記電源スイッチ
29をオンにすると、電源リレー94が作動する。
【0036】電源リレー94の作動により、リレースイ
ッチ95が接点96を接点97に切り換えると、スイッ
チングレギュレータよりなる電源回路98が所定の電圧
をセンサ試験部82、制御部81、操作/表示部84な
どに供給し、同時に前記第2電源灯31が点灯する。な
お、ディップスイッチ86は動作モード切換用のもので
ある。自動モードでは1〜n個の火災感知器6を自動的
に順次点検を行い、手動モードでは火災感知器6を1個
1個手動で点検する。
【0037】22は前記電源ユニットであり、電源ユニ
ット22は電源ユニット22側に設けられたコネクタ9
9と戸外点検器17側に設けられたコネクタ100を介
して点検器本体23に接続されている。電源ユニット2
2内には交流/直流コンバータ101が設けられ、交流
/直流コンバータ101は交流電源コネクタ32を介し
て入力する交流電源を直流に変換し、コネクタ100,
99を介して電源部87に供給する。
【0038】直流バッテリ33は、交流/直流コンバー
タ101により充電されるとともに、停電時には電源ス
イッチ102のオン操作により直流電源を電源部87に
供給する。ここで、端子LBと端子CBは前記感知器回
線44に接続され、端子LBと端子CBから引き出され
た点検線104の途中には機能点検スイッチ103が接
続されている。
【0039】したがって、機能点検スイッチ103をオ
ン操作すると、接点105が閉じ、端子LBと端子CB
間が短絡される。このため、火災感知器6が疑似的に発
報した状態になり、発報信号が中継器8に送られる。ま
た、端子LBと端子CBは、図4に示すように、中継器
8から引き出された感知器回線44が中継器8にループ
バック接続した終端側の端子であり、この端子LBと端
子CB間を短絡させることで感知器回線44の点検も行
うことができる。
【0040】次に、動作を説明する。図6は戸外点検器
17の動作を説明するフローチャートである。図6にお
いて、まず、ディップスイッチ86を自動点検モードに
設定しておき、ステップS1で火災感知器6の点検を行
うために、中継器8に戸外点検器17を接続する。すな
わち、戸外点検器17のコネクタ21を中継器8のコネ
クタ19に挿入する。端子Vより例えば24Vの電圧が
電源部87に供給され、第1電源部30が点灯する。
【0041】ステップS2で電源スイッチ29をオンに
すると、電源リレー94が作動し、リレースイッチ95
が接点96から接点97に切り換えられ、電源回路98
から所定の電圧がセンサ試験部82、制御部81、操作
/表示部84などに供給され、また、第2電源灯31が
点灯する。次に、ステップS3でセンサ試験スイッチ2
5をオンにすると、ステップS4で制御部81は試験信
号を試験リレー駆動回路83に出力し、ステップS5で
試験リレー駆動回路83は駆動信号を試験リレー53に
出力する。
【0042】また、制御部81が点検開始信号を操作/
表示部84の点検中灯28および移報出力部85の点検
中移報出力部93に出力すると、操作/表示部84の点
検中灯28は点滅し、点灯するまで点検中であることを
表示する。移報出力部85の点検中移報出力部93も点
検中であることを移報出力する。一方、中継器8では試
験リレー駆動回路83から駆動信号を受信すると、試験
リレー53が作動し、リレースイッチ55が接点57か
ら接点56に切り換えられて、感知器回線44が火災検
出部47から戸外点検器17に切り換えられる。
【0043】次に、ステップS6で制御部81が点検信
号を試験電圧制御回路88に出力すると、試験電圧制御
回路88は試験電圧の制御を行い、火災感知器6に点検
信号を出力する。点検信号により火災感知器6は疑似的
に発報し、発報信号を戸外点検器17に出力すると、ス
テップS7で火災検出回路89はこれを検出し、制御部
81に発報信号を出力する。
【0044】制御部81からの発報信号により、ステッ
プS8で操作/表示部84の正常/異常表示灯26は正
常または異常を表示し、移報出力部85の正常/異常表
示移報出力部92は正常または異常を移報出力する。次
に、ステップS9で制御部81が復旧信号をL線電圧制
御回路90に出力すると、L線電圧制御回路90は感知
器回線44の復旧を行う。火災感知器6の復旧が行われ
ると次の火災感知器6に点検信号が出力され、正常/異
常表示灯26,正常/異常表示移報出力部92が順次正
常または異常の表示を行う。
【0045】中継器8に接続されているすべての火災感
知器6の点検が終了し、終端抵抗の電圧がステップS1
0で電圧検出回路91により検出されると、試験終了信
号が制御部81に送られる。制御部81は試験終了信号
により、ステップS11で点灯中灯28,点検中移報出
力部93を点灯させて、点検が終了したことを表示させ
る。
【0046】試験が終了してセンサ試験スイッチ25を
オフにすると、試験リレー53はオフになり、リレース
イッチ55は接点57から接点56に切り換えられる。
こうして、感知器回線44は戸外点検器17から火災検
出部47に切り換えられる。中継器8の機能点検は、火
災検出部47が感知器回線44を介して火災感知器6に
接続された状態において行う。
【0047】次に、図7は中継器8の機能点検を説明す
るフローチャートである。図7において、まず、ステッ
プS21で中継器機能点検スイッチ103を手動により
オン操作して中継器8の機能を点検する。これにより、
端子LBと端子CB間、すなわち、感知器回線44が短
絡され、疑似的に発報信号がリレースイッチ55を介し
て火災検出部47に出力される。
【0048】ステップS22で火災検出部47は発報信
号を検出し、火災出力部48に送信し、ステップS23
で火災出力部48は発報信号を受信して、受信機11に
送信する。そして、ステップS24で受信機11の受信
回路72は発報信号を受信し、表示部73は火災警報が
表示される。これにより、中継器8のリレースイッチ5
5、火災検出部47、火災出力部48の機能が正常であ
るか否かを点検することができる。
【0049】さらに、中継器8と受信機11間の信号線
42、コモン線43、および受信機11の受信回路7
2、表示部73、音声報知部74の機能が正常であるか
否かをあわせて点検することができる。また、ステップ
S25で火災検出部47からの発報信号により、戸外表
示灯34が点灯する。これにより、戸外表示灯34が正
常であるか否かを点検することができる。
【0050】また、ステップS26で火災検出部47か
らの発報信号により、移報出力部49は、他の表示手段
に移報出力を行う。他の表示手段をみることにより、移
報出力部49が正常であるか否かを点検することができ
る。また、中継器8から引き出された感知器回線44
が、中継器8にループバック接続した終端側の端子LB
と端子CBを短絡させることから、感知器回線44の点
検も行える。
【0051】このように、中継器機能点検スイッチ10
3を操作することにより、少なくとも中継器8が正常動
作するか否か点検できる。さらに、中継器8を含めた周
辺装置の機能もあわせて点検することができる。その結
果、装置および戸外点検器8の機能を向上させることが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、点検器に機能点検手段を設けて、感知器回線を短絡
させるようにしたため、火災感知器だけではなく、中継
器もその機能を点検することができる。その結果、装置
および点検器の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例に係る全体構成図
【図3】中継器と戸外点検器の外観図
【図4】中継器などの内部構成例を示すブロック図
【図5】戸外点検器の内部構成例を示すブロック図
【図6】戸外点検器の動作を説明するフローチャート
【図7】中継器の機能点検の動作を説明するフローチャ
ート
【符号の説明】
1:集合住宅 2:住戸外部 3:住戸内部 4,5:住戸 6:火災感知器 7:スピーカ 8:中継器 9:共用部火災感知器 10:共用部スピーカ 11:受信機 12:電源兼用信号線 13:信号線 14:コモン線 15:点検線 16:音声信号線 17:戸外点検器 18:開閉扉 19,21:コネクタ 20:点検注意灯 22:電源ユニット 23:点検器本体 24:ケーブル 25:センサ試験スイッチ 26:正常/異常表示灯 27:ブザー 28:点検中灯 29:電源スイッチ 30:第1電源灯 31:第2電源灯 32:交流電源コネクタ 33:直流バッテリ 34:戸外表示灯 41:電源線 42:信号線 43:コモン線 44:感知器回線 45:火災感知回路 46:点検回路 47:火災検出部(火災検出手段) 48:火災出力部 49:移報出力部 50:復旧回路 51:断線検出部(断線検出手段) 52:断線信号出力部 53:試験リレー 54:疑似終端抵抗 55:リレースイッチ 56,57:接点 58:切換手段 59:ヒューズ 60:スイッチ 71:制御回路 72:受信回路 73:表示部 74:音声報知部 75:操作部 81:制御部 82:センサ試験部 83:試験リレー駆動回路 84:操作/表示部 85:移報出力部 86:ディップスイッチ 87:電源部 88:試験電圧制御回路 89:火災検出回路 90:L線電圧制御回路 91:電圧検出回路 92:正常/異常表示移報出力部 93:点検中移報出力部 94:電源リレー 95:リレースイッチ 96.97:接点 98:電源回路 99,100:コネクタ 101:交流/直流コンバータ 102:電源スイッチ 103:機能点検スイッチ(機能点検手段) 104:中継器点検線 105:接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−36497(JP,A) 特開 平6−52481(JP,A) 特開 平6−12583(JP,A) 特開 昭50−134798(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/12 G08B 17/00 G08B 25/00 520

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機と、該受信機に接続される中継器
    と、該中継器に接続され火災により生じる物理的現象の
    変化を検出して発報信号を感知器回線に出力する火災感
    知回路と該火災感知回路の点検を行う点検回路よりなる
    火災感知器を備え、 前記中継器に点検器を接続して前記火災感知器の点検を
    行う防災監視装置において、 前記点検器に、中継器の機能を点検する機能点検手段を
    設けたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】前記機能点検手段は、前記感知器回線が接
    続される端子間を短絡させることを特徴とする請求項1
    記載の防災監視装置。
  3. 【請求項3】前記機能点検手段は、オン操作により接点
    を閉じる手動スイッチによりなることを特徴とする請求
    項1記載の防災監視装置。
  4. 【請求項4】前記中継器から引き出された前記感知器回
    線を該中継器にループバック接続し、前記機能点検手段
    は該感知器回線の終端側の端子間を短絡させることを特
    徴とする請求項1記載の防災監視装置。
  5. 【請求項5】中継器に接続して火災感知器の点検を行う
    点検器において、 感知器回線が接続される端子間を短絡させて前記中継器
    の機能を点検する機能点検手段を備えたことを特徴とす
    る点検器。
  6. 【請求項6】前記機能点検手段は、点検器の正面に設け
    られた手動スイッチよりなることを特徴とする請求項5
    記載の点検器。
  7. 【請求項7】前記中継器から引き出された前記感知器回
    線を中継器にループバック接続し、前記機能点検手段は
    該感知器回線の終端側の端子間を短絡させることを特徴
    とする請求項5記載の点検器。
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