JP3254087B2 - 点検器 - Google Patents

点検器

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JP3254087B2
JP3254087B2 JP23455594A JP23455594A JP3254087B2 JP 3254087 B2 JP3254087 B2 JP 3254087B2 JP 23455594 A JP23455594 A JP 23455594A JP 23455594 A JP23455594 A JP 23455594A JP 3254087 B2 JP3254087 B2 JP 3254087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信機と該受信機に接
続される中継器と該中継器に接続される点検機能付き感
知器を備えた防災監視装置の中継器に接続され、感知器
の点検を行う点検器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の点検システムとしては、例えば、
チェック回路より火災感知器にチェック用電源を供給
し、その後チェック回路の検知回路により電源降下を検
出すると、検知回路より検知出力が発生し、チェック回
路のトランジスタをオンして発光ダイオードを発光さ
せ、各火災感知器が正常に動作したことを表示するよう
にしていた。
【0003】一方、発熱回路や温度感熱部に異常があっ
て比較回路の動作がなされなかった場合には、始端の火
災感知器までの通電動作がなされず、チェック回路の検
知回路の検出出力が得られないため、発光ダイオードに
よる発光表示がなされず、検査人は異常を発見できるこ
とになる。また、発熱回路が異常となって、発熱異常が
あれば比較回路も最終的に比較出力を発生して火災発報
をスイッチ素子のオンにより行うので受信機の警報発報
で異常発見ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の点検システムにあっては、点検システムの工
事が終了し、電源が挿入されないと感知器の点検を行う
ことができないという問題があった。本発明は、このよ
うな従来の問題点に鑑みてなされたものであって、電源
が供給されている現場でも、電源が供給されていない現
場でも、点検を行うことができる点検器を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、受信機11と、該受信機11に接
続される中継器8と、該中継器8に感知器回線44を介
して接続され火災により生じる物理的現象の変化を検出
して発報信号を感知器回線44に出力する火災感知回路
45と該火災感知回路45の点検を行う点検回路46よ
りなる火災感知器6を備えた防災監視装置の前記中継器
8に接続され、点検信号を出力して点検を行う点検器1
7において、前記火災感知器6に電源を供給するための
バッテリ33と、前記感知器回線44から供給される電
源を検出する電源検出手段108と、該電源検出手段1
08で電源を検出したとき、感知器回線44の電源に切
り換え、電源検出手段108で電源を検出しないとき前
記バッテリ33からの電源に切り換えるスイッチ手段9
5を備えている。
【0006】また、本発明は、熱用の火災感知器6と煙
用の火災感知器6で電源供給から点検信号を出力するま
での時間を熱用モードと煙用モードに区別して設定する
ためのモードスイッチ手段106と、該モードスイッチ
手段106により各設定時間が設定されるとともに、前
記電源検出手段108で感知器回線44の電源を検出し
ないとき起動され電源供給から各所定時間経過後に前記
火災感知器6に点検信号を出力するためのタイマー手段
107を備えている。
【0007】また、本発明は、タイマー手段107で設
定される前記熱用モードの設定時間より前記煙用モード
の設定時間を長くしている。
【0008】
【作用】このような構成を備えた本発明の点検器によれ
ば、感知器回線44から供給される電源を検出したと
き、感知器回線44の電源に切り換え、電源を検出しな
いときは、バッテリ33からの電源に切り換えるように
したため、電源が供給されている現場でも、電源が供給
されていない現場でも、火災感知器6の点検を行うこと
ができる。すなわち、現場の工事進捗状況に関係なく、
中継器8以降の火災感知器6の点検を行うことができ
る。
【0009】また、防災監視装置の点検、修理を行うた
め、例えば、受信機11を修理、点検するために電源を
断にしても、火災感知器6の点検を行うことができる。
また、バッテリ33から電源を供給する場合、熱用の火
災感知器6と煙用の火災感知器6で電源供給から点検信
号を出力するまでの時間を熱用モードと煙用モードで区
別して設定し、感知器回線44の電源を検出しないと
き、タイマー手段107を起動し、バッテリ33からの
電源供給から各所定時間経過後に火災感知器6に点検信
号を出力するようにしたため、バッテリ33を用いる場
合であっても、熱用と煙用に区別して点検を行うことが
できる。
【0010】また、タイマー手段107で設定される熱
用モードの設定時間より煙用モードの設定時間を長くす
るようにしたため、電源供給から立上がるまで時間がか
かる煙用の火災感知器6でも確実に点検を行うことがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図6は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例に係る全体構成図である。図2
において、1は集合住宅、2は集合住宅1の住戸外部、
3は集合住宅1の住戸内部である。
【0012】住戸内部3の各住戸4,5内にはアナログ
型またはオン/オフ型の煙感知器や熱感知器のような戸
外点検機能付きの火災感知器6とスピーカ7が設置され
る。各住戸4,5毎に戸外点検機能付きの中継器8が設
置され、廊下や階段などの集合住宅1の共用部にはアナ
ログ型の共用部火災感知器9と共用部スピーカ10が設
置される。
【0013】11は受信機であり、受信機11からは各
階ごとに電源線、信号線、コモン線よりなる電源兼用信
号線12が引き出され、電源兼用信号線12には複数の
中継器8が接続される。また、電源兼用信号線12には
共用部のアナログ型感知器9が接続される。中継器8に
は信号線13、コモン線14および点検線15を介して
火災感知器6が接続される。
【0014】また、受信機11からは各階ごとに、音声
信号線16が引き出され、音声信号線16には共用部ス
ピーカ10が接続され、また、中継器8を介して住戸
4,5内のスピーカ7が接続される。17は戸外点検器
(点検器)であり、戸外点検器17は中継器8にコネク
タ接続され、火災感知器6の点検を戸外から行う。
【0015】次に、図3は中継器8と戸外点検器17の
外観図である。図3において、8は前記中継器であり、
中継器8は各住戸4,5のドア上部などの壁面に埋め込
まれる。中継器8の正面には開閉扉18が開閉自在に設
けられ、開閉扉18を開けると、コネクタ19と点検注
意灯20が出現するようになっている。
【0016】コネクタ19には火災感知器6の点検を戸
外点検器17により行う時に、戸外点検器17のコネク
タ21が接続される。点検注意灯20は、点検中に誤っ
て中継器8のコネクタ19から戸外点検器17のコネク
タ21を抜いてしまわないように点検者に注意を与える
ために、コネクタ19の近傍に設けられている。また、
中継器8の正面中央部には、火災警報を表示する戸外表
示灯34が設けられている。
【0017】戸外点検器17は、電源ユニット22と点
検器本体23により構成され、前記コネクタ21はケー
ブル24を介して点検器本体23に接続されている。2
5は点検器本体23に設けられたセンサ試験スイッチで
あり、センサ試験スイッチ25をオン操作することによ
り、火災感知器6の点検を開始する。点検器本体23に
は、機能点検スイッチ103が設けられる。機能点検ス
イッチ103は手動スイッチよりなり、オン操作する
と、中継器8の機能を点検することができるようになっ
ている。
【0018】なお、中継器8の機能点検は少なくとも中
継器8が正常動作するか否かを点検するものであるが、
受信機11の点検も行うことができる。26は点検器本
体23に1〜n個設けられた正常/異常表示灯であり、
正常/異常表示灯26は火災感知器6の点検結果が正常
または異常であるか順次表示する。
【0019】27は鳴動部としてのブザーであり、ブザ
ー27は火災感知器6の点検結果を点検者にブザー音で
報知する。28は点検中であることを表示する点検中灯
であり、点検中灯28は点検中は点滅し、点検が終了す
ると点灯する。29は電源スイッチであり、電源スイッ
チ29をオン操作すると、戸外点検器17の内部回路に
電源が供給されるようになっている。30は第1電源灯
であり、第1電源灯30は中継器8から電源が入力した
ことを表示する。
【0020】31は第2電源灯であり、第2電源灯31
は電源スイッチ29のオン、オフを表示する。106は
モードスイッチ手段としてのモードスイッチであり、モ
ードスイッチ106は、熱用の火災感知器6と煙用の火
災感知器6で電源供給から点検信号を出力するまでの時
間を熱用モードと煙用モードに区別して設定するために
設けられる。熱用モードにすると、後述するタイマーの
設定時間が、例えば10秒に設定され、煙用モードにす
ると、タイマーの設定時間が、例えば30秒に設定され
る。
【0021】タイマーがそれぞれ設定時間経過してタイ
ムアップになると、戸外点検器17より火災感知器6に
対して点検信号が出力されるようになっている。煙用モ
ードの設定時間を熱用モードの設定時間より長くしたの
は、煙用の火災感知器6は熱用の火災感知器6より立上
りに時間がかかるからである。電源ユニット22からは
交流電源コネクタ32が引き出され、交流電源コネクタ
32を介して交流電源が電源ユニット22に供給され、
電源ユニット22で直流に変換される。電源ユニット2
2には停電時や交流電源のない場所でも点検を行うこと
ができるように、直流バッテリ(バッテリ)33が収納
されている。
【0022】直流バッテリ33は、電源が供給されてい
ない現場でも点検を行うことができるように設けられて
いる。すなわち、直流バッテリ33は、現場の工事進捗
状況に関係なく、中継器8以降の火災感知器6の点検を
行うことができるように設けられている。また、直流バ
ッテリ33は防災監視装置の点検、修理を行うため、例
えば受信機11の修理、点検を行うために電源を断にし
ても、中継器8以降の火災感知器6の点検を行うことが
できるように設けられている。
【0023】次に、図4は受信機11、中継器8および
火災感知器6の内部構成例を示すブロック図である。図
4において、11は前記受信機であり、受信機11には
電源線41、信号線42、コモン線43を介して中継器
8が接続され、中継器8の端子V、端子L、端子Cには
他の中継器が接続される。さらに、後で説明する疑似終
端抵抗54が設けられる。
【0024】中継器8には、感知器回線44を構成する
信号線13およびコモン線14と点検線15を介して複
数(1〜n個)の火災感知器6が接続される。火災感知
器6は火災感知回路45と点検回路46により構成さ
れ、火災感知回路45は火災により生じる物理的現象の
変化を検出して発報信号を感知器回線44に出力し、点
検回路46は点検信号を火災感知回路45に出力して火
災感知回路45を疑似的に作動させて火災感知回路45
の点検を行うと共に点検信号を次段の感知器に送出す
る。
【0025】火災感知回路45は例えば電源部、作動出
力部、定電圧回路、スイッチング部、比較回路、基準値
設定回路、温度感知部などにより構成され、点検回路4
6は、例えば試験用スイッチ部、スイッチ回路、強制復
旧回路、発報検出回路などにより構成される。47は中
継器8内に設けられた火災検出部であり、火災検出部4
7は火災感知器6からの発報信号を検出して発報信号を
火災出力部48、前記戸外表示灯34および移報出力部
49に送信する。
【0026】火災出力部48は発報信号を受信すると、
発報信号を受信機11に出力する。戸外表示灯34は発
報信号を受信すると、中継器8の正面で火災警報を表示
する。移報出力部49は発報信号を受信すると、住宅情
報盤などに移報出力を行う。50は復旧回路であり、復
旧回路50は信号線42とコモン線43間の電圧を監視
し、ゼロVのとき火災感知器6を復旧させる。
【0027】51は断線検出部であり、断線検出部51
は感知器回線44がループバック配線され終端の電圧を
検出し、感知器回線44が断線しているときは断線信号
を出力する。52は断線信号出力部であり、断線信号出
力部52は断線検出部51から、または他の中継器から
断線信号を受信すると、疑似終端抵抗54に直列に接続
されたスイッチ60をオフにして、端子Lと端子C間を
切り離し、断線信号を受信機11に送信する。
【0028】端子Q1+と端子Q1−の間には試験リレ
ー53と前記点検注意灯20が直列に接続され、戸外点
検器17からの試験のために駆動信号により試験リレー
53は作動し、点検注意灯20が点灯する。55は試験
リレー53の作動により、接点56から接点57に接点
切換えを行うリレースイッチであり、リレースイッチ5
5が作動すると、感知器回線44は火災検出部47から
戸外点検器17に切り換えられる。
【0029】したがって、試験リレー53とリレースイ
ッチ55が点検切換えを行う切換手段58を構成してい
る。ここで、試験リレー53が作動になると、断線検出
部51の断線出力を強制的に禁止するようにしている。
すなわち、禁止手段としてのスイッチを断線検出部51
内に設け、試験リレー53の作動によりスイッチを作動
させることで、断線信号の出力を強制的に禁止するよう
にしている。
【0030】図4において、端子LAを除く、端子C
B、端子LB、端子QB、端子Q1+、端子Q1−、端
子QA、端子LA1、端子CAおよび端子Vが戸外点検
器17の対応する各端子に接続される。端子Vはヒュー
ズ59を介して他の端子Vに接続され、受信機11より
電源の供給を受ける。受信機11にはCPUで構成され
る制御回路71が設けられ、制御回路71には受信回路
72、表示部73、音声報知部74、操作部75が設け
られる。受信回路72は中継器8を介して発報信号や断
線信号を受信すると、制御回路71に送る。
【0031】表示部73には制御回路71の制御により
火災警報や断線が表示される。音声報知部74は音声に
より火災警報や断線を報知する。また、操作部75より
必要な情報を入力する。次に、図5は戸外点検器17の
内部構成例を示す図である。図5において、81は戸外
点検器17内に設けられたCPUからなる制御部であ
り、制御部81にはセンサ試験部82、試験リレー駆動
回路83、操作/表示部84、移報出力部85、ディッ
プスイッチ86、電源部87がそれぞれ設けられてい
る。
【0032】また、戸外点検器17は、端子QB、端子
QA、端子LB、端子CB、端子LA1、端子CA、端
子Q1+、端子Q1−および端子Vを有し、中継器8の
対応する各端子に接続される。中継器8に戸外点検器1
7を接続することにより、火災感知器6の点検を行う。
制御部81が試験信号を試験リレー駆動回路83に出力
すると、試験リレー駆動回路83は駆動信号を試験リレ
ー53に出力し、試験リレー53を作動させる。試験リ
レー53が作動すると、点検注意灯20が点灯し、リレ
ースイッチ55は接点57を接点56に切り換える。こ
れにより感知器回線44は火災検出部47から戸外点検
器17に切り換えられる。
【0033】センサ試験部82は、試験電圧制御回路8
8、火災検出回路89、L線電圧制御回路90、電圧検
出回路91により構成されている。試験電圧制御回路8
8は、制御部81から点検開始信号を受信すると、試験
電圧の制御を行い、端子QAを介して火災感知器6に点
検信号例えば20Vを出力する。
【0034】火災検出回路89は点検信号により疑似発
報した火災感知器6からの発報信号を端子LA1−端子
CA間で検出し、発報信号を制御部81に送る。L線電
圧制御回路90は制御部81より復旧信号を受信する
と、感知器回線44を復旧させる。電圧検出回路91は
点検信号を端子QBを介して検出することで試験終了を
判断し試験終了信号を制御部81に送る。
【0035】操作/表示部84は、前記複数の前記正常
/異常表示灯26、前記点検中灯28、前記ブザー2
7、前記センサ試験スイッチ25およびモードスイッチ
106により構成される。センサ試験スイッチ25は、
手動でオン操作されると、制御部81に点検開始信号を
出力する。点検中灯28は制御部81からの点検開始信
号により点滅し、試験終了信号により点灯し、点検が終
了したことを表示する。
【0036】正常/異常表示灯26は制御部81からの
発報信号により、順次火災感知器6の正常または異常を
表示する。ブザー27は制御部81からの発報信号によ
りブザー音で正常または異常を報知する。モードスイッ
チ106は、熱用モードに設定されると、タイマー10
7が例えば10秒の設定時間に設定され、煙用モードに
設定されると、タイマー107が例えば30秒の設定時
間に設定される。すなわち、モードスイッチ106によ
りモードを変えることにより、タイマー107は電源供
給から火災感知器6に点検信号を出力する時間をそれぞ
れ別に設定する。
【0037】移報出力部85はホトカプラよりなる複数
の正常/異常表示移報出力部92とホトカプラよりなる
点検中移報出力部93により構成されている。正常/異
常表示移報出力部92は、制御部81からの発報信号に
より正常または異常を例えばプリンター等の表示手段に
移報出力し、点検中移報出力部93は制御部81からの
点検開始信号、試験終了信号により点検中であることを
他の表示手段に移報出力する。
【0038】なお、ディップスイッチ86は動作モード
切換用のものである。自動モードでは1〜n個の火災感
知器6を自動的に順次点検を行い、手動モードでは火災
感知器6を1個1個手動で点検する。電源部87には前
記端子Vを介して感知器回線44より例えば24Vの電
圧が供給され、第1電源灯30が点灯する。前記電源ス
イッチ29をオンにすると、電源リレー94が作動す
る。
【0039】電源リレー94の作動により、スイッチ手
段としてのリレースイッチ95が接点96を接点97に
切り換えると、スイッチングレギュレータよりなる電源
回路98が所定の電圧(5V)をセンサ試験部82、制
御部81、操作/表示部84に供給し、同時に前記第2
電源灯31が点灯する。また、電源回路98からある火
災感知器6が発報しない場合に、次段の火災感知器6に
つなげるための強制順送り信号である所定の電圧パルス
(33V)が試験電圧制御回路88を介して出力され
る。また、リレースイッチ95を介して端子Vからの電
圧がL線電圧制御回路90を介して感知器回線44に電
源用電圧(20V)として出力されるとともに、試験電
圧制御回路88から点検信号(20V)が点検線15に
出力される。制御部81は、強制順送り信号である電圧
パルス(33V)または点検信号(20V)を選択して
試験電圧制御回路88に出力する。
【0040】108は電源検出手段としての電圧検出回
路であり、電圧検出回路108は、感知器回線44の電
源を検出したときは、電源リレー94が作動して、リレ
ースイッチ95により接点96から接点97に切り換え
られ、感知器回線44の電源が火災感知器6に供給さ
れ、感知器回線44の電源を検出しないときは、リレー
スイッチ95は接点96に接続されており、直流バッテ
リ33からの電源がL線電圧制御回路90を介して火災
感知器6に供給される。センサ試験スイッチ25がオン
であって、電圧検出回路108が感知器回線44の電源
を検出しないときは、タイマー107を起動する。すな
わち、センサ試験スイッチ25がオンであって、電圧検
出回路108が感知器回線44の電源を検出しないとき
は、直流バッテリ33よりL線電圧制御回路90を介し
て電源が火災感知器6に供給されると同時に、タイマー
107が起動される。
【0041】22は前記電源ユニットであり、電源ユニ
ット22は電源ユニット22側に設けられたコネクタ9
9と戸外点検器17側に設けられたコネクタ100を介
して点検器本体23に接続されている。電源ユニット2
2内には交流/直流コンバータ101が設けられ、交流
/直流コンバータ101は交流電源コネクタ32を介し
て入力する交流電源を直流に変換し、コネクタ100,
99を介して電源部87に供給する。
【0042】直流バッテリ33は、交流/直流コンバー
タ101により充電されるとともに、感知器回線44の
電源が検出されないときは電源スイッチ102のオン操
作により直流電源を電源部87に供給する。ここで、制
御部81にはタイマー手段としての前記タイマー107
が設けられている。
【0043】タイマー107はモードスイッチ106に
より設定時間がそれぞれ設定される。すなわち、モード
スイッチ106により熱用モードに設定すると、タイマ
ー107は例えば10秒の設定時間が設定され、モード
スイッチ106により煙用モードに設定すると、タイマ
ー107は例えば30秒の設定時間が設定される。タイ
マー107が10秒をカウントして、タイムアウトにな
ると、火災感知器6に試験電圧制御回路88を介して点
検信号が送られる。この場合、10秒あれば、熱用の火
災感知器6の立上がりに十分である。タイマー107が
30秒をカウントして、タイムアウトになると、火災感
知器6に点検信号を試験電圧制御回路88を介して送ら
れる。この場合、30秒あれば、煙用の火災感知器6の
立上りは十分である。
【0044】なお、端子LBと端子CBは前記感知器回
線44に接続され、端子LBと端子CBから引き出され
た点検線104の途中には機能点検スイッチ103が接
続されている。したがって、機能点検スイッチ103を
オン操作すると、接点105が閉じ、端子LBと端子C
B間が短絡される。このため、火災感知器6が疑似的に
発報した状態になり、発報信号が中継器8に送られる。
【0045】また、端子LBと端子CBは、図4に示す
ように、中継器8から引き出された感知器回線44が中
継器8にループバック接続した終端側の端子であり、こ
の端子LBと端子CB間を短絡させることで感知器回線
44の点検も行うことができる。次に、動作を説明す
る。
【0046】図6は戸外点検器17の動作を説明するフ
ローチャートである。図6において、まず、ステップS
1でディップスイッチ86を自動点検モードに設定して
おくとともに、モードスイッチ106を熱用モードまた
は煙用モードのどちらかに設定しておく。全ての火災感
知器6が熱用の場合には、例えば熱用モードとして例え
ばタイマー107の設定時間を10秒に設定する。全て
の火災感知器6が煙用または煙用と熱用が混合している
場合には煙用モードとして例えばタイマー107の設定
時間を30秒に設定する。
【0047】次に、ステップS2で火災感知器6の点検
を行うために、中継器8に戸外点検器17を接続する。
すなわち、戸外点検器17のコネクタ21を中継器8の
コネクタ19に挿入する。次に、ステップS3で電源ス
イッチ29をオンにするとともにセンサ試験スイッチ2
5をオンにする。
【0048】次に、ステップS4で電圧検出回路108
により感知器回線44の電源を検出するか否かを判別
し、電源を検出したときは、リレースイッチ95によ
り、接点96が接点97に切り換えられ、感知器回線4
4の電源が制御部81に供給され、また、電源回路98
からの所定の電圧(5V)がセンサ試験部82、制御部
81、操作/表示部84に供給され、また、第2電源灯
31が点灯する。電圧検出回路105が感知器回線44
の電源を検出しないときは、ステップS6に進む。
【0049】一方、センサ試験スイッチ25がオンの状
態で、感知器回線44の電源を検出しないときは、ステ
ップS5で電源リレー94は作動せず、接点96にリレ
ースイッチ95は接続されているので、直流バッテリ3
3の電源がL線電圧制御回路90を介して火災感知器6
に供給される。センサ試験スイッチ25がオンになる
と、電圧検出回路108の出力を監視しており、感知器
回線44の電源を検出しないときは、タイマー107を
起動する。
【0050】一方、センサ試験スイッチ25はオンして
いるので、ステップS6で制御部81は試験信号を試験
リレー駆動回路83に出力し、ステップS7で試験リレ
ー駆動回路83は駆動信号を試験リレー53に出力す
る。また、制御部81が点検開始信号を操作/表示部8
4の点検中灯28および移報出力部85の点検中移報出
力部93に出力すると、操作/表示部84の点検中灯2
8は点滅し、点灯するまで点検中であることを表示す
る。移報出力部85の点検中移報出力部93も点検中で
あることを移報出力する。
【0051】一方、中継器8では試験リレー駆動回路8
3から駆動信号を受信すると、試験リレー53が作動
し、リレースイッチ55が接点57から接点56に切り
換えられて、感知器回線44が火災検出部47から戸外
点検器17に切り換えられる。次に、ステップS8でタ
イマー107からタイムアウトになったら、制御部81
が点検信号を試験電圧制御回路88に出力すると、試験
電圧制御回路88は試験電圧の制御を行い、火災感知器
6に点検信号を出力する。
【0052】すなわち、直流バッテリ33から火災感知
器6に電源を供給して、各所定時間(10秒または30
秒)後に、点検信号を火災感知器6に出力する。点検信
号により火災感知器6は疑似的に発報し、発報信号を戸
外点検器17に出力すると、ステップS9で火災検出回
路89はこれを検出し、制御部81に発報信号を出力す
る。
【0053】制御部81からの発報信号により、ステッ
プS10で操作/表示部84の正常/異常表示灯26は
正常または異常を表示し、移報出力部85の正常/異常
表示移報出力部92は正常または異常を移報出力する。
次に、ステップS11で制御部81が復旧信号をL線電
圧制御回路90に出力すると、L線電圧制御回路90は
感知器回線44の復旧を行う。火災感知器6の復旧が行
われると次の火災感知器6に点検信号が出力され、正常
/異常表示灯26,正常/異常表示移報出力部92が順
次正常または異常の表示を行う。
【0054】中継器8に接続されているすべての火災感
知器6の点検が終了し、終端抵抗の電圧がステップS1
2で電圧検出回路91により検出されると、試験終了信
号が制御部81に送られる。制御部81は試験終了信号
により、ステップS13で点灯中灯28、点検中移報出
力部93を点灯させて、点検が終了したことを表示させ
る。
【0055】以上のように、電源が供給されている現場
でも、電源が供給されていない現場でも、火災感知器6
の点検を行うことができる。すなわち、現場の工事進捗
状況に関係なく、中継器8以降の火災感知器6の点検を
行うことができる。また、防災監視装置の点検、修理を
行うために、例えば、受信機11を修理、点検するため
に、電源を断にしても、火災感知器6の点検を行うこと
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、感知器回線の
電源を検出しないときは、バッテリから電源を供給する
ようにしたため、感知器回線の電源がない現場でも火災
感知器の点検を行うことができる。バッテリから電源を
供給する場合は、モードスイッチ手段により熱用モード
または煙用モードに設定しておき、タイマー手段を起動
して電源供給から各所定時間経過後に点検を行うことが
できる。
【0057】また、防災監視装置の点検、修理を行うた
め、例えば受信機を修理、点検するために電源を断にし
ても、中継器以降の火災感知器の点検を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例に係る全体構成図
【図3】中継器と戸外点検器の外観図
【図4】中継器などの内部構成例を示すブロック図
【図5】戸外点検器の内部構成例を示すブロック図
【図6】戸外点検器の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
6:火災感知器 8:中継器 11:受信機 17:戸外点検器 33:直流バッテリ(バッテリ) 44:感知器回線 45:火災感知回路 46:点検回路 95:リレースイッチ(スイッチ手段) 106:モードスイッチ(モードスイッチ手段) 107:タイマー(タイマー手段) 108:電圧検出手段(電源検出手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−205299(JP,A) 実開 昭53−7179(JP,U) 実開 平6−30889(JP,U) 実開 昭56−122193(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/04 G08B 17/00 G08B 23/00 530

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機と、該受信機に接続される中継器
    と、該中継器に感知器回線を介して接続され火災により
    生じる物理的現象の変化を検出して発報信号を感知器回
    線に出力する火災感知回路と該火災感知回路の点検を行
    う点検回路よりなる火災感知器を備えた防災監視装置の
    前記中継器に接続され、点検信号を出力して点検を行う
    点検器において、 前記火災感知器に電源を供給するためのバッテリと、 前記感知器回線から供給される電源を検出する電源検出
    手段と、 該電源検出手段で電源を検出したとき、感知器回線の電
    源に切り換え、電源検出手段で電源を検出しないとき前
    記バッテリからの電源に切り換えるスイッチ手段を備え
    たことを特徴とする点検器。
  2. 【請求項2】熱用の火災感知器と煙用の火災感知器で電
    源供給から点検信号を出力するまでの時間を熱用モード
    と煙用モードに区別して設定するためのモードスイッチ
    手段と、 該モードスイッチ手段により各設定時間が設定されると
    ともに、 前記電源検出手段で感知器回線の電源を検出しないとき
    起動され電源供給から各所定時間経過後に前記火災感知
    器に点検信号を出力するためのタイマー手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の点検器。
  3. 【請求項3】前記タイマー手段で設定される前記熱用モ
    ードの設定時間より前記煙用モードの設定時間を長くし
    たことを特徴とする請求項2記載の点検器。
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