JP4294883B2 - 防災監視設備及び複合型警報器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅等において火災とガス漏れを監視する防災監視設備及び複合型警報器に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、集合住宅における一般的な火災報知設備としては、例えば、図8に示す構成のものがある。図8は住戸内の設備を示しており、防災情報盤1から引き出された電源兼用信号線として機能する感知器回線2a,2bに対しては、住戸内の天井に設置される火災感知器3が1又は複数接続されている。
【0003】
火災感知器3が火災を検出して発報すると、感知器回線2a,2b間に発報電流が流れ、防災情報盤1で発報電流を検出して火災表示及び火災警報を行う。また防災情報盤1は伝送線7a及び電源線7bにより管理人室などに設置された図示しない住棟受信盤に接続され、火災を判断すると火災確認信号を住棟受信盤に送り、火災表示と火災警報を行わせる場合がある。
【0004】
また、防災情報盤1から別途引き出されたガス漏れ信号線5a,5bに対しては、商用交流電源AC100Vで動作するガス漏れ警報器100を接続する場合がある。ガス漏れ警報器100は、主に台所の壁に設置され、検出状態を有電圧信号によりガス漏れ信号線5a,5bを介して防災情報盤1に出力している。
【0005】
具体的には、ガス漏れ警報器100は、停電・断線時に0V、正常監視時に6V、ガス漏れ(メタンガス)検出時に12V、一酸化炭素ガス検出時に18Vの有電圧信号を出力する。防災情報盤1は、この有電圧信号を受信し、ガス漏れ(メタンガス)検出時の12Vや一酸化炭素ガス検出時の18Vの有電圧信号を識別すると、対応するガス漏れ表示及びガス漏れ警報を行う。
【0006】
ここで火災報知を行う防災監視設備は、消防法の規格により、停電時にあっても所定時間の間、火災監視を行うことが義務付けられている。このため停電対策が施されなければならず、停電時には防災情報盤及び感知器回線には所定時間にわたり管理人室などに設置される非常電源装置から例えばDC24Vの電源が供給されて火災監視が行われる。
【0007】
しかしながら、ガス漏れ警報器100は、住戸から供給される商用交流電源AC100Vで動作するのみで、停電対策が施されていないことから、停電になると全くガス漏れ監視ができない。
【0008】
一方、最近、戸建て住宅用として、ガス漏れ警報器に火災検出機能を備えた複合型警報器が開発され、設置されはじめている。一般的な複合型警報器としては、図9に示す構成のものがある。
【0009】
図9おいて、複合型警報器1021、商用交流電源AC100Vにより電源回路部8で各回路部に対する所定の直流電源電圧を作り出して動作させている。この電源回路部8には、ノイズ吸収回路8a、電源トランス8b、整流回路8c、定電圧回路8dが設けられる。
【0010】
ガス漏れ警報回路部は、マイコン回路9、ガス検出回路10、ガスセンサ駆動回路11、温度補償回路12、ガス警報濃度設定回路13、電源灯14a、火災灯14b、ガス漏れ灯14c、COガス漏れ灯14dを備えた表示灯回路14、スピーカ16を備えた音声警報出力回路15から構成される。
【0011】
ガス検出回路10には例えば金属酸化物半導体(SnO3)ガスセンサが設けられ、半導体表面にガスが付着すると電気抵抗が急激に変化する特性を利用してガスを検出する。
【0012】
ガスセンサ駆動回路11は、ガスセンサの直近に設けた温度補償回路12の出力に基づくマイコン回路9からの制御信号を受けて最適な感度となるようにガスセンサを駆動する。
【0013】
ガス検出回路10は、マイコン回路9からの指示でメタンガス(CH4)と一酸化炭素ガス(CO)を的確に捉えるための負荷抵抗の値を切替えており、切替に対応して得られた出力電圧がマイコン回路9に入力され、この出力電圧は温度補償回路12の出力により補正される。
【0014】
ガス警報濃度設定回路13は、メタンガスと一酸化炭素ガスの各ガス濃度に対応した発報感度を設定するもので、調整された設定電圧値がマイコン回路9に入力され、温度補償による補正済みの出力電圧と比較され、ガス漏れか一酸化炭素ガスの充満(換気警報状態)かが判断される。
【0015】
このようなガス漏れ警報回路部に加え、火災警報回路102が設けられる。火災警報回路102は、例えば周囲温度の上昇で抵抗値が下がるサーミスタを利用した回路であり、この出力はマイコン回路9に入力され、所定値に達すると火災発生を判断する。
【0016】
ガス漏れ又は火災が判断されて警報状態になると、マイコン回路9の指示により音声警報出力回路16が動作してスピーカ16から対応した警報音を出力させ、表示灯回路14も警報内容に対応した表示灯を点灯する。火災とガス漏れが同時に判断された場合は、火災警報を優先する。
【0017】
更に移報回路部として火災警報接点出力回路22と外部出力回路23が設けられる。火災警報接点出力回路22は、火災が判断されたときに常開接点(a接点)を閉じ、無電圧接点信号を出力する。外部出力回路23は、停電・断線時に0V、正常監視時に6V、ガス漏れ検出時に12V、一酸化炭素ガス検出時に18Vの有電圧信号を出力する。
【0018】
このような図9の複合型警報器101は、基本的に、戸建て住宅用に設計され、警報器単独で警報音を出力し、ガスメータの遮断弁を動作させることを主目的にしている。また図8のガス漏れ警報器100と同様、商用交流電源で動作しており、停電時の火災監視が出来ない。
【0019】
この複合型警報器を集合住宅の防災監視設備に使用する場合には、図8のガス漏れ警報器100と同様、有電圧信号の移報出力をガス漏れ信号線5a,5bを介して防災情報盤1に出力することになる。また複合型警報器101で火災発生を判断した時には、火災表示すると共に火災警報音を出力し、更にガスメータ内蔵のガス遮断弁を作動させるため無電圧接点信号を出力する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の複合型警報器を集合住宅の防災監視設備に適用しようとした場合、次のような問題がある。
【0021】
まず複合型警報器は、火災検出機能を有しているものの停電対策機能を備えていないことから、火災信号となる無電圧接点信号を、防災情報盤に接続することができない。
【0022】
このため複合型警報器を、台所の壁等に設置した場合でも、別途台所には感知器回線に接続される火災感知器を設置する必要が有り、重複する設備になりコストアップとなる。
【0023】
また複合型警報器を感知器回線に接続し、感知器回線からの電源供給を受けて停電対策を施すことも考えられるが、ガスセンサを駆動するためには内部のヒータに駆動電圧を供給することが必要であり、消費電力が掛かり過ぎる。このため複合型警報器についても停電対策を行うと、非常電源装置の容量を大きくしなければならない問題がある。
【0024】
更に防災情報盤でガス漏れ警報や換気注意警報を行うため、複合型警報器からの有電圧信号を移報する専用のガス漏れ信号線5a,5bを必要とし、住戸内の配線が複雑となり、その分、コストアップとなり、設置工事も煩雑になる。
【0025】
本発明は、複合型警報器を通常の火災感知器と同様に感知器回線に接続して火災監視及びガス漏れ監視の両方ができる防災監視設備および複合型警報器を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、火災警報機能とガス漏れ警報機能を有する複合型警報器を、防災情報盤から引き出された感知器回線に火災感知器と共に接続して火災及びガス漏れを監視する防災監視設備であって、複合型警報器に、商用交流電源からの電源供給で動作し、ガスを検出して警報すると共に、ガス検出信号を出力するガス漏れ警報回路部と、感知器回線からの電源供給で動作し、火災検出時に火災発報信号を感知器回線を介して防災情報盤に出力すると共に、ガス漏れ警報回路部に電気的に分離した火災発報信号を出力して火災警報を行わせる火災感知器回路部と、ガス漏れ警報回路部から出力されるガス検出信号を電気的に分離させた後に火災感知器回路部を介して感知器回線により防災情報盤に出力する信号送信回路部とを設け、また防災情報盤に火災発報信号及びガス検出信号を識別し対応した警報を行う監視部を設けたことを特徴とする。ここで複合型警報器の火災感知器回路部は、火災発報信号をフォトカプラを介してガス漏れ警報回路部に出力する。
【0027】
また信号送信回路部は、ガス検出信号をフォトカプラを介して火災感知器回路部に出力する。
【0028】
このため複合型警報器の火災感知器回路部は、商用交流電源からの電源供給から電気的に分離され、感知器回線から通常の火災感知器と同様に電源供給を受けて動作することとなり、停電対策は火災感知器と同様に取られ、火災感知器が一台増えた程度に相当し、そのために予備電源装置の容量を特に大きくする必要はない。また感知器回線に接続できるため、複合型警報器を設置している台所等に重複して火災感知器を設置する必要はない。
【0029】
またガス検出によるガス検出信号も感知器回線により防災情報盤に送ってガス漏れ警報を行わせることができ、専用のガス漏れ信号線が不要となる。
【0030】
また複合型警報器のガス漏れ警報回路は,検出したガスの種類に対応した異なるパルス幅と周期からなるパルス信号をガス検出信号として出力し、防災監視盤の監視部は、複合型警報器からのパルス信号によるガス検出信号を受信判断して検出ガスの種類に対応した警報を行う。
【0031】
また複合型警報器のガス漏れ警報回路部は、ガス検出信号として防災情報盤で火災と判断する火災発報信号の継続時間に対し区別可能なパルス幅と周期のパルス信号を出力する。
【0032】
また複合型警報器は、火災感知器回路部への電源供給を、商用交流電源からの電源供給側または感知器回線からの電源供給側に切替える切替回路部を設け、この電源切替により一台でシステム用としても単独用としても選択的に利用可能とする。
【0033】
また複合型警報器の火災感知器回路部は、遠隔試験用の試験回路を備え、試験回路は感知器回線からの試験信号を受信することで作動試験を行わせる。
【0034】
更に本発明は、火災警報機能とガス漏れ警報機能を有し、感知器回線に火災感知器と共に接続されて火災及びガス漏れを監視する複合型警報器そのものを提供するものであり、本発明の複合型警報器は、商用交流電源からの電源供給で動作し、ガスを検出して警報すると共に、ガス検出信号を出力するガス漏れ警報回路部と、感知器回線からの電源供給で動作し、火災検出時に火災発報信号を感知器回線に対して出力すると共に、ガス漏れ警報回路部に電気的に分離した火災発報信号を出力して火災警報を行わせる火災感知器回路部と、ガス漏れ警報回路部から出力されるガス検出信号を、電気的に分離させた後に火災感知器回路部を介して感知器回線に対して出力する信号送信回路部とを設けたことを特徴とする。この場合のそれ以外の特徴は防災監視設備の場合と同じになる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による防災監視設備における住戸内の設備構成を示した説明図である。
【0036】
図1において、集合住宅の各住戸には防災情報盤1が設置されており、防災情報盤1から住戸内に電源兼用信号線として機能する感知器回線2a,2bが引き出されている。この感知器回線2a,2bには火災感知器3が1または複数接続され、その終端には断線監視用の終端抵抗4が接続される。尚、防災情報盤1は伝送線7aと電源線7bによって図示しない住棟受信盤に接続される。
【0037】
更に本発明にあっては、感知器回線2a,2bに対し火災感知器3と同様に、火災警報機能とガス漏れ警報機能を有する複合型警報器5を接続している。この複合型警報器5は、後の説明で明らかにするように、ガス漏れ警報回路部については商用交流電源AC100ボルトによる電源供給を受けて動作しており、また火災感知器回路部については防災情報盤1から感知器回線2a,2bによる電源供給を受けて動作している。
【0038】
複合型警報器5で火災検出が行われると、火災感知器3と同様に感知器回線2a,2b間が低インピーダンスにされ、発報電流が流れることで防災情報盤1に対し火災発報信号が送出される。
【0039】
防災情報盤1には火災監視部1aとガス漏れ監視部1bの機能が設けられている。火災監視部1aは火災発報信号の受信状態が予め定めた遅延時間例えば200ms継続したときに火災と判断し、住戸内に感知器の作動を示す音声警報を行う。このためノイズなどにより例えば200ms未満の短い火災発報信号に相当する信号入力があっても、火災監視部1aは火災と判断することはない。
【0040】
火災発報信号から火災を判断した火災監視部1aは、タイマを起動して例えば2〜5分の間に定めた所定時間の経過を判断し、この間に居住者が確認スイッチ釦を押すと、火災確認信号を伝送線7aを介して管理人室の図示しない住棟受信盤に送出し、火災警報動作を行わせる。居住者による確認スイッチ釦の操作がない場合には、タイマの設定時間経過時点で火災確認信号を住棟受信機に送出して、同様に火災警報動作を行わせる。
【0041】
複合型警報器5に設けているガス漏れ警報回路部でガス漏れ検出が行われると、感知器回線2a,2bに対し検出したガスの種類に対応したパルス信号の送出が行われる。
【0042】
複合型警報器5にあっては、例えばメタンガス(CH4 )と一酸化炭素(CO)の2種類のガス漏れを検出することができ、この検出した各ガスの種類に対応した異なるパルス幅と周期をもったパルス信号がガス検出信号として感知器回線2a,2bに送出される。このパルス信号からなるガス検出信号がガス漏れ監視部1bで受信され、識別されてガス漏れ警報あるいはCO換気警報を行う。もちろん、ガス漏れ警報及びCO換気警報については複合型警報器5自身でも行われることになる。
【0043】
図2は図1の複合型警報器5の実施形態を示した回路ブロック図である。本発明で使用する複合型警報器5は、ガス漏れ警報回路部5Aと火災感知器回路部5Bで構成されている。
【0044】
ガス漏れ警報回路部5Aには、ノイズ吸収回路8a,電源トランス8b,整流回路8c及び定電圧回路8dを備えた電源回路部8、MPUやメモリを備えたマイコン回路9、ガス検出回路10、ガスセンサ駆動回路11、温度補償回路12、ガス警報濃度設定回路13、電源灯14a、火災灯14b、ガス漏れ灯14c、COガス漏れ灯14dを備えた表示灯回路14、無電圧接点信号を出力する火災警報接点出力回路22、有電圧信号を出力する外部出力回路23を備える。
【0045】
一方、火災感知器回路部5Bには火災感知器回路18と火災発報信号送出回路19が設けられる。火災感知器回路18は、図1の防災情報盤1からの感知器回線2a,2bに接続されて電源供給を受けて動作している。火災感知器回路18で火災を検出すると、感知器回線2a,2b間を低インピーダンスにして発報電流を流すことで、図1の防災情報盤1に対し火災発報信号を送出する。同時に火災感知器回路18は火災発報信号送出回路19に火災発報信号を出力する。
【0046】
火災発報信号送出回路19にはフォトカプラ20のLED側となる発光部20aが接続されており、火災感知器回路18より火災発報信号を受けると、発光部20aを発光駆動する。火災ガス漏れ警報回路部5A側の火災発報信号受信回路21には、フォトカプラ20のフォトトランジスタを使用した受光部2bが設けられており、発光部20aからの火災発報信号による発光を受けて受光部2bのフォトトランジスタがオンし、火災発報信号受信回路21からマイコン回路9に火災発報信号を入力する。
【0047】
このようにガス漏れ警報回路部5Aと火災感知器回路部5B側は、フォトカプラ20を使用した火災発報信号送出回路19と火災発報信号受信回路21により電気的に分離されている。
【0048】
図2の複合型警報器5は、更に、マイコン回路9でメタンガスのガス漏れを検出した場合のガス漏れ信号と、一酸化炭素ガスを検出した場合のCO換気信号を、それぞれ固有のパルス信号に変換して送信させる信号送信回路部を備える。この信号送信回路部は、ガス漏れ信号送信回路33、CO換気信号送信回路34、OR回路35、フォトカプラ36、及び信号受送信回路37で構成される。
【0049】
ガス漏れ信号送信回路33は、マイコン回路9からのガス漏れ信号を入力すると所定パルス幅と周期のパルス信号を出力する。CO換気信号送信回路34は、マイコン回路9からのCO換気信号を入力すると、ガス漏れ信号送信回路33とは異なる所定のパルス幅と周期のパルス信号を出力する。
【0050】
ガス漏れ信号送信回路33及び又はCO換気信号送信回路34からのパルス信号はOR回路35に入力され、フォトカプラ36のLEDでなる発光部36aを発光駆動する。
【0051】
発光部36aからの光はフォトカプラ36のフォトトランジスタを用いた受光部36bで受光され、信号受送信回路37に入力される。信号受送信回路37は、フォトカプラ36を介して電気的に分離されたガス漏れ信号またはCO換気信号を受信し、対応したパルス信号を火災感知器回路18に出力し、感知器回線2a,2bに対し電流モードでパルス信号を送出させる。
【0052】
図3は図2の信号送信回路部より送信されるパルス信号のタイムチャートである。図3(A)はCO換気信号に対応したパルス信号であり、パルス幅は50msで周期が300msに設定されている。また図3(B)はガス漏れ信号に対応したパルス信号であり、パルス幅が5msで周期が30msとなっている。
【0053】
このCO換気信号及びガス漏れ信号に対応した各パルス信号のパルス幅と周期は、図1の防災情報盤1の火災監視部1aに設定しているノイズを誤って火災発報信号として受信することを防止のための遅延時間、例えば遅延時間200msからパルス信号が区別できるように設定している。
【0054】
即ち図1の防災情報盤1に設けた火災監視部1aにあっては、火災発報信号が遅延時間200ms継続したときに真の火災発報信号の受信と判断しており、この火災発報信号と図3(A)(B)のCO換気信号及びガス漏れ信号に対応した各パルス信号を区別して受信できるようにするため、CO換気信号についてはパルス幅50ms、周期300ms、ガス漏れ信号についてはパルス幅5ms、周期30msを設定している。
【0055】
即ちCO換気信号に対応したパルス信号は、パルス幅50msのパルス信号を出力した後、250msの間、停止するサイクルであり、またガス漏れ信号に対応したパルス信号は、CO換気信号に対しパルス幅が10分の1で周期が10分の1、即ち10倍の周波数のパルス信号であり、防災情報盤1で遅延時間200ms継続したときに受信と判断される火災発報信号に対し明確に識別することができる。
【0056】
またOR回路35によりガス漏れ信号とCO換気信号に対応した各パルス信号論理和がとられていることから、両者が同時に得られた場合には、図3(C)に示すようなCO換気信号とガス漏れ信号を合わせたパルス信号が送出される。このCO換気信号とガス漏れ信号の同時送出にあっても、連続パルス幅は55msを超えることがなく、したがって防災情報盤側においてパルス信号を火災発報信号と誤って受信することはない。
【0057】
また集合住宅の各住戸に設置される複合型警報器5は複数の場合がある。例えば図1において、感知器回線2a,2bに複合型警報器5を3台接続した最悪の条件を考慮しても、
(50ms×3)+(5ms×3)=165ms
から連続パルス幅は165msであり、防災情報盤1が火災発報信号の受信と判断する遅延時間200msを超えることがなく、したがってCO換気信号とガス漏れ信号が図3(C)のように同時に送信されたとしても、防災情報盤1側でパルス信号を火災発報信号と誤って受信することはない。
【0058】
もちろん、この実施形態にあってはCO換気信号とガス漏れ信号に対応した各パルス信号のパルス幅及び周期を複合型警報器5の最大数として3台接続した場合を条件に決めているが、受信側となる防災情報盤1の火災発報信号受信までの遅延時間やその識別能力などを考慮し、火災発報信号と誤って判断されないことが可能な範囲で適宜のパルス幅及び周期を設定すればよい。
【0059】
図2の複合型警報器5における火災感知器回路部5Bから感知器回線2a,2bに出力する信号は、パルス信号を用いたCO換気信号とガス漏れ信号についても電流モードで送出しており、これに対し図1の防災情報盤1の火災監視部1a及びガス漏れ監視部1bにあっては、線路電流を例えば感知器回線2a側に挿入接続した抵抗の両端電圧として受信する。この受信電圧は例えば次のようになる。
(1)正常監視時(終端抵抗あり)に1.5〜2.5ボルト
(2)断線時に1.0ボルト以下、
(3)信号受信時に4.0〜5.0ボルト
具体的には、正常監視状態の電圧レベルに重畳された形で火災発報信号、CO換気信号及びガス漏れ信号に対応した各パルス信号が受信され、防災情報盤1側に内蔵しているマイコン回路のAD変換により取り込まれて信号が識別される。
【0060】
図4は図2の火災感知器回路18の一例を示した回路ブロック図である。この火災感知器回路18は、整流回路24a、ノイズ吸収回路24b、定電圧回路25、電流制限回路26、熱検出回路27、比較回路28、定温設定回路29、火災信号出力回路30で構成される。
【0061】
熱検出回路27には温度検出素子としてサーミスタを設けており、温度上昇によるサーミスタ抵抗値の低下を電圧に変換し、定温設定回路29の設定電圧と比較することにより定温式感知器の特性を実現している。
【0062】
即ち熱検出回路27からの検出信号が定温設定回路29の設定温度に対応した値を超えると比較回路28が出力し、火災信号出力回路30のトランジスタなどのスイッチング素子をオンし、端子L,Cに接続された感知器回線2a,2b間を低インピーダンスにして発報電流を流すことで、防災情報盤1側に火災発報信号を送信する。
【0063】
火災信号出力回路30と直列に図2のフォトカプラ20のLEDを用いた発光部20aが接続されている。このため、火災感知器回路18で火災検出動作が行われて感知器回線2a,2b間に発報電流が流れると、同時にフォトカプラ20の発光部20aが発光駆動され、これによって図2のフォトカプラ20の受光部20b側に受光出力が行われ、火災発報信号受信回路21を経由してマイコン回路部9に火災発報信号が入力される。
【0064】
また火災信号送出回路30には図2のフォトカプラ36の受光部20bとなるフォトトランジスタが接続される。このため図2の信号受送信回路37は火災信号出力回路30に内蔵されることになる。
【0065】
一方、図1の火災感知器3は、図4の回路に破線で示す作動表示灯回路31を加えた回路であり、同様に定温式感知器としての特性により火災を検出して感知器回線に火災発報信号を送出する。また火災発報信号の送信により作動表示灯回路33を駆動し図示しない作動表示灯を点灯させる。
【0066】
次に本発明の防災監視設備及び複合型警報器の動作を説明する。図1のように防災情報盤1からの感知器回線2a,2bに接続された複合型警報器6は、図2から明らかなように、感知器回線2a,2bによる電源供給を火災感知器回路18で受けて火災を監視している。
【0067】
同時に商用交流電源AC100ボルトの供給を受けて、電源回路部8で各回路部に供給する例えばDC5ボルトとなる所定の直流電源電圧を作り出し、ガス漏れ警報回路部5A側を動作している。
【0068】
この状態で図3に示した回路構成をもつ火災感知器回路18で火災が検出されると、感知器回線2a,2b間を低インピーダンスにして発報電流を流し、防災情報盤1に対し火災発報信号を送出する。火災発報信号を受信した防災情報盤1の火災監視部1aにあっては、火災警報表示を行うと共に音声警報により火災感知器の作動を住戸内に知らせる。
【0069】
火災発報信号の受信から例えば2〜5分の範囲の所定時間内に防災情報盤1に設けている確認スイッチのオン操作が行われると、伝送線7aにより図示しない住棟受信盤に対し火災確認信号を送出して、住棟受信盤側で火災発生表示と警報表示を行わせる。また所定時間内に確認操作がなければ、所定時間の経過時点で防災情報盤1は住棟受信盤に火災確認信号を送出し、同様にして火災発生表示と警報を行わせる。
【0070】
一方、図2の複合型警報器5にあっては、感知器回線2a,2bに対する火災発報信号の送信と同時に、火災感知器回路18は火災発報信号を送信することで火災発報信号送出回路19を動作してフォトカプラ20の発光素子20aを発光駆動し、この発光出力が受光部20bで受光され、火災発報信号受信回路21からマイコン回路9に入力される。
【0071】
火災発報信号の入力を受けたマイコン回路9は、表示灯回路14を動作し、火災灯14bを点灯する。また音声警報出力回路15を作動し、スピーカ16から例えば「ピーピー、火災警報器が作動しました。確認してください。」のような音声警報を出力させる。更に火災警報接点出力回路22のa接点を閉じることで外部に対し無電圧接点信号を出力し、例えばガス緊急遮断弁の遮断動作を行わせることができる。
【0072】
一方、ガス漏れ警報回路部5A側のガス検出回路10において、都市ガス(メタンガス)や一酸化炭素ガスに応じた出力電圧がマイコン回路9に入力され、ガス警報濃度設定回路13による設定濃度を超えた場合には、ガス警報状態となり、表示灯回路14によりガス漏れ灯14cあるいはCOガス漏れ灯14dを点灯する。
【0073】
また音声警報出力回路15によるスピーカ16の駆動で、例えばガス漏れの場合には「ピッピッピッピッ、ガスが漏れていませんか。」というような音声警報を出力させる。COガスの場合には「ピッポピッポ、空気が汚れて危険です。窓を開けて換気をしてください。」といった音声警報を出力させる。更に、火災とガス漏れが重複した場合については火災警報を優先した音声警報出力が行われる。
【0074】
また、マイコン回路9は、ガス警報状態になると外部出力回路23に対し指示を行い、ガス漏れ(メタンガス)検出時には12V、一酸化炭素ガス検出時には18Vの有電圧信号を外部に対して移報出力させる。この有電圧信号は,例えばマイコンメータなどの制御出力として使用される。
【0075】
一方、監視中に住戸において停電が発生した場合、商用交流電源AC100ボルトが断たれることで図2のガス漏れ警報回路部5Aは動作が停止してしまう。しかしながら、火災感知器回路部5B側は感知器回線2a,2bによる電源供給を受けて動作しているため、住戸に停電があっても火災監視機能が失われることはない。
【0076】
またマイコン回路9でメタンガスが警報ガス濃度に達してガス漏れが検出された場合には、ガス漏れ信号送信回路33に対しガス漏れ信号が出力され、ガス漏れ信号送信回路33は図3(B)のパルス幅5msで周期30msとなるパルス信号をOR回路35に出力する。
【0077】
OR回路35は入力するパルス信号によりフォトカプラ36の発光部36aを発光駆動し、受光部36bを介して電気的に分離されたガス漏れ信号を示すパルス信号を信号受送信回路37に入力し、火災感知器回路18を介して感知器回線に電流モードでパルス信号を送信する。
【0078】
このパルス信号の送信は、図4の火災信号出力回路30のスイッチング素子がフォトカプラの受光部36bの出力によりオン,オフされ、感知器回線2a,2bに電流モードでパルス信号を送信することになる。
【0079】
複合型警報器5からのパルス信号は図1の防災情報盤1で受信され、正常監視状態の1.5〜2.5ボルトとなる電圧に上乗せする形で4.0〜5.0ボルトに立ち上がるパルス電圧が受信され、ガス漏れ監視部1bでパルス幅とその周期からガス漏れ信号であることが識別され、防災情報盤1においてガス漏れ警報ランプの点灯と音声警報によるガス漏れ警報が出される。
【0080】
図2のマイコン回路9で一酸化炭素ガスが警報濃度に達した場合のCO換気信号の出力についても同様であり、図3(A)のCO換気信号に対応した50msで周期300msのパルス信号が感知器回線2a,2b間に送出され、図1の防災情報盤1のガス漏れ監視部1bでCO換気信号が識別され、換気を促す警報表示と音声警報出力が行われる。
【0081】
図5は本発明の防災監視盤設備で使用する複合型警報器5の他の実施形態を示した回路ブロック図である。この実施形態にあっては、火災感知器回路部5Bに設けている火災感知器回路18に対する電源供給を、感知器回線2a,2b側からの電源供給と商用交流電源AC100ボルトによる電源供給を行う電源回路部8側からの電源供給について切替可能としたことを特徴とする。
【0082】
即ち、火災感知器回路18と感知器回線2a,2bの接続端子との間の信号線に電源切替回路32を構成する切替スイッチ32a.32bを設けている。切替スイッチ32a.32bは、コモン側を火災感知器回路18からの回線に接続し、その切替端子aに対し感知器回線2a,2b側を接続し、切替端子b側には電源回路部8側を接続している。
【0083】
このような電源切替回路32を設けたことで、例えば図1のように防災情報盤1からの感知器回線2a,2bに接続して使用する場合には、図示のように切替スイッチ32a,32bを切替端子a側に切り替え、これにより感知器回線2a,2bによる電源供給を受けて火災感知器回路部6Bを動作させることができる。
【0084】
これに対し図5の複合型警報器5をシステム用ではなく、戸建て住宅等で独立して使用する場合には、切替スイッチ32a,32bを切替端子b側に切り替え、これにより電源回路部8からの電源供給により火災感知器回路18、火災発報信号送出回路19及び信号受送信回路37を動作させることができ、実質的に図9の従来の複合型警報器101と同じ状態にできる。
【0085】
このような電源切替回路32を設けることで、1台の複合型警報器5であっても、防災情報盤1側からの感知器回線からの電源供給により火災感知器回路部を動作させるか、商用交流電源からの電源供給で火災感知器回路部を動作させるかを必要に応じて選択することができる。
【0086】
図6は、本発明の他の実施形態を示した住戸内の設備構成であり、火災感知器および複合型警報器の火災感知器回路部につき遠隔試験を行うようにしたことを特徴とする。
【0087】
図6において、防災情報盤1側の感知器回線2a,2bには中継器39が設けられ、遠隔試験の際に中継器39に対し外部試験器38をコネクタケーブルで接続する。火災感知器3には遠隔試験用試験回路40が組み込まれ、また複合型警報器5にも遠隔試験機能を備えた火災感知器回路部18aが組み込まれている。
【0088】
外部試験器38で試験スイッチを操作すると、中継器39内のリレーが作動され、防災情報盤1に対する感知器回線2a,2bの接続を切り離し、外部試験器34側に切替わる。
【0089】
この状態で外部試験器34は、複合型警報器5に設けた遠隔試験機能付きの火災感知器回路部18aを含む火災感知器3のアドレスを順次指定しながら試験信号(試験コマンド)を送出して試験を行わせ、試験による発報信号を受信すれば正常と判断し、火災発報信号を受信できなければ異常と判断して試験結果を表示する。この外部試験器34としては、例えば特開平11−259787号のような遠隔試験を行う遠隔試験器が使用できる。
【0090】
図7は、複合型警報器5に設けているの遠隔試験機能付きの火災感知器回路部18aの回路ブロック図であり、図4の火災感知器回路部18に更に遠隔試験機能を実現するためインタフェース回路として機能する試験回路41とスイッチ回路42を設けている。
【0091】
試験回路41は図6の外部試験器38からの火災感知器回路部18aのアドレスを指定した試験信号を受信し、スイッチ回路42に試験信号を出力して比較回路28を火災検出時と同様に動作させ、火災信号出力回路30から正常であれば試験による発報信号を感知器回線2a,2bを介して外部試験器38に送出し、試験結果を表示させる。
【0092】
また図6の遠隔試験機能付きの火災感知器3は、図7の回路に破線で示す作動表示灯回路31を加えた回路であり、同様に外部試験器38からの感知器アドレスを指定した試験信号を受信して試験動作を行い、正常であれば火災発報信号を送出する。
【0093】
なお図2及び図5の実施形態にあっては、複合型警報器5からの有電圧信号を外部に出力する移報用の外部出力回路23を設けているが、この回路は、省略しても良い。
【0094】
また図2及び図5の実施形態にあっては、ガス漏れ信号送信回路33、CO換気信号送信回路34が、マイコン回路9からのガス漏れ信号、CO換気信号を入力することで、所定のパルス信号を出力するものであったが、マイコン回路9から直接所定パルス信号を出力するようにしても良い。この場合、マイコン回路9が信号送信回路部の機能の一部を内蔵することになる。
【0095】
また、上記の実施形態のガス漏れ検出回路部にあっては、メタンガスと一酸化炭素ガスの2種類のガス漏れを検出するものであったが、いずれか一方のガスのみ検出するものであっても良い。
【0096】
また上記の実施形態にあっては、ガス検出信号を感知器回線に対し出力するにあたりパルス信号伝送方式を使っていたが、伝送方式はこれに限らず、例えば火災感知器回路に防災情報盤との間でやり取りを行う伝送回路を設けて、伝送によりガス検出信号を感知器回線に出力するなど、公知の伝送方式を使用することが可能である。
【0097】
また図の実施形態にあっては、外部試験器38の試験処理機能を防災情報盤1の機能として組み込み、防災情報盤1から遠隔試験を行うようにしても良い。
【0098】
また上記の実施形態にあっては、防災監視設備及び複合型警報器の設置場所として、集合住宅や戸建て住宅を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、旅館、ホテルなどの宿泊施設、飲食店、オフィスビルなどにも適用できる。
【0099】
また上記の実施形態にあっては、火災感知器及び複合型警報器が接続される感知器回線は、防災情報盤から直接引き出されていたが、中継器を設け、中継器から引き出されるようにし、中継器経由で火災発報信号及びガス検出信号を防災情報盤や住棟受信盤に送るようにしても良い。
【0100】
また上記の実施形態にあっては、火災感知器回路18としてサーミスタを使用した定温式感知器を例にとるものであったが、これ以外に光電式煙感知器などの他の感知器構成を使用してもよい。
【0101】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、ガス検出信号についても感知器回線により防災情報盤に送ってガス漏れ警報を行わせることができるため、専用のガス漏れ信号線を接続する必要がなく、その分、住戸内の設備構成が簡単となり、コストダウンを図ることもできる。
【0102】
また複合型警報器の火災感知器回路部は、商用交流電源からの電源供給に対し電気的に分離され、感知器回線から通常の火災感知器と同様、電源供給を受けて動作することとなり、停電対策は火災感知器と同様に実現でき、複合型警報器の停電対策のための専用の予備電源を必要としないことから、予備電源装置の容量を特に大きくする必要はない。
【0103】
また複合型警報器を感知器回線に接続できるため、複合型警報器を設置している台所などに重複して火災感知器を設置する必要はない。
【0104】
更に複合型警報器の火災感知器回路部を通常の火災感知器と共に遠隔的に試験ができ、保守点検が容易となり、設備の信頼性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災監視設備の住戸内の設備構成の説明図
【図2 】図1の火災ガス漏れ警報器の実施形態を示した回路ブロック図
【図3】図2の信号送信回路部で送信するパルス信号のタイムチャート
【図4】図2の火災感知器回路の回路ブロッック図
【図5】図1の火災ガス漏れ警報器の他の実施形態を示した回路ブロック図
【図6】遠隔試験機能を備えた本発明による防災監視設備の他の実施形態を示した説明図
【図7】図6の複合型警報器に設けた遠隔試験機能付きの火災感知器回路の回路ブロック部
【図8】ガス漏れ警報器を接続した従来設備の説明図
【図9】従来の複合型警報器を示した回路ブロック図
【符号の説明】
1:住宅情報盤
2a,2b:感知器回線
3:火災感知器
4:終端抵抗
5:複合型警報器
8:電源回路部
9:マイコン回路
10:ガス検出回路
11:ガスセンサ駆動回路
12:温度補償回路
13:ガス警報濃度設定回路
14:表示灯回路
15:音声警報出力回路
16:スピーカ
18:火災感知器回路
19:火災発報信号送出回路
20,36:フォトカプラ
20a,36a:発光部
20b,36b:受光部
21:火災発報信号受信回路
22:火災警報接点出力回路
23:外部出力回路
24:整流・ノイズ吸収回路
25:定電圧回路
26:電流制限回路
27:熱検出回路
28:比較回路
29:定温設定回路
30:火災信号出力回路
31:作動表示灯回路
32:電源切替回路
32a,32b:切替スイッチ
33:ガス漏れ信号送信回路
34:CO換気信号送信回路
35:OR回路
37:信号受送信回路
38:外部試験器
39:中継器
40:遠隔試験用試験回路
41:試験回路
42:スイッチ回路

Claims (14)

  1. 火災警報機能とガス漏れ警報機能を有する複合型警報器を、防災情報盤から引き出された感知器回線に火災感知器と共に接続して火災及びガス漏れを監視する防災監視設備において、
    前記複合型警報器に、
    商用交流電源からの電源供給で動作し、ガスを検出して警報すると共にガス検出信号を出力するガス漏れ警報回路部と、
    前記感知器回線からの電源供給で動作し、火災検出時に火災発報信号を前記感知器回線を介して前記防災情報盤に出力すると共に、前記ガス漏れ警報回路部に電気的に分離した火災発報信号を出力して火災警報を行わせる火災感知器回路部と、
    前記ガス漏れ警報回路部から出力されるガス検出信号を電気的に分離した後に前記火災感知器回路部を介して前記感知器回線により前記防災情報盤に出力する信号送信回路部と、
    を設け、
    前記防災情報盤に、前記火災発報信号及び前記ガス検出信号を識別し、対応した警報を行う監視部を設けたことを特徴とする防災監視設備。
  2. 請求項1記載の防災監視設備において、前記複合型警報器の火災感知器回路部は火災発報信号をフォトカプラを介して前記ガス漏れ警報回路部に出力することを特徴とする防災監視設備。
  3. 請求項1記載の防災監視設備において、前記複合型警報器の信号送信回路部は、ガス検出信号をフォトカプラを介して前記火災感知器回路部に出力することを特徴とする防災監視設備。
  4. 請求項1記載の防災監視設備において、前記複合型警報器のガス漏れ警報回路は,検出したガスの種類に対応した異なるパルス幅と周期からなるパルス信号をガス検出信号として出力し,前記防災監視盤の監視部は、前記複合型警報器からのパルス信号によるガス検出信号を受信判断して検出ガスの種類に対応した警報を行うことを特徴とする防災監視設備。
  5. 請求項4記載の防災監視設備において、前記複合型警報器のガス漏れ警報回路部は、ガス検出信号として前記防災情報盤で火災と判断する火災発報信号の継続時間に対し区別可能なパルス幅と周期のパルス信号を出力することを特徴とする防災監視設備。
  6. 請求項1記載の防災監視設備において、前記複合型警報器は、前記火災感知器回路部への電源供給を、商用交流電源からの電源供給側または前記感知器回線からの電源供給側に切替える切替回路部を設けたことを特徴とする防災監視設備。
  7. 請求項1記載の防災監視設備において、前記複合型警報器の火災感知器回路部は遠隔試験用の試験回路を備え、前記試験回路は感知器回線からの試験信号を受信することで作動試験を行わせることを特徴とする防災監視設備。
  8. 火災警報機能とガス漏れ警報機能を有し、感知器回線に火災感知器と共に接続されて火災及びガス漏れを監視する複合型警報器において、
    商用交流電源からの電源供給で動作し、ガスを検出して警報すると共に、ガス検出信号を出力するガス漏れ警報回路部と、
    前記感知器回線からの電源供給で動作し、火災検出時に火災発報信号を前記感知器回線に対して出力すると共に、前記ガス漏れ警報回路部に電気的に分離した火災発報信号を出力して火災警報を行わせる火災感知器回路部と、
    前記ガス漏れ警報回路部から出力されるガス検出信号を電気的に分離した後に前記火災感知器回路部を介して感知器回線に対して出力する信号送信回路部と、を設けたことを特徴とする複合型警報器。
  9. 請求項8記載の複合型警報器において、前記火災感知器回路部は、火災発報信号をフォトカプラを介して前記ガス漏れ警報回路部に出力することを特徴とする複合型警報器。
  10. 請求項8記載の複合型警報器において、前記信号送信回路部は、ガス検出信号をフォトカプラを介して前記火災感知器回路部に出力することを特徴とする複合型警報器。
  11. 請求項8記載の複合型警報器において、前記ガス漏れ警報回路は、検出したガスの種類に対応した異なるパルス幅と周期からなるパルス信号をガス検出信号として出力することを特徴とする複合型警報器。
  12. 請求項11記載の複合型警報器において、前記ガス漏れ警報回路部は、ガス検出信号として防災情報盤で火災と判断する火災発報信号の継続時間に対し区別可能なパルス幅と周期のパルス信号を出力することを特徴とする複合型警報器。
  13. 請求項8記載の複合型警報器において、前記火災感知器回路部への電源供給を、商用交流電源からの電源供給側または前記感知器回線からの電源供給側に切替える切替回路部を設けたことを特徴とする複合型警報器。
  14. 請求項8記載の複合型警報器において、前記火災感知器回路部は遠隔試験用の試験回路を備え、前記試験回路は感知器回線からの試験信号を受信することで作動試験を行わせることを特徴とする複合型警報器。
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