JP3803077B2 - 火災報知設備の電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信機から引き出された電話外線の電話ジャックに対する電話器の挿入接続を受信機側で検出して受信機側電話器と通話を行う火災報知設備の電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、火災報知設備の電話装置としては、例えば図5のものが知られている。図5は、火災報知設備の電話装置の系統を取り出しており、受信機100からは例えば火災監視系統毎に電話外線102−1〜102−nが引き出され、電話外線102−1〜102−nの各々に、1又は複数の電話ジャック104を接続している。
【0003】
電話ジャック104は警戒区域に設置された火災発信機や表示盤に設けられており、例えば電話外線102−1の終端の電話ジャック104のように、ここに電話器106を挿入接続して受信機100側と通話することができる。
【0004】
受信機100には、電話器回路部108と電話接続検出部110が設けられている。電話回路部108は一端に電話ジャック112を接続し、ここに受信機用電話器114が挿入接続される。電話器回路部108の他端は通話接続検出部110に接続され、通話接続検出部110は電話外線102−1〜102−nを分岐接続している。
【0005】
受信機100側と通話を行いたい場合には、例えば電話外線102−1のように電話ジャック104に監視要員などが携帯している電話器106を挿入接続すると、受信機100の電話接続検出部110で電話器106の挿入接続が検出され、図示しない受信制御部側に検出信号を出力し、ブザーを鳴らすと共に表示灯を点滅して通話呼出を行う。
【0006】
この通話呼出に対し、管理者などは受信機100に設置してある受信機用電話器114を電話ジャック112に挿入接続することで、端末側の電話器106との間で通話ができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−348498号公報
【特許文献2】
特開平5−336261号公報
【特許文献3】
特開平9−81870号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の火災報知設備の電話装置にあっては、受信機100に対し電話外線102−1〜102−nをすべて共通に接続していたため、例えば電話外線102−1の系統の電話器106で通話を行っている場合、残りの電話外線102−2〜102−nの外来ノイズが全て通話中の電話外線102−1の系統に加わり、通話連絡中に外来ノイズが聞こえ、非常に耳障りであった。
【0009】
本発明は、通話系統が増加しても外来ノイズを最小限に抑えて高い通話品質を保証する火災報知設備の電話装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、受信機から引き出された複数系統の電話外線毎に1又は複数の電話ジャックを接続し、電話ジャックに電話器を挿入接続したことを受信機側で検出して受信機用電話器と通話を行う火災報知設備の電話装置を対象とする。
【0011】
このような火災報知設備の電話装置として本発明にあっては、受信機に、受信機側電話器を一端に接続すると共に複数系統の電話外線に至る分岐線を他端に共通接続し、電話外線の電話ジャックに対する電話器の挿入接続を検出して通話呼出を行わせる電話器回路部と、電話器回路部からの分岐線の各々に設けられた複数のスイッチ回路部と、複数のスイッチ回路部から電話外線に至る分岐線の各々に設けられ、電話外線に接続している電話ジャックに対する電話器の挿入接続を検出した際に、該当するスイッチ回路部をオンして電話回路部に接続する複数の電話接続検出部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
ここでスイッチ回路部と電話接続検出部を、複数の電話回線を1つに取りまとめた分岐線に設けるようにしても良い。
【0013】
このような本発明による火災報知設備の電話装置によれば、受信機内の電話器回路部に対し分岐接続された電話外線側は、電話外線の電話ジャックに対する電話器の挿入接続を検出しない非通話時にあっては、各分岐線に設けたスイッチ回路部をオフにして電話器回路部から切り離しており、電話外線の電話ジャックに対する電話器の挿入接続を電話接続検出部で検出した場合に、該当するスイッチ回路部のみをオンして接続を検出した電話外線を電話器回路部に接続することとなり、通話が行われない他の電話外線は切り離し状態にあるために、外来ノイズが混入してくることはなく、電話外線を多数系統に引き出していても、外来ノイズが系統の増加により増えることは無く、耳障りな外来ノイズに影響されることなく、明瞭に通話できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の電話装置が適用される火災報知設備の説明図である。図1において、本発明の火災報知設備は、管理人室などに設置された受信機1から警戒区域に対し線路2として、電源線V、伝送線S、伝送コモン線SC、電話線T及び電話コモン線TCを引き出している。ここで電話コモン線TCは、電源線Vと電話線Tに対するコモン線となる。
【0015】
受信機1から引き出された電話外線2に対しては感知器用中継器3が複数台設置されている。本発明の火災報知設備にあっては、受信機1は感知器用中継器3に設定した端末アドレスの指定により呼出しなどのコマンドを送信して応答情報を受信しており、受信機1に対しては端末アドレスの設定可能数分だけの感知器用中継器3を接続することができ、大規模な火災報知設備にあっては受信機1に対し数百台といった感知器用中継器3が接続される。
【0016】
感知器用中継器3からは複数の感知器線L1〜Lnと感知器コモン線LCが引き出され、各感知器線L1〜Lnとの感知器コモン線LCとの間にオン、オフ型の火災感知器4を接続している。
【0017】
なお、この例では、感知器線L1〜Lnのそれぞれに1台の火災感知器4を接続した場合を例にとっているが、必要に応じて複数台の火災感知器4が各感知器線ごとに接続される。また、感知器線L1〜Lnの終端には断線検出のための終端器を接続するが、これは省略している。
【0018】
一方、感知器用中継器3が設置されている警戒区域には、受信機1と現場との間で通話連絡を行うため電話ジャック5が設けられている。この電話ジャック5は具体的には、警戒区域に設置されている火災発信器や表示盤などに設けられることになる。
【0019】
電話ジャック5の一端には受信機1から引き出された電話線Tが接続され、電話ジャック5の他端は電話コモン線TCにより感知器用中継器3から引き出された感知器コモン線LCに接続され、この感知器コモン線LCには受信機1から引き出された電話コモン線TCが接続される。
【0020】
受信機1には、監視制御部として機能する受信機用MPU7、伝送回路部8、操作部9、表示部10、通話制御部11、電話ジャック12が設けられる。電話ジャック12に対しては、通話の際には受信機用電話器13が挿入接続される。
【0021】
受信機1からの伝送線Sと伝送コモン線SCの間には、電源電圧と同時に伝送回路部8からの下り信号及び感知器用中継器3からの上り信号が重畳される。ここで受信機1の伝送回路部8からの下り信号は、電源線を兼ねる伝送線Sと伝送コモン線SC間に電圧信号として重畳させている。また感知器用中継器3からの上り信号は、伝送線Sと伝送コモン線SC間に流れる線路電流を変化させることで送信している。
【0022】
受信機1の伝送回路部8は、通常の監視状態にあっては、感知器用中継器3の端末アドレスを順番に指定した呼出コマンドを含む呼出信号を送信しており、この呼出信号は感知器用中継器3で受信され、受信した呼出信号から呼出アドレスを抽出して、予め設定された自己アドレスと比較し、アドレス一致を判別したときに、そのときの感知器用中継器3における状態信号を線路電流の変化として受信機1に送出する。
【0023】
受信機1からの呼出信号に対する感知器用中継器3の応答信号としては、例えば8ビットの応答データ中の特定のビットに対応して、正常、障害、火災などの検出状態を設定し、対応する状態ビットを立てることで応答信号を受信機に返す。
【0024】
また火災検出時にあっては、受信機1に火災割込信号を送出し、受信機1において火災割込処理を行わせる。即ち受信機1は、感知器用中継器3から火災割込信号を受信すると、火災を検出している感知器用中継器3のアドレスを検索するためのアドレス検索処理を実行して、火災を検出した感知器用中継器3を特定し、特定したアドレスの感知器用中継器3に対し継続的に呼出信号を送って火災検出情報の応答を得るようになる。
【0025】
更に受信機1の伝送回路部8にあっては、感知器用中継器3に対する呼出信号の転送と並行して、一定周期例えば1分間隔で断線検出制御信号を送信しており、この断線検出制御信号を受けて感知器線L1〜Lnと感知器コモン線LC間の断線検出動作を行わせる。この断線検出動作による検出結果は、断線検出処理が終了した後の次の呼出信号に対する応答信号により送り返される。
【0026】
受信機1の受信機用MPU7は、伝送回路部8により感知器用中継器3との間の伝送制御で得られた感知器用中継器3に関する情報に基づいて、火災受信処理や障害発生処理などの監視制御を行う。この受信機用MPU7に対しては操作部9と表示部10が設けられており、火災表示や障害表示に加え、それぞれの表示に必要な操作入力を行うようにしている。
【0027】
更に通話制御部11は、端末側の電話ジャック5に図示のように電話器6が挿入接続されると、このとき電話線Tと電話コモン線TC間の電圧変化等を検出して通話接続を認識し、受信機用MPU7に通話呼出動作を行わせる。
【0028】
通話呼出しがあったならば、管理者は受信機1に設置されている受信機用電話器13を取り出して電話ジャック12に接続することで、端末側の電話器6との間で通話を行うことができる。
【0029】
図2は図1の火災報知設備における本発明の電話装置の部分を取り出して示した説明図である。図2において、図1の通話制御部11に相当する回路部は、電話器回路部14、スイッチ回路部16−1〜16−n及び電話接続検出部17−1〜17−nで構成される。
【0030】
電話器回路部14は、一端に電話ジャック12を介して受信機用電話器13を挿入接続できるようにしており、他端には電話外線2−1〜2−nを接続した分岐線15−1〜15−nを共通に接続している。
【0031】
電話外線2−1〜2−nに繋がる分岐線15−1〜15−nのそれぞれには2回路のリレー接点を備えたスイッチ回路部16−1〜16−nが挿入接続され、これに続いて電話外線側に電話接続検出部17−1〜17−nを挿入接続している。
【0032】
電話接続検出部17−1〜17−nは、例えば電話接続検出部17−1を例にとると、端末側に引き出している電話外線2−1に設けている2つの電話ジャック5の内、例えば終端に接続している電話ジャック5に対し電話器6を挿入接続した際に、この電話器6の挿入接続における例えば電話外線2−1の電圧変化を検出して、電話器6の挿入接続を検出する。
【0033】
電話接続検出部17−1で電話器6の挿入接続を検出すると、対応するスイッチ回路部16−1の2回路のリレー接点をオンし、電話器6を挿入接続した電話外線2−1を分岐線15−1を介して電話器回路部14に接続する。
【0034】
電話器回路部14は、電話接続検出部17−1による電話器6の挿入接続に基づいてスイッチ回路部16−1がオンして、分岐線15−1を介して電話器6の接続状態が得られると、同じく電話器6の接続による信号線間の電圧変化を検出し、図1の受信機用MPU7に対する電話接続検出信号の出力で表示部10に対し電話呼出しのための表示とブザーの鳴動を行わせる。
【0035】
この電話器回路部14の通話接続検出信号による呼出しを受けて、管理人が受信機1に設置されている受信機用電話器13を電話ジャック12に接続すると、端末側の電話器6と受信機用電話器13との間に通話回路が形成され、両者の間で通話を行うことができる。
【0036】
このとき電話ジャック5に電話器6の接続が行われていない他の電話外線2−2〜2−n側にあっては、それぞれの電話接続検出部17−2〜17−nが電話器6の挿入接続を検出していないため、スイッチ回路部16−2〜16−nにおける2回路のリレー接点を全てオフとしている。
【0037】
このため、電話器6の挿入接続時、電話器回路部14を介して受信機用電話器13に加わる外来ノイズは電話器6の挿入接続を行っている電話器回路部2−1のみの外来ノイズとなり、通話接続を行っていない他の電話外線2−2〜2−nは切り離し状態にあることから、その外来ノイズを受けることがなく、受信機1からn系統の電話外線を引き出していても、通話時の外来ノイズをごく小さくでき、明瞭に通話を行うことができる。
【0038】
図3は図2の電話器回路部14、スイッチ回路部16−1及び電話接続検出部17−1の具体的な回路構成の実施形態である。
【0039】
図3において、電話外線2−1に対応して設けられた電話接続検出部17−1は、電源電圧Vcとして例えば+24ボルトを抵抗R1を介して電話外線2−1に供給している。
【0040】
電話外線2−1の他方の線は抵抗R4を介してアースされると共に、スイッチ回路16−1のリレー接点19bに接続される。抵抗R1を介して電話外線2−1側に供給された線路電圧は、抵抗R2,R3で分圧されて比較部18に入力されている。
【0041】
比較部18には所定の閾値が設定されており、電話ジャック5に対する電話器6の挿入接続で電話外線2−1の線間電圧が低下すると、これを比較部18で検出し、リレー19を駆動してスイッチ回路部16−1のリレー接点19a,19bを閉じる。
【0042】
スイッチ回路部16−1のリレー接点19a,19bに対するラインは、電話接続検出部17−1における抵抗R1,R4の間から分岐線15−1として取り出されており、電話器回路部14の入力段で他の電話外線側からの分岐線に共通接続される。
【0043】
電話器回路部14は電源電圧Vcを抵抗R5を介して、受信機用電話器13が接続される電話ジャック12からの電話外線に電源を供給しており、この電話外線はカップリング用のコンデンサC1を介してスイッチ回路部16−1からの分岐線15−1と接続される。またリレー接点19bにはコンデンサC2を介して電話ジャック12に接続されると共に抵抗R6を介してアースされる。
【0044】
また電話器回路部14のスイッチ回路部16−1側には通話呼出検出部20が設けられており、電話接続検出部17−1と同様、スイッチ回路部16−1のリレー接点19a,19bのオンで得られた電話外線2−1側の線間電圧を予め設定した閾値と比較し、電話器6の通話接続を検出して、図1の受信機用MPU7に通話接続検出信号を出力し、表示部10によるブザーと表示灯の点灯で通話呼出しを行わせる。
【0045】
なお、抵抗R1、R4、R5、R6の抵抗値は同じ値であり、コンデンサC1とC2も同じ値であるが、回路的なバランスが良く、ノイズを抑えることができる。また、抵抗R2、R3の抵抗値は抵抗R1、R4、R5、R6にりも充分大きく設定している。
【0046】
次に図3における動作を説明する。電話ジャック5に電話器6を挿入接続すると、電話外線2−1の電圧が変化し、電話接続検出部17−1の比較部18に抵抗R2、R3を介してこの線路電圧の変化を検出する。
【0047】
比較器18が線路電圧変化を検出するとリレー19を作動して、スイッチ回路部16−1のリレー接点19a,19bがオンする。リレー接点19a,19bのオンで電話外線2−1側の線間電圧が電話器回路部14の通話呼出検出部20に入力される。
【0048】
通話呼出検出部20は、線間電圧を予め設定した閾値と比較して、電話器6からの通話を検出し、受信機用MPU7に通話接続検出信号を出力し、表示部10によるブザーと表示部の点灯で通話呼出しを行わせる。
【0049】
受信機付近にいる管理人は、ブザーの鳴動により、受信機1に設置されている受信機用電話器13を電話ジャック12に接続すると、端末側の電話器6と受信機用電話器13との間に通話回路が形成され、両者間で通話を行なうことができる。
【0050】
このときは、電話ジャック5に電話器6の接続が行なわれていない他の電話外線2−2〜2−n側にあっては、スイッチ回路部16−2〜16−nがオフしており、通話接続を行なっていない他の電話外線は切り離し状態にあることから、その外来ノイズを受けることがなく、明瞭に通話を行うことができる。
【0051】
図4は本発明による電話装置の他の実施形態であり、図2の実施形態と同様、受信機1に設けた電話装置の部分のみを取り出して示している。この図4の実施形態にあっては、受信機1から引き出している電話外線2−1,2−2,2−3,2−4,…を例えば2回線を1つの系統にまとめたことを特徴とする。
【0052】
即ち、受信機1から引き出された電話外線2−1,2−2の2回線を1つにまとめて電話接続検出部17−1に接続し、また電話外線2−3,2−4の2回線を電話接続検出部17−2に共通接続している。
【0053】
このように電話器6の挿入接続を検出する系統を複数の電話外線を1つにまとめて行うことで、受信機1側に設けるスイッチ回路部16−1,16−2,…及び電話接続検出部17−1,17−2,…の数を、例えば電話外線の数をn回線とした場合、図2の場合にはn回路必要であるが、図4の場合には半分の回路数に低減することができる。もちろん1つの系統にまとめる電話外線の数としては、合成された外来ノイズが通話品質を損なうことのない規定レベル以下となる条件を満足するように1系統にまとめる電話外線の数を決める。
【0054】
なお上記の実施形態は受信機からの呼出により情報を収集するR型の火災報知設備を例に取るものであったが、本発明はこれに限定されず、監視系統が多数となり、この多数の監視系統ごとに電話外線を設ける火災報知設備であれば、適宜の火災報知設備につき、そのまま適用することができる。
【0055】
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、受信機から引き出された電話外線の内、端末側で電話器の挿入接続を電話ジャックに対して行った電話外線のみが、電話接続検出回路、スイッチ回路部を介して、受信機内の電話器回路部に接続されて、受信機用電話器との間で通話回路を形成することとなり、電話器の挿入接続が行われていない他の電話外線については切り離し状態にあるため、電話器の挿入接続が行われていない電話外線から外来ノイズが混入してくることはなく、従来、n回線の電話外線を共通接続していた場合に比べ、本発明によれば外来ノイズを1/nとでき、外来ノイズを十分に低減し、現場と受信機との間の通話が外来ノイズの影響に妨げられることなく明瞭に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話装置が適用される火災報知設備の説明図
【図2】本発明の基本的な実施形態の説明図
【図3】電話外線の2回線を1系統とした本発明の他の実施形態の回路図
【図4】本発明の受信機内に設けられる電話装置の回路図
【図5】火災報知設備のおける従来の電話装置の部分を取り出して示した説明図
【符号の説明】
1:受信機
2:電話外線
3:感知器用中継器
4:火災感知器
5,12:電話ジャック
6,13:電話器
7:受信機用MPU
8:伝送回路部
9:操作部
10:表示部
11:通話制御部
13:受信機用電話器
14:電話器回路部
15−1〜15−n:分岐線
16−1〜16−n:スイッチ回路部
17−1〜17−n:電話接続検出部
18:比較部
20:通話呼出検出部
Claims (2)
- 受信機から引き出された複数系統の電話外線毎に1又は複数の電話ジャックを接続し、前記電話ジャックに電話器を挿入接続したことを受信機側で検出して受信機側電話器と通話を行う火災報知設備の電話装置に於いて、
前記受信機に、
前記受信機側電話器を一端に接続すると共に前記複数系統の電話外線に至る分岐線を他端に共通接続し、前記電話外線の電話ジャックに対する電話器の挿入接続を検出して通話呼出を行わせる電話器回路部と、
前記電話器回路部からの分岐線の各々に設けられた複数のスイッチ回路部と、
前記複数のスイッチ回路部から前記電話外線に至る分岐線の各々に設けられ、前記電話外線に接続している電話ジャックに対する電話器の挿入接続を検出した際に、該当するスイッチ回路部をオンして前記電話回路部に接続する複数の電話接続検出部と、
を備えたことを特徴とする火災報知設備の電話装置。 - 請求項1記載の火災報知設備の電話装置に於いて、前記スイッチ回路部と電話接続検出部を、複数の電話回線を1つに取りまとめた分岐線に設けたことを特徴とする火災報知設備の電話装置。
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