JP4124086B2 - 回線端末装置 - Google Patents

回線端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4124086B2
JP4124086B2 JP2003349253A JP2003349253A JP4124086B2 JP 4124086 B2 JP4124086 B2 JP 4124086B2 JP 2003349253 A JP2003349253 A JP 2003349253A JP 2003349253 A JP2003349253 A JP 2003349253A JP 4124086 B2 JP4124086 B2 JP 4124086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ringing
call
signal
unit
timer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003349253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005117383A (ja
Inventor
雅昭 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003349253A priority Critical patent/JP4124086B2/ja
Publication of JP2005117383A publication Critical patent/JP2005117383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124086B2 publication Critical patent/JP4124086B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、公衆回線網を利用したリンギング通信により、ホームセキュリティ盤やガス遮断装置等のデータ端末装置の情報を収集する回線端末装置に関するものである。
従来この種の回線端末装置は公衆回線を介して送出されるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出するリンギング検出部と、リンギング着信応答条件としてリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号回数が設定されている着信回数設定部と、前記リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号回数をカウントし、そのカウント回数と前記着信回数設定部で設定された回数とを比較して前記リンギング着信応答条件が成立したかどうかを判定するリンギング着信判定部という構成をしているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、図6に示すような構成の回線端末装置ものもあった。図6を用いて従来の回線端末装置1について説明する。
なお、説明の中ではリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号は公衆回線では周波数が15〜20HZとなり、ターミナルアダプタの種類によってはさらに周波数の範囲が広がる。ここではこの「所定周波数の鳴動信号」を「16Hz鳴動信号」という一般的な呼称で説明する。
まず、回線端末装置1はデータ端末装置2の情報を公衆回線3と交換局4を介してガス供給事業者に設置された中央監視装置5で収集する装置である。
ここで、データ端末装置2はマイクロコンピュータ内蔵の通信機能付き装置で、ガス需要家宅に取り付けられたガスメータに内蔵され、ガスの使用状態を電文で読み出せるようになっている。11は端末インターフェース部でデータ端末装置2との間で電文の送受信を行う。10は中央制御部で回線端末装置1の受信した電文の解析や全体の制御を行う。またガス需要家宅の電話機6はこの回線端末装置1を介して公衆回線3に接続されている。
そして、回線端末装置1では、16Hz鳴動信号があらかじめ着信条件設定部12に設定されている最大発生回数を越えると中央監視装置5からの呼出ではなく、一般の呼出として無効判定し、越えない場合は中央監視装置5からの呼出として判定し、かつこの呼出が連続して発生し、着信条件設定部12に設定された連続呼出回数になった場合、中央監視装置5からの呼出と特定し、着信応答を行うようになっている。
ここで、呼出が開始された場合、リンギング呼出信号発生時の状態を図7に示す。通常、この図のように3秒周期で1秒間16Hz鳴動信号が発生するので、リンギング検出部16の出力も16Hz鳴動信号が到来している間はリンギング信号検出状態を3秒周期で1秒間出力する。
次に、リンギング着信動作について図6を用いて、具体的に説明する。
ここでは着信応答条件設定部12に製品生産時にあらかじめ16Hz鳴動信号の最大発生回数が2回、連続呼出回数が3回を設定される。
まず、リンギング通信は中央監視装置5からの呼出の発信よって開始され、発信を受けた交換局4では回線端末装置1が接続されている公衆回線3に対して極性反転に続いて3秒周期で1秒間16Hzの鳴動信号を重畳させたリンギング呼出信号を送出する。この16Hz鳴動信号により電話機6が鳴動する。
この時の呼出状態が図8である。この場合、中央監視装置5では発信後呼出が開始された後5秒経過後に発信を中止し、16Hzの鳴動回数が2回までとなるようにしている。
このように中央監視装置5では、16Hz鳴動回数が着信条件設定部12に対してあらかじめリンギング着信応答する条件として設定されている16Hz鳴動信号の最大発生回数の2回以下となるように、呼出を開始後に途中で発信を中止する。
この時、リンギング着信判定部13ではリンギング検出部16からの16Hz鳴動信号の検出回数を計数し、着信条件設定部12で設定された16Hz鳴動信号の発生回数と比較し、超えた場合は無効とし、越えなかった場合は有効とする。
中央監視装置5では、図8で示された呼出を一定間隔で連続して3回行う。
リンギング着信判定部13は呼出回数が3回になると条件成立と判定するようになっているので、3回目の呼出の16Hz鳴動信号を検出すると、中央制御部10は網制御部14で回線を閉結し、リンギング着信応答部17からは着信応答信号を送信する。この着信応答信号は公衆回線3と交換局4を介して、中央監視装置5へ伝えられる。
以降は送受信部15と端末インターフェース部11を介してデータ端末装置2の通信が行われる。
特開2002−125060号公報
しかしながら、前記従来のような構成では、鳴り分けサービスや、ナンバーディスプレイサービスをNTTと需要家が契約していた場合や、図9のように公衆回線がISDN回線43の場合で、ターミナルアダプタ44のアナログポート経由で回線端末装置1が接続されている場合で、かつ疑似鳴り分けサービスやナンバーディスプレイサービスの利用設定がされている場合は、3秒周期で1秒間16Hzの鳴動信号を重畳させたリンギング呼出信号が送出されてこない場合があり、誤動作してしまうことがあった。
図10にNTTナンバーディスプレイサービス契約時での呼出中の信号状態図を示す。
ナンバーディスプレイサービスを契約すると、交換局4から極性反転発生後最初に情報受信端末起動信号として、電話機鳴動信号と同じ16Hz信号が1秒周期で0.5秒間重畳して送出される。
この場合、図8で説明したのと同じ時間の5秒間呼出を行うと、リンギング検出部16では5回の16Hz鳴動信号の回数が検出される。
そのためリンギング着信判定部13では、着信条件設定部12であらかじめリンギング着信応答する条件として設定されている16Hz鳴動信号の最大発生回数2回を越えるため、この呼出が中央監視装置5からの呼出であっても、無効と誤判定してしまう。
従って、1周期で16Hz鳴動信号が1回にならない呼出信号の場合はリンギング着信ができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、1周期で16Hz鳴動信号が2回以上発生する呼出信号の場合でもリンギング着信ができるようにすることができる回線端末装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の回線端末装置は、回線から送出されてくるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出するリンギング検出部と、リンギング着信時の応答条件としてリンギング呼出信号最大継続時間が設定されている着信条件設定部と、リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、最初の所定周波数の鳴動信号検出からスタートするタイマーを備えたリンギング継続監視タイマー部と、リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、所定周波数の鳴動信号検出後未検出状態になるとスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定するリンギング停止検出タイマー部と、リンギング停止検出タイマー部がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部のタイマー値と着信条件設定部に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間を比較して応答条件が成立したかどうかを判定するリンギング着信判定部としたものである。
これによって、回線から送出されるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号をリンギング検出部で検出すると、リンギング継続監視タイマー部のタイマーがスタートする。
一方、所定周波数の鳴動信号が検出状態から未検出状態になるとリンギング停止検出タイマー部のタイマーもスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定する。リンギング着信判定部ではリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部のタイマー値と着信条件設定部に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間を比較して条件が成立したかどうかを判定する。
従って、所定周波数の鳴動信号の発生を起点として呼出の停止を所定周波数の鳴動信号が所定時間連続して検出しなくなるまでとしてこの時間を計測することで、1周期で所定周波数の鳴動信号が1回にならない呼出信号が発生する場合でも、特定の事業者からの呼出であるか一般の呼出であるかの判定を行うことができるので、リンギング着信が可能となる。
本発明の回線端末装置によれば、16Hz鳴動信号の発生を起点として、呼出の停止を16Hz鳴動信号が所定時間連続して検出しなくなるまでの時間を計測することで、中央監視装置からの呼出であるか一般の呼出であるかの判定を行うことができるので、16Hz鳴動回数により特定事業者からの呼出を特定するリンギング着信システムにおいて、1周期中に16Hz鳴動信号が1回にならない呼出信号の場合でも、特定の事業者からの呼出を識別できるのでリンギング着信が可能となる。
第1の発明は、回線から送出されてくるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出するリンギング検出部と、リンギング着信時の応答条件としてリンギング呼出信号最大継続時間が設定されている着信条件設定部と、リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、最初の所定周波数の鳴動信号検出からスタートするタイマーを備えたリンギング継続監視タイマー部と、リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、所定周波数の鳴動信号検出後未検出状態になるとスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定するリンギング停止検出タイマー部と、リンギング停止検出タイマー部がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部のタイマー値と着信条件設定部に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間を比較して応答条件が成立したかどうかを判定するリンギング着信判定部とすることにより、回線から送出されるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号をリンギング検出部で検出すると、リンギング継続監視タイマー部のタイマーがスタートする。
一方、所定周波数の鳴動信号が検出状態から未検出状態になるとリンギング停止検出タイマー部のタイマーもスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定する。リンギング着信判定部ではリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部のタイマー値と着信条件設定部に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間を比較して条件が成立したかどうかを判定する。
従って、所定周波数の鳴動信号の発生を起点として呼出の停止を所定周波数の鳴動信号が所定時間連続して検出しなくなるまでとしてこの時間を計測することで、1周期で所定周波数の鳴動信号が1回にならない呼出信号が発生する場合でも、特定の事業者からの呼出であるか一般の呼出であるかの判定を行うことができるので、リンギング着信が可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明の回線端末装置のリンギング停止検出タイマー部をリンギング呼出停止と判定する所定時間を3秒とすることにより、呼出信号の1周期が3秒と規定されているので、1周期に相当する時間である3秒間連続して所定周波数の鳴動信号を検出しなくなった時に呼出の停止と判定することで、回線へのサービス等により所定周波数の鳴動信号の連続継続時間や休止時間が変わっても呼出停止を確実に判定できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の回線端末装置の着信条件設定部を、所定周波数の鳴動信号の回数が設定された場合は設定回数に3秒を乗じた時間をリンギング呼出信号最大継続時間とするとすることにより、呼出信号の周期が3秒と規定されているので、1周期中に所定周波数の鳴動信号の発生回数が2回以上となる回線に接続されている場合でも、発生した呼出が特定の事業者からの呼出であるかを判定することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の回線端末装置のリンギング着信条件設定部を、リンギング停止検出部のリンギング呼出停止と判定する所定時間をリンギング呼出信号最大継続時間にさらに足した値を比較値とすることにより、リンギング停止検出タイマー部のリンギング呼出停止と判定するまでの遅れを相殺することにができ、1回分の呼出時間を短くした場合でも精度の良い判定ができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の回線端末装置のリンギング継続監視タイマー部を、リンギング停止検出部がリンギング呼出停止を検出するとストップし、リンギング検出部より新たにリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出した時点からタイマーを再スタートすることにより、呼出と呼出の間、不必要な時にはタイマーを動かすことがなくなるため、リンギング継続監視タイマー部の無駄な動作をとめることができ、回線端末装置が電池を電源とする場合は低消費電力化でき、低コスト化や省スペース化ができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の回線端末装置に、回線側との通信を行う送受信部と、送受信部で受信したリンギング着信時の応答条件データをリンギング着信条件設定部に設定する中央制御部とを備えたことにより、回線側からの通信によりリンギング着信条件設定部にあらかじめ設定されているリンギング着信時の応答条件データを任意に変更できるので、1つの回線に複数台の回線端末装置を設置することが可能になる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の回線端末装置に、データ端末装置との通信を行う端末インターフェース部と、端末インターフェース部でリンギング着信時の応答条件データを受信した場合はリンギング着信条件設定部にそのデータを設定する中央制御部とを備えたことにより、設置作業者が回線端末装置の設置現場で直接、リンギング着信時の応答条件データを設定できるため、効率的な設置作業ができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施例における回線端末装置のブロック構成図である。なお図6と同一符号のものは同じ名称と同じ機能を有する構成要素であり、その説明を省略する。
この説明では、リンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を16Hz鳴動信号として説明する。また中央監視装置5からは呼出時に1回の呼出での16Hz鳴動信号の最大発生回数を2回、そしてこの呼出を連続して3回行うこととする。
32はリンギング停止検出タイマー部で、リンギング検出部16で検出されたリンギング呼出信号の16Hz鳴動信号を監視し、16Hz鳴動信号検出後、未検出となった時にスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定する。ここでリンギング呼出停止と判定する未検出状態の所定時間は呼出信号の1周期にあたる3秒とする。従って一度、呼出の16Hz鳴動信号を検出してからは、3秒間連続して16Hz鳴動信号を検出しなかった場合に呼出が停止したと判定する。
34は着信条件設定部で、あらかじめリンギング着信時の応答条件としてリンギング呼出信号最大継続時間が設定されている。ここでは1回の呼出で発生する16Hz鳴動信号の最大発生回数が2回に設定された場合、この設定回数に呼出信号の1周期である3秒を乗じた時間である6秒に、リンギング停止検出タイマー部32でリンギング呼出停止と判定する所定時間3秒が足されて9秒がリンギング呼出信号最大継続時間として設定されることになる。
31はリンギング継続監視タイマー部で、リンギング検出部16で検出されたリンギング呼出信号の16Hz鳴動信号を監視し、呼出しの最初に16Hz鳴動信号を検出するとスタートするタイマーを備えている。またこのリンギング継続監視タイマー部31のタイマーはリンギング停止検出タイマー部32がリンギング停止を検出するとタイマーをストップし、リンギング検出部16より新たにリンギング呼出信号の16Hz鳴動信号を検出した時点からタイマーを再スタートする。
33はリンギング着信判定部で、リンギング停止検出タイマー部32がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部31のタイマー値と着信条件設定部34に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間である9秒とを比較して条件が成立したかどうかを判定する。
以上のように構成された回線端末装置41について、以下その動作、作用を説明する。
まず一般の呼出で7.5秒間呼出をしたケースでのリンギング呼出信号到来時の信号状態を図2に示す。この図のように公衆回線3には3秒周期で1秒間16Hz鳴動信号が重畳されて呼出が行われる。従ってリンギング検出部16の出力は16Hz鳴動信号が到来している間はリンギング信号検出状態を3秒周期で1秒間出力する。
最初の16Hz鳴動信号の先頭からリンギング継続監視タイマー部31のタイマーがスタートする。1秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32もスタートする。そして最初の16Hz鳴動信号に続いて、2秒後には2つ目の16Hz鳴動信号がやってくる。
するとリンギング停止検出タイマー部32は一旦ストップする。1秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32が再スタートすることが繰り返される。
3つ目の16Hz鳴動信号がやってきた後、1秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32が再スタートする。
この後、呼出が終了されるとリンギング停止検出タイマー部32のタイマーは3秒経過して、呼出停止を検出する。この時、リンギング継続監視タイマー部31のタイマー値は10秒になっている。
リンギング着信判定部33では、リンギング停止検出タイマー部32がリンギング呼出停止と判定したタイミングで、リンギング継続監視タイマー部31のタイマー値10秒と着信条件設定部34に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間9秒を比較する。この場合、リンギング呼出信号最大継続時間9秒を超えているため、中央監視装置5からの呼出ではないと無効判定する。
次に中央監視装置5から呼出が行われた場合のリンギング呼出信号到来時の信号状態を図3に示す。
呼出周期が3秒で16Hz鳴動信号が1回発生なので、中央監視装置5からは呼出を5秒間行うことことで、16Hz鳴動信号の発生回数を1回ないし2回となるように呼出を行っている。
最初の16Hz鳴動信号の先頭からリンギング継続監視タイマー部31のタイマーがスタートする。1秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32がスタートする。
2つ目の16Hz鳴動信号が送出された後、呼出が終了されるので、リンギング停止検出タイマー部32のタイマーは2つ目の16Hz鳴動信号を検出後、未検出になってから3秒経過して、呼出停止を検出する。
この時、リンギング継続監視タイマー部31のタイマー値は7秒になる。
リンギング着信判定部33では、リンギング停止検出タイマー部32がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部31のタイマー値7秒と着信条件設定部34に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間9秒を比較する。この場合、リンギング呼出信号最大継続時間9秒を超えてないため、中央監視装置5からの呼出であると有効判定し、ガス事業者からの呼出を特定する。
一方、接続されている回線にナンバーディスプレイサービスの契約された場合についてのリンギング通信動作について図1、図4、図5を用いて説明する。
ここでも中央監視装置5からの呼出は、1回の呼出で16Hz鳴動信号の最大発生回数を2回、連続呼出回数を3回が行われるとして説明する。
図4は中央監視装置5からのナンバーディスプレイサービス契約回線に対する呼出状態である。
この場合、中央監視装置5ではガス需要家がナンバーディスプレイサービスの契約をしているかどうかわからないため、通常どおり発信後呼出が開始された後5秒経過後に発信を中止している。
しかしながら接続されている回線にナンバーディスプレイサービスが契約されているため、公衆回線3にはナンバーディスプレイサービス用の情報端末受信起動信号が発生する。この起動信号は1周期1秒で、0.5秒間16Hz鳴動信号が重畳される。従って、公衆回線3には5秒間で16Hz鳴動信号が4回発生することになる。
この場合、最初の16Hz鳴動信号の先頭からリンギング継続監視タイマー部31のタイマーがスタートし、4回目の16Hz鳴動信号がやってきた後、0.5秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32が再スタートする。この後、呼出が終了されるとリンギング停止検出タイマー部32のタイマーは3秒経過して、呼出停止を検出する。この時、リンギング継続監視タイマー部31のタイマー値は6.5秒になっている。
リンギング着信判定部33では、リンギング停止検出タイマー部32がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部31のタイマー値6.5秒と着信条件設定部34に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間9秒を比較する。リンギング呼出信号最大継続時間9秒を超えてないため、中央監視装置5からの呼出であると有効判定し、ガス事業者からの呼出と特定する。
次に、図5は一般からのナンバーディスプレイサービス契約回線に対する呼出状態である。そして発信後呼出が開始された後7秒経過後に発信を中止したケースである。
この場合、接続されている回線にナンバーディスプレイサービスが契約されているため、公衆回線3にはナンバーディスプレイサービス用の情報端末受信起動信号が発生する。この起動信号は1周期1秒で、0.5秒間16Hz鳴動信号が重畳される。従って、公衆回線3には7秒間で16Hz鳴動信号が7回発生することになる。
最初の16Hz鳴動信号の先頭からリンギング継続監視タイマー部31のタイマーがスタートする。7回目の16Hz鳴動信号がやってきた後、0.5秒経過し16Hz鳴動信号が一旦停止すると、直後からリンギング停止検出タイマー部32が再スタートする。この後、呼出が終了されるので、リンギング停止検出タイマー部32のタイマーは3秒経過して、呼出停止を検出する。この時、リンギング継続監視タイマー部31のタイマー値は9.5秒になっている。
リンギング着信判定部33では、リンギング停止検出タイマー部32がリンギング呼出停止と判定したタイミングでリンギング継続監視タイマー部31のタイマー値9.5秒と着信条件設定部34に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間9秒を比較する。この場合、リンギング呼出信号最大継続時間9秒を超えているため、中央監視装置5からの呼出であると無効判定する。
この回線端末装置41のリンギング着信判定部33ではリンギング検出部16からの16Hz鳴動信号をリンギング停止検出タイマー部32やリンギング継続監視タイマー部31でリンギング継続時間を計測し、着信条件設定部34で設定されたリンギング呼出信号最大継続時間超えた場合は無効とし、越えなかった場合は有効としてガス事業者からの呼出を特定する。
また、リンギング継続監視タイマー部31のタイマーはリンギング停止検出部32がリンギング停止を検出するとストップして、リンギング検出部16より新たにリンギング呼出信号の16Hz鳴動信号を検出した時点からタイマーを再スタートして監視を行うようになっている。
中央監視装置5では、引き続きこの呼出を一定間隔であと2回行う。
そして、リンギング着信判定部33は着信条件設定部34で設定された連続呼出回数3回になると条件成立と判定する。
すると3回目の呼出での16はZ鳴動信号を検出すると、中央制御部30は網制御部14で回線を閉結し、リンギング着信応答部17からは着信応答信号が送信される。
この応答信号は公衆回線3と交換局4を介して、中央監視装置5へ伝えられる。以降の通信は従来例と同じ要領で行う。
このように、回線端末装置41では、リンギング呼出継続時間を計測することで、接続されている回線がナンバーディスプレイサービス契約され、あるいは鳴り分けサービスの契約がされ、呼出信号の1周期中に2回以上の16Hz鳴動信号が発生する場合でも、特定事業者の中央監視装置5からの呼出か、一般からの呼出かを判定することが可能である。
また、公衆回線3がISDN回線でターミナルアダプタのアナログポート経由で接続された場合で、ナンバーディスプレイサービスや擬似鳴り分けサービスが利用されても、同様に判定が可能である。
次に、回線端末装置が2台以上同じ回線に接続される場合を説明する。
図1に示されるようにリンギング着信設定部34は、中央制御部30より着信応答条件が任意に変更できるようになっている。
まず、この回線端末装置41を公衆回線3に1台接続した状態で、上述したリンギング着信により通信を開始し、中央監視装置5から着信条件設定部34のリンギング着信時の応答条件データをリンギング呼出信号継続時間を2倍に変更する電文を送信する。この電文を送受信部15で受信すると、中央制御部30では着信条件設定部34のリンギング着信時の応答条件データをこの受信したデータに変更する。
その後、もう1台の回線端末装置を公衆回線3に接続する。後で追加接続された回線端末装置は先に接続された回線端末装置とリンギング着信時の応答条件が異なるため、中央監視装置5は通信したい側の回線端末装置に合わせたリンギング着信を行うことにより、任意の回線端末装置と通信が可能となる。
また、この回線端末装置41には、データ端末装置2との通信を行う端末インターフェース部11を備えているので、その通信仕様に整合した設定器を用意すれば、その設定器をデータ端末装置2の代わりに一時的に接続し、端末インターフェース部11を介して中央制御部30にリンギング着信時の応答条件データを送信すると、着信条件設定部34にはそのデータを設定することができる。
以上のように、回線端末装置41の設置作業者が設置現場で直接、リンギング着信時の応答条件データを設定することができるため、中央監視装置5からの通信による設定変更の必要がなく、現場作業優先の効率的な設置作業ができる。また設定器とのインターフェースにはデータ端末装置2のインターフェースである端末インターフェース部11を共用でき、コストアップしなでの実現が可能である。
また、図9のように公衆回線3がISDN回線になった場合、図9のようにターミナルアダプタ44経由で接続されることになる。このターミナルアダプタ44の呼出信号の仕様は公衆回線3の呼出信号の仕様と異なる場合が多く、接続されるターミナルアダプタ44の呼出信号の仕様に応じてリンギング着信時の応答条件データを変更することができるので、ターミナルアダプタの仕様によらず幅広くリンギング着信が可能である。
以上のように、本発明にかかる回線端末装置によれば、16Hz鳴動信号の発生を起点として、呼出の停止を16Hz鳴動信号が所定時間連続して検出しなくなるまでの時間を計測することで、中央監視装置からの呼出であるか一般の呼出であるかの判定を行うことができるので、公衆回線網を利用したリンギング通信によりデータ端末装置の情報を収集する回線端末装置に幅広く適用できる。
本発明の実施の形態1における回線端末装置のブロック構成図 本発明の実施の形態1における回線端末装置の一般からの呼出時のリンギング呼出信号到来状態図 本発明の実施の形態1における回線端末装置の中央監視装置からのリンギング呼出信号到来状態図 本発明の実施の形態1における回線端末装置がナンバーディスプレイサービス契約回線に接続された場合の中央監視装置からのリンギング呼出信号到来状態図 本発明の実施の形態1における回線端末装置がナンバーディスプレイサービス契約回線に接続された場合の一般呼出からのリンギング呼出信号到来状態図 従来の回線端末装置のブロック構成図 従来の回線端末装置における一般呼出からのリンギング呼出信号到来状態図 従来の回線端末装置における回線端末装置の中央監視装置からのリンギング呼出信号到来状態図 従来の回線端末装置のISDN回線への接続図 ナンバーディスプレイサービス契約回線に接続された従来の回線端末装置への中央監視装置からのリンギング呼出信号到来時の信号状態図
符号の説明
2 データ端末装置
3 公衆回線(回線)
11 端末インターフェース部
14 網制御部
15 送受信部
16 リンギング検出部
17 リンギング着信応答部
30 中央制御部
31 リンギング継続監視タイマー部
32 リンギング停止検出タイマー部
33 リンギング着信判定部
34 着信条件設定部

Claims (7)

  1. 回線から送出されてくるリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出するリンギング検出部と、リンギング着信時の応答条件としてリンギング呼出信号最大継続時間が設定されている着信条件設定部と、前記リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、最初の所定周波数の鳴動信号検出からスタートするタイマーを備えたリンギング継続監視タイマー部と、前記リンギング検出部で検出されたリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を監視し、所定周波数の鳴動信号検出後未検出状態になるとスタートし、未検出状態が所定時間継続した場合、リンギング呼出停止と判定するリンギング停止検出タイマー部と、前記リンギング停止検出タイマー部がリンギング呼出停止と判定したタイミングで前記リンギング継続監視タイマー部のタイマー値と前記着信条件設定部に設定されているリンギング呼出信号最大継続時間を比較して応答条件が成立したかどうかを判定するリンギング着信判定部とからなる回線端末装置。
  2. リンギング停止検出タイマー部のリンギング呼出停止と判定する所定時間を3秒とした請求項1記載の回線端末装置。
  3. 着信条件設定部は、所定周波数の鳴動信号の回数が設定された場合は設定回数に3秒を乗じた時間をリンギング呼出信号最大継続時間とする請求項1または2記載の回線端末装置。
  4. リンギング停止検出部のリンギング呼出停止と判定する所定時間をリンギング呼出信号最大継続時間にさらに足した値を比較値とするリンギング着信条件設定部を備えた請求項3記載の回線端末装置。
  5. リンギング継続監視タイマー部は、リンギング停止検出部がリンギング呼出停止を検出するとストップし、リンギング検出部より新たにリンギング呼出信号の所定周波数の鳴動信号を検出した時点からタイマーを再スタートする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回線端末装置。
  6. 回線側との通信を行う送受信部と、送受信部で受信したリンギング着信時の応答条件データを着信条件設定部に設定する中央制御部を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の回線端末装置。
  7. データ端末装置との通信を行う端末インターフェース部と、端末インターフェース部でリンギング着信時の応答条件データを受信した場合は着信条件設定部にそのデータを設定する中央制御部を備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載の回線端末装置。
JP2003349253A 2003-10-08 2003-10-08 回線端末装置 Expired - Fee Related JP4124086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003349253A JP4124086B2 (ja) 2003-10-08 2003-10-08 回線端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003349253A JP4124086B2 (ja) 2003-10-08 2003-10-08 回線端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005117383A JP2005117383A (ja) 2005-04-28
JP4124086B2 true JP4124086B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=34541165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003349253A Expired - Fee Related JP4124086B2 (ja) 2003-10-08 2003-10-08 回線端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124086B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4733724B2 (ja) * 2008-06-20 2011-07-27 株式会社沖データ 通信端末装置及び通信端末装置の受信制御方法
WO2011079461A1 (en) * 2009-12-31 2011-07-07 Axalto Smart Cards Technology Co., Ltd. Method for filtering unsolicited voice calls

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005117383A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2139538C (en) Communication terminal having function for displaying originator identification data
JP4124086B2 (ja) 回線端末装置
JP2000030163A (ja) 電流センサユニット
JP4499644B2 (ja) 端末網制御装置
JP3642955B2 (ja) 自動通報装置及び自動通報方法
JP2000174733A (ja) 光受信回路
KR940008397B1 (ko) 자동검침장치
JP2958860B2 (ja) 警報送信装置
JP4530948B2 (ja) リモートリセット装置およびリモートリセット方法
KR970072912A (ko) 무선 전화기를 이용한 방범 방재 방법
JP3561458B2 (ja) 端末網制御装置
JP3129633B2 (ja) ノーリンギング通信システム
JP2618890B2 (ja) 異常送信検出方式
JP4345713B2 (ja) 回線端末装置
JP3750748B2 (ja) 構内交換機及びボタン電話装置
JP3228636B2 (ja) 端末網制御装置
JP3453985B2 (ja) 端末網制御装置
JP4023009B2 (ja) 端末網制御装置
JP2001197220A (ja) 端末装置
JP4075939B2 (ja) 集合住宅警報監視統合システム
JP2007142509A (ja) 回線端末装置
JPH036158A (ja) 電話回線用端末装置
JP2918382B2 (ja) 端末側網制御装置
JP2001202583A (ja) ガス供給圧力の遠隔監視システム
JPH07336392A (ja) 公衆網lan間接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080428

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4124086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees