JPH0870345A - 通信回線の断線検出回路 - Google Patents

通信回線の断線検出回路

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JPH0870345A
JPH0870345A JP20387694A JP20387694A JPH0870345A JP H0870345 A JPH0870345 A JP H0870345A JP 20387694 A JP20387694 A JP 20387694A JP 20387694 A JP20387694 A JP 20387694A JP H0870345 A JPH0870345 A JP H0870345A
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detection circuit
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voltage
line
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JP20387694A
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English (en)
Inventor
Makoto Kasahara
眞 笠原
Toshiharu Harada
俊治 原田
Yoichi Maeda
洋一 前田
Kazuyuki Harada
和幸 原田
Takuji Shimatani
拓治 島谷
Kenji Miyai
研二 宮井
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IRIICHI TSUSHIN KOGYO CO Ltd
IRIICHI TSUSHIN KOGYO KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
IRIICHI TSUSHIN KOGYO CO Ltd
IRIICHI TSUSHIN KOGYO KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信回線の断線を通信が行われているいない
にかかわらず常時監視する。 【構成】 通信が行われていないときは通信回線の線間
電圧を検出し、通信中はループ電流を検出する。線間電
圧およびループ電流の双方があらかじめ定められた閾値
よりも低いときは断線と判定する。 【効果】 通信の如何に係わらず、通信回線の断線を検
出することができる。これを用いて通信回線の現用予備
自動切替を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ電話用設備に接
続される電話端末装置に利用する。本発明は通信回線の
接続状態の監視を必要とする電話端末装置に利用するに
適する。本発明は通信回線の断線警報技術に関する。本
発明は現用の通信回線が断線した場合の予備の通信回線
への自動切替に利用するに適する。
【0002】本発明は、遠隔警備用に開発された方式で
あるが、遠隔警備以外にも利用することができる。
【0003】
【従来の技術】従来の電話端末装置、電話交換機および
通信回線の構成を図4を参照して説明する。図4は従来
例装置の構成図である。従来より電話端末装置17は、
通信回路1およびNCU(網制御装置:Network Control
Unit)回路2により構成され、回線端子L1、L2に接
続された保安器18および通信回線13を介して電話交
換機15に接続される。保安器18より電話端末装置1
7側を宅内部分という。
【0004】このような従来の電話端末装置では、通信
回線の電圧および電流の測定を回線異常を検知する目的
では常時行っておらず、発信を行う際に電話交換機から
の発信音の検出または通信回線に流れるループ電流の検
出を行うことで通信可能か否かを判断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電話
端末装置では、発信動作を行わない限り断線を確認する
ことができないため、通信を行う際に初めて通信回線が
不通であることに気づく。その通信回線が侵入警備用に
利用されているような場合には、例えば不法侵入者が通
信回線を切断してから侵入すると、侵入を知らせる警報
が警備監視端末に到達しないことになる。
【0006】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、通信を行っているいないにかかわらず常時通
信回線の断線を監視し、通信回線の断線が発生したとき
には利用者に対し通知することができる通信回線の断線
検出回路を提供することを目的とする。
【0007】本発明は、通信回線に通信が行われている
いないにかかわらず、その通信回線に断線が発生する
と、断線が発生していない別の通信回線に切替接続する
ことができる通信回線切替回路を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は通
信回線の断線検出回路であり、その特徴とするところ
は、電話交換機と電話端末装置とを接続する通信回線の
宅内部分に介挿され、この通信回線の線間電圧が閾値を
越えることを検出する電圧検出回路と、この通信回線の
ループ電流が閾値を越えることを検出する電流検出回路
と、この電圧検出回路および電流検出回路の出力が共に
消滅したときに警報を表示する警報表示回路とを備える
ところにある。本発明の通信回線の断線検出回路は、前
記電話端末装置の筐体内に実装される構成とすることも
できる。
【0009】前記電圧検出回路および前記電流検出回路
にはそれぞれ通信回線と警報表示回路との間を電気的に
絶縁するフォトカプラを含むことが望ましい。
【0010】本発明の第二の観点は通信回線の切替回路
であり、その特徴とするところは、前記警報表示回路
に、警報状態で付勢されるリレー回路を含み、このリレ
ー回路には警報発生時に警報状態にない別の通信回線に
接続切替を行う切替接点を含むところにある。
【0011】
【作用】本発明は、電話端末装置において通信回線の線
間電圧およびそこに流れるループ電流を常時測定するこ
とにより通信回線で通信が行われていないとき、および
通信が行われているときのいずれの場合でも、通信回線
の断線を検知しこれを利用者に通知するものである。通
信回路とNCU回路から構成される電話端末装置の通信
回線入力に電流検出回路および電圧検出回路を付加して
それぞれの検出出力状態により警報表示回路で表示を行
う。
【0012】電話端末装置と一体的に構成することによ
り、この装置を付加するための特別な工事および操作を
必要としない。
【0013】フォトカプラにより通信回線と絶縁するこ
とにより、電話端末装置の側の電源回路が通信回線の側
に影響を与えることがなくなる。
【0014】切替回路を設けることにより、通信回線に
断線が発生した場合に自動的に切替が行われ、常に断線
のない回線を選んで接続されることになり、信頼性が向
上する。
【0015】オンフック時は回線端子間が開放となり、
オフフック時は回線端子間は数十Ω〜数百Ωの直流抵抗
値となることを利用し、オンフック時は回線端子間の電
圧を測定し規定の電圧に満たなければ信号出力し警報表
示する。またオフフック時は回線端子に流れるループ電
流を測定し電流が流れなければ信号出力し警報表示す
る。すなわち、電圧検出によってオンフック時の通信回
線の断線検出を行い、電流検出によってオフフック時の
断線検出を行い利用者に対して断線を通知する。
【0016】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例装置のブロック構成図
である。
【0017】本発明は通信回線の断線検出回路であり、
その特徴とするところは、電話交換機15と電話端末装
置17とを接続する通信回線13の宅内部分に介挿さ
れ、この通信回線13の線間電圧VLが閾値を越えるこ
とを検出する電圧検出回路7と、この通信回線13のル
ープ電流ILが閾値を越えることを検出する電流検出回
路14と、この電圧検出回路7および電流検出回路14
の出力が共に消滅したときに警報を表示する警報表示回
路11とを備えるところにある。
【0018】本発明第一実施例では、端子I1〜I4に
より既存の電話端末装置17を断線検出回路16に接続
する構成として示したが、電話端末装置17の筐体内に
断線検出回路16を実装するように構成してもよい。
【0019】電圧検出回路7および電流検出回路14に
はそれぞれ通信回線13と警報表示回路11との間を電
気的に絶縁するフォトカプラPC1およびPC2を含
む。
【0020】通信回路1およびNCU回路2は従来から
電話端末装置17が有する回路である。フォトカプラP
C1は双方向性の発光素子を持つフォトカプラで、通信
回線13の回線端子L2に電流が流れるときその方向が
どちらでも発光しフォトカプラPC1のフォトトランジ
スタPT1をON状態にさせるもので電流検出回路14
を構成する。
【0021】分圧器5は入力抵抗を大きくとってあり通
信回線13に影響を与えることなく回線端子L1および
L2間の線間電圧VLを分圧し比較器3および4に加え
る。閾値設定回路6は、比較器3または4の出力を反転
させるための閾値となる基準電圧、すなわち回線が異常
と判定すべき比較電圧値をそれぞれ出力する。
【0022】比較器3は回線端子L2に対する回線端子
L1の線間電圧VLが正極性であり比較器3の基準電圧
以上であるときに、フォトカプラPC2の発光素子を発
光させてフォトカプラPC2のフォトトランジスタPT
2をON状態にさせるものである。比較器4は線間電圧
VLが負極性で比較器4の基準電圧以下であるときにフ
ォトカプラPC2の発光素子を発生させてフォトカプラ
PC2のフォトトランジスタPT2をON状態にさせる
ものである。このように分圧器5、閾値設定回路6、比
較器3および4により電圧検出回路7を構成する。
【0023】積分回路8はフォトカプラPC1、PC2
のフォトトランジスタPT1、PT2の出力がダイヤル
パルス信号や呼出信号によりON状態とOFF状態とが
繰り返された場合、その変動を除去するためのものであ
る。比較器9は、積分回路8の出力が閾値設定回路10
で設定される基準電圧を越えると表示器12に電流を流
す。閾値設定回路10は、ダイヤルパルス信号や呼出信
号によりフォトカプラPC1およびPC2のフォトトラ
ンジスタPT1およびPT2がON状態とOFF状態と
が繰り返されるときの積分回路8の出力電圧値より回路
安定度を考慮して幾分高めの電圧値を出力するように設
定されている。表示器12は電流が流れれば「回線断」
を表示し、電流が流れなければ「回線正常」の表示をそ
れぞれ外部に行うものである。積分回路8、閾値設定回
路10、比較器9、表示器12により警報表示回路11
を構成する。
【0024】図1において電源供給端子E1(+)、E
1(0)、E1(−)は電圧検出回路7への電源を供給
し、電源供給端子E1(0)を基準としてE1(+)は
正電圧を、E1(−)は負電圧を加えるものである。電
源供給端子E2(+)、E2(0)は警報表示回路11
への電源供給端子でありE2(0)を基準としE2
(+)は正電圧を加えるものである。
【0025】保安器18を分界点として本発明第一実施
例装置である断線検出回路16および電話端末装置17
は宅内に設置される。
【0026】次に、本発明第一実施例の動作を図2を参
照して説明する。図2は本発明第一実施例の各部の動作
状況を示す図である。警報表示回路11は、電流検出回
路14のフォトカプラPC1のフォトトランジスタPT
1および電圧検出回路7のフォトカプラPC2のフォト
トランジスタPT2が共にOFF状態のとき積分回路8
の出力は電源電圧E2(+)近くまで上がり、閾値設定
回路10の基準電圧より上がるため比較器9は表示器1
2に電流を流し、表示器12は回線断の表示を行う。フ
ォトカプラPC1またはPC2のフォトトランジスタP
T1またはPT2のいずれかがON状態となっている場
合は積分回路8の出力は0V近くまで下がり、閾値設定
回路10の基準電圧より下がるため比較器9は表示器1
2には電流を流さず表示器12は「回線正常」の表示を
行う。
【0027】ところで、国内において一般的に電話端末
装置17は、回線端子L1およびL2間の直流抵抗をオ
フフック時は50Ω〜300Ω、オンフック時は1MΩ
以上として、電話交換機15に対して通信の有無を伝え
ている。
【0028】また電話交換機15は端末設備に対して電
源供給を行い、オフフックである通信中は15mA〜1
30mAの電流を供給し、オンフックである開放時には
42V〜53Vの電圧をそれぞれ供給するものである。
以上のことをふまえて、まず電話端末装置17がオンフ
ック時の動作について説明する。
【0029】このとき、NCU回路2の入力は高抵抗と
なる。したがって通信回線13の回線端子L1からL2
へNCU回路2を通して流れるループ電流ILはほとん
どなく電流検出回路14のフォトカプラPC1の発光素
子は発光せず、フォトカプラPC1のフォトトランジス
タPT1はOFF状態である。電圧検出回路7の分圧器
5の入力は、高抵抗としているため通信回線13の線間
電圧VLは線路等での電圧降下はほとんどなく電話交換
機15の開放電圧にほぼ等しい。電圧検出回路7では、
この線間電圧VLが分圧器5により1/m分圧され比較
器3および4に加えられる。比較器が二つある理由は、
それぞれ極性が違う線間電圧VLに対して比較し検出す
るためであり、それは通信回線13の二線を回線端子L
1、L2のどちらに接続してもよいようにすることと、
電話交換機15が着信時において電源供給の極性を反転
するためである。
【0030】閾値設定回路6は、電話交換機15の開放
電圧の下限値を目安に回路の安定度、線路の電圧降下等
を考慮してそれよりやや低めの電圧を1/mにして正極
性の電圧を比較器3に、負極性の電圧を比較器4に基準
電圧としてそれぞれ加えておく。このようにすることで
オンフック時においては、比較器3または4のいずれか
がフォトカプラPC2の発光素子を発光させフォトカプ
ラPC2のフォトトランジスタPT2はON状態とな
る。したがって、警報表示回路11は電圧検出回路7の
フォトカプラPC2のフォトトランジスタPT2がON
状態のために表示器12に電流を流さず表示器12は
「回線正常」の表示を行う。
【0031】次に、電話端末装置17がオンフック状態
で通信回線13が断線しているときの動作について説明
する。図2において区間Aがこの状態に相当する。図2
(d)に示すように、電流検出回路14のフォトカプラ
PC1は通信回線13が断線しているので電流が流れず
フォトカプラPC1のフォトトランジスタPT1はOF
F状態のままである。図2(c)に示すように、電圧検
出回路7は通信回線13の線間電圧VLがないため分圧
器5から比較器3および4に加えられる電圧は0V近く
であり、比較器3では閾値設定回路6の基準電圧以下、
比較器4では基準電圧以上であるのでフォトカプラPC
2の発光素子は発光せずフォトカプラPC2のフォトト
ランジスタPT2はOFF状態である。したがって、警
報表示回路11はフォトカプラPC1およびPC2のフ
ォトトランジスタPT1およびPT2が共にOFF状態
であるために表示器12に電流を流し、図2(e)に示
すように表示器12は「回線断」の表示を行う。
【0032】次に、電話端末装置17がオフフック時の
動作を説明する。このときのNCU回路2は50Ω〜3
00Ωの直流抵抗値となる。通信回線13が正常に接続
されていればNCU回路2を通してループ電流ILが流
れ、その値は電話交換機15からの電流供給範囲である
15mA〜130mAとなる。このループ電流ILによ
りフォトカプラPC1の発光素子が発光しフォトカプラ
PC1のフォトトランジスタPT1をON状態にする。
【0033】一方、通信回線13の線間電圧VLはルー
プ電流ILの値により異なりオンフック時よりもその絶
対値は低下するものの、その電圧のとりうる範囲は通信
回線13の線路抵抗および電話交換機15の給電特性に
左右されるので明確でない。図2において区間Cに「不
定」として示した。
【0034】したがって、電圧検出回路7のフォトカプ
ラPC2のフォトトランジスタPT2はON状態、OF
F状態のどちらの状態もありうる。しかし、警報表示回
路11においてはフォトカプラPC1のフォトトランジ
スタPT1はON状態であるからフォトカプラPC2の
フォトトランジスタPT2がどんな状態でも表示器12
に電流を流さず表示器12は「回線正常」の表示とな
る。
【0035】電話端末装置17がオフフック状態で通信
回線13が断線した場合の動作は、図2において区間B
がこの状態に相当する。電圧検出回路7、電流検出回路
14、表示器12の動作は電話端末装置17がオンフッ
ク状態で通信回線13が断線しているときの動作とまっ
たく同じであり、ループ電流ILは流れず線間電圧VL
は加わらないので、表示器12は「回線断」の表示を行
う。
【0036】次に、積分回路8の動作について説明す
る。積分回路8は、電話端末装置17が発信を行うため
にNCU回路2から通信回線13へダイヤルパルスを送
出するとき、また電話端末装置17が電話交換機15か
ら呼出信号を受信しているときに正確に回線断線の有無
を検出するための回路である。ダイヤルパルス送出時に
おいてはNCU回路2はパルス速度20ppsまたは1
0ppsで通信回線13の回線端子L1およびL2間を
短絡および開放を行う。そのため通信回線13が正常に
接続されていれば通信回線13を流れるループ電流IL
は断続されることになる。したがって、電流検出回路1
4のフォトカプラPC1のフォトトランジスタPT1は
ON状態とOFF状態とが一定周期で繰り返される。ま
た、呼出信号受信時においては75Vrms、16Hz
の交流が入力されNCU回路2にはベル鳴動にともない
交流電流が流れ、フォトカプラPC1の発光素子は電流
の増減にともない変動して発光し、フォトカプラPC1
内のフォトトランジスタPT1はON状態とOFF状態
とが一定周期で繰り返される。電圧検出回路7は線間電
圧VLが変動することによりフォトカプラPC2内のフ
ォトトランジスタPT2もまたON状態とOFF状態と
が一定周期で繰り返されることになる。このときのフォ
トカプラPC1およびPC2のフォトトランジスタPT
1およびPT2の状態で表示器12への表示を行えば、
ダイヤルパルスまたは呼出信号の信号周期で表示が変動
してしまう。そこでフォトカプラPC1およびPC2の
フォトトランジスタPT1およびPT2の出力を積分回
路8に通し、電圧変動を平均値化することにより除去し
ており、閾値設定回路10ではフォトカプラPC1およ
びPC2のフォトトランジスタPT1およびPT2のO
N状態とOFF状態とが繰り返された場合の積分回路8
の出力よりも幾分高めの電圧値に基準電圧を設定してあ
るので、比較器9は表示器12に電流を流すことなくダ
イヤルパルスおよび呼出信号による表示の変動を防止す
ることができる。このように、オフフック時およびオン
フック時のいずれにおいても通信回線13の断線を常時
監視することが可能となる。
【0037】本発明第一実施例では電流検出回路14お
よび電圧検出回路7から警報表示回路11への伝達素子
としてフォトカプラPC1およびPC2を使用してお
り、これはフォトフォトトランジスタPT1およびPT
2を受光素子としている。この受光素子は、フォトMO
SFETに置き換えてもよい。また、電流検出回路14
のフォトカプラPC1は双方向の発光素子を使用してい
るが、単方向の発光素子を有するフォトカプラを二つ使
用してもよい。NCU回路2内部に電流検出機能を有し
ているものについては、その出力を利用すれば電流検出
回路14を設けなくともよい。
【0038】次に、図3を参照して本発明第二実施例を
説明する。図3は本発明第二実施例装置の構成図であ
る。本発明第二実施例は、本発明第一実施例装置の警報
表示回路11の表示器12に代えて、警報状態で付勢さ
れるリレー回路22を含み、このリレー回路22には警
報発生時に警報状態にない別の通信回線131 に接続切
替を行う切替接点24を含む。これにより、現用回線と
しての通信回線130 が断線したとき、自動的に予備回
線としての通信回線131 に切替えることができる切替
回路16′を実現することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば電
話端末装置に通信回線におけるループ電流の検出回路お
よび回線電圧の電圧検出回路を付加したものであるか
ら、オフフック時、オンフック時にかかわらず常時回線
の断線を監視し利用者に対して通知することができる。
これにより、重要な通信回線の異常を常時監視すること
ができる。あるいは、現用の通信回線が断線した場合の
予備の通信回線への自動切替を行うことができる。
【0040】本発明の方式は、遠隔警備方式に利用する
ときに、故意に通信回線を切断してから侵入が行われる
ような場合に有効に通信回線の断線を検出することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明第一実施例の各部の動作状況を示す図。
【図3】本発明第二実施例の構成図。
【図4】従来例装置の構成図。
【符号の説明】
1 通信回路 2 NCU回路 3、4、9 比較器 5 分圧器 6 閾値設定回路 7 電圧検出回路 8 積分回路 10 閾値設定回路 11 警報表示回路 12 表示器 13、130 、131 通信回線 14 電流検出回路 15 電話交換機 16 断線検出回路 16′切替回路 17 電話端末装置 18 保安器 22 リレー回路 24 切替接点 E1(+)、E1(0)、E1(−)、E2(+)、E
2(0) 電流供給端子 I1〜I4 端子 IL ループ電流 L1、L2 回線端子 PC1、PC2 フォトカプラ PT1、PT2 フォトトランジスタ VL 線間電圧 A、B、C 区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 洋一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 原田 和幸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 島谷 拓治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 宮井 研二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話交換機と電話端末装置とを接続する
    通信回線の宅内部分に介挿され、 この通信回線の線間電圧が閾値を越えることを検出する
    電圧検出回路と、この通信回線のループ電流が閾値を越
    えることを検出する電流検出回路と、この電圧検出回路
    および電流検出回路の出力が共に消滅したときに警報を
    表示する警報表示回路とを備えたことを特徴とする通信
    回線の断線検出回路。
  2. 【請求項2】 前記電話端末装置の筐体内に実装された
    請求項1記載の通信回線の断線検出回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出回路および前記電流検出回
    路にはそれぞれ通信回線と警報表示回路との間を電気的
    に絶縁するフォトカプラを含む請求項1記載の通信回線
    の断線検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の警
    報表示回路に、警報状態で付勢されるリレー回路を含
    み、このリレー回路には警報発生時に警報状態にない別
    の通信回線に接続切替を行う切替接点を含む通信回線の
    切替回路。
JP20387694A 1994-08-29 1994-08-29 通信回線の断線検出回路 Pending JPH0870345A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9621711B2 (en) 2015-05-11 2017-04-11 Ricoh Company, Ltd. Communication control device, communication apparatus, image forming apparatus, and computer-readable recording medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9621711B2 (en) 2015-05-11 2017-04-11 Ricoh Company, Ltd. Communication control device, communication apparatus, image forming apparatus, and computer-readable recording medium

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