JP2015102969A - 火災報知設備用遠隔試験装置 - Google Patents

火災報知設備用遠隔試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来の火災報知設備の一部を無線式にする場合には、火災については火災受信機に通知することができるが、中継器が収集する火災感知器の異常や通信の異常については火災受信機に通知されないため、異常の詳細を確認することができなかった。
【解決手段】
最下位階層に設けられた無線式の火災感知器30と、直接あるいは無線信号を転送する中位階層に設けられたリピータ40を介して火災感知器30と無線通信を行い状態情報を収集する中継器50と、中継器50の情報を信号線を介して受信する火災受信機10とを備える火災報知設備用の遠隔試験装置200であって、遠隔試験装置200は、中継器50が収集済みの無線機器の状態情報を取得して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線式の火災報知設備の遠隔試験装置に関する。
従来、火災受信機から延設された感知器回線に、オンオフ動作によって電流を流して火災を通知する一般型の火災感知器が接続されたP型火災報知設備がある。近年では、テナントが頻繁に入れ替わり部屋の間仕切りが変わる等のために、感知器回線の配線の経路を変更したり、追加したりする必要がないように、配線が不要な無線式の火災感知器が要望されている。
無線式の火災感知器が検出した火災は、感知器回線に接続された無線式の火災感知器と通信を行う中継器が、感知器回線に火災電流を流すことで中継され、火災受信機に通知される(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−244160号公報
しかしながら、従来の火災報知設備の一部を無線式にする場合には、火災については火災受信機に通知することができるが、中継器が収集する火災感知器の異常や通信の異常については火災受信機に通知されないため、異常の詳細を確認することができなかった。
本発明に係る火災報知設備用遠隔試験装置は、最下位階層に設けられた無線式の火災感知器と、直接あるいは無線信号を転送する中位階層に設けられたリピータを介して火災感知器と無線通信を行い状態情報を収集する中継器と、中継器の情報を信号線を介して受信する火災受信機とを備える火災報知設備用の遠隔試験装置であって、遠隔試験装置は、中継器が収集済みの無線機器の状態情報を取得して表示することことを特徴とする。
本発明に係る火災報知設備用遠隔試験装置は、中継器に状態情報の収集を実行させ、中継器が収集した状態情報を取得して表示することを特徴とする。
本発明に係る火災報知設備用遠隔試験装置は、中継器に火災受信機に火災信号を送信させることを特徴とする。
本発明に係る火災報知設備用遠隔試験装置は、火災感知器に火災試験を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、手元で無線通信を行っている機器の異常詳細内容がわかるため、修理作業等を効率よく行うことができる。また、手元で無線通信を行っている機器の遠隔試験を行うことができるので、機器の設置作業や交換作業を効率よく行うことができる。
本発明の実施の形態に係る火災報知設備用遠隔試験装置を含む火災報知設備の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備用遠隔試験装置の表示部および操作部のの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備の状態情報収集時の動作の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備の火災時の動作の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備用遠隔試験装置により全機器状態収集を実行したときの火災報知設備の動作の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備用遠隔試験装置により火災出力を実行したときの火災報知設備の動作の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る火災報知設備用遠隔試験装置により火災試験を実行したときの火災報知設備の動作の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る火災報知設備の一例を示す概略構成図である。
本実施の形態においては、既存のP型火災報知設備の一部を無線式にした場合について説明するが、既存のR型火災報知設備の一部を無線式にするようにしてもよい。
火災報知設備1は、火災受信機10、感知器回線20、無線式火災感知器30(以下、火災感知器30)、リピータ40、中継器50、終端抵抗60で構成され、P型火災報知設備の一部を無線式にしたものである。遠隔試験装置200は、中継器50に対して遠隔試験を行うものである。
火災感知器30は、建物の各部屋や共用部などに設置され火災の検出を行う。火災感知器30が検出した火災は、無線通信により中継器50に通知され、中継器50がスイッチング動作によって感知器回線20(信号線に該当)の線間電圧を所定電圧に低下させ、感知器回線20に流れる電流を増加させることで火災受信機10に火災を通知するものである。
終端抵抗60は、感知器回線20の末端に接続され、感知器回線20に監視電流を流している。
リピータ40は、火災感知器30と中継器50の距離が遠い場合に両者の間に設置され、火災感知器30と中継器50の無線通信を転送している。図1においては火災感知器30と中継器50の通信は1台のリピータ40に転送されて行われるがこれに限定されるものではなく、さらにリピータ40を設けて、火災感知器30と中継器50の間の距離を伸ばすことができる。
なお、火災受信機10から延設される一対の感知器回線20のみ図示しているが、複数の感知器回線20を火災受信機10から延設するようにしてもよい。
また、1台の火災感知器30のみ図示しているが、複数台の火災感知器30を設置してもよい。
また、感知器回線20に火災を検出するとオンして感知器回線20の電流を増加させて火災を通知する一般火災感知器61を接続してもよい。
(火災受信機の構成)
火災受信機10は、回線電源部11、受信抵抗12、状態判定部13および受信機制御部14を備える。
回線電源部11は、図示しない商用電源から供給された交流電圧を電源電圧として例えば直流24Vに変換して感知器回線20に通電し、接続機器に電源を供給する。
受信抵抗12は、感知器回線20に回線電源部11から供給され、コモン線21、中継器50および終端抵抗60、ライン線22を経由して流れる電流が流れ、両端に電圧(以下、受信電圧と呼ぶ)を発生させ、電流を電圧に変換する。
状態判定部13は、感知器回線20の平常、火災、断線を判断するための火災閾値および断線閾値を有している。状態判定部13は、受信抵抗12で変換された受信電圧を各閾値と比較して、感知器回線20の状態を判定することで、感知器回線20の異常を検出し、また、中継器50からの火災検出の通知(火災信号)を受信(検出)する。各閾値は、断線閾値<火災閾値の関係となっている。
受信機制御部14は、状態判定部13が中継器50からの火災信号を検出すると、図示しない表示灯およびブザーを制御し、火災の発生を知らせる警報動作を行う。
(火災感知器の構成)
火災感知器30は、電池31、感知器監視部32、火災検出部33、感知器受信部34、感知器送信部35、感知器試験部36および火災確認灯37を備える。
電池31は、火災感知器30全体に電源を供給する。
感知器監視部32は、火災感知器30自身の監視を行っており、例えば電池31の電圧低下異常や感知器受信部34による無線電波の電波強度、火災検出部33の異常等を監視している。
火災検出部33は、センサにより煙や熱の量に基づき火災を検出する。火災感知器30は、火災検出部33が火災を検出すると火災確認灯37を点灯させて、火災を検出したことを表示する。
感知器受信部34は、通常時は所定間隔で間欠受信動作として、無線信号が送信されていないかの確認であるキャリアセンスを行う。感知器受信部34は、無線信号をとらえられない場合には、間欠受信動作を停止し、無線信号をとらえられた場合には、間欠受信動作を継続して無線信号を受信する。
感知器送信部35は、感知器受信部34が中継器50から送信される状態情報収集命令を受信すると、感知器状態情報として、感知器監視部32の監視結果を送信する。また、感知器送信部35は、火災検出部33が火災を検出すると上位の機器である中継器50あるいはリピータ40に火災信号を間欠的に無線送信する。
感知器試験部36は、感知器受信部34が中継器50から送信される火災試験命令を受信すると、火災検出部33を火災を検出した状態とする。
火災確認灯37は、火災を検出したときなどに点灯する。
(リピータの構成)
リピータ40は、電池41、リピータ監視部42、リピータ受信部43およびリピータ送信部44を備える。電池41は、リピータ40全体に電源を供給する。
リピータ監視部42は、リピータ40自身の監視を行っており、例えば電池41の電圧低下異常やリピータ受信部43による無線電波の電波強度等を監視している。
リピータ受信部43は、通常時は所定間隔で間欠受信の動作として、無線信号が送信されていないかの確認であるキャリアセンスを行う。リピータ受信部43は、キャリアセンスにて無線信号をとらえられない場合には、間欠受信動作を停止し、無線信号をとらえられた場合には、間欠受信動作を継続して無線信号を受信すると間欠受信動作を停止する。リピータ受信部43は、火災感知器30からの火災信号や中継器50からの状態情報収集命令を受信したときには、次の無線信号を受信するために必要な時間だけ動作して連続受信を行う。
リピータ送信部44は、リピータ受信部43が状態情報収集命令を受信すると、下位のリピータ40または火災感知器30に状態情報収集命令を転送する。また、リピータ送信部44は、リピータ受信部43が状態情報収集命令に対する返送である感知器状態情報を受信すると、感知器状態情報に加えて自身のリピータ状態情報を付加し、上位のリピータ40あるいは中継器50に送信する。
(中継器の構成)
中継器50は、監視部51、記憶部52、中継器送信部53、中継器受信部54、火災出力部55、中継器試験部56および中継器表示部57を備える。
監視部51は、中継器50自身の監視を行っており、例えば中継器受信部54による無線電波の電波強度等を監視している。また、監視部51は、所定の時間間隔(例えば12時間)で中継器送信部53から火災感知器30およびリピータ40に状態情報収集命令を送信させ、火災感知器30およびリピータ40の状態情報を収集している。収集した状態情報(自身の状態情報も含む)に異常情報が含まれる場合には、中継器表示部57によって異常を報知する。監視部51によって収集された状態情報は、記憶部52に格納される。さらに、監視部51は、火災感知器30から送信される火災信号を監視しており、火災信号を検出すると火災出力部55に火災の検出を通知する。
中継器送信部53は、監視部51からの制御により、状態情報収集命令等を無線送信する。
中継器受信部54は、通常時はリピータ受信部43と同様に間欠受信を行い、火災感知器30からの火災信号および遠隔試験装置200からの試験信号を受信する。また、中継器受信部54は、中継器送信部53が状態情報収集命令を送信するとき、監視部51の制御により、状態情報を収集できるだけの時間は受信動作を継続する連続受信を行う。
火災出力部55は、監視部51から火災検出が通知されるとコモン線21とライン線22の間のインピーダンスを低下させて感知器回線20に火災電流を流して火災受信機10に火災を通知する。
中継器試験部56は、中継器受信部54が遠隔試験装置200からの試験信号を受信すると、試験信号の内容を判断する。中継器試験部56は、試験の内容によって監視部51や中継器送信部53に対して所定の制御を行う。
中継器表示部57は、無線通信を行う下位の機器や自身に異常が発生したときに点灯して異常を報知する異常表示灯、火災検出が通知されたときに点灯する火災表示灯、試験中に点灯する試験灯で構成される。
(遠隔試験装置)
遠隔試験装置200は、操作部201、表示部202、試験器送信部203および試験器受信部204を備える。図2に操作部201および表示部202の一例の詳細を示す。
図2において、点線内の四角で囲まれた三角矢印や「選択」、「決定」スイッチが操作部201に該当し、その他の丸(LED)や四角で囲まれた「8」(7セグメント表示器)の部分が表示部202に該当する。
遠隔試験装置200で火災報知設備1の無線部分の試験を行う場合には、操作部201の「選択」スイッチを操作して、実行する試験機能を選択する。操作部201を操作すると、表示部202の遠隔試験に関する表示のLEDが順に点灯するので、「全機器状態」、「中継器状態」、「火災試験」、「火災出力」の試験を行いたいLEDが点灯するまで「選択」スイッチを操作し、「決定」スイッチを操作する。
無線機器である火災感知器30、リピータ40、中継器50を個別に指定する必要がある場合には、「三角」スイッチを操作して、無線機器に設定されているアドレスを7セグメント表示器に表示させた状態で「決定」スイッチを操作する。
それぞれの試験内容については、後で詳しく説明する。
試験器送信部203は、操作部201によって選択された試験機能に従って、中継器50に試験信号を送信する。
試験器受信部204は、中継器50から試験の結果を受信する。
(火災報知設備の通常時の動作)
次に通常時の火災報知設備1の動作について図3に基づき説明する。
中継器50は、所定時間毎に各無線機器の状態収集動作を行っており、状態情報収集命令を送信する(S101)。リピータ40は、間欠受信で状態情報収集命令を受信すると火災感知器30にそれを転送する(S102)。火災感知器30は、間欠受信で状態情報収集命令を受信すると電池31、電波状態等の感知器状態情報をリピータ40に返送する(S103)。リピータ40は、受信した感知器状態情報に自身の電池31、電波状態等のリピータ状態情報を付加して、中継器50に返送する(S104)。
上記の中継器50による状態情報収集動作は、各機器の電池の消耗を抑えるために約12時間に1度程度行われる。また、各機器は、電池の消耗を抑えるために間欠受信を行い、さらに電波法施行規則第49条の17「小電力セキュリティシステムの無線設備」に適合するために電波産業会標準規格RCR STD−30に準拠して、電波の送信期間を3秒以下とし、電波送信の休止期間が2秒を超えるようにしている。そのため、各機器の状態収集のためには時間がかかることとなる。
(火災報知設備1の火災時の動作)
続いて、火災報知設備1の火災時の動作について図4に基づき説明する。
火災感知器30は、火災を検出すると上位の機器に火災信号を送信する(S201)。リピータ40は、間欠受信で火災信号を受信すると、中継器50に火災信号の転送送信を行う(S202)。中継器50は、間欠受信で火災信号を受信すると火災受信機10に火災を通知する(S203)。通知を受けた火災受信機10は、火災を報知する。
(試験時の動作)
次に、遠隔試験装置200からの遠隔制御の動作について説明する。
(各機器状態表示)
中継器50は、上記で説明したように中継器50が監視する各機器の状態情報を所定時間ごとに収集しており、状態情報に異常が含まれる場合に異常を報知する。
遠隔試験装置200は、中継器50から状態情報を取得して、機器の状態表示を行う機能を備えている。作業者は、中継器50がどのような異常を検知しているか詳細を把握するために、遠隔試験装置200の操作部201を操作して、7セグメント表示器に詳細を知りたい中継器50のアドレス番号を表示した状態で「中継器状態」を選択して、「実行」スイッチを操作する。遠隔試験装置200から中継器50に対して中継器状態収集命令が送信され、中継器50が前回の状態情報収集で収集した各機器の状態情報(自身の状態情報も含む)を中継器状態情報として遠隔試験装置200に送信する。中継器50は、命令を受信してから送信が完了するまで試験中を示すために試験灯を点灯させる。これは、以後の試験の説明でも同様で試験開始から試験終了までの間、中継器50は、試験中を示すために試験灯を点灯させる。
遠隔試験装置200は、中継器状態情報を受信した後に、作業者の操作により7セグメント表示器の表示が切り替えられると、7セグメント表示器に表示されたアドレス番号の機器の状態を表示部201の「状態表示」に関連する表示灯で表示を行う。
これにより、作業者は、事前に中継器50が収集している異常状態の詳細を即座に把握できるため、異常を発した機器の交換等の修理作業を行うことができる。
(全機器状態収集)
上記の機器状態表示では、中継器50が事前に収集している各機器の状態情報を表示していたが、遠隔試験装置200は、中継器50に各機器の状態情報を収集させ、現在の状態を表示することができる。図5に基づき全機器状態収集について説明する。
作業者は、機器状態表示と同様に中継器を選択した状態で「全機器状態」を選択して、実行する。そうすると、遠隔試験装置200は、中継器50に全機器状態収集命令を送信する(S301)。命令を受信した中継器50は、状態情報収集命令を送信して通常の状態情報収集S101〜S104の動作により全機器の状態情報(自身の状態情報も含む)を収集して遠隔試験装置200に全機器状態情報を送信する(S302)。
これにより、作業員は、必要なときにそのときの機器の状態情報を確認できるため、例えば火災感知器30を設置するときの調整等に利用できる。
例えば、作業者は、火災感知器30を仮設置して、遠隔試験装置200を用いて全機器状態収集を行い、火災感知器30の電波状態を確認する。電波状態が悪い場合は、火災感知器30を少しずらした位置に仮設置して、再度電波状態を確認する。作業員は、電波状態が良い場所が見つかるまでこの作業を繰り返し、火災感知器30を設置する。
なお、本実施の形態においては、全機器の状態情報を取得するようにしたが、個別機器を指定して、個別機器の状態情報のみを取得するようにしてもよい。
(火災出力試験)
遠隔試験装置200は、中継器50から火災受信機10に火災信号を送信させることができる。図6に基づき火災出力試験について説明する。
遠隔試験装置200は、作業者の操作により、火災出力を行わせたい中継器50のアドレス番号を7セグメント表示器に表示させた状態で「火災出力」を選択して実行すると、遠隔試験装置200から中継器50に火災出力命令が送信される(S401)。
中継器50は、命令を受信すると火災感知器30が火災を検出してない状態であっても火災確認等37を点灯させ火災表示を行い、火災検出時の動作S203と同様に火災信号を火災受信機10に送信する(S402)。火災受信機10は、火災信号を受信すると火災を報知する。
これにより、中継器50が接続すべき感知器回線20に接続されているかを確認することができる。また、複数の中継器50が同一の感知器回線20に接続されている場合には、中継器50の設置場所を確認するためにも利用できる。
(火災試験)
遠隔試験装置200は、火災感知器30の性能を試験するための火災試験を行うことができる。図7に基づき火災試験について説明する。
作業者は、火災試験を行いたい火災感知器30とその火災感知器30を監視する中継器50のアドレス番号を選択した状態で「火災試験」を選択して実行する。そうすると遠隔試験装置200は、中継器50に火災試験命令を送信する(S501)。命令を受信した中継器は、リピータ40に火災試験命令を送信し(S502)、リピータ40が選択された火災感知器30に転送する(S503)。このとき、リピータ40は、火災感知器30からの火災試験結果を即座に受信できるように所定の時間連続受信を行う。
火災感知器30は、火災試験命令を受信すると、火災検出部33の試験を行い火災確認灯を点灯させるとともに、試験結果をリピータ40に返送し(S504)、リピータ40が中継器50に転送する(S505)。火災試験結果を受信した中継器50は、試験結果が正常である場合には、火災受信機10に火災信号を送信する(S506)。火災受信機10は火災信号を受信すると火災を報知する。また、中継器50は、試験結果が異常であった場合には異常を報知する。
これにより、作業者は、火災感知器30の性能試験を行うことができる。また、作業者は、指定した火災感知器30の火災確認灯が点灯していることを確認して、火災感知器30が正しい場所に設置されているかの確認も行うことができる。
なお、本実施の形態においては、火災試験命令を遠隔試験装置200から火災感知器30に中継器50を経由して送信するようにしたが、直接火災感知器30に送信するようにしてもよい。
1 火災報知設備、10 火災受信機、11 回線電源部、12 受信抵抗、13 状態判定部、14 受信機制御部、20 感知器回線、21 コモン線、22 ライン線、30 火災感知器、31 電池、32 感知器監視部、33 火災検出部、34 感知器受信部、35 感知器送信部、36 感知器試験部、37 火災確認灯、40 リピータ、41 電池、42 リピータ監視部、43 リピータ受信部、44 リピータ送信部、50 中継器、51 監視部、52 記憶部、53 中継器送信部、54 中継器受信部、55 火災出力部、56 中継器試験部、57 中継器表示部、60 終端抵抗、61 一般火災感知器、200 遠隔試験装置、201 操作部201、202 表示部、203 試験器送信部、204 試験器受信部

Claims (4)

  1. 最下位階層に設けられた無線式の火災感知器と、直接あるいは無線信号を転送する中位階層に設けられたリピータを介して前記火災感知器と無線通信を行い状態情報を収集する中継器と、該中継器の情報を信号線を介して受信する火災受信機とを備える火災報知設備用の遠隔試験装置であって、
    前記遠隔試験装置は、前記中継器が収集済みの無線機器の状態情報を取得して表示することを特徴とする火災報知設備用遠隔試験装置。
  2. 前記遠隔試験装置は、前記中継器に状態情報の収集を実行させ、中継器が収集した状態情報を取得して表示することを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備用遠隔試験装置。
  3. 前記遠隔試験装置は、前記中継器に火災受信機に火災信号を送信させることを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備用遠隔試験装置。
  4. 前記遠隔試験装置は、前記火災感知器に火災試験を実行させることを特徴とする請求項1に記載の火災報知設備用遠隔試験装置。
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