JPH0863691A - 火災報知設備の伝送線路監視装置 - Google Patents

火災報知設備の伝送線路監視装置

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JPH0863691A
JPH0863691A JP6194321A JP19432194A JPH0863691A JP H0863691 A JPH0863691 A JP H0863691A JP 6194321 A JP6194321 A JP 6194321A JP 19432194 A JP19432194 A JP 19432194A JP H0863691 A JPH0863691 A JP H0863691A
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transmission line
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努 金井
Toshihiko Shino
敏彦 志野
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隆治 大内
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    • G08B29/02Monitoring continuously signalling or alarm systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線路抵抗が大きくても伝送線路の短絡を検出
出来、しかも短絡検出時に伝送線路を速に切り離せる伝
送線路監視装置を得る。 【構成】 出力側の分岐伝送線路82,92間が短絡す
ると、これを伝送線路監視装置72中の短絡検出回路C
が検出して短絡検出信号を線路切り離し制御回路Dに送
る。そうすると、線路切り離し制御回路Dは作動され、
定電流回路BにトランジスタQ1へのベース電流の供給
を断たせ、もって短絡した分岐伝送線路82を入力側の
分岐伝送線路52から切り離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、種々の火災報知設備
に使用され、その伝送線路の短絡を検出して短絡発生箇
所を切り離す伝送線路監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備において、伝送線路
の短絡によるシステムダウンを防止するために、例えば
特開昭62−73400号公報に開示されたように、一
対の伝送線路間の電圧を検出して短絡かどうかを判定
し、短絡と判定された伝送線路を切り離すのにリレー接
点を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一対の
伝送線路間の電圧を検出して短絡を判定する仕方では、
線路抵抗が大きい場合には短絡を検出出来ないという課
題がある。例えば、伝送線路の配線抵抗が30Ωまで許
容され、伝送電圧DC30V、火災受信機の最大伝送電
流1.2A、平常時の伝送電流が0.1Aの火災報知設備
において、30Ωの配線抵抗が存在し、この配線抵抗を
介して伝送線路が短絡した場合、短絡電流は30V/3
0Ω=1Aとなり、0.1A+1A=1.1Aの電流が流
れ続けてしまい、この火災報知設備では電圧降下が全く
発生しないので、短絡は検出出来ない。また、短絡を検
出してから伝送線路を切り離す場合、リレーのような機
械的スイッチを使用するとその動作速度が遅いため、短
絡による電圧降下の影響は全伝送線路に及んでしまうと
云う課題もあった。
【0004】そこで、この発明は、線路抵抗が大きくて
も伝送線路の短絡を検出出来、しかも短絡検出時に伝送
線路を速に切り離せる伝送線路監視装置を得ることを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る火災報知
設備の伝送線路監視装置は、火災受信機から延び出た電
源線兼信号線である一対の伝送線路又はこれら伝送線路
から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路の短絡を監
視するために、前記伝送線路監視装置の入力側の伝送線
路対又は分岐伝送線路対の少なくとも一方に挿入された
トランジスタと、このトランジスタのベースに接続さ
れ、一定のベース電流を供給する定電流回路と、前記ト
ランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、そのエ
ミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、出力側の
伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信号を発生する
短絡検出回路と、この短絡検出回路に接続され、前記短
絡検出信号によって作動されると、前記定電流回路を介
して前記トランジスタをオフにし、もって前記出力側伝
送線路を切り離す線路切り離し制御回路とを備えたもの
である。この発明に係る伝送線路監視装置は、またアド
レス信号発生回路を備えたものである。
【0006】
【作用】この発明では、平常監視時に定電流回路がトラ
ンジスタのベースへ一定の電流を供給して前記トランジ
スタをオンに維持しているが、短絡検出時には短絡検出
回路からの短絡検出信号によって作動された線路切り離
し制御回路が前記定電流回路を介して前記トランジスタ
をオフにし、もって短絡した出力側伝送線路を切り離す
と共に火災受信機へ直接、又は対応する中継器を介して
短絡移報信号を供給させる。また、この発明では、短絡
検出時にアドレス信号発生回路が伝送線路を介して火災
受信機へ短絡移報信号としてのアドレス信号を供給す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示した一実施例
について詳しく説明する。図1はこの発明の伝送線路監
視装置を使用した火災報知設備の1例を示すブロック図
である。この火災報知設備は、火災受信機1と、この火
災受信機1から延び出た電源線兼信号線である一対の伝
送線路2(正極)及び3(負極)と、これら伝送線路2
及び3から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路51
〜5n及び61〜6nと、各対の分岐伝送線路51及び
61,52及び62〜5n及び6nにそれぞれ入力側が
接続された伝送線路監視装置71〜7nと、各伝送線路
監視装置71〜7nの出力側にそれぞれ接続された一対
の分岐伝送線路81〜8n及び91〜9nと、各対の出
力側分岐伝送線路81及び91間、82及び92間〜8
n及び9n間で互いに並列に接続された複数個の端末器
例えば火災センサまたは中継器101〜10nとを備え
ている。なお、各伝送線路監視装置71〜7nから出力
された短絡移報信号111〜11nは火災受信機1へ直
接入力されるようになっている。また、火災受信機1及
び端末器101〜10nはそれぞれ伝送手段(図示しな
い)を備えており、各種信号の授受を行う。
【0008】次に、上述したように構成された火災報知
設備の動作を説明すれば、平常監視時には、各伝送線路
監視装置71〜7nが伝送線路を導通状態にしておく即
ち分岐伝送線路51と81,61と91,52と82,
62と92〜6nと9nを接続しているので、火災受信
機1は端末器101〜10nと伝送信号の授受を行って
いる。
【0009】ここで、もし出力側分岐伝送線路82と9
2の間で短絡が発生した場合には、これら出力側分岐伝
送線路82及び92を監視している伝送線路監視装置7
2が短絡を検出し、直ちに分岐伝送線路52−82間及
び62−92間の少なくとも一方を切り離す。この場
合、火災受信機1と端末器102との伝送線路は切り離
されるが、他の端末器との通信は継続する。従来の火災
報知設備では、このような短絡事故発生時には、全ての
端末器がダウンしてしまったが、この発明では伝送線路
監視装置71〜7nを使用することにより、通信ダウン
を短絡が発生した分岐伝送線路のみに限定することがで
き、火災報知設備の信頼性が大幅に向上する。また、短
絡を検出した伝送線路監視装置72は、分岐伝送線路8
2,92を切り離すだけでなく、短絡の発生に関する情
報を短絡移報信号112として火災受信機1へ直接、送
る。火災受信機1はこの情報により盤面上に短絡検出し
た監視区域を表示、印刷する。なお、図1の火災報知設
備が火災受信機1と端末機101〜10nとの間でポー
リング方式で信号の授受を行うものの場合には、端末器
102と火災受信機1との間の伝送信号が途絶するた
め、火災受信機1は端末器102を全て伝送異常として
も表示、印刷する。
【0010】図2は、図1に示した伝送線路監視装置の
一実施例をもう少し詳しく示すブロック図である。図1
の火災報知設備中に示した伝送線路監視装置71〜7n
は全て同じ構成であるので、図2にはそのうちの1台例
えば72だけを示して説明する。伝送線路監視装置72
は、分岐伝送線路52と82の間に挿入された例えばP
NP型のトランジスタQ1(このトランジスタQ1は分
岐伝送線路62と92の間にも挿入することが出来る)
と、分岐伝送線路52,62間に接続されて後述する諸
回路へ電源電圧Voを供給する安定化電源回路Aと、ト
ランジスタQ1のベースとアースGNDの間に接続され
て平常監視時にトランジスタQ1へ一定のベース電流を
供給する定電流回路Bと、トランジスタQ1のエミッ
タ、コレクタ間に接続されて出力側分岐伝送線路82,
92間の短絡を検出する短絡検出回路Cと、この短絡検
出回路Cからの短絡検出信号によって作動され、定電流
回路BにトランジスタQ1へのベース電流の供給を断た
せ、もって短絡した出力側分岐伝送線路を切り離させる
線路切り離し制御回路Dとを備えている。
【0011】伝送線路監視装置72は、更に安定化電源
回路Aと線路切り離し制御回路Dの間で互いに並列に接
続されたリレー回路E及び切り離し表示回路Fを備えて
いる。リレー回路Eはリレー(図示しない)を含み、こ
のリレーは、短絡検出時に線路切り離し制御回路Dによ
って駆動されると、トランジスタQ1を出力側分岐伝送
線路82から切り離す第1のリレー接点ry1(この第
1のリレー接点ry1はノーマルオンでトランジスタQ
1がオフである場合のノイズからの保護用であり、トラ
ンジスタQ1と同様に分岐伝送線路62と92の間にも
挿入することが出来る。)と、短絡に関する情報を火災
受信機1(図1)へ移報する第2のリレー接点ry2
(ノーマルオフ)と、後述する保持用の第3のリレー接
点ry3(ノーマルオフ)とを有する。
【0012】このように構成された伝送線路監視装置7
2の動作を以下に説明する。平常監視状態では、定電流
回路Bからベース電流が供給されているのでトランジス
タQ1はオンしており、第1のリレー接点ry1が閉じ
且つ第2のリレー接点ry2及び第3のリレー接点ry
3が開いているので、分岐伝送線路52と82,62と
92は導通しており、伝送線路監視装置72は出力側分
岐伝送線路82,92間に接続されている端末器102
(図1)を監視している。また、定電流回路B中に設け
られ、平常監視中を示す緑の表示灯(図示しない)が点
灯または点滅している。
【0013】しかしながら、出力側分岐伝送線路82,
92間が何等かの理由により短絡すると、これを短絡検
出回路Cが検出して短絡検出信号を線路切り離し制御回
路Dに送る。短絡検出信号を受けた線路切り離し制御回
路Dは作動して直ちに定電流回路Bをしてトランジスタ
Q1のベース電流の供給を断たせる。この時トランジス
タQ1はオフとなり、短絡が発生した出力側分岐伝送線
路82と分岐伝送線路52との接続を切り離す。これは
トランジスタQ1による切り離しであるため、分岐伝送
線路52には電圧低下が殆ど発生せず、他の分岐伝送線
路への短絡の影響はない。また、この時、線路切り離し
制御回路Dはリレー回路Eと切り離し表示回路Fに動作
信号を送る。そのため、リレー回路Eは、第1のリレー
接点ry1を開き且つ第2のリレー接点ry2及び第3
のリレー接点ry3を閉じる。そして、切り離し表示回
路Fは線路切り離し中を示す赤の表示灯(図示しない)
を点灯させる。なお、緑の表示灯はベース電流の供給が
断たれた時に消灯し、そして線路切り離しは、自己保持
し、復旧は火災受信機1(図1)の電源再立ち上げか手
動スイッチ(図示しない)で行う。
【0014】図3は図2に示した伝送線路監視装置の回
路図である。安定化電源回路Aは、分岐伝送線路52と
62の間に接続され、一例として図示のように電界効果
トランジスタ、抵抗、ツェナーダイオード、ダイオード
NPN型トランジスタ、及びコンデンサで構成され、そ
の+側に出力電圧V0を発生し且つ一側がアースGND
になっているが、安定した定電圧出力が得られるものな
ら、図示以外の回路でも良い。
【0015】定電流回路Bは、トランジスタQ1のエミ
ッタとアースGNDの間で互いに直列に接続された電界
効果トランジスタQ2、第1の抵抗R1及びツェナーダ
イオードZ1から成る定電流供給・バイアス手段を含
む。電界効果トランジスタQ2及び第1の抵抗R1は定
電流供給手段を構成するが、伝送線路の電圧変動による
消費電流の変動を押えるために用いられており、消費電
流が変動しても良い場合には、電界効果トランジスタQ
2を省略して第1の抵抗R1だけにしても良い。定電流
回路は、また安定化電源回路Aの両端間で互いに直列に
接続された第2の抵抗R2、第3の抵抗R3及び第4の
抵抗R4から成るバイアス手段も含み、更にトランジス
タQ1のベースに接続されたコレクタ及び第1の抵抗R
1とツェナーダイオードZ1の接続点に接続されたベー
スを有する第1のNPN型トランジスタQ3、この第1
のNPN型トランジスタQ3のエミッタに接続されて平
常監視状態を表す緑の表示灯としての発光ダイオードL
ED1、この発光ダイオードLED1に接続された第5
の抵抗R5、並びにこの第5の抵抗R5に接続されたコ
レクタ、第3の抵抗R3と第4の抵抗R4の接続点に接
続されたベース及びアースGNDに接続されたエミッタ
を有する第2のNPN型トランジスタQ4の直列接続体
から成る定電流供給手段とを含む。なお、平常監視状態
を表示しなくても良い場合には、発光ダイオードLED
1を省略しても良い。
【0016】短絡検出回路Cは、トランジスタQ1のエ
ミッタとコレクタの間で互いに直列に接続された第6の
抵抗R6及び第7の抵抗R7と、これら第6の抵抗R6
及び第7の抵抗R7の接続点に接続されたベース、及び
トランジスタQ1のエミッタに接続されたエミッタを有
するPNP型の他のトランジスタQ5とを含む。
【0017】線路切り離し制御回路Dは、短絡検出回路
C中の他のトランジスタQ5のコレクタとアースGND
の間で互いに直列に接続された第8の抵抗R8及び第9
の抵抗R9と、これら第8の抵抗R8及び第9の抵抗R
9の接続点に接続されたベース、アースGNDに接続さ
れたエミッタ、及びダイオードD1を介して定電流回路
B中の第2の抵抗R2及び第3の抵抗R3の接続点に接
続されたコレクタを有する第3のNPN型トランジスタ
Q6とを含む。この第3のNPN型トランジスタQ6の
コレクタと安定化電源回路Aの+側との間には、リレー
RY及びこれに並列接続された逆流防止用ダイオードD
2から成るリレー回路Eと、線路切り離し状態を表す赤
の表示灯としての他の発光ダイオードLED2及びこれ
に直列接続された第10の抵抗R10から成る切り離し
表示回路Fとが互いに並列に接続されている。なお、リ
レーRYの第3のリレー接点ry3は、トランジスタQ
1のエミッタと他のトランジスタQ5のコレクタとの間
に接続され、トランジスタQ6を自己保持する。
【0018】ここで、短絡検出回路Cによる短絡検出の
原理を図4について説明する。トランジスタQ1に流れ
る伝送電流(コレクタ電流)とトランジスタQ1のエミ
ッタ・コレクタ間電圧との関係は、トランジスタQ1が
定電流回路Bによって一定のベース電流で駆動されてい
るため、図4に示すようになる。ここで、伝送電流がほ
ぼ一定となる電流値ISUSは、火災受信機1(図1)の
短絡検出電流値IMAXと伝送線路監視装置72に接続さ
れた端末器102(図1)に流れる最大消費電流値ISM
の間になるように且つ端末器102に最大消費電流ISM
が流れた場合のトランジスタQ1のエミッタ・コレクタ
間の最大電圧降下VCEMが伝送に影響を与えない大きさ
になるように、ベース電流を選択する。次に短絡検出回
路Cが短絡を検出するしきい値VSは、最大電圧降下V
CEMより大きく、前述したように最大の配線抵抗が出力
側分岐伝送線路82,92側に存在して短絡した場合の
トランジスタQ1のエミッタ・コレクタ間の最小電圧V
MINより小さくなるように、選択する。即ち、図4に示
したように
【0019】VCEM<VS<VMIN(=火災受信機1の伝
送電圧−ISUS×最大配線抵抗)
【0020】である。この条件を満足するしきい値VS
であれば、短絡時に出力側分岐伝送線路82,92間の
電圧が最大となる条件、即ち出力側分岐伝送線路82,
92間において最大配線抵抗を介して短絡した場合でも
確実に短絡を検出できる。
【0021】例えば、伝送電圧DC36V、火災受信機
1の短絡検出電流値IMAX=1.2A、最大配線抵抗30
Ω、端末器102の最大消費電流値ISM=0.5Aとし
た場合、0.5A<ISUS<1.2AとなるようにISUS
1Aと設定する。この時 VMIN=DC36V−1A×30Ω=6V
【0022】である。一方、トランジスタQ1に流れる
端末の最大消費電流0.5Aの時のエミッタ・コレクタ
間の最大電圧降下VCEM=0.2Vとすると、短絡検出の
しきい値VSは、以下の条件で選択すれば良い。
【0023】0.2V<VS<6V
【0024】このような短絡検出方法であれば、短絡に
よる伝送電圧の低下は、短絡を検出した伝送線路監視装
置72の出力側のみに限定され、他の伝送線路には影響
しない。
【0025】短絡検出回路Cの具体例は、図3に示した
ように第6の抵抗R6、第7の抵抗R7及びトランジス
タQ5によって構成されており、トランジスタQ5のエ
ミッタ・ベース間電圧は、トランジスタQ1のエミッタ
・コレクタ間電圧×R6/(R6+R7)となってい
る。R6及びR7の値は、トランジスタQ1のエミッタ
・コレクタ間電圧が短絡検出のしきい値VS以上となっ
た時にトランジスタQ5がオンする、即ち、
【0026】VS×R6/(R6+R7)=0.6V(ト
ランジスタQ5がオンになるエミッタ・ベース間電圧)
【0027】を満足し、且つトランジスタQ5が線路切
り離し制御回路Dへの信号電流を出力出来るだけのベー
ス電流を供給するように設定する。
【0028】なお、この実施例では、トランジスタQ1
のベース電流を一定として説明したが、伝送線路監視装
置72が監視する端末器102の消費電流に応じて、ト
ランジスタQ1のベース電流を切り換える手段を設けて
も良い。但し、その場合でも上記の条件を満足しなけれ
ばならない。
【0029】次に、図3に示した伝送線路監視装置72
の動作を詳しく説明する。平常監視時、定電流回路B中
のR2,R3及びR4から成るバイアス手段が安定化電
源回路Aから電圧VOを供給されてトランジスタQ4を
順バイアスするため、このトランジスタQ4はオンにな
る。また、ツェナーダイオードZ1がQ2及びR1から
成る定電流供給手段から電流を供給されてツェナー電圧
Z1を出力するため、トランジスタQ3はオンになる。
従って、トランジスタQ1は、トランジスタQ3、線路
監視表示灯例えば発光ダイオードLED1、抵抗R5及
びトランジスタQ4から成る定電流供給手段によって一
定のベース電流が供給されるため、オンになる。また、
発光ダイオードLED1も点灯する。
【0030】Q3、LED1、R5及びQ4から成る定
電流供給手段の電流値、つまり、トランジスタQ1のベ
ース電流IBは次の式で示される。
【0031】IB=(VZ1−VBE(Q3)−VF(LED
1)−VCE(Q4))/R5
【0032】ここで、VZ1はツェナーダイオードZ1の
ツェナー電圧、VBE(Q3)はトランジスタQ3のベー
ス・エミッタ間電圧、VF(LED1)は発光ダイオー
ドLED1の順電圧、そしてVCE(Q4)はトランジス
タQ4のコレクタ・エミッタ間電圧である。
【0033】平常監視時、トランジスタQ1はオンでそ
のエミッタ・コレクタ間には例えば0.3V程度の電圧
しか生じていないため、短絡検出回路C中のトランジス
タQ5は、オフであるので、線路切り離し制御回路Dへ
短絡検出信号を出力しない。線路切り離し制御回路Dに
は平常監視時、短絡検出回路Cから短絡検出信号が入力
されないため、トランジスタQ6はオフ状態であり、リ
レー回路E中のリレーRYは励磁されないので、第1の
リレー接点ry1が常閉状態にあり且つ第2のリレー接
点ry2及び第3のリレー接点ry3が常開状態のまま
である。また、切り離し表示回路F中の線路切り離し状
態表示灯である発光ダイオードLED2は消灯してい
る。
【0034】しかしながら、出力側分岐伝送線路82,
92間が短絡した時には、これら出力側分岐伝送線路8
2,92間に流れる電流が急増し、トランジスタQ1の
ベース電流が固定されているため、トランジスタQ1の
エミッタ・コレクタ間電圧は分岐伝送線路52,62に
よって供給される電圧に近づくように増加する。そこ
で、短絡検出回路C中のトランジスタQ5のオン時のエ
ミッタ・ベース間電圧をVEB(Q5)(例えば0.6
V)とすれば、トランジスタQ1のエミッタ・コレクタ
間電圧VEC(Q1)が、
【0035】 VEC(Q1)=(R6+R7)/R6・VEB(Q5)
【0036】を満足する電圧以上になると、トランジス
タQ5はオンになって短絡検出信号を出力するので、線
路切り離し制御回路D中のトランジスタQ6はオンにな
る。このトランジスタQ6がオンになると、ダイオード
D1及びトランジスタQ6によって定電流回路B中の抵
抗R3及びR4が短絡されてこれら抵抗R3,R4間に
かかる電圧が強制的に下げられ、トランジスタQ4をオ
ンに維持するだけのベース電流が供給されないので、ト
ランジスタQ4はオフになる。このトランジスタQ4が
オフになることによってトランジスタQ3がオフにな
り、これにより上述した定電流供給手段をもはや構成で
きなくなり、トランジスタQ1へのベース電流が供給で
きないので、トランジスタQ1はオフになる。
【0037】トランジスタQ1がオフになることによっ
て分岐伝送線路52,82間は切り離される。なお、抵
抗R6とR7でトランジスタQ1のエミッタ、コレクタ
間が接続されているが、抵抗R6とR7は共に数KΩ以
上の抵抗値を持っているので、短絡時に分岐伝送線路8
2,92間に流れる電流が数百mA〜数Aの電流値から
数mA以下の電流値に低下し、分岐伝送線路82,92
間を切り離した状態と同じ状態となる。また、トランジ
スタQ6がオンになると、リレー回路E中のリレーRY
が駆動されて第1のリレー接点ry1を開くことにより
出力側分岐伝送線路82及び92を完全に切り離すと共
に第2のリレー接点ry2を閉じることにより短絡移報
信号112(図1)を火災受信機1に送り且つ第3のリ
レー接点ry3を閉じることによりトランジスタQ6を
オン状態に保持する。このときには、切り離し表示回路
F中の線路切り離し状態表示灯である発光ダイオードL
ED2が点灯する。一方、発光ダイオードLED1は消
灯する。
【0038】図5はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の他の例を示すブロック図である。こ
の火災報知設備は、図1の火災報知設備と同様に火災受
信機1並びに一対の伝送線路2及び3を備え、更に、こ
れら伝送線路2及び3に直列に挿入され、伝送線路監視
装置71〜7n及びこの伝送線路監視装置の出力側で互
いに並列に接続された複数個の端末器101〜10nか
ら成る少なくとも1組のユニットU1〜Unを備えてい
る。
【0039】今、伝送線路監視装置72の出力側の伝送
線路2と3の間で短絡が発生した場合には、上述したよ
うに伝送線路監視装置72中のトランジスタQ1(図
2)がオフにされることによって伝送線路2−2間及び
3−3間の少なくとも一方を切り離し、伝送線路監視装
置72中の第2のリレー接点(図2)が閉じられること
によって短絡移報信号112が直接、火災受信機1へ送
られる。
【0040】図6はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の更に他の例を示すブロック図であ
る。この火災報知設備は、図1の火災報知設備に少なく
とも1個の中継器41〜4mを設けたものである。各中
継器41〜4mは、伝送線路2,3間に接続され、それ
ぞれ例えば4台の伝送線路監視装置71,72,・・
・,7nからの短絡移報信号111A,112A,・・
・11nAを受信でき且つ各種信号の授受を行う構成に
なっている。
【0041】出力側分岐伝送線路82と92の間で短絡
が発生した場合には、この短絡を検出した伝送線路監視
装置72は分岐伝送線路52−82間及び62−92間
の少なくとも一方を直ちに切り離すと共に短絡移報信号
112Aを中継器41に送る。そうすると、この中継器
41は伝送線路2及び3を通して火災受信機1へ伝送信
号により短絡移報信号112Aの内容を通知する。火災
受信機1は中継器41からの情報により盤面上に短絡検
出した監視区域を表示、印刷する。なお、図6の火災報
知設備が火災受信機1と中継器41〜4m、端末器10
1〜10nとの間でポーリング方式で信号の授受を行う
ものの場合には、端末器102と火災受信機1との間の
伝送信号が途絶するため、火災受信機1は端末器102
を全て伝送異常としても表示、印刷する。
【0042】図7はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の別な例を示すブロック図である。こ
の火災報知設備は、図1のように伝送線路監視装置71
〜7nから火災受信機1へ短絡移報信号111〜11n
を送る代わりに、伝送線路監視装置71A〜7nA内で
発生させた、短絡移報信号としてのそれぞれ異なるアド
レス信号を、分岐伝送線路51〜5n及び61〜6n並
びに伝送線路2〜3を通して火災受信機1へ送るように
したものである。
【0043】詳しく云えば、図8はこの発明の伝送線路
監視装置の他の実施例を示すブロック図であり、この伝
送線路監視装置72Aは図2の伝送線路監視装置72の
諸構成部品に加えて、安定化電源回路Aと並列に接続さ
れ且つ第2のリレー接点ry2が閉じることによって作
動されるアドレス信号発生回路Gを含む。このアドレス
信号発生回路Gは、上述したようにして作動されると、
伝送線路監視装置71A〜7nA毎に異なる、例えば固
有の周波数の信号を発生し且つこの信号をアドレス信号
として上述したように火災受信機1へ送る。そうする
と、火災受信機1は、受信した周波数信号を弁別するこ
とによってどの伝送線路監視装置が作動したかを判別
し、表示等を行う。
【0044】なお、トランジスタQ1及びQ5はPNP
型トランジスタとして伝送線路の正極に設けたが、伝送
線路の負極にNPN型トランジスタとして設けても良
い。
【0045】主回路にリレーを用いた場合には、その感
動時の動作速度が通常、数m秒〜十数m秒であるのに対
し、この発明のようにトランジスタを用いた場合では1
m秒以下であって、応答速度が極めて速い。伝送線路が
短絡した場合、短絡によって被る火災受信機またはセン
サの被害を最小限に留めるには、短絡した箇所をできる
だけ短時間で切り離したほうが良く、これがこの発明で
リレーを用いず、トランジスタを用いた理由である。
【0046】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、この発明
に係る火災報知設備の伝送線路監視装置は、火災受信機
から延び出た電源線兼信号線である一対の伝送線路又は
これら伝送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送
線路の短絡を監視するために、前記伝送線路監視装置の
入力側の伝送線路対又は分岐伝送線路対の少なくとも一
方に挿入されたトランジスタと、このトランジスタのベ
ースに接続され、一定のベース電流を供給する定電流回
路と、前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続
され、そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超える
と、出力側の伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
号を発生する短絡検出回路と、この短絡検出回路に接続
され、前記短絡検出信号によって作動されると、前記定
電流回路を介して前記トランジスタをオフにし、もって
前記出力側伝送線路を切り離す線路切り離し制御回路と
を備えているので、高抵抗を介した短絡事故で線路電圧
が低下しない場合であっても確実に短絡を検出出来、ま
た短絡した伝送線路以外への短絡による電圧降下の影響
がなく、切り離し動作が非常に速いため、システムの信
頼性が大幅に向上すると云う効果を奏する。
【0047】加えて、前記線路切り離し制御回路が前記
火災受信機へ直接、又は対応する中継器を介して短絡移
報信号を供給させるか、或は短絡検出時に作動されたア
ドレス信号発生回路が前記伝送線路を介して前記火災受
信機へ前記短絡移報信号としてのアドレス信号を供給す
るので、前記火災受信機は前記短絡移報信号又は前記ア
ドレス信号に基づいて所要の処理を行えると云う効果も
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の1例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した伝送線路監視装置の一実施例をも
う少し詳しく示すブロック図である。
【図3】図2に示した伝送線路監視装置の回路図であ
る。
【図4】短絡検出の原理を説明する図である。
【図5】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の他の例を示すブロック図である。
【図6】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の更に他の例を示すブロック図である。
【図7】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の別な例を示すブロック図である。
【図8】図7に示した伝送線路監視装置の他の実施例を
もう少し詳しく示すブロック図である。
【符号の説明】
1 火災受信機 2,3 伝送線路 41〜4m 中継器 51〜5n,61〜6n,81〜8n,91〜9n
分岐伝送線路 71〜7n 伝送線路監視装置 101〜10n 端末器 111〜11n 短絡移報信号 Q1 トランジスタ A 安定化電源回路 B 定電流回路 C 短絡検出回路 D 線路切り離し制御回路 E リレー回路 F 切り離し表示回路 G アドレス信号発生回路 RY リレー ry1,ry2,ry3 第1、第2、第3のリレー
接点

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路と、
    各対の分岐伝送線路間に接続された伝送線路監視装置
    と、この伝送線路監視装置の出力側の一対の分岐伝送線
    路と、これら出力側分岐伝送線路間で互いに並列に接続
    された複数個の端末器とを備えた火災報知設備におい
    て、 前記伝送線路監視装置は、前記各対の分岐伝送線路の少
    なくとも一方の分岐伝送線路に挿入されたトランジスタ
    と、 このトランジスタのベースに接続され、一定のベース電
    流を供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、前
    記出力側分岐伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
    号を発生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側分岐伝送線路を切り
    離す線路切り離し制御回路と、 を含むことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装
    置。
  2. 【請求項2】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路に直列に挿入され、伝送線路監視装置及びこの伝
    送線路監視装置の出力側で互いに並列に接続された複数
    個の端末器から成る少なくとも1組のユニットとを備え
    た火災報知設備において、 前記伝送線路監視装置は、前記一対の伝送線路の少なく
    とも一方の伝送線路に挿入されたトランジスタと、この
    トランジスタのベースに接続され、一定のベース電流を
    供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、出
    力側の伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信号を発
    生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側伝送線路を切り離す
    線路切り離し制御回路と、 を含むことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装
    置。
  3. 【請求項3】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路に接続された少なくとも1個の中継器と、前記伝
    送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路と、
    各対の分岐伝送線路間に接続された伝送線路監視装置
    と、この伝送線路監視装置の出力側の一対の分岐伝送線
    路と、これら出力側分岐伝送線路間で互いに並列に接続
    された複数個の端末器とを備えた火災報知設備におい
    て、 前記伝送線路監視装置は、前記各対の分岐伝送線路の少
    なくとも一方の分岐伝送線路に挿入されたトランジスタ
    と、 このトランジスタのベースに接続され、一定のベース電
    流を供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、前
    記出力側分岐伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
    号を発生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側分岐伝送線路を切り
    離す線路切り離し制御回路と、 を含むことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装
    置。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタがベース、エミッタ及
    びコレクタを有するPNP型である請求項1ないし3の
    いずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送線路監視装置の入力側の伝送線
    路対間に接続された安定化電源回路を更に含み、前記定
    電流回路は、前記安定化電源回路と並列に接続されると
    共に前記入力側伝送線路対の正極及び前記トランジスタ
    のベースにも接続され、前記伝送線路監視装置の出力側
    の伝送線路対の平常監視時には前記トランジスタへベー
    ス電流を供給して前記トランジスタをオンに維持する
    が、短絡検出時には前記トランジスタへのベース電流の
    供給を断って前記トランジスタをオフにする請求項1な
    いし4のいずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  6. 【請求項6】 前記定電流回路は、前記入力側伝送線路
    対の正極とアースの間で互いに直列に接続された少なく
    とも第1の抵抗及びツェナーダイオードから成る定電流
    供給・バイアス手段と、前記安定化電源回路の両端間で
    互いに直列に接続された第2、第3及び第4の抵抗から
    成るバイアス手段と、前記トランジスタのベースに接続
    されたコレクタ及び前記第1の抵抗と前記ツェナーダイ
    オードの接続点に接続されたベースを有する第1のNP
    N型トランジスタ、この第1のNPN型トランジスタの
    エミッタに接続された第5の抵抗、並びにこの第5の抵
    抗に接続されたコレクタ、前記第3の抵抗と前記第4の
    抵抗の接続点に接続されたベース及びアースに接続され
    たエミッタを有する第2のNPN型トランジスタの直列
    接続体から成る定電流供給手段とによって構成されてい
    る請求項1ないし5のいずれかの火災報知設備の伝送線
    路監視装置。
  7. 【請求項7】 前記定電流回路は、前記出力側伝送線路
    対の平常監視時には前記トランジスタをオンに維持する
    と共に平常監視状態を表す表示灯としての発光ダイオー
    ドを点灯させるが、短絡検出時には前記トランジスタを
    オフにすると共に前記発光ダイオードを消灯させる請求
    項5の火災報知設備の伝送線路監視装置。
  8. 【請求項8】 前記定電流回路は、前記第1のNPN型
    トランジスタのエミッタと前記第5の抵抗との間に接続
    された前記発光ダイオードを含む請求項7の火災報知設
    備の伝送線路監視装置。
  9. 【請求項9】 前記短絡検出回路は、前記トランジスタ
    のエミッタとコレクタの間で互いに直列に接続された第
    6及び第7の抵抗と、これら第6及び第7の抵抗の接続
    点に接続されたベース、及び前記トランジスタのエミッ
    タに接続されたエミッタを有するPNP型の他のトラン
    ジスタとによって構成されている請求項1ないし4のい
    ずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  10. 【請求項10】 前記短絡検出回路中の第6及び第7の
    抵抗がそれぞれ数KΩ以上の抵抗値をもつ請求項9の火
    災報知設備の伝送線路監視装置。
  11. 【請求項11】 前記線路切り離し制御回路は、前記短
    絡検出信号によって作動されると、リレーを駆動して前
    記トランジスタと直列に挿入された第1のリレー接点を
    開くことによって前記出力側伝送線路を確実に切り離し
    且つ第2のリレー接点を閉じることによって前記火災受
    信機へ直接、又は対応する中継器を介して前記火災受信
    機へ短絡移報信号を供給させる請求項1ないし4のいず
    れかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  12. 【請求項12】 前記線路切り離し回路は、前記短絡検
    出信号によって作動されると、線路切り離し状態を表す
    表示灯としての他の発光ダイオードを点灯させる請求項
    1ないし3のいずれかの火災報知設備の伝送線路監視装
    置。
  13. 【請求項13】 前記線路切り離し制御回路は、前記短
    絡検出回路中の他のトランジスタのコレクタとアースの
    間で互いに直列に接続された第8及び第9の抵抗と、こ
    れら第8及び第9の抵抗の接続点に接続されたベース、
    アースされたエミッタ、及びダイオードを介して前記定
    電流回路中の第2及び第3の抵抗の接続点に接続された
    コレクタを有する第3のNPN型トランジスタとによっ
    て構成され、この第3のNPN型トランジスタのコレク
    タと前記安定化電源回路との間で前記リレー及び前記他
    の発光ダイオードが互いに並列に接続されている請求項
    1,2,3,6,9又は11の火災報知設備の伝送線路
    監視装置。
  14. 【請求項14】 前記線路切り離し回路は、前記短絡検
    出信号によって作動されると、前記トランジスタのエミ
    ッタと前記他のトランジスタのコレクタとの間に接続さ
    れた第3のリレー接点を閉じることによって前記第3の
    NPN型トランジスタを自己保持する請求項13の火災
    報知設備の伝送線路監視装置。
  15. 【請求項15】 前記線路監視装置の入力側の伝送線路
    対間に互いに並列に接続された安定化電源回路及びアド
    レス信号発生回路を更に含み、前記定電流回路は、前記
    安定化電源回路と並列に接続されると共に前記入力側伝
    送線路対の正極及び前記トランジスタのベースにも接続
    され、前記伝送線路監視装置の出力側の伝送線路対の平
    常監視時には前記トランジスタへベース電流を供給して
    前記トランジスタをオンに維持するが、短絡検出時には
    前記トランジスタへのベース電流の供給を断って前記ト
    ランジスタをオフにし、また前記アドレス信号発生回路
    は、短絡検出時に作動され、前記入力側伝送線路対を介
    して前記火災受信機へ短絡移報信号としてのアドレス信
    号を供給する請求項1又は4の火災報知設備の伝送線路
    監視装置。
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