JP3203136B2 - ホームセキュリティ装置 - Google Patents

ホームセキュリティ装置

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JP3203136B2
JP3203136B2 JP26756094A JP26756094A JP3203136B2 JP 3203136 B2 JP3203136 B2 JP 3203136B2 JP 26756094 A JP26756094 A JP 26756094A JP 26756094 A JP26756094 A JP 26756094A JP 3203136 B2 JP3203136 B2 JP 3203136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホームセキュリティ装置
に関し、特にガス検知器及び戸外機と受信機の間を接続
するラインの障害による受信機の動作不良が防止できる
ホームセキュリティ装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すように、ガス検知
器G、火災感知器P、非常押ボタンH、防犯センサI、
バス/トイレコールセンサJ、受信機R、戸外機Sから
なるホームセキュリティ装置が提案されている。
【0003】火災感知器P、ガス検知器G、非常押ボタ
ンH、防犯センサI、バス/トイレコールセンサJは、
それぞれ感知器入力回路10、検知器入力回路11、非
常押ボタン入力回路12、防犯センサ入力回路13、バ
ス/トイレコール入力回路14を介して制御CPUに入
力される。
【0004】火災感知器P、ガス検知器G、非常押ボタ
ンHは、それぞれ感知器入力回路10、検知器入力回路
11、非常押ボタン入力回路12を介して戸外機Sにも
入力される。
【0005】制御CPUは、火災感知器P、ガス検知器
G、非常押ボタンH、防犯センサI、バス/トイレコー
ルセンサJから警報信号があれば、警報音発生回路1
6、警報音増幅回路17からスピーカSPを鳴動させ、
かつリレー制御回路15でリレーRyを駆動し、接点cを
通話ラインL1に常時接続されている接点Ncから接点No
に切替え、戸外機Sからも警報音を発生する。さらに、
警報を警報表示灯回路18で表示させる。警報音は警報
音停止ボタン19で止められる。なお、20は電源回路
を示す。
【0006】このホームセキュリティ装置の受信機R
は、ガス検知器Gに関して説明すると図4に示す回路構
成とされており、ガス検知器Gはガス検知ラインLを介
して受信機Rのガス検知器入力端子G+と接続されてい
る。また、ガス検知器入力端子G+はガス検知器状態出
力端子GTを介して戸外機Sにも接続されている。
【0007】ガス検知器入力端子G+はダイオードD1
のアノード、カソードを介してツエナダイオードZD1
のカソードと接続され、ツエナダイオードZD1のアノ
ードは抵抗R1を介してトランジスタQ11のベースと接
続され、トランジスタQ11のベースには一端が基準電位
点に接続された抵抗R2の他端が接続されている。
【0008】トランジスタQ11のエミッタは、基準電位
点と接続され、コレクタは抵抗R8、R7を介して電源+
VCCと接続されている。
【0009】抵抗R8とR7の接続点にはトランジスタQ
13のベースが接続され、エミッタは電源+VCCに接続さ
れ、コレクタはCPUのガス漏れ入力側I2に接続され
ている。CPUのガス漏れ入力側I2には一端が基準電
位点に接続された抵抗R16の他端が接続されている。
【0010】ダイオードD1のカソードは抵抗R3、R
4、R5を介して基準電位点と接続され、抵抗R4とR5の
接続点にはトランジスタQ12のベースが接続されてい
る。トランジスタQ12のエミッタは基準電位点と接続さ
れ、コレクタは抵抗R9を介して電源+VCCと接続され
ている。
【0011】抵抗R3とR4の接続点は抵抗R6を介して
ダイオードD2のカソードと接続され、アノードはガス
検知器Gが未接続時の時使用する障害警報停止スイッチ
SW1を介して電源+VCCと接続されている。
【0012】ダイオードD2のアノードと障害警報停止
スイッチSW1の接続点は、抵抗R10、発光ダイオード
D21を介して基準電位点と接続されている。
【0013】トランジスタQ12のコレクタは抵抗R11と
R12を介して基準電位点と接続され、抵抗R11とR12の
接続点はトランジスタQ15のベースと接続されている。
トランジスタQ15のエミッタは基準電位点と接続され、
コレクタは抵抗R14とR13を介して電源+VCCと接続さ
れている。
【0014】抵抗R14とR13の接続点にはトランジスタ
Q14のベースが接続され、エミッタは電源+VCCと接続
されている。コレクタはCPUの線路障害入力側I1と
接続されている。CPUの線路障害入力側I1には、一
端が基準電位点に接続された抵抗R15の他端が接続され
ている。
【0015】ガス検知器Gは監視時有電圧、検知時有電
圧の2段階有電圧を出力するもので、出力電圧は表1に
示すとおりである。
【0016】
【表1】
【0017】ガス検知器Gの監視時有電圧は6Vで、ガ
ス検知ラインLを介して受信機Rのガス検知器入力端子
G+へ送出されて、ダイオードD1、抵抗R3、R4を介
してトランジスタQ12がオンとなっており、ツエナダイ
オードZD1は6Vでは導通しないような閾値をもって
いるので、トランジスタQ11がオフ、したがってトラン
ジスタQ13にはベースバイアスが与えられずトランジス
タQ13がオフ、トランジスタQ12のオンによりトランジ
スタQ15にはベースバイアスが与えられずトランジスタ
Q15がオフ、したがってトランジスタQ14にもベースバ
イアスが与えられずトランジスタQ14がオフで、ガス漏
れ入力側I2、線路障害入力側I1にガス漏れ入力、線路
障害入力を与えない。
【0018】ガス検知器Gがガス漏れを検知し、ガス検
知器Gの出力が検知時有電圧の12Vとなると、この1
2Vの電圧がガス検知ラインLを介して受信機Rのガス
検知器入力端子G+へ送出される。
【0019】この12Vの電圧はダイオードD1のアノ
ード、カソード、ツエナダイオードZD1、抵抗R1を介
してトランジスタQ11のベースへ印加され、トランジス
タQ11がオンとなる。トランジスタQ11がオンとなと、
トランジスタQ13がオンとなり、CPUのガス漏れ入力
側I2へガス漏れ入力を与える。
【0020】CPUはこのガス漏れ入力を処理して警報
音の送出、表示灯の点灯等の警報動作を行なう。また、
戸外機Sはガス検知器状態出力端子GTを介して12V
の電圧を検出すると、警報音の送出、表示灯の点灯等の
戸外表示を行なう。
【0021】ガス検知ラインLの障害、停電によるガス
検知器Gの不動作では、ガス検知器状態出力端子GTの
入力電圧は監視時(待受時)の監視時有電圧6Vが無電
圧0Vとなる。ガス検知器状態出力端子GTの入力が6
Vから0Vとなると、トランジスタQ12がオフとなる。
トランジスタQ12がオフとなると、電源+VCC、抵抗R
9、R11を介して、トランジスタQ15のべースへ電流が
流れトランジスタQ15がオンとなる。トランジスタQ15
がオンとなると、トランジスタQ14もオンとなり、CP
Uの線路障害入力側I1に線路障害入力を与える。
【0022】CPUはこの線路障害入力を処理して、線
路障害警報動作を行ない、警報音の送出、表示灯の点灯
等の警報動作を行なう。
【0023】障害警報停止スイッチSW1はガス検知器
Gを未接続の時、工事中に障害警報停止をする場合に使
用するもので、障害警報停止スイッチSW1を閉成する
と、電源+VCC、閉成された障害警報停止スイッチSW
1、ダイオードD2のアノード、カソード、抵抗R6、R
4、トランジスタQ12のベースへベースバイアスが印加
され、トランジスタQ12かオンとなる。トランジスタQ
12かオンとなると、 トランジスタQ15及びQ14がオフ
となり、CPUの線路障害入力側I1に入力される線路
障害入力を停止する。
【0024】トランジスタQ11〜Q15の動作とCPUの
線路障害入力側I1及びガス漏れ入力側I2(いずれもH
レベルがアクティブ)に対する状況を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】ガス検知器状態出力端子GTと戸外機Sを
接続するラインが短絡されると、ガス検知器入力端子G
+は表2のに示すように0Vとなり、ガス検知器Gが
ガス漏れを検知し、検知時有電圧の12Vを出力して
も、ガス漏れ入力側I2にガス漏れ入力が与えられず正
常なガス漏れ表示ができない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このようなホームセキ
ュリティ装置では、戸外機Sでガス検知器Gの状態を見
る場合は、ガス検知器入力端子G+に並列にガス検知器
状態出力端子GTを設ける必要があり、ガス検知器入力
端子G+に並列にガス検知器状態出力端子GTを設ける
と、戸外機Sと受信機Rの間で短絡障害が発生したと
き、受信機が正常に動作しない状態(失報)をもたらす
という難点がある。
【0028】
【発明の目的】本発明は、このような難点を解消するた
めにされたもので、ガス検知器及び戸外機と受信機の間
を接続するラインの障害による受信機の動作不良が防止
できるホームセキュリティ装置を提供することを目的と
する。
【0029】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のホームセキュリティ装置は、監視時および検
知時にそれぞれ異なる監視時有電圧、検知時有電圧の2
段階有電圧を出力する検知器と、検知器が検知ラインを
介して接続され受信機制御回路を有する受信機と、受信
機に接続された戸外機とを備え、受信機は、2段階有電
圧を検出する電圧レベル検出回路と、検知ラインの無電
圧を検出して線路障害信号を受信機制御回路に出力する
線路障害信号回路と、電圧レベル検出回路により検知時
有電圧が検出されたとき、受信機制御回路に検知時信号
を伝送する検知時出力回路と、受信機制御回路により戸
外機に疑似検知時有電圧を伝送する検知時伝送出力回路
と、電圧レベル検出回路により監視時有電圧が検出され
たとき、線路障害信号回路をOFFさせる監視時出力回
路と、受信機制御回路により戸外機に疑似監視時有電圧
を伝送する監視時伝送出力回路とを備えている。
【0030】また、本発明のホームセキュリティ装置
は、検知器が検知ラインを介して受信機に接続されてい
ないときスイッチの操作により線路障害信号回路をOF
Fさせる障害警報停止回路を備えている。
【0031】
【作用】このホームセキュリティ装置において、検知器
は、監視時および検知時にそれぞれ異なる監視時有電
圧、検知時有電圧を出力する。この監視時有電圧及び検
知時有電圧は検知ラインを介して受信機へ送出される。
受信機は、電圧レベル検出回路で2段階有電圧を検出す
る。線路障害信号回路は、検知ラインの無電圧を検出し
た場合は、線路障害信号を受信機制御回路へ出力する。
検知時出力回路は、電圧レベル検出回路により検知時有
電圧が検出されたとき、受信機制御回路に検知時信号を
伝送し、検知時伝送出力回路は受信機制御回路により戸
外機に疑似検知時有電圧を伝送する。監視時出力回路
は、電圧レベル検出回路により監視時有電圧が検出され
たとき、線路障害信号回路をOFFさせ、監視時伝送出
力回路は受信機制御回路により戸外機に疑似監視時有電
圧を伝送する。更に、検知器が検知ラインを介して受信
機に接続されていないときスイッチを操作すると、障害
警報停止回路が動作し、線路障害信号回路をOFFさせ
る。
【0032】
【実施例】以下、本発明のホームセキュリティ装置をそ
の好ましい実施例について図面を参照して詳述する。
【0033】図1に示すように、本発明のホームセキュ
リティ装置は、監視時および検知時にそれぞれ異なる監
視時有電圧、検知時有電圧の2段階有電圧を出力するガ
ス検知器Gと、ガス検知器Gがガス検知ラインLを介し
て接続され受信機制御回路CPUを有する受信機Rと、
受信機に接続された戸外機Sとを備えている。
【0034】受信機Rは、2段階有電圧を検出する電圧
レベル検出回路としてのトランジスタQ1、Q2と、ガス
検知ラインLの無電圧を検出して線路障害信号を受信機
制御回路CPUに出力する線路障害信号回路としてのト
ランジスタQ6と、電圧レベル検出回路としてのトラン
ジスタQ1、Q2により検知時有電圧が検出されたとき、
受信機制御回路CPUに検知時信号を伝送すると共に、
戸外機Sに疑似検知時有電圧を伝送する検知時出力回路
としてのトランジスタQ3と、電圧レベル検出回路によ
り監視時有電圧が検出されたときは、線路障害信号回路
としてのトランジスタQ6をOFFさせると共に、戸外
機Sに疑似監視時有電圧を伝送する監視時出力回路とし
てのトランジスタQ4、ツエナダイオードZD2とを備え
ている。
【0035】また、ガス検知器Gがガス検知ラインLを
介して受信機Rに接続されていないときスイッチSW1
の操作により線路障害信号回路としてのトランジスタQ
6をOFFさせる障害警報停止回路としてのトランジス
タQ5を備えている。
【0036】このようにホームセキュリティ装置は、ガ
ス漏れを検知するガス検知器G、受信機R、戸外機Sか
らなり、ガス検知器Gはガス検知ラインLを介して受信
機Rのガス検知器入力端子G+と接続されている。
【0037】これを詳述すると、ガス検知器入力端子G
+はダイオードD1のアノード、カソードを介してツエ
ナダイオードZD1のカソードと接続され、ツエナダイ
オードZD1のアノードは抵抗R1を介して電圧レベル検
出回路のトランジスタQ1のベースと接続され、トラン
ジスタQ1のベースには一端が基準電位点に接続された
抵抗R2の他端が接続されている。
【0038】トランジスタQ1のエミッタは、基準電位
点と接続され、コレクタは抵抗R6、R5を介して電源+
VCCと接続されている。
【0039】抵抗R6、R5の接続点には検知時出力回路
のトランジスタQ3のベースが接続され、エミッタは電
源+VCCに接続され、コレクタは受信機制御回路CPU
のガス漏れ用のI2入力側に接続されている。受信機制
御回路CPUのガス漏れ用のI2入力側には一端が基準
電位点に接続された抵抗R18の他端が接続されている。
【0040】ダイオードD1のカソードは抵抗R3、R4
を介して基準電位点と接続され、抵抗R3とR4の接続点
には電圧レベル検出回路のトランジスタQ2のベースが
接続されている。トランジスタQ2のエミッタは基準電
位点と接続され、コレクタは抵抗R9及びR8を介して電
源+VCCと接続されている。
【0041】抵抗R9及びR8の接続点には監視時出力回
路のトランジスタQ4のベースが接続され、エミッタに
は電源+VCCが接続され、コレクタは、抵抗R7、ダイ
オードD3のアノード、カソードを介して、一端が基準
電位点に接続された抵抗R12の他端と接続されている。
【0042】抵抗R12の他端は、ダイオードD4のカソ
ード、アノード及び抵抗R11を介してトランジスタQ5
のコレクタと接続され、エミッタは電源+VCCと接続さ
れている。抵抗R12の他端は、ツエナダイオードZD3
のアノード、カソード、抵抗R15を介して電源+VCCと
接続されている。
【0043】一端が基準電位点に接続されたスイッチS
W1の他端は、抵抗R14、R13を介して電源+VCCと接
続されている。
【0044】抵抗R14、R13の接続点にはトランジスタ
Q5のベースが接続され、コレクタは抵抗R10、発光ダ
イオードD21を介して基準電位点と接続されている。
【0045】ツエナダイオードZD3のカソードと抵抗
R15の接続点にはトランジスタQ6のベースが接続さ
れ、エミッタは電源+VCCと接続され、コレクタは受信
機制御回路CPUの線路障害入力側I1と接続されてい
る。受信機制御回路CPUの線路障害入力側I1入力側
には一端が基準電位点に接続された抵抗R17の他端が接
続されている。
【0046】戸外機Sが接続されているガス検知器状態
出力端子GTは、抵抗R16、ダイオードD5のカソー
ド、アノードを介して検知時出力回路のトランジスタQ
3のコレクタと接続され、抵抗R16とダイオードD5のカ
ソードの接続点はダイオードD2のカソード、アノー
ド、ツエナダイオードZD2のアノード、カソードを介
して監視時出力回路のトランジスタQ4のコレクタと接
続されている。
【0047】このように構成されたホームセキュリティ
装置の受信機Rにおいて、ガス検知器Gの監視時(待受
時)の監視時有電圧は6V(電圧範囲は5〜7V)であ
り、この6Vがガス検知ラインLを介して受信機Rのガ
ス検知器入力端子G+へ送出されると、電圧レベル検出
回路のダイオードD1のアノード、カソード、抵抗R3、
トランジスタQ2のベースへ電流が流れ、トランジスタ
Q2がオンとなる。トランジスタQ2がオンとなると、ト
ランジスタQ4のベースにも抵抗R9を介して電流が流
れ、監視時出力回路のトランジスタQ4がオンとなる。
トランジスタQ4がオンとなると、抵抗R7、ダイオード
D3、抵抗R12の経路で電流が流れる。この電流により
抵抗R15の両端の電圧が低下し線路障害信号回路のトラ
ンジスタQ6のベースに電流が流れなくなり、受信機制
御回路CPUの線路障害入力側I1に線路障害信号は伝
達されない。
【0048】また、ツエナダイオードZD1は6Vでは
導通しないような閾値をもっているので、トランジスタ
Q1がオフ、したがってトランジスタQ3にはベースバイ
アスが与えられずトランジスタQ3がオフで、受信機制
御回路CPUのガス漏れ入力側I2にガス漏れ入力は伝
達されない。
【0049】トランジスタQ4のコレクタは、ツエナダ
イオードZD2のカソードにも接続されているので、ツ
エナダイオードZD2のカソード、アノード、ダイオー
ドD2のアノード、カソード、抵抗R16を介して疑似監
視時電圧がガス検知器状態出力端子GTへ伝えられる。
【0050】ツエナダイオードZD2のツエナー電圧VZ
D2を、例えばVZD2=4.6とすると、ガス検知器状態出
力端子GTには (VCC−VCEQ4−VZD2−VD2)・RZ/(RZ+R16) の電圧が表われる(ここに、VCEQ4はトランジスタQ4
のコレクタ、エミッタ電圧、VD2はダイオードD2の電
圧、RZは戸外機Sの入力抵抗をそれぞれ示す)。
【0051】VCC=12V、VCEQ4=0.2V、VZD2=
4.6、VD2=0.6V、RZを10KΩとすればガス検
知器入力端子G+は約6Vとなりガス検知器監視時電圧
と同等になる。
【0052】ガス漏れ検知時には、ガス検知器Gから検
知時有電圧の12V(電圧範囲は10V〜27V)がガ
ス検知ラインLを介して受信機Rのガス検知器入力端子
G+へ送出される。
【0053】この12VはダイオードD1のアノード、
カソード、ツエナダイオードZD1、抵抗R1を介してト
ランジスタQ1のベースへ印加され、トランジスタQ1が
オンとなる。トランジスタQ1がオンとなると、電源+
VCC、トランジスタQ3のエミッタ、ベース、抵抗R6、
電圧レベル検出回路のトランジスタQ1のコレクタ、エ
ミッタの経路で電流が流れ、検知時出力回路のトランジ
スタQ3がオンとなる。
【0054】トランジスタQ3がオンとなると、受信機
制御回路CPUのガス漏れ入力側I2へガス漏れ入力を
与える。受信機制御回路CPUはこのガス漏れ入力を処
理して、ガス漏れ入力警報動作を行ない、警報音の送
出、表示灯の点灯等の警報動作を行なう。
【0055】戸外機Sが接続されているガス検知器状態
出力端子GTには、検知時出力回路のトランジスタQ3
のエミッタからダイオードD5のアノード、カソード、
抵抗R16を介して疑似検知電圧が出力される。
【0056】戸外機S側の入力抵抗が10KΩ以上であ
れば、抵抗R16の抵抗値を1KΩの場合は、ガス検知器
状態出力端子GTには (VCC−VCEQ3−VD5)・RZ/(RZ+R16) の電圧が表われる。
【0057】VCC=12V、VCEQ3=0.2V、VD5=
0.6V、RZを戸外機S側の入力抵抗の10KΩとすれ
ば、ガス検知器入力端子G+は約10.2Vとなりガス
検知器出力と同等になる(ここに、VCEQ3はトランジス
タQ3のコレクタ、エミッタ電圧、VD5はダイオードD5
の電圧をそれぞれ示す)。
【0058】ガス検知ラインLの障害、停電によるガス
検知器Gの不動作では、ガス検知器入力端子G+は監視
時(待受時)の監視時有電圧6Vが無電圧0Vとなる。
ガス検知器入力端子G+が6Vから0Vとなると、トラ
ンジスタQ2がオフとなる。トランジスタQ2がオフとな
ると、トランジスタQ4、Q5がオフとなり、トランジス
タQ6がオンとなる。トランジスタQ6がオンとなると、
CPUの線路障害入力側I1に線路障害入力を与える。
【0059】CPUはこの線路障害入力を処理して、線
路障害警報動作を行ない、警報音の送出、表示灯の点灯
等の警報動作を行なう。
【0060】監視時及び検知時にガス検知器状態出力端
子GTが短絡されても、 ICQ3≧(VCC−VCEQ3−VD5)/R16+II2 とすれば、抵抗R16が電流制限抵抗となり、受信機制御
回路CPUのガス漏れ入力側I2への信号伝達機能は確
保され支障がない(ここに、ICQ3はトランジスタQ3の
コレクタ電流、II2はガス漏れ入力側I2の電流をそれ
ぞれ示す)。
【0061】トランジスタQ1〜Q6の動作と受信機制御
回路CPUの線路障害入力側I1及びガス漏れ入力側I2
(いずれもHレベルがアクティブ)に対する状況を表3
に示す。
【0062】
【表3】
【0063】障害警報停止スイッチSW1は、ガス検知
器Gが受信機Rに未接続時において、工事中に障害警報
停止をする場合に使用するもので、障害警報停止スイッ
チSW1の操作により障害警報停止回路のトランジスタ
Q5がONし、これにより線路障害信号回路のトランジ
スタQ6をOFFさせ障害警報を停止させる。
【0064】また、図2に示すように、他の実施例とし
て、本発明のホームセキュリティ装置は、監視時および
検知時にそれぞれ異なる監視時有電圧、検知時有電圧の
2段階有電圧を出力するガス検知器Gと、ガス検知器G
がガス検知ラインLを介して接続され受信機制御回路C
PUを有する受信機Rと、受信機Rに接続された戸外機
Sとを備えている。
【0065】受信機Rは、2段階有電圧を検出する電圧
レベル検出回路としてのトランジスタQ1、Q2と、ガス
検知ラインLの無電圧を検出して線路障害信号を受信機
制御回路CPUに出力する線路障害信号回路としてのト
ランジスタQ6と、電圧レベル検出回路としてのトラン
ジスタQ1、Q2により検知時有電圧が検出されたとき、
受信機制御回路CPUに検知時信号を伝送する検知時出
力回路としてのトランジスタQ3と、受信機制御回路C
PUにより戸外機Sに疑似検知時有電圧を伝送する検知
時伝送出力回路としてのトランジスタQ3Aと、電圧レベ
ル検出回路としてのトランジスタQ1、Q2により監視時
有電圧が検出されたとき、線路障害信号回路としてのト
ランジスタQ6をOFFさせる監視時出力回路としての
トランジスタQ4と、受信機制御回路CPUにより戸外
機Sに疑似監視時有電圧を伝送する監視時伝送出力回路
としてのトランジスタQ4A、ツエナダイオードZD2とを
備えている。
【0066】また、ガス検知器Gがガス検知ラインLを
介して受信機Rに接続されていないときスイッチSW1
の操作により線路障害信号回路としてのトランジスタQ
6をOFFさせる障害警報停止回路としてのトランジス
タQ5を備えている。
【0067】この実施例において、受信機Rは受信機制
御回路CPUに戸外器制御出力O1、O2を設けたもので
あり、図2に示すように、ガス検知器Gがガス検知ライ
ンLを介して受信機Rのガス検知器入力端子G+と接続
されている。
【0068】ガス検知器入力端子G+はダイオードD1
のアノード、カソードを介してツエナダイオードZD1
のカソードと接続され、ツエナダイオードZD1のアノ
ードは抵抗R1を介して電圧レベル検出回路のトランジ
スタQ1のベースと接続され、トランジスタQ1のベース
には一端が基準電位点に接続された抵抗R2の他端が接
続されている。
【0069】トランジスタQ1のエミッタは、基準電位
点と接続され、コレクタは抵抗R6、R5を介して電源+
VCCと接続されている。
【0070】検知時出力回路のトランジスタQ3のエミ
ッタは電源+VCCと、ベースは抵抗R6、R5の接続点と
それぞれ接続され、コレクタは受信機制御回路CPUの
ガス漏れ入力側I2と接続されている。ガス漏れ入力側
I2は抵抗R26により基準電位点に接続されている。
【0071】ダイオードD1のカソードは抵抗R3、R4
を介して基準電位点と接続され、抵抗R3とR4の接続点
には電圧レベル検出回路のトランジスタQ2のベースが
接続されている。トランジスタQ2のエミッタは基準電
位点と接続され、コレクタは抵抗R9及びR8を介して電
源+VCCと接続されている。
【0072】抵抗R9及びR8の接続点は監視時出力回路
のトランジスタQ4のベースが接続され、エミッタには
電源+VCCが接続されている。トランジスタQ4のコレ
クタは、抵抗R7、ダイオードD3のアノード、カソード
を介して、一端が基準電位点に接続された抵抗R12の他
端と接続されている。
【0073】抵抗R12の他端は、ダイオードD4のカソ
ード、アノード及び抵抗R11を介してトランジスタQ5
のコレクタと接続され、エミッタは電源+VCCと接続さ
れている。
【0074】一端が基準電位点に接続されたスイッチS
W1の他端は、抵抗R14、R13を介して電源+VCCと接
続されている。
【0075】抵抗R14、R13の接続点はトランジスタQ
5のベースが接続され、抵抗R12の他端は、ツエナダイ
オードZD3のアノード、カソード、抵抗R15を介して
電源+VCCと接続されている。
【0076】ツエナダイオードZD3のカソードと抵抗
R15の接続点は線路障害信号回路のトランジスタQ6の
ベースと接続され、エミッタは電源+VCCと接続されて
いる。トランジスタQ6のコレクタは、受信機制御回路
CPUの線路障害入力側I1と接続されている。線路障
害入力側I1は抵抗R25により基準電位点に接続されて
いる。
【0077】戸外機Sが接続されているガス検知器状態
出力端子GTは、抵抗R16、ダイオードD5のカソー
ド、アノードを介して検知時伝送出力回路のトランジス
タQ3Aのコレクタと接続され、エミッタは電源+VCCと
接続されている。ベースは一端が電源+VCCに接続され
た抵抗R5Aの他端と接続され、抵抗R5Aの他端は抵抗R
6Aを介して、トランジスタQ22のコレクタと接続されて
いる。トランジスタQ22のエミッタは基準電位点と接続
され、ベースは抵抗R24を介して受信機制御回路CPU
の戸外器制御出力O2と接続されている。トランジスタ
Q22のベースには、一端が基準電位点に接続された抵抗
R23の他端が接続されている。
【0078】抵抗R16とダイオードD5のカソードの接
続点はダイオードD2のカソード、アノード、ツエナダ
イオードZD2のアノード、カソードを介して、監視時
伝送出力回路のトランジスタQ4Aのコレクタと接続さ
れ、エミッタは電源+VCCと接続されている。ベースは
一端が電源+VCCに接続された抵抗R8Aの他端が接続さ
れ、抵抗R8Aの他端は、抵抗R9Aを介してトランジスタ
Q21のコレクタと接続されている。トランジスタQ21の
エミッタは基準電位点と接続され、ベースは抵抗R22を
介して受信機制御回路CPUの戸外器制御出力O1と接
続されている。トランジスタQ21のベースには一端が基
準電位点に接続された抵抗R21の他端が接続されてい
る。
【0079】この実施例においても、先に述べた実施例
のように、監視時(待受時)にはガス検知器Gの電圧レ
ベル検出回路のトランジスタQ2がオンとなる。トラン
ジスタQ2がオンとなると、線路障害信号回路のトラン
ジスタQ6のベースに電流が流れなくなり、受信機制御
回路CPUの線路障害入力側I1に線路障害信号は伝達
されない。受信機制御回路CPUは線路障害入力側I1
がLレベルであるため戸外器制御出力O1からトランジ
スタQ21を介して監視時伝送出力回路のトランジスタQ
4A、ツエナダイオードZD2により戸外機Sに疑似監視時
有電圧を伝送する。
【0080】検知時にはトランジスタQ1により、受信
機制御回路CPUはガス漏れ入力側I2に一度ガス漏れ
信号を取り込み、戸外器制御出力O2からトランジスタ
Q22を介して検知時伝送出力回路としてのトランジスタ
Q3Aにより戸外機Sに疑似検知時有電圧を伝送する。
【0081】先の実施例のように線路障害時にはトラン
ジスタQ6により、受信機制御回路CPUは線路障害入
力側I1に線路障害信号を与える。
【0082】この各信号を受信機制御回路CPUに一度
取り込み、戸外器制御出力O1、O2から戸外器Sへ信号
を送出する場合のトランジスタQ1〜Q6の動作と受信機
制御回路CPUの線路障害入力側I1及びガス漏れ入力
側I2(いずれもHレベルがアクティブ)に対する状況
は表3に示す。
【0083】この実施例において、トランジスタQ3A、
トランジスタQ4Aを図1に示すトランジスタQ3、トラ
ンジスタQ4と読替え、戸外器制御出力O1、O2を線路
障害入力側I1及びガス漏れ入力側I2と読替えれば、そ
れぞれの回路のトランジスタの動作は同じである。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
ホームセキュリティ装置によれば、検知器及び戸外機と
受信機の間を接続するラインの障害による受信機の動作
不良が防止できる。また、検知器が検知ラインを介して
受信機に接続されていないときスイッチの操作により工
事中に障害警報を停止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホームセキュリティ装置における受信
機の一実施例を示す回路図。
【図2】本発明のホームセキュリティ装置における受信
機の他の実施例を示す回路図。
【図3】従来のホームセキュリティ装置の概略構成図。
【図4】従来のホームセキュリティ装置における受信機
の回路図。
【符号の説明】
G・・・・・・ガス検知器 S・・・・・・戸外機 R・・・・・・受信機 CPU・・・・・・受信機制御回路 Q1、Q2・・・・・・トランジスタ(電圧レベル検出回路) Q3・・・・・・トランジスタ(検知時出力回路) Q4・・・・・・トランジスタ(監視時出力回路) Q5・・・・・・トランジスタ(障害警報停止回路) Q6・・・・・・トランジスタ(線路障害信号回路) Q3A・・・・・・トランジスタ(検知時伝送出力回路) Q4A・・・・・・トランジスタ(監視時伝送出力回路) ZD2・・・・・・ツエナダイオード(監視時伝送出力回路) SW1・・・・・・スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視時および検知時にそれぞれ異なる監視
    時有電圧、検知時有電圧の2段階有電圧を出力する検知
    器(G)と、前記検知器が検知ライン(L)を介して接
    続され受信機制御回路(CPU)を有する受信機(R)
    と、前記受信機に接続された戸外機(S)とを備え、 前記受信機は、前記2段階有電圧を検出する電圧レベル
    検出回路(Q1、Q2)と、前記検知ラインの無電圧を検
    出して線路障害信号を前記受信機制御回路に出力する線
    路障害信号回路(Q6)と、前記電圧レベル検出回路に
    より前記検知時有電圧が検出されたとき前記受信機制御
    回路に検知時信号を伝送する検知時出力回路(Q3)
    と、前記受信機制御回路により前記戸外機に疑似検知時
    有電圧を伝送する検知時伝送出力回路(Q3A)と、前記
    電圧レベル検出回路により前記監視時有電圧が検出され
    たとき前記線路障害信号回路をOFFさせる監視時出力
    回路(Q4)と、前記受信機制御回路により前記戸外機
    に疑似監視時有電圧を伝送する監視時伝送出力回路(Q
    4A、ZD2)とを備えたことを特徴とするホームセキュリ
    ティ装置。
  2. 【請求項2】 前記検知器が前記検知ラインを介して前記
    受信機に接続されていないときスイッチ(SW1)の操
    作により前記線路障害信号回路をOFFさせる障害警報
    停止回路(Q5)を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のホームセキュリティ装置。
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