JP2014206872A - 防災受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】防災受信システムにおいて、第1の通信方式に対応した感知器と、第2の通信方式に対応した感知器とを併用して、それらを適切に監視制御し、かつシステムに含まれたアイソレータも適切に監視できるようにする。
【解決手段】防災受信システム1は、第1の通信方式に対応した第1方式回線接続部10a、接続部に接続された感知回線の短絡を系統毎に検出する短絡検出回路10bを有した受信機10と、受信機に接続される受信機接続部30a、第2の通信方式に対応した第2方式回線接続部30b、通信方式変換回路30c、第2方式回線接続部に接続された回線の短絡を検出すると受信機に短絡信号を伝送させる短絡伝送回路30dとを有する通信方式変換中継器30と、複数のアイソレータ40とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信機と感知器との間で時分割多重伝送方式の通信がなされる防災受信システムの改良に関する。
従来、自動火災報知設備等の防災受信システムでの受信機と感知器との間での通信は種々の方式が提案されている。例えば火災受信機はP型とR型とに大別される。前者の場合、感知器の電気的な接点が閉じ、感知器回線に電流が流れることにより異常信号が伝送される。一方後者の場合、感知器にアドレスを設定し、通信によって異常信号が伝送される。
更に後者の通信方式とされる時分割多重伝送方式に限っても、種々の方式が提案されている。具体的には、例えば次の特許文献1、2に記載があるように、ポーリングによって異常信号を伝送する方式や、割込信号によって異常信号を伝送する方式等がある。
また特許文献3には、旧型火災報知設備を新型火災報知設備にリニューアルする場合、設備全体の一部分のみが新型設備に置き換わった場合に、新型設備部分においても火災監視することができる火災報知設備が記載されている。
特開平05―334573号公報 特開平05―083772号公報 特開2008−242648号公報
しかしながら、特許文献3にアイソレータについての記載はない。そのため、施設に設置されている防災受信システムをリニューアルしようとした場合、そこにアイソレータが含まれていると、特許文献3の構成をそのまま採用することはできない。そこで本発明は、第1の通信方式に対応した感知器と、第2の通信方式に対応した感知器とを併用して、それらを適切に監視制御し、かつシステムに含まれたアイソレータも適切に監視できるようにした防災受信視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、互いに通信方式が異なる2種類の感知器を併用可能な防災受信システムであって、第1の通信方式に対応した複数系統の第1方式回線接続部、この接続部に接続された感知回線の短絡を系統毎に検出する短絡検出回路を有した受信機と、前記受信機の第1方式回線接続部に接続される受信機接続部、第2の通信方式に対応した第2方式回線接続部、これらの接続部の間に介在して通信方式を変換する通信方式変換回路、第2方式回線接続部に接続された回線の短絡を検出すると受信機接続部から短絡信号を伝送させる短絡伝送回路とを有する通信方式変換中継器と、前記受信機の第1方式回線接続部に接続された感知回線、前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部に接続された感知回線の各々を遮断する複数のアイソレータとを備えたことを特徴とする。
前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部は複数系統設けられていてもよい。
前記通信方式変換中継器の通信方式変換回路は、複数系統設けられた第2方式回線接続部に接続された感知回線に配置された感知器、アイソレータの当該系統におけるアドレスと、前記受信機がそれらの感知器、アイソレータを指定するときのアドレスとを関連付けるアドレス変換テーブルを保持するようにしてもよい。
前記通信方式変換中継器の通信方式変換回路は、前記受信機から受信したアイソレータの接続コマンドを、前記アドレス変換テーブルに従ってアドレス変換してから、第2方式回線接続部に接続されたアイソレータに伝送させるようにしてもよい。
前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部に接続された感知回線が短絡したとき、
(1)該感知回線のアイソレータは、該短絡を検出して該回線を遮断し、
(2)前記通信方式変換中継器は、該短絡を検出して前記受信機に短絡信号を発信し、
(3)前記受信機は、この短絡信号を検出してから所定時間の経過後に、該アイソレータの接続指令を送信し、
(4)前記アイソレータは、前記中継器によって中継された前記接続指令を受信すると前記回線の遮断を解除し、そのため該回線の短絡を検出して該回線を再び遮断し、
(5)前記通信方式変換中継器は、該回線の短絡を検出して短絡信号を前記受信機に再び発信する手順が実行され、
(6)前記受信機は、この最後の短絡信号を検出して、該回線の短絡を判断するようにしてもよい。
ここに、第1の通信方式は、割込信号によって感知器の発報を伝送する割込方式とし、かつ第2の通信方式は、ポーリングによって感知器の発報を伝送する非割込方式としてもよい。
本発明によれば、第1の通信方式に対応した感知器と、第2の通信方式に対応した感知器とを併用して、共通の受信機によって、それらの感知器を適切に制御監視し、かつその受信機によって、システムに含まれたアイソレータも適切に監視できる。
本発明の一実施形態を示したシステム概要図である。 アドレステーブルの登録内容の一例を示す表である。 アドレス変換テーブルの登録内容の一例を示す表である。 図1に示したシステムにおける異常時の基本的な通信フロー図である。 図1に示したシステムにおける回線短絡時の基本的な通信フロー図である。
図1のシステム概要図に、本発明の一実施形態を示す。
本発明は、例えばビルディング等の建造物に設置される自動火災報知設備を構成する防災受信システムである。
防災受信システム1は、互いに通信方式が異なる複数種類の感知器20が併用可能である点を特徴とする。そのため、防災受信システム1は、基本構成として、受信機10の1次回線L1に第1の通信方式に対応した感知器20Aと、通信方式変換中継器(以下単に中継器と呼ぶ)30とが接続され、中継器30の2次回線L2に第2の通信方式に対応した感知器20Bが接続された基本構成を有する。1次回線L1、2次回線L2のいずれも感知器20A、20Bよりも上流側にアイソレータ40が設けられている。
第1、第2の通信方式に特段の制限はない。ただしこの実施形態では、第1の通信方式として、割込機能付きポーリング、セレクティング方式(以下、割込方式と呼ぶ)での時分割多重伝送が想定されている。また第2の通信方式として、割込機能なしのポーリング、セレクティング方式(以下、非割込方式と呼ぶ)での時分割多重伝送が想定されている。
ポーリング、セレクティング方式は広く知られた通信方式の一つである。すなわちポーリングは、制御局が端末器に送信データの有無を問い合わせる電文であって、これに対して端末器は基本的に送信データを返信するが、送信データがなければデータなしを返信する。
セレクティングは、制御局から端末器の受信準備を問い合わせる電文であって、これに対して端末器はデータ受信可能であれば受信準備を返信し、制御局はそれを確認してからデータを送信する。一方、端末器が受信不可を返信したときには、制御局はデータの送信を中止する。
一般論として、防災受信システムが非割込方式で構成されている場合、受信機は、上記セレクティングによって、各種コマンドを適宜送信して感知器を制御する一方、上記ポーリングによって、感知器の各々を循環的(サイクリック)に監視する。火災発生等の緊急時、感知器はポーリングに対して異常通知を返信する。受信機は、その異常通知に基づいて、火災警報や地区鳴動等の所定の処理を実行する。
これに対して防災受信システムが割込方式で構成されている場合、受信機は、上記セレクティングによって、各種コマンドを適宜送信して感知器を制御する一方、ダミーポーリングを繰り返して、感知器の発信する割込信号を監視する。正常時、感知器はダミーポーリングに対して何ら応答しないが、緊急時には、ダミーポーリングに同期して自発的に割込信号を発信する。
割込信号はイレギュラーな信号であるから、ポーリング、セレクティングで規定された信号形式に限定されず、例えば短絡パルス信号としてもよい。受信機は割込信号を検出すると、その系統の全ての感知器を対象とした割込アドレスポーリングを行う。割込信号を発信した感知器は、その割込アドレスポーリングに対して、自器のアドレスを返信する。受信機は、そのアドレスによって特定される感知器をポーリングし、感知器から返信されてくる異常通知に基づいて、火災警報や地区鳴動等の所定の処理を実行する。
非割込方式と割込方式とを比べると、前者は仕組みが簡単である。しかし受信機が感知器の各々をポーリングによって循環的に監視するので、受信機が感知器の異常通知を受信するまでに相当な時間を要する場合がある。これに対して後者は仕組みが複雑であるが、感知器が異常を感知して自発的に割込信号を発信するので、受信機が感知器の異常通知を受信するまでの時間が短くかつ一定になる。
この実施形態では、防災受信システム1の受信機10は割込方式に対応したものである。そのため受信機10は、本発明に係る要素として、第1の通信方式に対応した複数系統の第1方式回線接続部10a、これらの第1方式回線接続部10aに接続された1次回線L1の短絡を系統毎に検出する短絡検出回路10b等を有する。1次回線L1の系統数は制限されないが、簡単のため、2系統であると想定する。
つまり受信機10は、第1、第2系統の1次回線L1#1、L1#2によって感知器20Aやアイソレータ40等の端末器が接続されることを想定した構成である。しかし実際には、1次回線L1#1には中継器30が接続され、1次回線L1#2にアイソレータ40、第1の通信方式に対応した感知器20Aが接続されている。そして中継器30は、第1、第2の2次回線L2#1、L2#2によって、アイソレータ40、第2の通信方式に対応した感知器20Bがそれぞれ接続されている。
ここに例えば、感知器20Bは建造物の101−103号室、201、202号室にそれぞれ設置されていると想定する。そして、101−103号室に設置された感知器20Bはいずれも2次回線L2#1に接続され、201、202号室にそれぞれ設置された感知器20Bはいずれも2次回線L2#2に接続されている。
この場合、アドレステーブル10cには、1次回線L1#1に接続されている端末器として、感知器20B、アイソレータ40、中継器30の系統番号、アドレス(1次回線アドレス)が登録される。そして1次回線L1#2に接続されている端末器として、感知器20A、アイソレータ40の系統番号、アドレス(1次回線アドレス)が登録されることになる。すなわち、アドレステーブル10cでは、実際には2次回線L2#1、L2#2に接続されている感知器20Bが、1次回線L1#1に接続されているとみなした場合のアドレスが登録される。
図2の表に、アドレステーブル10cの登録内容の一例(一部のみ)を示す。この表では、101−103号室の感知器20Bの系統番号1、1次回線アドレス11−13が登録されている。201、202号室の感知器20Bの系統番号2、1次回線アドレス21、22も登録されている。更に、アイソレータ40の系統番号1、1次回線アドレス101、中継器30の系統番号1、1次回線アドレス301も登録されている。
なお図示はしないが、第2系統に属する端末器20Aの系統番号、1次回線アドレスもアドレステーブル10cに同様に登録されている。
受信機10は、アドレステーブル10cに登録されている上記のような系統番号、1次回線アドレスに基づいて、感知器20A、20B、アイソレータ40、中継器30をポーリング、セレクティングする。
また図1に示しているように、中継器30は、受信機10の第1方式回線接続部10aに接続される受信機接続部30a、第2の通信方式に対応した第2方式回線接続部30bを備える。第2方式回線接続部30bの系統数は制限されないが、簡単のため2系統であると想定する。中継器30が多系統の2次回線に対応できれば、大規模なシステムを低コストでリニューアルすることが可能になる。
中継器30は、通信方式変換回路30c、短絡伝送回路30dが設けられている。通信方式変換回路30cは、受信機接続部30aと、第2方式回線接続部30bとの間で端末器のアドレス変換等を含めた通信方式の変換を行う。短絡検出回路30dは、第2方式回線接続部30bに接続された2次回線L2#1、L2#2の短絡を検出すると受信機接続部30aから短絡信号を発信させる。
アドレス変換テーブル30eには、中継器30が2次回線L2#1、L2#2に接続されている端末器を指定する際のアドレス(2次回線アドレス)が、その同一の端末器を受信機10が指定する際の1次回線アドレスに関連付けられて登録されている。
図3の表に、アドレス変換テーブル30eの登録内容の一例(一部)を示す。ここで101−103号室に設置された感知器20Bは、2次回線L2#1に接続され、系統番号1、2次回線アドレス11−13が割り当てられていると想定している。また201、202号室に設置された感知器20Bは、2次回線L2#2に接続され、系統番号2、2次回線アドレス11、12が割り当てられていると想定している。
この表では、101−103号室の感知器20Bの系統番号1、2次回線アドレス11−13、アイソレータ40の系統番号1、2次回線アドレス101が対応する1次回線アドレス11−13、101に関連付けられて登録されている。同様に、201、202号室の感知器20Bの系統番号2、2次回線アドレス11、12、アイソレータ40の系統番号2、アドレス101が、対応する1次回線アドレス21、22、102に関連付けられて登録されている。なおここで、同一の端末器の1次回線アドレス、2次回線アドレスは同一であっても異なっていてもよい。
なお変形例として、中継器は、アドレス変換テーブルを設ける代わりに、アドレス変換ルールを規定しておいてもよい。例えば、そのルールとして、第1系統の2次回線に接続されている端末器のアドレス(2次回線アドレス)はそのまま受信機に通知する。そして2系統目以降の2次回線に接続されている端末器のアドレスは、その1つ前の系統の端末機のアドレスに所定のオフセットを加えたものを、受信機に通知する等が考えられる。
ここで、防災受信システム1全体の基本動作を簡単に説明する。通常時、受信機10はダミーポーリングを繰り返すことによって1次回線L1#1、L1#2に接続されている中継器30や感知器20Aの発信する割込信号を監視する。これに平行して、中継器30は、独自の、つまり受信機10によらない循環的なポーリングによって、2次回線L2#1、L2#2に接続されている感知器20Bを監視して、異常があれば、受信機10に対して割込信号を発信する。受信機10は、割込信号を検出したときには、割込アドレスポーリングを行って、割込信号を発信した感知器20A、20Bを特定し、その後必要であれば、ポーリング、セレクティングによってその感知器20Aを監視制御する。ここで2次回線L2#1、L2#2に接続された感知器20Bに対する受信機10のポーリング、セレクティングは中継器30によって中継される。このような構成とすることで、1台の受信機10によって、第1の通信方式に対応した感知器20Aと、第2の通信方式に対応した感知器20Bの双方を適切に監視制御できる。
受信機10の1次回線L1#2に接続されている感知器20A、アイソレータ40を対象とした動作は従来の受信機と同様なので、その詳細な説明は省略する。以下では、2次回線L2#1、L2#2に接続されている感知器20B、アイソレータ40を対象とした受信機10及び中継器30の動作を、フロー図について詳細に説明する。
図4は、感知器が異常を感知した際の、受信機、中継器の動作の例を示すフロー図である。
中継器30は循環的なポーリングによって、感知器20Bの各々を監視する(時刻T1)。ここでポーリングすべき系統番号、端末機のアドレスは、アドレス変換テーブル30eに登録されている。感知器20Bが異常を感知して、循環的なポーリングに対して異常通知を返信すると(時刻T2)、中継器30は、その感知器20Bの系統番号と2次回線アドレスを一時的に記憶して、受信機10に対して割込信号を発信する(時刻T3)。
その割込信号を検出した受信機10が割込アドレスポーリングを行うと、中継器30は、上記の記憶している系統番号、2次回線アドレスをアドレス変換テーブル30eの登録内容に基づいて変換した後の1次回線アドレスを返信する(時刻T4)。このアドレス変換では、例えば、2次回線L2#2に接続されている(201号室に設置されている)感知器20Bであれば、その系統番号2、2次回線アドレス11は、1次回線アドレス21に変換される。なお中継器30は、変換前の系統番号、2次回線アドレスの代わりに、変換後の1次回線アドレスを記憶していてもよい。
受信機10は、割込アドレスポーリングに対して返信されてきた1次回線アドレスの端末器をポーリングする。その電文は、中継器30によってアドレス変換された後、上記異常を感知した感知器20Bに伝送される。このときのアドレス変換は、上記と逆方向であって、1次回線アドレス21は、系統番号2、2次回線アドレス11に変換される。その電文を受けた感知器20Bは、異常通知を返信する(時刻T5)。受信機10は異常通知を受けるとその内容を判別して、所定の異常報知処理を実行する(時刻T6)。
図5は、短絡した2次回線をアイソレータが遮断する際の受信機、中継器の動作の例を示すフロー図である。
例えば2次回線L2#2が短絡すると、アイソレータ40と中継器30の双方がその短絡を検出する(時刻T1)。アイソレータ40は短絡検出してから所定時間後(例えば0.75秒後)に内蔵リレー(不図示)を作動させて2次回線L2#2を遮断し、更に所定時間内(例えば10秒内)に再起動する(遮断した状態は維持する)。一方、中継器30も自らの短絡検出に基づいて、受信機10に対して短絡信号を発信する(時刻T2)。短絡信号は、例えば1秒間の短絡パルス信号としてもよい。
なおアイソレータ40は、短絡を検知してから所定時間経過後に、短絡通知を中継器30に発信し、中継器30はその短絡通知を受けて、短絡信号を受信機10に発信するようにしてもよい。中継器30は、回線の短絡からの回復を検出することによって、アイソレータ40が短絡通知を発信したとみなしてもよい。すなわち中継器30は、2次回線L2#2の1回目の短絡を検出してから所定時間内に同回線L2の復旧が確認できた場合に、短絡信号を発信するようにしてもよい。中継器30は、短絡からの復旧を見てアイソレータ40の作動を判断できる。このような構成としたとき、中継器30は、2回目の短絡以降、その短絡検出からすぐに短絡信号を発信するとよい。
あるいは別構成として、受信機10からの指令等によって、アイソレータ40の有無を中継器30に予め登録しておいてもよい。
受信機10は、その短絡信号を、1次回線L1#1の短絡として検出し、短絡信号が消えてから所定時間後(例えば10秒以上)に、1次回線L1#1に接続が登録されているアイソレータ40に順番に接続指令を送信する(時刻T3)。接続指令の送信はセレクティングによって行ってもよい。こうして送信された電文は、中継器30によってアドレス変換された後、2次回線L2#2に接続されているアイソレータ40に伝送される。このときのアドレス変換では、例えばアイソレータ40の1次回線アドレス201は、アドレス変換テーブル30eでの関連付けに基づいて、系統番号2、2次回線アドレス101に変換される。
接続指令を受けたアイソレータ40が、短絡した2次回線L2#2を遮断しているのであれば、その接続指令によって2次回線L2#2の遮断が解除(再接続)されるので、2次回線L2#2は再び短絡する。しかし、接続指令を受けたアイソレータ40が正常状態であれば、接続指令によって何の変化も生じない。
接続指令によって2次回線L2#2が再び短絡した場合は、アイソレータ40と中継器30の双方がその短絡を検出する(時刻T4)。中継器30は短絡信号を再び発信する。
受信機10は、特定のアイソレータ40に接続指令を送信してから所定時間内(例えば2秒以内)に回線の短絡を再び検出したか否かによって、アイソレータ40の遮断状態を判定する。この場合、所定時間内に回線の短絡を再び検出しているので、接続指令の送り先であるアイソレータ40が遮断状態にあると判定して、短絡報知等の所定の処理を実行する(時刻T6)。
このような構成とすることで、受信機10は、1次回線L1に接続されているアイソレータ40の遮断状態を判断する同様に、2次回線L2に接続されているアイソレータ40の遮断状態を判断して、短絡報知等を行うことができる。
1 防災受信システム
10 受信機
10a 第1方式回線接続部
10b 短絡検出回路
20A(B) 感知器
30 通信方式変換中継器
30a 受信機接続部
30b 第2方式回線接続部
30c 通信方式変換回路
30d 短絡伝送回路
30e アドレス変換テーブル
40 アイソレータ

Claims (6)

  1. 互いに通信方式が異なる2種類の感知器を併用可能な防災受信システムであって、
    第1の通信方式に対応した複数系統の第1方式回線接続部、この接続部に接続された感知回線の短絡を系統毎に検出する短絡検出回路を有した受信機と、
    前記受信機の第1方式回線接続部に接続される受信機接続部、第2の通信方式に対応した第2方式回線接続部、これらの接続部の間に介在して通信方式を変換する通信方式変換回路、第2方式回線接続部に接続された回線の短絡を検出すると受信機接続部から短絡信号を伝送させる短絡伝送回路とを有する通信方式変換中継器と、
    前記受信機の第1方式回線接続部に接続された感知回線、前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部に接続された感知回線の各々を遮断する複数のアイソレータと、
    を備えたことを特徴とする防災受信システム。
  2. 請求項1に記載の防災受信システムにおいて、
    前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部は複数系統設けられていることを特徴とする防災受信システム。
  3. 請求項2に記載の防災受信システムにおいて、
    前記通信方式変換中継器の通信方式変換回路は、複数系統設けられた第2方式回線接続部に接続された感知回線に配置された感知器、アイソレータの当該系統におけるアドレスと、前記受信機がそれらの感知器、アイソレータを指定するときのアドレスとを関連付けるアドレス変換テーブルを保持することを特徴とする防災受信システム。
  4. 請求項3に記載の防災受信システムにおいて、
    前記通信方式変換中継器の通信方式変換回路は、前記受信機から受信したアイソレータの接続指令を、前記アドレス変換テーブルに従ってアドレス変換してから、第2方式回線接続部に接続されたアイソレータに伝送させることを特徴とする防災受信システム。
  5. 請求項3に記載に防災受信システムにおいて、
    前記通信方式変換中継器の第2方式回線接続部に接続された感知回線が短絡したとき、
    該感知回線のアイソレータは、該短絡を検出して該回線を遮断し、
    前記通信方式変換中継器は、該短絡を検出して前記受信機に短絡信号を発信し、
    前記受信機は、この短絡信号を検出してから所定時間の経過後に、該アイソレータの接続指令を送信し、
    前記アイソレータは、前記中継器によって中継された前記接続指令を受信すると前記回線の遮断を解除し、そのため該回線の短絡を検出して該回線を再び遮断し、
    前記通信方式変換中継器は、該回線の短絡を検出して短絡信号を前記受信機に再び発信する手順が実行され、
    前記受信機は、この短絡信号を検出して、該回線の短絡を判断することを特徴とする防災受信システム。
  6. 請求項1−5のいずれかに記載の防災受信システムにおいて、
    第1の通信方式は、割込信号によって感知器の発報を伝送する割込方式であり、
    第2の通信方式は、ポーリングによって感知器の発報を伝送する非割込方式であることを特徴とする防災受信システム。
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