JP6430771B2 - 警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等に設置された無線連動型の警報器からの火災連動信号を移報アダプタへ送信して外部機器を移報出力により動作させる警報システムに関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えばこのような住警器にあっては、住警器内にセンサ部と警報部を一体に備え、センサ部の検出信号から火災を検知すると警報部から火災警報を出力するようにしており、専用の受信設備等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報とができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、複数の住警器間で通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報を出力させる無線連動型の警報システムも実用化され、普及している。
また、無線連動型の警報システムにあっては、システム外に設置している火災通報装置や住宅情報盤などの外部機器を連動させるため、住警器からの火災連動信号を受信した場合に、信号線により接続している外部機器に移報信号を出力するようにした中継器として機能する移報アダプタを設けている。
警報システムに移報アダプタを設けた場合、住警器による非火災報が多発した場合や点検に伴い外部機器の連動動作させないための対策として、移報アダプタのスイッチ操作により、移報信号の出力を停止可能とした警報システムが提案されている。
特開2012−203562号公報 特許第5406080号公報
しかしながら、このような従来の移報アダプタからの移報出力を停止可能とした警報システムにあっては、移報アダプタのスイッチ操作で外部機器への移報停止を設定するようにしていたため、特定の監視区画に設置した住警器で多発する非火災報に対する対策として移報アダプタに移報停止を設定していると、非火災報の対象となっていない監視区画に設置した住警器で火災を検出しても外部機器に移報出力が行われず、外部機器の連動動作ができなくなる問題がある。
また、警報システムで住警器の連動点検を行う場合、連動点検により移報アダプタに接続している外部機器を動作させたくない場合には、中継アダプタの場所に出向いて移報出力を停止するための設定操作が必要となり、連動点検に伴う移報停止操作に手間がかかる。また、連動点検が終了した際に、移報アダプタの移報停止の設定解除を忘れる場合があり、住警器で火災を検知した場合の移報アダプタによる外部機器の連動が正常にできなくなる恐れもある。
本発明は、移報アダプタでの移報停止操作によらず、警報器側の操作で移報アダプタの移報停止を必要に応じて簡単且つ容易に可能とする警報システムを提供することを目的とする。
[第1発明]
(警報器からの指示による移報停止)
本発明は、1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、
警報器は、
所定の移報停止操作を受付けるスイッチと、
スイッチによる移報停止操作の受付けを検出した場合に移報アダプタの移報停止を設定し、火災を検出した場合に移報停止の指示を含む火災連動信号を送信する警報制御部と、
を備え、
移報アダプタは、
信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、
警報器から移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合に、移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わない移報制御部と、
を備えたことを特徴とする。
(火災継続を判定した移報停止解除)
移報アダプタの移報制御部は、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して受信した場合、移報出力部に対する移報停止の指示を解除して外部機器に移報信号を出力する。
(警報器による移報停止の解除)
警報器の警報制御部は、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して送信したとき、又は、火災と判断する所定の閾値より高い他の閾値を超える煙濃度又は温度を検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号の送信に切替えて、移報アダプタに外部機器への移報出力を行わせる。
(警報器のスイッチ操作による移報停止の解除)
警報器の警報制御部は、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、スイッチによる所定の移報停止解除操作の受付けを検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信して、移報アダプタに外部機器への移報出力を行わせる。
(移報アダプタによる連動と移報停止の表示)
移報アダプタの移報制御部は、火災連動信号を受信した場合に当該火災連動信号の受信を示す報知を行い、移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合に当該移報停止の指示を含む火災連動信号の受信を示す報知を行う。
(警報器による連動と移報停止の表示)
警報器の警報制御部は、火災連動信号を送信した場合に当該火災連動信号の送信を示す報知を行い、移報停止指示を含む火災連動信号を送信した場合に当該移報停止指示を含む火災連動信号の送信を示す報知を行う。
(警報器からの点検指示による移報停止)
警報器のスイッチは、火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止と点検を受け付け、
警報器の警報制御部は、移報アダプタの移報停止を設定し且つ火災を検出していない状態でのスイッチによる点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、
移報アダプタの移報制御部は、警報器から移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わない。
[第2発明]
(スイッチ操作の相違による点検と点検移報停止)
本発明の別の形態にあっては、1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び前記移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に前記移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、
警報器は、
火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止を含まない点検と移報停止を含む点検を受付けるスイッチと、
スイッチによる移報停止を含まない点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含まない点検連動信号を送信し、スイッチによる移報停止を含む点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、更に他の警報器から点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行う警報制御部と、
を備え、
移報アダプタは、
信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、
警報器から移報停止の指示を含まない点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に移報信号を出力させ、一方、警報器から移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わない。
[第1発明及び第2発明共通]
(単独点検)
警報器のスイッチは、通常状態での操作の相違により更に単独点検を受付け、
警報器の警報制御部は、スイッチによる単独点検操作の受付けを検出した場合に、点検連動信号を送信することなく所定の自己点検を行う。
(第1発明:警報器からの移報停止指示による効果)
本発明は、1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、警報器は、所定の移報停止操作を受付けるスイッチと、スイッチによる移報停止操作の受付けを検出した場合に移報アダプタの移報停止を設定し、火災を検出した場合に移報停止の指示を含む火災連動信号を送信する警報制御部とを備え、移報アダプタは、信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、警報器から移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合に、移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わない移報制御部とを備えるようにしたため、例えば非火災報が多発している監視区画に設置している警報器のスイッチ操作により移報アダプタの移報停止を設定しておくことで、移報停止を設定している警報器からの火災連動信号を受信した場合にのみ移報アダプタは移報出力を停止し、一方、移報停止を設定していない警報器からの火災連動信号を受信した場合に移報アダプタは移報信号を出力して外部機器を連動させることができ、移報アダプタからの移報出力を行わないようにするか否かを警報器側で決めることができ、非火災報に対しては移報による連動を停止して外部機器の不必要な動作な禁止し、一方、移報停止を設定していない警報器からの火災連動信号の受信に対し移報アダプタは連動信号を外部機器に出力して確実に必要な連動動作を行わせることができる。
(火災継続を判定した移報停止解除による効果)
また、移報アダプタの移報制御部は、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して受信した場合、移報出力部に対する移報停止の指示を解除して外部機器に移報信号を出力するようにしたため、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定時間又は所定回数を超えて移報アダプタが受信した場合は、非火災報ではなく実火災と判断し、それまでの移報停止を解除して移報信号を出力することで、実際に火災が発生した場合に適切且つ迅速に対処可能とする。
(警報器による移報停止解除の効果)
また、警報器の警報制御部は、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して送信したとき、又は、火災と判断する所定の閾値より高い他の閾値を超える煙濃度又は温度を検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信して、移報アダプタに外部機器への移報出力を行わせるようにしたため、火災連動信号の送信が続いたり、煙濃度や温度か大きく増加した場合は、警報器側で非火災報ではなく実火災と判断し、移報停止指示を含む火災連動信号から移報停止の指示を含まない通常の火災連動信号に切替えてそれまでの移報停止を解除して移報信号を出力させることで、実際に火災が発生した場合に適切且つ迅速に対処可能とする。
(警報器のスイッチ操作による移報停止解除の効果)
また、警報器の警報制御部は、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、スイッチによる所定の移報停止解除操作の受付けを検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信して、移報アダプタに外部機器への移報出力を行わせるようにしたため、火災警報中に必要に応じて移報アダプタの移報停止を解除したい場合には、警報器に設けたスイッチにより移報停止解除操作を行うことで、それまでの移報停止を解除して移報信号を出力させることで、外部機器を連動して火災発生に対し適切且つ迅速に対処可能とする。
(移報アダプタの連動と移報停止の表示による効果)
また、移報アダプタの移報制御部は、火災連動信号を受信した場合に当該火災連動信号の受信を示す報知を行い、移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合に当該移報停止指示を含む火災連動信号の受信を示す報知を行うようにしたため、例えば火災連動信号の受信で表示灯を点滅し、移報停止の指示を含む火災連動信号の受信で表示灯を点滅することで、移報アダプタが移報出力を行っているか行っていないかを容易に確認可能とする。
(警報器の連動と移報停止の表示による効果)
また、警報器の警報制御部は、火災連動信号を送信した場合に当該火災連動信号の送信を示す報知を行い、移報停止指示を含む火災連動信号を送信した場合に当該移報停止指示を含む火災連動信号の送信を示す報知を行うようにしたため、警報器側で移報アダプタが移報出力を行っているか行っていないかを容易に確認可能とする。
(警報器からの移報停止を含む点検指示による効果)
また、警報器のスイッチは、火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止と点検を受け付け、警報器の警報制御部は、移報アダプタの移報停止を設定し且つ火災を検出していない状態でのスイッチによる点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、移報アダプタの移報制御部は、警報器から移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わないようにしたため、警報器側の操作で連動点検による移報アダプタの移報出力と移報停止を必要に応じて簡単且つ容易に決めることができ、移報アダプタの設置場所に出向いて移報停止の有無を設定する必要がなく、点検連動に伴う移報停止操作を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
(第2発明:スイッチ操作の相違による移報停止の有無を含む点検指示の効果)
本発明の他の形態は、1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び前記移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、警報器は、火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止を含まない点検と移報停止を含む点検を受付けるスイッチと、スイッチによる連動停止を含まない点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含まない点検連動信号を送信し、スイッチによる移報停止を含む点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、更に他の警報器から点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行う警報制御部とを備え、移報アダプタは、信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、警報器から移報停止の指示を含まない点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に移報信号を出力させ、一方、警報器から移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、所定の点検動作を行うと共に移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わないようにしたため、警報器に設けたスイッチによる点検操作の相違により、移報アダプタの移報出力を行わないか移報出力を行うかを簡単に選択することができ、移報アダプタの設置場所に出向いて移報停止の有無を設定する必要がなく、点検連動に伴う移報停止操作を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、警報器に設けたスイッチの点検操作の相違により、移報停止の指示を含む点検連動信号と移報停止指示を含まない点検連動信号を送信して移報アダプタでの移報停止の有無を選択していることから、従来の移報アダプタ側の操作で設定した移報停止の設定解除を忘れるようなことは起きず、移報停止を指示した移報アダプタの点検を行っても、警報器で火災を検知した場合の移報アダプタによる外部機器の連動が正常にできなくなることを確実に防止可能とする。
住警器と移報アダプタで構成した警報システムの概略を示した説明図 警報器の機能構成を示したブロック図 移報アダプタの機能構成を示したブロック図 第1発明の警報システムにおける火災連動動作をフロー形式で示したタイムチャート 第1発明の警報システムにおける点検連動動作をフロー形式で示したタイムチャート 第2発明の警報システムにおける点検連動動作をフロー形式で示したタイムチャート
[第1発明の警報システム]
(警報システムの概要)
図1は住警器と移報アダプタで構成した第1発明による警報システムの概略を示した説明図である。図1に示すように、本実施形態の警報システムは、特定小規模施設として知られた高齢者施設や住宅等の各部屋となる監視区画に分けて、警報器として機能する無線連動型の住警器10−1〜10−3を設置し、また、システム外に設置している火災通報装置や住宅情報盤などの外部機器14を信号線接続した中継器として機能する移報アダプタ12を設置している。以下、住警器10−1〜10−3をそれぞれ区別しない場合は住警器10という。
住警器10−1〜10−3は、それぞれを設置した監視区画の温度又は煙濃度を観測し、観測結果が示す温度又は煙濃度に基づいて火災を検出した場合に連動元を示す火災警報音を出力する。
また、住警器10−1〜10−3及び移報アダプタ12の間で火災監視の連動グループを形成している。住警器10−1〜10−3及び移報アダプタ12の間は所定の通信プロトコルに従った通信経路となり、所定の連動グループ符号を含めた信号を送信することで、連動グループ内での通信を可能とする。
例えば住警器10−1が火災を検出して連動元を示す火災警報を出力した場合、他の住警器10−2〜10−3及び移報アダプタ12へ火災連動信号を送信して、これを受信した住警器10−2〜10−3連動先を示す火災警報を出力させ、移報アダプタ12には火災警報表示を行わせる。
また、住警器10−1〜10−3は、火災を検出した後に火災復旧を検出した場合に警報出力を停止すると共に火災復旧連動信号を他の警報器に送信して火災警報の出力を停止させ、また、火災警報の出力中に警報停止操作を検出した場合に警報出力を停止すると共に警報停止連動信号を他の警報器に送信して警報出力を停止させる。
(火災連動信号による移報停止)
また、住警器10は、点検スイッチを兼用した警報停止スイッチを設けており、この警報停止スイッチを利用して移報アダプタ12の移報停止を設定可能としている。例えば通常状態で警報停止スイッチを点検スイッチとしての操作とは異なる所定の操作、例えば所定時間の長押し操作を行うと、移報アダプタ12の移報停止が設定される。
住警器10に移報アダプタ12の移報停止を設定した状態で火災を検出すると、設定した移報停止の指示を含む火災連動信号を生成して他の住警器及び移報アダプタ12に送信する。移報アダプタ12は住警器10からの移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合、外部機器14に対する移報信号の出力を行わないようにし、外部機器14を連動動作しないようにする。
このような火災連動信号に対する移報アダプタ12の移報停止は、例えば住警器10を調理室等の非火災報が出やすい警戒区画に設置しており、住警器10の非火災報により外部機器14を動作させたくない場合等に行う。
また、移報アダプタ12は、住警器10から移報停止の指示を含む火災連動信号を受信すると、外部機器14に対する移報出力を行わないが、同じ住警器10から移報停止の指示を含む火災連動信号を所定時間に亘り連続して受信した場合、或いは所定回数連続して受信した場合には、実火災による火災連動信号の受信と判断し、移報停止を設定解除して外部機器14に移報信号を出力して動作させる。
(点検連動信号による移報停止)
また、住警器10は、移報アダプタ12の移報停止を設定した通常状態で、警報停止スイッチにより点検操作を行うと、設定した移報停止の指示を含む点検連動信号を生成して他の住警器及び移報アダプタ12に送信する。点検連動信号を受信した他の住警器は、例えば連動警報の出力を含む所定の連動点検を行う。
また、移報アダプタ12は、移報停止の指示を含まない点検連動信号を受信した場合は、外部機器14に対する移報信号の出力を含む所定の連動点検を行うが、移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合は、外部機器14に対する移報信号の出力を行わないようにした所定の連動点検を行う。
このような点検連動信号に対する移報アダプタ12の移報停止は、例えば移報アダプタ12に火災通報装置等の点検で動作させたくない外部機器14を接続している場合等に行う。
また、住警器10は警報停止スイッチにより所定の単独点検の操作を行うと、点検連動信号の送信は行わず、所定の自己点検を行う。
(住警器の機能構成)
図2は住警器の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、住警器10は、警報制御部16、アンテナ20を接続した無線通信部18、センサ部22、報知部24及び操作部26を備え、図示しない電池電源により動作する。警報制御部16はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
無線通信部18は、他の住警器との間で所定の通信プロトコルに従って火災連動信号を含む各種の連動信号を受信する。連動信号は、送信元を示す送信元符号、連動グループを示すグループ符号、火災などの事象を示す事象符号、及び移報アダプタ12の移報停止の有無を示す移報停止符号を含む形式とする。
無線通信部18の通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠する。
センサ部22は、例えば散乱光式の煙検出機構によって煙を検出して煙濃度に応じた煙検出信号を出力する。警報制御部16はこれに基づき火災を検出する。なお、センサ部22にサーミスタ等の温度検出素子を設け、温度検出信号を警報制御部16へ出力して、これに基づき火災を検出するようにしても良い。もちろん、他の素子により他の物理現象を検出し、これに基づき火災を検出するようにしても良い。
報知部24は、例えばスピーカとLEDを備え、必要に応じ警報制御部16の指示によりスピーカから警報音を出力すると共にLEDにより警報表示を行う。
操作部26は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける点検スイッチを兼ねた警報停止スイッチを備える。警報停止スイッチは、火災警報中に操作すると警報停止スイッチとして警報停止操作を受け付ける。また、火災警報を出力していない通常状態で警報停止スイッチを操作すると点検スイッチとして連動点検のための点検操作を受け付ける。
更に通常状態で警報停止スイッチを特殊操作、例えば2〜3秒といった時間に亘り長押し操作すると、移報アダプタ12の移報停止の設定操作を受け付ける。更に、警報停止スイッチは通常状態で単独点検の点検操作を受け付けるが、この受付けは例えば警報停止スイッチを2回クリック操作するなどして可能とする。
なお、移報アダプタ12の移報停止の設定操作は、警報停止スイッチによらず、住警器10の裏面側に設けたディップスイッチの操作で設定しても良い。
警報制御部16は、センサ部22からの煙検出信号に基づき火災を検出した場合に、報知部24から連動元を示す火災警報音を出力させると共に連動元を示す火災警報表示を行わせる制御を行い、更に、火災連動信号を無線通信部18から他の住警器で連動先を示す火災警報音出力と警報表示を行わせ、移報アダプタ12では火災警報表示を行わせる。また、警報制御部16は、火災検出が継続している場合、所定周期毎に火災連動信号を繰り返し送信する制御を行う。
また、警報制御部16は、無線通信部18により他の住警器のいずれかが送信した火災連動信号の受信を検出した場合に、報知部24から連動先を示す火災警報音を出力させると共に連動先を示す警報表示を行わせる制御を行う。
また、警報制御部16は、火災警報の出力中に火災復旧又は警報停止操作を検出した場合、報知部24からの連動元を示す火災警報音出力と警報表示を停止させる制御を行うと共に、火災復旧連動信号又は警報停止連動信号を無線通信部18から他の住警器及び移報アダプタ12へ送信させる制御を行い、当該火災復旧連動信号又は警報停止連動信号を受信した他の住警器及び移報アダプタ12で、連動先を示す火災警報音出力と警報表示を停止させる。
また、警報制御部16は、警報停止スイッチによる移報停止操作の受付けを検出した場合にメモリ等に中継器の移報停止を記憶することで設定し、火災を検出した場合に移報停止の指示を含む火災連動信号を生成し、無線通信部18に指示して送信する制御を行う。具体的には、移報停止符号を有効とした火災連動信号を生成して送信する制御を行う。
また、警報制御部16は、移報アダプタ12の移報停止を設定し且つ火災を検出していない状態での警報停止スイッチによる点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を生成し、無線通信部18に指示して送信する制御を行う。具体的には、移報停止符号を有効とした点検連動信号を生成して送信する制御を行う。
また、警報制御部16は、警報停止スイッチによる単独点検操作の受付けを検出した場合に、点検連動信号を送信することなく所定の自己点検を実行する制御を行う。
(移報アダプタの機能構成)
図3は移報アダプタの機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、移報アダプタ12は、移報制御部30、アンテナ34を接続した無線通信部32、報知部36、操作部38及び移報出力部40を備え、図示しない電池電源により動作する。移報制御部30はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。
無線通信部32は住警器10が送信した火災連動信号、火災復旧連動信号、警報停止連動信号又は点検連動信号を受信して復調した信号を移報制御部30に出力する。
また無線通信部32の通信プロトコルは、住警器10と同様に、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠する。
報知部36は、例えばスピーカとLEDを備え、必要に応じ移報制御部30の指示によりスピーカから警報音を出力すると共にLEDにより警報表示を行う。
操作部38は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける点検スイッチを兼ねた警報停止スイッチを備える。警報停止スイッチは、火災警報中に操作すると警報停止スイッチとして警報停止操作を受け付ける。また、火災警報を出力していない通常状態で警報停止スイッチ操作すると点検スイッチとして自己点検(単独点検)のための点検操作を受け付ける。
移報出力部40は、移報制御部30の指示に基づき、信号線42により接続した外部機器14に移報信号を出力する。移報出力部40は移報信号として例えば無電圧接点信号を出力する。無電圧接点信号の出力は、移報出力部40に設けた移報リレーを作動してリレー接点を閉じ、このリレー接点に外部機器14からの信号線を接続している。
移報制御部30は、無線通信部32を介して住警器のいずれかが送信した火災連動信号の受信を検出した場合に、報知部36のLEDを例えば点滅して火災警報表示を行わせる制御を行う。
また、移報制御部30は、火災警報の出力中に無線通信部32を介して火災復旧連動信号又は警報停止連動信号の受信を検出した場合、火災警報表示を停止させる制御を行う。
また、移報制御部30は、無線通信部32を介して移報停止の指示を含む火災連動信号の受信を検出した場合に、移報出力部40に指示して外部機器14に対する移報信号の出力を行わないように制御する。
また、移報制御部30は、無線通信部32を介して移報停止の指示を含む点検連動信号の受信を検出した場合に、点検火災警報の出力を含む所定の点検動作を行うと共に移報出力部40に指示して外部機器14に対する移報信号の出力を行わないように制御する。
(警報システムの火災監視動作)
図4は図1の警報システムの動作をフロー形式で示したタイムチャートである。図4に示すように、高齢者施設の調理室等に設置している住警器10−1が調理に伴う水蒸気等による非火災報を出す場合には、非火災報による外部機器14の連動を防ぐため、住警器10−1の警報停止スイッチにより移報停止のための例えば長押し操作を行うと、住警器10−1がステップS1(以下「ステップ」は省略)で移報停止操作の受付けを検出し、S2で移報アダプタ12の移報停止を設定する。
この移報停止を設定した状態で、S3で住警器10−1が例えば非火災報による火災を検出すると、S4で連動元を示す火災警報を出力すると共に、S5で移報停止の指示を含む火災連動信号を生成して送信する。
S5で送信した火災連動信号は他の住警器10−2で受信され、S6で連動先を示す火災警報を出力する。また、S5で送信した火災連動信号は移報アダプタ12でも受信され、S7で連動先を示す火災警報を出力するが、受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれているため、外部機器14に対する移報信号の出力は行わず、非火災報による外部機器14の連動動作を防止する。
一方、住警器10−2は非火災報のない監視区画に設置していることから、移報アダプタ12の移報停止の設定操作は行っておらず、この状態で住警器10−2がS8で火災を検出すると、S9で連動元を示す火災警報を出力し、続いてS10で移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信する。
S10で送信した火災連動信号は住警器10−1で受信され、S11で連動先を示す火災警報を出力する。また、S10で送信した火災連動信号は移報アダプタ12でも受信され、S12で火災警報表示を行い、続いて受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれていないため、S13で外部機器14に対し移報信号を出力し、S14で外部機器14を住警器10−2の火災検出に連動して動作する。
(警報システムの点検動作)
図5は図1の警報システムの点検動作をフロー形式で示したタイムチャートである。図5に示すように、住警器10−1の点検で外部機器14を動作させたくない場合は、住警器10−1の警報停止スイッチにより移報停止のための例えば長押し操作を行うと、住警器10−1がステップS21で移報停止操作の受付けを検出し、S22で移報アダプタ12の移報停止を設定する。
この移報停止を設定した状態で、住警器10−1の警報停止スイッチにより点検操作を行うと、S23で点検操作の受付けを検出し、S24で移報停止の指示を含む点検連動信号を生成して送信し、S25で住警器10−1の所定の自己点検を行う。
S24で送信した点検連動信号は他の住警器10−2で受信され、S26で例えば点検連動警報の出力を含む所定の連動点検を行う。また、S24で送信した点検連動信号は移報アダプタ12でも受信され、受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれているため、S27で外部機器14に対する移報出力を行わないようにし、所定の連動点検を行う。
一方、住警器10−2は移報停止を設定しておらず、この状態で住警器10−2の警報停止スイッチにより点検操作を行うと、S29で移報停止の指示を含まない点検連動信号を生成して送信し、S30で住警器10−2は所定の自己点検を行う。
S29で送信した点検連動信号は他の住警器10−1で受信され、S31で所定の連動点検を行う。また、S29で送信した点検連動信号は移報アダプタ12でも受信され、受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれていないため、S32で外部機器14に対し移報信号を出力し、S33で外部機器14を住警器10−2点検操作に連動して動作する。
(住警器による移報停止解除)
図2に示した住警器10の警報制御部16は、操作部26に設けた警報停止スイッチによる移報停止操作の受付けを検出して移報アダプタ12の移報停止を設定している状態で、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して送信したとき、又は、火災と判断する所定の閾値より高い他の閾値を超える煙濃度又は温度を検出したときに、実火災と判断して、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信する制御を行うようにしても良い。
これにより移報出力を行わないようにしていた移報アダプタ12を、移報出力を行うように切替えることができ、実際に火災が発生した場合に適切且つ迅速に対処可能とする。
(住警器のスイッチ操作による移報停止解除)
図2に示した住警器10の警報制御部16は、操作部26に設けた警報停止スイッチによる移報停止操作の受付けを検出して移報アダプタ12の移報停止を設定している状態で、火災を検出して移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、警報停止スイッチによる警報停止操作とは異なる所定の移報停止解除操作、例えば長押し操作の受付けを検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信する制御を行うようにしても良い。
これにより住警器10側のスイッチ操作で、移報出力を行わないようにしていた移報アダプタ12を、移報出力を行うように切替えることができ、火災警報中に必要に応じて、それまでの移報停止を解除して移報信号を出力させることで外部機器14を動作して火災発生に対し適切且つ迅速に対処可能とする。
(移報アダプタの連動と移報停止の表示)
図3に示した移報アダプタ12の移報制御部30は、火災連動信号を受信した場合に当該火災連動信号の受信を示す報知、例えば報知部36に設けた表示灯を点灯し、一方、移報停止の指示を含む火災連動信号を受信した場合に、例えば報知部36に設けた表示灯を点滅する制御を行うようにしても良い。これにより火災連動信号を受信した移報アダプタ12が移報出力を行っているか行っていないかを容易に確認可能とする。
(住警器による移報と移報停止の表示)
図2に示した住警器10の警報制御部16は、火災連動信号を送信した場合に当該火災連動信号の送信を示す報知を行い、移報停止指示を含む火災連動信号を送信した場合に当該移報停止指示を含む火災連動信号の送信を示す報知を行うように制御しても良い。
ここで、住警器10が火災連動信号を送信している場合、報知部24からは連動元を示す火災警報としてスピーカから音声メッセージを含む警報音を出力し、LEDを例えば点灯していることから、警報制御部16は、例えば火災警報音と警報停止の有無を示す音声メッセージを含む報知音を交互に出力させるように制御すれば良い。
これにより住警器10側で、移報アダプタ12が移報出力を行っているか行っていないかを容易に確認可能とする。
[第2発明の警報システム]
(警報システムの概要)
本願の第2発明としての警報システムは、1の住警器の点検操作に連動して他の住警器及び移報アダプタの連動点検を行う場合に、住警器側に設けた警報停止スイッチによる点検操作の相違により移報アダプタの連動点検での移報停止の有無を選択可能にしたことを特徴とする。
第2発明としての警報システムは、図1に示したと同様に、住警器10−1〜10−3と外部機器14を信号線接続した移報アダプタ12で構成し、住警器10及び移報アダプタ12の機能構成は図2及び図3に示したと基本的に同じになる。
第2発明の警報システムに固有な機能として、図2の操作部26に設けた警報停止スイッチは、通常状態での操作の相違により移報停止を含まない点検と移報停止を含む点検を受付ける。例えば警報停止スイッチをワンクリックする操作で移報停止を含まない点検を受付け、警報停止スイッチの長押し操作で移報停止を含まない点検を受付ける。
また、図2の警報制御部16は、警報停止スイッチによる移報停止を含まない点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含まない点検連動信号を送信し、一方、警報停止スイッチによる移報停止を含む点検操作の受付けを検出した場合に、移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、更に他の住警器から点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を実行する制御を行う。
また、図3に示した移報アダプタ12の移報制御部30は、無線通信部32を介して移報停止の指示を含まない点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行うと共に移報出力部40に指示して外部機器14に移報信号を出力させ、一方、無線通信部32を介して移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、所定の点検動作を行うと共に移報出力部40に指示して外部機器14に対する移報信号の出力を行わないように制御する。
このため住警器10側での警報停止スイッチの操作の相違により、連動点検に伴い移報アダプタ12の移報出力を行わないか移報出力を行うかを簡単に選択することができ、移報アダプタ12の設置場所に出向いて移報停止の有無を設定する必要がなく、点検連動に伴う移報停止操作を簡単且つ容易に行うことを可能とする。

(警報システムの点検動作)
図6は第2発明の警報システムによる点検動作をフロー形式で示したタイムチャートである。図6に示すように、住警器10−1の点検で外部機器14を動作させたくない場合は、住警器10−1の警報停止スイッチにより移報停止のための例えば長押し操作を行うと、住警器10−1がステップS41で移報停止を含む点検操作の受付けを検出し、S42で移報停止の指示を含む点検連動信号を生成して送信し、S43で住警器10−1の所定の自己点検を行う。
S42で送信した点検連動信号は他の住警器10−2で受信され、S44で例えば点検連動警報の出力を含む所定の連動点検を行う。また、S42で送信した点検連動信号は移報アダプタ12でも受信され、受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれているため、S45で外部機器14に対し移報信号を行わないようにして、所定の連動点検を行う。
一方、住警器10−2の点検で外部機器14を動作させても良い場合には、住警器10−2の警報停止スイッチにより移報停止の指示を含まないワンクリックの点検操作を行うと、住警器10−2はS46で移報停止を含む点検操作の受付けを検出し、S47で移報停止の指示を含む点検連動信号を生成して送信し、S48で住警器10−1の所定の自己点検を行う。
S47で送信した点検連動信号は他の住警器10−1で受信され、S49で例えば点検連動警報の出力を含む所定の連動点検を行う。また、S47で送信した点検連動信号は移報アダプタ12でも受信され、受信した火災連動信号には移報停止の指示が含まれてないため、S50で外部機器14に対し移報信号を出力し、S51で外部機器14を住警器10−2の点検操作に連動して動作する。
[本発明の変形例]
(警報システム)
上記の実施形態は、住警器により火災を検出して連動警報を行う警報システムを例にとっているが、火災以外にガス漏れ警報器等で異常を検出して連動警報を行う警報システムにも適用できる。
(警報システムの連動)
また、上記の警報システムは、複数の住警器のそれぞれが火災を検出した場合に他の住警器に火災連動信号を送信して連動警報を出力させる場合を例にとっているが、複数の警報器を親機と複数の子機で構成し、子機で火災を検出した場合に親機に火災検出信号を送信し、これを受信した親機から他の子機に火災連動信号を送信して連動警報を出力させる親子方式の警報システムについても同様に適用できる。
この場合、移報アダプタは、親機又は子機側で設定した移報停止の設定に基づく移報停止の指示を含む火災連動信号または点検連動信号を受信した場合に、外部機器に対する移報出力を行わないようにする。
(その他)
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−1〜10−3:住警器
12:移報アダプタ
14:外部機器
16:警報制御部
18,32:無線通信部
22:センサ部
24,36:報知部
26,38:操作部
30:移報制御部
40:外部機器

Claims (9)

  1. 1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び前記移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に前記移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、
    前記警報器は、
    所定の移報停止操作を受付けるスイッチと、
    前記スイッチによる移報停止操作の受付けを検出した場合に前記移報アダプタの移報停止を設定し、火災を検出した場合に前記移報停止の指示を含む火災連動信号を送信する警報制御部と、
    を備え、
    前記移報アダプタは、
    信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、
    前記警報器から移報停止の指示を含む前記火災連動信号を受信した場合に、前記移報出力部に指示して前記外部機器に対する移報信号の出力を行わない移報制御部と、
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記移報アダプタの移報制御部は、前記移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して受信した場合、前記移報出力部に対する移報停止の指示を解除して前記外部機器に移報信号を出力することを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記警報器の警報制御部は、火災を検出して前記移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、前記移報停止の指示を含む火災連動信号を所定回数又は所定時間連続して送信したとき、又は、火災と判断する所定の閾値より高い他の閾値を超える煙濃度又は温度を検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信して、前記移報アダプタに前記外部機器への移報出力を行わせることを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記警報器の警報制御部は、火災を検出して前記移報停止の指示を含む火災連動信号を送信している場合に、前記スイッチによる所定の移報停止解除操作の受付けを検出したときに、移報停止の指示を含まない火災連動信号を送信して、前記移報アダプタに前記外部機器への移報出力を行わせることを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記移報アダプタの移報制御部は、前記火災連動信号を受信した場合に当該火災連動信号の受信を示す報知を行い、前記移報停止の指示を含む前記火災連動信号を受信した場合に当該移報停止の指示を含む前記火災連動信号の受信を示す報知を行うことを特徴とする警報システム。
  6. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記警報器の警報制御部は、前記火災連動信号を受信した場合に当該火災連動信号の送信を示す報知を行い、前記移報停止の指示を含む前記火災連動信号を送信した場合に当該移報停止の指示を含む前記火災連動信号の送信を示す報知を行うことを特徴とする警報システム。
  7. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記警報器のスイッチは、火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止と点検を受け付け、
    前記警報器の警報制御部は、前記移報アダプタの移報停止を設定し且つ火災を検出していない状態での前記スイッチによる点検操作の受付けを検出した場合に、前記移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、
    前記移報アダプタの移報制御部は、前記警報器から前記移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、前記所定の点検動作を行うと共に前記移報出力部に指示して前記外部機器に対する移報信号の出力を行わないことを特徴とする警報システム。
  8. 1又は複数の警報器と移報アダプタを備え、1の警報器で火災を検出した場合に火災警報を出力すると共に火災連動信号を他の警報器及び前記移報アダプタへ送信して他の警報器から火災警報を出力させると共に前記移報アダプタから外部機器に移報信号を出力させる警報システムに於いて、
    前記警報器は、
    火災警報中の操作により警報停止を受付け、通常状態での操作の相違により移報停止の指示を含まない点検と移報停止の指示を含む点検を受付けるスイッチと、
    前記スイッチによる移報停止の指示を含まない点検操作の受付けを検出した場合に、前記移報停止の指示を含まない点検連動信号を送信し、前記スイッチによる移報停止の指示を含む点検操作の受付けを検出した場合に、前記移報停止の指示を含む点検連動信号を送信し、更に他の警報器から点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行う警報制御部と、
    を備え、
    前記移報アダプタは、
    信号線により接続した外部機器に移報信号を出力する移報出力部と、
    前記警報器から前記移報停止の指示を含まない点検連動信号を受信した場合に所定の点検動作を行うと共に前記移報出力部に指示して前記外部機器に移報信号を出力させ、一方、前記警報器から前記移報停止の指示を含む点検連動信号を受信した場合に、前記所定の点検動作を行うと共に前記移報出力部に指示して外部機器に対する移報信号の出力を行わないことを特徴とする警報システム。
  9. 請求項7又は8記載の警報システムに於いて、
    前記警報器のスイッチは、通常状態での操作の相違により更に単独点検を受付け、
    前記警報器の警報制御部は、前記スイッチによる単独点検操作の受付けを検出した場合に、前記点検連動信号を送信することなく所定の自己点検を行うことを特徴とする警報システム。
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