JPH06266990A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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Publication number
JPH06266990A
JPH06266990A JP5450493A JP5450493A JPH06266990A JP H06266990 A JPH06266990 A JP H06266990A JP 5450493 A JP5450493 A JP 5450493A JP 5450493 A JP5450493 A JP 5450493A JP H06266990 A JPH06266990 A JP H06266990A
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JP
Japan
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circuit
disaster prevention
control
monitoring device
prevention monitoring
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JP5450493A
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English (en)
Inventor
Munemasa Suzuki
宗応 鈴木
Kiyoaki Koyama
清明 小山
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 防災監視装置に関し、制御負荷に接続するダ
イオードを付け忘れた場合でも、装置全体を停止させる
ことなく、適切な対応を行うことを目的とする。 【構成】 常時または定期的に線路の障害を検出する検
出手段3と、検出手段3の出力を受け線路障害を受信手
段1に伝送する伝送手段4とを端末2に備えた、自動点
検機能を有する防災監視装置において、検出手段3の出
力をマスクするスイッチング手段5を設けるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災等の異常を監視す
るとともに異常発生時に地区ベル、防火扉等の端末機器
を遠隔的に制御する防災監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災監視装置にあっては、例えば
火災が生じ避難のためにベル駆動される際にベル線が断
線していると、ベル鳴動が行われず適切な避難誘導が行
われない。このため、装置の信頼性が低下してしまう。
近年にあっては、上述の課題を解決するため、防災監視
装置に自動点検機能を取り入れ、例えばベル線の断線、
短絡を定期的に監視する装置の開発が行われている。
【0003】一方、線路監視機能を有する防災監視装置
として、実公昭63−39820号公報に示されるもの
が知られている。この防災監視装置においては、ベル線
などの監視を行う場合は一般的に極性を反転させ線路に
電流を流し、ベルにはダイオードを取り付けることでベ
ルに電流が流れないようにしている。この方法は自動点
検機能を有する防災監視装置におけるベル線監視におい
ても基本的には同一である。
【0004】一般的にベルは無極性であり、工事の際に
ダイオードを取り付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、工事の際にダイオ
ードを付け忘れたり、極性を反対にして取り付け、装置
が立ち上がった場合、ベル線障害が報知されてしまうと
ともに、実公昭63−39820号公報の装置のように
極性が反転されている場合はベルに電流が流れ、ベル鳴
動してしまうという問題があった。ベルが鳴動した際、
直ちに原因が判明すればよいが、ベル鳴動の原因を把握
するのにシステムのチェックが必要となる。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、ダイオードを付け忘れたり、極性を
反対に取り付けた場合でも、装置全体を停止させること
なく適切な対応を行うことができる防災監視装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1(A),(B)は本
発明の原理説明図である。本発明は、図1(A)に示す
ように、常時または定期的に線路の障害を検出する検出
手段3と、該検出手段3の出力を受け線路障害を受信手
段1に伝送する伝送手段4とを端末2に備えた、自動点
検機能を有する防災監視装置を対象とし、前記検出手段
3の出力をマスクするスイッチング手段5を設けたこと
を特徴とする。
【0008】また、本発明は、図1(B)に示すよう
に、受信手段1から端末2に対し端末アドレスを指定し
たコマンド信号を送出し、端末アドレスに自己アドレス
が一致した端末2が受信したコマンド信号に基づいて制
御負荷26の駆動制御を行う防災監視装置を対象とし、
前記端末2に、電源電圧により充電されるとともに監視
コマンド信号により負電圧を発生する負電圧発生手段6
2と、負電圧により駆動され前記制御負荷26の制御線
25の断線または短絡を検出する断線短絡検出手段60
と、該断線短絡検出手段60の出力をマスクするスイッ
チング手段80を設けたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記端末2が、前記受信
手段1からの信号線に接続した中継器と、該中継器から
の1または複数の制御線25に接続した制御負荷26で
構成され、中継器に前記負電圧発生手段62、前記断線
短絡検出手段60および前記スイッチング手段80を設
け、スイッチング手段80のオンにより、断線短絡検出
を解除するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記負電圧発生手段62
で発生させた負電圧が前記制御負荷26を作動させない
電圧であることを特徴とする。また、本発明は、前記断
線短絡検出手段60が、断線時にオンするホトカプラと
短絡時にオンするホトカプラを有することを特徴とす
る。また、本発明は、前記スイッチング手段80が、手
動によりオン、オフ操作される手動スイッチであること
を特徴とする。
【0011】また、本発明は、リレー駆動回路のラッチ
ングリレーのリセットコイルへの通電で前記制御負荷2
6に接続される第1の接点と、ラッチングリレーのセッ
トコイルへの通電で電源側に接続される第2の接点を有
することを特徴とする。また、本発明は、前記負電圧を
一定電圧に保持する定電圧回路を備えたことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明は、制御負荷が接続されてい
る制御線の断線、短絡を検出する断線短絡検出手段と、
リレー駆動回路のラッチングリレーのリセットコイルへ
の通電で前記制御負荷が前記断線短絡検出手段側に接続
される一対のリセット接点およびラッチングリレーのセ
ットコイルへの通電で前記制御負荷が電源側に接続され
る一対のセット接点と、前記断線短絡検出手段の出力を
受けて駆動を行う駆動手段と、該駆動手段による駆動に
より応答出力を行う応答出力手段を備えた防災監視装置
を対象とし、前記駆動手段の駆動状態を擬似的につくり
出すスイッチング手段を設けたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、前記スイッチング手段が
手動によりオン、オフ操作される手動スイッチであるこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、スイッチング手段をオンにすることで、制御
線の断線、短絡の監視を行わないようにしたため、工事
の際に制御負荷に対してダイオードを付け忘れたり、ま
たは、極性を反対にして取り付けたような場合でも、ベ
ル線の障害報知あるいはベル鳴動といった不具合を防止
することができ、装置全体に影響を与えることなく、適
切な対応を行うことができる。
【0015】すなわち、装置全体を停止させることな
く、中継器以降のマスクが可能となり、ダイオードを規
定のとおりに取り付けることができる。
【0016】
【実施例】図2は本発明の一実施例に係る防災監視装置
における全体構成を示した説明図である。図2におい
て、10は受信機であり、中央監視室や管理人室等に設
置される。受信機10からは伝送路としての信号線12
および電源線14が引き出され、感知器用中継器16、
アナログ感知器18および制御用中継器20−1,20
−2を接続している。感知器用中継器16からは電源兼
用信号線22が引き出され、電源兼用信号線22に1ま
たは複数のオンオフ感知器24を接続している。
【0017】アナログ感知器18は中継器としての機能
を内蔵しており、熱センサや煙濃度センサで検出したア
ナログ信号を受信機10に送出する。制御用中継器20
−1,20−2には、この実施例にあっては4つの制御
負荷26が制御線25によって接続されている。制御負
荷26としては地区ベル、防火扉レリーズ、防排煙口の
ダンパを駆動するソレノイド、モータ等の適宜の防災機
器が対象となる。
【0018】一方、受信機10にはCPUを用いた制御
部28が設けられ、制御部28に対しては表示部30、
操作部32、鳴動部36、更に電源部38が設けられて
いる。受信機10の制御部28は端末アドレスと制御コ
マンドを含むフォーマット構成の電文を作成して信号線
12に送出し、感知器用中継器16、アナログ感知器1
8および制御用中継器20−1,20−2に対するポー
リングを行っている。
【0019】感知器用中継器16、アナログ感知器18
および制御用中継器20−1,20−2のそれぞれには
固有の端末器アドレスが予め設定されており、受信機1
0からの端末アドレスに自己アドレスが一致すると、受
信したコマンド信号に基づいた処理を実行する。この場
合、定常状態におけるポーリングに対し感知器用中継器
16およびアナログ感知器18にあっては、検出情報の
返送コマンドが入っていることから自己アドレスとその
ときの検出情報の応答データを作成して受信機10に返
送する。
【0020】また、制御用中継器20−1,20−2に
あっては、通常時にあっては線路監視コマンドにより線
路監視制御処理を行い、火災時にあっては端末アドレス
に続いて制御負荷26を駆動する制御コマンドが受信さ
れ、受信した制御コマンドに基づいて制御負荷26を駆
動する。受信機10の操作部32には手動による復旧ス
イッチ34が設けられており、手動によって復旧スイッ
チ34を操作することにより、例えば発報状態にある感
知器の復旧を行う。
【0021】受信機10の制御部28は、線路状態の監
視を指令する監視指令手段28Aとしての機能を有し、
所定時間、例えば1秒間ごとに線路監視コマンド信号を
送出する。図3は図2に示した受信機10と中継器間で
の定常監視状態の呼出しおよび応答を示したタイミング
チャートである。
【0022】図3において、受信機10は呼出コマンド
C1および端末アドレスA1,A2,A3,A4,・・
・を含む呼出信号を順次送信している。この呼出信号は
図4に取り出して示すように、8ビットのコマンドフィ
ールド、8ビットのアドレスフィールド、更に8ビット
のチェックサムフィールドの3バイトで構成される。各
バイトの前後にはスタートビット、パリティビットおよ
びストップビットを1ビットずつ設けている。コマンド
フィールドはアドレスとは無関係に全端末に対し受信機
10からの呼出信号が何を意味するかを示すために使用
される。本発明の線路監視処理にあっては、コマンドフ
ィールドに線路監視コマンドをセットし、更にアドレス
フィールドに全アドレスを指定する電文をセットして端
末側に送出するようになる。
【0023】受信機10からの呼出信号に対し、呼出信
号に含まれるアドレスの一致照合が得られた場合には中
継器20−1,20−2,20−3に示すように端末応
答信号が送出される。端末応答信号は図5に取り出して
示すように、8ビットのデータフィールドと8ビットの
チェックサムフィールドの2バイトで構成され、各バイ
トの前後にはスタートビット、パリティビットおよびス
トップビットが設けられている。
【0024】次に、図6は図2に示した制御用中継器2
0−1,20−2の一実施例を示した回路ブロック図で
ある。図6において、制御用中継器20−1,20−2
の端子S,SC間には一対の信号線12が接続される。
端子S,SCに続いてはダイオードD1とサージ吸収用
のツェナダイオードZD1が設けられる。続いて定電圧
回路40が設けられ、制御IC等の駆動に必要なDC
3.2Vを作り出している。定電圧回路40に続いては
送受信回路42が設けられ、送受信回路42には送受信
状態で点滅する伝送表示灯44が設けられる。
【0025】送受信回路42は、例えば受信機10から
の送信データを線路電圧の変化から検出し、受信信号を
制御回路46に出力する。また、制御回路46からの送
信データは電流信号に変換して信号線12に送出する。
制御回路46に対してはアドレス設定回路48が設けら
れる。アドレス設定回路48にはディップスイッチを用
いたアドレス設定スイッチ50が設けられ、予め定めた
端末アドレス、具体的には中継器が属するグループアド
レスと固有の端末アドレスが設定される。
【0026】勿論、受信機10から全アドレス指定を一
括して行ったコマンド信号である場合は、アドレス設定
回路48の指定によらず、制御回路46は自己のアドレ
スと判断するようになる。制御回路46は、通常監視状
態では制御負荷26に対して制御を行わない第1の接点
52に接続し、受信機10からの制御信号で第1の接点
52から第2の接点54に切り換え、一対の制御線25
を介して制御負荷26に対して電源供給を行う切換制御
手段46Aとしての機能を有する。
【0027】すなわち、制御回路46のホトカプラPC
3が発光すると、リレー駆動回路56のホトカプラPC
3が受光してリセットコイルRに対する通電でラッチン
グリレーをリセットとし、第1の接点52に接続する。
その後、リセットコイルRに対する通電を断っても第1
の接点52に接続された状態は機械的に保持される。一
方、第1の接点52から第2の接点54に切り換えるた
めには、セットコイルSに通電しなければならない。制
御回路46のホトカプラPC2を発光させると、リレー
駆動回路56のホトカプラPC2が受光して、セットコ
イルSに対する通電でラッチングリレーをセットし、こ
れにより第2の接点54に接続する。
【0028】58は電源線監視回路であり、電源線監視
回路58は、電源線14の線路状態の監視を行う。受信
機10から1秒毎に送出される線路監視コマンド信号を
制御回路46が解読すると、制御回路46のホトカプラ
PC1が所定時間、例えば1ミリsec間発光し、電源
線監視回路58のホトカプラPC1は受光して後述する
スイッチング手段を駆動する。スイッチング手段のオン
により電源線監視回路58は駆動され、電源線14の監
視を行う。電源線14に異常がないときは、電源線監視
回路58のホトカプラPC6が発光し、制御回路46の
ホトカプラPC6が受光して、電源線14の異常がない
ことを送受信回路42を介して受信機10に知らせる。
【0029】60は断線短絡検出手段としての制御線監
視回路であり、制御線監視回路60のホトカプラPC4
は、制御線25の断線時に発光し、ホトカプラPC5
は、制御線25の短絡時に発光する。制御回路46のホ
トカプラPC4は制御線監視回路60のホトカプラPC
4の発光を受光し、制御回路46のホトカプラPC5は
制御線監視回路60のホトカプラPC5の発光を受光
し、制御線25の断線または短絡を判別して、送受信回
路42を介して受信機10に知らせる。
【0030】62は負電圧発生手段としての負電圧回路
であり、負電圧回路62は、電源線14に接続されたダ
イオードD101を介して電源電圧により充電されると
ともに、前記スイッチング手段のオンにより、負電圧を
発生し、負電圧で前記電源線監視回路58および制御線
監視回路60を駆動する。64は定電圧回路であり、定
電圧回路64は負電圧回路62で発生した負電圧を一定
に保持する。
【0031】次に、図7に図6のリレー駆動回路56、
電源線監視回路58、制御線監視回路60、負電圧回路
62および定電圧回路64の具体的回路構成を示す。図
7において、56は前記リレー駆動回路であり、リレー
駆動回路56は、(1)ダイオードD101、抵抗R1
01、コンデンサC101およびツェナダイオードZD
103よりなる電源電圧供給回路66と、(2)トラン
ジスタTr101,Tr104と抵抗R104,R10
5よりなる電流制限回路68と、(3)リセット巻線
R、セット巻線S、ダイオードD102−1,D102
−2を有するラッチングリレー70と、(4)ホトカプ
ラPC2、コンデンサC105、抵抗R102,R10
3およびトランジスタTr102よりなり、ラッチング
リレー70をセットするセット回路72と、(5)ホト
カプラPC3、コンデンサC106、抵抗R106,R
107およびトランジスタTr103よりなり、ラッチ
ングリレー70をリセットするリセット回路74と、
(6)トランジスタTr109,Tr110、抵抗R1
18,R119,R120,R121,R122,R1
23、ツェナダイオードZD101、およびコンデンサ
C107よりなり、トランジスタTr105(スイッチ
ング手段)に駆動電圧を与える駆動電圧供給回路76に
より構成される。
【0032】端子BB−BBC間に電圧が印加され、コ
ンデンサC101の充電電圧が上昇してくると、コンデ
ンサC101の正極、トランジスタTr109、抵抗R
121,R122、ツェナダイオードZD101、抵抗
R123、コンデンサC101の負極に電流が流れる。
このとき、トランジスタTr110もオンするため、抵
抗R123で発生する電圧降下は、吸収され、トランジ
スタTr109がオフするときのコンデンサC101の
充電電圧は、オンするときの充電電圧よりも低くなる。
すなわち、駆動電圧供給回路76はヒステリシスを有し
ている。このように、電源投入時には、ラッチングリレ
ー70を強制的にリセットし、確実に第1の接点52に
接続されるようにしている。
【0033】なお、トランジスタTr109のオンによ
り、コンデンサC107と抵抗R106よりなるRC回
路に過渡電流が流れ、トランジスタTr103にはリセ
ットパルスが与えられ、トランジスタTr103は一時
的にオンになり、その後オフとなる。定常監視時には、
トランジスタTr109,Tr110はオンのままであ
る。トランジスタTr110は、トランジスタTr10
9のオン状態を保持する機能を有する。
【0034】受信機10から制御負荷26を駆動するコ
マンド信号があると、制御回路46のホトカプラPC2
が発光し、リレー駆動回路56のホトカプラPC2が受
光し、トランジスタTr102がオンとなり、ラッチン
グリレー70がセットされ、第1の接点52から第2の
接点54に切り換えられる。また、受信機10から制御
負荷26を非駆動とするコマンド信号があると、制御回
路46のホトカプラPC3は発光し、リレー駆動回路5
6のホトカプラPC3が受光し、トランジスタTr10
3がオンとなり、ラッチングリレー70がリセットさ
れ、第2の接点54から第1の接点52に切り換えられ
る。
【0035】58は前記電源線監視回路であり、電源線
監視回路58はホトカプラPC1、ホトカプラPC6、
抵抗R108,R109,R112、およびスイッチン
グ手段としてのトランジスタTr105よりなる。制御
回路46のホトカプラPC1が、例えば1秒間ごとに発
光すると、電源線監視回路58のホトカプラPC1が受
光し、トランジスタTr105をオン、オフさせる。
【0036】トランジスタTr105がオンするとコン
デンサC102の正極端子がアースに接続されることか
ら、コンデンサC102の負極端子はアースからみると
負電圧となり、その結果、コンデンサC102の充電電
圧はホトカプラPC6をバイアスし、ホトカプラPC6
は発光することで制御回路46のホトカプラPC6に正
常信号を送る。勿論、電源線14に異常(断線、短絡)
があれば、ホトカプラPC6は発光しないことから、制
御回路46のホトカプラPC6は受光することができず
電源線異常を検出する。
【0037】62は前記負電圧回路であり、負電圧回路
62は、抵抗R110、コンデンサC102、ダイオー
ドD103−1,D103−2およびツェナダイオード
ZD104よりなる。電源線14からの電源電圧は、抵
抗R110を介してコンデンサC102に充電され、コ
ンデンサC102の充電電流は、電源投入時ダイオード
D103−2を介してグランドラインに流れる。トラン
ジスタTr105がオンすると、コンデンサC102の
正極端子がアースに接続されることから、コンデンサC
102の負極端子側に負電圧が発生し、発生した負電圧
によりコンデンサC102の充電電圧は電源線監視回路
58および制御線監視回路60に供給される。
【0038】64は定電圧回路であり、定電圧回路64
はトランジスタTr106、ツェナダイオードZD10
2、抵抗R111およびコンデンサC103よりなる。
定電圧回路64は負電圧回路62が発生した負電圧を安
定化して、制御線監視回路60に供給する。制御線監視
回路60は、ホトカプラPC4、ホトカプラPC5、抵
抗R113,R114,R115,R116,R11
7、トランジスタTr107、Tr108、コンデンサ
C104、ダイオードD104よりなる。
【0039】正常時、すなわち、端子B−BC間を所定
のインピーダンスを有する抵抗(終端部)82で終端さ
れているとき、負電圧回路62から負電圧が出力される
と、ホトカプラPC5を発光させるだけの電流は流れ
ず、ホトカプラPC5はオフし、トランジスタTr10
8のベースには電流が流れ、トランジスタTr108が
オンとなる。トランジスタTr108がオンになると、
トランジスタTr107がオフになるので、ホトカプラ
PC4もオフになる。こうして、正常時には、ホトカプ
ラPC4,PC5はオフになる。
【0040】一方、制御線25の断線時には、トランジ
スタTr108のベースには電流が流れなくなり、トラ
ンジスタTr108はオフになり、端子BBC、抵抗R
114、トランジスタTr107のベースに電流が流
れ、トランジスタTr107がオンになる。このため、
ホトカプラPC4が発光し、断線信号を制御回路46の
ホトカプラPC4に送出する。
【0041】また、制御線25の短絡時には、ホトカプ
ラPC5に電流が流れ、ホトカプラPC5が発光し、短
絡信号を制御回路46のホトカプラPC5に送出する。
78は第3の接点であり、第3の接点78は、前記ラッ
チングリレー70のリセットで開き、セットで閉じるよ
うになっている。これにより、第1の接点52から第2
の接点54に切り換えると、断線が発生したようになる
ので、ホトカプラPC4がオンになるのを防止する。
【0042】ここで、80はスイッチング手段としての
手動スイッチであり、手動スイッチ80は手動によりオ
ン、オフ操作される。手動スイッチ80をオンに操作す
ると、制御線監視回路60は制御線25の断線短絡の検
出を行わなくなる。図7においては、ダイオードD10
5−1,D105−2が制御負荷26に対して取り付け
られているが、工事の際にこれらのダイオードD105
−1,D105−2を付け忘れたり、または、極性を反
対にして取り付けた場合に、装置が立ち上がると、負電
圧発生手段62で発生させた負電圧は、制御負荷26の
作動電圧より低く設定されているため、制御負荷26
(例えばベル)は鳴動しないが、ホトカプラPC5がオ
ンとなり、短絡障害を制御回路46を介して受信機10
に報知してしまう。
【0043】このような場合には、短絡障害が受信機側
で把握できていることからシステム全体のチェックが不
要となり、障害の出た線路のみのチェックだけでよく、
手動スイッチ80をオンにして、防災監視装置全体を停
止させることなく、制御線監視回路60以降をマスク
し、ダイオードD105−1,D105−2を取り付け
たり、または、規定の極性となるように正しく取り付け
る。
【0044】すなわち、ダイオードD105−1,D1
05−2を付け忘れたり、極性を反対にして取り付けた
場合にも、ベル鳴動を行わず、障害として検出すること
ができ、装置全体を停止させることなく、適切な対応を
行うことができる。なお、手動スイッチ80を予めオン
にしておくことにより、断線、短絡の監視を行わない装
置として出荷することができ、この場合には、工事のと
き、ダイオードを取り付ける必要がない。
【0045】次に、図8に本発明の他の実施例を示す。
図8において、100は定電圧回路であり、定電圧回路
100は、信号線端子Sとコモン端子SCの間に入力す
る電圧を一定の電圧として各部に供給する。受信機から
ダイオードD200を介して入力する伝送信号は、伝送
信号検出回路102で検出され、検出された伝送信号
は、伝送信号検出回路102に続いて設けられている制
御回路104に出力される。
【0046】制御回路104は受信した伝送信号を解読
し、セット信号またはリセット信号をリレー駆動回路1
06に送出する。リレー駆動回路106は、ラッチング
リレー108を有し、制御回路104からのセット信号
によりセットコイルSに通電すると、一対のリセット接
点110,112から一対のセット接点114,116
に切り換えられ、また、ラッチングリレー108を制御
回路104からのリセット信号によりリセットコイルR
に通電すると、一対のセット接点114,116から一
対のリセット接点110,112に切り換えられる。
【0047】電源端子BBとコモン端子BBCに続いて
ダイオードD201が設けられ、ダイオードD201に
直列に定電圧回路118が設けられている。定電圧回路
118はダイオードD201を介して入力する電圧を一
定の電圧にして、断線短絡検出手段である断線短絡検出
回路126に出力する。断線短絡検出回路126は一対
のリセット接点110,112および制御線122を介
して制御負荷(例えば、ベル)124に接続される。制
御負荷124にはダイオードD202が直列に接続さ
れ、制御負荷124に並列して終端抵抗R201が接続
される。
【0048】一対のリセット接点110,112からセ
ット接点114,116に切り換えられると、電源電圧
が制御負荷124に供給される。断線短絡検出回路12
6は、制御線122の線路状態を監視し、断線、短絡が
ない正常状態のときは、ホトカプラ126をオンとす
る。128は抵抗R200に直列に接続される駆動手段
としてのホトカプラであり、ホトカプラ128はホトカ
プラ126の正常信号を受けてオンとなる。
【0049】制御回路104の応答出力手段130は、
受信機からの呼出しでLレベルとなり、ホトカプラ12
8のオンにより、正常信号を応答信号出力回路132に
送出する。応答信号出力回路132は応答出力手段13
0からの正常信号を受けて、受信機に応答信号として正
常信号を送る。134はスイッチング手段としての手動
スイッチであり、手動スイッチ134はホトカプラ12
8に並列に接続され、手動によりオン、オフ操作され
る。手動スイッチ134をオンにすると、ホトカプラ1
28があたかもオンであるような状態を擬似的につくり
出し、常に正常信号を出力させる。
【0050】ここで、工事の際にダイオードD202を
付け忘れたり、または、極性を反対にして取り付けたり
した場合には、装置が立ち上がると、制御線122の障
害が報知されるだけでなく、ベルに電流が流れる。この
場合には、制御線122の障害が報知され、受信機側で
回線異常を把握することができ、手動スイッチ134を
オンにして、応答出力手段130を強制的に駆動し、応
答信号出力回路132から正常信号を受信機に送る。そ
して、ダイオードD201を取り付けるか、または、極
性を規定どうりとなるようにダイオードD201の取り
付けを行う。
【0051】本実施例においても、装置全体を停止させ
ることなく、適切な対応を行うことができる。なお、上
記の実施例は受信手段として受信機10のみを設けた場
合を例にとっているが、更に設備規模が大きくなると、
中央監視室に設置された受信機に対し信号線を介して例
えば各フロア毎にローカル受信機として中継盤を設置
し、中継盤のそれぞれに図2の受信機10に示したよう
に信号線12を介して制御用中継器20−1,20−2
を接続する構成をとる。
【0052】したがって、このような大規模システムの
場合にあっては、受信手段には受信機およびローカル受
信機としての中継盤が含まれることになる。また、ロー
カル受信機を統括するメインの受信機をもたず、フロア
毎にローカル受信機のみが分散してそれぞれ受信機とし
ての機能を果たすような設備構成にあっては、本発明で
いうところの受信手段はローカル受信機のみで構成する
こともできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、断線短絡検出手段の出力をマスクするスイッチング
手段を設けるようにしたため、工事の際にダイオードを
付け忘れたり、または、極性を反対にして取り付けた場
合でも、装置全体を停止させることなく、適切な対応を
とることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す全体構成図
【図3】受信機と中継器間の伝送動作を示した説明図
【図4】受信機からの電文フォーマットの説明図
【図5】中継器からの電文フォーマットの説明図
【図6】制御用中継器のブロック図
【図7】断線短絡検出回路を示す図
【図8】本発明の他の実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1:受信手段 2:端末 3:検出手段 4:伝送手段 5:スイッチング手段 10:受信機 12:信号線 14:電源線 16:感知器用中継器 18:アナログ感知器 20−1,20−2:制御用中継器 22:電源兼用信号線 24:オンオフ感知器 25:制御線 26:制御負荷 28:制御部 28A:監視指令手段 30:表示部 32:操作部 34:操作スイッチ 36:鳴動部 38:電源部 40:定電圧回路 42:送受信回路 44:伝送表示灯 46:制御回路 46A:切換制御手段 48:アドレス設定回路 50:アドレス設定スイッチ 52:第1の接点 54:第2の接点 56:リレー駆動回路 58:電源線監視回路 60:制御線監視回路(断線短絡検出手段) 62:負電圧回路(負電圧発生手段) 64:定電圧回路 66:電源電圧供給回路 68:電流制限回路 70:ラッチングリレー 72:セット回路 74:リセット回路 76:駆動電圧供給回路 78:第3の接点 80:手動スイッチ(スイッチング手段) 82:抵抗(終端部) 100:定電圧回路 102:伝送信号検出回路 104:制御回路 106:リレー駆動回路 108:ラッチングリレー 110,112:リセット接点 114,116:セット接点 118:定電圧回路 120:断線短絡検出回路(断線短絡検出手段) 122:制御線 124:制御負荷 126:ホトカプラ 128:ホトカプラ(駆動手段) 130:応答出力手段 132:応答信号出力回路 134:手動スイッチ(スイッチング手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常時または定期的に線路の障害を検出する
    検出手段と、該検出手段の出力を受け線路障害を受信手
    段に伝送する伝送手段とを端末に備えた、自動点検機能
    を有する防災監視装置において、 前記検出手段の出力をマスクするスイッチング手段を設
    けたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】受信手段から端末に対し端末アドレスを指
    定したコマンド信号を送出し、端末アドレスに自己アド
    レスが一致した端末が受信したコマンド信号に基づいて
    制御負荷の駆動制御を行う防災監視装置において、 前記端末に、電源電圧により充電されるとともに監視コ
    マンド信号により負電圧を発生する負電圧発生手段と、
    負電圧により駆動され前記制御負荷の制御線の断線また
    は短絡を検出する断線短絡検出手段と、該断線短絡検出
    手段の出力をマスクするスイッチング手段を設けたこと
    を特徴とする防災監視装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の防災監視装置において、前
    記端末は、前記受信手段からの信号線に接続した中継器
    と、該中継器からの1または複数の制御線に接続した制
    御負荷で構成され、中継器に前記負電圧発生手段、前記
    断線短絡検出手段および前記スイッチング手段を設け、
    スイッチング手段のオンにより、断線短絡検出を解除す
    るようにしたことを特徴とする防災監視装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の防災監視装置にお
    いて、 前記負電圧発生手段で発生させた負電圧は前記制御負荷
    を作動させない電圧であることを特徴とする防災監視装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の防災監視装置にお
    いて、 前記断線短絡検出手段は、断線時にオンするホトカプラ
    と短絡時にオンするホトカプラを有することを特徴とす
    る防災監視装置。
  6. 【請求項6】請求項2または3記載の防災監視装置にお
    いて、 前記スイッチング手段は、手動によりオン、オフ操作さ
    れる手動スイッチであることを特徴とする防災監視装
    置。
  7. 【請求項7】請求項2または3記載の防災監視装置にお
    いて、 リレー駆動回路のラッチングリレーのリセットコイルへ
    の通電で前記制御負荷に接続される第1の接点と、ラッ
    チングリレーのセットコイルへの通電で電源側に接続さ
    れる第2の接点を有することを特徴とする防災監視装
    置。
  8. 【請求項8】請求項2または3記載の防災監視装置にお
    いて、 前記負電圧を一定電圧に保持する定電圧回路を備えたこ
    とを特徴とする防災監視装置。
  9. 【請求項9】制御負荷が接続されている制御線の断線、
    短絡を検出する断線短絡検出手段と、 リレー駆動回路のラッチングリレーのリセットコイルへ
    の通電で前記制御負荷が前記断線短絡検出手段側に接続
    される一対のリセット接点およびラッチングリレーのセ
    ットコイルへの通電で前記制御負荷が電源側に接続され
    る一対のセット接点と、 前記断線短絡検出手段の出力を受けて駆動を行う駆動手
    段と、 該駆動手段による駆動により応答出力を行う応答出力手
    段を備えた防災監視装置において、 前記駆動手段の駆動状態を擬似的につくり出すスイッチ
    ング手段を設けたことを特徴とする防災監視装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の防災監視装置において、 前記スイッチング手段が手動によりオン、オフ操作され
    る手動スイッチであることを特徴とする防災監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150141065A (ko) * 2014-06-09 2015-12-17 한국전력공사 소방 설비 점검 시스템 및 방법
JP2017034489A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 ホーチキ株式会社 トンネル防災システム
JP2020010359A (ja) * 2019-08-23 2020-01-16 ホーチキ株式会社 トンネル防災システム

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