JP2003281648A - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置

Info

Publication number
JP2003281648A
JP2003281648A JP2002086728A JP2002086728A JP2003281648A JP 2003281648 A JP2003281648 A JP 2003281648A JP 2002086728 A JP2002086728 A JP 2002086728A JP 2002086728 A JP2002086728 A JP 2002086728A JP 2003281648 A JP2003281648 A JP 2003281648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
control device
battery
power source
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002086728A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsaku Nagafuji
真作 長藤
Tamotsu Ueda
保 上田
Katsuhiro Akimoto
克裕 秋元
Yoshitaka Nakamura
嘉孝 中村
Tetsuya Maki
徹也 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP2002086728A priority Critical patent/JP2003281648A/ja
Publication of JP2003281648A publication Critical patent/JP2003281648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視制御装置の電源装置に予備電源として使
用される電池が電源装置により限られていた。また複数
の電源装置を監視制御装置で一括管理することができな
かった。 【解決手段】 予備電源を備えた電源装置を有するにお
いて、電源装置に予備電源を充電する充電電流を選択可
能な充電電流選択手段を設け、どのような電池が予備電
源として接続されても充電電流を供給できるようにし
た。また監視装置内の監視制御部と複数の電源装置間を
通信によりコマンド処理を行うようにし、電源装置に関
する操作、表示等は全て監視制御装置により行い、さら
に電源装置を増設する場合でも同一の電源装置にて増設
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予備電源を備えた
電源装置を有する監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特許3235960号に記載されている
ように、火災報知システムにおける火災受信機や中継器
のような監視制御装置には、商用電源の交流出力から負
荷に対応する直流を作り出す電源装置が設けられてい
る。さらにこのような電源装置には、商用電源が停電等
により停止したり、内部の異常により負荷に電源が供給
できなくなった場合などに備えて予備電源が設けられて
いる。予備電源としては主に電池(充電池)が用いられ
て、さらに電池の性能が正常か否かを確認するために、
予備電源を試験する機能が設けられている。
【0003】また監視制御装置において、特開平3−2
8773号に記載されているように電源装置単体だけで
は監視制御する負荷に対して供給する電源容量が不足す
る場合、増設電源装置を設けて不足する電源容量をまか
なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】商用電源の停止等によ
る予備電源の使用後には、予備電源を充電する必要があ
るが、この充電にはトリクル充電を使用しているため、
予備電源が完全に回復するまでには非常に長い時間がか
かる。
【0005】そこで、予備電源が完全に回復するまでに
は予備電源の試験を行わないようにした火災受信機が知
られている。例えば図7に示すような画面から予備電源
の試験を行う監視制御装置の場合、図8に示すように予
備電源が回復するまでは試験を行えないように試験スイ
ッチの操作を無効にするようにしたものがある。なお操
作無効の方法はスイッチ操作そのものを受け付けないよ
うにするほか、さらにスイッチが画面により表示される
ものである場合、スイッチの表示色を変更したり、図9
に示すようにスイッチそのものを消滅させるなどの方法
でもよい。また図10から図12に示すように、スイッ
チ操作を無効にするのではなく、スイッチ操作に対して
注意表示を行ったり、パスワード入力を求めるようにし
たり、予備電源の回復までの時間を表示したりするな
ど、各種方法により注意を促すようにしてもよい。
【0006】しかしながらこの方法では予備電源が回復
するまでの間に予備電源の試験を行わないようにするだ
けで、予備電源の充電時間は今までと変わりない。そこ
で、充電時間を短縮させるために急速充電回路を設けた
火災受信機が知られている。しかしながらそのような火
災受信機では通常の充電を行うための定電流回路のほか
に、急速充電用の定電流回路を設ける必要があり、回路
構成が複雑になる。
【0007】電源装置の予備電源について、装置の大き
さ、費用、設置場所の関係から大型の予備電源1つを使
用したり、小型の予備電源2つを使用したりなど、様々
な使用方法が考えられるが、従来の電源装置ではそのよ
うな場合に対して柔軟に対応することを考慮していなか
った。
【0008】その上電源装置に接続される予備電源の種
類は様々であり、実際にシステム上で運営するにあたっ
ては、充電電流を規定する充電抵抗や試験時に使用する
疑似負荷などをあらかじめ設定する必要があり、手間の
かかる作業となっていた。
【0009】増設電源装置は電源装置よりも使用される
用途が限定されている。たとえば火災受信機における増
設電源装置では表示灯や防排煙装置への電源の供給は可
能であるが、火災感知器、ガス漏れ検知器、地区音響装
置への電源供給を行ってはならないといった制約があ
る。そのため、電源装置への配線時に接続を間違える可
能性があった。また、電源装置の試験を行う場合に電源
装置と増設電源装置とではそれぞれ別々に試験を行う必
要があり、そのための操作部や表示部が電源装置および
増設電源装置ごとに必要となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、請求項2記載の発明では、予備電源を備
えた電源装置を有する監視制御装置において、電源装置
に予備電源を充電する充電電流を選択可能な充電電流選
択手段が設けられている。これにより、どのような種類
の予備電源が接続されても充電電流を供給することがで
き、電池の選択の余地が広がり、柔軟性に富む。
【0011】また、請求項3ないし請求項6記載の発明
によれば、監視制御部と、予備電源を備えた複数の電源
装置とを有する監視制御装置において、監視制御部には
電源装置にコマンドを送出するとともにコマンドに基づ
く結果を処理する制御部と、各電源装置との通信を行う
通信制御部とを設け、各電源装置には受信したコマンド
の処理を行う処理部と、通信制御部との通信を行う通信
部とを設けている。これにより、電源装置に関する監視
制御等は全て監視制御装置から通信により行うことがで
き、電源装置ごとに操作部、表示部を設ける必要がな
い。言い換えれば、電源装置を増設する場合、別仕様の
増設電源装置を用意することがなく、同一の電源装置を
用意すればよいので、製品管理が容易となる。さらに
は、監視制御装置に複数の電源装置が設けられている場
合でも、管理者や操作者が電源装置が複数設けられてい
ることを意識することなく管理や操作を行うことができ
る。
【0012】また、請求項7記載の発明では、予備電源
に識別手段が設けられている。これにより、電池の種
類、容量などが自動的に認識されるため、充電電流また
はそれを規定する充電抵抗、試験時に使用する疑似負荷
などを自動的に設定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】ここでは本発明に係る監視制御装
置を火災報知システムに用いられる火災受信機において
実施した実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明
に関わる火災報知システムの構成例を示す図である。火
災報知システムは、火災受信機1と、火災受信機1と伝
送線Lを介して接続されるアナログ式火災感知器2、中
継器3から構成される。中継器にはオン・オフ型火災感
知器4、防排煙装置5、地区ベル6が接続されている。
アナログ式火災感知器2は火災受信機1から、オン・オ
フ型火災感知器4、地区ベル5、防排煙装置6は中継器
3から電源が供給されるようになっている。すなわち、
図1の例では、アナログ式火災感知器2が火災受信機1
に対する外部負荷であり、オン・オフ型火災感知器4、
防排煙装置5、地区ベル6が中継器3に対する外部負荷
となっている。
【0014】また、火災受信機1には、表示・操作パネ
ル7、表示灯8、操作スイッチ9などが設けられてい
る。ここで、表示・操作パネル7は、例えばタッチ操作
可能な表示画面をもつLCDなどで構成されている。す
なわち、表示・操作パネル7や表示灯8が表示部として
機能し、表示・操作パネル7や操作スイッチ9が操作部
として機能している。このような火災受信機1の各部
が、火災受信機1に対する内部負荷となっている。
【0015】すなわち、この火災監視システムにおい
て、火災受信機1に対する負荷は、外部負荷と内部負荷
とをあわせた本体負荷により構成されている。
【0016】図2は火災受信機1の構成例を示す図であ
る。火災受信機1には、監視制御を行なう監視制御部1
0と、複数の電源装置20(20−1、20−2)とが
設けられている。
【0017】監視制御部10は、全体の制御を行なう中
央処理装置(CPU)11と、表示・操作パネル7からな
る表示部12、操作部13と、外部接続機器からの伝送
線が接続される外部インタフェース部14と、電源装置
20との通信を行う通信インターフェイス部15(通信
制御部)とを有している。
【0018】電源装置20は、全体の制御を行なう中央
処理装置(CPU)21と、100Vの交流電源22と、
交流電源22のON,OFF等の制御を行なう交流電源
制御部23と、交流電源22からの100Vの交流入力
電圧を第1の直流電圧V1(例えば24V)に変換する
スイッチング電源24と、スイッチング電源24の出力
電圧を検出する第1電圧検出手段25と、負荷側の電圧
を検出する第2電圧検出手段26と、CPU21の制御
により非常時にリレーの切替を行う電源切替リレー27
とを有している。
【0019】さらに電源装置20は、接続されている電
池32や電源装置20自身の各種情報を設定する設定手
段28と、スイッチング電源24の出力を昇圧する昇圧
回路29と、昇圧回路29の出力から一定の電流値を出
力する定電流回路30と、定電流回路30の出力をスイ
ッチングし、充電電流を供給するスイッチング手段31
と、スイッチング手段31から出力される充電電流によ
って充電される電池32と、電池32の電圧を監視する
電池電圧監視手段33と、電池32の試験時に電池32
に接続される疑似抵抗34と、CPU21の制御により
試験時にリレーの切替を行う電池試験リレー35と、監
視制御部10と通信を行う通信インターフェイス36
(通信部)とを有している。
【0020】また電源切替リレー27のオン・オフによ
ってn1、n2側にそれぞれ切替わり、電源切替リレー
27がオンのときに第1の直流電圧V1をこのシステム
の本体負荷側に供給し、電源切替リレー27がオフのと
きに電池32の電圧V3を本体負荷側に供給するための
スイッチS1と、電池試験リレー35のオン・オフによ
ってm2、m1側にそれぞれ切替わり、電池試験リレー
35がオフのときには電池32をスイッチング手段31
に接続し、電池試験リレー35がオンのときには電池3
2を疑似負荷34に接続するスイッチS2とを有してい
る。
【0021】このようにスイッチング電源24からの出
力が監視制御部10の内部および外部インターフェイス
14に給電されることにより主電源として機能し、電池
32が予備電源として機能するようになっている。ま
た、スイッチング電源24は、電池32の充電用電源と
しても機能するようになっている。なお、電池32は電
源装置20本体に着脱自在に取付けられるようになって
いる。
【0022】なお電源装置20の詳細な動作説明は後述
する。また各電源装置20(20−1、20−2)はそ
れぞれ全く同じ構成を有する。ただし監視制御部10が
各電源装置20−1、20−2を識別するため、設定手
段28には各電源装置20に固有のアドレスが設定され
ている。設定手段28はDIPスイッチ、ロータリース
イッチのようなスイッチで構成されている。また、設定
された各種情報を記憶するメモリで構成してもよい。
【0023】このアドレスに基づいて監視制御部10が
それぞれの電源装置20を呼出したり、試験を行ったり
する、いわゆるアドレスポーリングにより通信を行い、
電源装置20の監視制御を行っている。
【0024】つまり監視制御部10のCPU11は通信
インターフェイス15、通信インターフェイス36を介
して電源装置20を監視制御するように構成されてい
る。すなわち、監視制御部10は外部インターフェイス
14を介して接続された端末機器の監視制御を行うだけ
でなく、電源装置20に対する監視制御(例えば電源装
置の状態監視や試験制御など)を行う機能をも備えてい
る。
【0025】また、複数の電源装置20の試験を行う場
合の操作や試験結果の表示等を火災受信機1に設けた表
示・操作パネル7(表示部12、操作部13)で行うよ
うに構成すれば、複数の電源装置20を火災受信機1で
管理することができる。
【0026】図3は図2における電源装置20の構成を
示す図である。図2の電源装置と構成は同じであるが、
複数の電池32が取付可能な構成となっている。まず、
通常時の電源装置20の動作を説明する。
【0027】火災受信機1の電源が投入されると、交流
電源制御部23がオンとなり、交流電源22からスイッ
チング電源24に電源が供給される。スイッチング電源
24は交流100Vを第1の直流電圧V1(24V)に
変換し、火災受信機1に対する本体負荷に電源を供給す
る。スイッチング電源24からの出力は第1電圧検出手
段25が常時監視している。
【0028】またスイッチング電源24からの直流電圧
V1は昇圧回路29により第2の直流電圧V2(例えば
32V)に昇圧されたうえで定電流回路30に供給さ
れ、定電流回路30からの出力電流はスイッチング手段
31に供給される。
【0029】スイッチング手段31はCPU21の制御
により電池32側への出力電流である充電電流を規定し
ている。すなわちCPU21、定電流回路30、スイッ
チング手段31が充電電流選択手段を構成する。スイッ
チング手段31からの出力電流により、電池32を充電
する。またこのときの電池32の電圧は電池電圧監視手
段33により監視されている。
【0030】非常時の電源装置20の動作を説明する。
交流電源22の停電やスイッチング電源24の故障など
により、スイッチング電源24からの出力電圧が所定値
以下になったことを第1電圧検出手段25が検出する
と、CPU21にその情報が送出される。情報を受け取
ったCPU21は電源切替リレー27をオフにし、電池
32の電圧V3を本体負荷側に供給するためにスイッチ
S1をn2側に切り換える。
【0031】スイッチS1がn2側に切り換えられる
と、スイッチング電源24が本体負荷側から切り離され
るとともに、電池32が本体負荷側に接続される。この
ように非常時には電池32(予備電源)を使用すること
により、火災受信機1は機能を維持する。なお電池32
から電源を供給している場合でも本体負荷側の電圧は第
2電圧検出手段26により監視されている。
【0032】また正常状態に復帰した場合、すなわち第
1電圧検出手段25がスイッチング電源24からの出力
電圧が正常となったことを検出した場合に、その情報を
CPU21に送出し、CPU21は電源切替リレー27
をオンにし、第1の直流電圧V1をこのシステムの本体
負荷側に供給するためにスイッチS1をn1側に切り換
える。このようにして非常時には電池32(予備電源)
から電源を供給し、正常状態に回復した場合には再度ス
イッチング電源24から給電するように構成されてい
る。
【0033】試験時の電源装置20の動作を説明する。
監視制御部10のCPU11が電源装置20に設けられ
ている電池32を試験するコマンドを通信インターフェ
イス15を介して電源装置20に送出する。電源装置2
0のCPU21は通信インターフェイス36を介してコ
マンドを受信すると、まずそのコマンドが自己アドレス
宛かどうかを判断し、自己アドレス宛と判断した場合に
は、電池試験リレー35をオンにしてスイッチS2をm
2側に切り換え、電池32を疑似負荷34に接続する。
【0034】電池32は所定時間疑似負荷34側に電流
を放出する。所定時間経過後CPU21は電池試験リレ
ー35をオフにしてスイッチS2をm1側に切り換え、
電池32を疑似負荷34から切り離し、電池32の電圧
変化を電池電圧検出手段33で検出する。その検出結果
により、CPU21が電池32の正常異常を判断し、そ
の結果を監視制御部10に送信することにより試験を終
了する。
【0035】図4は電源装置20における充電部の構成
例を示す図である。図4では、充電部は、スイッチング
電源24、昇圧回路29、三端子レギュレーターRG1
と抵抗R1からなる定電流回路30、トランジスタTR
1とCPU21からなるスイッチング手段31、電池3
2から構成されている。
【0036】電源装置20における充電時の動作を図3
および図4に基づいて説明する。スイッチング電源24
からの出力は昇圧回路29により第2の直流電圧V2
(32V)に昇圧され、定電流回路30によって一定の
電流とされる。定電流回路30は三端子レギュレーター
RG1が抵抗R1の両端電圧を一定値(例えば5V)に
保つようになっている。ここで抵抗R1として25Ωの
抵抗が使用されている場合、200mAの電流が流れる
ようになっている。
【0037】ここで図5(a)に示すようにスイッチン
グ手段31によるスイッチングが行われていない場合に
は定電流回路30の出力電流、すなわち200mAの充
電電流により電池32を充電することとなる。
【0038】充電電流は電池32の容量により相違す
る。たとえば6Ahの容量を持つ電池32の場合、10
0mAの充電電流が必要である。そこであらかじめ電池
32に関して必要な情報(容量、接続個数、接続位置
等)を設定手段28に設定しておく。CPU21はこの
設定された情報を基に、スイッチング手段31のスイッ
チング周期を決定する。
【0039】前述の例のように定電流回路30の出力電
流が200mAであり、必要とする充電電流が100m
Aの場合、図5(b)に示すようにスイッチング手段3
1のスイッチング周期、すなわちトランジスタTR1を
オン・オフする時間間隔を1:1とすることにより、必
要な充電電流を平均して得ることができる。すなわちC
PU21がトランジスタTR1のベースを1:1の間隔
でオン・オフすることにより、スイッチング手段31か
ら出力される平均充電電流値を100mAとすることが
できる。
【0040】充電電流の平均電流値は、トランジスタT
R1をオン・オフする時間間隔、すなわちスイッチング
周期であるパルス幅に依存する。言い換えればパルス充
電を行うことにより、任意の充電電流を得ることがで
き、電源装置20に様々な種類の電池32を接続するこ
とができる。
【0041】その一方、例えば予備電源試験の終了後や
予備電源の使用後など、電池32の電圧が低下する。こ
れを電池電圧監視手段33が検出すると、その情報をC
PU21に送出する。情報を受け取ったCPU21は電
池32の充電時間を短縮するため急速充電を行う。すな
わちトランジスタTR1を常時オンとなるようにスイッ
チング手段31の制御方法を変更する。
【0042】電池32の電圧がほぼ通常時にまで回復し
たことを電池電圧監視手段33が検出するとその情報を
CPU21に送出し、情報を受け取ったCPU21は電
池32の充電電流になるようにスイッチング手段31を
制御したうえで充電(トリクル充電)を続ける。
【0043】このように、例えば定電流回路30とスイ
ッチング手段31により構成される充電電流選択手段に
より充電電流を選択可能としたので、電池の使用に対し
て制限がなく、さらに急速充電と通常の充電(トリクル
充電)とを複数の定電流回路を設けることなく行うこと
ができる。
【0044】最後に電池32の自動識別機能について説
明する。図6は自動識別機能を備えた電池32を示す図
である。電池32は内部に抵抗R2が設けられ、抵抗R
2の一端はsence端子に、他端は電池のV−端子
(負極)に接続されている。
【0045】電源装置20は接続された電池32のse
nce端子とV−端子間の電圧を検出することにより、
電池の種類、容量等を識別し、その内容に応じてCPU
21内もしくは外部に設けられた図示しない記憶部に電
池情報を設定する。設定する内容は充電電流値や疑似負
荷容量などがあげられる。
【0046】抵抗R2の抵抗値は電池の種類、容量に応
じて例えば電池容量が10Ahの場合は10kΩ、6A
hの場合は1kΩのようにあらかじめ設定しておけばよ
い。
【0047】このように、例えば抵抗R2からなる識別
手段を有する電池32を使用した場合には、設定手段2
8による電池の各種設定が不要となり、取扱がさらに容
易となる。
【0048】なお本実施形態における制御監視装置で
は、電源装置を火災受信機に設けているが、電源装置を
中継器に設け、中継器に接続された各種端末機器に電源
装置から電源を供給するように構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
2記載の発明では、予備電源を備えた電源装置を有する
監視制御装置において、電源装置に予備電源を充電する
充電電流を選択可能な充電電流選択手段が設けられてい
るので、どのような容量の電池が接続されても充電電流
を供給することができ、電池の仕様に対して制限がな
く、また充電方法も選択可能であり、柔軟性に富む。
【0050】また、請求項3ないし請求項6記載の発明
によれば、監視制御部と、予備電源を備えた複数の電源
装置とを有する監視制御装置において、監視制御部には
電源装置にコマンドを送出するとともにコマンドに基づ
く結果を処理する制御部と、各電源装置との通信を行う
通信制御部とを設け、各電源装置には受信したコマンド
の処理を行う処理部と、通信制御部との通信を行う通信
部とを設けているので、電源装置に関する監視制御等は
全て監視制御装置から通信により行うことができ、電源
装置ごとに操作部、表示部を設ける必要がない。言い換
えれば、電源装置装置を増設する場合、別仕様の増設電
源装置を用意することがなく、同一の電源装置を用意す
ればよいので、製品管理が容易となる。さらには、監視
制御装置に複数の電源装置が設けられている場合でも、
管理者や操作者が電源装置が複数設けられていることを
意識することなく管理や操作を行うことができる。
【0051】また、請求項7記載の発明によれば、予備
電源に識別手段を設けているので、電池の種類、容量な
どが自動的に認識されるため、充電電流や試験時に使用
する疑似負荷などの設定を自動的にすることができ、設
定作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火災監視システムの構成例を示す
図である。
【図2】図1の受信機の構成例を示す図である。
【図3】図2の電源装置の構成例を示す図である。
【図4】図2の充電部の構成例を示す図である。
【図5】スイッチング手段の制御の一例を示す図であ
る。
【図6】自動識別機能を有する電池の一例を示す図であ
る。
【図7】従来例の表示画面を示す図である。
【図8】従来例の表示画面を示す図である。
【図9】従来例の表示画面を示す図である。
【図10】従来例の表示画面を示す図である。
【図11】従来例の表示画面を示す図である。
【図12】従来例の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 火災受信機(監視制御装置) 2 アナログ型火災感知器 3 中継器 7 表示・操作パネル 10 監視制御部 11 CPU 12 表示部 13 操作部 14 外部インターフェイス 15 通信インターフェイス 20 電源装置 21 CPU 22 交流電源 22 スイッチング電源 28 設定手段 30 定電流回路 31 スイッチング手段 32 電池(予備電源) 33 電池電圧監視手段 36 通信インターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 嘉孝 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 (72)発明者 牧 徹也 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 BB11 BB46 BB74 CC48 EE07 FF14 GG12 GG32 GG69 5G003 AA01 BA01 CA02 CC07 DA05 GB03 GC05 5G015 FA10 GB02 JA05 JA34 JA53 JA55 KA09 5G405 AA06 CA37 DA21 DA22 5H030 AS11 BB01 FF68

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備電源を備えた電源装置を有する監視制
    御装置において、該電源装置に予備電源を充電する充電
    電流を選択可能な充電電流選択手段が設けられているこ
    とを特徴とする監視制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の監視制御装置において、前
    記充電電流選択手段は、定電流回路とスイッチング手段
    から構成され、該定電流回路から供給される一定電流を
    該スイッチング手段がスイッチングする際のスイッチン
    グ周期を切替えることにより充電電流を選択することを
    特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】監視制御部と、予備電源を備えた複数の電
    源装置とを有する監視制御装置において、監視制御部に
    は電源装置にコマンドを送出するとともにコマンドに基
    づく結果を処理する制御部と、各電源装置との通信を行
    う通信制御部とを設け、各電源装置には受信したコマン
    ドの処理を行う処理部と、通信制御部との通信を行う通
    信部とを設けたことを特徴とする監視制御装置。
  4. 【請求項4】前記複数の電源装置がそれぞれ互いに識別
    可能であることを特徴とする請求項3記載の監視制御装
    置。
  5. 【請求項5】監視制御装置に表示部を設け、前記複数の
    電源装置に対する設定内容や試験結果等を該表示部によ
    り表示することを特徴とする請求項3または4記載の監
    視制御装置。
  6. 【請求項6】監視制御装置に操作部を設け、前記複数の
    電源装置に対する設定や試験等を該操作部から行うこと
    を特徴とする請求項3ないし5記載の監視制御装置。
  7. 【請求項7】前記予備電源に識別手段を設けたことを特
    徴とする請求項1ないし6記載の監視制御装置。
JP2002086728A 2002-03-26 2002-03-26 監視制御装置 Pending JP2003281648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086728A JP2003281648A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086728A JP2003281648A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 監視制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003281648A true JP2003281648A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29233224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002086728A Pending JP2003281648A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003281648A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013257A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Hochiki Corp 火災受信機
JP2005304142A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd 電源バックアップ装置
JP2006004249A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Hochiki Corp 防災装置の予備電源システム
JP2009245259A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Nohmi Bosai Ltd 火災報知設備
JP2014068486A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Panasonic Corp 駆動制御回路及び電動工具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013257A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Hochiki Corp 火災受信機
JP2005304142A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd 電源バックアップ装置
JP2006004249A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Hochiki Corp 防災装置の予備電源システム
JP4551137B2 (ja) * 2004-06-18 2010-09-22 ホーチキ株式会社 防災装置の予備電源システム
JP2009245259A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Nohmi Bosai Ltd 火災報知設備
JP2014068486A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Panasonic Corp 駆動制御回路及び電動工具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7400226B2 (en) Emergency lighting system with improved monitoring
US20080266076A1 (en) Emergency Lighting System With Improved Monitoring
EP0616308B1 (en) Alarm System
JP2011083052A (ja) 負荷制御システム
EP0335316B1 (en) Apparatus for controlling selection of batteries
US20090015204A1 (en) Method and apparatus for managing operations associated with a backup power source at a network terminal
US7755216B2 (en) Uninterrupted power supply with IR control link
JP2003281648A (ja) 監視制御装置
JP4034999B2 (ja) 火災受信機の増設ユニット
EP1943708B1 (en) Emergency light system and luminaire module
JPS60256743A (ja) 空気調和機の集中監視装置
JP3382364B2 (ja) 火災報知設備の短絡制御ユニット
JP2002062903A (ja) 制御装置
JP3146141B2 (ja) 火災監視制御盤の予備電源試験装置
JPS58132833A (ja) 情報伝送方法
JPH02184199A (ja) 端末機器インターフェイス
KR20100115642A (ko) 무선 모뎀
JP3559860B2 (ja) 防災監視制御盤の電源装置
CN108152648B (zh) 一种有电和无电状况下的电缆断开报警装置
JPH06266990A (ja) 防災監視装置
JP2007087840A (ja) 非常用照明器具
JPS60256742A (ja) 空気調和機の集中監視装置
JPH01238436A (ja) 照明制御装置
JPH0137658B2 (ja)
KR970003275Y1 (ko) 경보출력 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070117