JP4034999B2 - 火災受信機の増設ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、停電時にバッテリーに切り替えて火災監視を行う予備電源回路を備えた火災受信機に追加設置される火災受信機の増設ユニットに関する
【0002】
【従来の技術】
従来、火災感知器からの検出信号を受信して火災を警報する火災受信機を用いた防災監視システムにあっては、商用電源で動作する火災受信機に、商用電源の停電時にバッテリーに切り替えてバックアップするための予備電源回路を設けている。
【0003】
この予備電源回路による停電時のバックアップは、火災受信機により60分の火災監視動作ができ、その間に火災を受信した場合、10分間の警報動作を出来るようにすることが規格上要求される。
【0004】
従来の火災受信機にあっては、既設の火災受信機のもつ60分間監視10分間動作というバックアップ性能に対し、例えば2時間監視、20分間動作といったバックアップ性能の向上を必要とする場合がある。
【0005】
このように予備電源回路のバックアップ性能を引き上げる場合には、その時点で受信機に搭載しているバッテリーを容量の大きいものに交換するか、同じものを1台増設するようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の火災受信機にあっては、バックアップ性能を引き上げるためにバッテリー交換やバッテリー増設を行う場合には、バッテリー容量の増加に伴って予備電源回路に設けている充電回路から充電電流を大きくする必要があり、そのため、それまで使用していた充電抵抗を抵抗値の低い充電抵抗と交換する必要がある。
【0007】
この充電抵抗は、電源回路基板上にハンダ付けで実装されており、これを外して抵抗値の低い充電抵抗と交換する必要がある。この充電抵抗の交換作業のためには電源回路基板を一度外さなければならず、そのため火災受信機の電源を落とす必要があり、交換作業の間、火災受信機の監視機能が失われ、不監視状態になるという問題がある。
【0008】
本発明は、火災受信機の電源を落とすことなく予備電源のバックアップ性能を向上するための増設作業を可能とする火災受信機の増設ユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。まず本発明は、商用交流電源を接続する電源入力端子を備え、電源入力端子からの商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して受信機回路部に供給する電源回路と、本体バッテリーを接続する本体バッテリー端子を備え、商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して本体バッテリーを充電すると共に、商用交流電源の停電を検出した際に、前記電源回路による受信機回路部への電源供給を本体バッテリー端子からの電源供給に切り替える予備電源回路とを備えた火災受信機に追加設置される火災受信機の増設ユニットを対象とする。
【0010】
このような火災受信機の増設ユニットにつき本発明にあっては、商用交流電源を接続する増設電源入力端子と、本体バッテリー端子から取り外した本体バッテリーを接続する移設バッテリー端子と、増設バッテリーを接続する増設バッテリー端子と、本体バッテリーを取り外した予備電源回路の本体バッテリー端子に接続される予備電源出力端子と、増設電源入力端子からの商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して増設バッテリーを充電すると共に、移設バッテリー端子に接続され商用交流電源の停電検出時に予備電源回路を経由して受信機回路部に電源を供給している本体バッテリーの電圧を監視し、監視電圧が規定電圧以下に低下した時に、増設バッテリーからの電源供給に切り替える増設予備電源回路と、を設けたことを特徴とする。
【0011】
このため本発明によれば、火災受信機の予備電源回路に設けた本体バッテリー端子に接続している既設の本体バッテリーを取り外し、そこに本発明による増設予備電源回路の予備電源出力端子を接続し、更に増設予備電源回路に個別に設けている移設バッテリー端子と増設バッテリー端子に、取り外した既設の本体バッテリーと増設バッテリーを接続すればよく、増設バッテリーの充電に使用する充電抵抗は、追加する予備電源増設回路に設けているため、既設の予備電源回路に設けている本体バッテリーの充電抵抗をそのまま使用することができ、既設の充電抵抗を交換する必要がないため、火災受信機の電源を落とすことなく、増設バッテリーを追加してバックアップ性能を高めることができる。
【0012】
ここで増設予備電源回路は、単一の回路基板上に実装され、予備電源回路に対し追加設置される。
【0013】
また増設予備電源回路は、増設電源入力端子からの商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換し所定の充電抵抗を介して増設バッテリーを充電する充電回路と、増設電源入力端子からの商用交流電源電圧を規定の直流電源電圧に変換して各回路部に動作電源を供給する動作電源回路と、動作電源回路の出力電圧を監視して商用交流電源の停電を検出する停電検出回路と、移設バッテリー端子に接続された本体バッテリーの電圧低下を検出する電圧低下監視回路と、停電検出回路と電圧低下監視回路の両方の検出出力が得られた時に、予備電源出力端子に対する移設バッテリー端子に接続された本体バッテリーからの電源供給ラインを切り離して増設バッテリーからの電源供給ラインに切り替える切替回路とを備えたことを特徴とする。
【0014】
電圧低下監視回路は、通常時は予備電源回路からの直流電源電圧で動作し、停電検出時は移設バッテリー端子に接続された本体バッテリーからの直流電源電圧で動作し、また切替回路は、通常時は動作電源回路からの直流電圧で動作し、停電検出時は増設バッテリーからの直流電源電圧で動作し、更に電圧低下監視回路の検出出力をフォトカプラを介して切替回路へ入力し、これにより本体バッテリーと増設バッテリーの間のアイソレーションをとり、移設バッテリー端子に接続された放電済みの本体バッテリーへの増設バッテリーからの不要な電流の流れ込みを防ぐ。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明が適用される火災受信機を備えた防災監視システムの説明図である。
【0016】
図1において、火災受信機100からは、電源兼用信号線として機能する感知器回線102−1〜102−nが引き出され、それぞれ複数の火災感知器103が接続され、更に終端には断線検出用の終端抵抗104を接続している。
【0017】
火災受信機100には感知器回線102−1〜102−nに対応して受信回路105−1〜105−nが設けられている。受信回路105−1〜105−nは、感知器回線102−1〜102−nに接続している火災感知器103が火災を検出して回線間を低インピーダンスに短絡することによって流れる発報電流を検出して、監視制御部として機能するMPU106に出力する。
【0018】
MPU106に対しては、操作部107、表示部108、主音響部109、地区音響制御部110、更に移報部113が接続されている。地区音響制御部110からはベル線111が引き出され、地区ベル112を接続している。MPU106は受信回路105−1〜105−nのいずれかより火災受信信号を受けると、表示部108に代表火災表示を行うと共に、火災を検出した火災感知器103を接続している感知器回線を示す火災地区表示を行う。
【0019】
同時に、主音響部109を駆動して火災警報を出す。また地区音響制御部110を駆動し、ベル線111に対する駆動電圧の供給で地区ベル112を鳴動する。更にMPU106は、移報部113に移報表示のための移報信号を出力し、必要に応じて接続されている外部表示ユニット114に火災警報表示を行わせる。
【0020】
火災受信機100には、本発明が対象とする電源部101が設けられている。電源部101は商用AC100Vの供給を受け、火災受信機100の各回路部に規定の直流電源電圧、例えばDC24Vを供給する。なお説明を簡単にするため、図1の電源部101にあってはDC24Vの電源電圧の出力のみを示しているが、実際の火災受信機100にあってはDC24V以外に、DC10V、DC5Vなど必要に応じて適宜の電源電圧を供給できるようにしている。
【0021】
図2は図1の火災受信機100に設けている電源部101の回路ブロック図であり、本発明による増設予備電源回路を追加する前の電源部の構成を示している。
【0022】
図2において、電源部101は1枚の電源プリント基板1に実装されている。電源プリント基板1には電源入力端子3が設けられ、ここに商用AC100Vの交流電源2を接続している。電源入力端子3に続いては電源スイッチ4が設けられ、電源スイッチ4に続いてレギュレータ5,6を並列に入力接続している。
【0023】
レギュレータ5,6は、電源トランス、整流回路、平滑回路及び定電圧回路を内蔵している。レギュレータ5は主電源回路部1Aを構成しており、DC24Vを出力し、電源出力端子9から図1のように火災受信機100の各回路部にDC24Vを供給している。
【0024】
レギュレータ6は充電回路部1Bを構成しており、DC48Vを出力する。このレギュレータ6からのDC48Vは本体バッテリー端子8aに接続されており、本体バッテリー端子8aには本体バッテリー15が接続される。この本体バッテリー15を接続した本体バッテリー端子8aに対するレギュレータ6からの+側の電源供給ラインには、本体バッテリー15の充電電流を決める充電抵抗7が挿入接続されている。
【0025】
主電源回路部1Aとなるレギュレータ5のDC24Vの電源ライン間には、停電検出回路として動作するNVリレー10が接続されている。NVリレー10は、交流電源2が正常に供給されている状態にあっては、レギュレータ5からのDC24Vの供給を受けて動作している。
【0026】
これに対し交流電源2が停電により断たれるとレギュレータ5のDC24Vの出力もなくなり、このためNVリレー10が復旧し、停電検出状態となる。NVリレー10は切替リレー接点10aを有し、切替リレー接点10aにより電源出力端子9に対するレギュレータ5からの+ラインを接続した切替端子aと、本体バッテリー15の+側を接続した切替端子bを切り替えるようにしている。
【0027】
即ち、交流電源2が正常に供給されている通常の運用状態にあってはNVリレー10は作動状態にあり、このため切替リレー接点10aは破線のように切替接点a側に閉じ、レギュレータ5からのDC24Vを電源出力端子9より受信機回路部に供給している。
【0028】
このときレギュレータ6からのDC48Vは充電抵抗7を介して本体バッテリー15に供給され、充電抵抗7で決まる充電電流により本体バッテリー15を充電状態としている。
【0029】
一方、停電により交流電源2が断たれると、レギュレータ5のDC24Vの出力がなくなり、NVリレー10が復旧する。このため切替リレー接点10aが実線のようにレギュレータ5の+側の電源ラインを切り離して切替接点b側に閉じ、本体バッテリー15から感知器回路部に電源を供給してバックアップする。
【0030】
この本体バッテリー15による受信機回路部のバックアップは、例えば60分間監視動作を可能とし、その間に火災受信があると10分間動作させるいわゆる「60分間監視、10分間動作」のバックアップ性能を持っている。
【0031】
この図2のような回路構成を持つ電源部101に対し本発明にあっては、予備電源のバックアップ性能を向上したい場合には、図3のように電源プリント基板1の本体バッテリー端子8aに接続している本体バッテリー15を取り外し、ここに本発明による増設予備電源回路12を実装した増設ユニットとなる増設プリント基板11を接続する。
【0032】
増設プリント基板11は、電源プリント基板1の本体バッテリー端子8aに接続する本体バッテリー端子8bを持ち、これに加えてバッテリー端子14,16、更に電源入力端子13を備えている。電源入力端子13には、電源プリント基板1の電源入力端子3と同じAC100Vの交流電源2を接続する。
【0033】
バッテリー端子14には、増設前の図2の本体バッテリー端子8aから外した本体バッテリー15を接続する。更にバッテリー端子16には、新たに追加する増設バッテリー17を接続する。
【0034】
この電源プリント基板1に対する増設プリント基板11の接続、及び増設プリント基板11に対する本体バッテリー15、増設バッテリー17、更に電源入力端子13の接続は、電源プリント基板1の電源スイッチ4を切ることなく、電源プリント基板1の電源回路部を生かした状態で行うことができる。
【0035】
図4は図3の増設プリント基板11に設けている増設予備電源回路12の実施形態を示した回路図である。
【0036】
図4において、増設プリント基板11の電源入力端子13には商用AC100Vの交流電源2が接続され、続いて電源スイッチ18を設け、電源スイッチ18に続いてレギュレータ19,20を並列に入力接続している。
【0037】
レギュレータ19は増設プリント基板11における動作電源回路部20Aを構成し、DC24Vを出力する。またレギュレータ20は増設プリント基板11における充電回路部20Bを構成し、DC48Vを出力する。
【0038】
このレギュレータ19,20は図2,図3の電源プリント基板1に設けているレギュレータ5,6と同じものであり、電源トランス、整流回路、平滑回路、定電圧回路を内蔵している。
【0039】
動作電源回路部20Aを構成するレギュレータ19のDC24Vの電源ラインには、停電検出回路を構成するNVリレー22が接続されている。NVリレー22は、交流電源2が正常に供給されているときはレギュレータ19のDC24Vを受けて作動し、停電により交流電源2が断たれるとDC24Vの供給がなくなることから、復旧して停電検出状態となる。このNVリレー接点22は、後の説明で明らかにする切替リレー接点22a,22b,22cを備えている。
【0040】
充電回路部20Bを構成するレギュレータ20からのDC48Vは、充電抵抗21及びNVリレー22の切替リレー接点22bを介してバッテリー端子16に接続され、このバッテリー端子16には増設バッテリー17が接続される。このため充電抵抗21は、増設バッテリー17専用の充電抵抗となる。
【0041】
また増設プリント基板11のバッテリー端子14には本体バッテリー15が接続される。本体バッテリー15を接続したバッテリー端子14は、本体バッテリー端子8bを介して図3の電源プリント基板1の本体バッテリー端子8aに接続される。本体バッテリー15からの電源ラインに対しては電圧低下検出回路24を設けている。
【0042】
電圧低下検出回路24は、抵抗25、ツェナーダイオード26、可変抵抗27、抵抗28,29、及びLEDを備えたフォトカプラ発光部30aで構成される。抵抗25、ツェナーダイオード26、可変抵抗27及び抵抗28は、本体バッテリー15からの電源ライン間に直列接続されている。
【0043】
またフォトカプラ発光部30aに対しては、可変抵抗27と抵抗28の接続点の電圧が加えられている。更にフォトカプラ発光部30aと並列に、抵抗29を介して、後の説明で明らかにするリレー38のリレー接点38bが接続されている。
【0044】
この電圧低下検出回路24は、本体バッテリー15からのバッテリー電圧がツェナーダイオード26で決まる一定電圧以下となったとき、電圧低下検出信号を動作電源回路部20A側に設けている切替回路31に出力する。
【0045】
即ち、本体バッテリー15が図3の電源プリント基板1側からの充電電流の供給を受けてツェナーダイオード26で決まる規定電圧に対し十分高いバッテリー電圧にあるとき、ツェナーダイオード26は導通し、可変抵抗27と抵抗28の分圧電圧をフォトカプラ発光部30aに供給し、フォトカプラ発光部30aを発光駆動している。
【0046】
これに対し、停電により図3の電源プリント基板1側のNVリレー10の復旧で切替リレー接点10aが本体バッテリー端子8a側の切替リレー接点bに切り替わりると、図4の増設プリント基板11を介して本体バッテリー15からの電源供給が行われるが、この本体バッテリー15による監視状態が継続するにつれ、本体バッテリー15のバッテリー電圧が低下し、ツェナーダイオード26で決まる規定電圧以下になるとツェナーダイオード26が非導通となり、これによってフォトカプラ発光部30aの発光が停止し、切替回路31に対する電圧低下検出信号の出力状態となる。
【0047】
切替回路31は、NVリレー22による停電検出と電圧低下検出回路24による本体バッテリー15の電圧低下の検出の両方が得られたときに、本体バッテリー端子8bに対する本体バッテリー15の電源ラインを切り離し、増設バッテリー17からの電源ラインの接続に切り替える。
【0048】
このため切替回路31には、電圧低下検出回路24のフォトカプラ発光部30aからの信号を受光するフォトカプラ受光部30bが設けられる。フォトカプラ受光部30bはフォトトランジスタであり、そのコレクタに抵抗32を接続し、またコレクタを抵抗33でバイアスされたトランジスタ34のベースに接続している。
【0049】
トランジスタ34は、そのコレクタを抵抗35,36でバイアスされたトランジスタ37のベースに接続し、トランジスタ37はコレクタ負荷としてリレー38を接続している。リレー38はリレー接点38a,38bを持っている。
【0050】
一方のリレー接点38aは、NVリレー22の切替リレー接点22cと直列接続され、この直列回路にリレー40を接続している。またリレー接点38bは、電圧低下検出回路24のフォトカプラ発光部30aに抵抗29を介して並列接続されている。
【0051】
リレー40は、NVリレー22による停電検出時の切替リレー接点22cの切替接点b側への切替えと、電圧低下検出回路24による本体バッテリー15の電圧低下検出によるリレー38が作動したときのリレー接点38aが閉じることにより作動する。即ちリレー40は、停電検出が行われ且つ本体バッテリー15の電圧低下が検出されたときに作動する。
【0052】
リレー40は切替リレー接点40aとリレー接点40bを持っている。切替リレー接点40aは本体バッテリー15から本体バッテリー端子8bに対する+側の電源ラインに挿入接続される。リレー40が非作動となる通常時にあっては、切替リレー接点40aは切替接点a側に図示のように閉じ、本体バッテリー15の+側の電源ラインを本体バッテリー端子8bに接続している。
【0053】
これに対し、NVリレー22による停電検出及び電圧低下検出回路24による本体バッテリー15の電圧低下の両方の検出に基づきリレー40が作動すると、切替リレー接点40aを切替接点b側に閉じ、本体バッテリー端子8bから本体バッテリー15を切り離し、同時に増設バッテリー17を接続する。
【0054】
ここで、増設バッテリー17からの+側の電源ラインにはNVリレー22の切替リレー接点22bが挿入されている。切替リレー接点22bは、通常時にあってはNVリレー22が作動していることから切替接点a側に閉じ、レギュレータ20からのDC48Vを充電抵抗21を介して増設バッテリー17に供給して充電を行っている。
【0055】
停電検出時にNVリレー22が復旧すると、切替リレー接点22bは切替接点b側に切り替わり、増設バッテリー17を本体バッテリー端子8b側への電源ラインに切り替える。
【0056】
更に切替回路31側には付属電源出力端子42が設けられ、通常時は動作電源回路部20Aから電源供給を受け、停電時には増設バッテリー17からバックアップを受けるようにしている。
【0057】
次に図3の増設プリント基板11に実装している本発明による増設予備電源回路12の動作を、図3の電源プリント基板1の動作と共に説明する。
【0058】
AC100Vを供給している交流電源が停電すると、図3における電源プリント基板1及び増設プリント基板11に対する交流電源2からの電源供給が停止する。このため電源プリント基板1にあっては、レギュレータ5からのDC24Vが断たれたときにNVリレー10が復旧し、その切替リレー接点10aを切替接点a側から切替接点b側に切り替え、本体バッテリー端子8aの接続に切り替える。
【0059】
このとき増設プリント基板11にあっては、図3の増設予備電源回路12のように、本体バッテリー端子8bに対しバッテリー端子14を介して、本体バッテリー15はリレー40の切替リレー接点40aを介して接続されており、このため本体バッテリー15から増設予備電源回路12を経由して電源プリント基板1にバッテリー電圧が供給され、電源プリント基板1の切替リレー接点10a、更に電源出力端子9より受信機回路部に本体バッテリー15によるバッテリー電圧の供給が行われる。
【0060】
一方、図4の増設プリント基板11にあっては、停電と同時にレギュレータ19のDC24Vが断たれることでNVリレー22が復旧し、切替リレー接点22aが切替接点b側に切り替わり、また切替リレー接点22bも切替接点b側に切り替わり、切替回路31に対し増設バッテリー17からのバッテリー電圧が動作電圧として供給される。更に切替回路31に設けている切替リレー接点22cも切替接点b側に切り替わり、リレー40を作動させるための停電検出条件が成立する。
【0061】
この本体バッテリー15からのバッテリー電圧の供給によるバックアップ状態で、バッテリー電圧が十分に高い場合には、電圧低下検出回路24のツェナーダイオード26が導通し、フォトカプラ発光部30aが発光駆動されることで、切替回路31のフォトカプラ受光部30bがオンし、トランジスタ34のベースを引き込んでオフ状態とし、これによってトランジスタ37もオフし、リレー38は非作動状態となっている。
【0062】
このような本体バッテリー15からのバッテリー電圧の供給により、バックアップ性能として補償された監視時間となる60分に近づくと、本体バッテリー15からのバッテリー電圧が低下し、ツェナーダイオード26で決まる規定電圧以下となったとき、ツェナーダイオード26がオフし、フォトカプラ発光部30aの発光駆動が停止し、電圧低下検出回路24による電圧低下検出出力が切替回路31に出力される。
【0063】
これにより切替回路31のフォトカプラ受光部30bに対する受光入力が断たれてオフし、トランジスタ34がオンする。トランジスタ34がオンするとトランジスタ37もオンし、リレー38が作動する。
【0064】
リレー38の作動によりリレー接点38aが閉じ、このとき既に切替リレー接点22cは切替接点b側に切り替わっているため、リレー40が作動する。なお切替回路31のリレー38が作動すると、電圧低下検出回路24に設けているリレー接点38bを閉じ、本体バッテリー15のバッテリー電圧が負荷の変動などにより回復してツェナーダイオード26が導通しても、リレー接点38bを閉じたことによりフォトカプラ発光部30aに流れる電流をバイパスし、電圧低下検出回路24による電圧低下検出出力、即ちフォトカプラ発光部30aの発光停止を保持する。
【0065】
NVリレー22による停電検出と、これに続く電圧低下検出回路24による本体バッテリー15の電圧低下検出に基づき、切替回路31でリレー40が作動されると、その切替リレー接点40aが切替接点b側に切り替わり、同時にリレー接点40bが閉じ、本体バッテリー端子8bに接続していた本体バッテリー15を切り離し、増設バッテリー17の接続に切り替える。
【0066】
これによって本体バッテリー15からのバッテリー電圧の供給が増設バッテリー17からのバッテリー電圧の供給に切り替わり、本体バッテリー15と同じ容量の増設バッテリー17を使用していたとすると、更に「監視60分間、動作10分間」となるバックアップ性能を得ることができる。
【0067】
これによって、全体的には本体バッテリー15と増設バッテリー17によって増設前の2倍となる「2時間監視、20分間動作」となるバックアップ性能を確保することができる。
【0068】
また図3のように、既存の火災受信機100に設けている電源部の電源プリント基板1に対し、増設プリント基板11を接続し、本体バッテリー15及び増設バッテリー17を接続する場合には、電源プリント基板1による受信機回路部に対する電源供給を切る必要はない。
【0069】
即ち、電源プリント基板1には本体バッテリー15専用の充電抵抗7がもともと設けられており、一方、図4の増設プリント基板11には新たに増設バッテリー17用の充電抵抗21が設けられており、本体バッテリー15に加えて増設バッテリー17を接続しても、それぞれ専用の充電抵抗7,21を持つことから、電源プリント基板1に設けている充電抵抗7をバッテリー容量の増加に伴って抵抗値の低い充電抵抗に変える作業は不要である。
【0070】
これによって増設バッテリー17を追加する際に火災受信機の電源を落とす必要がなく、火災監視状態を維持したまま増設バッテリー17を追加することができる。
【0071】
なお上記の実施形態は、既設の火災受信機100の電源部について増設バッテリー17を追加する場合を例にとるものであったが、火災受信機の製造組立段階にあっても、既存の火災受信機について全く同様にして増設プリント基板11を介して本体バッテリー15、増設バッテリー17を接続する作業を行うことで、停電時のバックアップ性能を簡単に向上させることができる。
【0072】
また上記の実施形態は、本体バッテリー15に対し同じ容量の増設バッテリー17を追加してバックアップ性能をほぼ2倍とする場合を例にとるものであったが、更にバックアップ性能を向上したければ、増設バッテリー17の容量を大きくするか、バッテリー端子16に複数台の増設バッテリー17を並列接続すればよい。
【0073】
この場合の充電抵抗21は増設バッテリー17のバッテリー容量に見合った抵抗値を使用すればよく、この場合にも増設対象となる電源プリント基板1側の充電抵抗7はそのままでよいことから、火災受信機の電源を落とすことなく、バックアップ性能を向上させるための増設バッテリー17の追加作業が簡単にできる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、受信機の本体バッテリーを取り外し、そこに増設ユニットを接続し、また増設ユニットに、個別に設けているバッテリー端子に既設の本体バッテリーと増設バッテリーを接続すればよく、更に増設バッテリーの充電抵抗は追加する増設ユニットに備わる増設予備電源回路に設けているため、受信機の予備電源回路側に設けている本体バッテリー用の充電抵抗をそのまま使用することができ、既設の充電抵抗を交換する必要がないため、火災受信機の電源を落とすことなく、増設バッテリーを追加接続して、停電時のバックアップ性能を簡単且つ容易に高めることができる。
【0075】
また増設ユニットは増設予備電源回路を実装した回路基板であり、受信機に既に設けている予備電源回路の本体バッテリー端子に対し接続するだけで、本体バッテリーに加え増設バッテリーを接続することができ、既存の火災受信機に対し簡単に増設バッテリーを接続してバックアップ性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される火災受信機を備えた防災監視システムの説明図
【図2】バッテリー追加前の電源部における電源プリント基板の回路ブロック図
【図3】図2の電源プリント基板にバッテリーを追加した本発明の実施形態の回路ブロック図
【図4】図3で増設した本発明による増設予備電源回路の実施形態を示した回路図
【符号の説明】
1:電源プリント基板
1A:主電源回路部
1B:充電回路部
2:交流電源
3,13:電源入力端子
4,18:電源スイッチ
5,6,19,20:レギュレータ
7,21:充電抵抗
8a,8b:本体バッテリー端子
9:電源出力端子
10,22:NVリレー
11:増設プリント基板
12:増設予備電源回路
14,16:バッテリー端子
15:本体バッテリー
17:増設バッテリー
20A:動作電源回路部
20B:充電回路部
24:電圧低下検出回路
26:ツェナーダイオード
30a:フォトカプラ発光部
30b:フォトカプラ受光部
31:切替回路
34,37:トランジスタ
38,40:リレー
42:付属電源出力端子
Claims (2)
- 商用交流電源を接続する電源入力端子を備え、該電源入力端子からの商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して受信機回路部に供給する電源回路と、
本体バッテリーを接続する本体バッテリー端子を備え、前記商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して本体バッテリーを充電すると共に、前記商用交流電源の停電を検出した際に、前記電源回路による前記受信機回路部への電源供給を前記本体バッテリー端子からの電源供給に切り替える予備電源回路と、
を備えた火災受信機に追加設置される火災受信機の増設ユニットに於いて、
前記商用交流電源を接続する増設電源入力端子と、
前記本体バッテリー端子から取り外した前記本体バッテリーを接続する移設バッテリー端子と、
増設バッテリーを接続する増設バッテリー端子と、
前記本体バッテリーを取り外した前記予備電源回路の本体バッテリー端子に接続される予備電源出力端子と、
前記増設電源入力端子からの前記商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換して前記増設バッテリーを充電すると共に、前記移設バッテリー端子に接続され前記商用交流電源の停電検出時に前記予備電源回路を経由して前記受信機回路部に電源を供給している前記本体バッテリーの電圧を監視し、監視電圧が規定電圧以下に低下した時に、前記増設バッテリーからの電源供給に切り替える増設予備電源回路と、
を備え、
更に、前記増設予備電源回路は、
前記増設電源入力端子からの前記商用交流電源電圧を所定の直流電源電圧に変換し所定の充電抵抗を介して前記増設バッテリーを充電する充電回路と、
前記増設電源入力端子からの前記商用交流電源電圧を規定の直流電源電圧に変換して各回路部に動作電源を供給する動作電源回路と、
前記動作電源回路の出力電圧を監視して前記商用交流電源の停電を検出する停電検出回路と、
前記移設バッテリー端子に接続された前記本体バッテリーの電圧低下を検出する電圧低下監視回路と、
前記停電検出回路と電圧低下監視回路の両方の検出出力が得られた時に、前記予備電源出力端子に対する前記移設バッテリー端子に接続された前記本体バッテリーからの電源供給ラインを切り離して前記増設バッテリーからの電源供給ラインに切り替える切替回路と、
を備えたことを特徴とする火災受信機の増設ユニット。 - 請求項1記載の火災受信機の増設ユニットに於いて、
前記電圧低下監視回路は、通常時は前記予備電源回路からの直流電源電圧で動作し、前記商用交流電源の停電検出時は前記移設バッテリー端子に接続された前記本体バッテリーからの直流電源電圧で動作し、
前記切替回路は、通常時は前記動作電源回路からの直流電圧で動作し、前記商用交流電源の停電検出時は前記増設バッテリーからの直流電源電圧で動作し、
前記電圧低下監視回路の検出出力をフォトカプラを介して前記切替回路へ入力したことを特徴とする火災受信機の増設ユニット。
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