JP3349602B2 - 伝送線路状態検出装置 - Google Patents

伝送線路状態検出装置

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JP3349602B2
JP3349602B2 JP29725494A JP29725494A JP3349602B2 JP 3349602 B2 JP3349602 B2 JP 3349602B2 JP 29725494 A JP29725494 A JP 29725494A JP 29725494 A JP29725494 A JP 29725494A JP 3349602 B2 JP3349602 B2 JP 3349602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送線路状態検出装
置、特に伝送線路の短絡状態に加えて、伝送を正常に行
えないような、短絡状態に近い異常状態やこれら短絡状
態及び異常状態からの復旧状態も検出できる伝送線路状
態検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備の火災感知器が接続
された電源線兼信号線としての伝送線路の一対の導体間
に短絡が発生した時に、短絡個所を切り離す回路は、例
えば実開平5−2294号公報により周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の切り離し回路では、伝送線路の短絡状態しか
検出できず、伝送を正常に行えないような、短絡状態に
近い異常状態、例えば火災受信機の最大負荷電流が例え
ば150mAの場合に火災受信機に大きな負担をかける
程の電流例えば140mAを流すような値の負荷が切り
離し回路の出力側の導体間に接続された状態は検出不能
であるという課題があった。
【0004】そこで、この発明は、このような課題を解
決するためになされたもので、伝送線路の短絡状態に加
えて異常状態も検出して伝送線路を切り離すと共にこの
ような短絡状態と異常状態を区別して受信機に通知でき
る伝送線路状態検出装置を得ることを目的としている。
また、この発明は、上述した短絡状態及び異常状態が無
い復旧状態を検出して切り離されていた伝送線路を再接
続することにより伝送を再開すると共に復旧状態を受信
機に通知できる伝送線路状態検出装置を得ることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたこ
の発明に係る伝送線路状態検出装置は、電源線兼信号線
である伝送線路の正導体に主電流路が直列に挿入され、
通常閉じている電子的スイッチと、このスイッチと並列
に接続され且つ高抵抗値を有する抵抗と、前記スイッチ
の出力側で前記伝送線路の正導体と負導体の間に接続さ
れ、前記伝送線路の伝送電圧を監視する監視装置と、こ
の監視装置、前記スイッチの制御電流路及び前記正導体
に接続され、前記伝送電圧が第1の所定時間以上、短絡
状態に近い異常状態を示す異常レベル以下になる時に、
前記スイッチを開かせると共に前記異常状態を示す異常
信号を受信機へ前記伝送線路を通じて伝送させる第1の
検出手段、及び前記伝送電圧が第2の所定時間以上、前
記短絡状態を示し且つ前記異常レベルよりも低い短絡レ
ベル以下になる時に、前記スイッチを開かせると共に前
記短絡状態を示す短絡信号を前記受信機へ前記伝送線路
を通じて伝送させる第2の検出手段を有する検出装置と
を備えている。
【0006】請求項2に記載されたこの発明に係る伝送
線路状態検出装置の検出装置は、前記伝送電圧が第3の
所定時間以上、前記異常レベル及び前記短絡レベルより
も高い復旧レベル以上になる時に、前記スイッチを閉じ
させると共に前記異常状態及び前記短絡状態が無い復旧
状態を示す復旧信号を前記受信機へ前記伝送線路を通じ
て伝送させる第3の検出手段を更に有している。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、伝送電圧が第1、第2の
所定時間以上、それぞれ短絡状態に近い異常状態を示す
異常レベル、短絡状態を示し且つ前記異常レベルよりも
低い短絡レベル以下になる時に、伝送線路に挿入された
スイッチが開かれてその入出力側を高抵抗で接続するこ
とにより出力側の電流を微小電流にすると共に、前記異
常状態を示す異常信号、前記短絡状態を示す短絡信号が
受信機へ伝送される。
【0008】請求項2の発明では、切り離された伝送線
路の伝送電圧が第3の所定時間以上、前記異常レベル及
び前記短絡レベルよりも高い復旧レベル以上になる時
に、開かれていたスイッチが再び閉じられて伝送線路を
復旧させると共に、前記異常状態及び前記短絡状態が無
い復旧状態を示す復旧信号が受信機へ伝送される。
【0009】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示した一実施例
について詳しく説明する。図1はこの発明に係る伝送線
路状態検出装置の一実施例を一部ブロック図で示す回路
図である。図において、電源線兼信号線である伝送線路
は正導体1P及びアースされた負導体1Nから成り、そ
の左端側が受信機例えば火災受信機(図示しない)や端
末機器例えば火災感知器(図示しない)に接続され且つ
その右端側が端末機器で代表される負荷例えば火災感知
器や発信機(図示しない)に接続されている。正導体1
Pには、通常閉じている電子的スイッチ例えばFET2
の主電流路が直列に挿入され、この主電流路と並列に、
高抵抗値の抵抗3が接続されている。
【0010】スイッチ2の出力側には、伝送線路の伝送
電圧を常時監視する監視装置MMが設けられている。こ
の監視装置MMは、正導体1Pと負導体1Nの間に接続
されて伝送電圧を分圧する複数個例えば2個の分圧抵抗
4及び5と、これら分圧抵抗4と5の接続点に接続され
て分圧された伝送電圧をアナログ/デジタル変換するA
D変換器6とを含む。
【0011】検出装置DMは、AD変換器6に接続され
て後述する第1〜第3の検出手段を有し且つスイッチ2
を開かせる開信号及びスイッチ2を閉じさせる閉信号、
並びに後で詳しく説明する異常信号、短絡信号及び復旧
信号を発生するマイクロプロセッサCPU7と、このC
PU7の開/閉信号出力端子OCOに例えばベースが接
続され、エミッタがアースされ、且つコレクタがスイッ
チ2の制御電流路に接続された制御素子であるトランジ
スタ8と、このトランジスタ8のコレクタと、スイッチ
2の入力側の正導体1Pとの間に接続された表示灯例え
ば発光ダイオード9と、スイッチ2の入力側の正導体P
とCPU7の信号出力端子SBO及び信号入力端子SB
Iとの間に接続され、上述した異常信号、短絡信号及び
復旧信号を受信機へ送信し、また受信機から所要の信号
例えばアドレス信号、呼び掛け信号などを受信する送受
信回路10とを含む。
【0012】図2ないし図8は伝送線路の伝送電圧の諸
例を示す波形図であり、図2は伝送電圧が正常な場合、
そして図3は伝送電圧が正常と、短絡状態に近い異常状
態を示す異常レベル例えば24Vとにまたがるが、それ
でも正常とみなされる場合である。
【0013】図4は伝送電圧が第1の所定時間t1例え
ば50ミリ秒異常レベル以下になる、つまり完全に異常
レベルと短絡状態を示す短絡レベル例えば10Vとの間
にある異常な場合、図5は伝送電圧が異常レベルと、短
絡レベルとにまたがるが、それでも異常とみなされる場
合、そして図6は伝送電圧が異常レベルと、復旧状態を
示す復旧レベル例えば27Vとにまたがるが、それでも
異常とみなされる場合である。
【0014】図7は伝送電圧が第2の所定時間t2例え
ば25ミリ秒完全に短絡レベル以下になる短絡の場合で
ある。
【0015】図8は、伝送電圧が第3の所定時間t3例
えば3秒上述した異常レベル及び短絡レベル以上になる
復旧の場合である。
【0016】次に、伝送線路状態検出装置の動作を、図
2〜図8の波形図も参照しながら、図9〜図12に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、図9のス
テップS1において、伝送線路の分圧抵抗4及び5で分
圧された伝送電圧をAD変換器6でAD変換したデータ
をCPU7に読み込む。次に、ステップS2において、
通常閉じているはずのスイッチ2が既に開いているかど
うかを判断し、もし開ならばステップS3においてCP
U7に設けられたROM(図示しない)に予め記憶させ
てあるスイッチ開時の短絡レベルをCPU7に設けられ
たRAM(図示しない)にセットするが、逆に閉ならば
ステップS4においてROMに予め記憶させてあるスイ
ッチ閉時の短絡レベルをRAMにセットする。
【0017】ステップS5において、上述したAD変換
データが図7の点Aで示すように上述した短絡レベル以
下となって短絡であることが分かると、プログラムはス
テップS6に進んで、この短絡が初めてかどうか判断さ
れ、初めてでないならもう一度ステップS1に戻るが、
初めてならサブルーチンSHRTSETに進む。
【0018】このサブルーチンSHRTSET(図1
0)では、ステップS7においてCPU7に設けられた
短絡検出用タイマ(図示しない)をスタートさせ、上述
した第2の所定時間t2=25ミリ秒を経過したことが
ステップS8で分かれば、“短絡”が検出され、ステッ
プS9にてCPU7はその出力端子OCOからHレベル
の開信号をトランジスタ8のベースに供給することによ
りこのトランジスタ8は導通してスイッチ2を開き、も
ってその入出力側を高抵抗3で接続し、出力側に微小電
流例えば1mA程度を流す。また、ステップS10にお
いて、トランジスタ8の導通で発光ダイオード9を点灯
させる。更に、ステップS11において、短絡の検出を
示す短絡フラグをRAMにセットし、異常の検出を示す
異常フラグをリセットする。ステップS12で送受信回
路10はCPU7からの短絡信号を受信機に送出する。
【0019】ステップS8で短絡検出用タイマがタイム
アップしない場合は、ステップS13で再度、AD変換
データを読み込み、ステップS14で短絡継続中と分か
ればもう一度ステップS8に戻るが、短絡継続中でない
ならステップS15で短絡検出用タイマをリセットして
もう一度ステップS1に戻る。
【0020】次に、ステップS5において短絡ではない
と分かれば、ステップS16において、スイッチ2が開
いているかどうかを今一度判断し、もし開ならばステッ
プS17において、上述した短絡レベルよりも高く且つ
ROMに予め記憶させてあるスイッチ開時の異常レベル
をRAMにセットするが、逆に閉ならばステップS18
においてROMに予め記憶させてあるスイッチ閉時の異
常レベルをRAMにセットする。
【0021】ステップS19において、上述したAD変
換データが図4の点Aで示すように上述した異常レベル
以下となって異常であることが分かると、プログラムは
ステップS20に進んで、この異常が初めてかどうか判
断され、初めてでないならもう一度ステップS1に戻る
が、初めてならサブルーチンABNMLSETに進む。
【0022】このサブルーチンABNMLSET(図1
1)では、ステップS21においてCPU7に設けられ
た異常検出用タイマ(図示しない)をスタートさせ、上
述した第1の所定時間t1=50ミリ秒を経過したこと
がステップS22で分かれば、“異常”が検出され、ス
テップS23にてCPU7はその出力端子OCOからH
レベルの開信号をトランジスタ8のベースに供給するこ
とによりこのトランジスタ8は導通してスイッチ2を開
き、もってその入出力側を高抵抗3で接続し、出力側に
微小電流を流す。また、ステップS24において、トラ
ンジスタ8の導通で発光ダイオード9を点灯させる。更
に、ステップS25において、異常の検出を示す異常フ
ラグをセットし、短絡フラグをリセットする。ステップ
S26で送受信回路10はCPU7からの異常信号を受
信機に送出する。
【0023】ステップS22で異常検出用タイマがタイ
ムアップしない場合は、ステップS27で再度、AD変
換データを読み込み、ステップS28で異常継続中と分
かればもう一度ステップS22に戻るが、異常継続中で
ないならステップS29で異常検出用タイマをリセット
してもう一度ステップS1に戻る。この場合の例は図5
に示されており、点Aで伝送電圧すなわちAD変換デー
タが異常レベル以下になって異常検出用タイマをスター
トさせ、点Bで伝送電圧が短絡レベル以下になって短絡
検出用タイマをスタートさせる。点Cで伝送電圧が異常
すなわち短絡回復となるので、短絡検出用タイマは第2
の所定時間t2に至らず即ちタイムアウトすることなく
リセットするが、異常検出用タイマは第1の所定時間t
1を経過した後でもまだ異常レベル以下であるので、
“異常”が確定し、プログラムは上述したステップS2
3に進む。
【0024】最後に、ステップS19において異常では
ないと分かれば、ステップS30に進み、こゝで上述し
た短絡レベル及び異常レベルよりも高く且つROMに予
め記憶させてある復旧レベルをRAMにセットし、上述
したAD変換データが図8の点Aで示すように上述した
復旧レベル以上になって復旧であることが分かると、プ
ログラムはサブルーチンFKKYSETに進むが、そう
でなければもう一度ステップS1に戻る。
【0025】このサブルーチンFKKYSET(図1
2)では、ステップS31においてCPU7に設けられ
た復旧検出用タイマ(図示しない)をスタートさせ、上
述した第3の所定時間t3=3秒を経過したことがステ
ップS32で分かれば、“復旧”が検出され、ステップ
S33にてCPU7はその出力端子OCOからLレベル
の閉信号をトランジスタ8のベースに供給することによ
りこのトランジスタ8は不導通になり、ステップS33
で発光ダイオード9を消灯させると共にステップS34
でスイッチ2を閉じる。更に、ステップS35におい
て、復旧が検出される前にいずれかがセットされていた
短絡フラグ及び異常フラグの両方をリセットし、ステッ
プS36で送受信回路10はCPU7からの復旧信号を
受信機に送出する。
【0026】ステップS32で復旧検出用タイマがタイ
ムアップしない場合は、ステップS37で再度、AD変
換データを読み込み、ステップS38で復旧継続中と分
かればもう一度ステップS32に戻るが、復旧継続中で
ないならステップS39で復旧検出用タイマをリセット
してもう一度ステップS1に戻る。
【0027】なお、図3の例では、点AでAD変換デー
タが異常レベル以下になって異常検出用タイマをスター
トさせるが、点BでAD変換データは異常レベルを超え
る異常回復となるので、異常検出用タイマは第1の所定
時間t1を経過することなくリセットする。従って、
“異常”は確定とならず、伝送線路の状態は正常である
とみなされる。
【0028】また、図6の例では、点AでAD変換デー
タが復旧レベルを超えて復旧検出用タイマをスタートさ
せるが、点BでAD変換データは異常レベル以下となる
ので、復旧検出タイマは第3の所定時間t3を経過する
ことなくリセットする。従って、“復旧”は確定となら
ず、伝送線路の状態は短絡フラグがセットされていれば
短絡とみなし、異常フラグがセットされていれば異常と
みなされる。
【0029】図13はこの発明の他の実施例を一部ブロ
ック図で示す回路図である。図1の実施例とは、監視装
置の構成及びCPUの機能が違い、他は全く同じであ
る。
【0030】監視装置MMAは、分圧抵抗4s及び5
s、4a及び5a、4f及び5fと、分圧抵抗4s及び
5sの接続点に−入力端子が接続され且つ上述した短絡
レベルに相当する基準電圧源Vsが+入力端子に接続さ
れた短絡検出用コンパレータ11s、同様に対応する分
圧抵抗に接続されると共に異常レベル、復旧レベルに相
当するそれぞれ基準電圧源Va,Vfに接続された異常
検出用、復旧検出用のコンパレータ11a,11fと、
ステップS7での短絡検出用タイマに相当するタイマ1
2s、ステップS21での異常検出用タイマに相当する
タイマ12a、ステップS31での復旧検出用タイマに
相当するタイマ12fとを含む。
【0031】監視装置MMA中の異常検出用コンパレー
タ11aは、分圧された伝送電圧が異常状態を示す異常
レベルに相当する基準電圧以下になる時に出力を出す。
同様に、短絡検出用コンパレータ11sは、伝送電圧が
短絡状態を示す短絡レベルに相当する基準電圧以下にな
る時に出力を出す。異常検出用タイマ12aは、異常検
出用コンパレータ11aの出力が第1の所定時間以上継
続する時に出力を出す。同様に短絡検出用タイマ12s
は、短絡検出用コンパレータ11sの出力が第2の所定
時間以上継続する時に出力を出す。CPU7Aは、異常
検出用タイマ12a及び短絡検出用タイマ12sの出力
に基づいてスイッチ2を開かせる開信号、並びに異常状
態を示す異常信号及び短絡状態を示す短絡信号を発生す
る。
【0032】監視装置MMA中の復旧検出用コンパレー
タ11fは、伝送電圧が異常レベル及び短絡レベルより
も高い復旧レベルに相当する基準電圧以上になる時に出
力を出す。復旧検出用タイマ12fは、復旧検出用コン
パレータ11fの出力が第3の所定時間以上継続する時
に出力を出す。そしてCPU7Aは、復旧検出用タイマ
12fの出力に基づいてスイッチ2を閉じさせる閉信
号、並びに異常状態及び短絡状態が無い復旧状態を示す
復旧信号を発生する。これら以外の動作は図1について
説明した通りである。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1の伝送
線絡状態検出装置は、電源線兼信号線である伝送線路の
正導体に主電流路が直列に挿入され、通常閉じている電
子的スイッチと、このスイッチと並列に接続され且つ高
抵抗値を有する抵抗と、前記スイッチの出力側で前記伝
送線路の正導体と負導体の間に接続され、前記伝送線路
の伝送電圧を監視する監視装置と、この監視装置、前記
スイッチの制御電流路及び前記正導体に接続され、前記
伝送電圧が第1の所定時間以上、短絡状態に近い異常状
態を示す異常レベル以下になる時に、前記スイッチを開
かせると共に前記異常状態を示す異常信号を受信機へ前
記伝送線路を通じて伝送させる第1の検出手段、及び前
記伝送電圧が第2の所定時間以上、前記短絡状態を示し
且つ前記異常レベルよりも低い短絡レベル以下になる時
に、前記スイッチを開かせると共に前記短絡状態を示す
短絡信号を前記受信機へ前記伝送線路を通じて伝送させ
る第2の検出手段を有する検出装置とを備えているの
で、伝送線路の短絡状態に加えて短絡状態に近い異常状
態も検出して伝送線路を切り離し、且つそれぞれの状態
を示す短絡信号、異常信号を受信機に伝送すると云う効
果を奏する。
【0034】また、請求項2の伝送線路状態検出装置
は、前記伝送電圧が第3の所定時間以上、前記異常レベ
ル及び前記短絡レベルよりも高い復旧レベル以上になる
時に、前記スイッチを閉じさせると共に前記異常状態及
び前記短絡状態が無い復旧状態を示す復旧信号を前記受
信機へ前記伝送線路を通じて伝送させる第3の検出手段
を更に有しているので、伝送線路が復旧した場合には切
り離されていた伝送線路を再接続して伝送を再開すると
共に復旧状態を示す復旧信号を受信機に伝送すると云う
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を一部ブロック図で示す回
路図である。
【図2】伝送電圧が正常である場合の波形図である。
【図3】伝送電圧が正常と異常にまたがる場合の波形図
である。
【図4】伝送電圧が異常である場合の波形図である。
【図5】伝送電圧が異常と短絡にまたがる場合の波形図
である。
【図6】伝送電圧が復旧と異常にまたがる場合の波形図
である。
【図7】伝送電圧が短絡である場合の波形図である。
【図8】伝送電圧が復旧である場合の波形図である。
【図9】一実施例の動作説明用フローチャートである。
【図10】SHRTSETサブルーチンのフローチャー
トである。
【図11】ABNMLSETサブルーチンのフローチャ
ートである。
【図12】FKKYSETサブルーチンのフローチャー
トである。
【図13】この発明の他の実施例を一部ブロック図で示
す回路図である。
【符号の説明】
1P 伝送線路の正導体 1N 伝送線路の負導体 2 スイッチ 3 高抵抗 MM,MMA 監視装置 4,4s,4a,4f,5,5s,5a,5f 分圧
抵抗 6 AD変換器 DM 検出装置 7,7A CPU 8 トランジスタ 9 発光ダイオード 10 送受信回路 11s,11a,11f コンパレータ 12s,12a,12f タイマ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源線兼信号線である伝送線路の正導体
    に主電流路が直列に挿入され、通常閉じている電子的ス
    イッチと、 このスイッチと並列に接続され且つ高抵抗値を有する抵
    抗と、 前記スイッチの出力側で前記伝送線路の正導体と負導体
    の間に接続され、前記伝送線路の伝送電圧を監視する監
    視装置と、 この監視装置、前記スイッチの制御電流路及び前記正導
    体に接続され、前記伝送電圧が第1の所定時間以上、短
    絡状態に近い異常状態を示す異常レベル以下になる時
    に、前記スイッチを開かせると共に前記異常状態を示す
    異常信号を受信機へ前記伝送線路を通じて伝送させる第
    1の検出手段、及び前記伝送電圧が第2の所定時間以
    上、前記短絡状態を示し且つ前記異常レベルよりも低い
    短絡レベル以下になる時に、前記スイッチを開かせると
    共に前記短絡状態を示す短絡信号を前記受信機へ前記伝
    送線路を通じて伝送させる第2の検出手段を有する検出
    装置と、 を備えたことを特徴とする伝送線路状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出装置は、前記伝送電圧が第3の
    所定時間以上、前記異常レベル及び前記短絡レベルより
    も高い復旧レベル以上になる時に、前記スイッチを閉じ
    させると共に前記異常状態及び前記短絡状態が無い復旧
    状態を示す復旧信号を前記受信機へ前記伝送線路を通じ
    て伝送させる第3の検出手段を更に有することを特徴と
    する請求項1の伝送線路状態検出装置。
  3. 【請求項3】 前記監視装置は、前記正導体と前記負導
    体の間に接続されて前記伝送電圧を分圧する複数個の抵
    抗と、これら抵抗の接続点に接続されて前記伝送電圧を
    アナログ/デジタル変換するAD変換器とを含むことを
    特徴とする請求項1又は2の伝送線路状態検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出装置は、前記スイッチを開かせ
    る開信号及び前記スイッチを閉じさせる閉信号、並びに
    前記異常信号、前記短絡信号及び前記復旧信号を発生す
    るCPUと、前記開信号が供給されることにより前記ス
    イッチを開かせると共に前記スイッチが開いたことを示
    す表示灯を点灯させ、また前記閉信号が供給されること
    により前記スイッチを閉じさせると共に前記表示灯を消
    灯させる制御素子と、前記異常信号、前記短絡信号及び
    前記復旧信号を前記受信機へ送信すると共に前記受信機
    から所要の信号を受信する送受信回路とを含むことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかの伝送線路状態検
    出装置。
  5. 【請求項5】 電源線兼信号線である伝送線路の正導体
    に主電流路が直列に挿入され、通常閉じている電子的ス
    イッチと、 このスイッチと並列に接続され且つ高抵抗値を有する抵
    抗と、 前記スイッチの出力側で前記伝送線路の正導体と負導体
    の間に接続され、前記伝送線路の伝送電圧を監視する監
    視装置であって、前記伝送電圧が短絡状態に近い異常状
    態を示す異常レベルに相当する基準電圧以下になる時に
    出力を出す異常検出用コンパレータ、及び前記伝送電圧
    が前記短絡状態を示す短絡レベルに相当する基準電圧以
    下になる時に出力を出す短絡検出用コンパレータと、前
    記異常検出用コンパレータの出力が第1の所定時間以上
    継続する時に出力を出す異常検出用タイマ、及び前記短
    絡検出用コンパレータの出力が第2の所定時間以上継続
    する時に出力を出す短絡検出用タイマとを含む前記監視
    装置と、 前記異常検出用タイマ及び前記短絡検出用タイマの出力
    に基づいて前記スイッチを開かせる開信号、並びに前記
    異常状態を示す異常信号及び前記短絡状態を示す短絡信
    号を発生するCPUを含む検出装置と、 を備えたことを特徴とする伝送線路状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記監視装置は、前記伝送電圧が前記異
    常レベル及び前記短絡レベルよりも高い復旧レベルに相
    当する基準電圧以上になる時に出力を出す復旧検出用コ
    ンパレータ、並びに前記復旧検出用コンパレータの出力
    が第3の所定時間以上継続する時に出力を出す復旧検出
    用タイマを含み、そして前記CPUは、前記復旧検出用
    タイマの出力に基づいて前記スイッチを閉じさせる閉信
    号、並びに前記異常状態及び前記短絡状態が無い復旧状
    態を示す復旧信号を発生することを特徴とする請求項5
    の伝送線路状態検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出装置は、前記開信号が供給され
    ることにより前記スイッチを開かせると共に前記スイッ
    チが開いたことを示す表示灯を点灯させ、また前記閉信
    号が供給されることにより前記スイッチを閉じさせると
    共に前記表示灯を消灯させる制御素子と、前記異常信
    号、前記短絡信号及び前記復旧信号を受信機へ前記伝送
    線路を通じて送信すると共に前記受信機から所要の信号
    を受信する送受信回路とを含むことを特徴とする請求項
    5又は6の伝送線路状態検出装置。
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