JP2563660B2 - ホームセキュリティシステム - Google Patents

ホームセキュリティシステム

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JP2563660B2 JP2212886A JP21288690A JP2563660B2 JP 2563660 B2 JP2563660 B2 JP 2563660B2 JP 2212886 A JP2212886 A JP 2212886A JP 21288690 A JP21288690 A JP 21288690A JP 2563660 B2 JP2563660 B2 JP 2563660B2
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哲也 菱川
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種センサの情報を受信し、警報を発するホ
ームセキュリティ装置を用いたホームセキュリティシス
テムに関する。
従来の技術 近年、火災センサやガスもれセンサや防犯センサ等が
接続され、家庭内の異常をいち早く周囲に知らせる機能
を有するホームセキュリティ装置が広く普及し始めてい
る。また、特に2世帯住宅の増加により、一住戸で2台
のホームセキュリティ装置を設置する場合が多くなりつ
つある。
しかしながら、この場合の多くは、それぞれのホーム
セキュリティ装置は、価格面及びシステムの規模などに
より、自治省令の受信機に係る技術上の規格を定める省
令の中のセンサ回線が一回線のみのものを使用するた
め、互いのセンサの監視区域を共用することができず、
別系統のシステムとなり、それぞれ外部スピーカを設置
し、警報を伝達していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の2世帯住宅におけるホーム
セキュリティ装置においては、一住戸でありながら全く
別のシステムとなり、価格が高価になることはもちろん
のこと、万一、一方のホームセキュリティ装置が異常を
検知した場合でも、他方のホームセキュリティ装置が遊
んでしまい、せっかくの装置が十分に活かされていない
使い方になっているという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであ
り、一方のホームセキュリティ装置が異常を検知した場
合、他方のホームセキュリティ装置が外部スピーカとな
ることができる優れたホームセキュリティシステムを提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、2台のホームセ
キュリティ装置間にデータバスラインと外部スピーカ配
線とを設け、コマンドによって、第2のホームセキュリ
ティ装置の本体スピーカを第1のホームセキュリティ装
置の外部スピーカとなるように切換えるものである。
作用 したがって本発明によれば、2台のホームセキュリテ
ィ装置を効率的に設置することによって安価なシステム
を形成でき、2世帯住宅等に於いても異常を容易に確認
できるという効果を有する。
実施例 添付の図面は本発明のホームセキュリティシステムに
おける一実施例の構成を示すものである。添付の図面に
おいて、1a,1b,は各々1台のホームセキュリティ装置、
2a,2bはそれぞれの本体スピーカ、3a,3bは切換回路の接
点、4a,4bは音響出力回路、5a,5bは切換回路の制御部、
6a,6bは表示回路、7a,7bはセンサ入力検出部、8a,8bは
各種のセンサ、9a,9bは主制御部、10a,10bは外部スピー
カ入力端子、11a,11bは外部スピーカ出力端子12a,12bは
データバスインターフェース、13はデータバスライン、
14は外部スピーカ配線である。
以上のように構成された本実施例のホームセキュリテ
ィシステムについて以下その動作を説明する。
まず、ホームセキュリティ装置1aのセンサ8aが異常を
検知すると、センサ入力検出部7aが上記異常発生を検出
して、主制御部9aに伝達する。主制御部9aはセンサ8aの
動作を確認すると、ただちに表示回路6aを動作させて異
常発生の表示をさせると共に、音響出力回路4aにおいて
作られた音響信号を本体スピーカ2aに出力する。このと
き、主制御部9aは上記音響信号を本体スピーカ2aのみな
らず、外部スピーカ出力端子11aにも出力する。さら
に、このとき主制御部9aはホームセキュリティ装置1bの
本体スピーカ2bをホームセキュリティ装置1aの外部スピ
ーカとして用いたい旨のコマンドをデータバスインター
フェース12aに出力する。このコマンドは、データバス
ライン13、データバスインターフェース12bを介してホ
ームセキュリティ装置1bの主制御部9bに伝送される。コ
マンドを受けた主制御部12bは、切換回路の制御部5bを
動作させて切換回路の接点3bを外部スピーカ入力端子10
b側へ切換え、本体スピーカ2bを外部スピーカ配線14を
介してホームセキュリティ装置1aの外部スピーカとして
使用させる。
なお、ホームセキュリティ装置1bが、ホームセキュリ
ティ装置1aの外部スピーカ2aを自己の外部スピーカとし
て使用する場合においても、上記の動作と同様の動作が
行なわれる。
また、ホームセキュリティ装置1a,1bは、自己のセン
サ8a,8bが異常を検知した場合、自己の外部スピーカ2a,
2bを自己の警報発生のために使用する本体優先機能を有
している。この本体優先機能は、主制御部9a,9bの動作
により、容易に実現することができる。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、家庭内の異
常を検出するセンサと、音響出力回路の出力信号と外部
入力端子の入力信号のいずれか一方に切り替えてスピー
カに出力する切替手段と、他の装置のスピーカを用いた
い旨のコマンドを送受するデータバスインターフェース
と、上記センサからの信号を入力した場合には、音響出
力回路へ鳴動信号を出力するとともに、上記切替手段を
上記音響出力回路側に切り替え、上記データバスインタ
ーフェースを介して他の装置から上記コマンドを入力し
た場合には、所定の優先順位に従い上記切替手段を上記
外部入力端子側へ切り替える主制御部とを備える、2台
のホームセキュリティ装置を電気的に接続して使用する
という構成にしたので、一方のホームセキュリティ装置
が異常を検知した場合、他方のホームセキュリティ装置
が外部スピーカとなり、2世帯住宅における安全度が向
上するという効果を有する。
特に本発明は、主制御部の所定の優先順位に従い、切
替手段を外部入力端子側または音響出力回路側に切り替
えているので、各家庭の個別事情に柔軟に対応すること
ができる。また、本発明は、鳴動信号ばかりではなく、
データバスインターフェースを介して他の装置からコマ
ンドを入力しているので、自家庭の発報か、他装置から
のものかを容易に判別することができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるホームセキュリティ
システムの概略ブロック図である。 1a,1b……ホームセキュリティ装置、2a,2b……本体スピ
ーカ、3a,3b……切換回路の接点、4a,4b……音響出力回
路、5a,5b……切換回路の制御部、6a,6b……表示回路、
7a,7b……センサ入力検出部、8a,8b……各種センサ、9
a,9b……主制御部、10a,10b……外部スピーカ入力端
子、11a,11b……外部スピーカ出力端子、12a,12b……デ
ータバスインターフェース、13……データバスライン、
14……外部スピーカ配線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家庭内の異常を検出するセンサと、 音響出力回路の出力信号と外部入力端子の入力信号のい
    ずれか一方に切り替えてスピーカに出力する切替手段
    と、 他の装置のスピーカを用いたい旨のコマンドを送受する
    データバスインターフェースと、 上記センサからの信号を入力した場合には、音響出力回
    路へ鳴動信号を出力するとともに、上記切替手段を上記
    音響出力回路側に切り替え、上記データバスインターフ
    ェースを介して他の装置から上記コマンドを入力した場
    合には、所定の優先順位に従い上記切替手段を上記外部
    入力端子側へ切り替える主制御部とを備える、2台のホ
    ームセキュリティ装置を電気的に接続して使用すること
    を特徴とするホームセキュリティシステム。
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