JP6389064B2 - 防災設備 - Google Patents
防災設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6389064B2 JP6389064B2 JP2014117383A JP2014117383A JP6389064B2 JP 6389064 B2 JP6389064 B2 JP 6389064B2 JP 2014117383 A JP2014117383 A JP 2014117383A JP 2014117383 A JP2014117383 A JP 2014117383A JP 6389064 B2 JP6389064 B2 JP 6389064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- signal
- transmission
- broadcast
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fire Alarms (AREA)
Description
本願の第1発明は、防災設備に於いて、
火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
火災受信機で所定の非火災確認操作を行った場合に、非常放送装置に非火災確認信号を送信して非火災放送を行わせ、
一方、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機を復旧させることを特徴とする。
本願の第2発明は、防災設備に於いて、
火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
火災受信機で所定の非火災確認操作を行った場合に、非常放送装置に非火災確認信号を送信して非火災放送を行わせ、
一方、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機による火災警報音を停止させ、非火災確認信号を送信した後に非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧(火災感知器及び発信機の復旧、主音響停止及び地区音響停止の解除)させることを特徴とする。
(火災警報音の停止と非常放送中灯の点灯)
火災受信機は、非常放送装置から非火災確認信号を受信して火災警報音を停止した場合に、非常放送装置が非火災放送中にあることを示す非火災放送中灯を点灯する。
火災受信機と非常放送装置とを複数の移報回線で接続し、
火災受信機から非常放送装置に、発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号をそれぞれ対応する移報回線により送信し、
非常放送装置から火災受信機に、非火災確認信号(第1発明)若しくは非火災確認信号と復旧確認信号(第2発明)を対応する移報回線により送信する。
火災受信機と第1伝送アダプタを複数の移報回線で接続すると共に、非常放送装置と第2伝送アダプタとの間を複数の移報回線で接続し、更に、第1伝送アダプタと第2伝送アダプタとの間を伝送路で接続し、
火災受信機から第1伝送アダプタに、発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号をそれぞれ対応する移報回線により送信し、第1伝送アダプタは受信した発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号を所定形式の伝送信号に変換して第2伝送アダプタに送信し、第2伝送アダプタは受信した伝送信号を発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号に変換して非常放送装置に送信し、
非常放送装置から第2伝送アダプタに、非火災確認信号(第1発明)若しくは非火災確認信号と復旧確認信号(第2発明)を対応する移報回線により送信し、第2伝送アダプタは受信した非火災確認信号若しくは非火災確認信号と復旧確認信号を所定形式の伝送信号に変換して第1伝送アダプタに送信し、第1伝送アダプタは受信した伝送信号を非火災確認信号若しくは非火災確認信号と復旧確認信号に変換して火災受信機に送信する。
火災受信機と非常放送装置の間を伝送路で接続し、
火災受信機は、発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号を所定形式の伝送信号に変換して伝送路により非常放送装置に送信し、
非常放送装置は、非火災確認信号(第1発明)若しくは非火災確認信号と復旧確認信号(第2発明)を所定形式の伝送信号に変換して火災受信機に送信する。
本願の第3発明は、防災設備に於いて、
火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機を復旧させることを特徴とする。
本願の第4発明は、防災設備に於いて、
火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機による火災警報音を停止させ、非火災確認信号を送信した後に非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧させることを特徴とする。
本願の第1発明は、火災受信機を備えた火災報知設備と非常放送装置を備えた非常放送設備とで構成した防災設備に於いて、火災受信機で所定の非火災確認操作を行った場合に、非常放送装置に非火災確認信号を送信して非火災放送を行わせ、一方、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機を復旧させるようにしたため、火災受信機の火災検出に連動した非常放送装置の感知器放送に対し、係員が非火災を現場確認した場合、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作すると、これに連動して火災受信機が復旧し、また火災受信機の非火災確認スイッチを操作すると、これに連動して非常放送装置により非火災放送が行われ、火災受信機と非常放送装置の何れか一方の操作で非火災の現場確認に基づく他方の連動動作が自動的に行われ、このような相互連動によって、火災警報および感知器発報放送に対し非火災を現場確認した場合の対処を迅速且つ適切に行って誤報等による混乱を抑制可能とする。
本発明の別の形態にあっては、火災受信機を備えた火災報知設備と非常放送装置を備えた非常放送設備とで構成した防災設備に於いて、火災受信機で所定の非火災確認操作を行った場合に、非常放送装置に非火災確認信号を送信して非火災放送を行わせる点は第1発明と同じであるが、第2発明に固有な構成として、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機による火災警報音(主音響と地区音響)を停止させ、非火災確認信号を送信した後に非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧(火災感知器及び発信機の復旧と主音響停止及び地区音響停止の解除を含む復旧)させるようにしたため、このような相互連動によって、火災警報および感知器発報放送に対し非火災を現場確認した場合の対処を迅速且つ適切に行って誤報等による混乱を抑制可能とし、非常放送装置からの非火災確認信号に対し火災受信機は火災警報音を自動的に停止することで、不要な混乱を抑止すると共に、非火災放送との重複を回避して火災発生階及び直上階であっても放送内容が明瞭に聞こえることを可能とし、更に、非常放送装置の鎮火確認で行う復旧スイッチの操作による復旧確認信号により火災受信機の復旧を行うことで、火災受信機での個別的な復旧操作を不要として、操作性を向上可能とする。
第2発明の火災受信機は、非常放送装置から非火災確認信号を受信して火災警報音を停止した場合に、非常放送装置が非火災放送中にあることを示す非火災放送中灯を点灯するようにしたため、非常放送装置の非火災放送の連動した火災受信機の火災警報音の停止に伴い非常放送中灯が点灯して非常放送装置の放送状態を火災受信機で知ることを可能とし、相互連動による状況を適確に把握して適切な対処を可能とする。
火災受信機と非常放送装置とを複数の移報回線で接続し、火災受信機から非常放送装置に、発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号をそれぞれ対応する移報回線により送信し、非常放送装置から火災受信機に、非火災確認信号(第1発明)若しくは非火災確認信号と復旧確認信号(第2発明)を対応する移報回線により送信するようにしたため、信号単位の移報回線による相互接続により、配線数は増加するが、信号伝送の信頼性と耐久性を向上可能とする。
火災受信機と第1伝送アダプタを複数の移報回線で接続すると共に、非常放送装置と第2伝送アダプタとの間を複数の移報回線で接続し、更に、第1伝送アダプタと第2伝送アダプタとの間を伝送路で接続して、火災受信機と非常放送装置の間で連動に必要な各種の信号を送受信するようにしたため、火災受信機とこれに内蔵又は近接配置する第1アダプタの間、及び非常放送装置とこれに内蔵又は近接配置する第2伝送アダプタの間は多数の移報回線による接続とするが、その配線距離は短いことから配線スペースや配線引き回しが簡単となり、火災受信機と非常放送装置の間は、実質的に伝送路を構成する例えば一本のLANケーブルで接続したこととなり、配線スペースを低減し、配線作業を簡単にすることを可能とする。
また、火災受信機と非常放送装置の間を伝送路で接続し、火災受信機は、発報区域識別信号、火災確認信号及び非火災確認信号を所定形式の伝送信号に変換して伝送路により非常放送装置に送信し、非常放送装置は、非火災確認信号(第1発明)若しくは非火災確認信号と復旧確認信号(第2発明)を所定形式の伝送信号に変換して火災受信機に送信するようにしたため、災受信機と非常放送装置の間は、実質的に伝送路を構成する例えば一本のLANケーブルで接続したこととなり、配線スペースを低減し、配線作業を簡単にすることを可能とする。
本願の第3発明は、防災設備に於いて、火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機を復旧させるようにしたため、非常放送装置の非火災確認スイッチの操作による非火災確認信号により火災受信機の復旧を行うことで、火災受信機での個別的な復旧操作を不要として、操作性を向上可能とする。
本願の第4発明は、防災設備に於いて、火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災受信機による火災警報音を停止させ、非火災確認信号を送信した後に非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧させるようにしたため、非常放送装置からの非火災確認信号に対し火災受信機は火災警報音を自動的に停止することで、不要な混乱を抑止すると共に、非火災放送との重複を回避して火災発生階及び直上階であっても放送内容が明瞭に聞こえることを可能とし、更に、非常放送装置の鎮火確認で行う復旧スイッチの操作による復旧確認信号により火災受信機の復旧を行うことで、火災受信機での個別的な復旧操作を不要として、操作性を向上可能とする。
図1は火災報知設備と非常放送設備を移報回線により接続した防災設備の概要を示した説明図である。
(火災報知設備の概要)
図1に示すように、火災報知設備10の火災受信機14からは警戒区域毎に感知器回線L1〜Lnを引き出し、コモン線Cとの間に、感知器回線L1に代表して示すように、火災感知器16を接続している。
図1に示すように、非常放送設備12の非常放送装置20には、外部機器として例えば一般業務放送に使用する卓上マイク装置22、バックグランドミュージック(BGM)、チャイム等の一般業務放送の音源となる音声ファイル、ラジオチューナ、CDプレーヤ等を含む音源装置24、緊急地震速報装置26などを必要に応じて接続している。
図2は図1について火災受信機と非常放送装置の第1発明による機能構成を示したブロック図、図3は図2の火災受信機に設けた階別移報部の回路構成を示した回路ブロック図である。
図2に示すように、火災受信機14は受信制御部30を備え、受信制御部30は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
図2に示すように、非常放送装置20は制御部50を備え、制御部50は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
図4は、図2について火災を現場確認した場合の火災受信機と非常放送装置の連携動作を示したタイムチャートである。
図5は、図2について非火災の現場確認により火災受信機で非火災確認操作をした場合の制御動作を示したタイムチャートである。
図6は、図2について非火災の現場確認により非常放送装置で非火災放送操作をした場合の制御動作を示したタイムチャートである。
図7は図1について火災受信機と非常放送装置の第2発明による機能構成を示したブロック図である。
図7に示すように、火災受信機14は、受信制御部30、発報受信部32、表示部34、非火災確認スイッチ35を備えた操作部36、警報部38、階別移報部40、火災確認移報部42、鳴動停止受信部44、非火災確認移報部46及び非火災確認受信部48を備え、この点は図2の実施形態と同じになる。これに加え本実施形態にあっては、受信制御部30に対し復旧確認受信部114を新たに設け、また、表示部34に非火災放送中灯116を新たに設けている。
図8は、図7について非火災の現場確認により非常放送装置で復旧操作をした場合の第2発明に固有な相互連動の制御動作を示したタイムチャートである。
このように非火災の現場確認で非常放送装置の非常放送スイッチを操作した場合に、火災受信機に非火災確認信号を送信して火災警報音を停止する連動制御を行うことで、非火災を確認した場合に火災受信機で主音響や地区音響の停止操作を行うことなく自動的に火災警報音が停止して不要な混乱を抑制し、また、火災警報音に妨げられることなく非火災放送を明瞭に聞き取ることを可能とする。
[伝送アダプタにより伝送化した防災設備の概要]
図9は火災報知設備と非常放送設備を伝送アダプタと伝送路により接続した防災設備の概要を示した説明図である。
図9に示すように、火災報知設備10は火災受信機14を備え、火災受信機14から警戒区域毎に感知器回線L1〜Lnを引き出し、コモン線Cとの間に、感知器回線L1に代表して示すように、火災感知器16を接続している。また、感知器回線L1とコモン線Cの間には必要に応じて発信機18を接続しており、発信機18には更に火災受信機14から応答信号線Aを接続している。また発信機18は電話ジャックを設けていることから、火災受信機14から電話線Tを接続している。
図9に示すように、非常放送設備12は非常放送装置20を備え、外部機器として例えば卓上マイク装置22、音源装置24、緊急地震速報装置26などを必要に応じて接続している。また、非常放送装置12からはスピーカ回線SLを引き出しており、各回線に複数のスピーカ28を接続している。
図9に示すように、本実施形態にあっては、火災受信機14と非常放送装置20との間を、第1伝送アダプタ74、伝送路78及び第2伝送アダプタ76を間に設けて接続することで、実質的に1本の伝送路78で接続している。
(火災受信機側の機能構成)
図10は火災報知設備側の火災受信機と第1伝送アダプタの機能構成を示したブロック図である。
図10に示すように、第1伝送アダプタ74は、伝送制御部80を備え、伝送制御部80は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
図11は非常放送設備側の第2伝送アダプタと非常放送装置の機能構成を示したブロック図である。
図11に示すように、第2伝送アダプタ76は、伝送制御部94を備え、伝送制御部94は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。伝送制御部94に対しては、伝送部96、階別移報部98、火災確認移報部100、鳴動停止受信部102、非火災確認移報部104及び非火災確認受信部106を設けている。
図10及び図11に示したように、火災受信機14と第1伝送アダプタ74の間および非常放送装置20と第2伝送アダプタ76の間は複数の移報回線により接続し、第1伝送アダプタ74と第2伝送アダプタ76の間は伝送路78で接続することにより、非火災を現場確認した場合の火災受信機の非火災確認操作又は非常放送装置の非火災放送操作に伴う相互連動による図2の実施形態と同じメリットに加え、火災受信機14と非常放送装置20の間で相互に連動して非常放送制御を行うことにより、火災受信機14と非常放送装置20の間で送受信する多数の回線信号を、回線信号数に応じた数の信号配線によらず、第1伝送アダプタ74と第2伝送アダプタ76とを接続する1本の伝送路78、例えば耐熱カテゴリー5Eのケーブル1本で伝送することを可能とし、火災受信機14と非常放送装置20との間の配線収納スペースを低減し、配線の引き回しも簡単にすることを可能とする。
(火災受信機側の機能構成)
図12は、図9の火災報知受信機と第1伝送アダプタの第2発明による機能構成を示したブロック図である。
図13は、図9の第2伝送アダプタと非常放送装置の第2発明による機能構成を示したブロック図である。
このように第1伝送アダプタ74の間および非常放送装置20と第2伝送アダプタ76の間を複数の移報回線により接続し、第1伝送アダプタ74と第2伝送アダプタ76の間は伝送路78で接続することにより、非火災を現場確認した場合の火災受信機の非火災確認操作又は非常放送装置の非火災放送操作に伴う相互連動による図7の実施形態と同じメリットに加え、火災受信機14と非常放送装置20の間で相互に連動して非常放送制御を行うことにより、火災受信機14と非常放送装置20の間で送受信する多数の連動信号を、信号数に応じた数の信号配線によらず、第1伝送アダプタと第2伝送アダプタとを接続する伝送路1本、例えば耐熱カテゴリー5Eのケーブル1本で伝送することを可能とし、火災受信機と非常放送装置との間の配線収納スペースを低減し、配線の引き回しも簡単にすることを可能とする。
(防災設備の概要)
図14は火災報知設備と非常放送設備を伝送路により接続した防災設備の概要を示した説明図である。
図15は、図14の火災報知受信機と非常放送装置の機能構成を示したブロック図である。
このように火災受信機14と非常放送装置20に伝送部120,122を一体に設けることで、非火災を現場確認した場合の火災受信機の非火災確認操作又は非常放送装置の非火災放送操作に伴う相互連動による図2の第1発明の実施形態又は図7の第2発明の実施形態と同じメリットに加え、1本のLANケーブル等を用いた伝送路78により火災受信機14と非常放送装置20との間の接続を更に簡単にすることができる。
本願の第3発明に対応した実施形態としては、図2〜図6、図10及び図15の第1発明に対応した実施形態について、火災受信機14に設けた操作部36の非火災確認スイッチ35を操作して非火災確認信号を非常放送装置20に送信して非火災放送を行わせる機能を除いた構成とすれば良い。
本願の第4発明に対応した実施形態としては、図7、図8、図12、図13及び図15の第2発明に対応した実施形態について、火災受信機14に設けた操作部36の非火災確認スイッチ35を操作して非火災確認信号を非常放送装置20に送信して非火災放送を行わせる機能を除いた構成とすれば良い。
(伝送方式)
上記の伝送路を用いた実施形態は、イーサネット(登録商標)とTCP/IPの組合せにより8芯の信号線を含むLANケーブルを伝送路としてパラレル伝送する場合を例にとっているが、一対の上り回線と一対の下り回線からなる4芯2組の信号線を含むLANケーブルを伝送路としてシリアル伝送とする様にしても良い。また伝送制御は、必要に応じて適宜のプロトコルを適用することを可能とする。
上記の伝送路を用いた実施形態は、LANケーブル等の伝送路で接続した有線伝送としているが、無線伝送としても良い。この無線伝送としては、例えば400MHz帯の特定小電力無線、5GHz帯や2.4GHz帯を使用した特定小電力無線、920MHz帯を使用した特定小電力無線、或いはイーサネット(登録商標)による無線ネットワークをベースにしたIEEE802.11に準拠したWiFi等の無線LANとすれば良い。
上記の実施形態は、回線単位に火災を検知して警報するP型受信機を例にとるものであったが、火災感知器や発信機等にアドレスを設定して感知器単位及び発信機単位に火災を検知して警報するR型受信機についても同様に適用できる。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:非常放送設備
14:火災受信機
16:火災感知器
18:発信機
20:非常放送装置
22:卓上マイク装置
24:音源装置
26:緊急地震速報装置
28:スピーカ
30:受信制御部
32:発報受信部
35:非火災確認スイッチ
40,98:階別移報部
42,100:火災確認移報部
44,102:鳴動停止受信部
46,60,92,104:非火災確認移報部
48,58,90,106:非火災確認受信部
50:制御部
52,84:階別受信部
54,86:火災確認受信部
56:マイクスイッチ
66:放送音源部
68:マイク
70:放送入力選択部
72:放送出力選択部
74:第1伝送アダプタ
76:第2伝送アダプタ
78:伝送路
88:鳴動停止移報部
108,112:復旧確認移報部
110,114:復旧確認受信部
116:非火災放送中灯
Claims (6)
- 火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、前記発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を前記非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
前記非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、前記火災受信機に非火災確認信号を送信して前記火災受信機による火災警報音を停止させ、前記非火災確認信号を送信した後に前記非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、前記火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧させることを特徴とする防災設備。
- 火災報知設備に設けた火災受信機で、火災を検知して発報した火災感知器からの発報信号を受信して火災警報を出力した場合に火災発報区域を示す発報区域識別信号を非常放送設備に設けた非常放送装置に送信して感知器発報放送を行わせ、前記発報信号を受信した後に火災確認を検出した場合に火災確認信号を前記非常放送装置に送信して火災放送を行わせ、
前記火災受信機で所定の非火災確認操作を行った場合に、前記非常放送装置に非火災確認信号を送信して非火災放送を行わせ、
一方、前記非常放送装置の非火災放送スイッチを操作して非火災放送を行った場合に、前記火災受信機に非火災確認信号を送信して前記火災受信機による火災警報音を停止させ、前記非火災確認信号を送信した後に前記非常放送装置の復旧スイッチを操作して復旧させた場合に、前記火災受信機に復旧確認信号を送信して復旧させることを特徴とする防災設備。
- 請求項2記載の防災設備に於いて、前記火災受信機は、前記非常放送装置から非火災確認信号を受信して火災警報音を停止した場合に、前記非常放送装置が非火災放送中にあることを示す非火災放送中灯を点灯することを特徴とする防災設備。
- 請求項1又は2記載の防災設備に於いて、
前記火災受信機と前記非常放送装置とを複数の移報回線で接続し、
前記火災受信機から前記非常放送装置に、前記発報区域識別信号、前記火災確認信号及び前記非火災確認信号をそれぞれ対応する移報回線により送信し、
前記非常放送装置から前記火災受信機に、前記非火災確認信号及び前記復旧確認信号を対応する移報回線により送信する、ことを特徴とする防災設備。
- 請求項1又は2記載の防災設備に於いて、
前記火災受信機と第1伝送アダプタを複数の移報回線で接続すると共に、前記非常放送装置と第2伝送アダプタとの間を複数の移報回線で接続し、更に、前記第1伝送アダプタと前記第2伝送アダプタとの間を伝送路で接続し、
前記火災受信機から前記第1伝送アダプタに、前記発報区域識別信号、前記火災確認信号及び前記非火災確認信号をそれぞれ対応する移報回線により送信し、前記第1伝送アダプタは受信した前記発報区域識別信号、前記火災確認信号及び前記非火災確認信号を所定形式の伝送信号に変換して前記第2伝送アダプタに送信し、前記第2伝送アダプタは受信した伝送信号を前記発報区域識別信号、前記火災確認信号及び前記非火災確認信号に変換して前記非常放送装置に送信し、
前記非常放送装置から前記第2伝送アダプタに、前記非火災確認信号及び前記復旧確認信号を対応する移報回線により送信し、前記第2伝送アダプタは受信した前記非火災確認信号及び前記復旧確認信号を所定形式の伝送信号に変換して前記第1伝送アダプタに送信し、前記第1伝送アダプタは受信した伝送信号を前記非火災確認信号及び前記復旧確認信号に変換して前記火災受信機に送信する、ことを特徴とする防災設備。
- 請求項1又は2記載の防災設備に於いて、
前記火災受信機と前記非常放送装置の間を伝送路で接続し、
前記火災受信機は、前記発報区域識別信号、前記火災確認信号及び前記非火災確認信号を所定形式の伝送信号に変換して前記伝送路により前記非常放送装置に送信し、
前記非常放送装置は、前記非火災確認信号及び前記復旧確認信号を所定形式の伝送信号に変換して前記火災受信機に送信する、ことを特徴とする防災設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014117383A JP6389064B2 (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 防災設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014117383A JP6389064B2 (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 防災設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015230654A JP2015230654A (ja) | 2015-12-21 |
JP6389064B2 true JP6389064B2 (ja) | 2018-09-12 |
Family
ID=54887380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014117383A Active JP6389064B2 (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 防災設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6389064B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000207653A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-28 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災報知システム |
JP2001052268A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-02-23 | Nohmi Bosai Ltd | 防災システム装置 |
JP6080289B2 (ja) * | 2012-09-12 | 2017-02-15 | ホーチキ株式会社 | 非常放送設備 |
-
2014
- 2014-06-06 JP JP2014117383A patent/JP6389064B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015230654A (ja) | 2015-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6080289B2 (ja) | 非常放送設備 | |
JP5249161B2 (ja) | 警報器および警報システム | |
JP6389065B2 (ja) | 非常放送設備 | |
JP6227487B2 (ja) | 防災設備 | |
JP6389064B2 (ja) | 防災設備 | |
JP2021009529A (ja) | 放送用設備 | |
JP6609686B2 (ja) | 防災設備 | |
JP7285476B2 (ja) | 情報端末、インターホン玄関子機およびインターホンシステム | |
JP2015230653A (ja) | 防災設備 | |
JP3916754B2 (ja) | 自動火災報知システム | |
JP6208626B2 (ja) | 防災設備 | |
JP6706981B2 (ja) | 地域防災情報システム | |
JP2007034368A (ja) | 共同住宅用火災報知システム | |
JP2000242869A (ja) | 発報試験機能を備えた火災報知システム | |
JP3236723B2 (ja) | 防災監視装置 | |
JP6580365B2 (ja) | 防災システム | |
JP6628978B2 (ja) | 防災システム | |
JPH11161870A (ja) | 集合住宅警報監視統合システム | |
JP5443635B2 (ja) | 警報システム | |
JP7477282B2 (ja) | 警報システム | |
JP6344710B2 (ja) | 火災受信機及びこれを備えた自動火災報知設備 | |
JP2857967B2 (ja) | 火災報知システム | |
JP7104560B2 (ja) | 防災システム及び非常用放送装置 | |
JP2004310629A (ja) | 防災監視システム | |
JP6378975B2 (ja) | 集合住宅火災報知システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180725 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6389064 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |