JP5906511B1 - 飲食用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を含有する食品であって、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性の高い飲食用組成物を提供することにある。【解決手段】本発明によれば、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を用いた飲食用組成物は、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性が高い。【選択図】なし

Description

本発明は、大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いた飲食用組成物に関する。
大麦は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本である。大麦は、穂形により、二条大麦と六条大麦などに大別される。二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条大麦は2列に、六条大麦は6列に実がついている。六条大麦は、2〜3世紀に朝鮮を経て日本に渡来したとされ、雑穀として利用されるほか、麦茶の原料にも利用されている。一方、二条大麦は日本には欧米から明治時代に導入されたとされ、主に醸造用に用いられている。
大麦の茎及び/又は葉(以下「茎葉」ともいう)は、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維、アミノ酸、葉緑素、SOD酵素などに富む健康食品の素材として知られ、青汁、ゼリー、クッキー、ジンジャードリンク、ヨーグルト、サプリメントなどの飲食用組成物に用いられている。青汁用の飲食用組成物は、植物の緑葉を含む、粉砕末や搾汁粉末などの様々な加工物とした製品であり、簡易に野菜不足を補えるもの等として利用されている。
しかしながら、消費者の間には、植物の緑葉を用いた飲食用組成物について、該緑葉に由来する青臭さ、えぐ味があるといったマイナスイメージが少なからず存在し、大麦の茎葉を用いた飲食用組成物についても同様であった。大麦の茎葉を用いた飲食用組成物について、このようなイメージを払拭するために、大麦の茎葉に由来する緑色を鮮やかにして見た目を美しくし、また、えぐ味や苦味、青臭さなどを低下させ、風味を向上させることが求められている。しかしながら、飲食品に用いられる大麦の茎葉は、色を鮮やかにしようとすると、甘さが低下したり、えぐ味が増したりしやすい傾向があるとの説もあり、このため、従来の大麦の茎葉を用いた飲食用組成物は、見た目の美しさと、風味の良好さとを両立させるという点で十分なものではなかった。特に、前記の各種成分を大麦の茎葉に組み合わせた飲食用組成物においては、大麦の茎葉に由来する味や臭いの成分と前記各種成分に由来する味や臭いの成分とが混在することにより、このような混合物の味や臭いを良好なものに調整することが困難であった。そのため、風味が良好で嗜好性が高い飲食用組成物を得るための更なる改良が求められている。
これらの課題を解決するため、本出願人は、青汁などの飲食品において、大麦の茎葉と各種の成分を組み合わせる技術、例えば特定の六条大麦の茎葉と水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌とを組み合わせた例(特許文献1)を提案した。
特許文献1によると、前記課題を解決しうる大麦の品種は非常に限られていた。しかしながら、大麦の普及品種は収量、病虫害抵抗性の基準等に基づき変遷するため、種子の入手困難性やそれに基づく大麦の茎葉の安定供給の困難性等の問題が生じることから、前記課題を解決しうるような更なる大麦品種の探索が求められていた。一方、大麦には3万種以上の膨大な数の品種が知られており(非特許文献1)、前記課題を解決しうる新たな大麦品種の探索は容易ではない。
特開2015−109831号公報
アメリカ農務省 ホームページ (大麦「Hordeum vulgare」の検索結果)<http://sun.ars−grin.gov/cgi−bin/npgs/swish/accboth?si=0&query=Hordeum+vulgare&b>
本発明の課題は、大麦の茎葉、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を含有する食品であって、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性の高い飲食用組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題について鋭意研究したところ、驚くべきことに、3万種以上ある大麦の品種の中でも、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いた飲食用組成物は、前記従来の飲食用組成物と比較して、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、風味が良好で嗜好性が高いことを見出し、本発明を完成させた。
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]大麦の葉及び/又は茎の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を含有する飲食用組成物であって、
前記大麦が、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくからなる群から選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、
前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、飲食用組成物。
[2]前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、[1]に記載の飲食用組成物。
[3]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、[1]又は[2]のいずれかに記載の飲食用組成物。
[4]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、[1]又は[2]のいずれかに記載の飲食用組成物。
本発明によれば、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を用いた飲食用組成物は、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性が高い。
図1は、サンプルA〜O及びサンプル1〜4の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図2は、サンプルA〜O及びサンプル1〜4の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「コク」、「味の濃さ」、「口当たりの良さ」、「のどごし」、及び「後味」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図3は、サンプル1,5〜10の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図4は、サンプル1,5〜10の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「コク」、「味の濃さ」、「口当たりの良さ」、「のどごし」、及び「後味」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図5は、サンプル2、11〜16の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図6は、サンプル2、11〜16の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「コク」、「味の濃さ」、「口当たりの良さ」、「のどごし」、及び「後味」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図7は、サンプル3、17〜22の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図8は、サンプル3、17〜22の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「コク」、「味の濃さ」、「口当たりの良さ」、「のどごし」、及び「後味」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図9は、サンプル4、23〜28の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。 図10は、サンプル4、23〜28の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「コク」、「味の濃さ」、「口当たりの良さ」、「のどごし」、及び「後味」についての実施例における官能評価の結果を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
[1.大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末]
大麦の品種としては実に3万種以上の品種があることが知られているところ、本発明においては、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種(以下、「特定品種」ともいう)の大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いる。
特定品種の大麦は、例えば精麦用として、具体的には、麦味噌、麦茶、焼酎、ビールなどの原料として一般的に用いられているものである。本発明においては、これらの品種のうち1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。大麦の茎葉の乾燥粉末は、大麦の葉、茎又はその両方であり、葉及び茎はそれぞれその一部又は全部であってもよい。
特定品種の大麦の茎葉は、成熟期前、すなわち分けつ開始期から出穂開始前期に収穫されることが好ましい。大麦の茎葉は、収穫後、直ちに処理されることが好ましい。処理までに時間を要する場合、大麦の茎葉の変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵される。
本発明で用いる特定品種の大麦の茎葉として、該茎葉から得られる各種の加工物、すなわち、特定品種の大麦の加工物を用いることができる。そのような加工物としては、例えば、茎葉の乾燥粉末、茎葉の粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、茎葉の細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、茎葉の搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、茎葉のエキス及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。
大麦の茎葉を粉砕物及びその乾燥粉末化するには従来公知の方法を用いることができる。そのような方法としては、大麦の茎葉に対して、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせた方法を用いることができる。乾燥処理及び粉砕処理はいずれを先に行ってもよいが、乾燥処理を先に行うことが好ましい。乾燥粉末化は、この方法に、さらに必要に応じブランチング処理、殺菌処理などの処理から選ばれる1種又は2種以上の処理を組み合わせてもよい。また、粉砕処理を行う回数は1回でも、2回以上の処理を組合せてもよいが、粗粉砕処理を行った後に、より細かく粉砕する微粉砕処理を組合せることが好ましい。
ブランチング処理とは、茎葉の緑色を鮮やかに保つための処理であり、ブランチング処理の方法としては、熱水処理や蒸煮処理などが挙げられる。
熱水処理としては、例えば、80〜100℃、好ましくは90〜100℃の熱水又は水蒸気中で、大麦の茎葉を60〜180秒間、好ましくは90〜120秒間処理する方法などが挙げられる。また、熱水処理に際して、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩や炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素塩を用いることが好ましく、炭酸水素の塩を熱水に溶解することにより、大麦の茎葉の緑色をより鮮やかにすることができる。
蒸煮処理としては、常圧又は加圧下において、大麦の茎葉を水蒸気により蒸煮する処理と冷却する処理とを繰り返す間歇的蒸煮処理が好ましい。間歇的蒸煮処理において、水蒸気により蒸煮する処理は、例えば、20〜40秒間、好ましくは30秒間行われる。蒸煮処理後の冷却処理は、直ちに行われることが好ましく、その方法は特に限定されないが、冷水への浸漬、冷蔵、冷風による冷却、温風による気化冷却、温風と冷風とを組み合わせた気化冷却などが用いられる。このうち温風と冷風とを組み合わせた気化冷却が好ましい。このような冷却処理は、大麦の茎葉の品温が、好ましくは60℃以下、より好ましくは50℃以下、さらに好ましくは40℃以下となるように行われる。また、ビタミン、ミネラル、葉緑素などの栄養成分に富んだ大麦の茎葉の粉末を製造するためには、間歇的蒸煮処理を2〜5回繰り返すことが好ましい。
殺菌処理は当業者に通常知られている処理であれば特に限定されないが、例えば、温度、圧力、電磁波、薬剤などを用いて物理的又は化学的に微生物を殺滅させる処理であるということができる。乾燥処理及び粉砕処理に追加してブランチング処理を行う場合、ブランチング処理は乾燥処理の前に行われることが好ましい。また乾燥処理及び粉砕処理に追加して殺菌処理を行う場合、殺菌処理は、乾燥処理の後か、粉砕処理の前又は後に行われることが好ましい。
乾燥処理は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉の水分含量が10%以下、好ましくは5%以下となるように乾燥する処理が挙げられる。乾燥処理は、例えば、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの当業者に公知の任意の方法により行われ得る。加熱による乾燥は、例えば、40℃〜140℃、好ましくは80℃〜130℃にて加温により茎葉が変色しない温度及び時間で行われ得る。
粉砕処理は特に限定されないが、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などの粉砕用の機器や器具などを用いて、当業者が通常使用する任意の方法により植物体を粉砕する処理が挙げられる。粉砕された大麦の茎葉は、必要に応じて篩にかけられ、例えば、30〜250メッシュを通過するものを大麦の茎葉の粉末として用いることが好ましい。粒径が250メッシュ通過のもの以下とすることで、さらなる加工時に大麦の茎葉の粉末が取り扱いやすくなり、粒径が30メッシュ通過以上のものとすることで、大麦の茎葉の粉末と他の素材との均一な混合が容易になる。
具体的な粉砕末の製造方法としては、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで水分含量が10質量%以下、好ましくは5質量%以下となるように乾燥し、その後粉砕する方法が挙げられる(特開2004−000210号公報を参照)。この他にも、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで揉捻し、その後、乾燥し、粉砕する方法(特開2002−065204号公報、特許第3428956号公報を参照);大麦の茎葉を乾燥し、粗粉砕した後、110℃以上で加熱し、さらに微粉砕する方法(特開2003−033151号公報、特許第3277181号公報を参照)などが挙げられる。
大麦の茎葉を細片化する方法は特に限定されないが、例えば、スライス、破砕、細断などの当業者が植物体を細片化する際に通常使用する方法を用いることができる。細片化の一例として、スラリー化してもよい。スラリー化は、大麦の茎葉をミキサー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどにかけ、大麦の茎葉をどろどろした粥状(液体と固体との懸濁液)にすることにより行う。このようにスラリー化することにより、茎葉は、細片の80質量%以上が、好ましくは平均径1mm以下、より好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下、なおさらに好ましくは0.05mm以下となるように細片化され、流動性を有するようになる。細片化物は凍結乾燥や熱風乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(細片化末)とすることもできる。
大麦の茎葉の搾汁液を得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物を圧搾する方法、大麦の茎葉の細片化物を遠心やろ過する方法などを挙げることができる。具体的な搾汁液の製造方法の例としては、ミキサー、ジューサーなどの機械的破砕手段によって搾汁し、必要に応じて、篩別、濾過などの手段によって粗固形分を除去することにより搾汁液を得る方法が挙げられる。より具体的には、特開平08−245408号公報、特開平09−047252号公報、特開平5−7471号公報、特開平4−341153号公報などに記載の方法が挙げられ、これらの公知の方法を当業者が適宜選択して実施できる。搾汁液は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(搾汁末)とすることもできる。
大麦の茎葉のエキスを得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物に、エタノール、水、含水エタノールなどの当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて撹拌や加温して抽出する方法などを挙げることができる。抽出物は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(エキス末)とすることもできる。
大麦の茎葉の乾燥粉末の特性は特に限定されないが、例えば、その安息角について、20°〜80°が好ましく、30°〜70°がより好ましく、40°〜60°がさらに好ましく、45°〜55°がなおさらに好ましい。なお、安息角の測定方法は、安息角測定器(アズワン、ASK−01)を用いて、サンプル約50gを高度12cmから半径4.3cmのシャーレ中央に落下させ、次いで山型に堆積したサンプルの高さを測定し、次いでシャーレの半径及び堆積したサンプルの高さから下記式にて安息角を算出できる。
安息角=tan−1(b/a)×180÷π(式中、a=シャーレ半径、b=堆積したサンプルの高さを表わす。)
大麦の茎葉の粉砕末の特性は特に限定されないが、例えば、メディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下であり、前記メディアン径が20μm以上であることが好ましい。特定の粒径とアスペクト比との組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
また、大麦の茎葉の粉砕末の別の特性として、例えばメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上であり、前記メディアン径が16μm未満であることが好ましい。特定の粒径とロジン・ラムラー式による分布定数nの組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
ここで、ロジン・ラムラー式による分布定数nは、粒度分布に関するロジン・ラムラー(Rosin−Rammler)式における定数nであり、粒度の均一性を表わす値である。
ロジン・ラムラー式は、下記式(1)で表わされる。
R=100exp(−βDn) (1)
式中、Dは粒径を表し、RはD(粒径)より大きな粒子の全粒子に対する百分率(%)を表わし、βは粒度特性係数を表わし、nは分布定数を表わす。
ここで、β=1/Denとおくと、上記式(1)は
R=100exp{−(D/De)n } (2)
のように書き換えられる。Deは粒度特性係数である。
さらに、上記式(2)を書き換えると下記式(3)が得られる。
log{log(100/R)}=nlogD+C (3)
ただし、C=log(loge)−nlogDeである。
上記式(3)から、x軸にlogD、y軸にlog{log(100/R)}の目盛をつけたロジン・ラムラー(RR)線図にそれらの関係をプロットするとほぼ直線となる。その直線の勾配(分布定数n)は粒度の均一性の度合いを表し、分布定数nの数値が大きいほど、粒子径範囲は狭く、粒子の大きさが揃っていることから、粒度の均一性に優れていると評価できる。
本発明に用いられる特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、水不溶性食物繊維を含み得る。乾燥粉末に含まれる水不溶性食物繊維は、乾燥質量換算で20質量%以上、好ましくは30質量%以上含有することが好ましく、20〜80質量%、好ましくは30〜70質量%、より好ましくは35〜60質量%含有することがより好ましい。
[2.飲食用組成物]
本発明は、大麦の茎葉の乾燥粉末と、水溶性食物繊維と、オリゴ糖と、乳酸菌とを含有する飲食用組成物に関するものである。
本発明の飲食用組成物は、大麦の茎葉(茎及び/又は葉)の乾燥粉末と、水溶性食物繊維と、オリゴ糖と、乳酸菌とを含有する。本発明の飲食用組成物に含有される大麦はマンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種(特定品種)の大麦である。
本発明においては、加工、貯蔵、運搬などの容易性や使用形態の汎用性といった観点から、大麦の茎葉の乾燥粉末、粉砕末、搾汁末、細片化末、エキス末であることが好ましく、特に、茎葉の粉砕末を用いることが、飲食用組成物をより一層色が鮮やかで風味が良好なものとできる点や、食物繊維の豊富なものとできる点などから好ましい。
本発明の飲食用組成物は、特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末と、水溶性食物繊維と、オリゴ糖と、乳酸菌とを用いることによって、呈味、色、香りが改善されたものとなる。具体的には、本発明の飲食用組成物は、特定品種の大麦の茎葉を用いることによって、従来の大麦品種の茎葉を用いた飲食用組成物と比較して、大麦の茎葉に由来して、緑色が鮮やかであり、香りが良いうえに、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ、のどごし、後味の点で優れており、美味しく摂取することができる。
本発明の飲食用組成物に用いられる特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末の含有量は、大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の合計量に対して、5〜90質量%であり、好ましくは10〜80質量%であり、より好ましくは20〜70質量%である。
本発明の飲食用組成物において用いられる水溶性食物繊維は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、難消化性デキストリン、ペクチン、アルギン酸、グアーガム、グアーガム加水分解物、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ポリデキストロース、カラギーナンなどが挙げられ、難消化性デキストリン、ポリデキストロース、ガラクトマンナン、グルコマンナン、グアーガム、グアーガム加水分解物を用いることが好ましい。これらは、1種のみを用いても良いし2種以上を混合しても良い。
難消化性デキストリンは、低カロリーで低脂肪の食品素材であり、整腸作用、血糖上昇抑制、血清コレステロール低下、腸内環境改善、中性脂肪低下などの生理活性効果を有しているとされている。難消化性デキストリンは澱粉から得られる水溶性食物繊維であり、例えば、澱粉に塩酸を添加して加熱処理した後にアミラーゼ処理を行う、若しくは澱粉に塩酸を添加してエクストルーダーを用いて加熱処理を行う、又はこれらの組合せにより得られる組成物から、必要に応じて塩類やグルコースなどを除去して難消化性成分を適宜精製することによって得られる。
本発明の飲食用組成物において、水溶性食物繊維の含有量は、特定品種の大麦の茎葉1質量部に対して0.001質量部以上10質量部以下が好ましく、0.01質量部以上5質量部以下がより好ましい。本発明の飲食用組成物の一実施態様において、例えば、水溶性食物繊維の含有量は、大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の合計量に対して、0.1〜60質量%であり、好ましくは0.5〜50質量%であり、より好ましくは1〜40質量%である。
本発明の飲食用組成物において、オリゴ糖としては従来知られているものを用いることができ、特に限定されない。そのようなオリゴ糖としては、ラクチュロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース及びシクロデキストリンなどが挙げられ、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース及びシクロデキストリンを用いることが好ましい。これらのオリゴ糖は1種のみを用いてもよいし2種以上を混合してもよい。
例えば、イソマルトオリゴ糖とは、鎖状のα−1,4結合のみからなるマルトオリゴ糖と対比して、α−1,2結合、α−1,3結合及びα−1,6結合の分岐オリゴ糖を多く含むオリゴ糖をいう。α−1,2結合を有するオリゴ糖としては、コージビオースなど;α−1,3結合を有するオリゴ糖としては、ニゲロースなど;α−1,6結合を有するオリゴ糖としては、イソマルトース、パノース、イソマルトトリオース、イソマルトテトラオースなどが挙げられる。本発明で使用するイソマルトオリゴ糖は、天然物から精製又は粗精製されたものであってよく、その起源は特に限定されない。イソマルトオリゴ糖は、腸内菌叢改善効果、腸内環境改善効果、便通・便性状改善効果などの整腸作用;脂質代謝改善効果;高血圧症改善効果;低う蝕性などを有するといわれている。
本発明の飲食用組成物においてオリゴ糖を含有する場合、その含有量は、特定品種の大麦の茎葉1質量部に対して0.0001質量部以上10質量部以下が好ましく、0.001質量部以上1質量部以下がより好ましく、0.001質量部以上0.5質量部以下がさらに好ましい。本発明の飲食用組成物の一実施態様において、例えば、オリゴ糖の含有量は、大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の合計量に対して、0.01〜50質量%であり、好ましくは0.05〜40質量%であり、より好ましくは0.1〜30質量%である。
本発明の飲食用組成物において、使用する乳酸菌としては、従来知られているものを用いることができ、特に限定されない。そのような乳酸菌としては、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium lactis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium mongoliense、Lactbacillus brevis、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus buchneri、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus delburvecki、Lactobacillus casei、Lactobacillus crispatus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus halivaticus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus salivarius、Lactobacillus sporogenes、Lactobacillus sakei、Lactobacillus fructivorans、Lactobacillus hilgardii、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus fermentum、Enterococcus faecalis ( Streptococcus faecalis と称されることもある)、Enterococcus faesium(Streptococcus faesiumと称されることもある)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactisと称されることもある)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc oenos、Pediococcus acidilactici、Pediococcus pentosaceus、Staphylococcus carnosus、Staphylococcus xylosus、Tetragenococcus halophilus、Bacillus coagulans、及びBacillus mesentericusなどが挙げられ、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium breve、Bifidobacterium longum、Lactbacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus casei、Lactobacillus plantarum、Lactobacilus paracasei、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus fermentum、Lactobacilus paracasei、Enterococcus faecalis (Streptococcus faecalis)、Enterococcus faesium(Streptococcus faesium)、Streptococcus thermophilus、Lactococcus lactis(Streptococcus lactis)、Bacillus coagulans、Bacillus mesentericusが好ましい。これらの乳酸菌は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。乳酸菌の性質は特に限定されるものではなく、本発明の飲食用組成物の剤形や品質に応じて適宜選択することができ、例えば、耐熱性、耐酸性、耐糖性、耐塩性、有胞子性などが挙げられる。乳酸菌の入手方法は特に限定されず、例えば、ヨーグルトや野菜等の食品から単離された乳酸菌や市販品を用いてもよい。
本発明の飲食用組成物において、乳酸菌の含有量は、本発明の課題の解決を妨げない限り特に限定されないが、特定品種の大麦の茎葉1質量部に対して0.00001質量部以上10質量部以下が好ましく、0.0001質量部以上5質量部以下がより好ましく、0.0005質量部以上1質量部以下がさらに好ましい。大麦の茎葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の合計量に対して、0.01質量%以上40質量%以下であり、好ましくは0.05質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上20質量%以下である。
本発明において、飲食用組成物は、特定品種の大麦の茎葉、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌以外に、その他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類;ゼラチン、コラーゲンペプチド、植物由来タンパク質などのタンパク質;カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類;N−アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類;乳、発酵乳、脱脂粉乳などの乳製品;豆乳、豆乳粉末などの豆乳製品;レモン、リンゴ、明日葉、ケール、甘藷、甘藷茎葉、じゃがいも、ニンジン、カボチャ、ニガウリ、トマト、グリーンピース、モロヘイヤ、スピルリナ、抹茶などの植物又は植物加工品;納豆菌、酪酸菌、麹菌、酵母などの微生物などが挙げられる。さらに必要に応じて通常食品分野で用いられる、デキストリン、ブドウ糖、乳糖、ショ糖、麦芽糖(マルトース)、果糖、エリスリトール、トレハロース、マルチトール、キシリトール、でんぷんなどの糖類;ステビア、アセスルファムカリウム、スクラロース、アスパルテーム、ソーマチン、還元麦芽糖などの甘味料;クエン酸、乳酸、グルコン酸、リンゴ酸などの酸味料;酸化チタンなどの着色料;アラビアガム、キサンタンガムなどの増粘剤;シェラックなどの光沢剤;タルク、二酸化ケイ素、セルロース、ステアリン酸カルシウムなどの製造用剤などを配合することもできる。その他の成分としては、これら以外にも、種々の賦形剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味料などを挙げることができる。その他の成分の含有量は、飲食用組成物の形態などに応じて適宜選択することができる。
本発明の飲食用組成物は、任意の形態とすることができる。本発明の飲食用組成物の形態としては、例えば、飲食などの経口摂取に適した形態、具体的には、粉末状、粒状、顆粒状、錠状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、液状、飴状、ペースト状、クリーム状、ハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル状、カプレット状、タブレット状、ゲル状、ゼリー状、グミ状、ウエハース状、ビスケット状、クッキー状、ケーキ状、チュアブル状、シロップ状、スティック状などの各形態が挙げられる。
本発明の飲食用組成物の具体例としては、清涼飲料などの各種飲料、パン・菓子類、麺類などの各種食品、調理品などを挙げることができる。ここでいう飲料には、青汁や、青汁に果汁や野菜、乳製品などを添加してジュース、シェイク、スムージーにしたもの、清涼飲料、炭酸飲料やそれらのもとなどの形態としたものなどを挙げることができる。ここでいう飲料には、液体状の組成物だけでなく、固形状の組成物であって、飲用時に水などの溶媒と混合して液体状の飲料とするものが含まれる。
本発明の飲食用組成物は、粉末状(粉末、顆粒などの粉の形態)であって、水と混合した混合物を経口摂取する形態であると、腐敗を防ぎ長期保存に適するとともに、この飲食用組成物が水と混合したときに色が鮮やかであることから好ましい。また本発明の飲食用組成物が固体の形態である場合、上述したように、これを水と混合した液状体となし、該液状体を飲用するなどの経口摂取することができるが、摂取する者の好みなどに応じて、固体のまま経口摂取してもよい。水だけでなく、牛乳、豆乳、果汁飲料、乳清飲料、清涼飲料、ヨーグルト、ホットケーキミックスなどに添加して使用してもよい。また、機能性食品、栄養機能表示食品、特定保健用食品として用いても良いことは言うまでもない。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得る限り、本発明は種々の態様をとることができる。
[製造例]
製造例1.大麦茎葉の粉砕末試料
原料として、出穂前に刈り取ったニシノホシの茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、5〜10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、90〜100℃の熱湯で90秒間〜120秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間〜180分間、80℃〜130℃の温風にて乾燥させた。乾燥した茎葉を約1mmの大きさに粉砕処理した。得られた大麦の茎葉を、200メッシュ区分を90%以上が通過するように粉砕処理し、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得た。
ニシノホシの代わりに、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ、はるしずく及びイチバンボシを用いた以外は、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得たのと同様にして、各大麦品種茎葉の粉砕末試料を得た。
[実施例1]特定成分を含有する飲食用組成物
1.組成物の調整
以下の表1〜表4に示す配合を有する組成物を製造した。数値については、特に断りがない限り、質量%を表わす。同表中、大麦としては、大麦茎葉の粉砕末を用いた。水溶性食物繊維としては、難消化性デキストリンを用いた。オリゴ糖としては、イソマルトオリゴ糖を用いた。乳酸菌としては、Enterococcus faecalis(Streptococcus faecalis)を用いた。同表に記載の各成分のうち、大麦茎葉粉末は、製造例1に記載の方法で製造した。水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌は、市販品を用いた。
本試験に使用したサンプルの概要は以下のとおりである。
(ア)大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の4成分全てを含有するもの(サンプルA〜B、1〜28)
(イ)大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の4成分のうち、いずれか3成分を含有するもの(サンプルC〜O)
サンプルの詳細を表1〜4に示す。
2.官能評価(I)
(1)サンプルの調製
上記表1及び2に記載のサンプルA〜O及びサンプル1〜4について、各サンプル3gを、水100mLと混合して各試験サンプルを得た。これらの試験サンプルのうち、サンプルAを標準品とした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例1−1〜1−2の官能評価を実施した。
(2)評価例1−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記の被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについて、標準品と比較して色が鮮やかであるか否か、標準品と比較して香りが良いか否かをアンケートに記入させた。具体的には、標準品と同等であるものを基準(4点)として、非常に良いものを7点、非常に悪いものを1点とした7段階で評価させた。
1点(非常に悪い)←――――4点(標準品と同等)―――――→7点(非常に良い)
各サンプルについて、被験者の点数の平均点を算出し、各項目の平均点と基準点(4点)の差を算出し、その合計点を本評価点として、図1のグラフに示す。図1において、標準品と比較して高評価であった項目はプラスで表記され、低評価であったものはマイナスで表記される。図1に示すように、大麦茎葉の粉砕末、乳酸菌、オリゴ糖、水溶性食物繊維のうち、いずれかを含有していないサンプル(C〜O)はサンプルA及びBと比較して色の鮮やかさ、香りの良さで劣るものであることがわかった。また、大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の4成分を含有するサンプルBはサンプルAと比較して色の鮮やかさで優れているが、香りの良さで劣るものであった。一方、サンプル1〜4は、サンプルA〜Oのいずれのサンプルと比較しても、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。
(3)評価例1−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ、のどごし、後味)
前記5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、コクがある、味が濃い、口当たりが良い、のどごしが良い、後味が良いと感じるか否かについて、サンプルAを基準として、評価例1−1と同様の7段階の評価方法にて比較させ、アンケートに記入させた。各サンプルについての評価の平均点を算出し、各項目の平均点と基準点(4点)の差を算出し、その合計点を本評価の評価点として、図2のグラフに示す。図2において、標準品と比較して高評価であった項目はプラスで表記され、低評価であったものはマイナスで表記される。図2に示すように、大麦茎葉の粉砕末、乳酸菌、オリゴ糖、水溶性食物繊維のうち、いずれかを含有していないサンプルのうち、C〜I,K〜Nは、サンプルAと比較して全ての項目で同等又は劣るものであり、サンプルJは苦味の弱さ、青臭さの項目で優れているものの、その他の項目で劣るものであり、サンプルOは青臭さの項目で優れているものの、その他の項目で同等又は劣るものであることがわかった。また、大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌の4成分を含有するサンプルBはサンプルAと比較して、甘さ、えぐ味、青臭さ、コクの項目で優れていたが、口当たりの良さ、のどごしの項目で劣るものであることがわかった。一方、サンプル1〜4は、サンプルA〜Oのいずれのサンプルと比較しても、全ての項目で優れていた。
以上の結果より、カシマムギ、マンネンボシ、ダイシモチ及びはるしずくのいずれかの大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌の4成分を全て含有する本発明の飲食用組成物は、大麦の茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌のうちいずれか3成分を含有する場合や、大麦の茎葉の粉砕末としてニシノホシやイチバンボシのいずれかを用いた場合と比較して、色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れる組成物であった。すなわち、本発明の飲食用組成物の嗜好性は特定成分の組み合わせのみでなく、大麦の品種にも大きく影響を受けるものであり、特定品種の大麦を使用することにより嗜好性に優れた飲食用組成物が得られることがわかった。
2.官能評価(II)
(1)サンプルの調製
上記表2〜4に記載のサンプル1〜28について、各サンプル3gを、水100mLと混合して各サンプルを得た。これらのサンプルのうち、表2に記載のサンプル1〜4を、標準品とした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例2−1〜2−2の官能評価を実施した。
(2)評価例2−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについて、標準品と比較して色が鮮やかであるか否か、標準品と比較して香りが良いか否かをアンケートに記入させた。具体的には、標準品と同等であるものを基準(4点)として、非常に良いものを7点、非常に悪いものを1点とした7段階で評価させた。
1点(非常に悪い)←――――4点(標準品と同等)―――――→7点(非常に良い)
各サンプルについて、被験者の点数の平均点を算出し、その合計点を色の鮮やかさ及び香りの良さの評価点として、図3、5、7及び9のグラフに示す。図3、5、7及び9に示すように、カシマムギ、マンネンボシ、ダイシモチ及びはるしずくのいずれかの大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌の4成分を全て含有する本発明の飲食用組成物は、各成分の配合比を特定の割合で変化させた場合であっても、基準サンプルと同等の評価結果を示しており、色が鮮やかであり、かつ、香りが良いものであることがわかった。
(3)評価例2−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ、のどごし、後味)
前記5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、コクがある、味が濃い、口当たりが良い、のどごしが良い、後味が良いと感じるか否かについて、サンプルAを基準として、評価例1−1と同様の7段階の評価方法にて比較させ、アンケートに記入させた。各サンプルについての評価の平均点を算出し、合計点を本評価の評価点として、図4、6、8及び10のグラフに示す。図4、6、8及び10に示すように、カシマムギ、マンネンボシ、ダイシモチ及びはるしずくのいずれかの大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌の4成分を全て含有する本発明の飲食用組成物は、各成分の配合比を特定の割合で変化させた場合であっても、基準サンプルと同等の評価結果を示しており、嗜好性に優れたものであることがわかった。
以上の結果より、カシマムギ、マンネンボシ、ダイシモチ及びはるしずくのうち少なくとも1種の大麦茎葉の粉砕末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌の4成分を用いる本発明の飲食用組成物は、各成分配合比を特定の割合で変化させた場合であっても、色が鮮やかであり、香りが良く、嗜好性に優れた飲食用組成物として適したものであることが示された。
本発明によれば、特定品種の大麦若葉の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を含有することにより、嗜好性の高い飲食用組成物を提供できる。

Claims (4)

  1. 大麦の葉及び/又は茎の乾燥粉末、水溶性食物繊維、オリゴ糖及び乳酸菌を含有する飲食用組成物であって、
    前記大麦が、マンネンボシ、ダイシモチ、カシマムギ及びはるしずくからなる群から選ばれる少なくとも1の品種の大麦である、飲食用組成物。
  2. 前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、請求項1に記載の飲食用組成物。
  3. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、請求項1又は2のいずれかに記載の飲食用組成物。
  4. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、請求項1又は2のいずれかに記載の飲食用組成物。
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