JP5887470B1 - 阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、原料そのものによって味や栄養価が改善された大麦の茎葉の乾燥粉末を提供すること、さらにこのような大麦の茎葉の乾燥粉末を含むことから、栄養が豊富で嗜好性の高い青汁などの飲食用組成物を提供することにある。【解決手段】本発明によれば、熊本県阿蘇地域で栽培されたマンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、特定の栄養素の含量が有意に向上するため、栄養が豊富で嗜好性の高い青汁などの飲食用組成物を提供できる。【選択図】なし

Description

本発明は、阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉に関する。
大麦は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本である。大麦は、穂形により、二条大麦と六条大麦などに大別される。二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条大麦は2列に、六条大麦は6列に実がついている。六条大麦は、2〜3世紀に朝鮮を経て日本に渡来したとされ、雑穀として利用されるほか、麦茶の原料にも利用されている。一方、二条大麦は日本には欧米から明治時代に導入されたとされ、主に醸造用に用いられている。
大麦の茎及び/又は葉(以下「茎葉」ともいう)は、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維、アミノ酸、葉緑素、SOD酵素などに富む健康食品の素材として知られ、青汁、ゼリー、クッキー、ジンジャードリンク、ヨーグルト、サプリメントなどの飲食用組成物に用いられている。青汁用の飲食用組成物は、植物の緑葉を含む、粉砕末や搾汁粉末などの様々な加工物とした製品であり、簡易に野菜成分を摂取できるものとして利用されている。
しかしながら、消費者の間には、植物の緑葉を用いた飲食用組成物について、該緑葉に由来する青臭さ、えぐ味があるといったマイナスイメージが少なからず存在し、大麦の茎葉を用いた飲食用組成物についても同様であった。大麦の茎葉を用いた飲食用組成物について、このようなイメージを払拭するために、大麦の茎葉に由来する緑色を鮮やかにして見た目を美しくし、また、えぐ味や苦味、青臭さなどを低下させ、風味を向上させることが求められている。しかしながら、飲食品に用いられる大麦の茎葉は、色を鮮やかにしようとすると、甘さが低下したり、えぐ味が増したりしやすい傾向があるとの説もあり、このため、従来の大麦の茎葉を用いた飲食用組成物は、見た目の美しさと、風味の良好さとを両立させるという点で十分なものではなかった。特に、前記の各種成分を大麦の茎葉に組み合わせた飲食用組成物においては、大麦の茎葉に由来する味や臭いの成分と前記各種成分に由来する味や臭いの成分とが混在することにより、このような混合物の味や臭いを良好なものに調整することが困難であった。そのため、風味が良好で嗜好性が高い飲食用組成物を得るための更なる改良が求められている。
前述のように、青汁の人気上昇を背景に、より栄養価が高く、かつおいしく飲みやすい青汁が消費者に求められているところ、青汁などの飲食用組成物の原料として大麦の茎葉を用いるにあたり、添加物による飲食用組成物の味の改善や栄養価の維持あるいは向上のみでなく、大麦の茎葉そのものの嗜好性や栄養価の向上も求められている。
これらの課題を解決するため、本出願人は、特定の六条大麦の茎葉をこれまで栽培されていなかった熊本県阿蘇地域で栽培することにより、栄養価の高い大麦の茎葉が得られることを提案した(特許文献1)。
特許文献1によると、前記課題を解決しうる大麦の品種は非常に限られていた。しかしながら、大麦の普及品種は収量、病虫害抵抗性等の基準に基づき変遷するため、種子の入手困難性やそれに基づく大麦の茎葉の安定供給の困難性等の問題が生じることから、前記課題を解決しうるような更なる大麦品種の探索が求められていた。一方、大麦には3万種以上の膨大な数の品種が知られており(非特許文献1)、前記課題を解決しうる新たな大麦品種の探索は容易ではなかった。
特開2015−109822号公報
アメリカ農務省 ホームページ (大麦「Hordeum vulgare」の検索結果)<http://sun.ars−grin.gov/cgi−bin/npgs/swish/accboth?si=0&query=Hordeum+vulgare&b>
本発明の課題は、原料そのものによって味や栄養価が改善された大麦の茎葉の乾燥粉末を提供すること、さらにこのような大麦の茎葉の乾燥粉末を含むことから、栄養が豊富で嗜好性の高い青汁などの飲食用組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題について鋭意研究したところ、驚くべきことに、3万種以上ある大麦の品種の中でも、熊本県阿蘇地域で栽培されたマンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、前記従来の大麦の茎葉と比較して、特定の栄養素の含量が有意に向上し、かつ、その栄養素が味に影響していることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末であって、
前記大麦が、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、乾燥粉末。
[2]前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、[1]に記載の乾燥粉末。
[3]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、[1]又は[2]のいずれかに記載の乾燥粉末。
[4]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、[1]又は[2]のいずれかに記載の乾燥粉末。
[5][1]〜[4]のいずれかに記載の大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を含有する飲食用組成物。
[6]熊本県阿蘇地域で大麦の茎及び/又は葉を栽培することを特徴とする、阿蘇カルデラ農法であって、
前記大麦が、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、安息角が20°〜80°の前記大麦の茎葉の乾燥粉末を得るものである、阿蘇カルデラ農法。
[7]前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、[6]に記載の阿蘇カルデラ農法。
[8]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、[6]又は[7]のいずれかに記載の阿蘇カルデラ農法。
[9]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、[6]又は[7]のいずれかに記載の阿蘇カルデラ農法。
[10][6]〜[9]のいずれかに記載の農法によって得られる大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を含有する飲食用組成物。
本発明によれば、熊本県阿蘇地域で栽培されたマンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉は、原料由来の栄養価が高いため、得られる乾燥粉末は、青汁などの飲食用組成物に適するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
[1.大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末]
大麦の品種としては実に3万種以上の品種があることが知られているところ、本発明においては、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずく(以下、「特定品種」ともいう)から選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いる。
特定品種の大麦は、例えば精麦用として、具体的には、麦味噌、麦茶、焼酎、ビールなどの原料として一般的に用いられているものである。本発明においては、これらの品種のうち1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。大麦の茎葉の乾燥粉末は、大麦の葉、茎又はその両方であり、葉及び茎はそれぞれその一部又は全部であってもよい。
特定品種の大麦の茎葉は、熊本県阿蘇地域で栽培された後、成熟期前、すなわち分けつ開始期から出穂開始前期に収穫されることが好ましい。大麦の茎葉は、収穫後、直ちに処理されることが好ましい。処理までに時間を要する場合、大麦の茎葉の変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵される。
本発明で用いる特定品種の大麦の茎葉として、該茎葉から得られる各種の加工物、すなわち、特定品種の大麦の加工物を用いることができる。そのような加工物としては、例えば、茎葉の乾燥粉末、茎葉の粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、茎葉の細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、茎葉の搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、茎葉のエキス及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。
大麦の茎葉を粉砕物及びその乾燥粉末化するには従来公知の方法を用いることができる。そのような方法としては、大麦の茎葉に対して、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせた方法を用いることができる。乾燥処理及び粉砕処理はいずれを先に行ってもよいが、乾燥処理を先に行うことが好ましい。乾燥粉末化は、この方法に、さらに必要に応じブランチング処理、殺菌処理などの処理から選ばれる1種又は2種以上の処理を組み合わせてもよい。また、粉砕処理を行う回数は1回でも、2回以上の処理を組合せてもよいが、粗粉砕処理を行った後に、より細かく粉砕する微粉砕処理を組合せることが好ましい。
ブランチング処理とは、茎葉の緑色を鮮やかに保つための処理であり、ブランチング処理の方法としては、熱水処理や蒸煮処理などが挙げられる。
熱水処理としては、例えば、80〜100℃、好ましくは90〜100℃の熱水又は水蒸気中で、大麦の茎葉を60〜180秒間、好ましくは90〜120秒間処理する方法などが挙げられる。また、熱水処理に際して、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩や炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素塩を用いることが好ましく、炭酸水素の塩を熱水に溶解することにより、大麦の茎葉の緑色をより鮮やかにすることができる。
蒸煮処理としては、常圧又は加圧下において、大麦の茎葉を水蒸気により蒸煮する処理と冷却する処理とを繰り返す間歇的蒸煮処理が好ましい。間歇的蒸煮処理において、水蒸気により蒸煮する処理は、例えば、20〜40秒間、好ましくは30秒間行われる。蒸煮処理後の冷却処理は、直ちに行われることが好ましく、その方法は特に限定されないが、冷水への浸漬、冷蔵、冷風による冷却、温風による気化冷却、温風と冷風とを組み合わせた気化冷却などが用いられる。このうち温風と冷風とを組み合わせた気化冷却が好ましい。このような冷却処理は、大麦の茎葉の品温が、好ましくは60℃以下、より好ましくは50℃以下、さらに好ましくは40℃以下となるように行われる。また、ビタミン、ミネラル、葉緑素などの栄養成分に富んだ大麦の茎葉の粉末を製造するためには、間歇的蒸煮処理を2〜5回繰り返すことが好ましい。
殺菌処理は当業者に通常知られている処理であれば特に限定されないが、例えば、温度、圧力、電磁波、薬剤などを用いて物理的又は化学的に微生物を殺滅させる処理であるということができる。乾燥処理及び粉砕処理に追加してブランチング処理を行う場合、ブランチング処理は乾燥処理の前に行われることが好ましい。また乾燥処理及び粉砕処理に追加して殺菌処理を行う場合、殺菌処理は、乾燥処理の後か、粉砕処理の前又は後に行われることが好ましい。
乾燥処理は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉の水分含量が10%以下、好ましくは5%以下となるように乾燥する処理が挙げられる。乾燥処理は、例えば、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの当業者に公知の任意の方法により行われ得る。加熱による乾燥は、例えば、40℃〜140℃、好ましくは80℃〜130℃にて加温により茎葉が変色しない温度及び時間で行われ得る。
粉砕処理は特に限定されないが、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などの粉砕用の機器や器具などを用いて、当業者が通常使用する任意の方法により植物体を粉砕する処理が挙げられる。粉砕された大麦の茎葉は、必要に応じて篩にかけられ、例えば、30〜250メッシュを通過するものを大麦の茎葉の粉末として用いることが好ましい。粒径が250メッシュ通過のもの以下とすることで、さらなる加工時に大麦の茎葉の粉末が取り扱いやすくなり、粒径が30メッシュ通過以上のものとすることで、大麦の茎葉の粉末と他の素材との均一な混合が容易になる。
具体的な粉砕末の製造方法としては、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで水分含量が10質量%以下、好ましくは5質量%以下となるように乾燥し、その後粉砕する方法が挙げられる(特開2004−000210号公報を参照)。この他にも、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで揉捻し、その後、乾燥し、粉砕する方法(特開2002−065204号公報、特許第3428956号公報を参照);大麦の茎葉を乾燥し、粗粉砕した後、110℃以上で加熱し、さらに微粉砕する方法(特開2003−033151号公報、特許第3277181号公報を参照)などが挙げられる。
大麦の茎葉を細片化する方法は特に限定されないが、例えば、スライス、破砕、細断などの当業者が植物体を細片化する際に通常使用する方法を用いることができる。細片化の一例として、スラリー化してもよい。スラリー化は、大麦の茎葉をミキサー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどにかけ、大麦の茎葉をどろどろした粥状(液体と固体との懸濁液)にすることにより行う。このようにスラリー化することにより、茎葉は、細片の80質量%以上が、好ましくは平均径1mm以下、より好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下、なおさらに好ましくは0.05mm以下となるように細片化され、流動性を有するようになる。細片化物は凍結乾燥や熱風乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(細片化末)とすることもできる。
大麦の茎葉の搾汁液を得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物を圧搾する方法、大麦の茎葉の細片化物を遠心やろ過する方法などを挙げることができる。具体的な搾汁液の製造方法の例としては、ミキサー、ジューサーなどの機械的破砕手段によって搾汁し、必要に応じて、篩別、濾過などの手段によって粗固形分を除去することにより搾汁液を得る方法が挙げられる。より具体的には、特開平08−245408号公報、特開平09−047252号公報、特開平5−7471号公報、特開平4−341153号公報などに記載の方法が挙げられ、これらの公知の方法を当業者が適宜選択して実施できる。搾汁液は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(搾汁末)とすることもできる。
大麦の茎葉のエキスを得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物に、エタノール、水、含水エタノールなどの当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて撹拌や加温して抽出する方法などを挙げることができる。抽出物は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(エキス末)とすることもできる。
大麦の茎葉の乾燥粉末の特性は特に限定されないが、例えば、その安息角について、20°〜80°が好ましく、30°〜70°がより好ましく、40°〜60°がさらに好ましく、45°〜55°がなおさらに好ましい。なお、安息角の測定方法は、安息角測定器(アズワン、ASK−01)を用いて、サンプル約50gを高度12cmから半径4.3cmのシャーレ中央に落下させ、次いで山型に堆積したサンプルの高さを測定し、次いでシャーレの半径及び堆積したサンプルの高さから下記式にて安息角を算出できる。
安息角=tan−1(b/a)×180÷π(式中、a=シャーレ半径、b=堆積したサンプルの高さを表わす。)
大麦の茎葉の粉砕末の特性は特に限定されないが、例えば、メディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下であり、前記メディアン径が20μm以上であることが好ましい。特定の粒径とアスペクト比との組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
また、大麦の茎葉の粉砕末の別の特性として、例えばメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上であり、前記メディアン径が16μm未満であることが好ましい。特定の粒径とロジン・ラムラー式による分布定数nの組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
ここで、ロジン・ラムラー式による分布定数nは、粒度分布に関するロジン・ラムラー(Rosin−Rammler)式における定数nであり、粒度の均一性を表わす値である。
ロジン・ラムラー式は、下記式(1)で表わされる。
R=100exp(−βDn) (1)
式中、Dは粒径を表し、RはD(粒径)より大きな粒子の全粒子に対する百分率(%)を表わし、βは粒度特性係数を表わし、nは分布定数を表わす。
ここで、β=1/Denとおくと、上記式(1)は
R=100exp{−(D/De)n } (2)
のように書き換えられる。Deは粒度特性係数である。
さらに、上記式(2)を書き換えると下記式(3)が得られる。
log{log(100/R)}=nlogD+C (3)
ただし、C=log(loge)−nlogDeである。
上記式(3)から、x軸にlogD、y軸にlog{log(100/R)}の目盛をつけたロジン・ラムラー(RR)線図にそれらの関係をプロットするとほぼ直線となる。その直線の勾配(分布定数n)は粒度の均一性の度合いを表し、分布定数nの数値が大きいほど、粒子径範囲は狭く、粒子の大きさが揃っていることから、粒度の均一性に優れていると評価できる。
本発明に用いられる特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、水不溶性食物繊維を含み得る。乾燥粉末に含まれる水不溶性食物繊維は、乾燥質量換算で20質量%以上、好ましくは30質量%以上含有することが好ましく、20〜80質量%、好ましくは30〜70質量%、より好ましくは35〜60質量%含有することがより好ましい。
[2.熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末]
本発明は、熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の茎葉の乾燥粉末に関する。
本発明の大麦の茎葉の乾燥粉末に使用される品種は、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずく(特定品種)から選ばれる少なくとも1の品種である。
本発明においては、加工、貯蔵、運搬などの容易性や使用形態の汎用性といった観点から、大麦の茎葉の乾燥粉末、粉砕末、搾汁末、細片化末、エキス末であることが好ましく、特に、茎葉の粉砕末を用いることが、本発明の特定品種を用いた飲食用組成物をより一層色が鮮やかで風味が良好なものとできる点や、食物繊維の豊富なものとできる点などから好ましい。
本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の茎葉を使用することに特徴がある。2014年の阿蘇地域(例えば、高森)の気候は、気象庁ホームページの気象統計情報によれば、年平均降水量165mm/月、年平均気温13.0℃、年平均日照時間138時間/月である。
一方、大麦を多く栽培している北海道(例えば、帯広)の気候(2014年)は、年平均降水量74mm/月、年平均気温7.6℃、年平均日照時間180時間/月であり、同様に大麦を多く栽培している佐賀県(例えば、鳥栖)の気候(2014年)は、年平均降水量187mm/月であり、鳥栖と近隣の久留米の気候は、年平均降水量154mm/月、年平均気温16.6℃、年平均日照時間155時間/月である。
このように、気候は地域差が大きく、大麦の生育に影響を与え、その結果、大麦の茎葉に含まれる栄養素の量にも影響を与える。大麦の生育が影響されると、例えば、草丈、葉の幅、葉の長さ、葉の厚みなどの栽培適性が変化し得る。
栄養素とは、特に限定されないが、例えば、脂質、糖質、食物繊維、各種ビタミン類、葉酸、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどの無機類、ポリフェノール、葉緑素、各種アミノ酸などが挙げられる。
本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末に有意に多く含まれる栄養素として、例えば、アスパラギン酸、セリン、アルギニン、アラニン、チロシン、システイン、フェニルアラニンなどのアミノ酸である。これらのアミノ酸のいくつかは、うまみ成分でもある。このため、本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を飲食用組成物とした場合、アミノ酸を多く含有することにより、青汁などの飲食用組成物とした場合に嗜好性の良い飲食用組成物を提供できる。
本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末に有意に多く含まれる栄養素として、例えば、ポリフェノールが挙げられる。ポリフェノールは、例えば抗酸化作用を有し、ポリフェノール量が多いことで活性酸素の働きをより抑える効果がある。このため、本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いた青汁などの飲食用組成物とした場合に、栄養価の高い飲食用組成物を提供できる。
本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末に有意に多く含まれる他の栄養素として、例えば、クロロフィルが挙げられる。クロロフィルとは葉緑体に含有される緑色色素であり、乾燥粉末の色に関与する。すなわち、クロロフィル量が多いことにより色が鮮やかな乾燥粉末となる。また、クロロフィルにはコレステロールの正常化、整腸作用、殺菌作用、抗炎症作用などの効果が知られている。このため、本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いた青汁などの飲食用組成物とした場合に、色が鮮やかであり、栄養価の高い飲食用組成物を提供できる。
本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、青汁などの飲食用組成物に加工することができる。本発明の特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を飲食用組成物の原料として使用する際は、特定品種の大麦の1品種を単独で使用することができ、又は他の品種とともに2品種以上の組合せで使用することができる。飲食用組成物のための加工方法や、飲食用組成物として配合してもよい添加物や飲食用組成物の形態については、例えば、特開2004−65018号公報、特開2015−77112号公報、特開2015−109831号公報等の記載を参照できる。
本発明の別の態様として、本発明の特定品種の大麦の茎葉を栽培する方法が提供される。本発明の特定品種の大麦の茎葉を栽培する方法は、特定品種の大麦の種又は苗を熊本県阿蘇地域で栽培するものである。本発明の特定品種の大麦の茎葉を栽培する方法では、上記工程の前段又は後段に、本発明の特定品種の大麦の茎葉を栽培することという目的を損なわない限り、任意の工程を採用し得る。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得る限り、本発明は種々の態様をとることができる。
[製造例]
製造例1.大麦茎葉の粉砕末試料
原料として、2015年春に阿蘇地域及び鳥栖地域において栽培し、出穂前に刈り取ったニシノホシの茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、5〜10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、90〜100℃の熱湯で90秒間〜120秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間〜180分間、80℃〜130℃の温風にて乾燥させた。乾燥した茎葉を約1mmの大きさに粉砕処理した。得られた大麦の茎葉を、200メッシュ区分を90%以上が通過するように粉砕処理し、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得た。
ニシノホシの代わりに、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくを用いた以外は、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得たのと同様にして、各大麦品種茎葉の粉砕末試料を得た。
[実施例1.熊本県阿蘇地域又は佐賀県鳥栖地域で栽培された大麦の茎葉の乾燥粉末中の成分含有量評価]
(1)総アミノ酸量
2015年春に阿蘇地域及び鳥栖地域において栽培した、はるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシ及びニシノホシの茎葉について、アミノ酸の含有量(各アミノ酸量、総アミノ酸量)を測定した。播種から60〜67日間栽培し、茎葉を収穫した。これを製造例1の方法にて加工し、各大麦の茎葉の粉砕末を得た。本試験においては、実施例として阿蘇地域で栽培したはるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシを用い、比較例として鳥栖地域で栽培したはるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシ、ニシノホシ及び阿蘇地域で栽培したニシノホシを用いた。
得られた茎葉の粉砕末100g当たりのアミノ酸の含有量(総アミノ酸量)を、HPLCを用いた自動プレカラム誘導体化法で測定した。なお、上記した茎葉の粉砕末500mLに0.1N HCl 500μLを加え、よく混ぜ、15,000rpm、10分間遠心分離し、上清を0.45μmのメンブレンフィルターでろ過したものを試料溶液とした。結果を表1に示す。
表1より、鳥栖地域で栽培した大麦の茎葉と比較して阿蘇地域で栽培した大麦の茎葉のほうが、総アミノ酸量及びアスパラギン酸、セリン、アルギニン、アラニン、チロシン、システイン及びフェニルアラニンの各アミノ酸のいずれも多いという結果であった。このことから、鳥栖地域と比較して阿蘇地域のほうが栄養価の高い大麦の茎葉を得られることがわかった。また、同じ阿蘇地域で栽培された大麦の茎葉について比較したところ、ニシノホシと比較して、はるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ及びイチバンボシは総アミノ酸量や、各種アミノ酸量のいずれも多いという結果であった。このことから、同じ阿蘇地域で栽培した場合であっても、特定の品種(はるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ及びイチバンボシ)のほうがニシノホシと比較して各種アミノ酸や総アミノ酸の含有量が多く、栄養価の高い大麦の茎葉を得られることがわかった。
(2)総クロロフィル量
2015年春に阿蘇地域及び鳥栖地域において栽培した、はるしずく、マンネンボシ、イチバンボシ及びニシノホシの茎葉について、総クロロフィル量を測定した。播種から60〜67日間栽培し、茎葉を収穫した。これを製造例1の方法にて加工し、各大麦の茎葉の粉砕末を得た。本試験においては、実施例として阿蘇地域で栽培したはるしずく、マンネンボシ、イチバンボシを用い、比較例として鳥栖地域で栽培したはるしずく、マンネンボシ、イチバンボシ、ニシノホシ及び阿蘇地域で栽培したニシノホシを用いた。
上記茎葉の粉砕末について、総クロロフィル量を測定した。上記した茎葉の粉砕末200μgにアセトン800μLと炭酸カルシウムを少量加え、よく混ぜ、1日暗室に静置した。遠心分離(15,000rpm、5分間)を行い、上澄みを試料原液とした。試料原液を80vol%アセトンで希釈したものを試料溶液とし、200μLずつ96ウェルプレートに分注した。バリオスキャンにて750nmで、663nm及び645nmの吸光度を測定した。クロロフィル量[mg/100g]は以下の計算式で求めた。
クロロフィルa[μg/mL]=12.7×(A663−A750)−2.59×(A645−A750
クロロフィルb[μg/mL]=−4.67×(A663−A750)+22.9×(A645−A750
クロロフィル量[mg/100g]=(クロロフィルa+b)[μg/mL]×希釈倍率×0.1
750:750nmの吸光度
663:663nmの吸光度
645:645nmの吸光度
結果を表2に示す。
表2より、ニシノホシは鳥栖地域で栽培したものと比較して阿蘇地域で栽培したもののほうが、総クロロフィル量が少ないという結果であった。一方、はるしずく、マンネンボシ及びイチバンボシは鳥栖地域で栽培したものと比較して阿蘇地域で栽培したもののほうが、総クロロフィル量が多いという結果であった。以上より、はるしずく、マンネンボシ及びイチバンボシは阿蘇地域で栽培することにより色が鮮やかな大麦の茎葉を得られることがわかった。また、同じ阿蘇地域で栽培した場合であっても、特定の品種(はるしずく、マンネンボシ及びイチバンボシ)のほうが、ニシノホシと比較して総クロロフィル量が多く、栄養価の高い大麦の茎葉を得られることがわかった。
(3)総ポリフェノール量
2015年春に阿蘇地域及び鳥栖地域において栽培した、ダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシ及びニシノホシの茎葉について、総ポリフェノール量を測定した。播種から60〜67日間栽培し、茎葉を収穫した。これを製造例1の方法にて加工し、各大麦の茎葉の粉砕末を得た。本試験においては、実施例として阿蘇地域で栽培したダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシを用い、比較例として鳥栖地域で栽培したダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシ、ニシノホシ及び阿蘇地域で栽培したニシノホシを用いた。
上記茎葉の粉砕末について、Folin−Denis法(財団法人日本食品分析センター編集、五訂日本食品標準成分表分析マニュアルの解説)により総ポリフェノール量を測定した。具体的には、アミノ酸分析用試料溶液と同様の調製方法にて得られた溶液を純水にて100倍希釈したものを総ポリフェノール用の試料溶液とした。試料溶液 300μLとFolin試薬 300μLを混合し、3分間放置した後、10wt%炭酸ナトリウム水溶液 300μLを加え、暗所にて1時間放置した。各試験溶液を遠心分離(13,000rpm、20分間)し、上清を200μLずつ96ウェルプレートに分注した。バリオスキャンにて吸光度730nmで、標準品としてクロロゲン酸を使用して、相対値として総ポリフェノール量(%)を測定した。結果を表3に示す。
表3より、鳥栖地域で栽培したものと比較して阿蘇地域で栽培したもののほうが、総ポリフェノール量が多いという結果であった。さらに、ダイシモチ、マンネンボシ及びイチバンボシは総ポリフェノール量が200mg/100g以上であり、同じ阿蘇地域で栽培されたニシノホシと比較して総ポリフェノール量が多いという結果であった。このことより、ダイシモチ、マンネンボシ、イチバンボシについては阿蘇地域で栽培することにより、ポリフェノール含有量が多く、栄養価の高い大麦の茎葉が得られることがわかった。
これらの結果から、阿蘇地域で栽培された特定の品種(はるしずく、ダイシモチ、マンネンボシ及びイチバンボシ)の茎葉は、鳥栖地域で栽培されたものよりも、栄養が豊富であり、かつ、風味が良好であり、見た目が美しいことから嗜好性が高いことがわかった。また、これらの品種の大麦の茎葉は同じ阿蘇地域で栽培したニシノホシの茎葉に比べて栄養価が高く、かつ、風味が良好であり、見た目が美しいことから嗜好性が高いことがわかった。したがって、阿蘇地域で栽培されたマンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ、はるしずくの茎葉から得られる乾燥粉末は、栄養が豊富であり、かつ、風味が良好であり、見た目が美しいことから嗜好性が高いため、青汁用の飲食用組成物に適していることがわかる。
本発明によれば、大麦の茎葉を特定の地域で栽培することにより、得られる大麦の茎葉の乾燥粉末の味や栄養価を高めることができる

Claims (5)

  1. 熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末であって、
    前記大麦が、マンネンボシ、ダイシモチ、イチバンボシ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、乾燥粉末。
  2. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、請求項1に記載の乾燥粉末。
  3. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、請求項1又は2のいずれかに記載の乾燥粉末。
  4. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、請求項1又は2のいずれかに記載の乾燥粉末。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を含有する飲食用組成物。
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