JP5887471B1 - 飲食用組成物 - Google Patents

飲食用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP5887471B1
JP5887471B1 JP2015134812A JP2015134812A JP5887471B1 JP 5887471 B1 JP5887471 B1 JP 5887471B1 JP 2015134812 A JP2015134812 A JP 2015134812A JP 2015134812 A JP2015134812 A JP 2015134812A JP 5887471 B1 JP5887471 B1 JP 5887471B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barley
powder
composition
taste
leaves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015134812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016154527A (ja
Inventor
茉里子 石井
茉里子 石井
達大 永瀧
達大 永瀧
山口 和也
和也 山口
高垣 欣也
欣也 高垣
雄 吉本
雄 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Shinyaku Co Ltd filed Critical Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority to JP2015134812A priority Critical patent/JP5887471B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5887471B1 publication Critical patent/JP5887471B1/ja
Publication of JP2016154527A publication Critical patent/JP2016154527A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】大麦の茎葉を含有する食品であって、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性が高く、安定性に優れた青汁用の飲食用組成物の提供。【解決手段】大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いた青汁用の飲食用組成物であって、前記大麦が、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、前記乾燥粉末の安息角が20?〜80?であり、30〜250メッシュを通過するものである、青汁用の飲食用組成物。前記組成物が、30〜250メッシュを通過し、メディアン径が16μm以上で、好ましくは20μm未満であり、アスペクト比が2.0以下である青汁用の飲食用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いた飲食用組成物に関する。
大麦は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本である。大麦は、穂形により、二条大麦と六条大麦などに大別される。二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条大麦は2列に、六条大麦は6列に実がついている。六条大麦は、2〜3世紀に朝鮮を経て日本に渡来したとされ、雑穀として利用されるほか、麦茶の原料にも利用されている。一方、二条大麦は日本には欧米から明治時代に導入されたとされ、主に醸造用に用いられている。
大麦の茎及び/又は葉(以下「茎葉」ともいう)は、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維、アミノ酸、葉緑素、SOD酵素などに富む健康食品の素材として知られ、青汁、ゼリー、クッキー、ジンジャードリンク、ヨーグルト、サプリメントなどの飲食用組成物に用いられている。青汁用の飲食用組成物は、植物の緑葉を含む、粉砕末や搾汁粉末などの様々な加工物とした製品であり、簡易に野菜不足を補えるもの等として利用されている。
しかしながら、消費者の間には、植物の緑葉を用いた飲食用組成物について、該緑葉に由来する青臭さ、えぐ味があるといったマイナスイメージが少なからず存在し、大麦の茎葉を用いた飲食用組成物についても同様であった。大麦の茎葉を用いた飲食用組成物について、このようなイメージを払拭するために、大麦の茎葉に由来する緑色を鮮やかにして見た目を美しくし、また、えぐ味や苦味、青臭さなどを低下させ、風味を向上させることが求められている。しかしながら、飲食品に用いられる大麦の茎葉は、色を鮮やかにしようとすると、甘さが低下したり、えぐ味が増したりしやすい傾向があるとの説もあり、このため、従来の大麦の茎葉を用いた飲食用組成物は、見た目の美しさと、風味の良好さとを両立させるという点で十分なものではなかった。
これらの課題を解決するため、本出願人は、大麦の茎葉を含有する青汁として、例えば、特定の六条大麦の葉を用いた青汁用の飲食用組成物を提案した(特許文献1)。
特許文献1によると、前記課題を解決しうる大麦の品種は非常に限られていた。しかしながら、大麦の普及品種は収量、病虫害抵抗性の基準等に基づき変遷するため、種子の入手困難性やそれに基づく大麦の茎葉の安定供給の困難性等の問題が生じることから、前記課題を解決しうるような更なる大麦品種の探索が求められていた。一方、大麦には3万種以上の膨大な数の品種が知られており(非特許文献1)、前記課題を解決しうる新たな大麦品種の探索は容易ではなかった。
特開2014−230520号公報
アメリカ農務省 ホームページ (大麦「Hordeum vulgare」の検索結果)<http://sun.ars−grin.gov/cgi−bin/npgs/swish/accboth?si=0&query=Hordeum+vulgare&b>
本発明の課題は、大麦の茎葉を含有する食品であって、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、味や香りがよく、風味が良好で嗜好性が高く、安定性に優れた青汁用の飲食用組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題について鋭意研究したところ、驚くべきことに、3万種以上ある大麦の品種の中でも、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いた飲食用組成物は、前記従来の青汁用の飲食用組成物と比較して、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、風味が良好で嗜好性が高いことを見出し、本発明を完成させた。
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いた青汁用の飲食用組成物であって、
前記大麦が、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、
前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、青汁用の飲食用組成物。
[2]前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、[1]に記載の青汁用の飲食用組成物。
[3]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、[1]又は[2]のいずれかに記載の青汁用の飲食用組成物。
[4]前記乾燥粉末が粉砕末であって、
前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、[1]又は[2]のいずれかに記載の青汁用の飲食用組成物。
本発明によれば、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いた青汁用の飲食用組成物は、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、風味が良好で嗜好性が高く、安定性に優れている。
図1は、イチバンボシの粉砕末、カシマムギの粉砕末、マンネンボシの粉砕末、はるしずくの粉砕末及びイチバンボシの搾汁末の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図2は、イチバンボシの粉砕末、カシマムギの粉砕末、マンネンボシの粉砕末、はるしずくの粉砕末及びイチバンボシの搾汁末の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「舌触り」、「粉っぽさ」、「コク」、「味の濃さ」及び「口当たりの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図3は、イチバンボシの粉砕末(加熱後)、カシマムギの粉砕末(加熱後)、マンネンボシの粉砕末(加熱後)及びはるしずくの粉砕末(加熱後)の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図4は、イチバンボシの粉砕末(加熱後)、カシマムギの粉砕末(加熱後)、マンネンボシの粉砕末(加熱後)及びはるしずくの粉砕末(加熱後)の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「舌触り」、「粉っぽさ」、「コク」、「味の濃さ」及び「口当たりの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図5は、カシマムギの搾汁末、マンネンボシの搾汁末及びはるしずくの搾汁末の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図6は、カシマムギの搾汁末、マンネンボシの搾汁末及びはるしずくの搾汁末の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「舌触り」、「粉っぽさ」、「コク」、「味の濃さ」及び「口当たりの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図7は、カシマムギの搾汁、マンネンボシの搾汁及びはるしずくの搾汁の「色の鮮やかさ」及び「香りの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。 図8は、カシマムギの搾汁、マンネンボシの搾汁及びはるしずくの搾汁の「甘さ」、「えぐ味の弱さ」、「苦味の弱さ」、「青臭さ」、「舌触り」、「粉っぽさ」、「コク」、「味の濃さ」及び「口当たりの良さ」についての実施例及び比較例における官能評価の結果を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
[1.大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末]
大麦の品種としては実に3万種以上の品種があることが知られているところ、本発明においては、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種(以下、「特定品種」ともいう)の大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いる。
特定品種の大麦は、例えば精麦用として、具体的には、麦味噌、麦茶、焼酎、ビールなどの原料として一般的に用いられているものである。本発明においては、これらの品種のうち1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。大麦の茎葉の乾燥粉末は、大麦の葉、茎又はその両方であり、葉及び茎はそれぞれその一部又は全部であってもよい。
特定品種の大麦の茎葉は、成熟期前、すなわち分けつ開始期から出穂開始前期に収穫されることが好ましい。大麦の茎葉は、収穫後、直ちに処理されることが好ましい。処理までに時間を要する場合、大麦の茎葉の変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵される。
本発明で用いる特定品種の大麦の茎葉として、該茎葉から得られる各種の加工物、すなわち、特定品種の大麦の加工物を用いることができる。そのような加工物としては、例えば、茎葉の乾燥粉末、茎葉の粉砕物及びその乾燥粉末(以下、粉砕物の乾燥粉末のことを「粉砕末」ともいう)、茎葉の細片化物及びその乾燥粉末(以下、細片化物の乾燥粉末のことを「細片化末」ともいう)、茎葉の搾汁及びその乾燥粉末(以下、搾汁の乾燥粉末のことを「搾汁末」ともいう)、茎葉のエキス及びその乾燥粉末(以下、エキスの乾燥粉末のことを「エキス末」ともいう)などが挙げられる。
大麦の茎葉を粉砕物及びその乾燥粉末化するには従来公知の方法を用いることができる。そのような方法としては、大麦の茎葉に対して、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせた方法を用いることができる。乾燥処理及び粉砕処理はいずれを先に行ってもよいが、乾燥処理を先に行うことが好ましい。乾燥粉末化は、この方法に、さらに必要に応じブランチング処理、殺菌処理などの処理から選ばれる1種又は2種以上の処理を組み合わせてもよい。また、粉砕処理を行う回数は1回でも、2回以上の処理を組合せてもよいが、粗粉砕処理を行った後に、より細かく粉砕する微粉砕処理を組合せることが好ましい。
ブランチング処理とは、茎葉の緑色を鮮やかに保つための処理であり、ブランチング処理の方法としては、熱水処理や蒸煮処理などが挙げられる。
熱水処理としては、例えば、80〜100℃、好ましくは90〜100℃の熱水又は水蒸気中で、大麦の茎葉を60〜180秒間、好ましくは90〜120秒間処理する方法などが挙げられる。また、熱水処理に際して、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩や炭酸水素ナトリウムなどの炭酸水素塩を用いることが好ましく、炭酸水素の塩を熱水に溶解することにより、大麦の茎葉の緑色をより鮮やかにすることができる。
蒸煮処理としては、常圧又は加圧下において、大麦の茎葉を水蒸気により蒸煮する処理と冷却する処理とを繰り返す間歇的蒸煮処理が好ましい。間歇的蒸煮処理において、水蒸気により蒸煮する処理は、例えば、20〜40秒間、好ましくは30秒間行われる。蒸煮処理後の冷却処理は、直ちに行われることが好ましく、その方法は特に限定されないが、冷水への浸漬、冷蔵、冷風による冷却、温風による気化冷却、温風と冷風とを組み合わせた気化冷却などが用いられる。このうち温風と冷風とを組み合わせた気化冷却が好ましい。このような冷却処理は、大麦の茎葉の品温が、好ましくは60℃以下、より好ましくは50℃以下、さらに好ましくは40℃以下となるように行われる。また、ビタミン、ミネラル、葉緑素などの栄養成分に富んだ大麦の茎葉の粉末を製造するためには、間歇的蒸煮処理を2〜5回繰り返すことが好ましい。
殺菌処理は当業者に通常知られている処理であれば特に限定されないが、例えば、温度、圧力、電磁波、薬剤などを用いて物理的又は化学的に微生物を殺滅させる処理であるということができる。乾燥処理及び粉砕処理に追加してブランチング処理を行う場合、ブランチング処理は乾燥処理の前に行われることが好ましい。また乾燥処理及び粉砕処理に追加して殺菌処理を行う場合、殺菌処理は、乾燥処理の後か、粉砕処理の前又は後に行われることが好ましい。
乾燥処理は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉の水分含量が10%以下、好ましくは5%以下となるように乾燥する処理が挙げられる。乾燥処理は、例えば、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの当業者に公知の任意の方法により行われ得る。加熱による乾燥は、例えば、40℃〜140℃、好ましくは80℃〜130℃にて加温により茎葉が変色しない温度及び時間で行われ得る。
粉砕処理は特に限定されないが、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などの粉砕用の機器や器具などを用いて、当業者が通常使用する任意の方法により植物体を粉砕する処理が挙げられる。粉砕された大麦の茎葉は、必要に応じて篩にかけられ、例えば、30〜250メッシュを通過するものを大麦の茎葉の粉末として用いることが好ましい。粒径が250メッシュ通過のもの以下とすることで、さらなる加工時に大麦の茎葉の粉末が取り扱いやすくなり、粒径が30メッシュ通過以上のものとすることで、大麦の茎葉の粉末と他の素材との均一な混合が容易になる。
具体的な粉砕末の製造方法としては、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで水分含量が10質量%以下、好ましくは5質量%以下となるように乾燥し、その後粉砕する方法が挙げられる(特開2004−000210号公報を参照)。この他にも、例えば、大麦の茎葉を切断した後、ブランチング処理を行い、次いで揉捻し、その後、乾燥し、粉砕する方法(特開2002−065204号公報、特許第3428956号公報を参照);大麦の茎葉を乾燥し、粗粉砕した後、110℃以上で加熱し、さらに微粉砕する方法(特開2003−033151号公報、特許第3277181号公報を参照)などが挙げられる。
大麦の茎葉を細片化する方法は特に限定されないが、例えば、スライス、破砕、細断などの当業者が植物体を細片化する際に通常使用する方法を用いることができる。細片化の一例として、スラリー化してもよい。スラリー化は、大麦の茎葉をミキサー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどにかけ、大麦の茎葉をどろどろした粥状(液体と固体との懸濁液)にすることにより行う。このようにスラリー化することにより、茎葉は、細片の80質量%以上が、好ましくは平均径1mm以下、より好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下、なおさらに好ましくは0.05mm以下となるように細片化され、流動性を有するようになる。細片化物は凍結乾燥や熱風乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(細片化末)とすることもできる。
大麦の茎葉の搾汁液を得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物を圧搾する方法、大麦の茎葉の細片化物を遠心やろ過する方法などを挙げることができる。具体的な搾汁液の製造方法の例としては、ミキサー、ジューサーなどの機械的破砕手段によって搾汁し、必要に応じて、篩別、濾過などの手段によって粗固形分を除去することにより搾汁液を得る方法が挙げられる。より具体的には、特開平08−245408号公報、特開平09−047252号公報、特開平5−7471号公報、特開平4−341153号公報などに記載の方法が挙げられ、これらの公知の方法を当業者が適宜選択して実施できる。搾汁液は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(搾汁末)とすることもできる。
大麦の茎葉のエキスを得る方法は特に限定されないが、例えば、大麦の茎葉又はその細片化物に、エタノール、水、含水エタノールなどの当業者が通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて撹拌や加温して抽出する方法などを挙げることができる。抽出物は、必要に応じて濃縮してもよいし、凍結乾燥や熱風乾燥、噴霧乾燥などの処理を行い、乾燥粉末(エキス末)とすることもできる。
大麦の茎葉の乾燥粉末の特性は特に限定されないが、例えば、その安息角について、20°〜80°が好ましく、30°〜70°がより好ましく、40°〜60°がさらに好ましく、45°〜55°がなおさらに好ましい。なお、安息角の測定方法は、安息角測定器(アズワン、ASK−01)を用いて、サンプル約50gを高度12cmから半径4.3cmのシャーレ中央に落下させ、次いで山型に堆積したサンプルの高さを測定し、次いでシャーレの半径及び堆積したサンプルの高さから下記式にて安息角を算出できる。
安息角=tan−1(b/a)×180÷π(式中、a=シャーレ半径、b=堆積したサンプルの高さを表わす。)
大麦の茎葉の粉砕末の特性は特に限定されないが、例えば、メディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下であり、前記メディアン径が20μm以上であることが好ましい。特定の粒径とアスペクト比との組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
また、大麦の茎葉の粉砕末の別の特性として、例えばメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上であり、前記メディアン径が16μm未満であることが好ましい。特定の粒径とロジン・ラムラー式による分布定数nの組み合わせを有する大麦の茎葉の粉砕末を利用することにより、嗜好性に優れたものとできる。
ここで、ロジン・ラムラー式による分布定数nは、粒度分布に関するロジン・ラムラー(Rosin−Rammler)式における定数nであり、粒度の均一性を表わす値である。
ロジン・ラムラー式は、下記式(1)で表わされる。
R=100exp(−βDn) (1)
式中、Dは粒径を表し、RはD(粒径)より大きな粒子の全粒子に対する百分率(%)を表わし、βは粒度特性係数を表わし、nは分布定数を表わす。
ここで、β=1/Denとおくと、上記式(1)は
R=100exp{−(D/De)n } (2)
のように書き換えられる。Deは粒度特性係数である。
さらに、上記式(2)を書き換えると下記式(3)が得られる。
log{log(100/R)}=nlogD+C (3)
ただし、C=log(loge)−nlogDeである。
上記式(3)から、x軸にlogD、y軸にlog{log(100/R)}の目盛をつけたロジン・ラムラー(RR)線図にそれらの関係をプロットするとほぼ直線となる。その直線の勾配(分布定数n)は粒度の均一性の度合いを表し、分布定数nの数値が大きいほど、粒子径範囲は狭く、粒子の大きさが揃っていることから、粒度の均一性に優れていると評価できる。
本発明に用いられる特定品種の大麦の茎葉の乾燥粉末は、水不溶性食物繊維を含み得る。乾燥粉末に含まれる水不溶性食物繊維は、乾燥質量換算で20質量%以上、好ましくは30質量%以上含有することが好ましく、20〜80質量%、好ましくは30〜70質量%、より好ましくは35〜60質量%含有することがより好ましい。
[2.青汁用の飲食用組成物]
本発明は、大麦の茎葉の乾燥粉末を含有する青汁用の飲食用組成物に関するものである。
本発明の青汁用の飲食用組成物は、大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を原料の一つとして用いている。本発明の飲食用組成物に含有される大麦はマンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種(特定品種)の大麦である。
本発明においては、加工、貯蔵、運搬などの容易性や使用形態の汎用性といった観点から、大麦の茎葉の乾燥粉末、粉砕末、搾汁末、細片化末、エキス末であることが好ましく、特に、茎葉の粉砕末を用いることが、飲食用組成物をより一層色が鮮やかで風味が良好なものとできる点や、食物繊維の豊富なものとできる点などから好ましい。
本発明の青汁用の飲食用組成物は特定品種から選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎葉の乾燥粉末を用いることによって、呈味、色、香りが改善されたものとなる。具体的に説明すると、本発明の青汁用の飲食用組成物は、前記従来の青汁用の飲食用組成物と比較して、大麦の茎葉の乾燥粉末に由来して、緑色が鮮やかであり、香りが良いうえに、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの点で優れており、美味しく摂取することができる。
本発明の青汁用の飲食用組成物の固形分中、特定品種の大麦の茎葉の含有量は、乾燥質量で、下限値としては、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、10質量%以上がなおさらに好ましく、20質量%以上が特に好ましい。特定品種の大麦の茎葉の含有量が0.1質量%より少ない場合、本発明の効果が十分に発揮されない場合がある。本発明の青汁用の飲食用組成物の一実施態様において、特定品種の大麦の茎葉の含有量は、例えば、後述するその他の成分を併用する場合は全体量に対して、10〜80質量%であり、好ましくは20〜70質量%である。
本発明において、青汁用の飲食用組成物は、特定品種の大麦の茎葉以外に、その他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類;ゼラチン、コラーゲンペプチド、植物由来タンパク質などのタンパク質;難消化性デキストリン、ペクチン、アルギン酸、グアーガム、グアーガム加水分解物、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ポリデキストロース、カラギーナンなどの水溶性食物繊維;ラクチュロース、パラチノース、パラチノースオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、ビートオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、スクロース、ラクトース、マルトース及びシクロデキストリンなどのオリゴ糖;カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類;N−アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類;乳、発酵乳、脱脂粉乳などの乳製品;豆乳、豆乳粉末などの豆乳製品;レモン、リンゴ、明日葉、ケール、甘藷、甘藷茎葉、じゃがいも、ニンジン、カボチャ、ニガウリ、トマト、グリーンピース、モロヘイヤ、スピルリナ、抹茶などの植物又は植物加工品;乳酸菌、納豆菌、酪酸菌、麹菌、酵母などの微生物などが挙げられる。さらに必要に応じて通常食品分野で用いられる、デキストリン、ブドウ糖、乳糖、ショ糖、麦芽糖(マルトース)、果糖、エリスリトール、トレハロース、マルチトール、キシリトール、でんぷんなどの糖類;ステビア、アセスルファムカリウム、スクラロース、アスパルテーム、ソーマチン、還元麦芽糖などの甘味料;クエン酸、乳酸、グルコン酸、リンゴ酸などの酸味料;酸化チタンなどの着色料;アラビアガム、キサンタンガムなどの増粘剤;シェラックなどの光沢剤;タルク、二酸化ケイ素、セルロース、ステアリン酸カルシウムなどの製造用剤などを配合することもできる。その他の成分としては、これら以外にも、種々の賦形剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味料などを挙げることができる。その他の成分の含有量は、飲食用組成物の形態などに応じて適宜選択することができる。
本発明の青汁用の飲食用組成物は、任意の形態とすることができる。本発明の飲食用組成物の形態としては、例えば、飲食などの経口摂取に適した形態、具体的には、粉末状、粒状、顆粒状、錠状、棒状、板状、ブロック状、固形状、丸状、液状、飴状、ペースト状、クリーム状、ハードカプセルやソフトカプセルのようなカプセル状、カプレット状、タブレット状、ゲル状、ゼリー状、グミ状、ウエハース状、ビスケット状、クッキー状、ケーキ状、チュアブル状、シロップ状、スティック状などの各形態が挙げられる。
本発明の青汁用の飲食用組成物の具体例としては、清涼飲料などの各種飲料、パン・菓子類、麺類などの各種食品、調理品などを挙げることができる。ここでいう飲料には、青汁や、青汁に果汁や野菜、乳製品などを添加してジュース、シェイク、スムージーにしたもの、清涼飲料、炭酸飲料やそれらのもとなどの形態としたものなどを挙げることができる。ここでいう飲料には、液体状の組成物だけでなく、固形状の組成物であって、飲用時に水などの溶媒と混合して液体状の飲料とするものが含まれる。
本発明の青汁用の飲食用組成物は、粉末状(粉末、顆粒などの粉の形態)であって、水と混合した混合物を経口摂取する形態であると、腐敗を防ぎ長期保存に適するとともに、この青汁用の飲食用組成物が水と混合したときに色が鮮やかであることから好ましい。また本発明の青汁用の飲食用組成物が固体の形態である場合、上述したように、これを水と混合した液状体となし、該液状体を飲用するなどの経口摂取することができるが、摂取する者の好みなどに応じて、固体のまま経口摂取してもよい。水だけでなく、牛乳、豆乳、果汁飲料、乳清飲料、清涼飲料、ヨーグルト、ホットケーキミックスなどに添加して使用してもよい。また、機能性食品、栄養機能表示食品、特定保健用食品として用いても良いことは言うまでもない。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得る限り、本発明は種々の態様をとることができる。
[製造例]
製造例1.大麦茎葉の粉砕末試料
原料として、出穂前に刈り取ったニシノホシの茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、5〜10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、90〜100℃の熱湯で90秒間〜120秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間〜180分間、80℃〜130℃の温風にて乾燥させた。乾燥した茎葉を約1mmの大きさに粉砕処理した。得られた大麦の茎葉を、200メッシュ区分を90%以上が通過するように粉砕処理し、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得た。
ニシノホシの代わりに、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずく及びイチバンボシを用いた以外は、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料を得たのと同様にして、各大麦品種茎葉の粉砕末試料を得た。
製造例2.大麦の搾汁液試料
原料として、出穂前に刈り取ったイチバンボシの茎葉を用いた。この茎葉に付着した泥などを除去した。得られた茎葉を、ジューサーを用いて搾汁することにより茎葉の搾汁液試料を得た。
イチバンボシの代わりに、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくを用いた以外は、イチバンボシ茎葉の搾汁液試料を得たのと同様にして、各大麦品種茎葉の搾汁液試料を得た。
製造例3.大麦茎葉の搾汁末試料
原料として、出穂前に刈り取ったイチバンボシの茎葉を用いた。「2.大麦の搾汁液試料」の製造において得られた搾汁液を凍結乾燥することにより、茎葉の搾汁末試料を得た。
イチバンボシの代わりに、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくを用いた以外は、イチバンボシ茎葉の搾汁末試料を得たのと同様にして、各大麦品種茎葉の搾汁末試料を得た。
[実施例1]大麦茎葉末の官能評価(1)
(1)サンプルの調製
製造例1で得た大麦茎葉の粉砕末試料(ニシノホシ、イチバンボシ、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの5品種)1.8g及び製造例3で得たイチバンボシの搾汁末試料1.8gを、水100mLと混合して各サンプルを得た。これらのサンプルのうち、ニシノホシ茎葉の粉砕末試料から得られたサンプルを、標準品とした。なお、本評価においては、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末を実施例サンプルとし、ニシノホシ、イチバンボシの粉砕末及びイチバンボシの搾汁末を比較例サンプルとした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例1−1〜1−2の官能評価を実施した。
(2)評価例1−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記の被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについて、標準品と比較して色が鮮やかであるか否か、標準品と比較して香りが良いか否かを答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して緑色が鮮やかである」「標準品と比較して香りが良い」とそれぞれ答えた人の数を、色の鮮やかさ及び香りの良さの評価点として、図1のグラフに示す。図1に示すように、イチバンボシの粉砕末はニシノホシの粉砕末と比較して色の鮮やかさ、香りの良さで優れているが、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末は、ニシノホシ及びイチバンボシのいずれの粉砕末と比較しても、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。また、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずく及びイチバンボシの粉砕末はイチバンボシの搾汁末と比較して、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。
(3)評価例1−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ)
前記の5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、舌触りが良い、粉っぽさがない、コクがある、味が濃い、口当たりが良いと感じるか否かについて、それぞれ答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して甘い」、「標準品と比較してえぐ味が弱い」、「標準品と比較して苦味が弱い」、「標準品と比較して青臭くない」、「標準品と比較して舌触りが良い」、「標準品と比較して粉っぽさがない」、「標準品と比較してコクがある」、「標準品と比較して味が濃い」及び「標準品と比較して口当たりが良い」とそれぞれ答えた人の数を、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの評価点として、図2のグラフに示す。図2に示すように、イチバンボシの粉砕末はニシノホシの粉砕末と比較して甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当りの良さが優れていることがわかった。一方、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末を用いたサンプルは、ニシノホシの粉砕末と比較して、全ての評価項目において優れていることがわかった。さらに、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末は、イチバンボシの粉砕末と比較して、全ての評価項目において優れており、特に、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、口当りの良さが優れていることがわかった。また、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずく及びイチバンボシの粉砕末は、イチバンボシの搾汁末と比較して全ての評価項目において優れていることがわかった。
以上、図1及び図2より、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末は、ニシノホシの粉砕末と比較して色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であることがわかった。また、イチバンボシの粉砕末は、ニシノホシの粉砕末と比較して色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であるが、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末はイチバンボシの粉砕末と比較して、より色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であることがわかった。さらに、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずく及びイチバンボシの粉砕末は、イチバンボシの搾汁末と比較しても、いずれの項目も優れており、大麦茎葉を粉砕末とすることでより色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物を得られることがわかった。
[実施例2]大麦茎葉末の官能評価(2)
(1)サンプルの調製
製造例1で得た大麦茎葉のうち、イチバンボシ、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末試料1.8gを、アルミフィルムバックに入れて密封し、60℃で3日間加熱した。加熱後、得られた粉末試料を水100mLと混合して各サンプルを得た。なお、標準品として、ニシノホシの加熱前の粉砕末試料1.8gと水100mLを混合したものを使用した。なお、本評価においては、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末を実施例サンプルとし、加熱前のニシノホシ及び加熱後のイチバンボシの粉砕末を比較例サンプルとした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例2−1〜2−2の官能評価を実施した。
(2)評価例2−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記の被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについての「標準品と比較して緑色が鮮やかである」「標準品と比較して香りが良い」とそれぞれ答えた人の数を、色の鮮やかさ及び香りの良さの評価点として、図3のグラフに示す。図3に示すように、加熱後のイチバンボシの粉砕末は加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して色の鮮やかさは優れているものの、香りの良さが劣っているという結果であった。一方、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末は、加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して、色の鮮やかさ、香りの良さで優れていることがわかった。さらに、加熱後のカシマムギの粉砕末は加熱後のイチバンボシの粉砕末と比較して色の鮮やかさは同等であったが、香りの良さが優れており、加熱後のマンネンボシ、はるしずくの粉砕末は加熱後のイチバンボシの粉砕末と比較して、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。
(3)評価例2−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ)
前記の5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、舌触りが良い、粉っぽさがない、コクがある、味が濃い、口当たりが良いと感じるか否かについて、それぞれ答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して甘い」、「標準品と比較してえぐ味が弱い」、「標準品と比較して苦味が弱い」、「標準品と比較して青臭くない」、「標準品と比較して舌触りが良い」、「標準品と比較して粉っぽさがない」、「標準品と比較してコクがある」、「標準品と比較して味が濃い」及び「標準品と比較して口当たりが良い」とそれぞれ答えた人の数を、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの評価点として、図4のグラフに示す。図4に示すように、加熱後のイチバンボシの粉砕末は、加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して甘さ、えぐみの弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、コク、味の濃さ、口当りのよさで優れているものの、舌触り、粉っぽさで劣る結果であった。一方、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末は、加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して、全ての評価項目において優れていることがわかった。さらに、加熱後のカシマムギ、マンネンボシの粉砕末は加熱後のイチバンボシと比較しても、全ての評価項目で優れており、加熱後のはるしずくの粉砕末は加熱後のイチバンボシの粉砕末と比較して、えぐみの弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当りの良さで優れていることがわかった。
以上より、加熱後のイチバンボシの粉砕末は加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して香りの良さ、舌触り、粉っぽさが劣るものであったが、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末は、加熱前のニシノホシの粉砕末、及び、加熱後のイチバンボシの粉砕末と比較して色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であることがわかった。
(4)評価例2−3(加熱前後の各項目の比較)
イチバンボシ、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末について、加熱前のニシノホシの粉砕末を基準とした嗜好性の評価の比較を実施した。評価項目は、色の鮮やかさ、香りの良さ、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さである。各項目において、加熱前のニシノホシの粉砕末と比較して優れていると評価した人数を集計し、各評価項目の合計人数に対する割合を算出した。結果を表1に示す。
表1より、加熱前のカシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末は、加熱前のニシノホシの粉砕末や、加熱前及び加熱後のイチバンボシの粉砕末と比較して嗜好性が高いものであることがわかった。また、加熱前後の評価結果の推移を見ると、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末の嗜好性は、加熱前と比較していずれも劣化するものの、加熱後のイチバンボシの粉砕末の嗜好性の劣化の程度と比較して小さいものであった。さらに、加熱後のカシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの粉砕末の嗜好性は、加熱前より劣化したとはいえ、加熱後においても加熱前のニシノホシの粉砕末の6倍以上、加熱前のイチバンボシの粉砕末の2倍以上、加熱後のイチバンボシの粉砕末の4倍以上優れていた。以上より、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの粉砕末は、ニシノホシ、イチバンボシの粉砕末との品種間の比較において優れているのみならず、同一品種における熱安定性の比較においても優れた品種であることがわかった。
[実施例3]大麦茎葉末の官能評価(3)
(1)サンプルの調製
製造例3で得た大麦茎葉の搾汁末試料(イチバンボシ、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの4品種)1.8gを、水100mLと混合して各サンプルを得た。これらのサンプルのうち、イチバンボシ茎葉の搾汁末試料から得られたサンプルを、標準品とした。なお、本評価においては、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの搾汁末を実施例サンプルとし、イチバンボシの搾汁末を比較例サンプルとした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例3−1〜3−2の官能評価を実施した。
(2)評価例3−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記の被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについて、標準品と比較して色が鮮やかであるか否か、標準品と比較して香りが良いか否かを答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して緑色が鮮やかである」「標準品と比較して香りが良い」とそれぞれ答えた人の数を、色の鮮やかさ及び香りの良さの評価点として、図5のグラフに示す。図5に示すように、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの搾汁末は、イチバンボシの搾汁末と比較して、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。
(3)評価例3−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ)
前記の5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、舌触りが良い、粉っぽさがない、コクがある、味が濃い、口当たりが良いと感じるか否かについて、それぞれ答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して甘い」、「標準品と比較してえぐ味が弱い」、「標準品と比較して苦味が弱い」、「標準品と比較して青臭くない」、「標準品と比較して舌触りが良い」、「標準品と比較して粉っぽさがない」、「標準品と比較してコクがある」、「標準品と比較して味が濃い」及び「標準品と比較して口当たりが良い」とそれぞれ答えた人の数を、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの評価点として、図6のグラフに示す。図6に示すように、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの搾汁末を用いたサンプルは、イチバンボシの搾汁末と比較して、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの全ての項目において優れており、嗜好性が高いことがわかった。
以上より、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの搾汁末はイチバンボシの搾汁末と比較して色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であることがわかった。
[参考例]大麦茎葉搾汁液の官能評価(4)
(1)サンプルの調製
製造例2で得た大麦茎葉の搾汁液(イチバンボシ、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの4品種)を用いた。これらのサンプルのうち、イチバンボシ搾汁液を、標準品とした。なお、本評価においては、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの搾汁液を参考例サンプルとし、イチバンボシの搾汁液を比較参考例サンプルとした。
被験者として、健常な成人5名を無作為に選出した。これらの被験者5名に対し、以下の評価例4−1〜4−2の官能評価を実施した。
(2)評価例4−1(色の鮮やかさ及び香りの良さ)
前記の被験者5名に、上記(1)で調製した各サンプルについて、標準品と比較して色が鮮やかであるか否か、標準品と比較して香りが良いか否かを答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して緑色が鮮やかである」「標準品と比較して香りが良い」とそれぞれ答えた人の数を、色の鮮やかさ及び香りの良さの評価点として、図7のグラフに示す。図7に示すように、カシマムギ、マンネンボシ、はるしずくの搾汁液は、イチバンボシの搾汁液と比較して、色の鮮やかさ、香りの良さのいずれも優れていることがわかった。
(3)評価例4−2(甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さ)
前記の5名の被験者に、上記(1)で調製した各サンプルを、標準品と飲み比べさせ、標準品と比較して、甘い、えぐ味が弱い、苦味が弱い、青臭くない、舌触りが良い、粉っぽさがない、コクがある、味が濃い、口当たりが良いと感じるか否かについて、それぞれ答えさせた。各サンプルについての「標準品と比較して甘い」、「標準品と比較してえぐ味が弱い」、「標準品と比較して苦味が弱い」、「標準品と比較して青臭くない」、「標準品と比較して舌触りが良い」、「標準品と比較して粉っぽさがない」、「標準品と比較してコクがある」、「標準品と比較して味が濃い」及び「標準品と比較して口当たりが良い」とそれぞれ答えた人の数を、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの評価点として、図8のグラフに示す。図8に示すように、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくを用いたサンプルは、イチバンボシと比較して、甘さ、えぐ味の弱さ、苦味の弱さ、青臭さ、舌触り、粉っぽさ、コク、味の濃さ、口当たりの良さの全ての項目において優れており、嗜好性が高いことがわかった。
以上より、カシマムギ、マンネンボシ及びはるしずくの搾汁液はイチバンボシの搾汁液と比較して色が鮮やかで香りが良く、嗜好性に優れた組成物であることがわかった。
本発明によれば、本発明の特定品種の茎葉の乾燥粉末は、色が鮮やかであるため見た目が美しく、かつ、風味が良好で嗜好性が高く、安定性に優れた青汁用の飲食用組成物を提供することができる。

Claims (4)

  1. 大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉末を用いた青汁用の飲食用組成物であって、
    前記大麦が、マンネンボシ、カシマムギ及びはるしずくから選ばれる少なくとも1の品種の大麦であり、
    前記乾燥粉末の安息角が20°〜80°である、青汁用の飲食用組成物。
  2. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、前記粉砕末が30〜250メッシュを通過するものである、請求項1に記載の青汁用の飲食用組成物。
  3. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が16μm以上であり、かつ、アスペクト比が2.0以下である、請求項1又は2のいずれかに記載の青汁用の飲食用組成物。
  4. 前記乾燥粉末が粉砕末であって、
    前記粉砕末のメディアン径が20μm未満であり、かつ、ロジン・ラムラー式による分布定数nが1.6以上である、請求項1又は2のいずれかに記載の青汁用の飲食用組成物。
JP2015134812A 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物 Active JP5887471B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015134812A JP5887471B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030992 2015-02-19
JP2015030992 2015-02-19
JP2015134812A JP5887471B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5887471B1 true JP5887471B1 (ja) 2016-03-16
JP2016154527A JP2016154527A (ja) 2016-09-01

Family

ID=55347071

Family Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015133931A Active JP5887470B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-02 阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉
JP2015133930A Active JP5866744B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-02 乳酸菌増殖用組成物
JP2015134813A Active JP5906511B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物
JP2015134812A Active JP5887471B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物
JP2016005712A Active JP5986327B2 (ja) 2015-02-19 2016-01-15 飲食用組成物、乳酸菌増殖用組成物、阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉、黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎及び/又は葉

Family Applications Before (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015133931A Active JP5887470B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-02 阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉
JP2015133930A Active JP5866744B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-02 乳酸菌増殖用組成物
JP2015134813A Active JP5906511B1 (ja) 2015-02-19 2015-07-03 飲食用組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005712A Active JP5986327B2 (ja) 2015-02-19 2016-01-15 飲食用組成物、乳酸菌増殖用組成物、阿蘇産の大麦の茎及び/又は葉、黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎及び/又は葉

Country Status (1)

Country Link
JP (5) JP5887470B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018042504A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 株式会社東洋新薬 緑葉の加工物

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6664929B2 (ja) * 2015-10-30 2020-03-13 キリンビバレッジ株式会社 難消化性デキストリン含有容器詰め飲料
JP6089165B1 (ja) * 2016-02-25 2017-03-08 株式会社東洋新薬 ビフィズス菌増殖用組成物
JP7321480B2 (ja) * 2016-12-15 2023-08-07 株式会社東洋新薬 組成物
JP6330121B1 (ja) * 2017-03-31 2018-05-30 株式会社東洋新薬 飲食用組成物
JP6296525B1 (ja) * 2017-05-17 2018-03-20 株式会社萌芽プランツ 青汁用二条大麦若葉乾燥物
JP7046302B2 (ja) * 2018-03-29 2022-04-04 株式会社センリファーム 青汁原料の乾燥処理方法および乾燥処理設備
JP2019180392A (ja) * 2018-03-30 2019-10-24 株式会社東洋新薬 青汁用の飲食用組成物
JP6738469B2 (ja) * 2018-07-31 2020-08-12 株式会社 伊藤園 大麦若葉搾汁液の製造方法
JP6671073B2 (ja) * 2019-06-07 2020-03-25 株式会社 伊藤園 大麦若葉搾汁液の製造方法
JP7211991B2 (ja) * 2020-02-28 2023-01-24 株式会社 伊藤園 大麦若葉搾汁液の製造方法
JP6945888B1 (ja) * 2020-09-30 2021-10-06 株式会社東洋新薬 免疫機能向上用組成物
JPWO2022209485A1 (ja) 2021-03-29 2022-10-06

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014060948A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Niigata Univ ビール原料及び製品の判別方法並びにその方法を利用したビール品質の評価方法
WO2014136874A1 (ja) * 2013-03-07 2014-09-12 大塚製薬株式会社 大麦粉末を含む食品
JP2014230520A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社東洋新薬 青汁用の飲食用組成物

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115726A (ja) * 1984-06-29 1986-01-23 Shin Nippon Kagaku Kogyo Co Ltd 粒体の固結防止法
JP4183886B2 (ja) * 2000-05-02 2008-11-19 株式会社東洋新薬 麦若葉由来の素材を含む抗高血圧食品
JP3706628B1 (ja) * 2004-07-07 2005-10-12 株式会社東洋新薬 麦若葉加工物を含有する造粒物
JP2008146590A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Dish Fine:Kk 画像プリント製本システム
US8883307B2 (en) * 2007-05-28 2014-11-11 Mitsubishi Shoji Foodtech Co., Ltd. Spherical particle of crystalline mannitol
JP5544665B2 (ja) * 2011-06-28 2014-07-09 株式会社東洋新薬 乳酸菌増殖用組成物、乳酸菌用培地及び乳酸菌の培養方法
JP5131882B1 (ja) * 2012-06-26 2013-01-30 紀子 石居 低糖質食品素材、低糖質食品素材を用いた発酵生地、パン類、菓子類並びに麺類
JP6059234B2 (ja) * 2012-09-05 2017-01-11 株式会社ヤクルト本社 イネ科植物の緑葉とオリゴ糖を含有する麺
JP2015126723A (ja) * 2013-05-29 2015-07-09 株式会社東洋新薬 飲食用組成物、飲食用組成物の呈味を改善する方法及び色を改善する方法、乳酸菌増殖用組成物、大麦の茎葉の栽培方法、阿蘇産又は黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎葉
JP5598943B1 (ja) * 2013-05-29 2014-10-01 株式会社東洋新薬 乳酸菌増殖用組成物
JP6463083B2 (ja) * 2013-10-31 2019-01-30 株式会社東洋新薬 黒ボク土を用いて栽培した大麦の葉及び/又は茎、阿蘇産大麦の葉及び/又は茎並びにそれを含有する飲食用組成物、大麦の茎及び/又は葉の栽培方法
JP5681897B1 (ja) * 2013-10-31 2015-03-11 株式会社東洋新薬 阿蘇産大麦の葉及び/又は茎並びにそれを含有する飲食用組成物
JP5961238B2 (ja) * 2013-10-31 2016-08-02 株式会社東洋新薬 風味が改善された飲食用組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014060948A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Niigata Univ ビール原料及び製品の判別方法並びにその方法を利用したビール品質の評価方法
WO2014136874A1 (ja) * 2013-03-07 2014-09-12 大塚製薬株式会社 大麦粉末を含む食品
JP2014230520A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 株式会社東洋新薬 青汁用の飲食用組成物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6015031648; 神谷 智康,外4名,"青汁専用大麦若葉「むぎおう」の栄養成分および乳酸菌増殖能に関する研究",日本農 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018042504A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 株式会社東洋新薬 緑葉の加工物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5906511B1 (ja) 2016-04-20
JP5887470B1 (ja) 2016-03-16
JP2016155796A (ja) 2016-09-01
JP5986327B2 (ja) 2016-09-06
JP5866744B1 (ja) 2016-02-17
JP2016154533A (ja) 2016-09-01
JP2016154528A (ja) 2016-09-01
JP2016154526A (ja) 2016-09-01
JP2016154527A (ja) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5887471B1 (ja) 飲食用組成物
JP5997854B1 (ja) 飲食用組成物
JP7455412B2 (ja) 飲食用組成物、飲食用組成物の呈味を改善する方法及び色を改善する方法、乳酸菌増殖用組成物、大麦の茎葉の栽培方法、阿蘇産又は黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎葉
JP5682082B2 (ja) 乳酸菌増殖用組成物
JPWO2007023800A1 (ja) 食品
JP5363674B1 (ja) 青汁用の飲食用組成物
JP5778839B1 (ja) 飲食品用の緑葉粉末及び飲食品の摂飲の改善方法
JP5807136B1 (ja) 飲食用組成物、飲食用組成物の呈味を改善する方法及び色を改善する方法、乳酸菌増殖用組成物、大麦の茎葉の栽培方法、阿蘇産又は黒ボク土を用いて栽培した大麦の茎葉
JP5986281B2 (ja) 飲食品用の緑葉粉末及び飲食品の摂飲の改善方法
KR101723527B1 (ko) 산수유 생과 퓨레를 이용한 산수유 젤리의 제조방법 및 상기 방법으로 제조된 산수유 젤리
JP6624661B1 (ja) 飲食用組成物
JP2021094020A (ja) 飲食用組成物
JP5906510B1 (ja) 飲食品用の緑葉粉末及び飲食品の摂飲の改善方法
CN103652271B (zh) 一种添加苜蓿的冷冻饮品及其制备方法
Viswanath et al. Processing for value addition of minor fruits
JP6566364B2 (ja) 飲食品用の緑葉粉末及び飲食品の摂飲の改善方法
JP6829488B2 (ja) 飲食品用の緑葉粉末及び飲食品の摂飲の改善方法
JP5892451B1 (ja) 青汁用の飲食用組成物の製造方法
JP7460101B2 (ja) 緑葉素材を含有するゼリー状飲食用組成物
JP6781448B2 (ja) 粉末組成物
JP2020014423A (ja) 食品

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5887471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250