JP5898601B2 - ダンプトラックのパッド固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダンプトラックに設けられ、本体を形成するフレームに対する荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させるパッドを、フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置に関する。
図11は従来のダンプトラックを示す側面図、図12は図11に示すダンプトラックに備えられるフレームと荷台部分を示す側面図、図13は図11に示すダンプトラックのパッド固定装置を示す要部断面図である。
鉱山等で活用される大型のダンプトラックは、図11,12に示すように、本体を形成するフレーム1と、土砂等が積み込まれる荷台3とを備えており、フレーム1と荷台3はホイストシリンダ4とヒンジピン2で連結されている。ホイストシリンダ4を伸縮動作させると、荷台3がフレーム1に対してヒンジピン2を支点に上下方向に回動する。荷台3の底部には、パッド5が取り付けられており、荷台3がフレーム1に対して倒伏姿勢にあるときには、パッド5がフレーム1上に着座するため、走行中の振動や土砂積み込み時の衝撃がこのパッド5によって吸収される。
図13に示すように、パッド5は、ゴム製の弾性体6と、この弾性体6に接着剤で一体的に設けられた鋼板製の台座7とから成っている。このパッド5は、台座7の部分が数枚のシム10を間に挟むようにして、荷台3の底部3aに、台座7に設けたボルト穴7a、底部3aに設けたボルト穴3b、及びシム10に設けたボルト穴に挿通させたボルト8と、このボルト8に螺合するナット9とによって固定されている。
シム10は、荷台3とフレーム1との間にパッド5が均一に挟まれるようにするためのクリアランス調整部材である。パッド5の取り付け作業は、荷台3とフレーム1とがヒンジピン2で連結された後に実施される。したがって、このパッド5の取り付け作業時には、一人の作業者がパッド5とシム10を持ち上げて荷台3の底部3aに当接させ、もう一人の作業者がボルト8の締結を行うようにしている。すなわち、二人の作業者を要することから作業効率が悪くなっている。また、パッド5の重量は、通常10kg以上もあり、このために作業者に対する負担も大きくなっている。パッド5を荷台3の底部3bに固定する従来技術は、特許文献1に開示されている。
上述したような作業効率の悪化と作業者に対する負担増を解消するために、図14に示すように、フレーム1上にパッド5を固定することが考えられる。例えば、フレーム1にめねじ部等を形成し、フレーム1の上面に載置したパッド5の台座に形成したボルト穴にボルトを挿入し、フレーム1のめねじ部等に螺合するボルトによって、パッド5の台座をフレーム1に締結するようにしてパッド5をフレーム1に固定するようにすれば、パッド5の取り付け作業に際して、パッド5及びシム10を持ち上げることなく作業を行えるので、一人作業が可能となる。また、作業者に対する負担を軽減させることができる。この種の従来技術は、特許文献2に開示されている。
特開2007−137108号公報 特開2002−220068号公報
上述した特許文献2に示されるような従来技術にあっては、パッド5をフレーム1上に固定するようにしたことから、作業効率を向上させることができ、作業者の負担を軽減させることができる。しかしながら、パッド5をフレーム1に固定するためにフレーム1にめねじ部等の穴を多数形成する必要があることから、雨水がそれらの穴からフレーム1内に浸入する虞がある。なお、フレーム1内に雨水が浸入すると、フレーム1内に錆を発生させ、当該ダンプトラックの耐久性が劣化してしまう。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、フレームにパッドを固定するようにしたものにあって、パッド固定箇所からのフレーム内部への雨水の浸入を抑えることができるダンプトラックのパッド固定装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、上記パッドの上記台座の一方の側に配置される第1固定手段から成り、上記一方の側と反対側を形成する他方の側を固定する第2固定手段を備え、この第2固定手段は、第2めねじ部が形成され、上記フレームに溶接され第2ブロックと、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する第2ボルト穴を有するとともに、上記パッドの上記台座の端部に形成され上記第2ブロックに近づくに従って低くなる傾斜部に相対的滑動可能に接合し、上記台座の上記傾斜部を押圧可能な傾斜部を端部に有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明にあっては、フレームに溶接されたブロックの上にプレートを配置し、ボルトをプレートのボルト穴に挿入し、ブロックのめねじ部に螺合させてプレートをパッドの台座に押圧することによってパッドはフレームに固定される。したがって、フレームに多数の穴を形成することなく、パッドをフレームに固定することが可能となる。これによってパッド固定箇所からの雨水の浸入を抑えることができ、雨水によるフレーム内の錆の発生を防止することができる。
また本発明は、例えば、フレームに溶接された第1固定手段のブロックの上に第1固定手段のプレートを配置し、このプレートのボルト穴に挿入され、第1固定手段のブロックのめねじ部に螺合させた第1固定手段のボルトを緩めた状態において、第2固定手段による台座の他方の側の固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルトを、第2ブロックの上に配置した第2プレートの第2ボルト穴に挿入し、第2ブロックの第2めねじ部に螺合させて締め付けることにより、第2プレートの端部の傾斜部とパッドの台座に形成した傾斜部とが相対的に滑動し、パッドの台座が例えば第1固定手段のブロックに当たるまでパッドが移動する。すなわち、パッドを第1固定手段のブロックによって位置決めした状態で、第2固定手段によりパッドの他方の側を固定することができる。このようにパッドの他方の側が第2固定手段によって固定された後、第1固定手段のボルトを締め付けて、この第1固定手段によるパッドの一方の側の固定が行われる。これにより、フレームの全体にわたって穴を形成することなくパッドをフレームに固定することができるとともに、パッドをガタを生じることなくフレームに固定することができる。
また本発明は、本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、上記パッドの上記台座の一方の側に配置される第1固定手段から成り、上記一方の側と反対側を形成する他方の側を固定する第2固定手段を備え、この第2固定手段は、第2めねじ部が形成され、上記フレームに溶接され、その上面に上記パッドの上記台座に近づくに従って低くなる傾斜部が形成された第2ブロックと、この第2ブロックの上に配置され、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する長穴から成る第2ボルト穴を有し、上記第2ブロックの上記傾斜部に相対的滑動可能に接合する傾斜部を有し、上記パッドの上記台座の端部に当接する端部を有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、例えば、フレームに溶接された第1固定手段のブロックの上に第1固定手段のプレートを配置し、このプレートのボルト穴に挿入され、第1固定手段のブロックのめねじ部に螺合させた第1固定手段のボルトを緩めた状態において、第2固定手段による台座の他方の側の固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルトを、第2ブロックの上に配置した第2プレートの第2ボルト穴に挿入し、第2ブロックの第2めねじ部に螺合させて締め付けることにより、第2ブロックの上面の傾斜部と第2プレートの傾斜部とが相対的に滑動し、第2プレートが、その端部によってパッドの台座の端部を押圧し、このパッドの台座が例えば第1固定手段のブロックに当たるまで移動する。すなわち、パッドを第1固定手段のブロックによって位置決めした状態で、第2固定手段によりパッドの他方の側を固定することができる。このようにパッドの他方の側が第2固定手段によって固定された後、第1固定手段のボルトを締め付けて、この第1固定手段によるパッドの一方の側の固定が行われる。これにより、フレームの全体にわたって穴を形成することなくパッドをフレームに固定することができるとともに、パッドをガタを生じることなくフレームに固定することができる。
また本発明は、本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、上記パッドの上記台座は矩形状から成り、この台座の4隅のそれぞれに切り欠き部を形成し、上記4隅の切り欠き部のうちの3隅の切り欠き部のそれぞれに、めねじ部が形成され、上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含む上記固定手段を第1固定手段として設け、上記4隅の切り欠き部の内の残りの1つの隅の切り欠き部に上記第1固定手段とは異なる第2固定手段を設け、上記第2固定手段は、第2めねじ部が形成され上記フレームに溶接され第2ブロックと、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する第2ボルト穴を有するとともに、平面上の互いに異なる2方向のそれぞれに形成した上記台座の2つの傾斜部のそれぞれに相対的滑動可能に接合し、上記台座の上記傾斜部のそれぞれを押圧可能な2つの傾斜部を有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、例えば、パッドの台座の3隅に形成した切り欠き部のそれぞれに配置した第1固定手段のブロックの上に第1固定手段のプレートを配置し、このプレートのボルト穴に挿入され、第1固定手段のブロックのめねじ部に螺合させた第1固定手段のボルトを緩めた状態において、残りの1つの隅の切り欠き部に配置した第2固定手段による台座の1つの隅のフレームに対する固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルトを、第2ブロックの上に配置した第2プレートの第2ボルト穴に挿入し、第2ブロックの第2めねじ部に螺合させて締め付けることにより、第2プレートの端部の2つの傾斜部と、パッドの台座に形成した2つの傾斜部とがそれぞれ相対的に滑動し、パッドの台座が例えば3隅のそれぞれの切り欠き部に配置した第1固定手段のブロックに当たるまで、異なる2方向を含む平面上を移動する。すなわち、パッドの台座の3隅を3つの第1固定手段のそれぞれのブロックに位置決めした状態で、第2固定手段によりパッドの台座の残りの1つの隅をフレームに固定することができる。このようにパッドの台座の1つの隅が第2固定手段によってフレームに固定された後、パッドの他の3つの隅の切り欠き部に配置した第1固定手段により、パッドの台座の残りの3つの隅のフレームに対する固定が行われる。これにより、フレームの全体にわたって穴を形成することなくパッドをフレームに固定することができるとともに、パッドをガタを生じることなくフレームに固定することができる。また、フレームへのパッドの固定に際し、3つの第1固定手段と1つの第2固定手段とによって、パッドの台座の4隅だけを固定すればよいので、パッドをフレームに安定して固定することができる固定手段の数を最少数に抑えることができる。
本発明は、フレームにパッドを固定するようにしたものにあって、フレームに雨水の浸入が懸念される穴を多数設けることなく、パッドをフレームに固定することができ、パッド固定箇所からのフレーム内への雨水の浸入を抑えることができる。これにより本発明は、従来懸念されていた雨水によるフレーム内の錆の発生を防止でき、従来に比べて当該ダンプトラックの耐久性を向上させることができる。
本発明者らが先に考案したダンプトラックのパッド固定装置の第1参考例を示す要部断面図である。 第1参考例に備えられるブロックの配置形態の一例を示す斜視図である。 本発明者らが先に考案した第2参考例を示す要部断面図である。 本発明者らが先に考案した第3参考例を示す要部断面図である。 本発明者らが先に考案した第4参考例を示す要部断面図である。 本発明者らが先に考案した第5参考例を示す要部断面図である。 本発明の第1実施形態を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。 本発明の第3実施形態を示す要部断面図である。 図9の要部を示す図で、(a)図はパッドの台座と、この台座に当接するプレートとの関係を示す要部拡大平面図、(b)図は(a)図のA−A断面図である。 従来のダンプトラックを示す側面図である。 図11に示すダンプトラックに備えられるフレームと荷台部分を示す側面図である。 図11に示すダンプトラックのパッド固定装置を示す要部断面図である。 従来のパッド固定装置の別の例を示す側面図である。
以下、本発明に係るダンプトラックのパッド固定装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明者らが先に考案したダンプトラックのパッド固定装置の第1参考例を示す要部断面図、図2は第1参考例に備えられるブロックの配置形態の一例を示す斜視図である。
第1参考例に係るパッド固定装置も、例えば図11に示すようにフレーム1と、このフレーム1に回動可能に設けられる荷台3とを有するダンプトラックに備えられるものであり、パッド5は、フレーム1に対する荷台3の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体6と、この弾性体6と一体に設けられる台座7とを含んでいる。このように構成されるパッド5は、クリアランス調整部材を構成する例えば数枚のシム10によってフレーム1に固定されるようになっている。これらの点は前述したとおりである。
第1参考例に係るパッド固定装置は、図1に示すように、パッド5の弾性体6を挟むように互いに対向して位置する台座7の部分のそれぞれに、パッド5の台座7をフレーム1に固定する同等の構成の第1固定手段と第2固定手段を備えている。
第1固定手段は、第1めねじ部11aが形成されフレーム1に溶接され鋼材から成る第1ブロック11と、この第1ブロック11の第1めねじ部11aに適合する第1ボルト穴12aを有し、パッド5の台座7の一方の側(図示左側)の上面に当接する平坦状の鋼板から成る第1プレート12と、この第1プレート12の第1ボルト穴12aに挿入され、第1ブロック11の第1めねじ部11aに螺合して第1プレート12をパッド5の台座の一方の側の上面に押圧する第1ボルト13とを含んでいる。
パッド5を挟んで第1固定手段と対向するように配置される第2固定手段も、第1固定手段におけるのと同様の、第2めねじ部15aが形成されフレーム1に溶接され鋼材から成る第2ブロック15と、この第2ブロック15の第2めねじ部15aに適合する第2ボルト穴16aを有し、パッド5の台座7の他方の側(図示右側)の上面に当接する平坦状の鋼板から成る第2プレート16と、この第2プレート16の第2ボルト穴16aに挿入され、第2ブロック15の第2めねじ部15aに螺合して、第2プレート16をパッド5の台座7の他方の側の上面に押圧する第2ボルト17とを含んでいる。
図2に示すように、パッド5の矢印Dで示す前後方向、及び矢印Fで示す左右方向の動きを阻止するために、上述した第1固定手段と第2固定手段の組み合わせを前後方向において2組、左右方向において2組、すなわち最少数の組み合わせである4組設けてある。この第1参考例は、パッド5の周囲に、4つの第1固定手段と4つの第2固定手段の計8つの固定手段を配置して、これらの第1固定手段と第2固定手段とによってパッド5を動かないようにフレーム1に固定してある。
このように構成した第1参考例にあっては、フレーム1に溶接された第1,第2ブロック11,15のそれぞれの上に第1,第2プレート12,16を配置し、第1,第2ボルト13,17を第1,第2プレート12,16のそれぞれの第1,第2ボルト穴12a,16aに挿入し、第1,第2ブロック11,15の第1,第2めねじ部11a,15aに螺合させて、第1,第2プレート12,16をパッド5の台座7に押圧することによってパッド5をフレーム1に固定することができる。
したがって、この第1参考例によれば、フレーム1の全体にわたって穴を形成することなく、パッド5をフレーム1に固定することができる。これによって、この第1参考例は、パッド固定箇所からの雨水の浸入を抑えることができ、雨水によるフレーム1内の錆の発生を防止することができ、この第1実施形態が備えられるダンプトラックの耐久性を向上させることができる。
図3は本発明者らが先に考案した第2参考例を示す要部断面図である。
この第2参考例も、第1参考例における第1固定手段と同様の第1めねじ部21aを有し、フレーム1上に溶接され鋼材から成る第1ブロック21と、第1ボルト穴22aを有する鋼板から成る第2プレート22と、第1ボルト23とを備えるとともに、この第2参考例における第1固定手段と同等の第2固定手段、すなわち第2めねじ部25aを有し、フレーム1上に溶接され鋼材から成る第2ブロック25と、第2ボルト穴26aを有する鋼板から成る第2プレート26と、第2ボルト27を備えている。
第1参考例と異なるのは、第1プレート22、第2プレート26の形状である。すなわち、第1プレート22は第1ブロック21の上面に当接し、第1ボルト穴21aが形成される上部平坦部22bと、この上部平坦部22bに連設されて低い位置に配置され、パッド5の台座7の一方の側(図示左側)の上面に当接する下部平坦部22cとを有している。同様に、第2プレート26も、第2ブロック25の上面に当接し、第2ボルト穴26aが形成される上部平坦部26bと、この上部平坦部26bに連設されて低い位置に配置され、パッド5の台座7の他方の側(図示右側)の上面に当接する下部平坦部26cとを有している。
このように構成した第2参考例も、第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第2参考例は、パッド5の台座7の上面よりも第1,第2ブロック21,25の上面の高さの方が高い場合に有効であり、このような場合でも第1,第2プレート22,26によってパッド5の台座7を安定して固定することができる。
図4は本発明者らが先に考案した第3参考例を示す要部断面図である。
第3参考例も図4に示すように、パッド5の弾性体6を挟むように互いに対向して位置する台座7の部分のそれぞれに、パッド5の台座7をフレーム1に固定する同等の構成の第1固定手段と第2固定手段とを備えている。
第1固定手段は、第1めねじ部31aが形成されフレーム1に溶接され比較的形状の小さな鋼材から成る第1ブロック31と、この第1ブロック31の第1めねじ部31aに適合する第1ボルト穴32aを有し、第1ブロック31を覆うように配置され、一端32bがフレーム1の上面に当接し、他端32cが台座の一方の側(図示左側)の上面に当接するように折り曲げ形成した鋼板から成る第1プレート32と、この第1プレート32の第1ボルト穴32aに挿入され、第1ブロック31の第1めねじ部31aに螺合して第1プレート32をパッド5の台座7の一方の側の上面と、フレーム1の上面の双方に押圧する第1ボルト33とを含んでいる。
パッド5を挟んで第1固定手段と対向するように配置される第2固定手段も、第1固定手段におけるのと同様の、第2めねじ部35aが形成されフレーム1に溶接され比較的形状の小さな鋼材から成る第2ブロック35と、この第2ブロック35の第2めねじ部35aに適合する第2ボルト穴36aを有し、第2ブロック35を覆うように配置され、一端36bがフレーム1の上面に当接し、他端36cが台座7の他方の側(図示右側)の上面に当接するように折り曲げ形成した鋼板から成る第2プレート36と、この第2プレート36の第2ボルト穴36aに挿入され、第2プレート36をパッド5の台座7の他方の側の上面と、フレーム1の上面の双方に押圧する第2ボルト37とを含んでいる。
このように構成した第3参考例も、第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第3参考例は、第1,第2プレート32,36のばね力を利用して、パッド5の台座7をフレーム1に堅固に固定することができる。
図5は本発明者らが先に考案した第4参考例を示す要部断面図である。
第4参考例も図5に示すように、パッド5の弾性体6を挟むように互いに対向して位置する台座7の部分のそれぞれに、パッド5の台座7をフレーム1に固定する同等の構成の第1固定手段と第2固定手段とを備えている。
第1固定手段は、第1めねじ部41aが形成されフレーム1に溶接され鋼材から成る第1ブロック41と、この第1ブロック41の第1めねじ部41aに適合する第1ボルト穴42aを有し、一端が第1ブロック41の上面に当接し、他端がパッド5の台座7の一方の側(図示左側)の上面に当接し、第1ボルト穴42aが形成される部分に上に凸となる膨張部42bを有する鋼板から成る第1プレート42と、この第1プレート42の第1ボルト穴42aに挿入され、第1ブロック41の第1めねじ部41aに螺合して第1プレート42をパッド5の台座7の一方の側に押圧する第1ボルト43とを含んでいる。
パッド5を挟んで第1固定手段と対向するように配置される第2固定手段も、第1固定手段におけるのと同様の、第2めねじ部45aが形成されフレーム1に溶接され鋼材から成る第2ブロック45と、この第2ブロック45の第2めねじ部45aに適合する第2ボルト穴46bを有し、一端が第2ブロック45の上面に当接し、他端がパッド5の台座7の他方の側(図示右側)の上面に当接し、第2ボルト穴46aが形成される部分に上に凸となる膨張部46bを有する鋼板から成る第2プレート46と、この第2プレート46の第2ボルト穴46aに螺合して第2プレート46をパッド5の台座7の他方の側に押圧する第2ボルト47とを含んでいる。
このように構成した第4参考例も、第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第4参考例は、パッド5の台座7の上面と、第1,第2ブロック41,45の上面とが略同じ高さである場合に有効であり、第1,第2プレート42,46の膨張部42b,46bのばね力を利用して、パッド5の台座7を堅固に固定することができる。
図6は本発明者らが先に考案した第5参考例を示す要部断面図である。
この第5参考例は図6に示すように、パッド5の弾性体6を挟んで互いに対向して位置する台座7の一方の側(図示左側)を固定する第1固定手段は、第1参考例におけるのと同等であるが、台座7の他方の側(図示右側)を固定する第2固定手段が、第1固定手段とは異なる構成にしてある。
第2固定手段は、荷台3の底部3aに形成されて雨避けとなり得る張り出し部3a1を活用したものである。荷台3の底部3aの張り出し部3a1の直下においてフレーム1にボルト穴1aを形成し、このボルト穴1aに適合するように台座7にボルト穴7aを形成し、シム10にもボルト穴を形成し、これらのボルト穴1a,7a等にボルト53を挿入させ、このボルト53とナット54とを螺合させ、例えばこれらのボルト53及びナット54を互いに締め付けることによって、台座7の他方の側をフレーム1に固定してある。すなわち、第2固定手段は、ボルト53とナット54、及びフレーム1のボルト穴1a、台座7のボルト穴7a等によって構成されている。
このように構成した第5参考例は、フレーム1にボルト穴1aを形成することから、第1参考例とは異なって雨水がボルト穴1aによってフレーム1内に浸入する懸念があるが、フレーム1のボルト穴1aをフレーム1により隔設される空間の外側に設けることによって、フレーム1のボルト穴1aからの隔設空間内への雨水の浸入を抑えることができる。したがって、略第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第5参考例は、第2固定手段の構成が簡単になるので、製作費を低減させることができる。
図7は本発明の第1実施形態を示す要部断面図である。
この第1実施形態も図7に示すように、パッド5の弾性体6を挟むように互いに対向して位置する台座7の一方の側(図示左側)を固定する第1固定手段は、図3に示す第2参考例におけるのと同等であるが、台座7の他方の側(図示右側)を固定する第2固定手段が、第1固定手段とは異なる構成にしてある。
第2固定手段は、第2めねじ部61aが形成され、フレーム1に溶接され鋼材から成る第2ブロック61と、この第2ブロック61の第2めねじ部61aに適合する第2ボルト穴62aを有するとともに、パッド5の台座7の端部に形成され第2ブロック61に近づくに従って低くなる傾斜部7bに相対的に滑動可能に接合し、台座7の傾斜部7bを押圧可能な傾斜部62bを端部に有し、鋼板から成る第2プレート62と、第2プレート62の第2ボルト穴62aに挿入され、第2ブロック61の第2めねじ部61aに螺合して第2プレート62を押圧する第2ボルト63とを含む構成にしてある。
このように構成した第1実施形態は、例えばフレーム1に溶接された第1固定手段の第1ブロック21の第1めねじ部21aの上に第1固定手段の第1プレート22を配置し、この第1プレート22の第1ボルト穴22aに挿入され、第1固定手段の第1ブロック21の第1めねじ部21aに螺合させた第1固定手段の第1ボルト23を緩めた状態において、第2固定手段による台座7の他方の側の固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルト63を、第2ブロック61の上に配置した第2プレート62の第2ボルト穴62aに挿入し、第2ブロック61の第2めねじ部61aに螺合させて締め付けることにより、第2プレート62の端部の傾斜部62bとパッド5の台座7の傾斜部7bとが相対的に滑動し、パッド5の台座7が例えば第1固定手段の第1ブロック21に当接するまで移動する。
すなわち、パッド5を第1固定手段の第1ブロック21によって位置決めした状態で、第2固定手段によりパッド5の他方の側を固定することができる。このようにパッド5の他方の側が第2固定手段によって固定された後、第1固定手段の第1ボルト23を締め付けて、この第1固定手段によるパッド5の一方の側の固定が行われる。これにより、フレーム1の全体にわたって、穴を形成することなくパッド5をフレーム1に固定できるので、第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第1実施形態によれば、第2固定手段によるパッド5の他方の側の固定に際して、傾斜部7b,62bによってパッド5の台座7を第1固定手段の第1ブロック21に押し付けた状態で固定を行うことができるので、パッド5をガタを生じることなくフレーム1に安定して固定することができる。
図8は本発明の第2実施形態を示す要部断面図である。
この第2実施形態も図8に示すように、パッド5の弾性体6を挟むように互いに対向して位置する台座7の一方の側(図示左側)を固定する第1固定手段は、図3に示す第2参考例におけるのと同等であるが、台座7の他方の側(図示右側)を固定する第2固定手段が、第1固定手段とは異なる構成にしてある。
第2固定手段は、第2めねじ部71aが形成され、フレーム1に溶接され、その上面にパッド5の台座7に近づくに従って低くなる傾斜部71bが形成された鋼板から成る第2ブロック71と、この第2ブロック71の上に配置され、この第2ブロック71の第2めねじ部71aに適合する長穴から成る第2ボルト穴72aを有し、第2ブロック71の傾斜部71bに相対的滑動可能に接合する傾斜部72bを有し、パッド5の台座7の端部に当接する端部を有する第2プレート72と、この第2プレート72の第2ボルト72aに挿入され、第2ブロック71の第2めねじ部71aに螺合して第2プレート72を押圧する第2ボルト73とを含む構成にしてある。
このように構成した第2実施形態は、例えばフレーム1に溶接された第1固定手段の第1ブロック21の上に第1固定手段の第1プレート22を配置し、この第1プレート22の第1ボルト穴22aに挿入され、第1固定手段の第1ブロック21の第1めねじ部21aに螺合させた第1固定手段の第1ボルト23を緩めた状態において、第2固定手段による台座7の他方側の固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルト73を、第2ブロック71の上に配置した第2プレート72の第2ボルト穴72aに挿入し、第2ブロック71の第2めねじ部71aに螺合させて締め付けることにより、第2ブロック71の上面の傾斜部71bと第2プレート72の傾斜部72bとが相対的に滑動し、第2プレート72が、その端部によってパッド5の台座7の端部を押圧し、このパッド5の台座7が例えば第1固定手段の第1ブロック21に当たるまで移動する。
すなわち、パッド5を第1固定手段の第1ブロック21によって位置決めした状態で、第2固定手段によりパッド5の他方の側を固定することができる。このようにパッド5の他方の側が第2固定手段によって固定された後、第1固定手段の第1ボルト23を締め付けて、この第1固定手段によるパッド5の一方の側の固定が行われる。これにより、フレーム1の全体にわたって穴を形成することなくパッド5をフレーム1に固定できるので、第1参考例と同等の作用効果が得られる。また、この第2実施形態によれば、第2固定手段によるパッド5の他方の側の固定に際して、傾斜部71b,72bによってパッド5の台座7を第1固定手段の第1ブロック21に押し付けた状態で固定を行うことができるので、パッド5のガタを生じることなくフレーム1に安定して固定することができる。
図9は本発明の第3実施形態を示す要部断面図、図10は図9の要部を示す図で、(a)図はパッドの台座と、この台座に当接するプレートとの関係を示す要部拡大平面図、(b)図は(a)図のA−A断面図である。
この第3実施形態は、図9に示すように、矩形状から成るパッド5の台座7の4隅のそれぞれに切り欠き部80を形成してある。これらの4隅の切り欠き部80のうちの3隅の切り欠き部80のそれぞれに、図5に示す第4参考例におけるのと同等の第1固定手段を設けてある。また、4隅の切り欠き部80の内の残りの1つの隅の切り欠き部80に第1固定手段とは異なる第2固定手段を設けてある。
この第2固定手段は、図示しない第2めねじ部が形成されフレーム1に溶接され鋼材から成る第2ブロック81と、図10に示すように、第2ブロック81の図示しない第2めねじ部に適合する第2ボルト穴82aを有するとともに、平面上の互いに異なる2方向のそれぞれに形成した台座7の端部の2つの傾斜部、すなわち第1傾斜部7c及び第2傾斜部7dのそれぞれに相対的滑動可能に接合し、台座7の傾斜部7c,7dのそれぞれを押圧可能な2つの傾斜部、すなわち第1傾斜部82c及び第2傾斜部82dを有し、鋼板から成る第2プレート82と、この第2プレート82の第2ボルト穴82aに挿入され、第2ブロック81の図示しない第2めねじ部に螺合して第2プレート82を押圧する第2ボルト83とを含んでいる。
このように構成した第3実施形態は、例えばパッド5の台座7の3隅に形成した切り欠き部80のそれぞれに配置した第1固定手段の第1ブロック41の第1めねじ部41aに螺合させた第1固定手段の第1ボルト43を緩めた状態において、残りの1つの隅の切り欠き部80に配置した第2固定手段による台座7の1つの隅のフレーム1に対する固定が行われる。この第2固定手段の第2ボルト83を、第2ブロック81の上に配置した第2プレート82の第2ボルト穴82aに挿入し、第2ブロック81の図示しない第2めねじ部に螺合させて締め付けることにより、第2プレート82の端部の2つの傾斜部82c,82dと、パッド5の台座7の端部に形成した2つの傾斜部7c,7dとが、第2ボルト穴82aと第2ボルト83のクリアランスの範囲内でそれぞれ相対的に滑動し、パッド5の台座7が例えば3隅のそれぞれの切り欠き部80に配置した第1固定手段の第1ブロック41に当たるまで、同図10の矢印90で示すように異なる2方向を含む平面上を移動する。移動距離を大きくするには、第2ボルト穴82aの径を大きくすれば良い。また異なる2方向は、たとえば図10では互いに直交する方向として示してある。
すなわち、パッド5の台座7の3隅を3つの第1固定手段のそれぞれの第1ブロック41に位置決めした状態で、第2固定手段によりパッド5の台座7の残りの1つの隅をフレーム1に固定することができる。このようにパッド5の台座7の1つの隅が第2固定手段によってフレーム1に固定された後、パッド5の他の3つの隅の切り欠き部80に配置した第2固定手段により、パッド5の台座7の残りの3つの隅のフレーム1に対する固定が行われる。
これにより、フレーム1の全体にわたって穴を形成することなく、第1参考例と同様の作用効果が得られる。また、この第3実施形態によれば、第2固定手段によるパッド5の他方の側の固定に際して、台座7の傾斜部7c,7d及び第2プレート82の傾斜部82c,82dによってパッド5の台座7を3つの第1固定手段のそれぞれの第1ブロック41に押し付けた状態で固定を行うことができるので、パッド5をガタを生じることなくフレーム1に固定することができる。また、フレーム1へのパッド5の固定に際し、3つの第1固定手段と1つの第2固定手段とによって、パッド5の台座7の4隅だけを固定すればよいので、パッド5をフレーム1に安定して固定することができる固定手段を4つとすることができる。すなわち、第1参考例における場合に比べて固定手段の数を半減させることができ、製作費の低減に貢献する。
1 フレーム
1a ボルト穴
3 荷台
3a 底部
3a1 張り出し部
5 パッド
6 弾性体
7 台座
7a ボルト穴
7b 傾斜部
7c 第1傾斜部
7d 第2傾斜部
11 第1ブロック
11a 第1めねじ部
12 第1プレート
12a 第1ボルト穴
13 第1ボルト
15 第2ブロック
15a 第2めねじ部
16 第2プレート
16a 第2ボルト穴
17 第2ボルト
21 第1ブロック
21a 第1めねじ部
22 第1プレート
22a 第1ボルト穴
22b 上部平坦部
22c 下部平坦部
23 第1ボルト
25 第2ブロック
25a 第2めねじ部
26 第2プレート
26a 第2ボルト穴
26b 上部平坦部
26c 下部平坦部
27 第2ボルト
31 第1ブロック
31a 第1めねじ部
32 第1プレート
32a 第1ボルト穴
33 第1ボルト
35 第2ブロック
35a 第2めねじ部
36 第2プレート
36a 第2ボルト穴
37 第2ボルト
41 第1ブロック
41a 第1めねじ部
42 第2プレート
42a 第2ボルト穴
42b 膨張部
43 第1ボルト
45 第2ブロック
45a 第2めねじ部
46 第2プレート
46a 第2ボルト穴
46b 膨張部
47 第2ボルト
53 ボルト
54 ナット
61 第2ブロック
61a 第2めねじ部
62 第2プレート
62a 第2ボルト穴
62b 傾斜部
63 第2ボルト
71 第2ブロック
71a 第2めねじ部
71b 傾斜部
72 第2プレート
72a 第2ボルト穴
72b 傾斜部
73 第2ボルト
80 切り欠き部
81 第2ブロック
82 第2プレート
82a 第2ボルト穴
82c 第1傾斜部
82d 第2傾斜部
83 第2ボルト

Claims (3)

  1. 本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、
    上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、
    上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、
    この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、上記パッドの上記台座の一方の側に配置される第1固定手段から成り、
    上記一方の側と反対側を形成する他方の側を固定する第2固定手段を備え、
    この第2固定手段は、第2めねじ部が形成され、上記フレームに溶接され第2ブロックと、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する第2ボルト穴を有するとともに、上記パッドの上記台座の端部に形成され上記第2ブロックに近づくに従って低くなる傾斜部に相対的滑動可能に接合し、上記台座の上記傾斜部を押圧可能な傾斜部を端部に有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを特徴とするダンプトラックのパッド固定装置。
  2. 本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、
    上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、
    上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、
    この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、上記パッドの上記台座の一方の側に配置される第1固定手段から成り、
    上記一方の側と反対側を形成する他方の側を固定する第2固定手段を備え、
    この第2固定手段は、第2めねじ部が形成され、上記フレームに溶接され、その上面に上記パッドの上記台座に近づくに従って低くなる傾斜部が形成された第2ブロックと、この第2ブロックの上に配置され、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する長穴から成る第2ボルト穴を有し、上記第2ブロックの上記傾斜部に相対的滑動可能に接合する傾斜部を有し、上記パッドの上記台座の端部に当接する端部を有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを特徴とするダンプトラックのパッド固定装置。
  3. 本体を形成するフレームと、このフレームに回動可能に取り付けられる荷台とを有するダンプトラックに備えられ、
    上記フレームに対する上記荷台の倒伏姿勢における衝撃を緩和させる弾性体と、この弾性体と一体に設けられる台座とを含むパッドを、上記フレームに固定するようにしたダンプトラックのパッド固定装置において、
    上記パッドの上記台座を上記フレームに固定する固定手段を備え、
    この固定手段は、めねじ部が形成され上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し、上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含み、
    上記パッドの上記台座は矩形状から成り、この台座の4隅のそれぞれに切り欠き部を形成し、
    上記4隅の切り欠き部のうちの3隅の切り欠き部のそれぞれに、めねじ部が形成され、上記フレームに溶接されブロックと、このブロックの上記めねじ部に適合するボルト穴を有し上記パッドの上記台座に当接するプレートと、上記プレートの上記ボルト穴に挿入され、上記ブロックの上記めねじ部に螺合して上記プレートを上記パッドの上記台座に押圧するボルトとを含む上記固定手段を第1固定手段として設け、
    上記4隅の切り欠き部の内の残りの1つの隅の切り欠き部に上記第1固定手段とは異なる第2固定手段を設け、
    上記第2固定手段は、第2めねじ部が形成され上記フレームに溶接され第2ブロックと、この第2ブロックの上記第2めねじ部に適合する第2ボルト穴を有するとともに、平面上の互いに異なる2方向のそれぞれに形成した上記台座の2つの傾斜部のそれぞれに相対的滑動可能に接合し、上記台座の上記傾斜部のそれぞれを押圧可能な2つの傾斜部を有する第2プレートと、上記第2プレートの上記第2ボルト穴に挿入され、上記第2ブロックの上記第2めねじ部に螺合して上記第2プレートを押圧する第2ボルトとを含むことを徴とするダンプトラックのパッド固定装置。
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