JP4955802B2 - 橋まくらぎレール締結装置 - Google Patents
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Description
そこで、図21及び図22に示すように、従来、このような分野のまくらぎ締結装置としては、タイプレート101と、下敷きパッド102と、ねじ釘103と、スタッドボルト104と、斜辺105bと長孔105a等を有し、タイプレート101の位置に応じて橋まくらぎTの長手方向における位置を適宜調整可能でレールRからタイプレート101を経て伝達される横圧をスタッドボルト104に伝達して支持させる横圧受け部材106を設けるようにしていた。
〔1〕橋まくらぎの上方にレールが配置され、該レールの両側を板ばねを介して締結する橋まくらぎレール締結装置において、橋まくらぎに植設されるスタッドボルトと、このスタッドボルトを貫通させる第1のスタッドボルト用穴を有するとともに、裏面に溝が形成される溝付座金と、前記橋まくらぎ上に敷設され、かつ前記スタッドボルトを貫通させる第2のスタッドボルト用穴と、この第2のスタッドボルト用穴の周辺に溝付座面が形成されるタイプレートとを備え、レールの通り調整時に、その調整量に応じて前記溝付座面を有するタイプレートを前記溝付座金に対応させて移動可能にし、ばね座金を介して前記スタッドボルトにナットを螺合して前記溝付座金を締結するとともに、前記タイプレート下に配置するタイプレート下扛上用パッキンと扛上用座金を併用することを特徴とする。
図1〜図8は、レールの通り調整又はレールの高低調整前の橋まくらぎレール締結装置を示す図である。
図1は本発明の参考例を示すレールの通り調整又はレールの高低調整前の橋まくらぎレール締結装置の断面図、図2はその橋まくらぎレール締結装置の平面図、図3はその橋まくらぎレール締結装置のスタッドボルトを示す図であり、図3(a)はその上面図、図3(b)はその側面図、図4はそのスタッドボルトのナットを示す図であり、図4(a)はその上面図、図4(b)はその側面図、図5はその橋まくらぎレール締結装置の調節座金を示す図であり、図5(a)はその上面図、図5(b)はその断面図、図6はその橋まくらぎレール締結装置のタイプレートを示す図であり、図6(a)はその上面図、図6(b)はその断面図、図7はその橋まくらぎレール締結装置のタイプレートパッドを示す図であり、図7(a)はその上面図、図7(b)はその断面図、図8はその橋まくらぎレール締結装置の軌道パッドを示す図であり、図8(a)はその上面図、図8(b)はその側面図である。
図9は本発明の参考例を示すレールの通り調整及びレールの高低調整後の橋まくらぎレール締結装置の断面図、図10はその橋まくらぎレール締結装置の平面図、図11はその橋まくらぎレール締結装置の調節座金の説明図、図12はその橋まくらぎレール締結装置のタイプレート下扛上用パッキンを示す図であり、図12(a)はその上面図、図12(b)はその側面図、図13はその橋まくらぎレール締結装置の軌道パッド下調整パッキンを示す図であり、図13(a)はその上面図、図13(b)はその側面図である。
次に、レール13の高低を調整する場合には、図9に示すように、軌道パッド下調整パッキン12(最大10mm)およびタイプレート下扛上用パッキン11(最大10mm)を使用することにより、上下方向で0〜20mmの調整を可能にする。
また、軌道狂いを調整する際、スタッドボルト1の打ち換えが不要なため橋まくらぎAに不要なボルト穴が残らず、橋まくらぎAの劣化を抑制することができる。
また、タイプレート8を設置した後に、スタッドボルト1を打ち込むことができるため、施工が容易である。
図14は本発明の実施例を示す橋まくらぎレール締結装置(調整前)の断面図、図15はその橋まくらぎレール締結装置の平面図、図16はその橋まくらぎレール締結装置を20mm扛上した状態を示す断面図(調整後)、図17はその橋まくらぎレール締結装置の扛上用座金を示す図であり、図17(a)はその裏面図、図17(b)はその断面図、図18はその橋まくらぎレール締結装置の溝付座金を示す図であり、図18(a)はその裏面図、図18(b)はその正面から見た断面図、図18(c)はその側面から見た断面図、図19はその橋まくらぎレール締結装置のタイプレートを示す図であり、図19(a)はその上面図、図19(b)はその正面図、図20はその橋まくらぎレール締結装置のタイプレート下扛上用パッキンを示す図であり、図20(a)はその上面図、図20(b)はその断面図である。なお、スタッドボルトおよびそのナット、軌道パッドは参考例に示したものと同様である。
(1)橋まくらぎAとタイプレート29の締結力がスタッドボルト21の引抜き強度に依存しないような構造とした。
(2)スタッドボルト21と溝付座金27を用いて、容易に左右および高低調整できる構造とした。
このように、本実施例の橋まくらぎレール締結装置によって、以下のような利点を有する。
(1)軌道変位を調整する際、スタッドボルト21の打ち換えが不要なため、橋まくらぎAに不必要なボルト穴が残らず、橋まくらぎの劣化が抑制できる。
(3)軌道パッド下調整パッド32(最大10mm)およびタイプレート下扛上用パッキン31(最大10mm)を使用することにより、上下方向で0〜20mmの調整が可能である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
1,21 スタッドボルト
1a スクリュー型螺旋部
1b 鍔部
1c 雄螺子部
2,22 スタッドボルトのナット
3,23 ばね座金
4,25 平座金
5,26 締結用ボルト・ナット
6 調節座金
a 調節座金の長軸
b 調節座金の短軸
6a,27a スタッドボルト用穴
7,28 板ばね
8,29 タイプレート
8a,9a ほぼ楕円形状の穴
8b レールを固定するスタッド
8c 板ばねの係止突起
9 タイプレートパッド
10,30 軌道パッド
11,31 タイプレート下扛上用パッキン
11a 一部が開口したスタッドボルト用穴
12,32 軌道パッド下調整パッキン
13,33 レール
24 扛上用座金
27 溝付座金
27b 溝
29a,31a 一部が開口したスタッドボルト用穴
29b 溝付座面
Claims (2)
- 橋まくらぎの上方にレールが配置され、該レールの両側を板ばねを介して締結する橋まくらぎレール締結装置において、橋まくらぎに植設されるスタッドボルトと、該スタッドボルトを貫通させる第1のスタッドボルト用穴を有するとともに、裏面に溝が形成される溝付座金と、前記橋まくらぎ上に敷設され、かつ前記スタッドボルトを貫通させる第2のスタッドボルト用穴と、該第2のスタッドボルト用穴の周辺に溝付座面が形成されるタイプレートとを備え、レールの通り調整時に、その調整量に応じて前記溝付座面を有するタイプレートを前記溝付座金に対応させて移動可能にし、ばね座金を介して前記スタッドボルトにナットを螺合して前記溝付座金を締結するとともに、前記タイプレート下に配置するタイプレート下扛上用パッキンと扛上用座金を併用することを特徴とする橋まくらぎレール締結装置。
- 請求項1記載の橋まくらぎレール締結装置において、前記タイプレート下扛上用パッキンが鋼板や剛性の高い部材であることを特徴とする橋まくらぎレール締結装置。
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JP2010160250A JP4955802B2 (ja) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | 橋まくらぎレール締結装置 |
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