JPH0424165Y2 - - Google Patents

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JPH0424165Y2
JPH0424165Y2 JP8823989U JP8823989U JPH0424165Y2 JP H0424165 Y2 JPH0424165 Y2 JP H0424165Y2 JP 8823989 U JP8823989 U JP 8823989U JP 8823989 U JP8823989 U JP 8823989U JP H0424165 Y2 JPH0424165 Y2 JP H0424165Y2
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flange
bolt
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fixed
tool
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、通信機器の冷却ブロア等、被固定物
をパネルに固定する際に用いられるクランプ具に
関するものである。
[従来の技術] 従来のパネルクランプ具を第7図、第8図に於
いて説明する。
図中、1は冷却用ブロア等の被固定物、2はパ
ネルである。
被固定物1の取付部分の周囲に螺子孔を刻設、
或は螺子座3を固着する。被固定物1のフランジ
4をパネル具5とで挟込み、該クランプ具5にボ
ルト6を挿通して前記螺子座3に螺着し、被固定
物1を固定する。
前記クランプ具5は第9図に示される様に前記
フランジ4の板厚分に相当するカラー部7と該フ
ランジ4を挟持する鍔部8とから成り、該鍔部8
は円形から一部を切欠した形状となつている。
被固定物1を取外す場合は、ボルト6を抜脱し
てクランプ具5を除去するか、或はボルト6を少
し弛め、クランプ具5を180°回転させ、鍔部8と
フランジとの係合を解除して行つていた。
又、第10図、第11図は他のクランプ具を示
すもので、該クランプ具10は外形形状が矩形を
しており、スペーサ9を介在させた状態で、クラ
ンプ具10の1辺部でフランジ4を挟持する様に
なつている。
尚、第8図、第11図に於いて11は弛み防止
の為の歯付座金である。
[考案が解決しようとする課題] 然し乍ら、上記した従来のクランプ具では以下
に述べる様な不具合がある。
() クランプ具をボルトで締付ける場合、ク
ランプ具を回らない様に手で押えておく必要が
あるが、実装密度が高く、他の機械部品、電機
部品が近接している場合、指が入らないことも
あり、作業性が悪いと共に充分に締付けられな
い場合もある。
() 航空機搭載用電子機器では、特に振動対
策を考慮しなくてはならないが、上記した従来
のものでは螺子部に接着剤を塗布しており、接
着剤の塗布では信頼性に欠けると共に作業性に
欠ける。
() 又、保守時、或は被固定物の交換作業を
する場合、螺子部に接着剤を塗布したもので
は、取外しの際の作業性を損う。
() クランプ具とボルトは一体化されていな
いので、取外し時等でクランプ具或はボルトを
落したり、紛失したりする可能性がある。実装
密度の高い機器では、落した或は紛失したクラ
ンプ具、螺子が電気部品に接触すると、短絡の
原因となる。
本考案は、斯かる実情に鑑みなしたものであつ
て、作業性が良く、狭小な場所でも容易に取付
け、取外しが可能であるクランプ具を提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、クランプ具本体を鍔部と該鍔部との
裏面に突設した段差部により形成し、ボルト挿通
孔を前記鍔部の偏心した位置に穿設し、前記段差
部をクランプ具本体の回転により被固定物に当接
離反可能とし、前記ボルト挿通孔に樹脂スリーブ
を圧入したことを特徴とするものである。
[作用] スリーブとボルトの螺合関係でクランプ具とボ
ルトが一体化されるので、ボルトを螺子孔に螺入
する際ボルトの回転でクランプ具も回転し、クラ
ンプ具は段差部により最適な姿勢に調整されると
共に位置決めされ、鍔部が被固定物と係合して被
固定物を固定する。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第1図、第2図では被固定物1の下部に溝13
が刻設され、該溝13を境にフランジ14が形成
されている。
本実施例に係るクランプ具15を第3図〜第5
図を参照して説明する。
該クランプ具本体16の鍔部17は円形を一部
切除した形状となつており、ボルト挿通孔18は
該円形の中心OよりずれたO′に穿設してある。
該挿通孔18の内面に貫線に沿つて、複数本(図
では4本)の細溝19を刻設する。又、前記鍔部
17の切除箇所20は、中心O′側で中心O,
O′を通る直接に直角な平面で切除して形成して
ある。
クランプ具本体16の裏面には段差部21が突
設され、該段差部21はO′を中心とする半円弧
部21aと該半円弧部21aより直接OO′と略直
角な方向に延びるストツパ部21bから形成され
ている。又、該段差部21の裏面は反切除箇所側
に向つて厚みが減少する様に傾斜している。
前記挿通孔18にはボルト6の外径よりも若干
小さめの合製樹脂性のスリーブ22を圧入する。
圧入されたスリーブ22は前記細溝19に喰込み
回止めがなされる。
次に、上記したクランプ具15による被固定物
1の固定について説明する。
先ず、ボルト6を前記スリーブ22に螺入す
る。スリーブ22の内径はボルト6の外径よりも
若干小さめであるので、ボルト6はスリーブ22
をセルフタツプ加工しながら挿入されていく、ボ
ルト6がスリーブ22に螺入した状態ではクラン
プ具15とボルト6とは一体となる。
次に、切除箇所20を被固定物1に対面させた
状態でボルト6を螺子座3に合せる。ボルト6を
回転させ、螺子座3に螺入させていく。
ボルト6の回転でクランプ具15も回転し、前
記鍔部8が前記溝13に嵌合し、クランプ具15
が所要回転したところで、前記ストツパ部21b
が被固定物1に当接する。該ストツパ部21bが
被固定物1に当接した後はクランプ具5はもはや
回転することなく、ボルト6のみが螺入し、鍔部
17で前記フランジ14を押圧する。又、前記し
た様に、段差部21bの下面が傾斜しているの
で、ボルト6の締付力が有効に鍔部17に伝達さ
れ、フランジ14の固定は確実になされる。
上記操作で分る様に、クランプ具15とボルト
6とは一体に扱うことができ、而もクランプ具1
5の位置合せをした後は手を添える必要がないの
で、作業性も極めてよい。
尚、固定後はブツシユが弛止め機能を奏するの
で、接着剤の塗布は必要なくなる。
更に、鍔部17に対して挿通孔18が偏心して
いるので、フランジの周面と挿通孔18の中心と
の距離が異なつていても固定が可能であり、同一
のクランプ具取付位置で複数の異なるフランジ形
状を有する被固定物の固定が可能となり、汎用性
は大きい。
又、段差部の下面が傾斜しているので複数の異
なる厚みのフランジに対しても適用可能である。
尚、上記実施例では鍔部に切除部を形成した
が、第6図に示す如く鍔部17の形状を単に円と
してもよいこと、或はスリーブの材質をゴムとし
てもよいことは勿論であり、又ストツパ部の形状
についても上記実施例に限定されないことは言う
までもない。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案によれば下記の優れた
効果を発揮する。
() 実装密度の高い機器に於いても熟練を要
することなく簡単に被固定物の固定が可能であ
る。
() 弛止めの為の接着剤を必要としないので
塗布作業を省略でき作業を簡略化できると共に
保守作業も容易となる。
() 被固定物のフランジ等固定部の形状が変
化しても、取付位置の変更をしなくても対応が
できる。
() クランプ具とボトルが一体化されるので
取扱性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は同前側断面図、第3図は該実施例に係るクラ
ンプ具の側面図、第4図は同前平面図、第5図は
同前低面図、第6図は他のクランプ具の例を示す
平面図、第7図は従来例を示す平面図、第8図は
同前側断面図、第9図は該従来に於けるクランプ
具の底面側より視た斜視図、第10図は他の従来
例の平面図、第11図は同前側断面図である。 15はクランプ具、17は鍔部、19は細溝、
21は段差部、21bはストツパ部、22はスリ
ーブを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 クランプ具本体を鍔部と該鍔部との裏面に突
    設した段差部により形成し、ボルト挿通孔を前
    記鍔部の偏心した位置に穿設し、前記段差部を
    クランプ具本体の回転により被固定物に当接離
    反可能とし、前記ボルト挿通孔に樹脂スリーブ
    を圧入したことを特徴とするクランプ具。 2 段差部底面を傾斜させた請求項第1項記載の
    クランプ具。 3 ボルト挿通孔内面に細溝を刻設した請求項第
    1項記載のクランプ具。
JP8823989U 1989-07-27 1989-07-27 Expired JPH0424165Y2 (ja)

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JP8823989U JPH0424165Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27

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JPH0326803U JPH0326803U (ja) 1991-03-19
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ID=31637862

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4607794B2 (ja) * 2006-02-25 2011-01-05 積水樹脂株式会社 フェンスの支持具及び取付構造
JP5898601B2 (ja) * 2012-10-04 2016-04-06 日立建機株式会社 ダンプトラックのパッド固定装置

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JPH0326803U (ja) 1991-03-19

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