JPH11280724A - カバー固定構造および方法 - Google Patents

カバー固定構造および方法

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JPH11280724A
JPH11280724A JP10083683A JP8368398A JPH11280724A JP H11280724 A JPH11280724 A JP H11280724A JP 10083683 A JP10083683 A JP 10083683A JP 8368398 A JP8368398 A JP 8368398A JP H11280724 A JPH11280724 A JP H11280724A
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JP
Japan
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cover
flange
mounting hole
fixing
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP10083683A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Shimura
朋洋 志村
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NEC Data Terminal Ltd
Original Assignee
NEC Data Terminal Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工具無しでワンタッチでのカバーの固定作業お
よび取り外し作業。 【解決手段】カット面を有するフランジ11にシャフト
13を植設し、シャフト13の先端部にフック部16と
してピン14をシャフト13に直交するように植設し、
圧縮ばね12をシャフト13が中心となるようにして後
端をフランジ11に固着させる。カバー1およびフレー
ム2のカバー固定用部品の取り付け位置には、ピン14
を横にした状態で通す大きさの長穴の中央にシャフトを
縦にして通す大きさの丸穴が設けられたも形状の取り付
け穴3が設けられている。フレーム2に設けられた取り
付け穴3とカバー1に設けられた取り付け穴3とを重ね
るようにしてカバー1をフレーム2上に載せ、ピン14
およびシャフト13を取り付け穴に挿入し、フランジ1
1を押し付けてピン14をフレーム2の背面側に突出さ
せてフランジ11を90度回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバー固定構造、
部品および方法に関し、特に装置のカバーをフレームに
ワンタッチで非常に簡単に素早く固定し、またカバーを
フレームからワンタッチで取り外すことができるカバー
固定用構造、部品および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置のカバーをフレームに固定す
る構造としては、フレームにねじ穴を設け、カバーに取
り付け穴を設けて、ボルトをカバーの取り付け穴に通し
フレームのねじ穴に螺合させて締め付けることにより、
ボルトの頭部でカバーをフレームに押し付けてカバーを
フレームに固定するカバー固定用部品としてボルトを用
いた構造が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、カバーの固定は
ねじ留めで行っていた為、固定するのにドライバー等の
工具が必要であった。また、カバーをフレーム等から取
り外すのにも、ボルトを弛めるために工具が必要であっ
た。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決し、工具無
しでしかもワンタッチでカバーの固定作業および取り外
し作業ができるカバー固定用部品を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー固定構造
は、固定部(図2の2)と、この固定部に固定されるカ
バー(図1の1)と、フランジ(図1の11)と、この
フランジに植設されたシャフト(図1の13)と、この
シャフトの先端部に設けられたフック部(図1の16)
と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配置
された弾性体(図1の12)と、前記固定部に設けられ
一定の方向に向いた前記フック部は通すが前記一定の方
向からそれた方向に向いた前記フック部は通さない形状
の固定部取り付け穴(図7の3)と、前記カバーに設け
られ前記固定部取り付け穴と同じ形状のカバー取り付け
穴(図7の3)とを含み、前記カバー取り付け穴を前記
固定部取り付け穴に重ねて前記カバーを前記固定部に重
ね、前記フック部を前記一定の方向に向けて前記フック
部を前記カバーおよび前記固定部の一方の側から前記カ
バー取り付け穴および前記固定部取り付け穴に挿入し前
記フランジを押し付けて前記弾性体を圧縮し前記フック
部を前記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴
から前記カバーおよび前記固定部の他方の側に突出させ
ることができることを特徴とし、前記フランジに前記フ
ック部の方向を示す第1の印を設け、前記カバーまたは
前記固定部に前記カバー取り付け穴または前記固定部取
り付け穴の方向を示す第2の印を設けるようにすること
もできる。
【0006】本発明のカバー固定部品は、フランジ(図
1の11)と、このフランジに植設されたシャフト(図
1の13)と、このシャフトの先端部に設けられたフッ
ク部(図1の16)と、前記フランジに固着され前記シ
ャフトの周囲に配置された弾性体(図1の12)とを備
えている。
【0007】本発明のカバー固定部品は、フランジ(図
1の11)と、このフランジに植設されたシャフト(図
1の13)と、このシャフトの先端部に設けられたフッ
ク部(図1の16)と、前記フランジに固着され前記シ
ャフトの周囲に配置された圧縮ばね(図1の12)とを
備えている。
【0008】本発明のカバー固定部品は、フランジ(図
4の11)と、このフランジに植設されたシャフト(図
4の13)と、このシャフトの先端部に設けられたフッ
ク部(図4の16)と、前記フランジに固着され前記シ
ャフトの周囲に配置されたゴム(図4の20)とを備え
ている。
【0009】上述のカバー固定部品では、前記フランジ
にカット面(図1の15)を設けたり、前記フランジに
前記フック部の方向を示す印を設け、前記フック部をシ
ャフトに植設したピン(図1の14)で構成することも
できる。
【0010】本発明のカバー固定方法は、フランジ(図
1の11)と、このフランジに植設されたシャフト(図
1の13)と、このシャフトの先端部に設けられたフッ
ク部(図1の16)と、前記フランジに固着され前記シ
ャフトの周囲に配置された弾性体(図1の12)とを備
えたカバー固定部品を用いて、固定部(図2の2)にカ
バー(図2の1)を固定する方法であって、前記固定部
に一定の方向に向いた前記フック部は通すが前記一定の
方向からそれた方向に向いた前記フック部は通さない形
状の固定部取り付け穴(図7の3)を設けておき、前記
カバーにも前記固定部取り付け穴と同じ形状のカバー取
り付け穴(図7の7)を設けておき、前記カバー取り付
け穴を前記固定部取り付け穴に重ねて前記カバーを前記
固定部に重ね、前記フック部を前記一定の方向に向けて
前記フック部を前記カバーおよび前記固定部の一方の側
から前記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴
に挿入し前記フランジを押し付けて前記弾性体を圧縮し
前記フック部を前記カバー取り付け穴および前記固定部
取り付け穴から前記カバーおよび前記固定部の他方の側
に突出させた状態で前記カバー固定部品を回転させ、前
記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴を通れ
ない方向に前記フック部を向けることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1(a)および(b)は、それぞれ本発
明の実施の形態のカバー固定用部品の正面図および平面
図である。
【0013】図1に示すように本実施の形態は、カット
面15を有するフランジ11にシャフト13を植設し、
シャフト13の先端部にフック部16としてピン14を
シャフト13に直交するように植設し、シャフト13が
中心となるように後端がフランジ11に固着された圧縮
ばね12を備えて構成されている。
【0014】図2(a)および(b)は、それぞれ本実
施の形態によるフレーム2へカバー1を固定する際の動
作を説明する側断面図および背面図である。
【0015】カバー1およびフレーム2のカバー固定用
部品の取り付け位置には、図7に示す取り付け穴3が設
けられている。取り付け穴3は、ピン14を横にした状
態で通す大きさの長穴31の中央にシャフト13を縦に
して通す大きさの丸穴32が設けられた形状である。
【0016】フレーム2に設けられた取り付け穴3とカ
バー1に設けられた取り付け穴3とを重ねるようにして
カバー1をフレーム2上に載せる。ピン14およびシャ
フト13を取り付け穴3に挿入し、フランジ11を押し
付けて圧縮バネ12を圧縮させ、シャフト13の先端部
およびピン14をフレーム2の背面側に突出させる。こ
の状態が図2に示す状態である。
【0017】図2に示すピン14をフレーム2の背面側
に突出させたままの状態でフランジ11を90度回転さ
せ、フランジ11と一体にピン14も90度回転させて
ピン14が取り付け穴3と直交するようにし、ピン14
がフレーム2の背面に引っかかるようにする。図3
(a)および(b)は、それぞれこの状態を示す側面図
および背面図である。
【0018】図3に示す状態では、圧縮ばね12のばね
力によりピン14がフレーム2に押し付けられ、摩擦力
でピン14の回転が防止され、ピン14が取り付け穴3
から抜け出して外れてしまうことはない。また、カバー
1も圧縮ばね12によりフレーム2に押し付けられて確
実に固定される。
【0019】カバー1をフレーム2から取り外すには、
フランジ11を90度、逆に回転させてピン14の向き
を取り付け穴3と一致させる。これでピン14は、圧縮
ばね12の力で取り付け穴3に引き込まれる。後は、フ
ランジ11を持ってシャフト13およびピン14を取り
付け穴3から抜き取れば、カバー1はフレーム2への固
定が解除され、取り外すことができる。
【0020】一般に、フレーム2へのカバー1の取り付
け作業は、カバー1の側で行われ、フレーム2の背面を
見ることはできず、ピン14が取り付け穴3に対し向き
が一致しているか90度回転しているかを直接見ること
はできないが、カット面15とピン14との相対的な関
係は一定なのでカット面15の向きからピン14の向き
と取り付け穴3の関係を判定できる。
【0021】なお、カット面15の代わりにフランジ1
1の上面に刻印等の目印を設けてフック部16のピン1
4の方向を示すこともできる。また、カバー1にも目印
を設けて取り付け穴3の方向を示し、カバー1上の目印
にフランジ11上の目印を合わせばフック部16のピン
14が取り付け穴3と同じ方向を向くようにすることも
できる。
【0022】また、図2および3では、シャフト13お
よびピン14をカバー1の側から取り付け穴3に挿入し
ているが、フレーム2の側に手を入れて作業できる構造
であれば、フレーム2の側からシャフト13およびピン
14を取り付け穴3に挿入し、カバー1の側にピン14
を突出させるようにもできる。この場合は、フランジ1
1や圧縮ばね12よりも小さなシャフト13の先端部と
ピン14とがカバー1の表面に出るだけとなる。
【0023】また、フック部16としては、ピン14に
限られずシャフト13の先端を直角に曲げたもの等の様
々のものが考えられる。また、カバー1をフレーム2に
固定する場合のほか、パネルを壁に固定する場合等の様
々の場合に本発明は適用できる。
【0024】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。
【0025】図4(a)および(b)は、それぞれ本発
明の他の実施の形態のカバー固定用部品の正面図および
平面図である。
【0026】図4に示すように本実施の形態は、カット
面15を有するフランジ11にシャフト13を植設し、
シャフト13の先端部にフック部16としてピン14を
シャフト13に直交するように植設している点は、図1
に示すカバー固定用部品と同じである。本実施の形態で
は、圧縮ばね12の代わりにゴム20を設けている。ゴ
ム20は、中心に設けた穴にシャフト13を挿通させ、
後端面がフランジ11に固着されている。
【0027】図5(a)および(b)は、それぞれ本実
施の形態によるフレーム2へカバー1を固定する際の動
作を説明する側断面図および背面図である。
【0028】カバー1およびフレーム2のカバー固定用
部品の取り付け位置には、図7に示す取り付け穴31が
設けられている。
【0029】フレーム2に設けられた取り付け穴3とカ
バー1に設けられた取り付け穴3とを重ねるようにして
カバー1をフレーム2上に載せる。ピン14およびシャ
フト13を取り付け穴3に挿入し、フランジ11を押し
付けて圧縮ばね12を圧縮し、シャフト13の先端部お
よびピン14をフレーム2の背面側に突出させる。この
状態が図5に示す状態である。
【0030】図5に示すピン14をフレーム2の背面側
に突出させたままの状態でフランジ11を90度回転さ
せ、フランジ11と一体にピン14も90度回転させて
ピン14が取り付け穴3と直交するようにし、ピン14
がフレーム2の背面に引っかかるようにする。図6
(a)および(b)は、それぞれこの状態を示す側面図
および背面図である。
【0031】図6に示す状態では、圧縮ばね12のばね
力によりピン14がフレーム2に押し付けられ、摩擦力
でピン14の回転が防止され、ピン14が取り付け穴3
から抜け出して外れてしまうことはない。また、カバー
1も圧縮ばね12によりフレーム2に押し付けられて確
実に固定される。
【0032】カバー1をフレーム2から取り外すには、
フランジ11を90度、逆に回転させてピン14の向き
を取り付け穴3と一致させる。
【0033】
【発明の効果】本発明のカバー固定構造、部品および方
法は、工具無しで、しかもワンタッチでカバーをフレー
ム等の固定部に固定することが可能になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態のカバー取り付
け部品の側面図である。(b)は、(a)に示すカバー
取り付け部品の平面図である。
【図2】(a)は、図1に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定する方法を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図3】(a)は、図1に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定した状態を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図4】(a)は、本発明の他の実施の形態のカバー取
り付け部品の側面図である。(b)は、(a)に示すカ
バー取り付け部品の平面図である。
【図5】(a)は、図4に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定する方法を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図6】(a)は、図4に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定した状態を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図7】図2中の取り付け穴3の平面図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 フレーム 3 取り付け穴 11 フランジ 12 圧縮ばね 13 シャフト 14 ピン 15 カット面 16 フック部 20 ゴム
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カバー固定構造および方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバー固定構造お
よび方法に関し、特に装置のカバーをフレームにワンタ
ッチで非常に簡単に素早く固定し、またカバーをフレー
ムからワンタッチで取り外すことができるカバー固定用
構造および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置のカバーをフレームに固定す
る構造としては、フレームにねじ穴を設け、カバーに取
り付け穴を設けて、ボルトをカバーの取り付け穴に通し
フレームのねじ穴に螺合させて締め付けることにより、
ボルトの頭部でカバーをフレームに押し付けてカバーを
フレームに固定するカバー固定用部品としてボルトを用
いた構造が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、カバーの固定は
ねじ留めで行っていた為、固定するのにドライバー等の
工具が必要であった。また、カバーをフレーム等から取
り外すのにも、ボルトを弛めるために工具が必要であっ
た。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決し、工具無
しでしかもワンタッチでカバーの固定作業および取り外
し作業ができるカバー固定用部品を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー固定構造
は、固定部(図2の2)と、この固定部に固定されるカ
バー(図1の1)と、フランジ(図1の11)と、この
フランジに植設されたシャフト(図1の13)と、この
シャフトの先端部に設けられたフック部(図1の16)
と、前記フランジに設けた前記フック部の方向を示す第
1の印と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲
に配置された弾性体(図1の12)と、前記固定部に設
けられ一定の方向に向いた前記フック部は通すが前記一
定の方向からそれた方向に向いた前記フック部は通さな
い形状の固定部取り付け穴(図7の3)と、前記カバー
に設けられ前記固定部取り付け穴と同じ形状のカバー取
り付け穴(図7の3)と、前記固定部または前記カバー
に設けた前記シャフトを前記固定部取り付け穴または前
記カバー取り付け穴に位置合わせして前記第1の印の向
きを合わせれば前記フック部が前記固定部取り付け穴ま
たは前記カバー取り付け穴に対し前記一定の方向を向く
第2の印とを含み、前記カバー取り付け穴を前記固定部
取り付け穴に重ねて前記カバーを前記固定部に重ね、前
記フック部を前記一定の方向に向けて前記フック部を前
記カバーおよび前記固定部の一方の側から前記カバー取
り付け穴および前記固定部取り付け穴に挿入し前記フラ
ンジを押し付けて前記弾性体を圧縮し前記フック部を前
記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴から前
記カバーおよび前記固定部の他方の側に突出させること
ができることを特徴とし、前記フランジに前記フック部
の方向を示す第1の印を設け、前記カバーまたは前記固
定部に前記カバー取り付け穴または前記固定部取り付け
穴の方向を示す第2の印を設けるようにすることもでき
る。
【0006】本発明のカバー固定方法は、フランジ(図
1の11)と、このフランジに植設されたシャフト(図
1の13)と、このシャフトの先端部に設けられたフッ
ク部(図1の16)と、前記フランジに設けた前記フッ
ク部の方向を示す第1の印と、前記フランジに固着され
前記シャフトの周囲に配置された弾性体(図1の12)
とを備えたカバー固定部品を用いて、固定部(図2の
2)にカバー(図2の1)を固定する方法であって、前
記固定部に一定の方向に向いた前記フック部は通すが前
記一定の方向からそれた方向に向いた前記フック部は通
さない形状の固定部取り付け穴(図7の3)を設けてお
き、前記カバーにも前記固定部取り付け穴と同じ形状の
カバー取り付け穴(図7の7)を設けておくとともに、
前記固定部または前記カバーに前記第1の印の向きを合
わせれば前記フック部が前記固定部取り付け穴または前
記カバー取り付け穴に対し前記一定の方向を向く第2の
印を設けておき、、前記カバー取り付け穴を前記固定部
取り付け穴に重ねて前記カバーを前記固定部に重ね、
記第1の印と前記第2の印の向きを合わせることにより
前記フック部を前記一定の方向に向けて前記フック部を
前記カバーおよび前記固定部の一方の側から前記カバー
取り付け穴および前記固定部取り付け穴に挿入し前記フ
ランジを押し付けて前記弾性体を圧縮し前記フック部を
前記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴から
前記カバーおよび前記固定部の他方の側に突出させた状
態で前記カバー固定部品を回転させ、前記カバー取り付
け穴および前記固定部取り付け穴を通れない方向に前記
フック部を向けることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1(a)および(b)は、それぞれ本発
明の実施の形態に用いるカバー固定用部品の正面図およ
び平面図である。
【0009】図1に示すようにカバー固定用部品は、カ
ット面15を有するフランジ11にシャフト13を植設
し、シャフト13の先端部にフック部16としてピン1
4をシャフト13に直交するように植設し、シャフト1
3が中心となるように後端がフランジ11に固着された
圧縮ばね12を備えて構成されている。
【0010】図2(a)および(b)は、それぞれ本実
施の形態によるフレーム2へカバー1を固定する際の動
作を説明する側断面図および背面図である。
【0011】カバー1およびフレーム2のカバー固定用
部品の取り付け位置には、図7に示す取り付け穴3が設
けられている。取り付け穴3は、ピン14を横にした状
態で通す大きさの長穴31の中央にシャフト13を縦に
して通す大きさの丸穴32が設けられた形状である。
【0012】フレーム2に設けられた取り付け穴3とカ
バー1に設けられた取り付け穴3とを重ねるようにして
カバー1をフレーム2上に載せる。ピン14およびシャ
フト13を取り付け穴3に挿入し、フランジ11を押し
付けて圧縮バネ12を圧縮させ、シャフト13の先端部
およびピン14をフレーム2の背面側に突出させる。こ
の状態が図2に示す状態である。
【0013】図2に示すピン14をフレーム2の背面側
に突出させたままの状態でフランジ11を90度回転さ
せ、フランジ11と一体にピン14も90度回転させて
ピン14が取り付け穴3と直交するようにし、ピン14
がフレーム2の背面に引っかかるようにする。図3
(a)および(b)は、それぞれこの状態を示す側面図
および背面図である。
【0014】図3に示す状態では、圧縮ばね12のばね
力によりピン14がフレーム2に押し付けられ、摩擦力
でピン14の回転が防止され、ピン14が取り付け穴3
から抜け出して外れてしまうことはない。また、カバー
1も圧縮ばね12によりフレーム2に押し付けられて確
実に固定される。
【0015】カバー1をフレーム2から取り外すには、
フランジ11を90度、逆に回転させてピン14の向き
を取り付け穴3と一致させる。これでピン14は、圧縮
ばね12の力で取り付け穴3に引き込まれる。後は、フ
ランジ11を持ってシャフト13およびピン14を取り
付け穴3から抜き取れば、カバー1はフレーム2への固
定が解除され、取り外すことができる。
【0016】一般に、フレーム2へのカバー1の取り付
け作業は、カバー1の側で行われ、フレーム2の背面を
見ることはできず、ピン14が取り付け穴3に対し向き
が一致しているか90度回転しているかを直接見ること
はできないが、カット面15とピン14との相対的な関
係は一定なのでカット面15の向きからピン14の向き
と取り付け穴3の関係を判定できる。
【0017】なお、カット面15の代わりにフランジ1
1の上面に刻印等の目印を設けてフック部16のピン1
4の方向を示すこともできる。また、カバー1にも目印
を設けて取り付け穴3の方向を示し、カバー1上の目印
にフランジ11上の目印を合わせばフック部16のピン
14が取り付け穴3と同じ方向を向くようにすることも
できる。
【0018】また、図2および3では、シャフト13お
よびピン14をカバー1の側から取り付け穴3に挿入し
ているが、フレーム2の側に手を入れて作業できる構造
であれば、フレーム2の側からシャフト13およびピン
14を取り付け穴3に挿入し、カバー1の側にピン14
を突出させるようにもできる。この場合は、フランジ1
1や圧縮ばね12よりも小さなシャフト13の先端部と
ピン14とがカバー1の表面に出るだけとなる。
【0019】また、フック部16としては、ピン14に
限られずシャフト13の先端を直角に曲げたもの等の様
々のものが考えられる。また、カバー1をフレーム2に
固定する場合のほか、パネルを壁に固定する場合等の様
々の場合に本発明は適用できる。
【0020】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。
【0021】図4(a)および(b)は、それぞれ本発
明の他の実施の形態に用いるカバー固定用部品の正面図
および平面図である。
【0022】図4に示すようにカバー固定用部品は、カ
ット面15を有するフランジ11にシャフト13を植設
し、シャフト13の先端部にフック部16としてピン1
4をシャフト13に直交するように植設している点は、
図1に示すカバー固定用部品と同じである。本実施の形
態では、圧縮ばね12の代わりにゴム20を設けてい
る。ゴム20は、中心に設けた穴にシャフト13を挿通
させ、後端面がフランジ11に固着されている。
【0023】図5(a)および(b)は、それぞれ本実
施の形態によるフレーム2へカバー1を固定する際の動
作を説明する側断面図および背面図である。
【0024】カバー1およびフレーム2のカバー固定用
部品の取り付け位置には、図7に示す取り付け穴31が
設けられている。
【0025】フレーム2に設けられた取り付け穴3とカ
バー1に設けられた取り付け穴3とを重ねるようにして
カバー1をフレーム2上に載せる。ピン14およびシャ
フト13を取り付け穴3に挿入し、フランジ11を押し
付けて圧縮ばね12を圧縮し、シャフト13の先端部お
よびピン14をフレーム2の背面側に突出させる。この
状態が図5に示す状態である。
【0026】図5に示すピン14をフレーム2の背面側
に突出させたままの状態でフランジ11を90度回転さ
せ、フランジ11と一体にピン14も90度回転させて
ピン14が取り付け穴3と直交するようにし、ピン14
がフレーム2の背面に引っかかるようにする。図6
(a)および(b)は、それぞれこの状態を示す側面図
および背面図である。
【0027】図6に示す状態では、圧縮ばね12のばね
力によりピン14がフレーム2に押し付けられ、摩擦力
でピン14の回転が防止され、ピン14が取り付け穴3
から抜け出して外れてしまうことはない。また、カバー
1も圧縮ばね12によりフレーム2に押し付けられて確
実に固定される。
【0028】カバー1をフレーム2から取り外すには、
フランジ11を90度、逆に回転させてピン14の向き
を取り付け穴3と一致させる。
【0029】
【発明の効果】本発明のカバー固定構造および方法は、
工具無しで、しかもワンタッチでカバーをフレーム等の
固定部に固定することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態に用いるカバー
取り付け部品の側面図である。(b)は、(a)に示す
カバー取り付け部品の平面図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態を示し、図1に
示すカバー取り付け部品を用いてカバー1をフレーム2
に固定する方法を示す側断面図である。(b)は、
(a)の背面図である。
【図3】(a)は、図1に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定した状態を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図4】(a)は、本発明の他の実施の形態に用いる
バー取り付け部品の側面図である。(b)は、(a)に
示すカバー取り付け部品の平面図である。
【図5】(a)は、本発明の他の実施の形態を示し、
4に示すカバー取り付け部品を用いてカバー1をフレー
ム2に固定する方法を示す側断面図である。(b)は、
(a)の背面図である。
【図6】(a)は、図4に示すカバー取り付け部品を用
いてカバー1をフレーム2に固定した状態を示す側断面
図である。(b)は、(a)の背面図である。
【図7】図2中の取り付け穴3の平面図である。
【符号の説明】 1 カバー 2 フレーム 3 取り付け穴 11 フランジ 12 圧縮ばね 13 シャフト 14 ピン 15 カット面 16 フック部 20 ゴム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部と、この固定部に固定されるカバ
    ーと、フランジと、このフランジに植設されたシャフト
    と、このシャフトの先端部に設けられたフック部と、前
    記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配置された
    弾性体と、前記固定部に設けられ一定の方向に向いた前
    記フック部は通すが前記一定の方向からそれた方向に向
    いた前記フック部は通さない形状の固定部取り付け穴
    と、前記カバーに設けられ前記固定部取り付け穴と同じ
    形状のカバー取り付け穴とを含み、前記カバー取り付け
    穴を前記固定部取り付け穴に重ねて前記カバーを前記固
    定部に重ね、前記フック部を前記一定の方向に向けて前
    記フック部を前記カバーおよび前記固定部の一方の側か
    ら前記カバー取り付け穴および前記固定部取り付け穴に
    挿入し前記フランジを押し付けて前記弾性体を圧縮し前
    記フック部を前記カバー取り付け穴および前記固定部取
    り付け穴から前記カバーおよび前記固定部の他方の側に
    突出させることができることを特徴とするカバー固定構
    造。
  2. 【請求項2】 フランジと、このフランジに植設された
    シャフトと、このシャフトの先端部に設けられたフック
    部と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配
    置された弾性体とを含むことを特徴とするカバー固定部
    品。
  3. 【請求項3】 フランジと、このフランジに植設された
    シャフトと、このシャフトの先端部に設けられたフック
    部と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配
    置された圧縮ばねと、前記固定部に設けられ一定の方向
    に向いた前記フック部とを含むことを特徴とするカバー
    固定部品。
  4. 【請求項4】 フランジと、このフランジに植設された
    シャフトと、このシャフトの先端部に設けられたフック
    部と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配
    置されたゴムと、前記固定部に設けられ一定の方向に向
    いた前記フック部とを含むことを特徴とするカバー固定
    部品。
  5. 【請求項5】 前記フランジにカット面を設けたことを
    特徴とする請求項2、3または4記載のカバー固定部
    品。
  6. 【請求項6】 前記フランジに前記フック部の方向を示
    す印を設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか
    に記載のカバー固定部品。
  7. 【請求項7】 前記フック部は、前記シャフトに植設さ
    れたピンであることを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    かに記載のカバー固定部品。
  8. 【請求項8】 前記フランジに前記フック部の方向を示
    す第1の印を設け、前記カバーまたは前記固定部に前記
    カバー取り付け穴または前記固定部取り付け穴の方向を
    示す第2の印を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    カバー固定構造。
  9. 【請求項9】 フランジと、このフランジに植設された
    シャフトと、このシャフトの先端部に設けられたフック
    部と、前記フランジに固着され前記シャフトの周囲に配
    置された弾性体とを備えたカバー固定部品を用いて、固
    定部にカバーを固定する方法であって、前記固定部に一
    定の方向に向いた前記フック部は通すが前記一定の方向
    からそれた方向に向いた前記フック部は通さない形状の
    固定部取り付け穴を設けておき、前記カバーにも前記固
    定部取り付け穴と同じ形状のカバー取り付け穴とを設け
    ておき、前記カバー取り付け穴を前記固定部取り付け穴
    に重ねて前記カバーを前記固定部に重ね、前記フック部
    を前記一定の方向に向けて前記フック部を前記カバーお
    よび前記固定部の一方の側から前記カバー取り付け穴お
    よび前記固定部取り付け穴に挿入し前記フランジを押し
    付けて前記弾性体を圧縮し前記フック部を前記カバー取
    り付け穴および前記固定部取り付け穴から前記カバーお
    よび前記固定部の他方の側に突出させた状態で前記カバ
    ー固定部品を回転させ、前記カバー取り付け穴および前
    記固定部取り付け穴を通れない方向に前記フック部を向
    けることを特徴とするカバー固定方法。
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