JP2018204331A - 足場用踏み板及び隙間カバー - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1、特許文献2及び特許文献3で提案されている隙間カバーは、互いに隣接する踏み板に対して、その長手方向の相対する端部の上面に係止されるカバー本体と、該カバー本体の下面に設けられて隙間に位置する横パイプに対して係止する係止手段とを有している。また、係止手段には、横パイプから簡単に離脱しないようにするための機能、或いはロック手段が設けられている。特許文献1及び特許文献3では、ロック手段としてのロック部材が設けられており、ロック部材がロック位置に位置すると、前記係止手段は横パイプから離脱できないようにロックされ、前記ロック部材が非ロック位置に位置すると、係止手段が横パイプから離脱できるようされている。特許文献2では、係止手段は、横パイプに対して弾性的に挟着する一対の挟着部材により構成されていて、挟着部材の弾性力により、横パイプから容易に離脱できないようにされている。
図2に示すように、足場10は、図示しない建物の壁面に沿って並設された複数の枠体13と、相互に隣接する枠体13間に架設された足場用踏み板20を有している。以下、足場用踏み板を単に踏み板という。枠体13は、支柱となる縦パイプ11と縦パイプ11間に架設された横枠材としての横パイプ12とからなる。
(実施形態の作用)
上記のように構成された足場用踏み板及び隙間カバーの作用を説明する。なお、隙間カバー40が、踏み板20に対して取外された状態から説明する。
この後、作業者は操作軸45に対する押圧を解除すると、コイルバネ48の付勢力より、係止軸47が係止凹部54a、56a内に係入される。このようにして、係止軸47が、貫通孔53の周縁部である係止凹部54a、56aに係入した状態となることにより、隙間カバー40の端部部材30に対する取付け状態が保持される。
図2に示すように、このようにして長手方向の両端部に隙間カバー40を取付けた複数の踏み板20を、足場10の横パイプ12に対し、フック部22のフック部材22A、22Bを掛けた後、ロック部材27A、27Bをロック解除位置からロック位置へ移動させてロックする。
なお、踏み板20の配置場所によっては、踏み板20に隙間カバー40を必要としない場合があり、この場合は、予め踏み板20から隙間カバー40を取り除いておけばよい。また、本実施形態の踏み板20は、足場10を構築する前の段階で、隙間カバー40を踏み板20に予め取付けることができる。このため、踏み板20を横パイプ12に掛け止めした後、隙間カバー40を取付ける作業は必要としない。このため、足場上での作業を簡便化できる。
(1)本実施形態の足場用踏み板は、長手方向に延出された布板部21と、布板部21における各端部の幅方向の両端側には、足場10の横パイプ12(横枠材)に掛け止めする一対のフック部22とを有し、端部の端面には、突条34(被嵌合部)が設けられるとともに突条34(被嵌合部)に隙間カバー40が取付けられている。隙間カバー40は、突条34(被嵌合部)に対して着脱自在に嵌合する凹条43(嵌合部)を有した対向壁42(壁部)と、対向壁42と一体に連結されて、凹条43(嵌合部)が突条34(被嵌合部)に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁44を有している。また、隙間カバー40は、対向壁42(壁部)に設けられ、凹条43(嵌合部)と突条34(被嵌合部)との嵌合を保持する保持操作位置と、凹条43(嵌合部)と突条34(被嵌合部)との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられている操作軸45、コイルバネ48、及び係止軸47(操作部)とを有する。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・前記実施形態では、端部部材30に突条34が設けられ、隙間カバー40の対向壁42に凹条43が設けられていたが、端部部材30に凹条が設けられ、隙間カバー40の対向壁42に該凹条に内嵌する突条が設けられていてもよい。
・また、係合部材50を省略してもよい。この場合、係止軸47は、操作軸45の回転位置が、保持操作位置となったとき、貫通孔36の周縁部である端部部材30の内面に係止するものとなる。
・前記実施形態では、操作軸45を凹条43の底壁43aに取付けて、踏み板20の長手方向に移動自在に操作可能としたが、操作軸45を凹条43の下部壁に取付けて、上下方向に操作可能としてもよい。
13…枠体、20…足場用踏み板、21…布板部、
22…フック部、22A、22B…フック部材、
25…床板、25a、25b…側部、25c…上側壁、
25d…透孔、25e…溝、
26…床板、26a、26b…側部、26c…上側壁、
26d…透孔、26e…溝、27A、27B…ロック部材、
30…端部部材、31…上部壁、32…下部壁、33…連結壁、
34…突条(被嵌合部)、35…対向壁、36…貫通孔、
36a、36b…凹部、
40…隙間カバー、42…対向壁(壁部)、43…凹条(嵌合部)、43a…底壁、
44…上壁、45…操作軸(操作部材)、46…頭部、47…係止軸、
48…コイルバネ(付勢部材)、49…バネ座金、
50…係合部材、52…底壁、53…貫通孔、53a、53b…凹部、
54…上部側壁、54a…係止凹部、56…下部側壁、56a…係止凹部。
Claims (6)
- 長手方向に延出された布板部と、前記布板部における各端部の幅方向の両端側には、足場の横枠材に掛け止めする一対のフック部とを有し、前記端部の端面には、被嵌合部が設けられるとともに該被嵌合部に隙間カバーが取付けられた足場用踏み板であって、
隙間カバーは、
前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、
前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、
前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有する足場用踏み板。 - 前記操作部は、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、
前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、
前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされている請求項1に記載の足場用踏み板。 - 前記操作部は、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えている請求項2に記載の足場用踏み板。
- 足場用踏み板の端部に設けられた被嵌合部に取付けられる隙間カバーであって、
前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、
前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、
前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有する隙間カバー。 - 前記操作部は、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、
前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、
前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされている請求項4に記載の隙間カバー。 - 前記操作部は、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えている請求項5に記載の隙間カバー。
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