JP6855062B2 - 足場用踏み板及び隙間カバー - Google Patents

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Description

本発明は、足場用踏み板及び隙間カバーに関する。
従来から、建築現場、或いは既存の建築物の補修時に足場が構築されている。足場は、例えば、縦パイプと横パイプとにより格子状に組まれ、各階に配置される横パイプ間には、踏み板が架設されている。同じ階の踏み板は、該踏み板の長手方向に互いに隣接するようにして前記横バイブに対して架橋されている。また、踏み板の長手方向に互いに隣接するように配置された踏み板の間には、隙間が形成される。
従来は、この隙間を埋めるために、特許文献1〜特許文献5に記載の隙間カバーが提案されている。
特許文献1、特許文献2及び特許文献3で提案されている隙間カバーは、互いに隣接する踏み板に対して、その長手方向の相対する端部の上面に係止されるカバー本体と、該カバー本体の下面に設けられて隙間に位置する横パイプに対して係止する係止手段とを有している。また、係止手段には、横パイプから簡単に離脱しないようにするための機能、或いはロック手段が設けられている。特許文献1及び特許文献3では、ロック手段としてのロック部材が設けられており、ロック部材がロック位置に位置すると、前記係止手段は横パイプから離脱できないようにロックされ、前記ロック部材が非ロック位置に位置すると、係止手段が横パイプから離脱できるようされている。特許文献2では、係止手段は、横パイプに対して弾性的に挟着する一対の挟着部材により構成されていて、挟着部材の弾性力により、横パイプから容易に離脱できないようにされている。
特許文献4及び特許文献5では、前記長手方向において、互いに隣接する踏み板の相対する端部に隙間カバーが固定されている。特許文献4では、隙間カバーが、踏み板の端面にリベット等により固定されている。特許文献5では、前記隙間カバーには、踏み板の端部に嵌合する取付部が設けられており、該取付部は、前記隙間カバーの取付部が嵌合された状態で、踏み板の端部上面に対してボルト着されている。
ところで、特許文献1〜特許文献3では、足場を構築する場合、踏み板を横パイプ間に架設した後、足場上で隙間カバーを取付ける作業が必須であるとともに、足場を解体する場合は、足場上で隙間カバーを取り除く作業が必須であって、足場上で作業に手間が掛かる問題がある。一方、特許文献4及び特許文献5では、特許文献1〜特許文献3とは異なり、予め、隙間カバーが踏み板に固定されているため、上記の問題は生じない。
特開2011−12424号公報 特開2002−371706号公報 実用新案登録番号第3025202号 特開2010−159573号公報 特開平11−166316号公報
しかし、特許文献4及び特許文献5の隙間カバーは、踏み板の端部に固定されているため、隙間カバーを取り外す必要がある場合は、簡単に取り外すことができない問題がある。そのため、隙間カバーが付いていない踏み板を準備しなければならない。
本発明の目的は、隙間カバーの取付け及び取り外しが必要な場合にはその作業を容易に行うことができる足場用踏み板及び隙間カバーを提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明の足場用踏み板は、長手方向に延出された布板部と、前記布板部における各端部の幅方向の両端側には、足場の横枠材に掛け止めする一対のフックとを有し、前記端部の端面には、被嵌合部が設けられるとともに該被嵌合部に隙間カバーが取付けられた足場用踏み板であって、前記隙間カバーは、前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有するものである。
また、前記足場用踏み板では、前記操作部は、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされていることが好ましい。
また、前記操作部は、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えていることが好ましい。
また、本発明の隙間カバーは、足場用踏み板の端部に設けられた被嵌合部に取付けられる隙間カバーであって、前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、前記足場用踏み板の上面と面一となって、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有するものである。
また、本発明の隙間カバーは、前記操作部が、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされていることが好ましい。
また、本発明の隙間カバーは、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えていることが好ましい。
本発明によれば、隙間カバーの取付け及び取り外しが必要な場合にはその作業を容易に行うことができる効果を奏する。
(a)は、踏み板の配置状態を示す斜視図、(b)は踏み板の配置状態を示す部分拡大図。 足場に踏み板を掛けた状態の斜視図。 (a)は、踏み板間の隙間を覆っている状態の平面図、(b)は、同じく側面図。 隙間カバーを取外した状態の踏み板の端部の拡大平面図。 (a)は、踏み板の端部の斜め下方から見た斜視図、(b)は、同じく拡大斜視図。 踏み板間の隙間を覆っている状態の側断面図。 踏み板と隙間カバーの分解斜視図。 ロック部の斜視図。 貫通孔の形状の説明図。
図1〜図9を参照して、以下、本発明を具体化した一実施形態の足場用踏み板及び隙間カバーを説明する。
図2に示すように、足場10は、図示しない建物の壁面に沿って並設された複数の枠体13と、相互に隣接する枠体13間に架設された足場用踏み板20を有している。以下、足場用踏み板を単に踏み板という。枠体13は、支柱となる縦パイプ11と縦パイプ11間に架設された横枠材としての横パイプ12とからなる。
図1に示すように、踏み板20は、長手方向に延出された布板部21と、前記布板部21の長手方向の両端部に設けられた一対のフック部材22A、22Bを1組とする2組のフック部22を有している。各組のフック部22は、各端部において、長手方向と直交する幅方向の両縁部側に設けられており、枠体13の横パイプ12に掛けられている。
踏み板20の各組のフック部22は、踏み板20の4隅を結ぶ一方の対角線位置に配置された金属製のフック部材22Aと、他方の対角線位置に配置された金属製のフック部材22Bとにて構成されている。
図3及び図4に示すように、フック部材22Aは踏み板20の幅方向外側へ屈曲形成されている。また、フック部材22Bは踏み板20の幅方向内側へ屈曲形成されている。このように、フック部材22A、22Bが屈曲形成されていることにより、相互に隣接する踏み板20同士をフック部材22A、22Bにて共通の横パイプ12に掛けたときに、相互に対向する踏み板20の端部におけるフック部材22A間に、各フック部材22Bが挿入配置される。
図1(a)、図1(b)に示すように布板部21は、踏み板20の幅方向に並設された一対の床板25、26を有している。床板25、26は長方形をなす鋼板等の金属製であって、四角板状の上側壁25c、26cと、上側壁25c、26cの幅方向に位置する一対の側部25a、25b、26a、26bを有している。側部25a、25b、26a、26bは、上側壁25c、26cから下方へチャンネル状にそれぞれ折曲げ形成されている。図1(a)、図1(b)に示すように上側壁25c、26cは、上下方向に貫通した多数の透孔25d、26dと、長手方向に延びるとともに相互に平行となる複数の溝25e、26eを有している。
床板25、26同士は、側部25a、26bの下部間に渡されて長手方向に所定間隔を置いて配置された複数の連結部材(図示しない)が、側部25a、25b、26a、26bに対して溶接固定されていることにより、相互に一体となっている。また、踏み板20の長手方向の一方(図3(a)では右方)の端部の内面(すなわち、床板25の側部25aの一方の端部内面及び床板26の側部26bの一方の端部内面)に対して、フック部材22A、22Bがボルト等により一体に締付固定されている。また、踏み板20の長手方向の他方(図3(a)では左方)の端部の内面(すなわち、床板25の側部25aの他方の端部内面及び床板26の側部26bの他方の端部内面)に対して、フック部材22A、22Bがボルト等により一体に固定されている。フック部材22A、22Bは、下方へ開口する掛止凹部を有していて、その側面には、それぞれロック部材27A、27Bがロック位置及びロック解除位置に移動可能に配置されている。
図3(b)に示すように、ロック部材27A、27Bは、フック部材22A、22Bが掛止凹部にて横パイプ12に掛けられた状態で、その掛止凹部の開口を横パイプ12の直径よりも狭くするロック位置に位置することにより、横パイプ12からのフック部材22A、22Bの離脱を防止するようにしている。また、作業者が手動でロック位置からロック部材27A、27Bをロック解除位置まで上方へ移動させて、掛止凹部の開口を横パイプ12の直径よりも広くなるようにその掛止凹部の下部を開放すると、横パイプ12からのフック部材22A、22Bの離脱が可能となっている。
図4〜図7に示すように、踏み板20(すなわち、床板25、26)の長手方向の両端部には、端部部材30が溶接、或いはリベット等による固定手段により固定されている。端部部材30は、横断面が略チャンネル状に形成されていて、布板部21の上側壁25c、26cの端部の上面に接合した上部壁31と、床板25、26の側部25a、25b、26a、26bの下面に接合した下部壁32と、上部壁31と下部壁32間を連結する連結壁33とにより構成されている。前記上部壁31及び下部壁32とが、前記固定手段により20に固定されている。上部壁31の上面は、踏み板20の上面に相当する。連結壁33には、幅方向に延出した断面チャンネル状の突条34が長手方向の外方、すなわち、端部同士が対向する隣接した他の踏み板20側へ突出形成されている。
図4に示すように、突条34は、フック部22を構成しているフック部材22A、22Bの間に配置されるようにその幅方向の長さが設定されている。突条34は、被嵌合部に相当する。図7に示すように突条34には、隣接した他の踏み板20の端部に対向する対向壁35を備えている。
図9に示すように、前記対向壁35には、貫通孔36が形成されている。貫通孔36は本実施形態では、所定方向へ延出した長孔とされている。なお、本実施形態における所定方向は踏み板20の幅方向としているが、限定するものではなく、他の方向であってもよい。貫通孔36において、その幅方向の中央部の上下両部には、後述する操作軸45を挿入可能な大きさの凹部36a、36bが形成されている。また、貫通孔36は、後述する操作軸45に固定された係止軸47の回転位置、すなわち、係止軸47の延出方向を貫通孔36の延出した方向と一致させたときに該係止軸47を挿入離脱可能としている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、端部部材30の内面には、係合部材50が突条34の裏側の溝を上下方向に跨ぐように配置されて溶接等により固定されている。係合部材50は、端部部材30の内面に固定された底壁52と、底壁52の上下両端から長手方向の内方へ立設された上部側壁54及び下部側壁56とにより断面チャンネル状に形成されている。底壁52には、貫通孔36及び凹部36a、36bと対向するとともに貫通孔36及び凹部36a、36bと同一形状及び同一の大きさの貫通孔53、及び凹部53a、53bが形成されている。図5(b)に示すように、上部側壁54及び下部側壁56には、後述する操作軸45の係止軸47が、貫通孔36及び貫通孔53に対してともに挿入されたときの回転位置から、90度回転された回転位置に位置する際に、係止軸47の両端が係入可能に形成された係止凹部54a、56aが形成されている。操作軸45が、上記のように貫通孔36、53に挿通可能な回転位置から90度回転されて外れた位置である回転位置は、保持操作位置に相当する。また、操作軸45の係止軸47が、貫通孔36及び貫通孔53に対してともに挿入可能な位置は、嵌合解除許容位置に相当する。
図1〜図3(a)、図6に示すように、端部部材30の連結壁33には、隙間カバー40が着脱自在に取付けられている。隙間カバー40は、端部部材30に取付けしたときに端部部材30に全体が対向して接する対向壁42と、対向壁42の上端に連結された上壁44とを有している。対向壁42は壁部に相当する。上壁44は、端部部材30に取付けしたときには、踏み板20の上面(本実施形態では、端部部材30の上部壁31の上面)と面一となるようにその高さが形成されている。
上壁44における幅の長さ(すなわち、踏み板20の長手方向における上壁44の長さ)は、前記長手方向に並んで配置される一対の踏み板20が、共通の横パイプ12に掛け止めされた際、両踏み板20間の対向する端部間に形成される隙間の前記長手方向の長さの1/2よりも若干短くされている。
これにより、図2に示すように、長手方向に並んで配置される一対の踏み板20が共通の横パイプ12に掛け止めされた際、両踏み板20間の対向する端部間に形成される隙間を、両踏み板20に取付けられた隙間カバー40の上壁44により覆われるようにされている。対向壁42には、端部部材30の突条34の幅方向の長さと略同じ長さを幅方向に有するとともに、該突条34に外嵌するチャンネル状の凹条43が形成されている。凹条43は、嵌合部に相当する。
図6、図7及び図8に示すように、凹条43において、突条34の対向壁35と対向する底壁43aには、取付けられた端部部材30に向かって操作部材としての操作軸45が進退自在に挿入されている。操作軸45の対向壁42に対する取付け位置は、隙間カバー40の凹条43が、端部部材30の突条34に嵌合された際に、操作軸45が、貫通孔36の凹部36a、36bに挿入可能な位置としている。
操作軸45は、断面円形を有するとともに基端には軸から膨出された頭部46を有している。操作軸45の断面形状は、円形に限定するものではなく、他の形状であってもよい。また、操作軸45において、底壁43aを貫通した先端には、係止軸47が径方向に貫通固定されてその両端が突出されている。係止軸47において、操作軸45から突出した部分は、係止突部に相当する。
図6及び図8に示すように操作軸45において、頭部46と底壁43a間には、付勢部材としてのコイルバネ48が巻装されるとともに、一対のバネ座金49が挿入されている。コイルバネ48により、該コイルバネ48に巻装された操作軸45を、隙間カバー40が取付けられた踏み板20とは端部同士が対向している他の踏み板20側へ付勢するようにしている。
本実施形態では、操作軸45、コイルバネ48、及び係止軸47により操作部が構成されている。
(実施形態の作用)
上記のように構成された足場用踏み板及び隙間カバーの作用を説明する。なお、隙間カバー40が、踏み板20に対して取外された状態から説明する。
また、説明の便宜上、踏み板20の上面が水平状態になるように踏み板20を配置しているものとする。従って、端部部材30の貫通孔36の延出方向は、仮想水平面に含まれている。
図7に示すように、作業者は、隙間カバー40を、水平状態にして隙間カバー40の対向壁42を踏み板20の端部部材30の対向壁35に相対させる。また、作業者は、係止軸47が水平状態となるように操作軸45を回転させておく。
この状態で、作業者は、隙間カバー40の凹条43を踏み板20(すなわち、端部部材30)の突条34に嵌合させる。凹条43と突条34との嵌合時に操作軸45は凹部36a、36b内に挿入されるとともに、係止軸47は貫通孔36内に挿入される。
次に、作業者は、コイルバネ48の付勢力に抗して操作軸45の頭部46を踏み板20(端部部材30)側へ押圧して、係合部材50の凹部53a、53bと貫通孔53に対して操作軸45の先端及び係止軸47を貫通させる。
次に、作業者は頭部46を操作して、操作軸45を90度回転させて、係止軸47を図5に示す係止凹部54a、56aに相対させる。
この後、作業者は操作軸45に対する押圧を解除すると、コイルバネ48の付勢力より、係止軸47が係止凹部54a、56a内に係入される。このようにして、係止軸47が、貫通孔53の周縁部である係止凹部54a、56aに係入した状態となることにより、隙間カバー40の端部部材30に対する取付け状態が保持される。
上記のようにして、踏み板20の長手方向の一方の端部に隙間カバー40の取付けた後、他方の端部に対しても同様にして隙間カバー40を取付ける。
図2に示すように、このようにして長手方向の両端部に隙間カバー40を取付けた複数の踏み板20を、足場10の横パイプ12に対し、フック部22のフック部材22A、22Bを掛けた後、ロック部材27A、27Bをロック解除位置からロック位置へ移動させてロックする。
図2に示すように、長手方向に並んで配置される一対の踏み板20が、共通の横パイプ12に掛け止めされると、図6に示すように、それぞれの隙間カバー40が、該一対の踏み板20の端部間に形成された間隙を上方から覆うことになる。本実施形態では、隙間カバー40は、踏み板20の上面である端部部材30の上部壁31と面一にしているため、作業者が、踏み板20及び隙間カバー40上を歩く場合、足が隙間カバー40に引っかかる等の支障を来たすことがない。
なお、踏み板20から隙間カバー40を取外す場合、踏み板20に対して隙間カバー40を取付ける場合の作業とは逆に行えばよい。
なお、踏み板20の配置場所によっては、踏み板20に隙間カバー40を必要としない場合があり、この場合は、予め踏み板20から隙間カバー40を取り除いておけばよい。また、本実施形態の踏み板20は、足場10を構築する前の段階で、隙間カバー40を踏み板20に予め取付けることができる。このため、踏み板20を横パイプ12に掛け止めした後、隙間カバー40を取付ける作業は必要としない。このため、足場上での作業を簡便化できる。
本実施形態では、下記の特徴を有する。
(1)本実施形態の足場用踏み板は、長手方向に延出された布板部21と、布板部21における各端部の幅方向の両端側には、足場10の横パイプ12(横枠材)に掛け止めする一対のフック部22とを有し、端部の端面には、突条34(被嵌合部)が設けられるとともに突条34(被嵌合部)に隙間カバー40が取付けられている。隙間カバー40は、突条34(被嵌合部)に対して着脱自在に嵌合する凹条43(嵌合部)を有した対向壁42(壁部)と、対向壁42と一体に連結されて、凹条43(嵌合部)が突条34(被嵌合部)に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁44を有している。また、隙間カバー40は、対向壁42(壁部)に設けられ、凹条43(嵌合部)と突条34(被嵌合部)との嵌合を保持する保持操作位置と、凹条43(嵌合部)と突条34(被嵌合部)との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられている操作軸45、コイルバネ48、及び係止軸47(操作部)とを有する。
この結果、本実施形態では、隙間カバーの取付け及び取り外しが必要な場合にその作業を容易に行うことができる。また、足場10を構築する前の段階で、隙間カバー40を踏み板20に予め取付けることができるため、踏み板を横枠材に掛け止めした後、隙間カバーを取付ける作業は必要としない効果がある。すなわち、足場の構築及び解体時に足場上で隙間カバーを取付け及び取外す作業が必要でなくなる。
(2)本実施形態の足場用踏み板では、隙間カバー40の操作部は、踏み板20の端部に設けられた貫通孔36、53に対して進退、かつ自身の周りで回転自在に挿通された操作軸45(操作部材)を含む。操作軸45(操作部材)には径方向に両端が突出する係止軸47(係止突部)を有し、操作軸45(操作部材)の回転位置が保持操作位置に位置するときは、踏み板20の貫通孔36、53の周縁に係止可能とされている。また、操作軸45(操作部材)の回転位置が嵌合解除許容位置に位置するときは係止軸47(係止突部)が踏み板20の端部の貫通孔36、53に抜け出し可能とされている。
この結果、本実施形態によれば、操作部を保持操作位置及び嵌合解除許容位置へ選択的に操作することにより、隙間カバー40を踏み板20に対する取付け、取り外しを容易に行うことができる。
(3)本実施形態では、操作部は、操作軸45(操作部材)を貫通孔36、53から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持するコイルバネ48(付勢部材)を備えている。
この結果、操作部材を保持操作位置に位置している状態では、付勢部材の付勢力により操作部材の保持操作位置を保持できる効果がある。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
・前記実施形態では、踏み板20は、床板25及び床板26を含むようにしたが、一つの床板で構成してもよい。
・前記実施形態では、端部部材30に突条34が設けられ、隙間カバー40の対向壁42に凹条43が設けられていたが、端部部材30に凹条が設けられ、隙間カバー40の対向壁42に該凹条に内嵌する突条が設けられていてもよい。
・前記実施形態において、係合部材50の係止凹部54a、56aを省略してもよい。
・また、係合部材50を省略してもよい。この場合、係止軸47は、操作軸45の回転位置が、保持操作位置となったとき、貫通孔36の周縁部である端部部材30の内面に係止するものとなる。
・前記実施形態では、付勢部材をコイルバネとしたが、コイルバネに限定するものではなく、他の弾性部材、例えば、板バネ、捩りバネ等に変更してもよい。
・前記実施形態では、操作軸45を凹条43の底壁43aに取付けて、踏み板20の長手方向に移動自在に操作可能としたが、操作軸45を凹条43の下部壁に取付けて、上下方向に操作可能としてもよい。
例えば、凹条43の下部壁に対して、取付台を設けて、該取付台に対して操作軸45を上下方向に移動かつ回転自在に支持し、凹条43及び突条の下部壁、並びに凹条43及び突条の上部壁に、それぞれ係止軸47及び操作軸45を挿入及び回転自在に貫通孔36及び凹部36a、36bと同等の貫通孔及び凹部を設けてもよい。この場合、コイルバネは、取付台において、操作軸45を常時、下方へ付勢するように配置する。
・前記実施形態では、操作軸45が、上記のように貫通孔36、53に挿通可能な回転位置(嵌合解除許容位置)から外れた位置である90度回転された回転位置を、保持操作位置としたが、この位置に限定するものではない。前記嵌合解除許容位置から0度(360度)及び90度を除く、他の回転位置であってもよい。
10…足場、11…縦パイプ、12…横パイプ(横枠材)、
13…枠体、20…足場用踏み板、21…布板部、
22…フック部、22A、22B…フック部材、
25…床板、25a、25b…側部、25c…上側壁、
25d…透孔、25e…溝、
26…床板、26a、26b…側部、26c…上側壁、
26d…透孔、26e…溝、27A、27B…ロック部材、
30…端部部材、31…上部壁、32…下部壁、33…連結壁、
34…突条(被嵌合部)、35…対向壁、36…貫通孔、
36a、36b…凹部、
40…隙間カバー、42…対向壁(壁部)、43…凹条(嵌合部)、43a…底壁、
44…上壁、45…操作軸(操作部材)、46…頭部、47…係止軸、
48…コイルバネ(付勢部材)、49…バネ座金、
50…係合部材、52…底壁、53…貫通孔、53a、53b…凹部、
54…上部側壁、54a…係止凹部、56…下部側壁、56a…係止凹部。

Claims (6)

  1. 長手方向に延出された布板部と、前記布板部における各端部の幅方向の両端側には、足場の横枠材に掛け止めする一対のフック部とを有し、前記端部の端面には、被嵌合部が設けられるとともに該被嵌合部に隙間カバーが取付けられた足場用踏み板であって、
    隙間カバーは、
    前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、
    前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、
    前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有する足場用踏み板。
  2. 前記操作部は、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、
    前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、
    前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされている請求項1に記載の足場用踏み板。
  3. 前記操作部は、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えている請求項2に記載の足場用踏み板。
  4. 足場用踏み板の端部に設けられた被嵌合部に取付けられる隙間カバーであって、
    前記被嵌合部に対して着脱自在に嵌合する嵌合部を有した壁部と、
    前記壁部と一体に連結されて、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合している状態で、相互に対向する足場用踏み板間の隙間を覆う上壁と、
    前記壁部に設けられ、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合を保持する保持操作位置と、前記嵌合部と前記被嵌合部との嵌合の解除を許容する嵌合解除許容位置間とを選択的に操作可能に設けられた操作部とを有する隙間カバー。
  5. 前記操作部は、前記端部に設けられた貫通孔に対して進退、かつ自身の周りで少なくとも保持操作位置と嵌合解除許容位置のそれぞれの回転位置へ回転自在に挿通された操作部材を含み、
    前記操作部材には径方向に突出した係止突部が設けられ、
    前記操作部材が前記保持操作位置に位置するときは、前記端部の貫通孔の周縁に係止可能とされ、前記操作部材が前記嵌合解除許容位置に位置するときは前記貫通孔に抜け出し可能とされている請求項4に記載の隙間カバー。
  6. 前記操作部は、前記操作部材を前記貫通孔から抜き出し方向に付勢するとともに、前記操作部材の回転位置が保持操作位置に位置するときはその保持操作位置を保持する付勢部材を備えている請求項5に記載の隙間カバー。
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