JP5587621B2 - 隙間塞ぎ板付き幅木 - Google Patents

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Description

本発明は、建設作業現場で枠組みされる仮設枠組足場において、対向する一対の足場用建枠の両横材間に架け渡された足場板の側方部に形成される隙間(詳しくは、足場板と両足場用建枠の縦材側との間に形成される隙間)を塞ぐ隙間塞ぎ板を取り付けた幅木に関する。
在来の足場用建枠及び足場板を使用して、対向する足場用建枠の両横材間に足場板を架け渡した場合、その架け渡した足場板の一側端部と、両足場用建枠の縦材側(正確には、両足場用建枠の対向する縦材を結ぶライン)との間に隙間が生ずる。具体的に、例えば、スパンが914mmの建枠を使用して、対向する一対の建枠の両横材間に、500mm幅の足場板と240mm幅の足場板を並列に架け渡し、両足場板を互いに接する状態で一方の縦材側へ引き寄せると、他方の縦材側と足場板との間には、約130mm程度の隙間ができる。
足場板と建枠の縦材側との間に上記のような隙間ができると、作業者が足を踏み外すおそれがあって非常に危険であるために、従来では、その隙間に隣接する側の足場板の側端部上に幅木を起立状態に設置して、足を踏み外すことがないようにしている。
上記のように隙間に隣接する側の足場板の側端部上に幅木を設置することにより、一応の安全性は確保できるが、足場板の一側端部と両足場用建枠の縦材側との間の隙間分だけ作業床の有効面積が狭くなる、という問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑み、対向する一対の足場用建枠の両横材間に架け渡された足場板の側方部に形成される隙間(即ち、足場板と対向する両足場用建枠の縦材側との間の隙間)を塞ぐことができて、作業床の有効面積を広くとることができると共に、工具不要で建枠の縦材に容易に取り付けることができる隙間塞ぎ板付き幅木を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板30の側方部に形成される隙間Sを塞ぐ隙間塞ぎ板5付き幅木1であって、両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させるようにした幅木本体6と、この幅木本体6の下端部からほぼ直角に一体に延びて、先端側縁部を足場板30上に載置するようにした隙間塞ぎ板5と、幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4,4に夫々固定させる一対の固定金具7,8とからなる隙間塞ぎ板付き幅木であって、
前記一対の固定金具7,8の一方7は、一方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する係合凹部12oを備えた金具本体12の基端部を幅木本体6の一端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、この金具本体12を、幅木本体6の一端部からその長手方向外方へ突出する収納位置と、収納位置から外回りにほぼ90度回転した使用位置との両位置で固定可能にして、その使用位置で係合凹部12oを前記縦材4外周面に係合させるようにし、他方の固定金具8は、他方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する係合凹部14oを備えた金具本体14を幅木本体6の他端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、常時はバネ16によって幅木本体6の他端部からその長手方向外方へ突出する収納位置に付勢され、バネ16に抗して金具本体14を収納位置から外周りに90度以上回転させた状態からほぼ90度に戻した使用位置で係合凹部14oが前記縦材4外周面に係合されると共に、この使用位置でロックピン17により固定金具8をロックするようにしてなることを特徴とする。
請求項に係る発明は、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板30の側方部に形成される隙間Sを塞ぐ隙間塞ぎ板5付き幅木1であって、両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させるようにした幅木本体6と、この幅木本体6の下端部からほぼ直角に一体に延びて、先端側縁部を足場板30上に載置するようにした隙間塞ぎ板5と、幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4,4に夫々固定させる一対の固定金具7,8とからなる隙間塞ぎ板付き幅木であって、
前記幅木本体6と隙間塞ぎ板5とは金属板により一体に形成されたもので、幅木本体6の外面上部側に凹溝部9が全長に亘って凹設され、この凹溝部9の両端部に固定金具7,8が夫々配備されていて、この凹溝部9に隣接する幅木本体6の外面側下部には、凹溝部9の深さに対応する突出高さの凸状部10が幅木本体6の全長に亘って突設されていることを特徴とする。
請求項は、請求項1又は2に記載の隙間塞ぎ板付き幅木において、前記幅木本体6と隙間塞ぎ板5との対向角度θが鈍角になるように形成してなることを特徴としている。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の隙間塞ぎ板付き幅木は、両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させるようにした幅木本体6と、幅木本体6の下端部からほぼ直角に一体に延びて、先端側縁部を足場板30上に載置するようにした隙間塞ぎ板5と、幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4,4に夫々固定させる一対の固定金具7,8とからなるもので、幅木本体6の両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させ、隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30上に載置して、幅木本体6の両端部を固定金具7,8により両足場用建枠2,2の縦材4,4に固定するだけで、足場板30の側方部に形成される隙間Sを隙間塞ぎ板5によって塞ぐことができ、作業の安全を確保できると共に、作業床の有効面積を広くとることができる。また、この幅木は、隙間塞ぎ板5と幅木本体6とが一体に形成された簡単な構造で、部品点数が少ないため、製作が容易でコストの低廉化を図ることができる。
又、本発明の隙間塞ぎ板付き幅木によれば、一方の固定金具7の金具本体12を手で収納位置からほぼ90度回転させて使用位置に固定し、他方の固定金具8の金具本体14は収納位置に保持させたまま、幅木1の全体を所要高さに持ち上げ、幅木本体6の一端部側を一方の足場用建枠2の縦材4に近づけて、一方の固定金具7の金具本体12の係合凹部12oを縦材4外周面に係合させ、他方の固定金具8の金具本体14をバネ16に抗して手で例えば120度程度まで回転させた状態で、幅木本体6の当該端部を他方の足場用建枠2の縦材4に近づけて、両方の固定金具7,8を両足場用建枠2,2の縦材4,4間に納めた後、金具本体14から手を離して係合凹部14oを縦材4の外周面に係合させ、斯かる状態で隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30の側端部上に載置すると共に、幅木本体6の下側縁両端部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させ、この後、ロックピン17により固定金具8をロックすればよいから、幅木1の設置作業を、工具を用いることなく、手作業で簡単容易に行うことができる。
請求項に係る発明によれば、梱包にあたって隙間塞ぎ板5付き幅木1の複数枚を各幅木本体6が上下に重なるように積み重ね積層する時に、幅木本体6どうしの納まりが良く、各幅木本体6が水平姿勢で平行に積層されて、安定した積層梱包が可能となる。
請求項に係る発明によれば、幅木本体6と隙間塞ぎ板5との対向角度θが鈍角になるように形成しているから、対向する足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡される足場板30の上面高さが横材3の上面より低い場合に容易に対応可能となり、また足場板30の上面高さが横材3上面と同等の場合には、隙間塞ぎ板5側が弾性変形してそのまま使用可能な状態となる。
本発明に係る隙間塞ぎ板付き幅木の設置状態を示す斜視図である。 同隙間塞ぎ板付き幅木を連続的に設置した状態を示す斜視図である。 (a) は同隙間塞ぎ板付き幅木の平面図、(b) は正面図である。 図3の(b) のA−A線拡大断面図である。 (a) は同隙間塞ぎ板付き幅木の要部拡大詳細平面図、(b) は同要部拡大詳細正面図で、両固定金具が収納位置にある状態を示す。 図5に示す隙間塞ぎ板付き幅木における一方の固定金具の拡大斜視図である。 (a) は固定金具の板バネを示す斜視図、(b) はロック用板バネの係合突子の係合状態を説明する説明断面図である。 (a) 〜(c) は同隙間塞ぎ板付き幅木の取付方法を示す説明図である。 同隙間塞ぎ板付き幅木の取付状態での拡大縦断面図である。 同隙間塞ぎ板付き幅木の複数個を積み重ねて梱包する状態の縦断面図である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、本発明に係る隙間塞ぎ板付き幅木1は、図1及び図2に示すように、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板30の側方部に形成される隙間Sを塞ぐ隙間塞ぎ板5を備えた幅木であって、両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させるようにした幅木本体6と、この幅木本体6の下端部からほぼ直角に一体に延びて、その先端側縁部を足場板30上に載置させるようにした隙間塞ぎ板5と、幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4,4に夫々固定させる一対の固定金具7,8とによって構成される。
上記幅木1の構造についてさらに詳しく説明すれば、隙間塞ぎ板5と幅木本体6とは、金属板をプレス加工して形成されたもので、幅木本体6は、図1、図4及び図6から分かるように、その外面の上部側に断面略コ字状の凹溝部9が幅木本体6の全長に亘り凹設されていて、この凹溝部9の両端部に夫々固定金具7,8が配備されるようになっており、そしてこの凹溝部9に隣接する幅木本体6の外面側下部には、凹溝部9の深さに対応する突出高さの凸状部10が幅木本体6の全長に亘って形成されている。
幅木本体6は、図1及び図2から分かるように、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3の軸芯間の距離より僅かに短い長さに形成され、この幅木本体6の下端からほぼ直角に延設される隙間塞ぎ板5は、幅木本体6の長さより短く、足場板30の長さとほぼ同じ長さになるように、その両端部が切除されており、従って幅木本体6の両端部の下側縁部が、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3上に支持され、隙間塞ぎ板5は、足場板30の係止フックFに乗り上げることなく足場板30の上面に載置されるようになっている。また図1に示すように、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3上に支持される幅木本体6の両端部の下側縁部は、強度を補強するためにヘミング加工により内側に折り返された補強部6oを形成している。
また、この隙間塞ぎ板5付き幅木1は、図1及び図4に示すように、幅木本体6を起立姿勢に保持させた状態で、隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30の上に載置させるから、幅木本体6と隙間塞ぎ板5との対向角度θは90度でよいが、足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡した時の足場板30の上面高さが足場板メーカーによって若干異なるため、どのメーカーの足場板にも対応できるように、その対向角度θが91度〜95度の鈍角に形成されている。即ち、図9に示すように、足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板の上面高さが横材3上面よりも低い足場板30Bの場合には容易に対応可能となり、また足場板の上面高さが横材3上面と同等である足場板30Aの場合は、隙間塞ぎ板5側が弾性変形してそのまま使用可能となる。また、この幅木1の隙間塞ぎ板5には、強度補強のための補強リブ11が長さ方向に条設されている。
幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4に夫々固定させる固定金具7,8の一方の固定金具7は、図6及び図8に示すように、一方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する円弧状の係合凹部12oを備えた金具本体12の基端部を、幅木本体6外面の凹溝部9の一端部に枢軸13によって水平周りに回転可能に枢着すると共に、金具本体12を、図5に示すように幅木本体6の一端部からその長手方向外方へ突出する収納位置と、図8に示すように収納位置から外回りにほぼ90度回転した使用位置との両位置で固定可能にして、その使用位置で係合凹部12oを前記縦材4の外周面に係合させるようにし、他方の固定金具8は、他方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する係合凹部14oを備えた金具本体14を幅木本体6外面の凹溝部9の他端部に枢軸15によって水平周りに回転可能に枢着すると共に、常時は図5及び図8の(a) に示すように捻りバネ16によって幅木本体6の他端部からその長手方向外方へ突出する収納位置に付勢され、しかして捻りバネ16に抗して金具本体14を図8の(b) に示すように外周りに90度以上、例えば120度程度回転させた状態から同図の(c) に示すようにほぼ90度に戻した使用位置で係合凹部14oが前記縦材4の外周面に係合されると共に、この使用位置でロックピン17により固定金具8をロックするようにしたものである。
上記固定金具7,8についてさらに説明すれば、一方の固定金具7の金具本体12は、図6から分かるように、両側板12a,12aとこれらをつなぐ連結板12bとからなるコ字枠状のもので、各側板12aの内端側に円弧状の係合凹部12oが形成されていて、幅木本体6の外面側に凹設された凹溝部9の一端部にリベットRで取り付けてあるコ字枠状の取付枠18の側板18a,18a間に、金具本体12の両側板12a,12aの一端部を嵌合させて、ボルトからなる枢軸13によって水平周りに回転可能に枢着されると共に、ロック用板バネ19によって図5に示すような収納位置と図8に示すような使用位置とで夫々一時的に固定できるようになっている。
上記ロック用板バネ19は、図7の(a) に示すように、矩形状基板部20の一端側に両側一対の耳片21,21を突設すると共に、両耳片21,21の夫々外面に先端部の丸い係合突子22,22を突設してなるもので、図5及び図6に示すように、基板部20を金具本体12の連結板12b内面にリベットRにより固着すると共に、両耳片21,21の係合突子22,22を、金具本体12が図5及び図6に示すように収納位置にある時は金具本体12の両側板12a,12aに設けてある貫通孔23,23(図7(b) 参照)から取付枠18の両側板18a,18aの収納位置ロック孔24,24に係合させる(図7の(b) 参照)ことによって、金具本体12を収納位置に固定し、そして図5及び図6に示す状態から金具本体12を強制的に外周りに回転させると、その回転作用で両耳片21,21の係合突子22,22が取付枠18の収納位置ロック孔24,24から抜け出そうとすることで、両耳片21,21の先端部側が近づく方向に弾性変形し、それにより両係合突子22,22は、収納位置ロック孔24,24から完全に脱出して、取付枠18の両側板18a,18a内面を摺動しながら、金具本体12が収納位置からほぼ90度回転した使用位置に来ると、取付枠18の両側板18a,18aに設けられた使用位置ロック孔25,25に係合し、それによって金具本体12を使用位置に固定する。また、この使用位置から金具本体12を収納位置へほぼ90度回転させると、上記同様に、両係合突子22,22が使用位置ロック孔25,25から脱出して収納位置で取付枠18の両側板18a,18aの使用位置ロック孔24,24に係合し、金具本体12を収納位置に固定するようになっている。
他方の固定金具8の金具本体14は、詳細な図示は省略するが、図5(a) ,(b) の夫々右側に示すように、両側板14a,14aとこれらをつなぐ連結板14bとからなるコ字枠状のもので、幅木本体6の外面側に凹設された凹溝部9の他端部にリベットRで取り付けてある取付枠26の側板26a,26a間に、金具本体14の両側板14a,14aの一端部を嵌合させて、ボルトからなる枢軸15によって水平周りに回転可能に枢着すると共に、枢軸15に外嵌させて金具本体14と取付枠26との間に介装した捻りバネ16で常時収納位置に付勢されている。
前記ロックピン17は、金具本体14を図8の(b) に示すように外周りに90度以上の例えば120度程度回転させた状態からほぼ90度に戻した位置、即ち係合凹部14oが足場用建枠2の縦材4外周面に係合した使用位置で固定金具8をロックするものであり、図5の(a) ,(b) から分かるように、取付枠26の両側板26a,26aに軸架された支軸部17aと、この支軸部17aから外側へ直角に折曲延設されたピン本体部17bと、このピン本体部17bの先端部から直角に折曲されて内向きに突出し、金具本体14に設けられたロック孔28又は幅木本体6に設けられた待機孔29に係入する係止部17cとからなり、常時は支軸部17aがコイルバネ27によって軸方向の一方向に付勢されて、係止部17cがロック孔28又は待機孔29に係入し得る状態にあって、金具本体14が収納位置にある時は係止部17cを幅木本体6の待機孔29に係入させる。
尚、ロック孔28は、固定金具7の金具本体14を形成する片方の側板14aの先端部に設ければよいのであるが、この実施形態では、両側の固定金具7,8の金具本体12,14には全く同じ構造の部材を向きを代えて使用することから、金具本体12,14の製作にあたって1種類の部材で済むように、金具本体14では両側板14a,14aの夫々の先端部にロック孔28が形成され、金具本体12の両側板12a,12aにも夫々の先端部にロック孔28として使用できるように孔が形成されている。
上記のように構成される隙間塞ぎ板5付き幅木1を、図1に示すように対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板30の側方部に形成される隙間S、詳しくは足場板30と両足場用建枠2,2の縦材4,4側との間に形成される隙間Sを塞ぐように設置するにあたっては、先ず図8の(a) に示すように、一方の固定金具7の金具本体12を手で収納位置からほぼ90度回転させて使用位置に固定し、他方の固定金具8の金具本体12は収納位置に保持させたままの状態にしておく。
それから、幅木1の全体を所要高さに持ち上げて、図8の(b) に示すように、幅木本体6の一端部側を一方の足場用建枠2の縦材4に近づけて、使用位置にある一方の固定金具7の金具本体12の係合凹部12oをその縦材4外周面に係合させ、しかして他方の固定金具8の金具本体14を捻りバネ16の付勢力に抗して手で外向きに例えば120度程度まで回転させた状態で、当該他方の固定金具8の設けられた側の幅木本体6の端部を他方の足場用建枠2の縦材4に近づけて、両方の固定金具7,8が両足場用建枠2,2の縦材4,4間に納まるようにした後、金具本体14から手を離して、捻りバネ16の付勢力で係合凹部14oを縦材4の外周面に係合させ、このような状態で隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30の側端部上に載置すると共に、幅木本体6の下側縁両端部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させる。
この後、ロックピン17のピン本体部17bを手で掴んで持ち上げて、係止部17cを幅木本体6の待機孔29から引き抜いた後、支軸部17a周りに回転させて、その係止部17cを金具本体14のロック孔28に係入し、金具本体14を使用位置にロックし、これによって隙間塞ぎ板5付き幅木1の設置作業を完了し、その設置状態は図1に示す通りである。図2は、図1に示される隙間塞ぎ板5付き幅木1の手前側に同様な隙間塞ぎ板5付き幅木1を上記同様な方法で連続的に設置した状態を示している。
以上説明したように、本発明に係る隙間塞ぎ板5付き幅木1は、両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させるようにした幅木本体6と、この幅木本体6の下端部からほぼ直角に一体に延びて、先端側縁部を足場板30上に載置するようにした隙間塞ぎ板5と、幅木本体6の両端部を両足場用建枠2,2の縦材4,4に夫々固定させる一対の固定金具7,8とからなるもので、幅木本体6の両端下部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させると共に、隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30上に載置して、幅木本体6の両端部を固定金具7,8により両足場用建枠2,2の縦材4,4に固定するだけで、対向する一対の足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡された足場板30の側方部に形成される隙間Sを隙間塞ぎ板5によって塞ぐことができ、作業の安全を確保できると共に、作業床の有効面積を広くとることができる。そしてまた、隙間塞ぎ板5と幅木本体6とが一体に形成された簡単な構造で、部品点数が少ないため、製作が容易でコストの低廉化を図ることができる。
また、一対の固定金具7,8の一方7は、一方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する係合凹部12oを備えた金具本体12の基端部を幅木本体6の一端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、この金具本体12を、幅木本体6の一端部からその長手方向外方へ突出する収納位置と、収納位置から外回りにほぼ90度回転した使用位置との両位置で固定可能とし、使用位置において係合凹部12oを前記縦材4外周面に係合させるようにし、他方の固定金具8は、他方の足場用建枠2の縦材4外周面に係合する係合凹部14oを備えた金具本体14を幅木本体6の他端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、常時はバネ16で幅木本体6の他端部からその長手方向外方へ突出する収納位置に付勢され、バネ16に抗して金具本体14を収納位置から外周りに90度以上回転させた状態からほぼ90度に戻した収納位置で係合凹部14oが前記縦材4外周面に係合されると共に、この収納位置でロックピン17によって固定金具8をロックするようにしてなるもので、一方の固定金具7の金具本体12を手で収納位置からほぼ90度回転させて使用位置に固定し、他方の固定金具8の金具本体14は収納位置に保持させたままとし、そして、幅木1の全体を所要高さに持ち上げて、幅木本体6の一端部側を一方の足場用建枠2の縦材4に近づけて、一方の固定金具7の金具本体12の係合凹部12oを縦材4外周面に係合させ、他方の固定金具8の金具本体14を捻りバネ16に抗して手で外向きに例えば120度程度まで回転させた状態で、幅木本体6の当該端部を他方の足場用建枠2の縦材4に近づけて両方の固定金具7,8を両足場用建枠2,2の縦材4,4間に納めた後、金具本体14から手を離して、係合凹部14oを縦材4の外周面に係合させ、斯かる状態で隙間塞ぎ板5の先端部を足場板30の側端部上に載置すると共に、幅木本体6の下側縁両端部を両足場用建枠2,2の横材3,3上に支持させ、この後、ロックピン17の係止部17cを金具本体14のロック孔28に係入すればよいから、隙間塞ぎ板5付き幅木1の設置作業を、工具を用いることなく、手作業で簡単容易に行うことができる。
そしてまた、この隙間塞ぎ板5付き幅木1は、図4及び図9に示すように幅木本体6と隙間塞ぎ板5との対向角度θが91度〜95度の鈍角になるように形成されているから、対向する足場用建枠2,2の横材3,3間に架け渡される足場板30の上面高さが図9の30Bで示す足場板のように横材3の上面よりも低い場合は容易に対応可能となり、また図9の30Aで示す足場板のように上面高さが横材3の上面と同等の場合には、隙間塞ぎ板5が弾性変形してそのまま使用可能な状態となる。
また、この隙間塞ぎ板5付き幅木1では、幅木本体6と隙間塞ぎ板5とは金属板により一体に形成されたもので、幅木本体6の外面上部側に凹溝部9が全長に亘って凹設され、この凹溝部9の両端部に固定金具7,8が夫々配備されていて、この凹溝部9に隣接する幅木本体6の外面側下部に、凹溝部9の深さに対応する突出高さの凸状部10が幅木本体6の全長に亘り突設されているため、梱包にあたって隙間塞ぎ板5付き幅木1の複数枚を図10に示すように各幅木本体6が上下に重なるように積み重ね積層する時に、幅木本体6どうしの納まりが良く、各幅木本体6が水平姿勢で平行状態に積層されて、安定した積層梱包を行うことができる。
1 幅木
2 足場用建枠
3 足場用建枠の横材
4 足場用建枠の縦材
5 隙間塞ぎ板
6 幅木本体
7 固定金具
8 固定金具
9 凹溝部
10 凸状部
12 金具本体
12o 係合凹部
13 枢軸
14 金具本体
14o 係合凹部
15 枢軸
16 捻りバネ
17 ロックピン
30 足場板

Claims (3)

  1. 対向する一対の足場用建枠の横材間に架け渡された足場板の側方部に形成される隙間を塞ぐ隙間塞ぎ板付き幅木であって、両端下部を両足場用建枠の横材上に支持させるようにした幅木本体と、この幅木本体の下端部からほぼ直角に一体に延びて、その先端側縁部を足場板上に載置させるようにした隙間塞ぎ板と、幅木本体の両端部を両足場用建枠の縦材に夫々固定させる一対の固定金具とからなる隙間塞ぎ板付き幅木であって、
    前記一対の固定金具の一方は、一方の足場用建枠の縦材外周面に係合する係合凹部を備えた金具本体の基端部を幅木本体の一端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、この金具本体を、幅木本体の一端部からその長手方向外方へ突出する収納位置と、収納位置から外回りにほぼ90度回転した使用位置との両位置で固定可能にして、その使用位置で係合凹部を前記縦材外周面に係合させるようにし、他方の固定金具は、他方の足場用建枠の縦材外周面に係合する係合凹部を備えた金具本体を幅木本体の他端部に水平周りに回転可能に枢着すると共に、常時はバネによって幅木本体の他端部からその長手方向外方へ突出する収納位置に付勢され、バネに抗して金具本体を収納位置から外周りに90度以上回転させた状態からほぼ90度に戻した使用位置で係合凹部が前記縦材外周面に係合されると共に、この使用位置でロックピンにより固定金具をロックするようにしてなる隙間塞ぎ板付き幅木。
  2. 対向する一対の足場用建枠の横材間に架け渡された足場板の側方部に形成される隙間を塞ぐ隙間塞ぎ板付き幅木であって、両端下部を両足場用建枠の横材上に支持させるようにした幅木本体と、この幅木本体の下端部からほぼ直角に一体に延びて、その先端側縁部を足場板上に載置させるようにした隙間塞ぎ板と、幅木本体の両端部を両足場用建枠の縦材に夫々固定させる一対の固定金具とからなる隙間塞ぎ板付き幅木であって、
    前記幅木本体と隙間塞ぎ板とは金属板により一体に形成されたもので、幅木本体の外面上部側に凹溝部が全長に亘って凹設され、この凹溝部の両端部に固定金具が夫々配備されていて、この凹溝部に隣接する幅木本体の外面側下部に、凹溝部の深さに対応する突出高さの凸状部が幅木本体の全長に亘って突設されている隙間塞ぎ板付き幅木。
  3. 前記幅木本体と隙間塞ぎ板との対向角度が鈍角になるように形成してなる請求項1又は2に記載の隙間塞ぎ板付き幅木。
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