JP2008163656A - 防音パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 防音パネルの表面側全域を平坦状にすると共に面板に強度を持たせることにより、複数のパネルを集合的に設置しても各面板同士が形成する全表面を平坦状にしてフィルムシート等の貼着を容易にすると共に、面板の表面に雨水等が溜まるのを防止し、かつ、積み重ね状態からパネルの取り出しを容易にした防音パネルを提供すること。
【解決手段】 平面略矩形状の面板1の外周辺に同一方向に折曲された折曲縁1aを有すると共に、当該面板1のコーナー部1bにおける折曲縁2cは中間部の折曲縁1aに対して高く形成され、かつ、上記コーナー部1bの上面に、面板1同士が積み重ねられる際に、上記コーナー部1bの折曲縁2cに係合可能な係止突部2eを設けたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば建物の改装,外壁工事等の建設現場において足場等に取り付けられる仮設用の防音パネル(以下、単に「パネル」ということもある。)に関する。
一般に、建物の改装や外壁工事等の建設現場においては、作業者の作業空間や歩行空間の確保、及び、建設資材の運搬等のために仮設の足場が設置される。また、足場の外側には、建設現場周辺に対する騒音防止,作業者や建設資材の落下防止や建設現場の外観の向上を図るために防音パネルが取り付けられる。
上記防音パネルは、使用時に建設現場に運搬され、足場に装着された取付金具等を用いて足場の外側に係止されて防音壁に構築され、また、建物の改装や外壁工事等が終了した後は、足場から取り外され、積み重ね状態で、次の使用まで保管される、といった態様での設置,撤去を繰返して行う仮設用のパネルの一つである。
従来のこの種の防音パネルには、強度を持たせるために、平面から見て略矩形状の面板の少なくとも対向する縁部や周縁部に枠体や枠材を取り付けたものが知られている(例えぱ、特許文献1,2参照)。
また、不使用時にパネル同士を積み重ねる際、パネルの前面側に突出した突出部を、枠材に形成した積み重ね枠部に収容配置できるようにした構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−213045号公報(特許請求の範囲、図1,図3,図4) 実用新案登録第3114943号公報(実用新案登録請求の範囲、図3)
しかしながら、上記特許文献1や2に記載された防音パネルにおいては、いずれも面板の外周辺部に枠材を取り付ける額緑状の構造であり、しかも、コーナー部においては枠材をV字状にカットした後、折り曲げ加工したり、あるいは、枠材同士を接合するなどの加工を施す必要があるため、構造が複雑になり製作手間やそのコストに難点があった。
また、各パネルにおける面板の表面側に枠材の一部が突出した形状となるため、複数の防音パネルを取り付けて防音壁を構成した状態では、複数パネルによる面板の表面に、適宜デザインを施したフィルムシートを貼着する場合、各パネルの枠材がフィルムシートの貼着に支障をきたすのみならず、貼着されたフィルムシートに凹凸状の皺等が生じ美観が損なわれるという問題があった。
さらに、パネルの積み重ね状態においては、上下のパネル間に隙間がないため、作業者は枠材を掴んで、積み重ねられたパネルからパネルを取り出さなければならず、パネルの取り出し作業も面倒であった。加えて、不使用時に水平に積み重ねられて屋外などに保管されている場合、面材の外周縁に枠材が突出していることにより雨水等が面板の表面に溜まり、溜まった雨水等の荷重によって面板が撓んでしまうという問題もあった。
本発明は、従来の防音パネルにおける上記問題点に鑑みてなされたもので、防音パネルの表面側全域を平坦状にすると共に面板に強度を持たせることにより、複数のパネルを集合的に設置しても各面板同士が形成する全表面を平坦状にしてフィルムシート等の貼着を容易にすると共に、面板の表面に雨水等が溜まるのを防止し、かつ、積み重ね状態からパネルの取り出しを容易にした防音パネルを提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明防音パネルの構成は、平面略矩形状の面板の外周辺に同一方向に折曲された折曲縁を有すると共に、当該面板のコーナー部における折曲縁は中間部の折曲縁に対して高く形成され、かつ、上記コーナー部の上面に、面板同士が積み重ねられる際に、上記コーナー部の縁に係合可能な係止突部を設けたことを特徴とするものである。
本発明パネルは上記構成(請求項1)を備えていることにより、表面部全域を平坦状にしても面板に強度を持たせることができると共に、複数のパネルの面板同士が形成する全表面を平坦状にして、フィルムシート等の貼着を容易にすることができる。
また、積み重ね状態において、上段に位置する面板のコーナー部の折曲縁を下段に位置する面板のコーナー部の上面に設けられた係止突部を係合させることができるから、パネル同士のずれを防止することができ、さらに、積み重ね状態において、上段の面板の折曲縁と下段の面板の上面との間に隙間を形成できるので、各パネルが取扱い易くなる。しかも、面板の外周辺には起立部がないので、水平な積み重ね状態においても雨水等が面板の表面に溜まることがない。
本発明パネルは上記構成において、上記面板の対向する辺における上記コーナー部の折曲縁に、係止用貫通孔を設けることが好ましい(請求項2)。
この構成により、本発明パネルは例えば足場に装着された取付金具のフック状金具等を、前記係止用貫通孔に貫挿できるから、本発明防音パネルを足場に取り付ける上で便宜である。
次に、請求項3に記載した本発明では、四隅部が切除された形態の略矩形状の面板と、前記隅部を形成するコーナー部材とからなり、上記面板は、前記隅部を除く外周辺に同一方向に折曲された第1の折曲縁を有し、上記コーナー部材は、切除された隅部の平面形状に見合う本体形状を有すると共に当該本体が、その隣接する両辺に上記第1の折曲縁より高く形成される第2の折曲縁と、上記面板のコーナー部裏面の内面及び第1の折曲縁の内面に当接して固定される当接部と、面板表面と同一面を形成するコーナー部表面とを有し、かつ、当該コーナー部材本体のコーナー部表面に、面板同士が積み重ねられる際に、上記コーナー部材の第2の折曲縁に係合可能な係止突部を設けたことを特徴としている。
本発明パネルの請求項3の構成により、表面部を平坦状にしても面板に強度を持たせることができると共に、複数のパネルの面板同士が形成する全表面を平坦状にして、フィルムシート等の貼着を容易にすることができる。また、積み重ね状態において、上段に位置する面板のコーナー部の第2の折曲縁を下段に位置する面板のコーナー部の上面に設けられた係止突部を係合させることができるので、パネル同士のずれを防止することができ、さらに、積み重ね状態において、上段の面板の第1の折曲縁と下段の面板の上面との間に隙間を形成できるので、各パネルの取扱いが容易になる。しかも、面板の外周辺には起立部がないので、水平な積み重ね状態においても雨水等が面板の表面に溜まることがない。
上記請求項3の発明においても、上記面板の対向する辺における上記コーナー部材の第2の折曲縁に係止用貫通孔を設けることが望ましい(請求項4)。
この構成により、本発明パネルは、例えば足場に装着された取付金具のフック金具等を、上記の係止用貫通孔に貫挿できるから、防音パネルを足場に取り付ける上で便宜である。
請求項5記載の発明は、請求項1又は3記載の防音パネルにおいて、上記面板は、該面板の表面中央から周辺部に向かって下り勾配の傾斜を有することを特徴とする。
この構成により、本発明防音パネルは、面板の上面中央部に緩やかな膨らみを持たせているので、雨水等の水切りを良好にすることができると共に、水平に置いた場合の面板の撓み防止にも寄与する。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載した防音パネルにおいて、上記面板は、熱可塑性ポリマ材料にて形成されたものであることを特徴とする。この場合、熱可塑性ポリマ材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)等を使用することができる。
この構成により、面板と折曲縁とを具備した本発明防音パネルを容易に成形して得ることができ、また、その面板をリサイクルによって再生することもできる。
請求項7記載の発明では、請求項1ないし6のいずれかに記載した防音パネルにおいて、上記面板の表面に、反射防止のための表面処理を施したことを特徴とする。
表面処理の例としては、面板の表面を例えば梨地のような微細凹凸状に形成することにより反射防止処理がほどこされた表面とすることができる。
この構成により、使用状態においてパネルに照射された太陽光や夜間照明等の光が反射するのを防止することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載した防音パネルにおいて、上記面板の析曲縁の先端部に補強用部材を被着したことを特徴とする。
この構成により、例えば運搬作業中や取付作業中に、折曲縁の端部が障害物等に衝突しても被着している補強用部材によって折曲縁が破損するのを防止することができる。
加えて、請求項9記載の発明は、本発明防音パネルにおいて、上記コーナー部材を、アルミニウム合金などのダイカスト鋳物などや合成樹脂材の成型品として形成したことを特徴とする。
この構成により、係止用突部と固定片を一体に有するコーナー部材を容易に作製することができると共に、各防音パネルのコーナー部の強度を高めることができる。
以上に述べた発明によれば、上記の各構成によって以下の(1)〜(7)に述べる効果が得られる。
(1) 請求項1,3に記載した本発明によれば、表面部の全域を平坦状にしても、面板に強度を持たせることができると共に、複数のパネルの面板同士が形成する全表面を平坦状にして、フィルムシート等の貼着を容易にすることができる。この結果、パネルの構造を簡単にすることができると共に、バネルの軽量化を図ることができ、しかも、使用状態において、各パネルの面板表面にフィルムシートを平坦状に貼着することができるので、美観の向上を図ることができる。
次に、本発明パネルは、その積み重ね状態において、上段に位置する面板のコーナー部の折曲縁を下段に位置する面板のコーナー部の上面に設けられた係止突部を係合させてパネル同士のずれを防止することができるので、パネルを安定した状態で積層保管などすることができる。しかも、積み重ね状態において、上段の面板の折曲縁と下段の面板の上面との間に隙間を形成することができるので、作業者は隙問に手を入れて積載されたパネルから容易にパネルを取り出すことができる。加えて、各パネルの面板の周辺には面板より嵩高の起立部がないので、積み重ね状態においても雨水等が面板の表面に溜まることがない。これによって雨水等の荷重によって面板が凹状に撓むことがないため、パネルの寿命の長期化を図ることができる。
(2) 請求項2,4に記載の本発明によれば、例えば足場に装着された取付金具のフック金具等を、係止用貫通孔に貫挿することにより、本発明防音パネルを、足場に容易かつ確実に取り付けることができる。これにより、上記(1)の効果に加え、足場に対するパネルの着,脱操作を容易に行うことができる。
(3) 請求項5に記載した本発明によれば、面板の中央部に膨らみを持たせたので、雨水等の水切りを良好にすることができると共に、積み重ね状態において面板表面に雨水等が溜まるのを防止することができ、従って、水が溜ることによる面板の撓みを確実に防止することができる。これにより上記(1),(2)の効果に加えて、更にパネル寿命の長期化を図ることができる。
(4) 請求項6に記載した本発明によれば、面板を熱可塑性ポリマ材料により形成するので、上記(1)〜(3)の効果に加えて、更に面板と折曲縁とを一体成形で容易に形成することができ、また、その面板はリサイクルによって再生することができるので、資源の有効利用を図ることができる。
(5) 請求項7に記載した本発明によれば、使用状態においてパネルに照射された太陽光や夜問照明等の光が反射するのを防止することができるので、上記(1)〜(4)に加えて、更に建設現場の周辺への反射光による弊害を防止することができる。
(6) 請求項8に記載した本発明によれば、折曲縁が障害物等に衝突しても補強用部材によって折曲縁が破損するのを防止することができるので、上記(1)〜(5)に加えて、更にパネルの寿命の長期化を図ることができる。
(7) 請求項9に記載の本発明によれば、係止用突部と固定片を一体に有するコーナー部材を容易に作製することができると共に、面板のコーナー部に強度を持たせることができるので、コーナー部材の作製を容易にすることができると共に、パネルの強度を高めて、寿命の長期化を図ることができる。
次に、添付した図面を参照して本発明防音パネルの実施の形態例について説明する。添付図面において、図1は本発明防音パネルの一例の平面図、図2は図1のD部拡大平面図、図3は図2のE方向から見た部拡大図、図4は図2の防音パネルのコーナー部の斜視図、図5は図4の防音パネルコーナー部の分解斜視図、図6は本発明に係る第1実施形態例の防音パネルの使用状態における各パネルが集結した四隅部の概略を要部として示す正面図、図7は図6のA−A線に沿う断面図、図8は図6のB−B線に沿う断面図、図9は本発明に係る防音パネルの一部を破断した斜視図、図10は図9のC部拡大断面図、図11は本発明防音パネルを積み重ねた状態を示す要部(コーナー部)の断面図、図12は本発明パネルに用いる図1〜図5でも説明したコーナー部材の一例の平面図、図13は図12のコーナー部材の正面図、図14は図12のコーナー部材の右側面図、図15は図12のF−F矢視端面図、図16は本発明に係る第2実施形態の防音パネルの使用状態を示す概略正面図、図17は図16の防音パネルのコーナー部を示す平面図、図18は図16,図17のパネルに用いたコーナー部材の平面図、図19は図18のG−G線に沿う端面図、図20は本発明に係る第3実施形態の防音パネルの使用状態を示す概略正面図、図21は図20の防音パネルのコーナー部を示す拡大平面図、図22は図20,図21のパネルに用いたコーナー部材の平面図、図23は図22のH−H線に沿う端面図、図24は本発明に係る第4実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図、図25は本発明に係る第5実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図、図26は本発明に係る第6実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図である。
図1は本発明防音パネルBPの一例の正面図であり、プラスチック材を成形して平坦な矩形状の面板1の四周辺が裏面側へ90度曲がった4つの折曲縁1aに形成されている。図1〜図5で説明する実施例では、面板1の4つのコーナー部1bは、隅部がほぼ45度カットされた形態に成形されている。
面板1における4つのコーナー部1bには、この実施例では図2〜図5に示す態様の第一例のコーナー部材2が装着されている。このコーナー部材2は、面板1及びその四周の4つの折曲縁1aと一体化される部材としてアルミ合金等の金属や合成樹脂材で形成されたものである。
即ち、図1〜図5、並びに、図12〜図15に示したコーナー部材2は、面板1の4つのコーナー部1bの平面形状(三角形状)とほぼ相似形をなす平面形状を備えた略直角三角形状に形成されており、面板1のコーナー部1bにおける当該面板1の裏面に当てがわれる裏面当接部2aと、該当接部2aに連続しているが、面板1の表面と同面になる直角三角形の頂点を含む表面コーナー部2bと、直角三角形状の表面コーナー部2bの2つの斜辺部から略直角に垂下し、かつ、面板1のコーナー部1bに近い折曲縁1aと同面で連続して一体化されるコーナー部材折曲縁2cと、前記当接部2aに連続し、かつ、面板1のコーナー部1b近傍の折曲縁1aの裏面に当てがわれる縁裏面当接部2dと、表面コーナー部2bの表面頂点近傍に形成した断面凸状で平面L字状を呈する係止突部2eを具備している。
上記コーナー部材2において、2つの折曲縁2c,2cとも面板1の折曲縁1aより高く(上下幅が大)形成されていると共に、面板1の長辺側に位置したコーナー部材折曲縁2cには、後で説明する足場にこのパネルを取付けるための係止貫通孔2fが形成されている。
上記構成を備えたコーナー部材2は、面板1の四隅に形成された4つのコーナー部1bに、2つの裏面当接部2aと2dが夫々対応する部位に当てがわれ、当該当接部2a,2dと面板1の対応部位とをカシメ鋲などの係止具2gにより固着することにより、面板1の各コーナー部1bと各コーナー部材2とが一体化され、図1、図4に例示する態様の本発明パネルBPとそのコーナー部を形成している。なお、図3,図4において、面板1の短辺側には、スポンジやゴム系などの材料による目地材1cが取付けられている。
上記のコーナー部材2を面材1の各コーナー部1bに取付けて本発明防音パネルBPの一例が形成されるが、各パネルBPは、図6に例示するように、各パネルBPの隅部が集合した形で、設置されている仮設足場などの構成材である足場パイプ3(図7参照)に支持させて取付けられる。
図1において長辺を水平にした横向きの本発明パネルBPは、その複数枚を互に各周辺を密接乃至密着させて並べた態様において、足場パイプ3に隣合うパネルBPにおけるコーナー部材2同士の貫通孔2fを重ねた状態で、クランプCLの係止金具としての係止ピン4を当該孔2fに貫挿させることにより足場パイプ3に取付けられ、図6に例示した取付け状態になる。
上記の本発明パネルBPは、面板1の各コーナー部1bを切除した(カットした)形態の当該面板1に、そのコーナー部1bを埋める別パーツとして形成されたコーナー部材2を装着して本発明による防音パネルBPに形成したものである。本発明では面板1にコーナー部材2が取付けられた形態,構造の本発明パネルBPを、一例として合成樹脂材によるいわゆる一発成形体として作成することも可能である。本発明パネルに使用する合成樹脂材としては、コーナー部材2を別付けしたもの、或は、一発成形体もののいずれでもPPやPETなど、適宜の熱可塑性ポリマー樹脂である。また、別パーツとして成形されるコーナー部材2は、アルミ等の金属ダイカスト製、或は、合成樹脂成形体製のいずれであってもよい。
図9,図10は、本発明防音パネルBPの面板1の表面に、反射防止のための加工例として、当該表面が梨地乃至微小な凹凸模様などの反射防止面1dに形成された例を示す図である。
反射防止面1dを備えたパネルBPは、太陽光などを乱反射してしまうので、設置した大面積のパネル面で反射される太陽光が近隣や交通など、或は、工事自体などの支障にならないようにする上で望ましい。
図24は、本発明の第4実施例のパネルBPを、この図の例では面板1の短辺側において表面側に少し(浅く)凸弯曲面1eに形成したものである。このように中央部が緩やかな弯曲面に突出したパネルBPは、それを水平に積層したとき、雨水などが面板1の中央部に溜まらない。本発明では、面板1の長辺側を凸弯曲面に形成したり、両辺側とも凸弯曲面に形成することもある。このように本発明では、パネルBP全体における形態にその変形例を採ることにより、特に、パネル平積み時におけパネル自体の撓み防止や強度増強を図ることができるので、この点について、図25,図26を参照して説明する。
図25は、先に説明した面板1の四周の折曲縁1aの高さを、一例として面板1の長辺側の折曲縁1aにおいて、中間部を中高部1a-2に形成した本発明の第5実施例のパネルBPである。この例では長辺側の折曲縁1aに中高部1a-2を設けたので、面板1を平積みしたとき、当該面板1が撓まないか撓みにくくなるので、より好ましい。なお、中高部1a-2を設けた場合、コーナー部材2は、それにおける折曲縁2cの高さが、中高部1a-2の高さと同等に形成されたものを使用する。図25の例において面板1における短辺側の折曲縁1aも中間部を中高状にするかどうかは、任意である。
図26は、面板1における長辺側の中間部に、撓み防止用乃至補強用の断面┐状をなす補強金具23を設けた本発明の第6実施例のパネルBPの例を示すものである。この金具23も、その垂直片23aが、コーナー金具2における折曲縁2cの接地高さと同等に形成されていることにより、平積み時の面板1、即ち、本発明パネルBPの撓み防止を図ったものである。前記金具23は、面板1の裏面側に設けることが望ましいが、これは表面側に設けることを排除する趣旨ではない。なお、面板1の短辺側に補強金具23と同様の金具を設けるかどうかも、上記図25の例と同様に任意である。
図11は、本発明パネルBPを複数枚積上げたとき、各パネルBPのコーナー部材2の折曲縁2cの下端と上面同士が互に当接して積み上がるので、各面板1の折曲縁1a同士の間に隙間Sが形成され、これにより本発明パネルBPの積層作業や積卸し作業などが、当該隙間Sを利用することにより、効率よく行えることを示した断面図である。
図12は、図1〜図3により説明し、図4,図5に斜視図を示した本発明パネルBPに使用したコーナー部材2の平面図、図13は図12のコーナー部材2の正面図、図14は図12のコーナー部材2の右側面図、図15は図12のF−F線矢視端面図である。
こららの図12〜図15により、図1〜図5で説明した本発明防音パネルBPの一例に使用したコーナー部材2の詳細がよく理解される。
図17は、第二実施形態の本発明防音パネルBPに使用したコーナー部材2の第二例の平面図であり、図17のコーナー部材21は、図1〜図5で説明したコーナー部材2に対し、裏面当接部21a、及び、表面コーナー部21bの平面形状が、当該コーナー部材21においては平面略矩形状の基本形をベースに形成されている点で、平面形状が異なっている。それ故、このコーナー部材21を適用する面材1も、4箇所のコーナー部11bが略90度の矩形にカット(切除)された形態(つまり、表面コーナー部21bが嵌まる形態)のものとなる。
図16は図17のコーナー部材21を使用して設置した第二実施形態の本発明防音パネルBPの要部の正面図、図18は図17のコーナー部材21の平面図、図19は図18のG−G線端面図である。
なお、図16〜図17においても、図1〜図15と同一符号は同一部材,同一部位を示すものである。
図20〜図23は、本発明防音パネルBPに用いる第三例のコーナー部材22を説明するための図である。
図21〜図23のコーナー部材22は、図1〜図5で説明したコーナー部材2において、直角三角形の斜辺部位が、平面視略L字状に切欠された形態に形成されたものである。従って、裏面当接部22aと表面コーナー部22bは、平面大略L字状に形成されている。このため、面板1における四隅のコーナー部12bは略L字状にカットされた形態である。そして、図20は、当該コーナー部材22を用いた防音パネル4枚を集合した四隅部を正面から見た図である。図20〜図23において、図1〜図19において使用した符号と同一符号は、同一部材又は同一部位を示す。
本発明は以上の通りであって、防音パネルを、略矩形状の面板の周辺に同一方向に折曲される折曲緑を有し、面板のコーナー部における折曲縁が中間部の折曲縁に対して高く形成され、上記コーナー部の上面に、面板同士が積み重ねられる際に、上記コーナー部の折曲縁に係合可能な係止突部を有するように形成し、上記面板の対向する辺における上記コーナー部の折曲縁に、係止用貰通孔を設けて構成したから、段落0020で述べた主要な効果が得られ、この結果、防音パネルの表面部を平坦状にしてもパネルを形成する面板に強度を持たせることができると共に、複数のパネルの面板同士が形成する全表面を平坦状にして、フィルムシート等の貼着を容易にし、また、面板の表面に雨水等が溜まるのを防止し、かつ、積み重ね状態からパネルの取り出しを容易にした防音パネルを提供することができる。
本発明防音パネルの一例の平面図。 図1のD部拡大平面図。 図2のE方向から見た拡大図。 図2の防音パネルのコーナー部の斜視図、 図4の防音パネルコーナー部の分解斜視図。 本発明に係る第1実施形態例の防音パネルの使用状態における各パネルが集結した四隅部の概略を要部として示す正面図。 図6のA−A線に沿う断面図。 図6のB−B線に沿う断面図。 本発明に係る防音パネルの一部を破断した斜視図。 図9のC部拡大断面図。 本発明防音パネルを積み重ねた状態を示す要部(コーナー部)の断面図。 本発明パネルに用いる図1〜図5でも説明したコーナー部材の一例の平面図。 図12のコーナー部材の正面図。 図12のコーナー部材の右側面図。 図12のF−F矢視端面図。 本発明に係る第2実施形態の防音パネルの使用状態を示す概略正面図。 図16の防音パネルのコーナー部を示す平面図。 図16,図17のパネルに用いたコーナー部材の平面図。 図18のG−G線に沿う端面図。 本発明に係る第3実施形態の防音パネルの使用状態を示す概略正面図。 図20の防音パネルのコーナー部を示す拡大平面図。 図20,図21のパネルに用いたコーナー部材の平面図。 図22のH−H線に沿う端面図。 本発明に係る第4実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図。 本発明に係る第5実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図。 本発明に係る第6実施形態の防音パネルの概略を示す斜視図。
符号の説明
1 面板
1a 折曲縁
1b コーナー部
1c 目地材
1d 梨地(反射防止面)
1e 中高弯曲面
1f 補強部材
2,21,22 コーナー部材
2a 裏面当接部
2b 裏面コーナー部
2c コーナー部材折曲縁
2d 縁裏面当接部
2e 係止突部
2f 係止貫通孔
2g 係止具
3 パイプ支柱
4 係止ピン

Claims (11)

  1. 略矩形状の面板の四周辺に同一方向に折曲された折曲縁を有すると共に、当該面板のコーナー部における折曲縁が中間部の折曲縁に対して高く形成され、かつ、前記コーナー部の上面に、面板同士が積み重ねられる際に、上位面板コーナー部の折曲縁に係合可能な係止突部を設けたことを特徴とする防音パネル。
  2. 面板の対向する辺における上記コーナー部の折曲縁に、係止用貰通孔を設けた請求項1の防音パネル。
  3. 四隅部が切除された形態の略矩形状の面板と、前記隅部を形成するコーナー部材とからなり、上記面板は、前記隅部を除く外周辺に同一方向に折曲された第1の折曲縁を有し、上記コーナー部材は、切除された隅部の平面形状に見合う本体形状を有すると共に当該本体が、その隣接する両辺に上記第1の折曲縁より高く形成される第2の折曲縁と、上記面板のコーナー部裏面の内面及び第1の折曲縁の内面に当接して固定される当接部と、面板表面と同一面を形成するコーナー部表面とを有し、かつ、当該コーナー部材本体のコーナー部表面に、面板同士が積み重ねられる際に、上記コーナー部材の第2の折曲縁に係合可能な係止突部を設けたことを特徴とする防音パネル。
  4. 面板の対向する辺における上記コーナー部材の第2の折曲縁に係止用貫通孔を設けた請求項2の防音パネル。
  5. 面板は、当該面板の表面略中央から周辺部に向かって下り勾配の傾斜を有するように形成した請求項1〜4のいずれかの防音パネル。
  6. 面板における少なくとも長辺側の折曲縁を中高に形成した請求項1〜5のいずれかの防音パネル。
  7. 面板における少なくとも長辺側の折曲縁には断面略┐状の補強金具を設けた請求項1〜5のいずれかの防音パネル。
  8. 面板は,熱可塑性ポリマ材料にて形成した請求項1〜7のいずれかの防音パネル。
  9. 面板の表面に、反射防止のための表面処理を施した請求項1〜8のいずれかの防音パネル。
  10. 面板の折曲縁の先端部に補強用部材を被着した請求項1〜9のいずれかの防音パネル。
  11. コーナー部材は、アルミニウム合金製の鋳物又は面板と同材質の合成樹脂材にて形成された請求項1〜10のいずれかの防音バネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104453203A (zh) * 2014-12-09 2015-03-25 重庆建工第九建设有限公司 脚手架阳角防护装置
CN107269000A (zh) * 2017-07-14 2017-10-20 深圳市双禹王声屏障工程技术有限公司 降噪式建筑施工平台

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